JP2006149775A - 遊技機の入賞球受口器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 三個以上の複数の入賞球の球噛みを確実に防止する。
【解決手段】 開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片4A,4Bを備え、開放姿勢となった一対の可動片4A,4Bの間に進入してきた入賞球によって可動片4A,4Bが閉鎖姿勢に回動させられるとともに、可動片4A,4Bが閉鎖姿勢のときに生じた入賞球によって可動片4A,4Bが開放姿勢に回動させられるようにした遊技機の入賞球受口器において、連続して複数進入してきた入賞球の少なくとも一つを、一時的に受け入れ可能な凹所24を設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機等の遊技機の入賞球受口器に関し、特に、開放姿勢と閉鎖姿勢の間で回動する可動片を備えた入賞球受口器に関する。
この種の入賞球受口器には、一対の翼状可動片を備えて、特別遊技状態ではこれら翼状可動片を大きく離間方向へ開いて入賞球を進入させるようにして、受口器への入賞確率が飛躍的に高まるようにしたものがある。このような入賞球受口器において、図9(A)に示すように、開放姿勢の左右の可動片4A,4Bの間に遊技球(入賞球)Bが進入すると、その荷重を受けて可動片4A,4Bは矢印で示すように軸部材41を中心にやや閉鎖方向へ回動しようとするが、図9(B)に示すように、三個の入賞球B1,B2,B3が連続して進入した場合に、後から進入した二つの入賞球B2,B3が左右の可動片4A,4Bの間で互いに当接してブリッジ状態となり、入賞球B2,B3が可動片4A,4Bの間を通過できない、いわゆる球噛みを生じることがある。なお、特許文献1には可動片の対向する内面を非対称の円弧状に窪ませることにより、連続して進入した二個の入賞球が球噛みを生じないようにした入賞球受口器が示されている。
実開平7−7686号
そこで、三個ないしそれ以上の入賞球が連続して進入した場合にも球噛みを生じることがない入賞球受口器が求められていた。
本発明はこのような要請に鑑みたもので、三個以上の複数の入賞球の球噛みを確実に防止できる遊技機の入賞球受口器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片(4A,4B)を備え、開放姿勢となった一対の可動片(4A,4B)の間に進入してきた第1の入賞球によって可動片(4A,4B)が閉鎖姿勢に回動させられるとともに、可動片(4A,4B)が閉鎖姿勢のときに生じた第2の入賞球によって可動片(4A,4B)が開放姿勢に回動させられるようにした遊技機の入賞球受口器において、連続して複数進入してきた第1の入賞球の少なくとも一つを、一時的に受け入れ可能な凹所(24)を設ける。ここで、上記「回動」は、開放姿勢あるいは閉鎖姿勢に回転した後、その状態を維持するものを含む。上記「生じる」とは、入賞球受口器の筐体に形成される入賞口、筐体外の遊技盤面に設けられた入賞口等に遊技球(入賞球)が進入した状態をいう。
本第1発明においては、開放姿勢となった左右一対の可動片の間に連続して複数進入してきた第1の入賞球の少なくとも一つを、凹所内に一時的に受け入れるようにしているから、可動片の間で第1の入賞球がブリッジ状態になることが避けられ、複数の入賞球が球噛みを生じることが防止される。
本第2発明では、開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片(4A,4B)を備え、開放姿勢となった一対の可動片(4A,4B)の間に進入してきた第1の入賞球によって可動片(4A,4B)が閉鎖姿勢に回動させられるとともに、可動片(4A,4B)が閉鎖姿勢のときに生じた第2の入賞球によって可動片(4A,4B)が開放姿勢に回動させられるようにした遊技機の入賞球受口器において、連続して複数進入してきた第1の入賞球のうち最初の入賞球(B1)を除く二番目以降の入賞球の少なくとも一つ(B2又はB3)を、他の第1の入賞球(B3又はB2)が可動片(4A,4B)の間を通過するまで一時的に受け入れ可能な凹所(24)を設ける。
