JP2006150891A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006150891A
JP2006150891A JP2004348364A JP2004348364A JP2006150891A JP 2006150891 A JP2006150891 A JP 2006150891A JP 2004348364 A JP2004348364 A JP 2004348364A JP 2004348364 A JP2004348364 A JP 2004348364A JP 2006150891 A JP2006150891 A JP 2006150891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print data
image
job
data
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004348364A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuda
弘志 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004348364A priority Critical patent/JP2006150891A/ja
Publication of JP2006150891A publication Critical patent/JP2006150891A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】 電源OFF/ON時のプリントジョブ復帰機能を実現した際に、ハングアップの要因となる不正データが再投入されてしまい、再びハングアップしてしまうのを防ぐ。
【解決手段】 電源OFF/ONする前にキャンセル操作を行ったジョブの識別子を不揮発性の記憶媒体上に保存し、電源OFF/ON後にスプールジョブのRIP処理を再開しようとしたときに当該スプールジョブの識別子と比較し、一致した場合には当該スプールジョブのRIP処理を行う前にキャンセルする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シャットダウンモードを備える画像形成装置及び画像形成方法ならびに画像形成方法を実行するプログラムに関するものである。
近年の画像形成装置は複数のプリントデータを連続あるいは同時並行に受信し、受信したプリントデータをHDD等の記憶媒体上に格納し、順次プリント出力していくスプール機能を有するものが多い。スプールされたプリントデータは受信開始順あるいは受信終了順にスプールジョブとしてFIFOキューにより管理される。このような画像形成装置ではプリントデータがスプールされたままの状態で電源をオフすると、次回電源オン後に前回電源オフ時のスプールジョブを継続して実行するスプールジョブ保存機能を備えたものもある。
又、別の従来例としては、特許文献1をあげることが出来る。
特開平06-348425号公報
プリントデータの多くはページ記述言語(PDL)や電子文書フォーマットによるものであることが多く、ページ記述言語データや電子文書を解釈しビットマップデータに変換するRIP処理を行う必要がある。このとき、プリントデータによっては不正な命令あるいはフォーマットが含まれているためにRIP処理を行うプログラムが応答しない状態に陥り、永遠に出力がされないといった状況が生まれることがある。RIP処理のキャンセル手段を備えた画像形成装置では、当該ジョブをキャンセルできる場合もあるが、RIP処理を行うプログラムの実行状態によってはキャンセルさえもできないことがある。こうなってしまった場合の復帰手段として、電源OFF/ON動作を行うことが一般的な慣習として認知されている。しかし、前述のスプールジョブ保存機能を備えた画像形成装置では、電源OFF/ON後に再度同じプリントデータのRIP処理が再開される為に、また同じ状態に陥ってしまう。この課題を解決するために、電源OFF/ONとは別のリセット手段を備えることもあるが、電源OFF/ONと比較して直感的ではなく、リセット手段自体の認知度が低くなりがちの為、なおも課題が残る。
そこで、電源OFF/ONする前にキャンセル操作を行ったジョブの識別子を不揮発性の記憶媒体上に保存し、電源OFF/ON後にスプールジョブのRIP処理を再開しようとしたときに当該スプールジョブの識別子と比較し、一致した場合には当該スプールジョブのRIP処理を行う前にキャンセルする。
一般的な画像形成装置使用者の行動特性として、RIP処理がハングアップしたように見える場合に即座に電源OFF/ONすることは少なく、まずは当該ジョブのキャンセル操作を試すことが多い。つまり、特別な操作を行わなくても、電源OFF/ON後にRIP処理を行うプログラムが応答せずキヤンセルできない状態になる可能性が低減され、操作性に優る。また、前述のリセット手段を用いた場合には全てのスプールジョブがキャンセルされてしまうが、本提案方式によればその他のスプールジョブは保全され、電源OFF/ON後に順次RIP処理が行われる。
(実施例1)
