JP2006055376A - 遊技機の入賞球受口器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入賞球の三個噛みを確実に防止する。
【解決手段】 開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片4A,4Bを備え、開放姿勢となった一対の可動片4A,4Bの間に進入してきた所定数の入賞球によって可動片4A,4Bが閉鎖姿勢に回動させられるとともに、可動片4A,4Bが閉鎖姿勢のときに生じた入賞球によって可動片4A,4Bが開放姿勢に回動させられる。開放姿勢において左右の可動片4A,4Bの基端部44間に、入賞球の外径よりも大きい内径の開口1aが形成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機等の遊技機の入賞球受口器に関し、特に、開放姿勢と閉鎖姿勢の間で回動する可動片を備えた入賞球受口器に関する。
この種の入賞球受口器には、一対の翼状可動片を備えて、特別遊技状態ではこれら翼状可動片を大きく離間方向へ開いて入賞球を進入させるようにして、受口器への入賞確率が飛躍的に高まるようにしたものがある。このような入賞球受口器において、図15(A)に示すように、開放姿勢の左右の可動片4A,4Bの間に遊技球(入賞球)Bが進入すると、その荷重を受けて可動片4A,4Bは矢印で示すように軸部材41を中心にやや閉鎖方向へ回動しようとするが、図15(B)に示すように、三個の入賞球B1,B2,B3が連続して進入した場合に、これらの間に平衡状態が生じて入賞球が可動片の間を通過できない、いわゆる球噛みを生じることがある。なお、特許文献1には可動片の対向する内面を非対称の円弧状に窪ませることにより、連続して進入した二個の入賞球が球噛みを生じないようにした入賞球受口器が示されている。
実開平7−7686号
そこで、三個の入賞球が連続して進入した場合にも球噛み(三個噛み)を生じることがない入賞球受口器が求められていた。
本発明はこのような要請に鑑みたもので、入賞球の三個噛みを確実に防止できる遊技機の入賞球受口器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片(4A,4B)を備え、開放姿勢となった一対の可動片(4A,4B)の間に進入してきた所定数の第1の入賞球によって可動片(4A,4B)が閉鎖姿勢に回動させられるとともに、可動片(4A,4B)が閉鎖姿勢のときに生じた第2の入賞球によって可動片(4A,4B)が開放姿勢に回動させられるようにした遊技機の入賞球受口器(1)において、開放姿勢において左右の可動片(4A,4B)の基端部(44)間に、第1の入賞球の外径よりも大きい内径の開口(1a)が形成されるようにした。ここで、上記「回動」は、開放姿勢あるいは閉鎖姿勢に回転した後、その状態を維持するものを含む。また、上記「所定数」は、一個または所定の複数個を意味する。上記「生じる」とは、閉鎖姿勢となった可動片の間に形成される入賞口、あるいは入賞球受口器の筐体に形成される入賞口、筐体外の遊技盤面に設けられた入賞口等に遊技球(入賞球)が進入した状態をいう。また、「開口」の形状は円形状に限定されず、四角形状等、入賞球の外径よりも大きければどのような形状でも良い。
本第1発明においては、開放姿勢において左右の可動片の基端部間に、第1の入賞球の外径よりも大きい内径の開口が形成されるから、三個の入賞球が連続して可動片に至っても最初の入賞球は抵抗なく速やかに上記開口内に進入し、従来のように開放姿勢の可動片上で三個の入賞球が平衡状態となって三個噛みを生じることはない。
本第2発明では、開放姿勢となった上記一対の可動片(4A,4B)の下方に、第1の入賞球1個分を収納できる収納空間(S)が形成されている。本第2発明では可動片間の上記開口内に進入した最初の第1の入賞球は完全に開口を通過するから、可動片上で三個の第1の入賞球が平衡状態となって三個噛みを生じることがさらに確実に防止される。
本第3発明では、開放姿勢にある左右一対の可動片(4A,4B)の基端部(44)により、第1の入賞球を二個は並列に収納できない幅寸法の、上方へ開放する凹所(1b)が形成されるようにした。本第3発明においては、連続して可動片に至った三個の第1の入賞球のうち最初の第1の入賞球が可動片間の上記開口内に進入しあるいはこれを通過した後、残る二個の第1の入賞球のうち一方のみが凹所内に収納されて上記開口へ案内される。したがって、残る二個の第1の入賞球が平衡状態となって二個噛みを生じることは避けられ、三個の第1の入賞球が確実に順次上記開口内に進入させられる。