本第2発明においては、開放姿勢となった複数の可動片の間に連続して複数進入してきた第1の入賞球のうち最初の入賞球を除く二番目以降の入賞球の少なくとも一つを、他の第1の遊技球が可動片の間を通過するまで凹所内に受け入れるようにしているから、可動片の間で第1の入賞球がブリッジ状態になることが避けられ、複数の入賞球が球噛みを生じることが防止される。
本第3発明では、可動片のうち一方(4B)の球受け面(42)に、第1の入賞球を凹所(24)に向けて案内する案内部(421)を形成する。本第3発明においては、第1の入賞球が案内部によって速やかに凹所内に案内されてこれに受け入れられる結果、可動片の間で第1の入賞球がブリッジ状態になることが避けられて球噛みの発生がさらに有効に防止される。
本第4発明では、可動片のうち一方(4A)の球受け面(42)に、第1の入賞球を凹所(24)から遠ざける方向へ案内する案内部(422)を形成する。本第4発明においては、第1の入賞球のうち案内部に位置しない側の入賞球から優先的に凹所内に受け入れられるから、可動片の間で第1の入賞球がブリッジ状態になることが避けられて球噛みの発生がさらに有効に防止される。
本第5発明では、左右の可動片(4A,4B)の中央と凹所(24)の左右幅方向の中央を、互いに左右方向へずらして位置させる。本第5発明においては、可動片の間に進入した入賞球のうち、凹所が大きく開口する側の入賞球から優先して速やかに凹所内に受け入れられるから、可動片の間で第1の入賞球がブリッジ状態になることが避けられて球噛みの発生がさらに有効に防止される。
本第6発明では、凹所(24)は複数個の入賞球を受け入れることができる幅に成形され、かつ当該凹所の底面を幅方向で段違いに成形する。本第6発明においては、凹所内に受け入れられた複数の入賞球が水平方向でのバランスを崩しながら一対の可動片の間に向けて流下していくので、凹所内からの流出過程においてブリッジ状態となることが避けられる。
本第7発明では、凹所は遊技球を略1個分受け入れることができる奥行きに成形されている。本第7発明においては、凹所内に受け入れられた第1の入賞球から、一対の可動片の間に向けて流下していく他の第1の入賞球に対して押圧力が作用しないから、可動片の間で上記他の第1の入賞球がブリッジ状態になることが避けられる。
本第8発明では、可動片の一方(4B)に近い側の凹所(24)の開口縁(242)を、第1の入賞球を凹所(24)内へ案内するように当該凹所(24)内へ向けて傾斜させる。本第8発明においては、第1の入賞球が凹所内へ円滑に進入させられる。
本第9発明では、凹所の底面を、受け入れた第1の入賞球を可動片(4A,4B)の間に向けて戻すように傾斜させる。本第9発明においては、他の第1の入賞球が可動片の間を通過した後に、凹所内に受け入れられた他の第1の入賞球が速やかに可動片の間に戻されてこれを通過する。
本第10発明では、略中間部を軸支されて傾動するように筐体(2)内に配設され、前端部(32)の上昇移動に伴って可動片(4A,4B)を開放姿勢に移動させるとともに前端部(32)の下降移動に伴って可動片(4A,4B)を閉鎖姿勢に移動させる操作部材(3)を備え、操作部材(3)は、可動片(4A,4B)が開放姿勢のときに進入してきた第1の入賞球が前端部(32)側に当接したときの荷重によって当該前端部(32)が下降移動させられるとともに、可動片(4A,4B)が閉鎖姿勢のときに操作部材(3)の後端部(33)側に進入してきた第2の入賞球が後端部(31)側に当接したときの荷重によって前端部(32)が上昇移動させられるものであり、かつ上昇姿勢で凹所(24)に臨んでその底面を構成する前端部(32)に、凹所(24)内に受け入れた第1の入賞球を可動片(4A,4B)の間に向けて戻すような傾斜面(32a)を形成する。本第10発明においては、本第9発明における作用効果を操作部材の前端部に形成した傾斜面によって得ることができる。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明の遊技機の入賞球受口器によれば、開放姿勢になった可動片での三個以上の入賞球の球噛みを確実に防止することができる。このような本発明は、入賞球を利用して可動片の開放・閉鎖動作を機械的に行う入賞球受口器に好適に使用できるものである。
