JP2006146618A - 情報読み取り装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICタグが近接して配置されている場合において、読み取り対象とされているICタグを判別できるようにする。
【解決手段】 ハンディスキャナ1から、電波をICタグに向けて出射し、そこに記憶されているデータを読み取る。ICタグが電波を受信可能な有効範囲91の幅に対応する大きさの直径を有するマーク31が、レーザ光により、読み取り対象とされているICタグ81−1が付着されている荷物71−1に投影、表示される。マーク31の径は、ハンディスキャナ1と荷物71−1との距離Lに応じて変化される。本発明はICタグを読み取るRFIDハンディスキャナに適用することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報読み取り装置および方法に関し、特にICタグの情報を確実に読み取ることができるようにした、情報読み取り装置および方法に関する。
最近、ICタグ(RFIDタグとも称される)が注目されている。ICタグには多くの情報を記憶させることができ、そしてその情報を無線で読み取ることが可能である。例えば、荷物を収納する箱にICタグを取り付け、そのICタグに荷物の配送日、配送先、収容物の名称などを記憶させておき、その荷物の配送を管理することができる。
従って、倉庫に多くの荷物が収容されている状態において、RFIDハンディスキャナによりICタグを読み取ることで、その荷物に何が収容されており、その荷物の配送日がいつであるのかを確認することが可能となる。ICタグについては、例えば、非特許文献1に開示されている。
JIS X 6323−3
しかしながら、例えば、複数の荷物が並んで配置されている状態において、RFIDハンディスキャナにより所定の荷物に取り付けられているICタグを読み取ろうとした場合、近接して配置されている他の荷物のICタグの情報を誤って読み取ってしまう課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数の荷物が近接して配置されている場合においても、所望の荷物のICタグの情報を確実に読み取ることができるようにするものである。
[請求項1]
本発明の情報読取装置は、ユーザからの指示に基づいて電波の出射方向と垂直な断面における有効範囲にほぼ対応する形状のマーク光を投光する投光手段と、
ユーザからの指示に基づいて離間した位置にあるICタグに向けて指向性を有する前記電波を出射する出射手段と、
出射した前記電波に対する応答に基づいて前記ICタグの情報を読み取る読み取り手段と、
読み取られた情報の内容を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
出射手段により指向性を有する電波が発生され、ICタグに向けて出射される。読み取り手段はこの電波を介してICタグと通信し、そこに記憶されている情報を読み取る。読み取られた情報の内容は表示手段に表示される。投光手段により電波の出射方向と垂直な断面における有効範囲にほぼ対応する形状のマーク光が投光される。マーク光とは、それが投光される対象物にマークのパターンを投射するために用いる光である。
例えば、電波の出射方向と垂直な断面の形状がほぼ円形である場合、マーク光(従ってそれにより対象物上に形成されるマーク)も円形、円環等、少なくともその外形が円形とされ、マーク光の中心が、電波の出射方向と垂直な断面の有効範囲を表す円の中心とほぼ一致される。マーク光が十字形とされる場合、十字の中心が電波の出射方向と垂直な断面の有効範囲を表す円の中心とほぼ一致され、十字の線の端部が電波の出射方向と垂直な断面の有効範囲の境界に対応される。有効範囲は、ICタグの情報を読み取るのに実質的に有効な範囲を意味する。
これにより、ユーザは、マーク光により対象物上に形成されるマークを視認し、そのマークに基づいて電波の有効範囲を認識することができ、複数のICタグが比較的近接して配置されている状況でも、読み取り対象とされているICタグを認識することができる。
ICタグは対象物としての例えば荷物に付着されており、そのICタグには、その荷物に関する情報が記憶されている。情報読取装置は携帯型とすることができ、このような荷物に付着されているICタグに記憶されている情報を読み取るのに用いることができる。ICタグは、無線で情報読取装置と通信できるものであれば、パッシブタイプとアクティブタイプのいずれでもよい。電波としては、通信可能距離が3メートル乃至5メートルとなるUHF帯の周波数のものを用いることができる。
[請求項2]
前記投光手段は、中心を有する形状の前記マーク光を投光するようにすることができる。
例えば、円、十字形の他、3本以上の直線が1点から放射状に伸張する形状とすることができる。これにより、ユーザがマークを基準として電波の有効範囲を容易に認識することができる。
[請求項3]
前記ICタグまでの距離を測定する距離測定手段をさらに設け、
前記投光手段は、前記マーク光の投光状態を前記距離に基づいて制御するようにすることができる。
距離測定手段としては、充分鋭い指向性を有する超音波を発射し、その反射波を受信するまでの時間から距離を測定するものを用いることができる。この方式の場合、ICタグが取り付けられている対象物が斜めに配置されていても、比較的正確に距離を測定することが可能である。この他、レーザ光を利用した三角測距方式の距離測定装置を利用することもできる。ICタグまでの距離とは、正確にICタグまでの距離である必要はなく、ICタグが付着されている対象物(例えば荷物)までの距離もここでいうICタグまでの距離に該当する。
[請求項4]
前記投光手段は、前記マーク光の径を前記距離に基づいて変更するか、または前記距離が前記電波により前記ICタグの情報を読み取り可能な距離を基準に設定した基準値以上になった場合、投光を中止するようにすることができる。