本第4発明では、略中間部を軸支されて傾動するように筐体(2)内に配設された操作部材(3)を備え、左右一対の可動片(4A,4B)は、操作部材(3)の一端部(34)の上昇移動に伴って開放姿勢に回動させられるとともに一端部(34)の下降移動に伴って閉鎖姿勢に回動させられるようになっており、操作部材(3)は、第1の入賞球が一端部(34)側に当接したときの荷重によって当該一端部(34)が下降移動させられるとともに、第2の入賞球が他端部(39)側に当接したときの荷重によって一端部(34)が上昇移動させられるものであり、かつ筐体(2)の内壁には、第1の入賞球を一端部(34)側へ案内する案内部材(5)を設ける。本第4発明において、第1の入賞球はその進入軌跡によっては操作部材の一端部側に当接せずあるいは不十分にしか当接しないことがあるが、この場合にも、第1の入賞球が案内部材によって再び一端部側へ案内されてこれに当接することによって操作部材はその一端部が下降移動するように傾動させられ、可動片が確実に閉鎖姿勢に回動させられる。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明の遊技機の入賞球受口器によれば、開放姿勢になった可動片での入賞球の三個噛みを確実に防止することができる。このような本発明は、入賞球を利用して可動片の開放・閉鎖動作を機械的に行う入賞球受口器に好適に使用できるものである。
(第1実施形態)
図1は可動片が開放姿勢となった状態での入賞球受口器の断面図、図2はその概略正面図である。入賞球受口器1の筐体2は、操作部材3を収納した容器部21と、その前面に装着されたカバー部22とから構成されている。容器部21の前壁211には開口212が形成されており、前壁211の外周部は取付用のフランジとなっている(図2)。カバー部22は容器部21の前壁211に接する底壁221と、底壁221から立ち上がる前壁222を備えた断面L字状のもので、前壁222は上記前壁211よりも狭幅の所定形状に成形されて、前壁211に対して一定間隔を保って略平行に延びている。
前壁222の裏面には上下方向の中間の左右位置に、前壁211に向けて突出する一対の軸体41が設けられて、これら各軸体41にそれぞれ翼状の可動片4A,4Bの基端部44が貫通孔を嵌装させて回動可能に装着されている。前後の前壁211,222の間に位置させられた各可動片4A,4Bは開放姿勢では互いに離間方向へ傾倒しており(図2)、開放姿勢で上方を向いた内側面42には、後述する操作部材に向けて入賞球をスムーズに案内するような壁形状(凸形状)が形成されている。各可動片4A,4Bの外側面43は膨出する曲面状に成形されている。
容器部21内に収納された操作部材3は長方形状の板体で、その中間位置において幅方向へ貫設された軸部材31により容器部21の側壁間に回転可能に支持されて、天秤式に傾動可能である。操作部材3の一方の側縁にはこれに沿って長手方向へ一定高さのガイド壁32が形成されて、後述のように可動片4A,4Bが閉鎖姿勢の状態でこれらの間に進入して操作部材3の上面に至った入賞球を、他端部たる後端部39方向へ確実に案内するようにしてある。操作部材3は図1に示す傾斜状態では一端部たるその前端部34が上昇して、全体が後方へ大きく下り傾斜している。
操作部材3の後端部39には下方へ露出させて幅方向へ延びる磁石体38が嵌着されている。また、操作部材3には後端部39より前方で軸部材31より後方位置に、当接部としての当接板33が設けてある。当接板33はその基端が操作部材3の下面に埋設されて、操作部材3に対して略直角に下方へ延びている。上記後端部39の下方には容器部21の側壁間に金属製棒体26が架設されて、傾斜状態の操作部材3の上記磁石体38が上記棒体26に吸着して、傾斜状態が確実に維持されるようになっている。操作部材3の前半部下面からは下方へ当接部40が突出している。当接部40は下端が前方へ屈曲し、下端部401は前方へ漸次狭幅になっている。そして、開放姿勢のときの可動片4A,4Bの下方には上記下端部401との間に入賞球を1個分収納できる収納空間S(図2)が形成されている。なお、操作部材3の後端部39には段付きに低くなりかつ側方へ傾斜した凹所36が形成されている。
