JP2006150945A - 多層フィルム - Google Patents
多層フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006150945A JP2006150945A JP2005308261A JP2005308261A JP2006150945A JP 2006150945 A JP2006150945 A JP 2006150945A JP 2005308261 A JP2005308261 A JP 2005308261A JP 2005308261 A JP2005308261 A JP 2005308261A JP 2006150945 A JP2006150945 A JP 2006150945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- ethylene
- layer
- mfr
- multilayer film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Wrappers (AREA)
Abstract
【解決手段】層(II)と層(III)との間に層(I)を配置してなる多層フィルムであって、層(I)での成分(A−1)の含有量が80〜30重量%、成分(A−2)の含有量が20〜70重量%であり、層(II)及び層(III)夫々での成分(B−1)の含有量が97〜70重量%、成分(B−2)の含有量が3〜30重量%である多層フィルム。
(A−1)エチレン単量体単位と炭素原子数3〜20のα−オレフィン単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギーが35kJ/mol以上であるエチレン−α−オレフィン共重合体
(A−2)直鎖状高密度ポリエチレン
(B−1)エチレン単量体単位と炭素原子数3〜20のα−オレフィン単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギーが35kJ/mol未満であるエチレン−α−オレフィン共重合体
(B−2)高圧法低密度ポリエチレン
【選択図】なし
Description
(A−1):エチレンに基づく単量体単位と炭素原子数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol以上であるエチレン−α−オレフィン共重合体
(A−2):直鎖状高密度ポリエチレン
(B−1):エチレンに基づく単量体単位と炭素原子数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol未満であるエチレン−α−オレフィン共重合体
(B−2):高圧法低密度ポリエチレン
Ea = |0.008314×m| 式(ロ)
aT :シフトファクター
Ea:流動の活性化エネルギー(単位:kJ/mol)
T :温度(単位:℃)
上記計算は、市販の計算ソフトウェアを用いてもよく、該計算ソフトウェアとしては、Rheometrics社製 Rhios V.4.4.4などがあげられる。
なお、シフトファクター(aT)は、夫々の温度(T)における溶融複素粘度−角周波数の両対数曲線を、log(Y)=−log(X)軸方向に移動させて(但し、Y軸を溶融複素粘度、X軸を角周波数とする。)、190℃での溶融複素粘度−角周波数曲線に重ね合わせた際の移動量であり、該重ね合わせでは、夫々の温度(T)における溶融複素粘度−角周波数の両対数曲線は、各曲線ごとに、角周波数をaT倍に、溶融複素粘度を1/aT倍に移動させる。また、130℃、150℃、170℃および190℃の4点の値から(I)式を最小自乗法で求めるときの相関係数は、通常、0.99以上である。
η* < 1550×MFR-0.25−420 式(1)
下記式(1−2)を充足することがより好ましく、
η* < 1500×MFR-0.25−420 式(1−2)
下記式(1−3)を充足することが更に好ましく、
η* < 1450×MFR-0.25−420 式(1−3)
下記式(1−4)を充足することが特に好ましい。
η* < 1350×MFR-0.25−420 式(1−4)
なお、η*は、Eaを求める粘弾性測定と同条件で測定されるものである。
2×MFR-0.59 < MT < 40×MFR-0.59 式(2)
成分(A−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体は、押出成形性をより高める観点から、下記式(2−2)を充足することがより好ましく、
2.2×MFR-0.59 < MT 式(2−2)
下記式(2−3)を充足することが更に好ましい。
2.5×MFR-0.59 < MT 式(2−3)
成分(A−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体は、強度をより高める観点から、下記式(2−4)を充足することがより好ましく、
MT < 25×MFR-0.59 式(2−4)
下記式(2−5)を充足することが更に好ましい。
MT < 15×MFR-0.59 式(2−5)
なお、従来の通常のエチレン−α−オレフィン共重合体は、式(2)の左辺を通常満たさない。
1.02×MFR-0.094 < [η] < 1.50×MFR-0.156 式(3)
成分(A−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体は、得られる多層フィルムの強度、透明性をより高める観点から、下記式(3−2)を充足することがより好ましく、
1.05×MFR-0.094 < [η] 式(3−2)
下記式(3−3)を充足することが更に好ましい。
