JP2006145967A - ウォーキング防止方法および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置用の弾性ローラにおいてウォーキングを確実に防止できるウォーキング防止方法および画像形成装置の提供。
【解決手段】芯金の外側に弾性層を形成し、これを樹脂チューブに挿入した画像形成装置用の弾性ローラの両端外縁に相対するようにウォーキング防止部材を設けて前記樹脂チューブの軸方向の移動を抑止することを特徴とするウォーキング防止方法、弾性ローラの両端外縁に相対するようにウォーキング防止部材を設けた画像形成装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ウォーキング防止方法および画像形成装置にかかり、特に、簡単な構成で確実に弾性ローラのウォーキングを防止できるウォーキング防止方法および画像形成装置に関する。
カラーコピー機やフルカラープリンタのような電子写真方式を用いたフルカラーの画像形成装置においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)のそれぞれの色についてトナー画像を形成し、このトナー画像を中間転写体に一次転写して重ね合わせてフルカラーのトナー画像を形成し、次いで記録用紙などの記録媒体に二次転写する方式が広く採用されている。
前記画像形成装置においては、前記トナー画像が一次転写された中間転写媒体の表面に、転写ローラによって記録媒体を押圧し、この転写ローラに所定の電圧を印加することにより、中間転写媒体または感光ドラムの表面から記録媒体に静電的にトナー画像を転写している(特許文献1)。
前記画像形成装置には、各色のトナー画像が正しく重ね合わされるように、前記転写ローラの表面に各色のトナーについてトナーパッチを形成してトナーパッチの濃度および位置を検出し、得られた検出結果に基づいてトナー画像の濃度や形成位置を制御するものがある。
前記画像形成装置においては、トナー画像の濃度や位置の検出が正確に行なわれるように、トナー画像の濃度や位置を検出後、金属製やウレタン樹脂製のブレードで転写ローラの表面を擦って清浄にすることが広く行なわれている。
ここで、転写ローラとしては、一般的には、金属製の芯金の表面に導電性発泡樹脂や導電性発泡ゴムなどの導電性発泡体層を設けた導電性発泡ローラの外側に、ポリイミド樹脂などから形成された樹脂チューブを被せた構成のものが広く使用されている。
しかしながら、ブレードのエッジ部は、前記転写ローラの表面に正確に当接するとは限らず、斜めに当ることもある。ブレードが転写ローラの表面に斜めに当ると、外側の樹脂チューブと内側の導電性発泡体層との間に軸力が生じ、樹脂チューブが軸方向にずれるウォーキングが生じることがある。
ウォーキングを防止する方法としては、たとえば導電性発泡ローラの外径を樹脂チューブの内径よりも大きく形成し、この導電性発泡ローラを樹脂チューブに押しこむことにより、前記導電性発泡体層の反発力が常時樹脂チューブの内側表面に作用するように転写ローラを形成したり、樹脂チューブを引き抜く引き抜き力が所定値以上になるようにすることが検討された(特許文献2、3)。
特開平6−95521号公報 特開2004−109923号公報 特開2004−085703号公報
しかしながら、転写ローラにおいては、導電性を調整するなどの目的で導電性発泡体層に界面活性剤溶液などの発泡ローラ成分を含浸させることがある。
このような転写ローラにおいては、転写ローラを使用中に、導電性発泡体層の内部から表面に発泡ローラ成分が滲み出すことがあり、これが潤滑剤として作用する。したがって、上述のように、導電性発泡層からの反発力が常時樹脂チューブの内壁に作用するように転写ローラを形成しても、ウォーキングは避けられなかった。
ウォーキングを防止する方法としては、樹脂チューブと導電性発泡ローラとの間に接着層を設けることが考えられる。
しかしながら、樹脂チューブと導電性発泡ローラとの間に接着層を設けると、導電性発泡ローラを樹脂ローラに挿入するのが困難になったり、接着層の抵抗値のバラツキにより、転写ローラに電圧を印加したときに表面に形成される電界が不均一になり、画質不良が生じたりする可能性がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、芯金の周囲に導電性発泡層のような弾性層を形成し、これに樹脂チューブを被せた形態の画像形成装置用の弾性ローラにおいてウォーキングを確実に防止できるウォーキング防止方法および画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、芯金の外側に弾性層を形成し、これを樹脂チューブに挿入してなる画像形成装置用の弾性ローラにおいて、前記樹脂チューブの軸方向の移動を防止するウォーキング防止方法であって、前記弾性ローラの両端外縁に相対するようにウォーキング防止部材を設けて前記樹脂チューブの軸方向の移動を抑止することを特徴とするウォーキング防止方法に関する。
