JP2023173543A - 被膜形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】着色被膜と装飾被膜を順に設ける被膜形成方法において、仕上り性、美観性に優れた被膜面を提供する。【解決手段】着色被膜(A)に対し、被覆材Bを塗付して装飾被膜(B)を形成する被膜形成方法であって、前記着色被膜(A)は、赤外線反射性を有するものであり、前記被覆材Bは、樹脂成分及び着色粒子を必須成分として含むクリヤー被覆材であり、前記樹脂成分の固形分100重量部に対し、前記着色粒子を0.1~100重量部含むものであることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、新規な被膜形成方法に関するものである。
従来、建築物、土木構造物等の壁面等に対し、意匠性模様を有する装飾被膜を形成することが行われている。
例えば、特許文献1には、基材に、シーラー層、ベースエナメル層、及び、着色骨材を含むクリヤー塗料からなる層を積層する塗装方法が記載されている。特許文献1の塗装方法によれば、着色骨材による粒が散在した装飾被膜が形成できる。しかしながら、このような着色骨材を含むクリヤー塗料の塗り継ぎ部分では、着色骨材の密度が高くなる場合があり、塗り継ぎ部分が目立ってしまい、仕上り性が損なわれるおそれがある。
特開2004-149776号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、着色粒子が散在した装飾被膜を有する被膜面において、仕上り性、美観性等を高めることを目的とするものである。
本発明者らは、このような問題に対し鋭意検討した結果、装飾被膜の下地として特定の被膜を用いる被膜形成方法に想到し、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は、下記の特徴を有するものである。
1.着色被膜(A)に対し、被覆材Bを塗付して装飾被膜(B)を形成する被膜形成方法であって、
前記着色被膜(A)は、赤外線反射性を有するものであり、
前記被覆材Bは、樹脂成分及び着色粒子を必須成分として含むクリヤー被覆材であり、前記樹脂成分の固形分100重量部に対し、前記着色粒子を0.1~100重量部含むものであることを特徴とする被膜形成方法。
2.前記装飾被膜(B)は、厚みが200μm未満であることを特徴とする1.に記載の被膜形成方法。
本発明の方法によれば、着色粒子が散在した装飾被膜を有する被膜面において、仕上り性、美観性等を高めることができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明は、着色被膜(A)に対し、被覆材Bを塗付して装飾被膜(B)を形成する被膜形成方法に関するものである。
本発明では、着色被膜(A)が、赤外線反射性を有することによって、仕上り性、美観性に優れた装飾被膜(B)の形成が可能となる。その作用としては、例えば、以下のような機構が考えられる。
被覆材Bは、着色被膜(A)の上に塗付されると、徐々に硬化して装飾被膜(B)を形成するが、この際に塗り継ぎ部分が目立つ場合がある。これは、被覆材の硬化性と馴染み性が関係するものと考えられる。すなわち、所定の領域に先に塗付した被覆材の硬化が過剰に速く進行してしまうと、その隣の領域に後から塗付した被覆材と馴染みにくくなり、その結果塗り継ぎ部分が目立ってしまうと考えられる。特に、本発明の装飾被膜(B)のようなクリヤー被膜中に着色粒子が散在した斑点模様を付与する場合、継ぎ部分において着色粒子の重なりや密度の高い部分が生じやすく、その結果塗り継ぎ部分の意匠がムラになりやすい場合がある。
これに対し、本発明では、着色被膜(A)が赤外線反射性を有することによって、装飾面の形成過程における太陽光等の影響を低減し、装飾被膜(B)の硬化を安定的且つ適度に進行させることができる。このような作用によって、塗付面において隣接する被覆材同士の馴染み性が向上するため、仕上り性、美観性に優れた模様面を形成することができる。
〔着色被膜(A)〕
本発明の着色被膜(A)は、赤外線反射性を有することを特徴とする。このような着色被膜(A)は、被覆材Aを塗付、乾燥して形成することができる。被覆材Aは、樹脂成分及び赤外線反射性粉体を必須成分として含むことが好ましい。
被覆材Aにおける樹脂成分としては、例えば、水溶性樹脂、水分散性樹脂、溶剤可溶形樹脂、無溶剤形樹脂、非水分散形樹脂等、あるいはこれらを複合したもの等が挙げられる。これらは架橋反応性を有するものであってもよく、またその形態は特に限定されず、1液型、2液型のいずれであってもよい。本発明では特に、水分散性樹脂(樹脂エマルション)、水溶性樹脂等の水性樹脂が好適に用いられる。使用可能な樹脂の種類としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、アクリル酢酸ビニル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げられ、これらの1種または2種以上が使用できる。この中でも、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等が好適である。
被覆材Aにおける赤外線反射性粉体としては、例えば、アルミニウムフレーク、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、酸化鉄、炭酸カルシウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化インジウム、アルミナ、鉄-クロム複合酸化物、マンガン-ビスマス複合酸化物、マンガン-イットリウム複合酸化物、黒色酸化鉄、鉄-マンガン複合酸化物、鉄-銅-マンガン複合酸化物、鉄-クロム-コバルト複合酸化物、銅-クロム複合酸化物、銅-マンガン-クロム複合酸化物等が挙げられ、これらの1種または2種以上が使用できる。
赤外線反射性粉体の比率は、樹脂成分の固形分100重量部に対し、好ましくは3~800重量部、より好ましくは5~600重量部である。なお、本発明において「α~β」は「α以上β以下」と同義である。
被覆材Aは、さらに赤外線透過性粉体を含むものであってもよい。これら赤外線透過性粉体を適宜組み合わせることにより、幅広い様々な色調が表出できる。赤外線透過性粉体としては、例えば、ペリレン顔料、アゾ顔料、黄鉛、弁柄、朱、チタニウムレッド、カドミウムレッド、キナクリドンレッド、イソインドリノン、ベンズイミダゾロン、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、コバルトブルー、インダスレンブルー、群青、紺青等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
赤外線透過性粉体の比率は、樹脂成分の固形分100重量部に対し、好ましくは1~200重量部、より好ましくは2~100重量部である。
被覆材Aには、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記以外の粉体(例えば、着色顔料、体質顔料等)が含まれていてもよい。但し、カーボンブラック等の赤外線吸収性粉体については、粉体全量に対して、好ましくは1重量%以下、より好ましくは0.5重量%以下であり、赤外線吸収性粉体を含まない態様が最も好ましい。
被覆材Aは、本発明の効果が著しく損われない範囲内であれば、上記成分以外の各種成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、艶消し剤、骨材、増粘剤、造膜助剤、レベリング剤、カップリング剤、湿潤剤、可塑剤、凍結防止剤、pH調整剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤、分散剤、消泡剤、吸着剤、繊維、架橋剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、触媒等が挙げられる。
〔装飾被膜(B)〕
装飾被膜(B)は、被覆材Bを塗付、乾燥して形成することができる。被覆材Bは、樹脂成分及び着色粒子を必須成分として含むクリヤー被覆材であることを特徴とする。このような被覆材B(クリヤー被覆材)により形成された装飾被膜(B)は、透明被膜中に着色粒子が散在した状態で固定されものであり、着色被膜(A)上の着色粒子がそれぞれ模様(斑点模様)として視認され優れた美観性を付与することができる。