ここで、上記各可動片4A,4Bの基端部44には図3に示すように略半円形の切欠き45が形成されており、これら切欠き45によって、開放姿勢となった左右の可動片4A,4Bの間に円形開口1aが形成されている。この円形開口1aの内径は入賞球の外径よりも大きく、入賞球が抵抗なく通過できる大きさとなっている。切欠き45が形成された可動片4A,4Bの基端部44は図4に示すように段付きに凹陥しており、これら凹陥部46によって、開放姿勢となった左右の可動片4A,4Bの間には、入賞球B1〜B3を二個は並列に収納できない幅寸法の、上方へ開放する凹所1bが形成されている。
このような構造の入賞球受口器1において、可動片4A,4Bが開放姿勢にある状態でこれらの間に入賞球B1が進入すると(図4)、進入した入賞球B1は可動片4A,4Bの間に形成された開口1aを抵抗なく下方へ通過する。この際に、図4に示すように三個の入賞球B1,B2,B3が連続して進入してきても、最初の入賞球B1は上記開口1aを速やかに下方へ通過して収納空間S内に進入して、完全に開口1aを通過する。これにより、入賞球B1が後続の入賞球B2,B3と接触することが起こりにくくなるから、球噛みの発生がより確実に防止される。続く二個の入賞球B2,B3は、上記凹所1bが二個は並列に収納できない幅寸法となっていることにより、両者の平衡状態が崩れていずれか一方のみが凹所1b内に進入し、凹所1b内に進入した入賞球B2は凹陥部46に案内されて開口1aに至ってこれに進入する。この時には最初の入賞球B1は、上記当接部40の下端部401に当接しつつ収納空間Sから容器部21内を後方へ流出させられており、入賞球B2は開口1aを速やかに下方へ通過して収納空間Sに至り、容器部21内を後方へ流出させられる。最後の入賞球B3は、上記入賞球B1,B2の通過によって後述のように下降させられた前端部34から操作部材3上をその後端部39方向へ転動する。このようにして、三個の入賞球B1〜B3が連続して進入しても、開放姿勢の可動片4A,4Bの間で三個噛みを生じることなく、開口1aを順次円滑に下方へ通過させられる。
開口1aを通過した入賞球B(図1)は上述のようにその下方に突出している当接部40の下端部401に当接し、その荷重によって操作部材3を軸部材31回りに図1の反時計方向へ傾動させ、前端部34を下降させる。この時、跳ねる等によって進入軌跡が変化し上記下端部401に適切に荷重を与えなかった入賞球Bは、下端部401よりも後方に位置する当接板33に当たる。当接板33に入賞球Bの荷重を受けた操作部材3は軸部材31回りに図1の反時計方向へ傾動させられ、その前端部34が下降する。
下降した操作部材3の前端部34は左右の可動片4A,4Bの基端部44に当接して、これらを自重に抗して起立させ閉鎖姿勢に回動させる(図5、図6)。閉鎖姿勢では左右の可動片4A,4Bは内側面42を略平行に対向させた状態となり、これらの間に形成される開口は、進入する入賞球の外径よりやや大きい程度となる。この状態で入賞球が可動片の間に進入すると、入賞球B(図5)は可動片4A,4Bの内側面42に形成された凸形状により案内されて、操作部材3の前端部34側へ落下し、操作部材3の傾斜する上面をその後端部39へ向けて転動する。操作部材3は後端部39へ至った入賞球Bの荷重を受けて再び傾斜状態になり(図1)、その前端部34が上昇して可動片4A,4Bが自重によって上述した開放姿勢になる(図2)。なお、入賞球Bは操作部材3の後端部39上から図略の流路へ落下排出される。
(第2実施形態)
本実施形態では、入賞球が閉鎖姿勢の可動片4A,4Bの間には進入せず、別に設けた進入経路から入賞球受口器1内に進入する構造のものに本発明を適用した場合について説明する。図7、図8はそれぞれ可動片4A,4Bが開放姿勢となった状態での入賞球受口器の断面図およびその概略正面図である。受口器1の筐体2、可動片4A,4B、操作部材3等の基本構造は第1実施形態と同様であり、以下は相違点を中心に説明する。図7において、操作部材3は傾斜状態となって、その前端部34が左右の可動片4A,4Bの基端部44間から上方へ脱出し、可動片4A,4Bは自重によって傾倒した開放姿勢となっている。なお、操作部材3の前端部34には切欠き部91が形成され、当該切欠き部91に隣接した前端部34板面上には山形断面のストッパ部92が一定幅で突出形成されている。開放姿勢で上方を向いた各可動片4A,4Bの内側面47,48は、互いに非対称な湾曲凹面となっている。なお、筐体2の容器部21の頂壁は後端部が開放されて入賞球進入用の開口1cとなっている。