(第1実施形態)
図1には入賞球受口器を正面側見た斜視図を示す。入賞球受口器1の筐体2は、後述する操作部材を収納した容器部21と、その前面に装着されたカバー部22とを備えており、カバー部22と容器部21の前壁211との間に翼状の一対の可動片4A,4Bが設けられている(一方のみ示す)。カバー部22は容器部21の前壁211に接する底壁221と、底壁221から立ち上がる前壁222を備えた断面L字状のもので、前壁222は上記前壁211よりも狭幅の所定形状に成形されて、前壁211に対して一定間隔を保って略平行に延びている。
前壁222には上下方向の中間の左右位置に、前壁211に向けて突出する一対の軸体41が設けられて、これら各軸体41にそれぞれ図2に示すように左右一対の各可動片4A,4Bの基端部44が嵌装されて回動可能となっている。前後の前壁211,222の間に位置させられた各可動片4A,4Bは、外側面43が膨出する曲面状に成形された略三角形状をしており、図1、図2に示す閉鎖状態では、球受面42を略平行に対向させて起立姿勢となっている。閉鎖状態の左右の可動片4A,4Bの上方の前壁211には入賞球進入口212が開口しており(図2)、この開口212は、カバー部22の上端部裏面に突設された球受けガイド部223(図1)内に臨んで、当該ガイド部223により形成された上方へ開放する入賞口23へ連通している。
図3には入賞球受口器1を後方から見た垂直断面斜視図を示す。図3において、操作部材3は前後方向へ延びる板体で、容器部21内の上下方向中間位置に配設されている。操作部材3はその長手方向の略中央で、容器部21の左右の側壁間に架設された軸体31によって傾動可能に支持されている。操作部材3が図3に示す傾倒状態にある場合には、その前端部32は下降位置にあって可動片4A,4B(一方のみ示す)の基端部44に当接して、これらを自重に抗して起立させ閉鎖姿勢に回動させている。入賞口23に入った遊技球(第2の入賞球)Bはガイド部223を経て入賞球進入口212から、容器部21内に形成された樋部213に至り、その先端から操作部材3上に落下する。
操作部材3は遊技球Bの荷重によってその後端部33が下降されられると同時に前端部32が上昇させられて傾斜状態となる。前端部32が上昇すると可動片4A,4Bの基端部44への当接が解消される結果、可動片4A,4Bは互いに離間する方向へ傾倒して開放姿勢となる(図4の状態)。ここで、上記樋部213(図3)の長さは、その先端から落下する入賞球Bが確実に軸体31の直上からその後方の操作部材3上に落下するように設定されている。このように設定することで、入賞口23から連続して流下してきた遊技球Bが、流下する順に速やかに後端部33を通じて排出されるので、操作部材3上に複数個(例えば3個)の遊技球Bが滞在して、操作部材3を平衡状態につり合わせてしまうことを防止することができる。なお、操作部材3の前端部32には前方へ下り傾斜する傾斜面32aが形成されており、また上記前端部32の上面には斜め後方へ突出するストッパ壁34が形成されている。
操作部材3の後端部33には下方へ露出させて幅方向へ延びる磁石体35が嵌着されている。また、上記後端部33の下方には容器部21の側壁間に金属製棒体214が架設されて、傾斜状態の操作部材3の上記磁石体35が上記棒体214に吸着して、傾斜状態が確実に維持されるようになっている。操作部材3の前半部下面からは下方へ当接部36が突出している。当接部36は下端が前方へ屈曲し、下端部361は前方へ漸次狭幅になっている。