1.08×MFR-0.094 < [η] 式(3−3)
成分(A−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体は、押出成形性をより高める観点から、下記式(3−4)を充足することがより好ましく、
[η] < 1.47×MFR-0.156 式(3−4)
下記式(3−5)を充足することが更に好ましい。
なお、従来の通常のエチレン−α−オレフィン共重合体の極限粘度は、同じMFRである成分(A−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体の極限粘度よりも、通常高い値である。
|2−y−2z|≦1
上記の式におけるyとして、好ましくは0.01〜1.99の数であり、より好ましくは0.10〜1.80の数であり、さらに好ましくは0.20〜1.50の数であり、最も好ましくは0.30〜1.00の数である。
Cx=σ/SCBave 式(4)
Cx:組成分変動係数
σ :組成分布の標準偏差
SCBave:炭素1000個あたりの短鎖分岐度の平均値
(単位:1/1000C)
b < 4.8×10-5×(950-d)3 + 10-6×(950-d)4 + 1 式(5)
なお、該密度(d)は、JIS K 6760−1995に記載のアニーリングを行った試料を用いて、JIS K7112−1980のうち、A法に規定された方法に従って測定され、冷キシレン可溶部割合(b)は、米国のcode of federal regulations, Food and Drugs Administrationの§177.1520に従って測定される。
1%SM = [F/(t×l)]/[s/L0]/106
F :1%伸び時の荷重(単位:N)
t :試験片厚み (単位:m)
l :試験片幅 (単位:m,0.02)
L0:チャック間距離 (単位:m,0.06)
s :1%歪み (単位:m,0.0006)
[重合体の物性]
(1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
JIS K7210−1995に規定された方法に従い、荷重21.18N、温度190℃の条件で、A法により測定した。
JIS K7112−1980のうち、A法に規定された方法に従って測定した。なお、試料には、JIS K6760−1995に記載のアニーリングを行った。
ゲル・パーミエイション・クロマトグラフ(GPC)法を用いて、下記の条件(1)〜(7)により、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を測定し、分子量分布(Mw/Mn)を求めた。
(1)装置:Water製Waters150C
(2)分離カラム:TOSOH TSKgelGMH−HT
(3)測定温度:145℃
(4)キャリア:オルトジクロロベンゼン
(5)流量:1.0mL/分
(6)注入量:500μL
(7)検出器:示差屈折
粘弾性測定装置(Rheometrics社製Rheometrics Mechanical Spectrometer RMS−800)を用いて、下記測定条件で130℃、150℃、170℃および190℃での溶融複素粘度−角周波数曲線を測定し、次に、得られた溶融複素粘度−角周波数曲線から、Rheometrics社製計算ソフトウェア Rhios V.4.4.4を用いて、活性化エネルギー(Ea)を求めた。
<測定条件>
ジオメトリー:パラレルプレート
プレート直径:25mm
プレート間隔:1.5〜2mm
ストレイン :5%
角周波数 :0.1〜100rad/秒
測定雰囲気 :窒素
上記の(4)で測定された190℃での溶融粘弾性から、角周波数が100rad/secにおける190℃の溶融粘度を求めた。
東洋精機製作所製 メルトテンションテスターを用いて、温度が190℃の条件で、9.5mmφのバレルに充填した溶融樹脂を、ピストン降下速度5.5mm/分で、径が2.09mmφ、長さ8mmのオリフィスから押出し、該押し出された溶融樹脂を、径が150mmφの巻き取りロールを用い、40rpm/分の巻き取り上昇速度で巻き取り、溶融樹脂が破断する直前における張力値を測定した。この値が大きいほど溶融張力が大きいことを示す。
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)を5重量%溶解したテトラリン溶液(以下、ブランク溶液と称する。)と、該ブランク溶液に対して、エチレン重合体樹脂の濃度が1mg/mlとなる135℃のテトラリン溶液(以下、サンプル溶液と称する。)とを調整し、ウベローデ型粘度計により、該ブランク溶液と該サンプル溶液の135℃での降下時間を測定し、該降下時間から135℃での相対粘度(ηrel)を求めた後、下記式(6)より算出した。
[η]=23.3×log(ηrel) 式(6)
東ソー社製昇温溶出分別装置(TREF)を用いて測定した。エチレン−α−オレフィン共重合体を145℃に加熱したオルトジクロルベンゼン(ODCB)溶媒に溶解し、濃度を約0.01g/mlに調整し測定試料とした。145℃に加熱したカラムオーブンの中に設置したカラム(長さ150mm、内径21mm、50〜80メッシュの海砂を充填)内に測定試料10mlを注入した。オーブンの温度を40℃/45分の速度で105℃まで下げ、さらに105℃から−15℃まで8時間をかけて下げ、−15℃で4時間保持した。続いて、カラムにODCBを2.5ml/分の速度で流しながら、10℃/60分の速度で昇温し、125℃まで上昇させて、その間にカラムから溶出した測定試料の相対濃度をカラムに接続したFT−IRで測定した。FT−IR測定は、温度−14℃から110℃まで2℃ごとに行い、測定には2985〜2780cm-1の吸収ピークの面積を用いた。各温度に溶出したエチレン−α−オレフィン共重合体の炭素原子1000個あたりの短鎖分岐度(SCB)を、下記式(7)により求めた。ただし、計算上SCBがマイナスになる温度では、溶出無しとした。