マーク光の径を一定とし、その値を、電波の有効範囲の最大の幅に対応する大きさに設定することができる。このようにした場合、電波の有効範囲内に複数のICタグが存在するにも拘わらず、マーク光の径が小さいために、電波の有効範囲内には1個のICタグしか存在していないとユーザが誤認してしまうような事態の発生を抑制することができる。これに対して、マーク光の径を距離に基づいて変更する場合、マーク光の径を、その距離における電波の有効範囲の幅に対応する大きさに設定することができる。これにより、ユーザは、より正確に電波の有効範囲を認識することができる。
[請求項5]
前記投光手段は、ユーザにより操作される操作部が半押し状態とされたとき前記マーク光を投光し、
前記出射手段は、前記操作部が全押し状態とされたとき前記電波を出射することができる。
操作部が半押し状態にされている間、マーク光を投光させることができるので、ユーザは、操作部を半押し状態にし続けることでマークを連続的に投影し、読み取るICタグを探すことができる。そして、読み取るICタグが選択されたとき、さらに操作部を全押し状態にすることで電波を発生し、ICタグから情報を読み取ることができ、操作性が向上する。
[請求項6]
複数の前記ICタグのそれぞれを判別する判別手段をさらに設けることができる。
これにより、電波の有効範囲内に複数のICタグが存在する場合においても、実質的にその中から1つのICタグを特定して、その情報を読み取ることが可能になる。
[請求項7]
複数の前記ICタグの情報を読み取る第1のモードと、複数の前記ICタグの情報を読み取るとともに、複数の前記ICタグのそれぞれを判別する第2のモードとを切り替える切り替え手段をさらに設け、
前記投光手段は、前記マーク光を、前記第2のモードが選択されている場合に投光し、前記第1のモードが選択されている場合には投光しないようにすることができる。
切り替え手段としては、各モード間でスライド自在なスライドスイッチ、回転自在な回転スイッチなどを用いることができる。
これにより、複数のICタグの情報を読み取る場合と、その中から1つのICタグを特定して、実質的に1つのICタグの情報を読み取る場合とを、簡単に区別することができ、操作性が向上する。
第2のモードが選択されている場合にマーク光を投光し、第1のモードが選択されている場合には投光しないようにすることで、そのときユーザが切り替え選択しているモードをユーザに容易に確認させることができる。具体的には、ユーザは、マークの投影の有無から、実質的に1つのICタグを特定することが可能なモードであるのかを直感的に認識することができ、操作性が向上する
[請求項8]
前記判別手段は、前記ICタグまでの距離に基づいて、前記ICタグを判別するようにすることができる。
[請求項9]
前記判別手段は、前記電波の出力レベルを変化させた場合における異なる距離に位置する複数の前記ICタグによる前記電波の受信状態に基づいて前記ICタグを判別するようにすることができる。
例えば、電波の出力レベルを順次低下させると、より遠くに位置するICタグから順番に電波を受信できない状態になるから、先に電波を受信できない状態になったICタグがより遠くに位置すると判別することができる。
[請求項10]
前記投光手段は、前記マーク光の径を、前記電波の出力レベルに基づいて制御するようにすることができる。
例えば、電波の出力レベルを低下させると、電波の出射の範囲の幅が狭くなるので、マーク光の径をその幅に合わせて小さくすることができる。これにより、電波の出力レベルを変化させた場合における電波の出射の範囲の幅の変化をユーザに認識させることができ、また、ユーザに装置が正確に動作していることを認識させることができる。
[請求項11]
複数の前記ICタグのそれぞれを判別する場合、前記投光手段は前記マーク光の投光状態を変化させることができる。
マーク光を変化させることで、例えば、読み取り動作はしているが、判別動作はしていない状態では点灯または所定の色で表示されているマークを、複数のICタグのそれぞれを判別する場合、点滅状態にしたり、色を変更することができる。これにより、複数のICタグのそれぞれを判別する動作が行われていることをユーザに認識させ、もってユーザに装置が正確に動作していることを認識させることができる。
[請求項12]
本発明の情報読取方法は、
ユーザからの指示に基づいて電波の出射方向と垂直な断面における有効範囲にほぼ対応する形状のマーク光を投光する投光ステップと、
ユーザからの指示に基づいて離間した位置にあるICタグに向けて指向性を有する前記電波を出射する出射ステップと、
出射した前記電波に対する応答に基づいて前記ICタグの情報を読み取る読み取りステップと、
読み取られた情報の内容を表示する表示ステップと
を含むことを特徴とする。
指向性を有する電波がICタグに向けて出射され、この電波を介してICタグと通信が行われ、そこに記憶されている情報が読み取られる。読み取られた情報の内容は表示される。このとき、電波の出射方向と垂直な断面における有効範囲にほぼ対応する形状のマークが投光される。
これにより、ユーザは、マーク光によるマークを視認し、そのマークに基づいて電波の有効範囲を認識することができ、複数のICタグが比較的近接して配置されている状況でも、読み取り対象とされているICタグを認識することができる。
本発明によれば、ICタグを認識することができる。特に、複数のICタグが比較的近接して配置されている状況でも、読み取り対象とされているICタグを正確に認識することができる。
図1は、本発明の情報読取装置としてのRFIDハンディスキャナ(以下、単にハンディスキャナと称する)1の構成例を表している。ハンディスキャナ1は、ユーザが手で握る把持部20を有している。把持部20の前方には、ユーザが人差し指で操作する操作部21が設けられている。把持部20の上方には、本体16が設けられており、その上面には各種の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)17と、各種のボタンやスイッチなどで構成されるボタン群18が設けられている。本体16の左側面には、位置A、M、Sのいずれかの位置に移動させることで、オートリードモード(A)、マルチリードモード(M)、またシングルリードモード(S)のいずれかのモードを設定するスライドスイッチ19が設けられている。
本体16の前方には対象物に指向される指向部11が設けられており、指向部11の正面にはアンテナ12が形成されている。アンテナ12は、ユーザが操作部21を全押し状態としたとき、電波を出射する。アンテナ12の上方には、超音波を発生する超音波出力部14と、その超音波が対象物により反射された場合に、その反射波を受信する超音波受信部15が設けられている。超音波出力部14と超音波受信部15の間には、発光部13が設けられている。発光部13は、操作部21が半押し状態とされたときマーク光を発生し、対象物にマークを投光させる。
図2Aと図2Bは、発光部13より投光されたマーク光により形成されるマークの例を表している。図2Aのマーク31は、円環状の外円42と、その中心に配置されている中心点41とにより形成されている。外円42の直径はDとされている。
また図2Bのマーク31は十字形とされている。すなわち垂直方向に延びる直線部52と、水平方向に延びる直線部53とが中心点51で交差している。直線部52の2つの端部52Aの距離(径)と直線部53の2つの端部53Aの距離(径)はそれぞれDとされている。
マーク31は、このように中心点41,51と、その周辺部である外円42または端部52A、53Aの存在から電波の出射される範囲をユーザが直感的に認識し得る形状となされている。
図3は、ハンディスキャナ1が使用されている状態を表している。ハンディスキャナ1より比較的狭い指向性を有するように出射された電波は、有効範囲91が実質的にICタグにより電波を受信することが可能な範囲とされる。図3の例においては、荷物71−1の左側に荷物71−2が配置され、荷物71−1の右側に荷物71−3が配置されている。そして、荷物71−1乃至71−3(以下、これらを個々に区別する必要がない場合、単に荷物71と称する)には、それぞれICタグ81−1乃至81−3(以下、これを個々に区別する必要がない場合、単にICタグ81と称する)が取り付けられている。ユーザは、ハンディスキャナ1をこれらの荷物71のうち、読み取り対象としたいものに向けた後、さらに、操作部21を半押し状態にしたとき、有効範囲91に対応する形状のマーク31が投光、表示されるので、ユーザは目で確認することができない電波の有効範囲91をマーク31から認識することが可能となる。読み取り対象が確定した後、ユーザは操作部21を全押し状態にすることで電波を出射させ、ICタグ81の情報を読み取ることができる。
図4は、マーク31の径Dの有効範囲91との関係を表している。同図に示されるように、ハンディスキャナ1から出射される電波は、中心92を有する有効範囲91内において受信可能とされる。発光部13より投光されたマーク光としてのレーザ光32により形成されるマーク31の径Dは、有効範囲91の最大の径(中心92を通る直線に対して垂直な断面の幅)に対応する大きさとされている。これにより、ユーザはマーク31を基準として、それより内側に有効範囲91が存在することを容易に認識することができる。従って、ユーザは図3に示されるように、荷物71が比較的近接して配置されているような場合においても、自分自身が読み取っているICタグがどの荷物のICタグであるのかを、マーク31を基準として知ることが可能となる。また、有効領域91内に複数のICタグ81(荷物71)が存在するかを容易に判断することが可能となる。
ハンディスキャナ1とICタグ81(荷物71)との通信可能な距離Lは、電波としてUHF帯域の電波を利用した場合、3メータ乃至5メータとなる。
図5は、ハンディスキャナ1の機能的構成例を示すブロック図である。ハンディスキャナ1は、モード設定部101、検出部102、距離測定部103、投影部104、出力部105、受信部106、判定部107、読み取り部108、入力部109、表示部110、およびメッセージ部111により構成されている。
モード設定部101は、スライドスイッチ19のスライド位置に応じて、オートリードモード、マルチリードモード、またはシングルリードモードのいずれかのモードを設定する。検出部102は、操作部21が半押し状態、全押し状態、またはそのいずれでもない非操作状態のいずれの状態であるのかを検出する。距離測定部103は、超音波を送信し、その反射波を受信することで距離を測定する。その詳細な構成は、図6を参照して後述する。
投影部104は、発光部13からレーザ光(レーザ光以外の光でもよい)によるマーク光を投光させ、マーク31を荷物71に投影する。出力部105は、アンテナ12より電波を出射する。受信部106は、ICタグ81から出射された電波を受信する。判定部107は、各種の判定処理を行う。読み取り部108は、ICタグ81から受信された電波に基づくデータの読み取り処理を行う。入力部109は、ユーザのボタン群18の操作に基づく入力を行う。表示部110は、ICタグ18から読み取った情報をLCD17に表示させる。メッセージ部111は、LCD17を介してユーザに対して所定のメッセージを表示させる。
図6は、距離測定部103の機能的構成例を表している。この距離測定部103は、パルス発生部131、出力部132、受信部133、クロック発生部134、および計測部135により構成されている。
パルス発生部131は、検出部102が操作部21の半押し状態を検出したとき、トリガパルスを発生する。出力部132は、パルス発生部131によりトリガパルスが発生されたとき超音波出力部14から超音波を出力させる。
受信部133は、出力された超音波の反射波を超音波受信部15を介して受信する。クロック発生部134は、クロックを発生する。計測部135は、クロック発生部134が発生するクロックを計数することで、超音波が発生されてから受信されるまでの時間を計測する。この時間に基づいて、ハンディスキャナ1から荷物71までの距離が計測される。
図7はICタグ81の機能的構成例を表している。このICタグ81は、読み取り部161、選択部162、出力部163、受信部164、記憶部165、および判定部166を有している。
読み取り部161は、記憶部165に記憶されているICタグを識別するUID(Unique Identifier)を読み取る。選択部162は、UIDに基づいてタイムスロットを選択する処理を行う。出力部163は、ハンディスキャナ1に対して応答を出力する。受信部164は、ハンディスキャナ1からの電波を受信する。記憶部165は、UIDの他、例えば荷物に取り付けられている場合、その荷物の配送日、配送先、収容物の名称等の情報を記憶する。判定部166は、各種の判定処理を行う。なお、図5乃至図7において、各部相互に必要なデータを授受可能とされている。
次に、図8のフローチャートを参照して、マルチリード処理について説明する。このマルチリード処理は、ユーザがスライドスイッチ19を位置Mに切り替えた時に実行される。いずれのモードが設定されているかは、モード設定部101が設定されているモードを検出することで判定する。
検出部102は、操作部21の操作状態を検出する。判定部107は、ステップS11において、検出部102の検出結果に基づいて、操作部21が半押し状態かを判定し、半押し状態でない場合には、ステップS14において、全押し状態かを判定する。操作部21が全押し状態にされていない場合(操作されていない場合)には、処理はステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS11において、操作部21が半押し状態にされていると判定された場合、ステップS12において距離測定部103は距離を測定する。
すなわち、ユーザが操作部21を半押し状態にすると、パルス発生部131はトリガパルスを発生する(図9A)。出力部132は、パルス発生部131からトリガパルスが供給されたとき超音波を発生する(図9B)。
この超音波は、超音波出力部14からハンディスキャナ1が指向されている荷物71に向けて出射される。荷物71により反射された超音波(図9C)は、超音波受信部15を介して受信部133により受信される。クロック発生部134は、クロックを発生する(図9D)。計測部135は、超音波が発生されてから、その反射波が受信されるまでのクロックの数を計測し、そのクロックの数に基づいて、荷物71までの距離Lを次式に基づいて演算する。
L=(1/2)×T×C
上記式において、Tは、超音波が出力されてから受信されるまでの時間(クロックの周期に計数された数を乗算した値)を表し、Cは音速を表す。
ステップS13において、投影部104はマーク光を投光する。このマーク光により形成されるマーク31の径Dは、ステップS12の測定処理で計測された距離に対応するものとされる。
すなわち、図4に示されるようにマーク31の径Dは、基本的には有効範囲91(有効な電波の届く範囲)の最大の幅に対応する値とされる。しかし、有効範囲91は基本的に徐々に拡大する特性を有し、ハンディスキャナ1に近い位置程、その幅は狭くなる。そこで、荷物71までの距離Lが短い場合には、その距離Lに対応してマーク31の径Dもより小さい値に設定される。
ユーザは、マーク31の径Dから電波の有効範囲91を認識することができる。したがって、マーク31より外側に位置する荷物71に付着されているICタグ81は、その読み取りの対象外であることを認識することが可能である。換言すれば、マーク31の範囲内に位置する荷物に付着されているICタグのみが読み取りの対象とされていることを、ユーザは容易に認識することができる。また、荷物71までの距離Lが電波の届く距離を基準にして予め設定した基準値を超えている場合(有効範囲91の電波の進行方向の外側に荷物71が位置する場合)、マーク31の投影は中止される。これにより、ユーザは、有効な電波(通信可能なレベルの電波)が届かず、測定ができないことを認識することができる。
なお、マルチリード処理においては、有効範囲91内に位置するタグ81のすべてが読み取り対象とされるため、このステップS12,S13に基づくマーク投影処理を省略することも可能である。このようにすると、後述するように、シングルリードモードおよびオートリードモードにおいてはマーク31が表示されるため、ユーザは、マルチリードモードが設定されていないことを容易に認識することができる。
ユーザは、操作部21を半押し状態にし、マーク31を所定の荷物71に投影、表示させることで、読み取り対象とする荷物を確定する。そしてユーザは、読み取り対象とする荷物71を確定したとき、操作部21を全押し状態とする。このとき、ステップS14において、操作部21が全押し状態にされたと判定され、ステップS15において出力部105は電波でタイムスロットを出力する。この実施の形態の場合、出力部105は、合計6個のタイムスロットを出力するが、いまの場合、1番最初のタイムスロットが出力される。そして、ICタグ81より応答の電波が送信されてくれば受信部106はそれを受信する。
すなわち、ICタグ81は、図10のフローチャートに示されるように、ハンディスキャナ1より電波(受付コマンド)を受信すると、ステップS41において、選択部162は、UIDに基づいてタイムスロットを選択する処理を行う。具体的には、選択部162は、スロットカウンタを内蔵しており、ハンディスキャナ1より受付コマンドを受信するとその値を0にリセットする。そして、選択部162は、スロットカウンタの値を、自分自身のUIDの所定の部分と比較し、両者が一致するとき、そのタイムスロットにおいて応答するように、そのタイムスロットを選択し、一致しないときそのタイムスロットを選択しない。
ステップS42で判定部166は、選択部162による選択に基づいて現在のタイムスロットが応答するタイムスロットかを判定する。そのタイムスロットが応答するタイムスロットではないとき、ステップS47において判定部166は、タイムスロットの終了を表すコマンドEOF(End of Frame)を受信したかを判定する。コマンドEOFを受信しないとき、受信するまで待機し、受信したとき選択部162はステップS48でスロットカウンタの値を1だけインクリメントする。その後、処理はステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返される。このようにして、各ICタグ81が異なるタイムスロットで応答するように調整が行われる。
ステップS42で現在のタイムスロットが応答するタイムスロットであると判定された場合、ステップS43において読み取り部161は記憶部165に記憶されているUIDを読み取る。出力部163は、ステップS44において、ステップS43で読み取られたUIDを出力する。すなわちUIDを含む応答が出力される。
ハンディスキャナ1の判定部107は、ステップS16でICタグ81から応答があったかを判定し、応答がなかったと判定された場合、ステップS18で、出力部105はタイムスロットの終了を意味するコマンドEOFを送信する。次にステップS19において判定部107は、すべてのタイムスロットを出力したかを判定し、まだすべてのタイムスロットを出力していない場合には、処理はステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS16において、応答があったと判定された場合、ステップS17において、読み取り部108は、ICタグ81から送信されてきたUIDを読み取る。ステップS18において、出力部105はコマンドEOFをICタグ81に向けて送信する。その後、ステップS19で、出力部105はすべてのタイムスロットを出力したかを判定し、まだすべてのタイムスロットが出力されていない場合には、処理はステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
以上の処理が繰り返し実行されることで、番号1から番号6までのタイムスロットが出力される。ステップS19において、すべてのタイムスロットを出力したと判定された場合、ステップS20において、判定部107は、ラベル(応答したICタグ)はあったかを判定する。すなわち、今まで応答したICタグのUIDが読み取られたかが判定される。UIDが読み取られなかった場合には、結局、有効範囲91内にICタグ81が存在しなかったことになるので、処理は終了される。
ステップS20において、ラベルがあったと判定された場合、ステップS21おいて、出力部105は、今まで読み取ったラベル中の1つのラベル(ICタグ81)を指定して、そこにコマンドREADを出力する。ステップS22において、受信部の106は、ステップS21出力したコマンドREADに対応して、ICタグが出力したデータを受信する。
すなわち、図10に示されるように、ステップS44においてUIDが出力された後、ICタグ81の判定部166はステップS45において、さらに自分宛のコマンドREADを受信したかを判定する。ステップS45において、コマンドREADが受信されるまで待機した後、自分宛のコマンドREADが受信されたと判定された場合、ステップS46において、出力部163は、記憶部165に記憶されているデータを出力する。すなわち、記憶部165には、このICタグ81が付着されている荷物に収容されている収容物の名称、配送日、配送先といった情報が記憶されており、それらが読み出され、ハンディスキャナ1に向けて出力される。
このように、1つのICタグ81にコマンドREADが出力されると、そのICタグ81からデータが受信されるので、そのデータがハンディスキャナ1の受信部106により受信される。そしてステップS23において、判定部107はすべてのラベルを選択したかを判定する。まだすべてのラベルを選択していない場合には、処理はステップS21に戻り、次のラベルに対してコマンドREADが出力される。そして次のラベル、すなわち次のICタグ81からデータが送信されてくるので、それが受信される。
以上のような処理が繰り返し実行されることで、有効範囲91内に位置するすべてのICタグ81からのデータが受信される。
そして、ステップS23において、すべてのラベルを選択したと判定された場合、ステップS24において、表示部110はステップS22で受信したデータに基づく情報内容をLCD17に表示させる。
ステップS24の処理の後、およびステップS20でラベルがないと判定された場合、ステップS25で投影部104はマーク光の投光を中止する。これによりユーザは読み取り処理が終了したことを認識することができる。
図11と図12は、以上の処理の具体的な例を表している。図11示されるように、ハンディスキャナ1からICタグ81に対してタイムスロットの出力に先がけて、Iventry(受付コマンド)が出力される。そして、それに続いて番号1から番号6までのタイムスロットが順次出力される。
この実施の形態においては、No.1のタイムスロットにおいて、ラベルCのICタグ81からの応答が受信されている。次のタイムスロットNo.2においては、応答がない。そしてタイムスロットNo.3において、ラベルDが応答している。
タイムスロットNo.4においては応答がなく、そしてタイムスロットNo.5においてはラベルBが応答している。そして、タイムスロットNo.6においてはラベルAが応答している。
このように、各ラベルのUIDが読み取られた後、図12に示されるように、各ラベル(ICタグ81)に対して個別にコマンドREADが出力される。この実施の形態においては、ラベルC、ラベルD、ラベルB、ラベルAの順番に、順次コマンドREADが出力され、各ラベルからはそのラベルに対応するデータが送信されてきて、これがハンドスキャナ1により読み取られる。
次に、図13のフローチャートを参照して、シングルリードモードの読み取り処理について説明する。この処理は、ユーザがスライドスイッチ19を位置Sに切り替えたとき実行される。
なおこの処理は、ユーザが荷物81が1個しか存在しないことを確認した上で行われる。
ステップS61において、検出部102は、操作部21の状態を検出し、判定部107は、その検出結果に基づいて、半押し状態かを判定する。半押し状態である場合には、ステップS62において、距離測定部103が、上述したように荷物71までの距離を測定する。そして、ステップS63において、投影部104は、マーク31の径DがステップS62で測定された距離に対応する値になるようにマーク光を投光する。
ステップS64おいて、操作部21が全押し状態に状態にされていると判定された場合、ステップS65において、出力部105は、タイムスロットを出力する。そして、ステップS66において、判定部107はICタグ81から応答があったかを判定する。応答がない場合、ステップS67で、出力部105はコマンドEOFを出力する。その後処理はステップS61に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS66でICタグ81から応答があったと判定された場合、ステップS68で、
読み取り部108は、ICタグ81のUIDを読み取る。そして、ステップS69において、出力部105はコマンドREADを出力する。このコマンドREADは、ステップS68で読み取られたUIDを指定して行われる。
ステップS70で、ステップS69のコマンドREADに対応してICタグ81から送信されてきたデータを受信部106が受信する。
ステップS71において、表示部110は、ステップS70で受信したデータに基づく情報内容をLCD17に表示する。そして、ステップS72で、投影部104はマーク光の投光を中止する。
以上のようにして、荷物71が1個しかない場合には、そこに付着されているICタグ81の情報が読み取られ、表示されることになる。
次に、図14のフローチャートを参照して、オートリードモードの読み取り処理について説明する。この処理は、スライドスイッチ19が位置Aに切り替えられているときに実行される。
ステップS91乃至ステップS94の処理は、図8のステップS11乃至ステップS14の処理、並びに図13のステップS61乃至ステップS64の処理と同様の処理であるので、その説明は繰り返しになるので省略する。すなわち、この処理によりマーク31が投影され、操作部21が全押し状態とされたとき、ステップS95に処理が進み、オートリードモードにおけるマルチリード処理が実行される。その詳細は図15に示されている。
図15のオートリードモードにおけるマルチリード処理のステップS121乃至ステップS129の処理は、図8のマルチリード処理におけるステップS15乃至ステップS23の処理と同様の処理である。すなわちこの処理により、有効範囲91内に位置するすべてのICタグ81のUIDが読み取られ、各UIDに個々にコマンドREADが出力され、データが読み取られる。
図14のステップS95のオートリードモードにおけるマルチリード処理の後、ステップS96において、判定部107はデータを読み取ることができたかを判定し、読み取ることができなかった場合には、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS96において、データを読み取ることができたと判定された場合、ステップS97において、判定部107は、複数のラベルのデータを読み取ったかを判定する。複数のラベルのデータを読み取ってない場合、すなわち読み取ったのが1個のラベルのデータである場合には、ステップS98において、表示部110は、データに基づく情報内容を表示する。すなわちこの場合、シングルモードが設定された場合と同様の処理結果となる。
ステップS97において、複数のラベルのデータを読み取ったと判定された場合、ステップS99において、メッセージ部111はメッセージを表示する。例えば、LCD17に、「個々のICタグの位置を判別しますか」のようなメッセージが表示される。
ステップS100において、判定部107は、ユーザからの指示基づいて、判別が指令されたかを判定する。すなわち、ユーザは、ステップS99の処理で表示されたメッセージに基づいて、ICタグ81の個々の位置を判別させる場合には、ボタン群18の中の所定のボタンを操作することで判別を指令する。この判別が指令されない場合には、ステップS101において、表示部110は、データに基づく複数の情報内容の情報をLCD17に表示させる。すなわち、この場合には、マルチリードモードが設定された場合と同様の結果が得られることになる。
ステップS100において、判別が指令されたと判定された場合、ステップS102において判別処理が実行される。この判別処理の詳細は、図16のフローチャートを参照して後述するが、この処理により各ラベル(ICタグ81)の位置が判別され、位置に対応する情報とともに情報内容が表示される。
ステップS102,S98,S101の処理が終了した後、ステップS103において、投影部104はマーク光の投光を中止する処理を実行する。
オートリードモードの読み取り処理は以上のような処理となる。
次に、図16のフローチャートを参照して判別処理について説明する。ステップS161において、投影部104はマークを点滅させる。すなわち、通常の半押し状態においては、ステップS93の処理でマーク31が点灯状態とされていたものが点滅状態に変更される。これにより、ユーザは、判別処理が実行されていることを認識することができる。
ステップS162において、出力部105は、電波の出力を低下する。この低下する割合はあらかじめ決められており、1ステップ分だけ電波の出力状態が、それまでの分から低下される。ステップS163において、投影部104はマークの径を小さくする。すなわち、それまで図17に示されるように、電波の出力が最大とされて、その到達距離はLmax1とされ、有効範囲91の幅Wmax1は最大の大きさの値となっている。これに対して図18に示されるように、電波の出力を1ステップだけ低下させると、その到達距離Lmax2は、距離Lmax1より小さい値になる。その結果、有効範囲91のWmax2も幅Wmax1より小さい値になる。そこで、ステップS163において、マークの径が距離Wmax2に対応して小さい値に設定されることになる。
次にステップS164において、出力部105は、1つのラベル(ICタグ81)を選択する。すなわち上述したように、図14のステップS95(図15)のオートリードモードにおけるマルチリード処理により、既に有効範囲91内に存在するすべてのラベルの情報が読み取れられている。そこでステップS164において、すでに読み取られているラベル(ICタグ81)のうちの1つが選択される。ステップS165において、出力部105は、ステップS164で選択したラベルに対してコマンドREADを出力する。ステップS166において、判定部107はデータを読み取ることができたかを判定する。データを読み取ることができた場合には、判定部107はステップS167において、まだ選択していないラベルがあるかを判定する。まだ選択していないラベルがある場合には、処理はステップS164に戻り、次のラベルが選択される。そしてステップS165において、その選択した次のラベルに対しても再びデータを読み取る処理が行われる。
以上のようにして、例えば図17に示されるように、有効領域91内にICタグ81−11乃至81−14の4個のラベルが存在する場合、それぞれのラベルが順次選択され、各ラベルからデータをリードできたが判定される。すべてのラベルからデータをリードすることができた場合には、処理はステップS167からステップS162に戻り、さらに電波の出力が低下され、そしてその状態で、それ以降の処理が同様に実行される。
図18に示されるように、電波の出力を低下させると、距離Lmax2が距離Lmax1より短くなるので、一番遠い場所に位置するラベルであるICタグ81−11が有効領域91の範囲外に位置することになる。このとき、ICタグ81−11からデータを読み取ることができなくなるため、ステップS166において、データを読み取ることができなかったと判定され、ステップS168において、判定部107は、その読み取ることができなかったICタグ81を遠い位置のラベルとする。そして、ステップS169において、判定部107は、その遠い位置のラベルを判別対象リストから除外する。これにより、例えば、それまで4個のラベルが有効領域91内に位置していたものの、1個が除外される結果、3個が判別対象リストに残ることになる。
ステップS170において、判定部107は、すべてのラベルを判別したかを判定し、まだ判別していないラベルが存在する場合には、処理はステップS162に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
以上のようにして、電波の出力を順次低下させることで、有効領域91の距離Lmaxがしだいに短くなる。そして、図19に示されるように、より短い距離Lmax3が設定されると、ICタグ81−11,80−12の2個が有効範囲91の外部に位置し、ICタグ81−13,81−14の2個が有効範囲91内に位置することになる。電波の出力を順次低下させることで、ついにはすべてのICタグ81が有効範囲91の領域外に位置することになる。遠い場所に位置するものから順番に領域外に位置することになるので、その順番から複数のICタグ81の位置が判別される。
もちろん、有効領域91内に位置するのが1個のICタグとなった段階ですべてのICタグの位置関係が判別できたことになるので、その時点で判別処理(電波の出力レベルを低下させる処理)を終了させてもよい。しかし、さらに判別処理を行い、最後に残ったICタグが最も近い位置にあることを確認するようにしてもよい。
ステップS170において、すべてのラベルを判別したと判定された場合、ステップS171において、表示部110は、位置情報を付加してデータに基づく情報内容を表示する。すなわち、図17乃至図19の例においては、ICタグ81−11乃至81−14の情報報内容が、それぞれの位置情報、すなわちICタグ81−11が最も遠く、ICタグ81−12が次に遠く、ICタグ81−13が次に遠く、そして、ICタグ81−14が最も近いという位置情報を付加して、LCD17に表示されることになる。位置情報としては、近いものから順番に番号を付加することができる。
ステップS172において、投影部104は、マークの点滅を解除する。この解除により、ユーザは判別処理が完了したことを知ることができる。
以上においては、ICタグが荷物に取り付けられている状態を例として説明したが、ICタグが、その他の物に装着されている場合であっても、本発明を適用することが可能である。
本発明は、ICタグを読み取るハンディスキャナに利用することが可能である。
本発明を適用したハンディスキャナの構成を示す斜視図である。 マークの例を示すである。 マークの表示例を示す図である。 マークと有効範囲の関係を説明する図である。 ハンディスキャナの機能的構成例を示すブロック図である。 距離測定部の機能的構成例を示すブロック図である。 ICタグの機能的構成例を示すブロック図である。 マルチリード処理を説明するフローチャートである。 距離測定の処理を説明するタイミングチャートである。 ICタグの処理を説明するフローチャートである。 タイムスロットを説明する図である。 個々のICタグからデータを読み取る処理を説明する図である。 シングルリードモードの読み取り処理を説明するフローチャートである。 オートリードモードの読み取り処理を説明するフローチャートである。 オートリードモードにおけるマルチリード処理を説明するフローチャートである。 判別処理を説明するフローチャートである。 電波の出力と到達距離を説明する図である。 電波の出力と到達距離を説明する図である。 電波の出力と到達距離を説明する図である。
符号の説明
1 ハンディスキャナ, 12 アンテナ, 13 発光部, 14 超音波出力部,15 超音波受信部, 16 本体,17 LCD, 18 ボタン群, 19 スライドスイッチ, 20 把持部, 21 操作部, 31 マーク, 71−1乃至71−3 荷物, 81−1乃至81−3 ICタグ, 91 有効領域, 101 モード設定部, 102 検出部, 103 距離測定部, 104 投影部, 105 出力部, 106 受信部, 107 判定部, 108 読み取り部, 109 入力部, 110 表示部, 111 メッセージ部, 161 読み取り部, 162 選択部, 163 出力部, 164 受信部, 165 記憶部, 166 判定部

Claims (12)

  1. ユーザからの指示に基づいて電波の出射方向と垂直な断面における有効範囲にほぼ対応する形状のマーク光を投光する投光手段と、
    ユーザからの指示に基づいて離間した位置にあるICタグに向けて指向性を有する前記電波を出射する出射手段と、
    出射した前記電波に対する応答に基づいて前記ICタグの情報を読み取る読み取り手段と、
    読み取られた情報の内容を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする情報読取装置。
  2. 前記投光手段は、中心を有する形状の前記マーク光を投光する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報読取装置。
  3. 前記ICタグまでの距離を測定する距離測定手段をさらに備え、
    前記投光手段は、前記マーク光の投光状態を前記距離に基づいて制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報読取装置。
  4. 前記投光手段は、前記マーク光の径を前記距離に基づいて変更するか、または前記距離が前記電波により前記ICタグの情報を読み取り可能な距離を基準に設定した基準値以上になった場合、投光を中止する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報読取装置。
  5. 前記投光手段は、ユーザにより操作される操作部が半押し状態とされたとき前記マーク光を投光し、
    前記出射手段は、前記操作部が全押し状態とされたとき前記電波を出射する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報読取装置。
  6. 複数の前記ICタグのそれぞれを判別する判別手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の情報読取装置。
  7. 複数の前記ICタグの情報を読み取る第1のモードと、複数の前記ICタグの情報を読み取るとともに、複数の前記ICタグのそれぞれを判別する第2のモードとを切り替える切り替え手段をさらに備え、
    前記投光手段は、前記マーク光を、前記第2のモードが選択されている場合に投光し、前記第1のモードが選択されている場合には投光しない
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報読取装置。
  8. 前記判別手段は、前記ICタグまでの距離に基づいて、前記ICタグを判別する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の情報読取装置。
  9. 前記判別手段は、前記電波の出力レベルを変化させた場合における異なる距離に位置する複数の前記ICタグによる前記電波の受信状態に基づいて前記ICタグを判別する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報読取装置。
  10. 前記投光手段は、前記マーク光の径を、前記電波の出力レベルに基づいて制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報読取装置。
  11. 複数の前記ICタグのそれぞれを判別する場合、前記投光手段は前記マーク光の投光状態を変化させる
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の情報読取装置。
  12. ユーザからの指示に基づいて電波の出射方向と垂直な断面における有効範囲にほぼ対応する形状のマーク光を投光する投光ステップと、
    ユーザからの指示に基づいて離間した位置にあるICタグに向けて指向性を有する前記電波を出射する出射ステップと、
    出射した前記電波に対する応答に基づいて前記ICタグの情報を読み取る読み取りステップと、
    読み取られた情報の内容を表示する表示ステップと
    を含むことを特徴とする情報読取方法。
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