左右の可動片4A,4Bは開放姿勢では図4に示すように互いに離間方向へ傾倒しており、各可動片4A,4Bの球受け面42は上方を向いている。ここで、本実施形態では容器部21の前壁211に横長の凹所24が形成されて、その開口241が、傾倒した可動片4A,4Bの間に臨むように位置している。凹所24は、上記開口241の左右縁から容器部21内へ延出させられた側壁243,246(図5)と、これらの間に位置する操作部材3の前端部32およびストッパ壁34(図3)とで区画形成されており、その開口幅は図5に示すように、入賞球Bの2個分の外径よりも大きく、奥行きは入賞球Bを1個分は受け入れられる大きさとなっている。また、凹所24の底面244,245(図4)は一方の底面245が他方の底面244よりも低い段違いになっており、かつ、これら底面244,245は、可動片4A,4B側に向けて下り傾斜している。これにより、入賞球Bが可動片4A,4Bの間を通過した後に、凹所24内にある他の入賞球Bが速やかに可動片4A,4Bの間に戻される。ここで、凹所24の開口中央(線g)は、左右の可動片4A,4Bの中央(線h)と一致させてあり、これにより、外観意匠にまとまり感が付与されている。さらに、可動片4Bに近い側の凹所24の開口縁242は、図4に示すように、凹所24内へ向けて傾斜させてある。また、可動片4Aの球受け面42には外側縁に沿って、内方の上記凹所24へ向けて傾斜する案内面421が形成されており(図6)、さらに、可動片4A,4Bの各基部に形成された球受け用凹陥部423,424は、一方423が他方424よりも大きくしてあって、両可動片4A,4Bは互いに非対称形となっている。これにより、可動片4A,4B間を通過する直前に凹陥部423,424内に進入した入賞球Bが可動片4A,4B間の中央位置で平衡状態となって滞ることが防止されるとともに、重量に相違が生じることにより入賞球Bが左右の可動片4A,4Bの間を通過する際の、これら可動片4A,4Bの閉じるタイミングがずれることにより、この際の入賞球Bの滞留も回避される。
このような構造の入賞球受口器1において、既に従来技術で説明したように(図9(A)参照)開放姿勢の左右の可動片4A,4Bの間に遊技球(第1の入賞球)Bが進入すると、その荷重を受けて可動片4A,4Bは矢印で示すように軸部材41を中心にやや閉鎖方向へ回動しようとする。ここで、三個の入賞球B1,B2,B3(図9(B)参照)が連続して進入した場合、従来は、後から進入した二つの遊技球B2,B3が左右の可動片4A,4Bの間で互いに当接してブリッジ状態となり球噛みを生じる。ここにおいて本実施形態では、可動片4Aの球受け面42に形成された案内面421により、これに接する入賞球B2が凹所24内へ速やかに案内されてここに一時的に受け入れられる。また、傾斜した開口縁242(図4、図5)によって、可動片4Bの球受け面42上にある入賞球B3も凹所24内へ速やかに案内されてここに一時的に受け入れられる。これにより、左右の可動片4A,4Bの間に二つの入賞球B2,B3がブリッジ状に並んで球噛み状態となることが防止される。なお、凹所24の底面244,245は上述のように段違いになっているから、凹所24内に受け入れられた入賞球B2,B3が水平方向で平衡してブリッジ状態となることが防止される。
最初に進入してきた入賞球B1が可動片4A,4Bの間を通過すると、凹所24内の低い側の底面244上にある二つ目の入賞球B2が操作部材前端部32の傾斜面32aによって凹所24外へ転出させられて速やかに可動片4A,4B間を下方へ通過する。二つ目の入賞球B2が可動片4A,4Bの間を通過した後、凹所24内に残っていた遊技球B3が凹所24内から左右の可動片4A,4Bの間へ転出させられて、これらの間を速やかに下方へ通過する。このようにして、入賞球B1〜B3の三個噛みが確実に回避される。操作部材3は、可動片4A,4Bの間を通過した入賞球B1〜B3が当接部36の下端部361に当接した際の荷重によってその前端部32が下降させられ、これに伴って左右の可動片4A,4Bが起立した閉鎖姿勢に回動させられる。なお、可動片4A側から入賞する入賞球B2に続いて、可動片4A側から入賞する入賞球B22がある場合には、入賞球B2が凹所24に入り込んで、入賞球B22が可動片4A,4Bの間を通過するのを待ってから入賞することになる。可動片4B側から入賞する入賞球B3に続く入賞球B33がある場合も同様である。
