JP2006152231A - 装飾性塗材及び装飾性建材 - Google Patents

装飾性塗材及び装飾性建材 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明における第1の課題は、形成塗膜の割れ発生を抑制することができる装飾性塗材を得ること、第2の課題は、微妙に色合いが変化する自然な多彩感が表出可能な装飾性塗材を得ることである。
【解決手段】結合剤(A)、平均粒子径10〜1000μmの粒状骨材(B)、平均粒子径0.05mm以上5mm以下、平均厚み1μm以上200μm未満の薄型鱗片状骨材(C)、及び平均粒子径0.5mm以上20mm以下、平均厚み0.2mm以上5mm以下の厚型鱗片状骨材(D)を必須成分とし、前記結合剤(A)の固形分100重量部に対し、前記粒状骨材(B)を100〜2000重量部、前記薄型鱗片状骨材(C)を1〜500重量部、前記厚型鱗片状骨材(D)を1〜500重量部混合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な装飾性塗材及び装飾性建材に関するものである。
従来、建築物や土木構造物等の表面化粧材として、結合剤に着色骨材等を配合した各種装飾性塗材が提案されている。一例として、特開平11−130980号公報(特許文献1)には、0.05〜5mmの粒径を有する骨材100重量部に対して、合成樹脂エマルションを固形分換算で5〜20重量部含有する組成物が記載されている。特許文献1の塗材では、天然石調等の仕上外観を得ることができる。
これに対し、最近では、比較的小さな粒径の着色骨材を配合した塗材が提案されている。例えば、特開2001−3002号公報(特許文献2)には、着色骨材として平均粒径10〜150μmのものを使用した塗材が記載されている。特許文献2においては、比較的粒径の小さな着色骨材を採用することで、微細な粒が点在した、旧来の砂壁調の多彩な仕上外観が得られることが記載されている。
特開平11−130980号公報 特開2001−3002号公報
しかしながら、上記特許文献2のように、単に着色骨材の粒径を小さくするだけでは、塗膜形成段階ないし塗膜形成後において、塗膜に割れが生じやすくなるという問題が生じる。また特許文献2の塗材によれば、大粒径の着色骨材では得られ難い多彩感が表出できるものの、その意匠は人工的なものになりやすいという傾向もある。
本発明は上述のような問題点に鑑みなされたものであり、本発明における第1の課題は、形成塗膜の割れ発生を抑制することができる装飾性塗材を得ることである。第2の課題は、微妙に色合いが変化する自然な多彩感が表出可能な装飾性塗材を得ることである。さらには、このような装飾性塗材をシート状に成形して、同様の効果を奏する装飾性建材を得ることである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行なった結果、結合剤及び平均粒子径10〜1000μmの粒状骨材を含有する装飾性塗材において、厚みが異なる複数種の鱗片状骨材を特定条件で配合すること、さらには当該鱗片状骨材として透明性及び/または光干渉性を有するものを使用することに想到し、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.結合剤(A)、平均粒子径10μm以上1000μm以下の粒状骨材(B)、平均粒子径0.05mm以上5mm以下、平均厚み1μm以上200μm未満の薄型鱗片状骨材(C)、及び平均粒子径0.5mm以上20mm以下、平均厚み0.2mm以上5mm以下の厚型鱗片状骨材(D)を必須成分とし、
前記結合剤(A)の固形分100重量部に対し、前記粒状骨材(B)を100〜2000重量部、前記薄型鱗片状骨材(C)を1〜500重量部、前記厚型鱗片状骨材(D)を1〜500重量部含有することを特徴とする装飾性塗材。
2.前記薄型鱗片状骨材(C)及び/または前記厚型鱗片状骨材(D)として、透明性及び/または光干渉性を有する鱗片状骨材を含むことを特徴とする前記1.に記載の装飾性塗材。
