JP2006151623A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手作業によるピックアップローラの配置変更を行うことなく、用紙のスキューの発生を抑制できるようにすること。
【解決手段】給紙装置は、ピックアップローラ44及び46と、分離手段6と、原稿給紙テーブル24に配設されたの幅規制部材30及び32とを備えている。ピックアップローラ44及び46は、原稿給紙テーブル24の中心を挟んだ水平幅方向両側にそれぞれ配設され、該中心に対し、幅規制部材32側に配置されたピックアップローラ46は、上下方向に揺動可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、用紙載置台に載置された用紙を給紙する給紙装置、さらに詳しくは、用紙載置台にサイズの異なる用紙が混載されて給紙される機能を備えた給紙装置であって、それぞれ静電写真式の、複写機、プリンタ、それらの複合機などの画像形成装置に適用される給紙装置に関する。
画像形成装置に備えられた給紙装置は、一般的に、用紙載置台に載置された用紙を給紙するピックアップローラと、用紙載置台に載置された用紙の、給紙方向に直交する水平幅方向の中心を、用紙載置台の水平幅方向の中心に整合させる一対の幅規制部材とを備えている。用紙載置台にサイズの異なる用紙が混載されて給紙装置により給紙される場合、用紙載置台に載置された小サイズの用紙は、幅規制部材の各々によって水平幅方向の両側を規制できないため、ピックアップローラにより給紙されたときにスキューされる(斜め送りされる)、との不具合の発生が知られている。
この問題を解決するため、混載給紙時において、ピックアップローラの位置を、水平幅方向に移動させて、小サイズの用紙のみに当接させる給紙装置が開示されている(特許文献1参照)。しかしながら、この給紙装置においては、ピックアップローラの位置を、通常の給紙における位置と、混載給紙における位置とに、手作業により変更しなければならないので、配置変更の作業が煩雑で時間を要し、ユーザの負担が大きくなる。
特開平2000−118744
本発明の目的は、手作業によるピックアップローラの配置変更を行うことなく、用紙のスキューの発生を抑制できる、新規な給紙装置を提供することである。
本発明の一局面によれば、
用紙載置台に載置された用紙を給紙するピックアップローラと、ピックアップローラにより給紙された複数の原稿を分離して1枚のみ搬送する分離手段と、用紙載置台に載置された用紙の、給紙方向に直交する水平幅方向の中心を、用紙載置台の水平幅方向の中心に整合させる一対の幅規制部材とを備え、用紙載置台にサイズの異なる用紙が混載される場合、小サイズの用紙は、水平幅方向の一側が、片方の幅規制部材に突き当てられて位置決めされる、給紙装置において、
ピックアップローラは、用紙載置台の該中心を挟んだ水平幅方向両側にそれぞれ配設され、該中心に対し、他方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラは、上下方向に揺動可能である、
ことを特徴とする給紙装置、
が提供される。
用紙載置台の該中心に対し、片方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラにおける水平幅方向の中心は、該小サイズの用紙における水平幅方向の中心ないし中心領域に配置される、ことが好ましい。
用紙載置台の該中心に対し、他方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラは、用紙載置台に載置された用紙の上面が当接される給紙位置と、用紙載置台に載置された用紙の上面から上方に離隔した非給紙位置との間を揺動可能であり、該中心に対し、片方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラは、用紙載置台に載置された用紙の上面が当接される給紙位置に保持されている、ことが好ましい。
ピックアップローラは、用紙載置台の該中心を挟んだ水平幅方向両側の対称位置に、それぞれ、少なくとも1個配設されている、ことが好ましい。
本発明の他の局面によれば、
用紙載置台に載置された用紙を給紙するピックアップローラと、ピックアップローラにより給紙された複数の原稿を分離して1枚のみ搬送する分離手段と、用紙載置台に載置された用紙の、給紙方向に直交する水平幅方向の中心を、用紙載置台の水平幅方向の中心に整合させる一対の幅規制部材とを備え、用紙載置台にサイズの異なる用紙が混載される場合、小サイズの用紙は、水平幅方向の一側が、片方の幅規制部材に突き当てられて位置決めされる、給紙装置において、