SCB=−0.7322×溶出温度(℃)+70.68 式(7)
得られた短鎖分岐度とその相対濃度とより組成分布曲線(x軸:短鎖分岐、y軸:相対濃度)を求め、この曲線より炭素原子1000個あたりの平均短鎖分岐度(SCBave)と組成分布の標準偏差(σ)を得て分布の広さを表す組成分布変動係数Cxを下記式(8)から算出した。
Cx=σ/SCBave 式(8)
平均短鎖分岐度(SCBave)=ΣN(i)・W(i)
N(i):i番目のデータサンプリング点の短鎖分岐度
W(i):i番目のデータサンプリング点の相対濃度
即ち、ΣW(i)=1
組成分布の標準偏差(σ)={Σ(N(i)−SCBave)2・W(i)}0.5
米国のcode of federal regulations, Food and Drugs Administrationの§177.1520に従って、測定した。
(10)剛性(1%SM)(単位:MPa)
幅20mm、長さ120mmの短冊形試験片を、長手方向が引取り方向(MD)およびMD方向に対して直交する方向(TD)となるようにそれぞれ採取し、該試験片を用いて、チャック間60mm、引張速度5mm/minの条件で引張試験を行い、応力−歪曲線を測定した。該応力−歪曲線から、1%伸び時の荷重(単位:N)を求め、下記式から1%SMを算出し、多層フィルムの剛性とした。
1%SM = [F/(t×l)]/[s/L0]/106
F :1%伸び時の荷重(単位:N)
t :試験片厚み (単位:m)
l :試験片幅 (単位:m,0.02)
L0:チャック間距離 (単位:m,0.06)
s :1%歪み (単位:m,0.0006)
ASTM D1003に従って、Hazeを測定した。この値が小さいほど透明性に優れる。
ASTM D1709記載のA法に従って測定した。この値が高いほどフィルムの強度が高いことを示す。
(1)助触媒担体の調製
特開2003−171415号公報の実施例10(1)および(2)の成分(A)と同様な方法で、固体生成物(以下、助触媒担体(a)と称する。)を得た。
予め窒素置換した内容積210リットルの撹拌機付きオートクレーブに、上記助触媒担体(a)0.71kgと、ブタン80リットル、1−ブテン0.02kg、常温常圧の水素として12リットルを仕込んだ後、オートクレーブを40℃まで上昇した。さらにエチレンをオートクレーブ内のガス相圧力で0.03MPa分仕込み、系内が安定した後、トリイソブチルアルミニウム208mmol、ラセミ−エチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジフェノキシド73mmolを投入して重合を開始した。49℃へ昇温するとともに、エチレンと水素を連続で供給しながら、49℃で合計6時間の予備重合を実施した。重合終了後、エチレン、ブタン、水素などをパージして残った固体を室温にて真空乾燥し、上記助触媒担体(a)1g当り13gのエチレン−1−ブテン共重合体が予備重合された触媒成分(以下、予備重合触媒成分(a)と称する。)を得た
上記の予備重合触媒成分(a)を用い、連続式流動床気相重合装置でエチレンと1−ヘキセンの共重合を実施した。重合条件は、温度85℃、全圧2MPa、ガス線速度0.25m/s、エチレンに対する水素モル比は0.278%、エチレンに対する1−ヘキセンモル比は0.59%とし、重合中はガス組成を一定に維持するためにエチレン、ヘキセン−1、水素を連続的に供給した。さらに、流動床の総パウダー重量を80kgに維持し、平均重合時間4.1hrとなるように、上記予備重合触媒成分(a)と、トリイソブチルアルミニウムとを一定の割合で連続的に供給した。重合により、19.4kg/hrの重合効率でエチレン−1−ヘキセン共重合体(以下、PE(A1)と称する。)のパウダーを得た。
上記で得たPE(A1)のパウダーに、カルシウムステアレート500ppm、酸化防止剤(住友化学工業(株)社製「スミライザーGP」)750ppmをブレンドしたものを、押出機((株)神戸製鋼所製「LCM50」)を用いて、フィード速度50kg/hr、スクリュー回転数450rpm、ゲート開度50%、サクション圧力0.2MPa、樹脂温度200〜230℃条件で造粒することにより、PE(A1)のペレットを得た。PE(A1)の物性を表1に示した。
上記のPE(A1)のペレット60重量部、市販の高密度ポリエチレン(三井化学(株)製造、販売、「ハイゼックス3300F」(d=947kg/cm3、MFR=1.1g/10分);以下、PE(1)と称する。)40重量部、市販の滑剤マスターバッチ(住友化学工業(株)製造、販売、「EMB−10」;以下、SA-MBと称する。)2重量部とをタンブラーミキサーを用いて均一にペレット混合し、得られた混合物をスクリュー径50mmφの押出機3台からなるの3層共押出インフレーションフィルム加工機(ダイ系150mm、リップ開度2.0mm)の中間層用押出機に導入し、市販の直鎖状エチレン−1−ヘキセン共重合体(日本エボリュー(株)製造、住友化学工業(株)販売、「スミカセンE FV205」(d=921kg/cm3、MFR=2.0g/10分);以下、PE(2)と称する。)85重量部、市販の高圧法低密度ポリエチレン(住友化学工業(株)製造、販売、「スミカセン CE1559」(d=923kg/cm3、MFR=0.6g/10分);以下、PE(3)と称する。)、市販の滑剤、抗ブロッキング剤複合マスターバッチ(住友化学工業(株)製造、販売、「A−26」;以下、AB-MBと称する。)4重量部とをタンブラーミキサーを用いて均一にペレット混合し、得られた混合物を、内層用および外層用の2台の押出機に導入し、加工温度(押出機およびダイ設定温度)を190℃、中間層押出量を18Kg/hr、内層および外層の押出量をそれぞれ3.6Kg/hr、引取速度を8.9m/分の条件で厚み50μmの共押出インフレーションフィルム成形を行った。PE(1)、PE(2)及びPE(3)の物性を表2に、得られた多層フィルムの物性評価結果を表3に示した。