なお、本実施形態では、凹所24に入賞球2個を受け入れることが可能な幅及び奥行きに形成しているので、3個の入賞球の球噛みはもちろん、凹所24に入賞球を2個受け入れた場合には4個の入賞球の球噛みも確実に防止することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では図7に示すように凹所24の開口幅は入賞球1個の外径よりもやや大きい程度で、入賞球2個分の外径より小さくしてある。そして凹所24は、その中央(線g)が、左右の可動片4A,4Bの中央(線h)に対して可動片4B寄りに一定量dだけずらして形成してある。また、可動片4Aにはその内側縁に沿って、内方の上記凹所24に対して反対側の外方へ向けて傾斜する案内面422が形成されており、一方、可動片4Bにはその外側縁に沿って、内方の上記凹所24に向けて傾斜する案内面421が形成されている。
本実施形態において、三個の入賞球B1,B2,B3(図9(B)参照)が連続して進入した場合、可動片4Aの球受け面42に形成された案内面422により、可動片4A上の入賞球B2は凹所24から遠ざけられる方向へ案内され、一方、可動片4Bの球受け面42に形成された案内面421により、可動片4B上の入賞球B3は凹所24に向かう方向へ案内される。これにより、入賞球B2,B3が互いに干渉することなく、入賞球B3のみが円滑に凹所24内に受け入れられる。この結果、左右の可動片4A,4Bの間に二つの入賞球B2,B3がブリッジ状に並んで球噛み状態となることが防止される。
(第3実施形態)
図8には、いわゆる回転式の入賞球受口器に本発明を適用した例を示す。筐体2の容器部21内に配設された回転軸51には、外周に90度間隔で球接触片52が突設されるとともに、外周の対称位置には羽根制御片53が突設されて、回転体5を構成している。球接触片52にはバネ付勢された制動片6の先端が弾接して、回転軸5の回転を90度毎に規制している。羽根制御片53が左右の可動片4A,4B(一方のみ示す)の基部に設けた突片45に当接した状態では、各可動片4A,4Bは自重に抗して起立状態に保持されて閉鎖姿勢となっている。入賞球Bを一時的に受け入れる凹所23は本実施形態では回転体5の上方に設けられており、容器部21の頂壁215と容器部21内に形成された隔壁216,217によって区画されて可動片4A,4Bの方向へ開口している。
閉鎖姿勢の左右の可動片4A,4Bの間に遊技球(第2の入賞球)Bが進入し、これらの間を通過して落下途中で球接触片52に当接すると、回転軸51が図8の反時計方向へ90度回転して羽根制御片53と突片45の当接状態が外れ、可動片4A,4Bは自重で傾倒させられて開放姿勢になる。開放姿勢の左右の可動片4A,4Bの間に遊技球(第1の入賞球)Bが進入し、これらの間を通過して落下途中で球接触片52に当接すると、回転軸51が図8の時計方向へさらに90度回転して羽根制御片53と突片45が当接し、可動片4A,4Bは自重による傾倒が規制されて起立した閉鎖姿勢になる。
ここで、可動片4A,4Bが開放姿勢にあるときに三個の遊技球(第1の入賞球)B1,B2,B3(図9(B)参照)が連続して進入した場合には、上記各実施形態と同様に、入賞球B2,B3あるいは入賞球B3が凹所24内に一時的に受け入れられる結果、左右の可動片4A,4Bの間に二つの入賞球B2,B3がブリッジ状に並んで球噛み状態となることが避けられる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では入賞球のいわゆる三個噛みの防止に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は三個噛み、四個噛みに限られず、五個以上の複数個の球噛みの防止に適用することができる。この場合、凹所の開口幅は三個以上の入賞球を受け入れることができる大きさとすることができる。上記実施形態ではシーソー状に傾動する操作部材あるいは回転体によって可動片を開閉操作する構造の入賞球受口器に本発明を適用した場合について説明したが、これ以外の構造で可動片を開閉操作するようにした入賞球受口器にも本発明を適用できることはもちろんである。