ピックアップローラは、ピックアップローラにおける水平幅方向の中心が、用紙載置台の該中心に対し、片方の幅規制部材側に寄せられた位置に配置される、
ことを特徴とする給紙装置、
が提供される。
ピックアップローラは、ピックアップローラの、用紙載置台に載置された用紙の上面が当接される外周面が、用紙載置台の該中心から水平幅方向に離れない位置に配置される、ことが好ましい。
ピックアップローラは、1個又は複数個配設されている、ことが好ましい。
ピックアップローラは2個配設され、用紙載置台の該中心に対し、他方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラおける水平幅方向の中心は、大サイズの用紙における水平幅方向の中心領域に配置され、該中心に対し、片方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラにおける水平幅方向の中心は、該小サイズの用紙における水平幅方向の中心ないし中心領域に配置される、ことが好ましい。
分離手段は、分離手段における水平幅方向の中心が、用紙載置台の水平幅方向の中心を通り給紙方向に延在する中心線上に存在するよう配置されている、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成された給紙装置の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、図示しない複写機の上端に備えられた自動原稿搬送装置2は、ピックアップローラ4と、ピックアップローラ4の下流側に配置された分離手段6と、分離手段6の下流側に配置されたレジストローラ対8と、レジストローラ対8の下流側に配置された搬送ローラ10、12、14、16及び18とを備えている。それ自体は周知の構成を利用することでよい分離手段6は、駆動ローラ6Aと、従動ローラ6Bと、駆動ローラ6A及び従動ローラ6Bに巻き掛けられた無端状の搬送ベルト6Cと、搬送ベルト6Cの下面に当接された分離ローラ6Dとを備えている。駆動ローラ6Aは、駆動軸7と一体回転しうるよう駆動軸7に装着され、駆動軸7は、ギヤなどを含む図示しない動力伝達機構を介して、図示しない、駆動源である電動モータに駆動連結されている。搬送ベルト6Cは、電動モータにより図1において時計方向に回転駆動される。分離ローラ6Dは、トルクリミッタ及びギヤなどを含む図示しない動力伝達機構を介して、図示しない、駆動源である電動モータに駆動連結されている。分離ローラ6Dは、電動モータにより図1において時計方向に回転駆動される。
図示しない複写機の上面と協働して形成される画像読取位置Pの上方には、大径のローラ20が配設されている。搬送ローラ10及び12は、それぞれ、大径のローラ20の外周面に圧接されている。分離手段6、レジストローラ対8、搬送ローラ10、12、14、16及び18は、自動原稿搬送装置2の原稿搬送路22に沿って上流から下流に向かってその順序で配置されている。原稿搬送路22の上流端の延長上には、用紙載置台である原稿給紙テーブル24が配設され、原稿搬送路22の下流端の延長上には用紙排出トレイである原稿排出トレイ26が配設されている。原稿排出トレイ26は原稿給紙テーブル24の鉛直下方に配置されている。原稿搬送路22は、搬送ローラ10から画像読取位置Pに至る間において反転するよう湾曲されている。
原稿給紙テーブル24にセットされた図示しない用紙である原稿の先端領域は、原稿給紙テーブル24の下流端部に配設された図示しない原稿押圧機構により押し上げられ、最上位の原稿の上面がピックアップローラ4に圧接させられる。ピックアップローラ4により給紙された原稿は、分離手段6により1枚のみが搬送される。分離手段6により搬送された用紙は、分離手段6の下流に配設された上記各ローラにより、原稿搬送路22に沿って搬送されて原稿排出トレイ26に排出されるが、画像読取位置Pを通過する間に原稿の画像が読み取られ、図示しない複写機によりコピーが遂行される。このような動作は周知のとおりに行われ、また、本発明の特徴をなすものではないので、更なる説明は省略する。
図2〜図4を参照して、図示の給紙装置は、上記ピックアップローラ4と、ピックアップローラ4より給紙された複数の原稿を分離して1枚のみ搬送する上記分離手段6(図1)と、原稿給紙テーブル24に載置された原稿の、給紙方向(図2〜図4において、矢印X方向)に直交する水平幅方向(図2〜図4において、矢印Y−Y方向)の中心を、原稿給紙テーブル24の水平幅方向(以下、単にY−Y方向と称する)の中心に整合させる一対の幅規制部材30及び32とを備えている。図4において、符号CLは、原稿給紙テーブル24のY−Y方向の中心をとおり、X方向に延在する中心線を示している。