上記各可動片4A,4Bの基端部44には図9に示すように略半円形の切欠き45が形成されており、これら切欠き45によって、開放姿勢となった左右の可動片4A,4Bの間に円形開口1aが形成されている。この円形開口1aの内径は入賞球の外径よりも大きく、入賞球が抵抗なく通過できる大きさとなっている。切欠き45が形成された可動片4A,4Bの基端部44は図10に示すように互いに非対称に段付きに凹陥しており、これら凹陥部491,492によって、開放姿勢となった左右の可動片4A,4Bの間に、入賞球を二個は並列に収納できない幅寸法の、上方へ開放する凹所1bが形成されている。
このような構造の入賞球受口器1において、可動片4A,4Bが開放姿勢にある状態でこれらの間に入賞球B1が進入すると(図10)、進入した入賞球B1は可動片4A,4Bの間に形成された開口1aを抵抗なく下方へ通過する。この際に、図10に示すように三個の入賞球B1、B2,B3が連続して進入してきても、最初の入賞球B1は上記開口1aを速やかに下方へ通過して収納空間S内に進入する。続く二個の入賞球B2,B3は、可動片4A,4Bの内側面が非対称の湾曲凹面47,48となっていること、および上記凹所1bが二個は並列に収納できない幅寸法となっていることにより、両者の平衡状態が崩れていずれか一方のみが凹所1b内に進入し、凹所1b内に進入した入賞球B2は凹陥部46に案内されて開口1aに至ってこれに進入する。この時には最初の入賞球B1は、上記当接部40の下端部401に当接しつつ収納空間Sから容器部21内を後方へ流出させられており、入賞球は開口1aを速やかに下方へ通過して収納空間Sに至り、容器部21内を後方へ流出させられる。続いて最後の入賞球B3が凹所1bから開口1aへ進入してこれを下方へ通過し、収納空間Sを経て容器部21内を後方へ流出させられる。このようにして、三個の入賞球B1〜B3が連続して進入しても、開放姿勢の可動片4A,4Bの間で三個噛みを生じることなく、開口1aを順次円滑に下方へ通過させられる。
開口1aを通過した入賞球B(図7)はその下方に突出している当接部40の下端部401に当たり、その荷重によって操作部材3を軸部材31回りに図1の反時計方向へ傾動させ、前端部34を下降させる。この時、跳ねる等によって進入軌跡が変化し上記下端部401に当たらなかった入賞球Bは、下端部401よりも後方に位置する当接板33に当たる。当接板33に入賞球Bの荷重を受けた操作部材3は軸部材31回りに図1の反時計方向へ傾動させられ、その前端部34が下降する。前端部34は下降する過程で前方へ進出し始めるが、切欠き部91が形成されていることによって入賞球の下方への通過は円滑に行われる。
下降した操作部材3の前端部34は左右の可動片4A,4Bの基端部44に当接して、これらを自重に抗して起立させ閉鎖姿勢に回動させる(図11、図12)。閉鎖姿勢では左右の可動片4A,4Bは内側面47,48を略平行に対向させた状態となる。この状態で入賞球B(図11)が容器部21の開口1cから進入して操作部材3の後端部39上へ落下すると入賞球Bの荷重を受けた操作部材3は再び傾斜状態になり(図7)、その前端部34が上昇して可動片4A,4Bが自重により上述した開放姿勢になる(図8)。ここで、後端部39上へ落下した入賞球Bが跳ねて先端部34方向へ向かってもストッパ部92に当たって再び後端部39へ戻される。なお、入賞球Bは操作部材3の後端部39上から図略の流路へ落下排出される。
(第3実施形態)
図13にはカバー部と可動片を取り除いた入賞球受口器1の筐体容器部21の前方斜視図を示し、図14には入賞球受口器1の全体断面図を示す。本実施形態では操作部材3を収納した容器部21の側壁内面に案内部材5が設けてある。案内部材5は長板状のもので、その基端が容器部21の側壁内面に固定され、これから水平に延びてその先端は操作部材3の当接部40に対向している。そして、操作部材3が、その前端部34が上昇した傾斜状態となっている場合、すなわち可動片4A,4Bが開放姿勢にある場合(図2参照)には、図14に示すように、案内部材5は当接部40の下端部401に対してその後上方に位置する。他の構造は第1実施形態と同様である。
このような構造において、開口1aを通過した入賞球Bは通常は、既に説明したようにその下方に突出している当接部40の下端部401に当接して、その荷重によって操作部材3を軸部材31回りに図14の反時計方向へ傾動させ、前端部34を下降させる。この時、跳ねる等によって進入軌跡が変化し上記下端部401に適切に荷重を与えなかった入賞球Bが生じても、これは、下端部401よりも後方に位置する案内部材5に当たり、ここで跳ね返されて、又は垂直方向へ落下させられて、下端部401方向へ案内される(図14の矢印)。下端部401に至った入賞球Bはこれに荷重を与えて操作部材3をその前端部34が下降するように傾動させる。下降した操作部材3の前端部34は左右の可動片4A,4Bの基端部44に当接して、これらを自重に抗して起立させ閉鎖姿勢に回動させる。これにより、開放姿勢の可動片4A,4Bの間に進入した入賞球Bによって可動片4A,4Bは確実に閉鎖姿勢に戻される。なお、この場合、当接板33は、案内部材5と棒体26との間に位置することで、この間に入賞球Bがはまり込んでしまうのを防止する役割を果たしている。
上記各実施形態においては、天秤式の入賞球受口器に本発明を適用した場合について説明したが、入賞球が接触することによって回転する回転体を利用して、可動片を開放・閉鎖姿勢へ回動させるようにした回転体式の入賞球受口器に本発明を適用することもできる。また、開口1aは必ずしも左右の可動片1A,1Bの切欠き45によって形成する必要はなく、いずれか一方の可動片のみによって形成しても良い。
本発明の第1実施形態における、可動片が開放姿勢にある状態での入賞球受口器の垂直断面図である。 可動片が開放姿勢にある状態での入賞球受口器の概略正面図である。 可動片が開放姿勢にある状態での入賞球受口器の斜視図である。 開放姿勢にある可動片の断面図である。 可動片が閉鎖姿勢にある状態での入賞球受口器の垂直断面図である。 可動片が閉鎖姿勢にある状態での入賞球受口器の概略正面図である。 本発明の第2実施形態における、可動片が開放姿勢にある状態での入賞球受口器の垂直断面図である。 可動片が開放姿勢にある状態での入賞球受口器の概略正面図である。 可動片が開放姿勢にある状態での入賞球受口器の斜視図である。 開放姿勢にある可動片の断面図である。 可動片が閉鎖姿勢にある状態での入賞球受口器の垂直断面図である。 可動片が閉鎖姿勢にある状態での入賞球受口器の概略正面図である。 本発明の第3実施形態における、入賞球受口器の筐体収納部を前方から見た斜視図である。 可動片が開放姿勢にある状態での入賞球受口器の垂直断面図である。 従来例を示す、開放姿勢にある可動片の概略正面図である。
符号の説明
1...入賞球受口器、1a...開口、1b...凹所、2...筐体、3...操作部材、33...当接板、34...前端部、39...後端部、4A,4B...可動片、44...基端部、5...案内部材、B...入賞球、S...収納空間。

Claims (4)

  1. 開放姿勢と閉鎖姿勢との間で回動可能な左右一対の可動片を備え、開放姿勢となった前記一対の可動片の間に進入してきた所定数の第1の入賞球によって前記可動片が閉鎖姿勢に回動させられるとともに、前記可動片が閉鎖姿勢のときに生じた第2の入賞球によって前記可動片が開放姿勢に回動させられるようにした遊技機の入賞球受口器において、開放姿勢において前記左右の可動片の基端部間に、前記第1の入賞球の外径よりも大きい内径の開口が形成されるようにしたことを特徴とする遊技機の入賞球受口器。
  2. 開放姿勢となった前記一対の可動片の下方に、前記第1の入賞球1個分を収納できる収納空間が形成されている請求項1に記載の遊技機の入賞球受口器。
  3. 開放姿勢にある前記左右一対の可動片の基端部により、前記第1の入賞球を二個は並列に収納できない幅寸法の、上方へ開放する凹所が形成されるようにした請求項1又は2に記載の遊技機の入賞球受口器。
  4. 略中間部を軸支されて傾動するように筐体内に配設された操作部材を備え、前記左右一対の可動片は、前記操作部材の一端部の上昇移動に伴って前記開放姿勢に回動させられるとともに前記一端部の下降移動に伴って前記閉鎖姿勢に回動させられるようになっており、前記操作部材は、前記第1の入賞球が前記一端部側に当接したときの荷重によって当該一端部が下降移動させられるとともに、前記第2の入賞球が他端部側に当接したときの荷重によって前記一端部が上昇移動させられるものであり、かつ前記筐体の内壁には、前記第1の入賞球を前記一端部側へ案内する案内部材を設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機の入賞球受口器。
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