3.前記粒状骨材(B)として、透明性を有する粒状骨材を含むことを特徴とする前記1.または前記2.に記載の装飾性塗材。
4.前記1.〜3.のいずれかに記載の装飾性塗材をシート状に成形して得られる装飾性建材。
上記1.に係る発明によれば、塗膜形成段階ないし塗膜形成後において塗膜の割れ発生を抑制することができる装飾性塗材が得られる。
上記2.に係る発明によれば、微妙に色合いが変化する自然な多彩感が表出可能な装飾性塗材を得ることができる。また、形成塗膜に輝度感を付与することもできる。さらに上記3.に記載の装飾性塗材では、適度な透明性が付与された優れた質感の塗膜が得られる。特に、透明性を有する粒状骨材を比較的高比率で含む場合には、主に白を基調とした透明感のある意匠性を表出することが可能となる。
上記4.に係る発明によれば、上記1.〜3.と同様の効果を奏する装飾性建材を得ることができ、かかる装飾性建材では、より安定した塗膜性能を発揮させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明塗材における結合剤(A)(以下「(A)成分」ともいう)としては、水溶性樹脂、水分散性樹脂、溶剤可溶形樹脂、無溶剤形樹脂、非水分散形樹脂、粉末樹脂等の各種結合剤、あるいはこれらを複合化した結合剤等を使用することができる。これらは架橋反応性を有するものであってもよい。また、(A)成分の形態は特に限定されず、1液型、2液型のいずれであってもよい。本発明では特に、水溶性樹脂及び/または水分散性樹脂が好適に用いられる。使用可能な樹脂の種類としては、例えば、セルロース、ポリビニルアルコール、エチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等、あるいはこれらの複合系等を挙げることができる。
(A)成分のガラス転移温度は、適宜設定することができ、通常は−50〜50℃程度である。(A)成分として水分散性樹脂を使用する場合、ガラス転移温度を−50〜30℃(さらには−40〜10℃)に設定すれば、造膜助剤等の混合量を削減することができ、内装仕上げ用として好適な低VOC(低揮発性有機化合物)塗材を得ることができる。
本発明塗材における(B)成分は、平均粒子径10μm以上1000μm以下の粒状骨材(以下「(B)成分」という)である。(B)成分としては、自然石、自然石の粉砕物等の天然骨材、及び着色骨材等の人工骨材から選ばれる少なくとも1種以上を好適に使用することができる。具体的には、例えば、大理石、御影石、蛇紋岩、花崗岩、蛍石、寒水石、長石、珪石、珪砂、及びこれらの粉砕物、陶磁器粉砕物、セラミック粉砕物、ガラス粉砕物、ガラスビーズ、樹脂粉砕物、樹脂ビーズ、金属粒等が挙げられる。さらに、これらの表面を着色コーティングしたもの等も使用できる。このような(B)成分の2種以上を適宜組み合せて使用することにより、種々の色彩を表出することができる。なお、本発明における(B)成分は、後述の(C)成分及び(D)成分とは異なる形状を有するものである。
(B)成分の平均粒子径は、通常10μm以上1000μm以下であるが、好ましくは20μm以上500μm以下、より好ましくは30μm以上300μm以下、さらに好ましくは30μm以上200μm以下である。本発明は、(B)成分としてこのような小さな粒子径の骨材を使用した場合であっても、塗膜の割れを十分に抑制することができる。なお、(B)成分の平均粒子径は、JIS Z8801−1:2000に規定される金属製網ふるいを用いてふるい分けを行い、その重量分布の平均値を算出することによって得られる値である。
(B)成分は、(A)成分の固形分100重量部に対し、通常100〜2000重量部、好ましくは200〜1500重量部、より好ましくは300〜1000重量部の比率で混合する。(B)成分の混合比率がこのような範囲内であれば、塗膜の意匠性、割れ防止性等の点において好適である。