上記駆動軸7は、Y−Y方向に水平に延在し、両端部は自動原稿搬送装置2の装置本体に回転自在に支持されている。駆動軸7の中央部には、Y−Y方向に(軸方向に)間隔をおいて静止枠体34及び可動枠体36が、Y−Y方向に間隔をおいて並列して配設されている。静止枠体34及び可動枠体36の給紙方向(以下、単にX方向と称する)下流側端部は、駆動軸7に相対回転自在にかつ、軸方向移動ができないように支持されている。そして、静止枠体34は、自動原稿搬送装置2の装置本体に対し、支持フランジ38を介して固定されている。静止枠体34は、駆動軸7から、X方向と反対方向である上流に向かってほぼ水平に延在する。
自動原稿搬送装置2の装置本体であって、可動枠体36よりも、X方向下流側の位置には、ソレノイドSOLが配設されている。自己保持形のソレノイドSOLの可動鉄心40は、ソレノイドSOLのハウジングHから、X方向と反対方向である上流方向にほぼ水平に延び出している。可動鉄心40の上流端部は、静止枠体34の、Y−Y方向における片側(図4において下方)の上方に位置し、可動枠体36に配設された直立フランジ41であって、可動鉄心40の上流端部に対し、Y−Y方向における他側(図4において上方)に間隔をおいた位置に存在する直立フランジ41に、ピン42を介して連結されている。ピン42は駆動軸7に平行に延在し、可動枠体36側の一端部が、直立フランジ41に形成された長穴41aであって、上下方向に長い長穴41aに相対回動可能に挿入されている。可動枠体36は、駆動軸7から、X方向と反対方向である上流に向かってほぼ水平に延在する。自己保持形のソレノイドSOLはON−OFF動作の繰り返しにより、可動鉄心40は、ハウジングHからの突出長さが比較的長い第1の位置(図2に示されている位置)と、ハウジングHからの突出長さが第1の位置よりも短い第2の位置(図5に示されている位置)との間を選択的に移動させられて、それぞれの位置に保持される。
静止枠体34の上流端部には、1個のピックアップローラ44が、Y−Y方向に水平に延在する軸45を介して一体回転しうるよう支持され、可動枠体36の上流端部には、1個のピックアップローラ46がY−Y方向に水平に延在する軸47を介して一体回転しうるよう支持されている。軸45及び47は、それぞれ、静止枠体34及び可動枠体36から、相互に反対方向に延び出している。軸45及び47の各々における、延び出した先端部には、それぞれプーリ48及び50が一体回転しうるよう装着されている。プーリ48及び50に対応して、それぞれプーリ52及び54が、駆動軸7に一体回転しうるよう装着されている。ピックアップローラ44のプーリ48と、駆動軸7のプーリ52との間には無端状の駆動ベルト56が巻き掛けられ、ピックアップローラ46のプーリ50と、駆動軸7のプーリ54との間には無端状の駆動ベルト58が巻き掛けられている。
分離手段6における駆動ローラ6Aは、静止枠体34及び可動枠体36の中央位置において、駆動軸7に一体回転しうるよう装着されている。従動ローラ6Bは、静止枠体34から可動枠体36に向かって水平に延び出した固定軸60(図6参照)に回転自在に支持されている。
ピックアップローラ44及び46は、原稿給紙テーブル24の中心線CLを挟んだY−Y方向両側において、それぞれ中心線CLに対し等間隔をおいた対称位置に配設されている。分離手段6は、分離手段6におけるY−Y方向の中心が、原稿給紙テーブル24の中心線CL上に存在するよう配置されている。具体的には、分離手段6を構成する、駆動ローラ6A、従動ローラ6B、搬送ベルト6C及び分離ローラ6Dの各々におけるY−Y方向の中心が、原稿給紙テーブル24の中心線CL上に存在するよう配置されている。
上記給紙装置において、Y−Y方向における、他方の幅規制部材32側に配置されたピックアップローラ46は、上下方向に揺動可能である。すなわち、ソレノイドSOLが第1の位置(図2に示されている位置)に保持された状態においては、可動枠体36は、所定の水平位置に保持されており、可動枠体36に支持されたピックアップローラ46は、原稿給紙テーブル24に載置された用紙の上面が当接される給紙位置(図2に示されている位置)に保持される。可動鉄心40が第1の位置から第2の位置(図5に示されている位置)まで移動させられると、可動枠体36が、駆動軸7を中心として所定の角度だけ回動させられる(図2において、駆動軸7の軸方向に左方から見て反時計方向に所定の角度だけ回動させられる)。可動枠体36に支持されたピックアップローラ46は、給紙位置から、原稿給紙テーブル24に載置された用紙の上面から上方に離隔した非給紙位置(図5及び図6に示されている位置)まで揺動させられる。