前記ウォーキング防止方法においては、弾性ローラの両端外縁に相対するようにウォーキング防止部材を設けることにより、樹脂チューブの軸方向に沿った移動を抑止している。したがって、弾性ローラの導電性を調整するなどの目的で弾性層に陽イオン性または陰イオン性の界面活性剤水溶液を含浸させた場合のように弾性層と樹脂チューブとの摩擦力が比較的小さな場合においても樹脂チューブのウォーキングを効果的に抑止できる。
前記弾性ローラにおいて、弾性層は、各種熱可塑性エラストマや加硫ゴムなどから形成された弾性ポリマー層であってもよく、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体などのポリオレフィン系樹脂を発泡させた発泡樹脂層や前記熱可塑性エラストマや加硫ゴムなどを発泡させた発泡ゴム層であってもよい。前記発泡樹脂層および発泡ゴム層にはカーボンブラックを配合したり、陽イオン性または陰イオン性の界面活性剤を含浸させたりして導電性を付与してもよい。
樹脂チューブは、ポリイミド樹脂や弗素系樹脂、超高分子量ポリプロピレンのような耐磨耗性樹脂によって形成できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のウォーキング防止方法において、前記ウォーキング防止部材を、前記芯金上の軸方向に沿った所定の位置に、前記弾性ローラの回転を妨げないように装着するウォーキング防止方法に関する。
前記ウォーキング防止方法においては、ウォーキング防止部材を、前記芯金上の軸方向に沿った所定の位置に装着しているから、樹脂チューブに軸方向に沿って強い力が作用した場合においてもウォーキングを確実に防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のウォーキング防止方法において、前記画像形成装置が、静電的に形成されたトナー画像を中間転写部材に転写し、次いで中間転写媒体から記録媒体に転写する電子写真式の画像形成装置であり、前記弾性ローラが、前記画像形成装置において中間転写体に記録媒体を押圧して前記中間転写体上のトナー画像を前記記録媒体に転写する転写ローラであるウォーキング防止方法に関する。
[背景技術]のところでも述べたように、上述のタイプの画像形成装置においては、前記転写ローラの表面にY,M、C、Kの各色のトナーについてトナーパッチを形成して前記トナーパッチの濃度および位置を検出し、得られた検出結果に基づいてトナー画像の濃度や形成位置を制御することが広く行なわれている。
このような前記画像形成装置においては、トナー画像の濃度や位置の検出が正確に行なわれるように転写ローラの表面をブレードで擦って清掃しているが、ブレードが転写ローラに正しく当接するとは限らない。
ブレードが転写ローラに正しく当接しないと、ブレードから転写ローラに軸力が作用してウォーキングが生じることがあるが、前記ウォーキング防止方法を取ることにより、転写ローラにおいて弾性層に樹脂チューブを接着しなくても、ウォーキングを効果的に抑止できる。
請求項4に記載の発明は、芯金の外側に弾性層を形成し、これを樹脂チューブに挿入してなる弾性ローラを備える画像形成装置であって、前記樹脂チューブの軸方向の移動を抑止するウォーキング防止部材が、前記弾性ローラの両端外縁に相対するように設けられてなることを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、弾性ローラでウォーキングが生じ、樹脂チューブが軸方向に移動すると、樹脂チューブは、何れか一方のウォーキング部材に当接し、軸方向の移動が停止する。これにより、弾性ローラでウォーキングは効果的に抑止される。
弾性チューブにおける弾性層および樹脂チューブについては、請求項1のところで説明した通りである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、静電的に形成されたトナー画像を中間転写部材に転写し、次いで中間転写媒体から記録媒体に転写する電子写真式の画像形成装置であり、前記弾性ローラが、前記画像形成装置において中間転写体に記録媒体を押圧して前記中間転写体上のトナー画像を前記記録媒体に転写する転写ローラである画像形成装置に関する。
請求項3のところでも述べたように、上述のタイプの画像形成装置においては、トナーパッチの濃度や位置の検出が正確に行なわれるように転写ローラの表面をブレードで擦って清掃しているので、ブレードが転写ローラに正しく当接しないことによるブレードからの軸力によって転写ローラにウォーキングが生じることがある。