本発明の第1実施形態における、可動片が閉鎖姿勢にある状態での入賞球受口器を前方から見た斜視図である。 可動片が閉鎖姿勢にある状態でカバー部を取り去って入賞球受口器を前方から見た斜視図である。 可動片が閉鎖姿勢にある状態での入賞球受口器の垂直断面斜視図である。 可動片が開放姿勢にある状態でカバー部を取り去って入賞球受口器を前方から見た斜視図である。 可動片が開放姿勢にある状態での凹所の概略水平断面図である。 可動片が開放姿勢にある状態で入賞球受口器を上方から見た要部斜視図である。 本発明の第2実施形態における、可動片が開放姿勢にある状態で入賞球受口器を上方から見た要部斜視図である。 本発明の第3実施形態における、入賞球受口器の垂直断面図である。 従来例を示す、開放姿勢にある可動片の概略正面図である。
符号の説明
1…入賞球受口器、2…筐体、24…凹所、242…開口縁、3…操作部材、32…前端部、32a…傾斜面、34…前端部、4A,4B…可動片、42…球受け面、421,422…案内面、44…基端部、5…案内部材、B,B1,B2,B3…入賞球。

Claims (7)

  1. 開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片を備え、開放姿勢となった前記一対の可動片の間に進入してきた第1の入賞球によって前記可動片が閉鎖姿勢に回動させられるとともに、前記可動片が閉鎖姿勢のときに生じた第2の入賞球によって前記可動片が開放姿勢に回動させられるようにした遊技機の入賞球受口器において、連続して複数進入してきた前記第1の入賞球の少なくとも一つを、一時的に受け入れ可能な凹所を設けたことを特徴とする遊技機の入賞球受口器。
  2. 開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片を備え、開放姿勢となった前記一対の可動片の間に進入してきた第1の入賞球によって前記可動片が閉鎖姿勢に回動させられるとともに、前記可動片が閉鎖姿勢のときに生じた第2の入賞球によって前記可動片が開放姿勢に回動させられるようにした遊技機の入賞球受口器において、連続して複数進入してきた前記第1の入賞球のうち最初の入賞球を除く二番目以降の入賞球の少なくとも一つを、他の前記第1の入賞球が前記可動片の間を通過するまで一時的に受け入れ可能な凹所を設けたことを特徴とする遊技機の入賞球受口器。
  3. 前記可動片のうち一方の球受け面に、前記第1の入賞球を前記凹所に向けて案内する案内部を形成した請求項1又は2に記載の遊技機の入賞球受口器。
  4. 前記可動片のうち一方の球受け面に、前記第1の入賞球を前記凹所から遠ざける方向へ案内する案内部を形成した請求項1ないし3に記載の遊技機の入賞球受口器。
  5. 左右の前記可動片の中央と前記凹所の左右幅方向の中央を、互いに左右方向へずらして位置させた請求項1ないし4に記載の遊技機の入賞球受口器。
  6. 前記凹所は複数個の入賞球を受け入れることができる幅に成形され、かつ当該凹所の底面を幅方向で段違いに成形した請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技機の入賞球受口器。
  7. 前記凹所は入賞球を略1個分受け入れることができる奥行きに成形されている請求項1ないし6のいずれかに記載の遊技機の入賞球受口器。
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