他方、静止枠体34は、常時所定の水平位置に保持されているので、静止枠体34に支持されたピックアップローラ44は、常時、原稿給紙テーブル24に載置された用紙の上面が当接される給紙位置(図2、図5及び図6に示されている位置)に保持される。可動枠体36が、所定の水平位置に保持された状態において、ピックアップローラ44及び46の軸45及び47は、それぞれ、共通の水平軸線上に位置付けられ、静止枠体34に支持されたピックアップローラ44の下面の高さは、可動枠体36に支持されたピックアップローラ46の下面の高さと実質的に同じに位置付けられる。
原稿給紙テーブル24に、用紙である原稿、例えば図4に示すように、JISにおけるA4サイズの原稿が、長手方向をY−Y方向に向けて通常のとおりに載置された場合(混載でない場合)、原稿は、原稿給紙テーブル24において、そのY−Y方向の中心が、幅規制部材30及び32の各々によって、原稿給紙テーブル24のY−Y方向の中心に整合される(A4サイズの原稿のY−Y方向における中心をとおってX方向に延在するA4サイズの原稿の中心線が、実質的に上記中心線CLと一致させられる)。A4サイズの原稿の先端領域は、原稿給紙テーブル24の下流端部に配設された図示しない原稿押圧機構により押し上げられ、最上位のA4サイズの原稿における上面がピックアップローラ44及び46に圧接させられる。
駆動軸7が回転駆動させられると、ピックアップローラ44及び46と、分離手段6の搬送ベルト6Cが同じ方向に回転駆動される。分離ローラ6Dも同じ方向に回転駆動させられる。原稿は、ピックアップローラ44及び46によって、下流方向に給紙され、搬送ベルト6Cと分離ローラ6Dとの協働による分離作用により、1枚だけ下流方向に搬送される。原稿のY−Y方向の両側が、幅規制部材30及び32の各々によって規制されていること、及び、ピックアップローラ44及び46が、原稿給紙テーブル24の中心線CLを挟んだY−Y方向両側において、それぞれ中心線CLに対し等間隔をおいた対称位置に配設されていること、に起因して、原稿は、ピックアップローラ44及び46によって、スキューすることなく給紙される。
原稿給紙テーブル24にサイズの異なる原稿が混載された場合、例えば、上記したとおりに載置されたA4サイズ(大サイズ)の原稿の上に、JISにおけるB5サイズ(小サイズ)の原稿が、長手方向をY−Y方向に向けて載置された場合(混載された場合)、B5サイズの原稿の、Y−Y方向の一側(図4において上側)のみが、片方の幅規制部材30に当接されて規制される。B5サイズの原稿の、Y−Y方向における中心は、原稿給紙テーブル24の中心に対し、片方の幅規制部材30方向に片寄って位置付けられる。図4において、符号L1は、B5サイズの原稿の、Y−Y方向における中心を通りX方向に延在する中心線を示している。
ユーザによる混載モードの設定により、ソレノイドSOLが作動して、可動枠体36が先に述べたとおりにして揺動させられ、可動枠体36に支持されたピックアップローラ46は、図2に示す給紙位置から図5及び図6に示す非給紙位置まで、上方に移動させられる。原稿の先端領域は、原稿給紙テーブル24の下流端部に配設された図示しない原稿押圧機構により押し上げられるが、最上位に位置する、B5サイズの原稿の上面が、静止枠体34に支持されたピックアップローラ44のみに圧接させられ、可動枠体36に支持されたピックアップローラ46には当接させられない。B5サイズの原稿の上面が圧接させられる、ピックアップローラ44は、ピックアップローラ44におけるY−Y方向の中心(図4における中心線L1)が、原稿給紙テーブル24の該中心(図4における中心線CL)に対し、Y−Y方向における片方の幅規制部材30側に寄せられた位置に配置される。
駆動軸7が回転駆動させられると、ピックアップローラ44及び46と、分離手段6の搬送ベルト6Cが同じ方向に回転駆動される。分離ローラ6Dも同じ方向に回転駆動させられる。B5サイズの原稿が、ピックアップローラ44のみによって、下流方向に給紙され、搬送ベルト6Cと分離ローラ6Dとの協働による分離作用により、1枚だけ下流方向に搬送される。B5サイズの原稿は、そのY−Y方向における中心が、原稿給紙テーブル24の中心に対し、片方の幅規制部材30方向に片寄って位置付けられ、Y−Y方向の一側のみが、片方の幅規制部材30によって規制された状態で給紙されるが、ピックアップローラ44におけるY−Y方向の中心が、原稿給紙テーブル24の該中心(図4における中心線CL)に対し、Y−Y方向における片方の幅規制部材30側に寄せられた位置に配置されていることに起因して、B5サイズの原稿は、Y−Y方向の一側が、片方の幅規制部材30に対し傾かずに片方の幅規制部材30に沿って移動させられるので、スキューが抑制される。図示の実施形態において、ピックアップローラ44は、B5サイズの原稿の、Y−Y方向における中心ないし中心領域が圧接させられる位置に存在するので、B5サイズの原稿のスキューは効果的に抑制される。