以下、本発明にかかる一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例を示す画像形成装置システムの全体の構成を説明するブロック図である。本画像形成装置200は、画像入力デバイスであるスキャナ部2070、画像出力デバイスであるプリンタ部2095、Controller Unit 2000、ユーザインタフェースである操作部2012から構成される。スキャナ部2070、プリンタ部2095、操作部2012は、それぞれController Unit 2000に接続され、Controller Unit 2000は、LAN 2011などのネットワーク伝送手段に接続されている。また、LAN 2011には、画像形成装置200と同様の機器構成をもつ他の画像形成装置220、230が接続されている。画像形成装置220、230は、それぞれスキャナ部2270、2370、プリンタ部2295、2395、操作部2212、2312を持ち、それらがController Unit 2200、2300に接続されている。
図2は、本発明の実施例を示す画像形成装置のソフトウェアブロック図である。1501はUI即ちユーザインタフェースを司るものであり、オペレータが本画像形成装置の各種操作・設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールである。本モジュールは、オペレータの操作に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を行う。1502はAddress-Book即ちデータの送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールである。Address-Bookの内容は、UI 1501からの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものとして使用されるものである。1504はUniversal-Send即ち、データの配信を司るモジュールであり、UI 1501によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布するものである。また、オペレータにより、本機器のスキャナ機能を使用し配布データの生成が指示された場合は、後述のControl-API 1519を介して機器を動作させ、データの生成を行う。1505はUniversal-Send 1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュールである。1506はUniversal-Send 1504内で通信先にE-mailアドレスが指定された際に実行されるモジュールである。1507はUniversal-Send 1504内で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュールである。1508はUniversal-Send 1504内で出力先に本機器と同様の画像形成装置が指定された際に実行されるモジュールである。1509はPDLモジュールであり、本画像形成装置の外部から送信されたPDL(Page Description Language)文書を、本画像形成装置のプリント機能を使用してプリントする機能を実現する。また、1512 HTTPモジュールを使用して外部のWebサーバに格納された電子文書を取り出しプリントする機能も提供するものである。1510はCopyモジュールであり、本画像形成装置のプリンタ機能とスキャナ機能を使用し、UIの指示に基づいてCopy動作を実行するものである。1511はボックスモジュール(Box)であり、スキャン画像もしくはPDLプリント画像をHDDに格納し、格納した画像のプリンタ機能による印刷、Universal-Send機能による送信、HDDに格納した文書の削除、グルーピング(個別BOXへの格納)、BOX間移動、BOX間コピーなどの管理機能を提供する。1512は本画像形成装置がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより前述のPDL 1509モジュールに通信を提供するものである。1513はlprモジュールであり、後述のTCP/IP 1517モジュールにより前述のUniversal-Send1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供するものである。1514はSMTPモジュールであり、後述のTCP/IP 1517モジュールにより前述のUniversal-Send1504内のE-mailモジュール1506に通信を提供するものである。1515はSLM即ちSalutation-Managerモジュールであり、後述のTCP/IP 1517モジュールにより前述のUniversal-Send1504内のデータベースモジュール1517、DPモジュール1518に通信を提供するものである。1516はLPDモジュールであり、後述のTCP/IP 1517 モジュールにより、前述のPDL 1509 モジュールに通信を提供するものである。1517はTCP/IP通信モジュールであり、前述の各種モジュールに後述のNetwork-Driverによりネットワーク通信を提供するものである。1518はネットワークドライバであり、ネットワークに物理的に接続される部分を制御するものである。1519はControl-APIであり、Universal-Send 1504、PDL 1509、Copy 1510、Box 1511等の上位モジュールに対し、後述のJob-Manager 1520等の下位モジュールとのインターフェースを提供するものであり、上位、及び下位のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるものである。1520はJob-Managerであり、前述の各種モジュールよりControl-API 1519を介して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与えるものである。