中間層の樹脂として、PE(1)60重量部と、PE(2)34重量部と、PE(3)6重量部と、滑剤マスターバッチ2重量部とを、タンブラーミキサーを用いて均一にペレット混合して得られた混合物を用いた以外は実施例1と同様の方法で共押出インフレーションフィルム成形を行った。得られた多層フィルムの物性評価結果を表3に示した。
(式2-左辺):2×MFR-0.59
(式2-右辺):40×MFR-0.59
(式3-左辺):1.02×MFR-0.094
(式3-右辺):1.50×MFR-0.156
Claims (7)
- 層(I)、層(II)及び層(III)を有し、層(II)と層(III)との間に層(I)を配置してなる多層フィルムであって、層(I)は下記成分(A−1)及び(A−2)を含有し、層(I)での成分(A−1)の含有量が80〜30重量%であり、成分(A−2)の含有量が20〜70重量%であり、層(II)及び層(III)は、下記成分(B−1)及び(B−2)を含有し、層(II)及び層(III)それぞれでの成分(B−1)の含有量が97〜70重量%であり、成分(B−2)の含有量が3〜30重量%である多層フィルム。
(A−1):エチレンに基づく単量体単位と炭素原子数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol以上であるエチレン−α−オレフィン共重合体
(A−2):直鎖状高密度ポリエチレン
(B−1):エチレンに基づく単量体単位と炭素原子数3〜20のα−オレフィンに基づく単量体単位とを有し、流動の活性化エネルギー(Ea)が35kJ/mol未満であるエチレン−α−オレフィン共重合体
(B−2):高圧法低密度ポリエチレン - 成分(A−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体が下記要件(i)〜(iii)を充足する請求項1に記載の多層フィルム。
(i)メルトフローレート(MFR)が0.05〜20g/10分であること。
(ii)密度が905〜940Kg/m3であること。
(iii)溶融粘度(η*)とメルトフローレート(MFR)とが下記式(1)を充足すること。
η* < 1550×MFR-0.25−420 式(1)
η* :温度190℃、角周波数100rad/secでの溶融粘度
(単位:Pa・sec)
MFR:メルトフローレート(単位:g/10分) - 成分(A−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体が下記要件(iv)を充足する請求項1または2に記載の多層フィルム。
(iv)分子量分布(Mw/Mn)が5〜25であること。 - 成分(A−2)の直鎖状高密度ポリエチレンが下記要件(v)及び(vi)を充足する請求項1〜3のいずれかに記載の多層フィルム。
(v)メルトフローレート(MFR)が0.03〜20g/10分であること。
(vi)密度が945kg/m3〜960kg/m3であること。 - 成分(B−1)のエチレン−α−オレフィン共重合体が下記要件(vii)〜(ix)を充足する請求項1〜4のいずれかに記載の多層フィルム。
(vii)メルトフローレート(MFR)が0.1〜20g/10分であること。
(viii)密度が905〜940Kg/m3であること。
(ix)組成分布変動係数(Cx)が0.7以下であること。 - 成分(B−2)の高圧法低密度ポリエチレンが下記要件(x)及び(xi)を充足するである請求項1〜5のいずれかに記載の多層フィルム。
(x)メルトフローレート(MFR)が0.1〜20g/10分であること。
(xi)密度が915〜930Kg/m3であること。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の多層フィルムからなる自動包装用フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005308261A JP4747779B2 (ja) | 2004-10-28 | 2005-10-24 | 多層フィルム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004313533 | 2004-10-28 | ||
JP2004313533 | 2004-10-28 | ||
JP2005308261A JP4747779B2 (ja) | 2004-10-28 | 2005-10-24 | 多層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006150945A true JP2006150945A (ja) | 2006-06-15 |
JP4747779B2 JP4747779B2 (ja) | 2011-08-17 |
Family
ID=36629788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005308261A Active JP4747779B2 (ja) | 2004-10-28 | 2005-10-24 | 多層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4747779B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238532A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層フィルムおよび袋 |