上記実施形態において、ピックアップローラ4は、原稿給紙テーブル24の該中心を挟んだ水平幅方向両側の対称位置に、それぞれ、1個(ピックアップローラ44及び46)配設されているが、それぞれ複数個配設する実施形態もある。
次に、図7〜図9を参照して、本発明による給紙装置の他の実施形態について説明する。なお、図7〜図9に示す給紙装置において、図1〜図6を参照して説明した先の実施形態と実質的に同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。
図7〜図9に示す給紙装置は、1個の静止枠体70を備えている。静止枠体70は、その下流端部が、先に述べた静止枠体34におけると実質的に同じとおりにして駆動軸7に相対回転可能にかつ軸方向の移動ができないよう支持されるとともに、自動原稿搬送装置2の装置本体に対し、支持フランジ38を介して固定されている。静止枠体70の上流端部には、ピックアップローラ4である、2個のピックアップローラ72及び74が1個の軸76を介して一体回転できるよう支持されている。軸76の一端部(他方の幅規制部材32側の一端部)は、静止枠体70におけるY−Y方向の外方に突出させられ、先の実施形態におけると同じとおりにして駆動軸7に駆動連結されている。
ピックアップローラ4は、ピックアップローラ4におけるY−Y方向の中心が、原稿給紙テーブル24におけるY−Y方向の中心に対し、片方の幅規制部材30側に寄せられた位置に配置されている。具体的には、他方の幅規制部材32側に配置されたピックアップローラ74は、そのY−Y方向における中心が、原稿給紙テーブル24におけるY−Y方向の中心ないし中心領域、したがって、原稿給紙テーブル24に載置された大サイズの原稿、実施形態においてはA4サイズの原稿におけるY−Y方向の中心ないし中心領域に配置される。また、片方の幅規制部材30側に配置されたピックアップローラ72におけるY−Y方向の中心は、小サイズの原稿、実施形態においてはB5サイズの原稿におけるY−Y方向の中心ないし中心領域に配置される。図9において符号L2は、ピックアップローラ4におけるY−Y方向の中心、実施形態においては、Y−Y方向に隣接して配置されたピックアップローラ72及び74間の、Y−Y方向における中心を通り、X方向に延在する中心線を示している。なお、分離手段6は、その中心が、原稿給紙テーブル24の中心線CL上に存在するよう配置されている。
原稿給紙テーブル24に、用紙である原稿、例えば図9に示すように、JISにおけるA4サイズの原稿が、長手方向をY−Y方向に向けて通常のとおりに載置された場合(混載でない場合)、原稿は、原稿給紙テーブル24において、そのY−Y方向の中心が、幅規制部材30及び32の各々によって、原稿給紙テーブル24のY−Y方向の中心に整合される(A4サイズの原稿のY−Y方向の中心をとおってX方向に延在するA4サイズの原稿の中心線が、実質的に上記中心線CLと一致させられる)。A4サイズの原稿の先端領域は、原稿給紙テーブル24の下流端部に配設された図示しない原稿押圧機構により押し上げられ、最上位のA4サイズの原稿の上面がピックアップローラ72及び74に圧接させられる。
駆動軸7が回転駆動させられると、ピックアップローラ72及び74と、分離手段6の搬送ベルト6Cが同じ方向に回転駆動される。分離ローラ6Dも同じ方向に回転駆動させられる。原稿は、ピックアップローラ72及び74によって、下流方向に給紙され、搬送ベルト6Cと分離ローラ6Dとの協働による分離作用により、1枚だけ下流方向に搬送される。原稿のY−Y方向の両側が、幅規制部材30及び32の各々によって規制されていること、及び、ピックアップローラ74におけるY−Y方向の中心が、原稿給紙テーブル24に載置された大サイズの原稿、実施形態においてはA4サイズの原稿におけるY−Y方向の中心ないし中心領域に配置されていること、に起因して、原稿は、ピックアップローラ72及び74によって、スキューすることなく給紙される。ピックアップローラ74は、ピックアップローラ74の、原稿給紙テーブル24に載置された原稿の上面が当接される外周面が、原稿給紙テーブル24の該中心(図9における中心線CL)から離れない位置に配置されることにより、大サイズの原稿における給紙の安定性が、より確保される。