また、本モジュールは、本画像形成装置内で実行されるハード的な処理を一元管理するものである。1521はCODEC-Managerであり、Job-Manager1520が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。1522はFBE-Encoderであり、Job-Manager 1520、Scan-Manager 1525により実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFBEフォーマットにより圧縮するものである。1523はJPEG-CODECであり、Job-Manager1520、Scan-Manager1525により実行されるスキャン処理、及びPrint-Manager 1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うものである。1524はMMR-CODECであり、Job-Manager 1520、Scan-Manager 1525により実行されるスキャン処理、及びPrint-Manager 1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を行うものである。1525はScan-Managerであり、Job-Manager1520が指示するスキャン処理を管理・制御するものである。1528はScanner I/Fであり、Scan-Manager 1524と本画像形成装置が内部的に接続しているスキャナ部とのI/Fを提供するものである。1526はPrint-Managerであり、Job-Manager1519が指示する印刷処理を管理・制御するものである。1529はEngine-I/Fドライバであり、Print-Manager1526と印刷部とのI/Fを提供するものである。1527はPDL Interpreterであり、Job-Manager 1520の指示により、PCL、PDF、SVGなどのPDLもしくは電子文書フォーマットを解釈し、PDLもしくは電子文書フォーマットの種別によらない共通の表現形式であるディスプレイリストを生成するものである。1530はRenderであり、PDL Interpreter 1527により生成されたディスプレイリストを、Print-Manager 1520の指示により、イメージプロセッサを用いてラスタイメージメモリに展開するものである。
図3は、画像形成装置の構成を説明するブロック図である。Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。 CPU2001はシステム全体を制御するコントローラであり、同一の機能と処理能力を有する二つのCPUから構成される。RAM2002はCPU2002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F2006は操作部(UI)2012とインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050は公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。Image Bus I/F2005はシステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。イメージプロセッサ(RIP)2060はディスプレイリストをラスタイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換、ハーフトーニング等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。カードリーダI/F2015は、磁気カードの読み取り装置であるカードリーダ2016のインターフェース部である。
画像形成装置外観を図4に示す。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータ2071として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU2001がスキャナ2070に指示を与え(2071)、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示2096によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。
操作部2012の構成を図5に示す。LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシート2019が貼られており、システムの操作画面およびソフトキーを表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
図6は画像形成装置の操作部の構成を説明するブロック図である。画像形成装置において、2001は制御CPUで、2003のプログラム用ROMと2004HDDに記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス2007に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、画像入力部インタフェース2071を介して接続されるスキャナ2070から入力情報を読み込み、印刷部インタフェース2096を介して接続される印刷部2095に出力情報としての画像信号を出力する。2002は2001のCPUの主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMである。2019のタッチパネル、2014〜2017のハードキーから、ユーザ入力を受け取り操作入力部I/F20061を介して、操作内容を取得する。取得した操作内容と前述の制御プログラムにもとづいて、CPU2001において表示画面データが生成され、画面出力デバイスを制御する出力デバイスコントローラ20062を介して、LCDやCRTなどの画面出力デバイス2013に表示画面を出力する。