JP2012139848A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Japan Polyethylene Corp | 包装材料およびそれを用いた液体包装袋 |
JP2012139849A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Japan Polyethylene Corp | 包装材料およびそれを用いた液体包装袋 |
JP2012139854A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Japan Polyethylene Corp | 包装材料およびそれを用いた液体包装袋 |
WO2013018744A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | 住友化学株式会社 | チューブ状エチレン系樹脂多層フィルム |
WO2013027844A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | 住友化学株式会社 | チューブ状エチレン系樹脂多層フィルム |
JP2014117941A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Tosoh Corp | 多層中空容器 |
JP2014117940A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Tosoh Corp | 多層中空容器 |
JP2016159484A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 日本ポリエチレン株式会社 | ポリエチレン系多層フィルム |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0762031A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-03-07 | Sumitomo Chem Co Ltd | エチレン−αオレフィン共重合体及び該共重合体から成形されてなる成形体 |
JP2002273843A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-09-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | 圧縮包装用フィルム |
JP2003062953A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | 多層押出成形体 |
JP2004074586A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Ube Ind Ltd | 積層フィルム及び積層体 |
JP2004149760A (ja) * | 2002-03-28 | 2004-05-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 加工性に優れたエチレン重合体 |
JP2005271244A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層フィルム |
JP2006051657A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層フィルム |
-
2005
- 2005-10-24 JP JP2005308261A patent/JP4747779B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0762031A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-03-07 | Sumitomo Chem Co Ltd | エチレン−αオレフィン共重合体及び該共重合体から成形されてなる成形体 |
JP2002273843A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-09-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | 圧縮包装用フィルム |
JP2003062953A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | 多層押出成形体 |
JP2004149760A (ja) * | 2002-03-28 | 2004-05-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 加工性に優れたエチレン重合体 |
JP2004074586A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Ube Ind Ltd | 積層フィルム及び積層体 |
JP2005271244A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層フィルム |