原稿給紙テーブル24にサイズの異なる原稿が混載された場合、例えば、上記したとおりに載置されたA4サイズ(大サイズ)の原稿の上に、JISにおけるB5サイズ(小サイズ)の原稿が、長手方向をY−Y方向に向けて載置された場合(混載された場合)、B5サイズの原稿の、Y−Y方向の一側(図9において上側)のみが、片方の幅規制部材30に当接されて規制される。B5サイズの原稿の、Y−Y方向における中心は、原稿給紙テーブル24の中心に対し、片方の幅規制部材30方向に片寄って位置付けられる。
原稿の先端領域は、原稿給紙テーブル24の下流端部に配設された図示しない原稿押圧機構により押し上げられ、最上位に位置する、B5サイズの原稿の上面が、ピックアップローラ72及び74に圧接させられる。B5サイズの原稿の上面が圧接させられる、ピックアップローラ72及び74は、ピックアップローラ72及び74間のY−Y方向における中心(図9における中心線L2)が、原稿給紙テーブル24の該中心(図9における中心線CL)に対し、Y−Y方向における片方の幅規制部材30側に寄せられた位置に配置される。
駆動軸7が回転駆動させられると、ピックアップローラ72及び74と、分離手段6の搬送ベルト6Cが同じ方向に回転駆動される。分離ローラ6Dも同じ方向に回転駆動させられる。B5サイズの原稿が、ピックアップローラ72及び74によって、下流方向に給紙され、搬送ベルト6Cと分離ローラ6Dとの協働による分離作用により、1枚だけ下流方向に搬送される。B5サイズの原稿は、そのY−Y方向における中心(図9における中心線L1)が、原稿給紙テーブル24の中心(図9における中心線CL)に対し、片方の幅規制部材30方向に片寄って位置付けられ、Y−Y方向の一側のみが、片方の幅規制部材30によって規制された状態で給紙されるが、ピックアップローラ72及び74間におけるY−Y方向の中心(図9における中心線L2)が、原稿給紙テーブル24の該中心(図9における中心線CL)に対し、Y−Y方向における片方の幅規制部材30側に寄せられた位置に配置されていることに起因して、B5サイズの原稿は、Y−Y方向の一側が、片方の幅規制部材30に対し傾かずに片方の幅規制部材30に沿って移動させられるので、スキューが抑制される。図示の実施形態において、ピックアップローラ72は、B5サイズの原稿の、Y−Y方向における中心ないし中心領域が圧接させられる位置に存在するので、B5サイズの原稿のスキューは、効果的に抑制される。上記実施形態において、ピックアップローラ72及び74間におけるY−Y方向の中心(図9における中心線L2)は、分離手段6におけるY−Y方向の中心を通りX方向に延在する中心線に対し、片方の幅規制部材30側に片寄って配置されるので、B5サイズの原稿は、Y−Y方向の一側が、片方の幅規制部材30に対し押圧されながら、片方の幅規制部材30に沿って移動させられるので、B5サイズの原稿のスキューは効果的に抑制される。
図7〜図9に示す実施形態において、ピックアップローラ4は、2個(ピックアップローラ72及び74)配設されているが、1個であっても、目的の達成は可能である。
上記説明から明らかなように、本発明による給紙装置によれば、手作業によるピックアップローラの配置変更を行うことなく、原稿を含む用紙のスキューの発生を抑制できる。本発明による給紙装置は、給紙カセットに載置された用紙の給紙にも適用可能である。
本発明による給紙装置の実施形態を備えた自動原稿搬送装置を示す断面図であって、本発明の構成の一部を省略して示す断面図である。 図1に示す自動原稿搬送装置に備えられた給紙装置の要部を示す斜視図である。 図2に示す給紙装置の要部を、図2において下方から見た斜視図である。 図2に示す給紙装置の要部における他の作動態様を示す斜視図である。 図4に示す給紙装置の要部を、図4において下方から見た斜視図である。 図2に示す給紙装置の要部を、用紙載置台及び用紙載置台に混載されたサイズの異なる用紙と共に示す平面図である。 本発明による給紙装置の他の実施形態における要部を示す斜視図である。 図7に示す給紙装置の要部を、図7において下方から見た斜視図である。 図8に示す給紙装置の要部を、用紙載置台及び用紙載置台に混載されたサイズの異なる用紙と共に示す平面図である。
符号の説明
4:ピックアップローラ
6:分離手段
24:原稿給紙テーブル
30、32:幅規制部材
34:静止枠体
36:可動枠体