被覆材Bにおける樹脂成分としては、透明被膜を形成するものであれば限定されるものではなく、例えば、水溶性樹脂、水分散性樹脂、溶剤可溶形樹脂、無溶剤形樹脂、非水分散形樹脂等、あるいはこれらを複合したもの等が挙げられる。これらは架橋反応性を有するものであってもよく、またその形態は特に限定されず、1液型、2液型のいずれであってもよい。本発明では特に、水分散性樹脂(樹脂エマルション)、水溶性樹脂等の水性樹脂が好適に用いられる。使用可能な樹脂の種類としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、アクリル酢酸ビニル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げられ、これらの1種または2種以上が使用できる。この中でも、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等が好適である。
被覆材Bにおける着色粒子としては、何らかの色彩を有する固体粒子であれば特に限定されず、その材質が、無機質、有機質のいずれも使用でき、天然品、人工品のいずれも使用することができる。また、着色粒子の形状は、特に限定されず、例えば、鱗片状、粒状のいずれも使用できる。本発明では、所望の意匠性に応じて、種々の着色粒子(素材、色、大きさ等が異なる着色粒子)を混合して使用することもできる。本発明の着色粒子としては、例えば、鱗片状着色粒子等が好適に使用できる。
鱗片状着色粒子としては、例えば、雲母(マイカ)、セリサイト、クレー、タルク、板状カオリン、硫酸バリウムフレーク、ガラスフレーク、アルミナフレーク、貝殻片、金属片等の無機質片、あるいはゴム片、プラスチック片、木片、植物片等の有機質片が挙げられる。また、これらを基体粒子とし着色処理したものが挙げられる。着色処理としては、特に限定されないが、例えば、顔料や染料等を含む着色剤を基体粒子に被覆する(あるいは吸着させる)方法、焼成処理等を基体粒子に施す方法等が挙げられる。本発明では、着色剤で被覆処理された雲母(着色マイカ)を使用することが好適である。
本発明における「鱗片状」とは、その形状が鱗片状(薄片状)であれば特に限定されないが、アスペクト比(「短径/厚み」の比)が、1.5~2000(より好ましくは1.6~1000、さらに好ましくは2~500、特に好ましくは3~100)の粒子であることが好ましい。また、短径と長径との比(短径/長径)が0.3~1(より好ましくは0.4~1、さらに好ましくは0.5~1)であることが好ましい。さらに、短径が、0.1~10mm(より好ましくは0.15~8mm、さらに好ましくは0.2~5mm)の粒子であることが好ましい。なお、ここに言う「短径」、「長径」、「厚み」とは、鱗片状粒子を水平面に安定に静置させ、上から顕微鏡を用いて観察し最も短い部分の長さを「短径」、最も長い部分の長さを「長径」、底面からの最大高さを「厚み」として算出されるものである。
本発明では、鱗片状粒子の大きさが、上記範囲を満たすことにより、クリヤー被膜中における鱗片状着色粒子がそれぞれ模様(斑点模様)として十分に視認され、優れた美観性が付与できる。さらに、意匠層の薄膜化、軽量化等に優れた意匠層を形成することができる。
特に、本発明の被膜形成方法によれば、着色被膜(A)が赤外線反射性を有することによって、被覆材Bの硬化が過剰に速く進行することが抑えられるため、クリヤー被膜に沿って鱗片状粒子が配向しやすく、よりいっそう美観性に優れた被膜を形成することができる。
粒状着色粒子としては、例えば、大理石、御影石、蛇紋岩、花崗岩、蛍石、寒水石、長石、珪石、珪砂等の粉砕物、陶磁器粉砕物、セラミック粉砕物、金属粒、ガラスビーズ、ガラス粉砕物等の無機質粒子、樹脂ビーズ(樹脂粒子)、樹脂粉砕物、ゴム粒、木質粒子、植物粒子等の有機質粒子が挙げられる。また、これらに着色処理を施したものも使用することができる。これらは、1種または2種以上で使用できる。着色処理としては、特に限定されないが、例えば、顔料や染料等を含む着色剤を基体粒子に被覆する(あるいは吸着させる)方法、焼成処理等を基体粒子に施す方法等が挙げられる。
本発明では、上記粒状着色粒子の中でも、かさ密度が1.0g/mL以下(好ましくは0,01~0.95g/mL、好ましくは0.2~0.8g/mL)である粒状軽量着色粒子(以下「軽量着色粒子」ともいう)を使用することが好適である。このような軽量着色粒子は、塗装時に偏りを生じにくいため、均質な斑点模様を形成することが可能となる。軽量着色粒子としては、かさ密度が上記範囲を満たすものであれば特に限定されないが、例えば、樹脂ビーズ(樹脂粒子)、樹脂粉砕物、ゴム粒、木質粒子、植物粒子等、及びこれらを着色処理したもの等が好適である。なお、本発明における「かさ密度」は、円筒容器に軽量着色粒子を供給し、容器内の軽量着色粒子のかさ変化が終了するまで上下振動(タッピング振動)を与えることによって測定される値である。
また、粒状着色粒子の大きさは、平均粒子径が0.01mm~1mm(より好ましくは0.02mm~0.5mm、より好ましくは0.04~0.3mm)であることが好ましい。このような範囲の場合、クリヤー被膜中における粒状着色粒子どうしの寄り集まりが十分に抑制され、また粒状着色粒子の凸状等も目立ちにくくすることができ、個々の粒状着色粒子がそれぞれ模様(斑点模様)として視認され、優れた美観性が付与できる。
なお、本発明における「粒状」とは、平均粒子径と平均厚みの比(「平均粒子径/平均厚み」)が2以下(好ましくは1.5以下)のものが好適である。なお、平均粒子径は、粒状着色粒子を最も安定な姿勢で水平面に静置させ、上から顕微鏡を用いて観察したときの長径の平均値である。平均厚みは、最も安定な姿勢で水平面に静置させた粒子を水平な面ではさんだときの面間隔の平均値である。
本発明の被覆材Bは、樹脂成分の固形分100重量部に対し、上記着色粒子を0.1~100重量部(好ましくは0.2~80重量部、より好ましくは0.5~50重量部)含むものである。また、鱗片状着色粒子及び/または粒状軽量着色粒子を使用する場合には、樹脂成分の固形分100重量部に対し、鱗片状着色粒子及び/または粒状軽量着色粒子を0.1~30重量部(より好ましくは0.3~20重量部、さらに好ましくは0.5~10重量部、特に好ましくは0.8重量部以上5重量部未満、最も好ましくは1~4.5重量部)含むことが好ましい。このような範囲の場合、クリヤー被膜中における着色粒子が散在した斑点模様を付与することができ、また、着色被膜(A)を隠蔽するおそれがないため、着色被膜(A)の色彩を活かした斑点模様が形成できるとともに、形成被膜の温度上昇も抑えることができる。
さらに、本発明では、被覆材B中に着色粒子を0.1~20重量%(好ましくは0.15~10重量%、より好ましくは0.2~8重量%、さらに好ましくは0.25~5重量%、特に好ましくは0.3~4重量%)含むことが好適である。これにより、上記効果をよりいっそう高めることができる。
本発明の被覆材B(クリヤー被覆材)は、その形成被膜が透明性を有するものであり、無色透明、着色透明のいずれであってもよく、また艶有り、艶消し(7分艶、5分艶、3分艶等を含む)のいずれであってもよい。このようなクリヤー被覆材は、クリヤー被膜の透明性を維持することができる程度に、着色顔料、体質顔料、及びその他の粉体成分(ただし、上記着色粒子を除く)等を混合することができる。但し、カーボンブラック等の赤外線吸収性粉体については、粉体全量に対して、好ましくは1重量%以下、より好ましくは0.5重量%以下であり、赤外線吸収性粉体を含まない態様が最も好ましい。
被覆材Bは、本発明の効果が著しく損われない範囲内であれば、上記成分以外の各種成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、増粘剤、造膜助剤、レベリング剤、カップリング剤、湿潤剤、可塑剤、凍結防止剤、pH調整剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤、分散剤、消泡剤、吸着剤、繊維、架橋剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、触媒等が挙げられる。
[被膜形成方法]
本発明は、着色被膜(A)の表面(好ましくは全面)に被覆材Bを塗付して装飾被膜(B)を形成するものである。着色被膜(A)は、基材に対し、被覆材Aを塗付して形成することができる。
本発明で適用可能な基材としては、例えば、石膏ボード、合板、壁紙、コンクリート、モルタル、磁器タイル、繊維混入セメント板、セメント珪酸カルシウム板、スラグセメントパーライト板、ALC板、サイディング板、押出成形板、鋼板、プラスチック板等が挙げられる。これら基材の表面は、何らかの表面処理(例えば、シーラー、サーフェーサー、フィラー等)が施されたものでもよく、既に塗膜が形成されたものや、既に壁紙が貼り付けられたもの、凹凸を有するもの等であってもよい。
被覆材Aを塗付する際には、例えば、刷毛、ローラー、スプレー、コテ等の公知の器具を適宜選択して用いることができる。被覆材Aの塗付け量は、好ましくは0.05~2kg/m(より好ましくは0.1~1.5kg/m)である。
被覆材Bは、例えば、スプレー、ローラー、刷毛、コテ等の器具を適宜選択して使用し、乾燥後の装飾被膜(B)の厚みが200μm未満(より好ましくは100μm未満、さらに好ましくは10~95μm)となるように塗付する。本発明では、このような薄膜で上述の効果を十分に得ることができる。器具は、必要に応じて複数を組み合せて使用してもよい。被覆材Bの塗付け量は、装飾被膜(B)が上記厚みを満たすものであれば特に限定されないが、0.05~0.5kg/m(より好ましくは0.08~0.4kg/m)程度が好適である。このような場合、着色被膜(A)を隠蔽するおそれがないため、形成被膜の温度上昇も抑えることができる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
被覆材Aとしては、それぞれ以下に示すものを用意した。
○被覆材A1
合成樹脂エマルション1(アクリル樹脂エマルション、ガラス転移温度20℃、固形分50重量%)200重量部に対し、赤外線反射性粉体1(マンガンビスマス複合酸化物)20重量部、添加剤(造膜助剤、増粘剤、消泡剤等)10重量部を常法により均一に混合し、赤外線反射性を有する黒色の被覆材A1を得た。
○被覆材A2
合成樹脂エマルション1(上記と同様)200重量部に対し、赤外線反射性粉体2(鉄クロム複合酸化物)20重量部、添加剤(造膜助剤、増粘剤、消泡剤等)10重量部を常法により均一に混合し、赤外線反射性を有する黒色の被覆材A2を得た。
○被覆材A3
合成樹脂エマルション1(上記と同様)200重量部に対し、赤外線吸収性粉体(カーボンブラック)20重量部、添加剤(造膜助剤、増粘剤、消泡剤等)10重量部を常法により均一に混合し、赤外線吸収性を有する黒色の被覆材A3を得た。
被覆材Bとしては、それぞれ以下に示すものを用意した。
○被覆材B1
合成樹脂エマルション2(アクリルシリコン樹脂エマルション、ガラス転移温度32℃、固形分50重量%)200重量部に対し、着色マイカ(灰色、平均短径3mm、平均アスペクト比11)を3重量部、添加剤(造膜助剤、増粘剤、消泡剤、紫外線吸収剤等)10重量部を常法により均一に混合した。
○被覆材B2
合成樹脂エマルション2(上記と同様)200重量部に対し、軽量着色粒子(灰色樹脂粒子、かさ密度0.68g/mL、平均粒子径0.1mm、平均粒子径/平均厚み=1.0)を4重量部、添加剤(造膜助剤、増粘剤、消泡剤、紫外線吸収剤等)10重量部を常法により均一に混合した。
(実施例1、2、3、比較例1、2)
下記の試験を実施し、仕上り性を評価した。なお、着色被膜(A)と装飾被膜(B)の組み合わせは表1に示す。
(試験)
スレート板(900×900mm)に対し、被覆材Aを塗付け量0.3kg/mでスプレー塗装し、標準状態(気温23℃、相対湿度50%)で6時間養生後、250Wの赤外線ランプを3時間照射して着色被膜Aが加熱されたところで、その右半分を中毛ローラーにて塗装後の乾燥膜厚が80μmとなるように被覆材Bで塗装し、3分後に重なり部分が生じるように左半分を中毛ローラーにて塗装後の乾燥膜厚が80μmとなるように同一の被覆材Bで塗装した。この際の被膜面の仕上りを評価した。評価基準としては、塗り継ぎ部分が目立たず被膜面全体の美観性に優れたものをA、塗り継ぎ部分が目立つものをDとして、A>B>C>Dの4段階で評価した。
Figure 2023173543000001


Claims (2)

  1. 着色被膜(A)に対し、被覆材Bを塗付して装飾被膜(B)を形成する被膜形成方法であって、
    前記着色被膜(A)は、赤外線反射性を有するものであり、
    前記被覆材Bは、樹脂成分及び着色粒子を必須成分として含むクリヤー被覆材であり、前記樹脂成分の固形分100重量部に対し、前記着色粒子を0.1~100重量部含むものであることを特徴とする被膜形成方法。
  2. 前記装飾被膜(B)は、厚みが200μm未満であることを特徴とする請求項1に記載の被膜形成方法。


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