次に、図7を用いてページ記述言語の解釈し画像形成を行うRIP処理の流れに関して説明する。インタプリタ3001は図2のPDL Interpreter1527の一つで、ページ記述言語で記述されたデータを解釈し中間言語データであるディスプレイリスト3015を生成する。言語処理部3004はページ記述言語により記述されたデータを解釈し、描画オペレータに応じて文字処理部3005、グラフィックス処理部3006、イメージ処理部3007へ描画要求を出すものである。文字処理部3005は指定されたフォントから文字ビットマップを生成するものであり、グラフィックス処理部3006はベクタグラフィックス描画を制御するものであり、イメージ処理部3007はイメージデータを共通の内部データ形式に変換する処理等を行うものである。CMSエンジン3008はカラーマネージメントを行うモジュールであり、入力色を絶対色空間に変換後、プリンタエンジン固有の出力色(CMYK)を生成するものである。ページ記述言語ではDevice色空間、CIEBased色空間、特殊色空間など多様な色空間が規定されており、Device色空間で指定された入力色に関しては、RGBソースプロファイル、CMYKシミュレーションプロファイルなどの予め用意されたICCプロファイル群のうち指定されたものを用いて色変換を行う。CIEBased色空間で指定された入力色に関してはその色空間で指定された変換テーブル、変換関数、変換マトリックスに従い色変換を行う。絶対色空間からプリンタエンジン固有の色空間への変換は出力プロファイルもしくは、ページ記述で規定されたColor Rendering Dictionaryを用いて行う。色判定部3009はCMSエンジンの出力値であるCMYK色を調べ、現在処理中のページがカラーページかモノクロページか判定するものである。ディスプレイリストジェネレータ3010は中間言語データであるディスプレイリスト3015を生成するものである。ディスプレイリスト内には、各オブジェクトの属性フラグが含まれており、オブジェクトがグラフィックス、イメージ、文字の何れであるかが識別される。この属性フラグはレンダを経て後段の画像処理に使用される。レンダ3002はディスプレイリストを解釈し、それぞれがビット深度8×4面のCMYKビットマップ3016を生成するものであり、図3のRIP2060を使用して大半の処理が行われる。また、レンダはディスプレイリスト3015に含まれる属性フラグを元に各デバイスピクセル単位に属性を示す、オブジェクト属性マップ3017を5枚目の版として生成する。ここでオブジェクト属性マップはピクセル毎にビット深度2(グラフィックス01、イメージ10、文字11)の属性情報を持つ。画像処理プロセッサ3003は図2のPrint Manager1526により制御され、レンダ3002により生成されたCMYKビットマップ3016に対して、濃度・カラーバランス調整3011、出力ガンマ補正3012、ハーフトーニング3013などの画像処理を行うものである。ハーフトーニング3013はオブジェクト属性マップ3017を参照してオブジェクト属性毎に異なるハーフトーニングを適用するものであり、グラフィックス属性の画像領域に対しては解像度優先の高線数スクリーンを、イメージ属性の画像領域に対しては諧調優先の低解像度スクリーンを、文字属性の画像領域に対しては誤差拡散を適用する。色判定部3009でモノクロページと判定された場合には、レンダ3002で作成されたCMYKビットマップ3016のうちK版のビットマップのみが画像処理プロセッサ3003に送られ、最終出力で使用されるKビットマップ3019が生成される。また、色判定部3009でカラーページと判定された場合には、レンダ3002で生成されたCMYKビットマップ3016がそのまま画像処理プロセッサ3002に送られ、最終出力で使用されるCMYKビットマップ3018が生成される。こうして、画像処理プロセッサ3003により生成されたCMYKビットマップ3014もしくはKビットマップ3015が図2のEngine I/F1529を介してプリンタエンジンに転送され、所望のメディアに印字出力されるものである。
次に、PDLプリントのデータフローとスプールの仕組みについて図2及び図8を参照しながら説明する。まず、図2の1518 Network Driverで受信したプリントデータは、1517 TCP/IP、1516 LPD、1509 PDL、1519 Control APIを経由して、Job Manager 1520へ渡される。次に図8の3101 Job Managerは3102 PDLプリントキューにプリントデータを投入する。3102 PDLプリントキューはメモリ上に構成されるFIFOキューであり、キューそのものの中にはプリントジョブ情報のみが格納される。プリント実データは3103 PDLデータスプールとして用意されたHDD上の特定領域にファイルとして格納され、当該ファイルへの参照情報がプリントジョブ情報内に含まれるものである。3104 PDLインタプリタは3102 PDLプリントキューから取り出されたプリントデータに対し、前述したようにページ解釈を行い、中間言語データであるディスプレイリストを生成する。生成されたディスプレイリストは3105 Renderへ送られ、前述したようにRIP処理を行いビット深度8×4面のCMYKビットマップを生成する。このとき当該プリントデータはRIP済のマークがつけられるだけで、3102 PDLプリントキューからは削除されない。プリントジョブが終了したタイミング、即ち記録媒体に印字出力された後にキューから削除される。次に、生成されたビットマップは、3105 プリントキューに格納される。3102 PDLプリントキューと同様に、3105 プリントキューはメモリ上に構成されるFIFOキューであり、キューそのものの中にはプリントジョブ情報のみが格納される。ビットマップ実データは3107 イメージデータスプールとして用意されたHDD上の特定領域にファイルとして格納され、該当ファイルへの参照情報がプリントジョブ情報内に含まれるものである。ここで、単一のプリントジョブが複数のページから構成されることがあることに注意されたい。即ち、一つのプリントジョブ情報内に複数のイメージデータファイルへの参照が含まれることがある。3108 Printer Managerは3106 プリントキューに格納されたプリントデータを取り出し、必要な画像処理を行った後にプリンタエンジンへ転送する。ここまでのデータフローの中で各キューは、上位モジュールと下位モジュールの緩衝材の役割を果たしている。3104PDL Interpreterがページ解釈を行う速度よりも速く、3101 Job Managerが3102 PDLプリントキューにプリントデータを投入していくと、キュー内にはプリントデータが蓄積されていく。同様にプリンタエンジンの出力速度よりも速く、3105 Renderがビットマップ生成を行い3106 プリントキューにプリントデータを投入していくと、キュー内にはプリントデータが蓄積されていく。また、コピー動作の為のプリント出力が行われている場合や、プリントジャムや用紙なしによりプリンタエンジンが停止している場合にも、プリントデータはキュー内に蓄積していく。3102 PDLプリントキューは電源OFF時に、3103 PDLデータスプールにファイルとして書き出され、電源OFF/ON後のプリントジョブの再投入処理時に使用される。
次にPDLプリントのキャンセルについて、図9、図10のUI画面、図11のフローチャートを参照しながら説明する。図9はプリントジョブリスト画面で、PDLデータスプールにスプールされたプリントジョブ、RIP中のプリントジョブ、イメージデータスプールにスプールされたプリントジョブが一覧で表示されるものである。3301はプリントジョブ情報表示エリアで、各プリントジョブに関して、ジョブ識別子 3304、ジョブ投入時刻 3305、ジョブ名 3306、ジョブ状態 3307等のジョブ情報がジョブ毎に表示される。各ジョブ情報は押下することにより選択可能であり、図9ではリスト最上部のジョブ識別子5005のジョブが選択された状態となっている。選択されたジョブに対して、詳細ボタン 3302を押下することにより、各ジョブの詳細情報表示ウィンドウ(図示しない)が表示される。また、選択されたジョブに対して、キャンセルボタン 3303を押下することにより、当該ジョブのキャンセルが可能となる。キャンセルボタン 3303を押下すると、図10に示すキャンセル確認ウィンドウ 3401が表示される。ここで、Yesボタン 3402を押下するとキャンセル処理が実行され、Noボタン 3403を押下するとキャンセル処理は実行されない。図11はUIでキャンセル実行を指示した後に、Job Manager(図8の3101)により実行されるキヤンセル処理を表すフローチャートである。まず、S3501から処理を開始し、S3502でキャンセル指示されたジョブの識別子をHDD内のキャンセル識別子記憶ファイルに書き込む。キャンセル識別子記憶ファイルでは最後にキャンセル操作を行ったプリントジョブの識別子のみが保存され、それ以前にキャンセルしたプリントジョブの識別子は破棄される。次にS3503へすすみ、指定された識別子のプリントジョブがRIP済かどうか確認し、YesであればS3504へ進み、NoであればS3505へ進む。S3504では、イメージスプールから当該ジョブのイメージデータを削除し、S3509へ進む。S3505では、当該ジョブがRIP中かどうか確認し、YesであればS3506へ進み、NoであればS3509へ進む。S3506では、イメージスプールから当該ジョブのイメージデータを削除し、S3507へ進む。S3507でJob ManagerはPDL InterpreterおよびRenderにRIP処理のキヤンセルを命令し、S3508でRIPのキャンセル処理が終了するのを待つ。RIPのキャンセル処理が終了したら、S3509へすすむ。S3509ではPDLデータスプールから当該ジョブのプリントデータを削除し、S3510へすすみキャンセル処理を終了する。ここで前述したように、S3508でキャンセル処理が終了しないケースが有りえることに注意されたい。その場合でも、キャンセルしようとしたジョブの識別子はキャンセル識別子記憶ファイルに書き込まれる。
次に、電源OFF/ON後にスプール済ジョブを再投入する処理に関して、図12のUI画面と、図13のフローチャートを用いて説明する。図12は電源投入時に再投入しようとしたプリントジョブが以前にキャンセル処理されていることを検知し、その処理を使用者に問い合わせる為の画面 3601である。ここで、Yesボタン 3602を押下すると当該ジョブはRIPを開始する前に削除され、Noボタン 3603を押下すると当該ジョブはジョブ投入されRIPが開始される。図13は電源ON時のジョブ再投入処理を示すフローチャートであり、電源ON後にJob Manager(図8の3101)により実行されるものである。S3701から処理を開始し、S3702でPDLデータスプールにプリントデータが残っているかどうか調べる。YesであればS3703へすすみ、PDLプリントキューの先頭からプリントデータを取り出し、Noであれば、再投入すべきプリントデータが無いので、S3710へすすみ終了する。次にS3704で取り出したプリントデータのジョブ識別子がキャンセル指示済ジョブ識別子かどうかキャンセル識別子記憶ファイルと照合し確認する。YesであればS3705へすすみ、NoであればS3708へ進む。S3705では、図12に示す画面を表示し、再投入しようとしたプリントジョブが以前にキャンセル処理されていることを告知し、その処理を使用者に問い合わせる。S3706では使用者が当該ジョブのキャンセルを選択した場合にはS3707へ進み、当該ジョブの再投入を選択した場合にはS3708へ進む。S3707ではS3703で取り出したプリントデータを削除し、次のプリントデータを取り出す。S3708では取り出したプリントデータに対してRIP処理を行い、プリント出力する。さらにS3709へすすみ、残りのプリントデータを順次処理して、終了する(S3710)。本フローチャートから分かるように、電源OFFする直前にキヤンセルを指示したにもかかわらず、正常にキャンセル終了していないプリントジョブが存在する場合には、当該ジョブの再投入の可否を使用者に問い合わせることにより、再投入により再度フリーズ状態(正常にキャンセルできない状態)になることを回避することができる。
なお、本発明は、プリンタを含む複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、スキャナ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、プリンタ単体装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
画像形成システムの全体構成を示す図 画像形成装置のソフトウェアブロック図 画像形成装置のコントローラユニット内構成を示す図 画像形成装置の入出力デバイス外観図 画像形成装置の操作部外観図 画像形成装置の操作部の構成を説明するブロック図 本発明の一実施形態のデータフロー図 本発明の一実施形態のデータフロー図 本発明の一実施形態のユーザインタフェース図 本発明の一実施形態のユーザインタフェース図 本発明の一実施形態のフローチャート 本発明の一実施形態のユーザインタフェース図 本発明の一実施形態のフローチャート
符号の説明
3001 インタプリタ
3002 レンダ
3003 画像処理プロセッサ
3004 言語処理部
3005 文字処理部
3006 グラフィックス処理部
3007 イメージ処理部
3008 CMSエンジン
3009 色判定部
3010 ディスプレイリストジェネレータ
3011 濃度・カラーバランス調整部
3012 出力ガンマ補正部
3013 ハーフトーニング部
3014 ページ記述データ
3015 ディスプレイリスト
3016 CMYKビットマップ
3017 オブジェクト属性マップ

Claims (4)

  1. 複数のプリントデータを不揮発性記憶媒体上に保持するスプール手段と、プリントデータをビットマップデータに変換する画像形成手段と、前記画像形成を中止するキャンセル手段と、前記キヤンセル手段を最後に適用したプリントデータの識別子を不揮発性記憶媒体上に記憶する記憶手段と、電源OFF/ON後に前記スプール手段により記憶されたプリントデータを順次画像形成する復帰手段と、前記復帰手段により最初に投入されるプリントデータの識別子が前記記憶手段により記憶された識別子と一致した場合に当該プリントデータの画像形成をキャンセルすることを特徴とする画像形成装置。
  2. プリントデータがページ記述言語で書かれていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数のプリントデータを不揮発性記憶媒体上に保持するスプール手段と、プリントデータをビットマップデータに変換する画像形成手段と、特定プリントデータに対して前記画像形成の中止を指示する操作手段と、前記操作手段の指示を受けて前記画像形成を中止するキャンセル手段と、前記操作手段を最後に適用したプリントデータの識別子を不揮発性記憶媒体上に記憶する記憶手段と、電源OFF/ON後に前記スプール手段により記憶されたプリントデータを順次画像形成する復帰手段と、前記復帰手段により最初に投入されるプリントデータの識別子が前記記憶手段により記憶された識別子と一致した場合に当該プリントデータの画像形成をキャンセルすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 複数のプリントデータを不揮発性記憶媒体上に保持するスプール手段と、プリントデータをビットマップデータに変換する画像形成手段と、特定プリントデータに対して前記画像形成の中止を指示する操作手段と、前記操作手段の指示を受けて前記画像形成を中止するキャンセル手段と、前記操作手段を最後に適用したプリントデータの識別子を不揮発性記憶媒体上に記憶する記憶手段と、電源OFF/ON後に前記スプール手段により記憶されたプリントデータを順次画像形成する復帰手段と、前記復帰手段により最初に投入されるプリントデータの識別子が前記記憶手段により記憶された識別子と一致した場合に当該プリントデータの画像形成をキャンセルするかどうかを問い合わせる問い合わせ手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2004348364A 2004-12-01 2004-12-01 画像形成装置 Withdrawn JP2006150891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348364A JP2006150891A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348364A JP2006150891A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006150891A true JP2006150891A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36629739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004348364A Withdrawn JP2006150891A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006150891A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012086450A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Canon Inc 画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP2021002365A (ja) * 2020-09-02 2021-01-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012086450A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Canon Inc 画像形成装置、制御方法、及びプログラム
JP2021002365A (ja) * 2020-09-02 2021-01-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4390287B2 (ja) 印刷システム、及び、印刷装置及びその制御方法
US7414748B2 (en) Image input/output apparatus, method of controlling image input/output apparatus, image input/output system, and storage media
JP3880277B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP4849536B2 (ja) 画像処理システム、制御方法、及びプログラム
JP4890990B2 (ja) 画像処理装置、その画像処理装置の制御方法およびプログラム
US20050219594A1 (en) Apparatus and method for generating scanned data in a standard format
JP2008030456A (ja) 画像形成装置
JP2010033283A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、及びコンピュータプログラム
JP4164483B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
US20080316545A1 (en) Image processing apparatus and method, and program for implementing the method
JP2008269325A (ja) 印刷装置及び印刷システム
JP2006155308A (ja) 画像形成装置
JP4323742B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラム
US6985258B1 (en) Print system
JP2006150891A (ja) 画像形成装置
JP2007073005A (ja) ページ記述言語データ解釈装置
JP2006347112A (ja) 画像形成システム
US8358445B2 (en) Image reading apparatus, control method therefor, and storage medium
JP3809350B2 (ja) 画像出力装置
JP4027073B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、及びジョブ管理方法
JP2003167705A (ja) 画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、画像出力制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2006171866A (ja) 画像形成装置
JP3869956B2 (ja) 印刷装置、印刷システム、画像読取装置、印刷方法
JP2011013837A (ja) プリントシステムおよび印刷制御装置
JP3860785B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205