本発明では、(B)成分として透明性を有する粒状骨材(以下「(B−1)成分」という)を含むことができる。このような(B−1)成分を使用することにより、形成塗膜において適度な透明感を有する質感が得られやすくなる。(B−1)成分としては、光透過率が3%以上(好ましくは3〜50%、より好ましくは10〜30%)であるものが好適である。なお、ここに言う光透過率とは、濁度計による全光線透過率の値である。この測定では、(B−1)成分の試料を内厚5mmの透明ガラス製セル中に充填し、次いで徐々に水を充填した後、セル中の気泡を振動によって取り除いたものを用いる。但し試料としては、粒子径が0.5〜1.0mmのものを選別して用いる。
このような(B−1)成分の具体例としては、例えば長石、珪砂、珪石、寒水石、ガラスビーズ等が挙げられる。この中でも、本発明では特に寒水石が好適である。
(B−1)成分の混合比率は、(B)成分全体に対し20重量%以上(好ましくは50重量%以上、より好ましくは80重量%以上)とすることが望ましい。(B−1)成分をこのような高比率で含む場合には、主に白を基調とした透明感のある意匠性を表出することが可能となる。
本発明塗材は、上述の成分に加えさらに、平均粒子径0.05mm以上5mm以下、平均厚み1μm以上200μm未満の薄型鱗片状骨材(C)(以下「(C)成分」という)と、平均粒子径0.5mm以上20mm以下、平均厚み0.2mm以上5mm以下の厚型鱗片状骨材(D)(以下「(D)成分」という)を混合することによって得られるものである。本発明では、このような(C)成分及び(D)成分を併用することによって、塗膜形成段階ないし塗膜形成後における塗膜の割れ発生を十分に抑制することができる。さらに、塗装時における作業性、形成塗膜の意匠性、平滑性等を高めることもできる。
(C)成分の平均粒子径は0.05mm以上5mm以下であるが、好ましくは0.1mm以上3mm以下、より好ましくは0.2mm以上2mm以下である。平均厚みは1μm以上200μm未満の範囲内であればよいが、好ましくは5μm以上150μm以下、より好ましくは10μm以上100μm以下である。(C)成分の平均短径と平均長径の比は、通常1:1〜1:5程度である。
(C)成分における平均粒子径と平均厚みの比(平均粒子径/平均厚み)は、通常2/1〜200/1、好ましくは5/1〜150/1、より好ましくは10/1〜100/1である。
(D)成分の平均粒子径は0.5mm以上20mm以下であるが、好ましくは0.8mm以上10mm以下、より好ましくは1mm以上5mm以下である。平均厚みは0.2mm以上5mm以下の範囲内であればよいが、好ましくは0.3mm以上3mm以下、より好ましくは0.4mm以上2mm以下である。(D)成分の平均短径と平均長径の比は、通常1:1〜1:5程度である。
(D)成分における平均粒子径と平均厚みの比(平均粒子径/平均厚み)は、通常2/1〜200/1、好ましくは3/1〜100/1、より好ましくは4/1〜50/1である。
なお、(C)成分及び(D)成分の平均粒子径は、JIS Z8801−1:2000に規定される金属製網ふるいを用いてふるい分けを行い、その重量分布の平均値を算出することによって得られる値である。平均厚みは、マイクロメーターにより測定される値の平均値である。
本発明では、(D)成分の平均厚みが(B)成分の平均粒子径よりも大きいことが望ましい。(B)成分と(D)成分がこのような相対関係を有することにより、コテ塗り時において、虫食い状の筋の発生等を抑制することができ、平坦かつ均一な塗膜を形成することができる。すなわち、コテ塗り用として好適な塗材を得ることができる。特に、(B)成分の最大粒子の粒子径よりも(D)成分の平均厚みが大きい場合には、このような効果が安定して得られやすくなる。
(C)成分、(D)成分の素材は特に限定されず、例えば雲母、タルク、板状カオリン、硫酸バリウムフレーク、アルミナフレーク、ガラスフレーク、貝殻片、金属片等の無機質片、あるいはゴム片、プラスチック片、木片等を使用することができる。これらは、着色コーティング等が施されたものであってもよい。