JP2006051657A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層フィルム |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238532A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層フィルムおよび袋 |
JP2012139848A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Japan Polyethylene Corp | 包装材料およびそれを用いた液体包装袋 |
JP2012139849A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Japan Polyethylene Corp | 包装材料およびそれを用いた液体包装袋 |
JP2012139854A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Japan Polyethylene Corp | 包装材料およびそれを用いた液体包装袋 |
WO2013018744A1 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | 住友化学株式会社 | チューブ状エチレン系樹脂多層フィルム |
WO2013027844A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | 住友化学株式会社 | チューブ状エチレン系樹脂多層フィルム |
JP2014117941A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Tosoh Corp | 多層中空容器 |
JP2014117940A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Tosoh Corp | 多層中空容器 |
JP2016159484A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 日本ポリエチレン株式会社 | ポリエチレン系多層フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4747779B2 (ja) | 2011-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4747779B2 (ja) | 多層フィルム | |
JP5117086B2 (ja) | 多層フィルムおよび袋 | |
US7951873B2 (en) | Linear low density polymer blends and articles made therefrom | |
JP5109435B2 (ja) | 樹脂組成物、フィルムおよび袋 | |
US8722804B2 (en) | Polymer blends and films made therefrom | |
US7422786B2 (en) | Collation shrink | |
JP4815820B2 (ja) | ラミネート用フィルムおよび積層フィルム | |
JP4543706B2 (ja) | 重量物包装用フィルムおよび重量物包装袋 | |
MXPA04009294A (es) | Encogimiento de colacion. | |
JP4797486B2 (ja) | ポリエチレン系樹脂組成物、フィルムおよび袋 | |
JP5500753B2 (ja) | 樹脂組成物、バッグインボックス内装容器およびバッグインボックス | |
JP4556468B2 (ja) | 表面保護フィルム | |
JP2007262280A (ja) | 袋 | |
JP4403917B2 (ja) | 多層フィルム | |
JP4396346B2 (ja) | 多層フィルム | |
JP2005232227A (ja) | ポリエチレン樹脂組成物、それからなるフィルム及びその積層体 | |
JP5842397B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂組成物、フィルム、包装材、複室容器および蓋材 | |
JP4892784B2 (ja) | レトルト包装用多層フィルム | |
JP4848715B2 (ja) | レトルト包装用フィルム | |
JP2011098544A (ja) | ラミネート用フィルム | |
US11441023B2 (en) | Polyethylene films and methods of making the same | |
JP5786608B2 (ja) | 積層フィルム | |
JP2005281541A (ja) | ポリオレフィン系樹脂フィルムおよび袋 | |
JP2012207150A (ja) | ポリエチレン系樹脂組成物および容器 | |
JP2013018266A (ja) | エチレン系多層フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20080131 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20080515 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110502 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4747779 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |