JP2006150486A - 鋸刃 - Google Patents

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JP2006150486A
JP2006150486A JP2004343262A JP2004343262A JP2006150486A JP 2006150486 A JP2006150486 A JP 2006150486A JP 2004343262 A JP2004343262 A JP 2004343262A JP 2004343262 A JP2004343262 A JP 2004343262A JP 2006150486 A JP2006150486 A JP 2006150486A
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Yoshiaki Ishida
義昭 石田
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Abstract

【課題】刃高を異ならせた連続刃を有する鋸刃において、切削加工時に切り込み時と被削材から刃先が抜ける際の刃先が左右に振れ、刃先にマイクロチツピングを誘発することがない鋸刃を提供。
【解決手段】最も高い刃高2Hの直立刃2に続く、第2に高い刃高3H,4H の1対の左あさり刃3L及び右あさり刃4R、第3に高い刃高 5H,6Hの1対の左あさり刃5L及び右あさり刃6Rで形成する先行グループ、それに続く、最も高い刃高7Hの直立刃7及び第3に高い刃高 8H,9Hの1対の左あさり刃8L及び右あさり刃9Rで形成する後行グループ、で1グループを構成し、これを交互に備えてなり、かつ各第3に高い刃高の各刃5L,6R,8L,9R のあさり幅a1を第2に高い刃高の各刃 4R,3Lのあさり幅a2より大きくした。
【選択図】図1

Description

本発明は鋸刃背部からみた刃高を異ならせた連続刃を有する鋸刃に関する。
従来の鋼材などの被削材を切断する帯鋸盤に使用される帯鋸刃などの鋸刃は、鋸刃背部からみた刃高を異ならせた連続刃を有する鋸刃としては、例えば特許文献1に示すような、鋸刃背部からみた刃高を異ならせた連続刃を、刃部底面図でみて、最も高い刃高の先行刃を、直立刃又は1対の左あさり刃及び右あさり刃、とし、これに続く、第3に高い刃高の左あさり刃、第2に高い刃高の1対の右あさり刃及び左あさり刃、及び第3に高い刃高の右あさり刃、で1グループを構成し、これを交互に備えてなり、最高と第2の各刃高をほぼ同じにし、第3に高い刃高の各刃のあさり幅を第3に高い刃高の各刃のあさり幅より大きくしたものが開示されている。
特開平9−103915号公報
特許文献1に開示する刃高を異ならせた連続刃を有する鋸刃は、上記最も高い刃高の先行刃と第2に高い刃高の右あさり刃及び左あさり刃の各刃高をほぼ同じにしたので、最も高い刃高の先行刃があさり刃であるときはが左あさり刃又は右あさり刃が同時に最初に切り込むことになり、又、最も高い刃高の先行刃が直立刃であるときも最も高い刃高の先行刃と第2に高い刃高の右あさり刃及び左あさり刃が最初に同時に切り込むことになり、左あさり刃から切り込むときは右に振れ、右あさり刃から切り込むときは左に振れ、刃先が左右に振れる。被削材から刃先が抜ける際も前記の切り込み時と同様な現象が生じ、刃先にマイクロチツピングを誘発して、切断面粗さが粗くなり、切り曲がり品質の低下、鋸刃の寿命低下を招いた。
本発明の課題はかかる従来技術の課題を解決した、刃高を異ならせた連続刃を有する鋸刃において、切削加工時に切り込み時と被削材から刃先が抜ける際の刃先が左右に振れ、刃先にマイクロチツピングを誘発することがなく、切断面粗さが粗くなること、切り曲がり品質の低下、及び鋸刃の寿命低下、を招くことがない鋸刃を提供することにある。
このため本発明は、鋸刃背部からみた刃高を異ならせた連続刃を、刃部を上にした断面図でみて、最も高い刃高の直立刃に続く、第2に高い刃高の1対の左あさり刃及び右あさり刃、第3に高い刃高の1対の左あさり刃及び右あさり刃で形成する先行グループ、それに続く、最も高い刃高の直立刃、及び第3に高い刃高の1対の左あさり刃及び左あさり刃で形成する後行グループ、で1グループを構成し(各あさりの向きがそれぞれ逆であってもよい)、これを交互に備えてなり、各第3に高い刃高の各刃のあさり幅を第2に高い刃高の各刃のあさり幅より大きくしたことを特徴とする鋸刃によって上述の本発明の課題を解決した。
本発明では、先行グループ及び後行グループにおいて切り込み先行刃を最も高い刃高の直立刃に設定したので、直進性が安定して確保され、先行グループの直立刃に続く第2に高い刃高の1対の左あさり刃及び右あさり刃の横方向切り込み時の横振れを抑制し、後行グループの最も高い刃高の直立刃で先行直立刃の直進性を補い、後行グループの最もあさり幅の大きい1対のあさり刃で先行グループの各刃の横幅方向切削を案内するので、直進性と横幅方向切削が安定して確保され、切り込み時と被削材から刃先が抜ける際の刃先が左右に振れを防止し、かつかかる先行グループ及び後行グループ構成により各刃先にかかる切削抵抗をほぼ均等にして刃先を防止でき、刃先にマイクロチツピングを誘発することがなく、切断面粗さが粗くなること、切り曲がり品質の低下及び鋸刃の寿命低下を招くことがない鋸刃を提供するものとなった。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1(A)は本発明の実施の形態を示す正面図、(B)は(A)の上面図をそれぞれ示す。本発明を実施するための最良の形態の鋸刃は、鋸刃背部11からみた刃高2H〜9Hを異ならせた連続刃2P〜9Pを、刃部を上にした断面図でみて、最も高い刃高2Hの直立刃2に続く、第2に高い刃高3H,4H の1対の左あさり刃3L及び右あさり刃4R、第3に高い刃高 5H,6Hの1対の左あさり刃5L及び右あさり刃6Rで形成する先行グループ、それに続く、最も高い刃高7Hの直立刃7及び第3に高い刃高 8H,9Hの1対の左あさり刃8L及び右あさり刃9Rで形成する後行グループ、で1グループを構成し(各あさりの向きがそれぞれ逆であってもよい)、これを交互に備えてなり、かつ図1(B)に示すように、各第3に高い刃高の各刃5L,6R,8L,9R のあさり幅a1を第2に高い刃高の各刃 4R,3Lのあさり幅a2より大きくした。2P〜9Pは各刃先先端を示し、2H〜9Hは各刃先の鋸刃背部11からみた刃高である。
各刃高は 2H,7H >3H,4H >5H,6H,8H,9H となっている。
かかる構成により本発明を実施するための最良の形態では、先行グループ及び後行グループにおいて切り込み先行刃を最も高い刃高の直立刃に設定したので、直進性が安定して確保され、先行グループの直立刃に続く第2に高い刃高の1対の左あさり刃及び右あさり刃の横方向切り込み時の横振れを抑制し、後行グループの最も高い刃高の直立刃で先行直立刃の直進性を補い、後行グループの最もあさり幅の大きい1対のあさり刃で先行グループの各刃の横幅方向切削を案内するので、直進性と横幅方向切削が安定して確保され、切り込み時と被削材から刃先が抜ける際の刃先が左右に振れを防止し、かつかかる先行グループ及び後行グループ構成により各刃先にかかる切削抵抗をほぼ均等にして刃先を防止でき、刃先にマイクロチツピングを誘発することがなく、切断面粗さが粗くなること、切り曲がり品質の低下及び鋸刃の寿命低下を招くことがない鋸刃を提供するものとなった。
(A)は本発明の第1発明の実施の形態を示す正面図、(B)は(A)の上面図をそれぞれ示す。
符号の説明
2、7・・直立刃 11・・鋸刃背部
4R,6R,9R・・右あさり刃 3L,5L,8L・・左あさり刃
2H,7H ・・最も高い刃高 3H,4H ・・第2に高い刃高
5H,6H,8H,9H ・・第3に高い刃高

Claims (2)

  1. 鋸刃背部からみた刃高を異ならせた連続刃を、刃部を上にした断面図でみて、最も高い刃高の直立刃に続く、第2に高い刃高の1対の左あさり刃及び右あさり刃及び第3に高い刃高の1対の左あさり刃及び右あさり刃で形成する先行グループ、それに続く、最も高い刃高の直立刃及び第3に高い刃高の1対の左あさり刃及び右あさり刃で形成する後行グループ、で1グループを構成し、これを交互に備えてなり、各第3に高い刃高の各刃のあさり幅を第2に高い刃高の各刃のあさり幅より大きくしたことを特徴とする鋸刃。
  2. 鋸刃背部からみた刃高を異ならせた連続刃を、刃部を上にした断面図でみて、最も高い刃高の直立刃に続く、第2に高い刃高の1対の右あさり刃及び左あさり刃及び第3に高い刃高の1対の右あさり刃及び左あさり刃で形成する先行グループ、それに続く、最も高い刃高の直立刃及び第3に高い刃高の1対の右あさり刃及び左あさり刃で形成する後行グループ、で1グループを構成し、これを交互に備えてなり、各第3に高い刃高の各刃のあさり幅を第2に高い刃高の各刃のあさり幅より大きくしたことを特徴とする鋸刃。
JP2004343262A 2004-11-29 2004-11-29 鋸刃 Withdrawn JP2006150486A (ja)

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