本発明では、(C)成分及び/または(D)成分として、透明性を有するものを採用することによって、微妙に色合いが変化する自然な多彩感を表出することができる。また、形成塗膜に輝度感を付与することもできる。このような(C)成分、(D)成分は、鱗片状の厚さ方向において透明性を有するものであればよい。透明性を有する鱗片状骨材としては、例えば天然雲母、透明ガラスフレーク、透明プラスチック片等が挙げられ、特に天然雲母が好適である。これらは、透明性が損われない範囲であれば、着色されていてもよい。
また(C)成分及び/または(D)成分として、光干渉性を有するものを採用することによって、形成塗膜に多彩感と輝度感を付与することもできる。このような成分としては、光干渉性を有する限り種々の材料を使用することができるが、例えば、屈折率の異なる樹脂が二層以上積層されたフィルム片、エンボス加工等により微細な凹凸が形成されたフィルム片、ガラス球等の透明球が固着されたフィルム片、あるいはこれらに金属蒸着が施されたもの等が使用できる。このような成分は、光干渉性と透明性を兼備するものであってもよい。
本発明では、特に(C)成分として透明性及び/または光干渉性を有する骨材を使用することにより、高級感のある意匠性を得ることができる。とりわけ粒状骨材として(B−1)成分を使用する場合には、このような骨材が形成塗膜の意匠性向上に大きく寄与する。
(C)成分は、(A)成分の固形分100重量部に対し、通常1〜500重量部、好ましくは2〜200重量部、より好ましくは5〜100重量部の比率で混合する。また、(D)成分は、(A)成分の固形分100重量部に対し、通常1〜500重量部、好ましくは2〜200重量部、より好ましくは5〜100重量部の比率で混合する。(C)成分及び(D)成分の混合比率がこのような範囲内であれば、形成塗膜における割れ発生を十分に抑制することができ、塗装時の作業性や形成塗膜の意匠性、平滑性等の点においても好適である。
本発明は、(C)成分及び(D)成分を併用することによって、十分な割れ防止効果を得ることができるものである。その理由は明確ではないが、概ね以下の作用によるものと考えられる。
本発明において、(C)成分は、塗膜内にほぼ均一に分散され、形成塗膜の強度を高める役割を担う。一方(D)成分は、塗膜厚みの5〜100%(好ましくは10〜90%)程度の厚みを有するもので、これが塗膜に点在することで、塗膜形成時ないし塗膜形成後に生じる塗膜内の応力を分散する効果がはたらき、局部的な応力集中が防止される。さらに、(D)成分によって形成塗膜の強度も高められる。以上のような(C)成分及び(D)成分の相乗作用によって、本発明では塗膜の割れ発生が十分に抑制できるものと推測される。
本発明塗材では、真珠光沢顔料(E)(以下「(E)成分」という)を含むこともできる。このような(E)成分を配合することにより、形成塗膜における輝度感を高めることができる。特に、(B)成分として(B−1)成分が含まれる場合に、その効果は顕著となる。このような(E)成分は、高屈折率の極めて薄い鱗片状(平均厚みは通常0.05μm以上1μm未満)であって、入射光を多重反射させて真珠光沢を呈するものである。具体的に(E)成分としては、白雲母、合成雲母、シリカフレーク、またはガラスフレーク等の基体に、金属または金属酸化物を被覆したものを使用することができる。このうち、金属または金属酸化物に含まれる金属としては、チタン、鉄、アルミニウム、亜鉛、錫、ジルコニウム、コバルト、ニッケル、金、銀等が挙げられる。
(E)成分の平均粒子径は、通常1μm以上600μm以下(好ましくは1μm以上200μm以下、より好ましくは5μm以上50μm以下)である。なお、(E)成分の平均粒子径は、遠心沈降式粒度分布測定装置によって測定される50%粒子径の値である。
(E)成分の混合比率は、(A)成分の固形分100重量部に対し、通常0.1〜200重量部、好ましくは1〜50重量部である。
本発明塗材は、上記成分を公知に方法によって均一に混合することで製造することができるが、必要に応じ通常塗材に使用可能なその他の成分を混合することもできる。このような成分としては、例えば、着色顔料、体質顔料、増粘剤、造膜助剤、レベリング剤、可塑剤、凍結防止剤、pH調整剤、希釈剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤、分散剤、消泡剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、繊維、触媒、架橋剤等が挙げられる。また、本発明の効果が損われない範囲内であれば、平均粒子径が1mmを超える粒状骨材等を混合することもできる。
本発明の装飾性塗材は、主に建築物や土木構造物等の表面化粧材として使用することができるものである。適用可能な基材としては、例えば、石膏ボード、合板、コンクリート、モルタル、磁器タイル、繊維混入セメント板、セメント珪酸カルシウム板、スラグセメントパーライト板、石綿セメント板、ALC板、サイディング板、押出成形板、鋼板、プラスチック板等が挙げられる。これら基材の表面は、何らかの表面処理(例えば、シーラー、サーフェーサー、フィラー、パテ等)が施されたものでもよく、既に塗膜が形成されたものや、既に壁紙が貼り付けられたもの等であってもよい。シーラー等によって表面処理を行う場合は、シーラーの色相を装飾性塗材の共色に設定しておくことが望ましい。
本発明塗材の塗装方法としては、公知の方法を採用することができ、例えば、コテ塗り、スプレー塗り、ローラー塗り、刷毛塗り等が可能である。いずれの方法においても、本発明では良好な塗装作業性を確保することができ、塗装時の骨材飛散等を防止することもできる。
乾燥塗膜の厚みは特に限定されず、適宜設定することができるが、通常は0.2〜5mm(好ましくは0.5〜4mm、より好ましくは0.8〜4mm)程度とすればよい。本発明組成物は、このような厚塗りを行なった場合であっても、塗膜の割れを十分に抑制することができる。
塗装時には、水等で希釈することによって、塗材の粘性を適宜調製することもできる。希釈割合は、通常0〜10重量%程度である。塗装時の固形分は、通常60〜90重量%(好ましくは70〜85重量%)程度である。
本発明塗材の塗装及び乾燥は通常、常温(5〜40℃程度)で行えばよい。塗装後、塗面をローラー、コテ、刷毛、櫛、へら等で処理することで種々の凹凸模様を形成することもできる。常温で乾燥を行う場合は通常、塗付後24時間以上の乾燥時間を設けることにより、硬化塗膜を形成することができる。なお、塗材の乾燥は、必要に応じ高温下で行うこともできる。
本発明塗材による塗膜を形成した後、必要に応じクリヤー塗料や撥水剤等を塗付することもできる。このうち、クリヤー塗料としては、例えばアクリル樹脂系塗料、ウレタン樹脂系塗料、エポキシ樹脂系塗料、アクリルシリコン樹脂系塗料、フッ素樹脂系塗料等が挙げられる。このようなクリヤー塗料は、艶消し剤の配合等によって艶の程度を調整することもできる。また、本発明の効果を阻害しない限り、着色を施すこともできる。撥水剤としては、アルコキシシラン化合物やシリコーン樹脂等を主成分とするもの等が使用できる。
このようなクリヤー塗料や撥水剤等を塗付する方法としては、公知の方法を採用することができ、例えば、スプレー塗り、ローラー塗り、刷毛塗り等が採用できる。
本発明では、上記装飾性塗材を予めシート状に成形することもできる。本発明装飾性塗材をシート状に成形する方法としては、公知の方法を採用すればよいが、例えば、(i)装飾性塗材を支持体に塗付する方法や、(ii)装飾性塗材を型枠に流し込み硬化後に脱型する方法、等を用いることができる。成形後の建材表面には、必要に応じクリヤー塗料や撥水剤等を塗付することもできる。
上記(i)の方法における支持体としては、例えば織布、不織布、セラミックペーパー、合成紙、ガラスクロス、メッシュ、石膏ボード、合板、スレート板、金属板等が挙げられる。このような支持体を使用することにより、建材の強度等を十分に確保することができる。このような支持体に装飾性塗材を塗付する際には、例えばスプレー、フローコーター、ロールコーター等を用いることができる。
上記(ii)における型枠としては、例えばシリコン樹脂、ウレタン樹脂製等の型枠、あるいは離型紙を設けた型枠等が使用できる。型枠側を建材表面とする場合は、型枠内側の形状を調整することで、建材表面に所望の凹凸模様を付与することができる。型枠側を建材裏面とする場合は、この裏面に凹凸が形成されるようにすれば建材の接着性を高めることもできる。
上記(ii)では、流し込みに代えて、スプレー、こて、レシプロ、コーター等の手段を用いた方法を採用することもできる。また、(i)で挙げたような支持体を積層することもできる。硬化時には、加熱処理を施してもよい。
以上のような装飾性建材は、流通時にはシート状成形体として取り扱い、これを建築物や土木構造物等の施工現場に搬入した後、各種基材に施工すればよい。装飾性建材を施工する際には、接着剤、粘着剤、粘着テープ、釘、鋲等を用いて基材に貼着すればよい。その他、ピン、ファスナー、レール等を用いて固定化することもできる。装飾性建材の施工においては、例えばスプレー塗装による材料の飛散等の問題がなく、作業性の点で優れており、また予め工場で塗膜化したものを使用するため塗膜管理が容易であり、安定した塗膜性能を発揮させることができる。装飾性建材の厚みは特に限定されないが、通常0.5〜8mm程度である。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
(実施例1)
塗材の製造
水分散性樹脂200重量部(固形分100重量部)に対し、粒状骨材1を200重量部、粒状骨材2を120重量部、粒状骨材3を80重量部、薄型鱗片状骨材1を15重量部、厚型鱗片状骨材を20重量部、水を30重量部、造膜助剤を8重量部、増粘剤を1重量部、消泡剤を2重量部混合し、常法にて均一に攪拌して塗材を製造した。なお、塗材の製造に使用した原料は、以下の通りである。
・水分散性樹脂:アクリル樹脂エマルション(固形分50%、ガラス転移温度20℃)
・粒状骨材1:着色珪砂(茶色、平均粒子径70μm)
・粒状骨材2:着色珪砂(赤色、平均粒子径100μm)
・粒状骨材3:着色珪砂(淡黄色、平均粒子径150μm)
・粒状骨材4:寒水石(白色半透明、平均粒子径180μm、光透過率16%)
・薄型鱗片状骨材1:着色雲母(黒色、平均粒子径1.2mm、平均厚み50μm)
・薄型鱗片状骨材2:天然雲母(無色透明、平均粒子径1.0mm、平均厚み40μm)
・薄型鱗片状骨材3:光干渉性フィルム片(平均粒子径0.5mm、平均厚み50μm)
・厚型鱗片状骨材:貝殻片(白色、平均粒子径3mm、平均厚み0.6mm)
・真珠光沢顔料:酸化チタン被覆雲母(平均粒子径30μm)
・造膜助剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート
・増粘剤:ヒドロキシエチルセルロース粉
・消泡剤:シリコーン系消泡剤(固形分50重量%)
試験方法
上記方法によって得られた塗材について、以下の試験を行った。
(1)初期乾燥によるひび割れ抵抗性試験
300×150×6mmのスレート板に乾燥塗膜厚みが2mmとなるように塗材をスプレー塗装して得た試験体を、直ちに風速3m/s±10%に調整した風洞内に入れ、試験体を気流に平行になるように置き、6時間後に試験体を取り出し、塗膜表面におけるひび割れ発生の有無を目視によって確認した。評価は、ひび割れが生じなかったものを「○」、わずかにひび割れが生じたものを「△」、明らかにひび割れが生じたものを「×」とした。なお、試験体の塗装及び試験は、すべて標準状態(温度23℃・相対湿度50%)で行った。
(2)温冷繰り返し抵抗性試験
300×150×6mmのスレート板に乾燥塗膜厚みが2mmとなるように塗材をスプレー塗装した後、標準状態で14日間養生したものを試験体とした。
作製した試験体について、水浸漬(23℃)18時間→−20℃3時間→80℃3時間を1サイクルとする温冷繰返し試験を合計10サイクル行った後、塗膜表面におけるひび割れ発生の有無を目視によって確認した。評価は、ひび割れが生じなかったものを「○」、わずかにひび割れが生じたものを「△」、明らかにひび割れが生じたものを「×」とした。
試験結果
試験結果を表2に示す。実施例1では良好な結果を得ることができた。
(実施例2)
塗材として表1に示す配合のものを使用した以外は、実施例1と同様の方法で試験を行った。試験結果を表2に示す。実施例2では良好な結果を得ることができた。
(実施例3)
塗材として表1に示す配合のものを使用した以外は、実施例1と同様の方法で試験体を作製したところ、自然な多彩感を有する塗膜が形成された。得られた試験体について、実施例1と同様の試験を行ったところ、表2に示すように良好な結果を得ることができた。
(実施例4)
塗材として表1に示す配合のものを使用した以外は、実施例1と同様の方法で試験体を作製したところ、若干赤味を帯びた白い色調で、透明感と輝度感を有する塗膜が形成された。得られた試験体について、実施例1と同様の試験を行ったところ、表2に示すように良好な結果を得ることができた。
(実施例5)
塗材として表1に示す配合のものを使用した以外は、実施例1と同様の方法で試験体を作製したところ、若干赤味を帯びた白い色調で、透明感と輝度感を有する塗膜が形成された。得られた試験体について、実施例1と同様の試験を行ったところ、表2に示すように良好な結果を得ることができた。
(実施例6)
塗材として表1に示す配合のものを使用した以外は、実施例1と同様の方法で試験体を作製したところ、若干赤味を帯びた白い色調で、透明感と輝度感を有する塗膜が形成された。得られた試験体について、実施例1と同様の試験を行ったところ、表2に示すように良好な結果を得ることができた。
(比較例1〜3)
塗材として表1に示す配合のものを使用した以外は、実施例1と同様の方法で試験を行った。試験結果を表2に示す。比較例1〜3では、実施例に比べ不十分な結果となった。
(実施例7)
離型剤を塗布した型枠(縦300mm×横300mm×深さ2mm)に、実施例1の塗材を流し込み、こてを用いて平滑にならした。23℃下で48時間硬化後脱型することにより、シート状成形体1を得た。次いで、このシート状成形体1を300×300×6mmのスレート板にアクリル樹脂接着剤を用いて貼り付け、実施例1と同様の温冷繰り返し抵抗性試験を行ったところ、ひび割れ等の異常は認められなかった。また、石膏ボード下地の壁面に対し、アクリル樹脂接着剤を用いて複数枚のシート状成形体1を貼り付けたところ、安定した装飾性の壁面が得られた。
Figure 2006152231
Figure 2006152231

Claims (4)

  1. 結合剤(A)、平均粒子径10μm以上1000μm以下の粒状骨材(B)、平均粒子径0.05mm以上5mm以下、平均厚み1μm以上200μm未満の薄型鱗片状骨材(C)、及び平均粒子径0.5mm以上20mm以下、平均厚み0.2mm以上5mm以下の厚型鱗片状骨材(D)を必須成分とし、
    前記結合剤(A)の固形分100重量部に対し、前記粒状骨材(B)を100〜2000重量部、前記薄型鱗片状骨材(C)を1〜500重量部、前記厚型鱗片状骨材(D)を1〜500重量部含有することを特徴とする装飾性塗材。
  2. 前記薄型鱗片状骨材(C)及び/または前記厚型鱗片状骨材(D)として、透明性及び/または光干渉性を有する鱗片状骨材を含むことを特徴とする請求項1に記載の装飾性塗材。
  3. 前記粒状骨材(B)として、透明性を有する粒状骨材を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装飾性塗材。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の装飾性塗材をシート状に成形して得られる装飾性建材。
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