44、46、72、74:ピックアップローラ
CL:原稿給紙テーブルの中心線

Claims (9)

  1. 用紙載置台に載置された用紙を給紙するピックアップローラと、ピックアップローラにより給紙された複数の原稿を分離して1枚のみ搬送する分離手段と、用紙載置台に載置された用紙の、給紙方向に直交する水平幅方向の中心を、用紙載置台の水平幅方向の中心に整合させる一対の幅規制部材とを備え、用紙載置台にサイズの異なる用紙が混載される場合、小サイズの用紙は、水平幅方向の一側が、片方の幅規制部材に突き当てられて位置決めされる、給紙装置において、
    ピックアップローラは、用紙載置台の該中心を挟んだ水平幅方向両側にそれぞれ配設され、該中心に対し、他方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラは、上下方向に揺動可能である、
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 用紙載置台の該中心に対し、片方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラにおける水平幅方向の中心は、該小サイズの用紙における水平幅方向の中心ないし中心領域に配置される、請求項1記載の給紙装置。
  3. 用紙載置台の該中心に対し、他方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラは、用紙載置台に載置された用紙の上面が当接される給紙位置と、用紙載置台に載置された用紙の上面から上方に離隔した非給紙位置との間を揺動可能であり、該中心に対し、片方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラは、用紙載置台に載置された用紙の上面が当接される給紙位置に保持されている、請求項1又は請求項2記載の給紙装置。
  4. ピックアップローラは、用紙載置台の該中心を挟んだ水平幅方向両側の対称位置に、それぞれ、少なくとも1個配設されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 用紙載置台に載置された用紙を給紙するピックアップローラと、ピックアップローラにより給紙された複数の原稿を分離して1枚のみ搬送する分離手段と、用紙載置台に載置された用紙の、給紙方向に直交する水平幅方向の中心を、用紙載置台の水平幅方向の中心に整合させる一対の幅規制部材とを備え、用紙載置台にサイズの異なる用紙が混載される場合、小サイズの用紙は、水平幅方向の一側が、片方の幅規制部材に突き当てられて位置決めされる、給紙装置において、
    ピックアップローラは、ピックアップローラにおける水平幅方向の中心が、用紙載置台の該中心に対し、片方の幅規制部材側に寄せられた位置に配置される、
    ことを特徴とする給紙装置。
  6. ピックアップローラは、ピックアップローラの、用紙載置台に載置された用紙の上面が当接される外周面が、用紙載置台の該中心から水平幅方向に離れない位置に配置される、請求項5記載の給紙装置。
  7. ピックアップローラは、1個又は複数個配設されている、請求項5又は請求項6記載の給紙装置。
  8. ピックアップローラは2個配設され、用紙載置台の該中心に対し、他方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラおける水平幅方向の中心は、大サイズの用紙における水平幅方向の中心領域に配置され、該中心に対し、片方の幅規制部材側に配置されたピックアップローラにおける水平幅方向の中心は、該小サイズの用紙における水平幅方向の中心ないし中心領域に配置される、請求項7記載の給紙装
  9. 分離手段は、分離手段における水平幅方向の中心が、用紙載置台の水平幅方向の中心を通り給紙方向に延在する中心線上に存在するよう配置されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030921A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Kyocera Mita Corp シート供給装置及び画像形成装置
US8998200B2 (en) 2012-03-09 2015-04-07 Pfu Limited Medium feeding device with rotational difference generating unit

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