しかし、前記画像形成装置においては、前記転写ローラの端面に相対するようにウォーキング防止部材を設けることにより、転写ローラにおいて弾性層に樹脂チューブを接着しなくても、ウォーキングを効果的に抑止できる。したがって、弾性層と樹脂チューブとの間の接着像の厚みのムラに起因して転写ローラの表面の電界にムラが生じ、中間転写体から記録媒体に均等にトナー画像が転写されないという問題が生じることがない。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の画像形成装置において、前記ウォーキング防止部材は、前記芯金上の軸方向に沿った所定の位置に、前記弾性ローラの回転を妨げないように保持されてなる画像形成装置に関する。
請求項7に記載の発明は、請求項4または5に記載の画像形成装置において、前記ウォーキング防止部材が、前記芯金を囲むように設けられてなる画像形成装置に関する。
これらの請求項に記載の形態のウォーキング防止部材は、本発明の画像形成装置で使用できるウォーキング防止部材の例である。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記ウォーキング防止部材は、前記画像形成装置において中間転写体から記録媒体にトナー画像が転写される転写部位を避けるように形成されてなる画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、前記ウォーキング防止部材が転写部位を避けるように形成されているから、前記ウォーキング部材が、記録用紙が前記転写部位を通過するのを阻害することがない。
以上説明したように、本発明によれば、画像形成装置用の弾性ローラにおいて簡単な構成でウォーキングを確実に防止できるウォーキング防止方法および画像形成装置が提供される。
1.実施形態1
本発明の画像形成装置用の一例であるフルカラープリンタについて以下に説明する。
図1に示すように、フルカラープリンタ1000は、トナー画像を形成する画像形成部2と、画像形成部2で形成されたトナー画像を記録用紙に転写する転写部4と、転写部4で記録用紙に転写されたトナー画像を熱定着する定着部6とを有する。
画像形成部2は、イエロー(Y)用、マゼンタ(M)用、シアン(C)用、及び ブラック(K)用の4つの感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kと、感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kにレーザビームを照射し、Y、M、C、Kの各色のトナー画像に対応する静電潜像を形成するレーザ露光装置20Y、20M、20C、20Kと、感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kのそれぞれに形成された静電潜像をY,M、C、Kの各色のトナーで現像する現像装置30Y、30M、30C、30Kとにより構成される。
転写部4は、感光体ドラム40Y、40Mに接触しつつ回転する一次中間転写ドラム51と、感光体ドラム40C、40Kに接触しつつ回転する一次中間転写ドラム52と、一次中間転写ドラム51および52に接触しつつ回転する二次中間転写ドラム53とを備えている。
さらに、二次中間転写ドラム53と対向する位置に本発明の弾性ローラに相当する最終転写ローラ60が設けられ、二次中間転写ドラム53との間に記録用紙をニップして搬送し、二次中間転写ドラム53上のトナー画像を記録用紙に転写させる。
最終転写ローラ60は、筐体82内に軸着されてCRUユニット8を形成している。筐体82は、フルカラープリンタ1000の所定位置に装着可能に設けられている。
筐体82の内部には、更に、最終転写ローラ60の表面を清掃するスクレーパ80と、スクレーパによって最終転写ローラ60から除去されたトナーを収容する廃トナー回収容器84と、最終転写ローラ60の表面に転写されたトナーパッチの光学濃度を検出する光学濃度センサ90とが収容されている。尚、スクレーパ80は、廃トナー回収容器84の開口部に設けられている。スクレーパ80は金属製であってもよく、ポリウレタン製などの樹脂製であってもよい。
筐体82には、更に、1対のウォーキング防止部材65が、最終転写ローラ60の両端外縁に相対するように、換言すれば後述するポリイミドチューブ61の両端外縁に相対するように設けられている。
最終転写ローラ60は、図2〜図5に示すように、ステンレス鋼などによって形成された芯金63に導電性発泡層62を形成し、これをポリイミドチューブ61に挿入した構成を有する。導電性発泡層62は、ポリオレフィン樹脂や熱可塑性エラストマ、加硫ゴムにカーボンブラック等を配合して導電性を付与したものを発泡させたものであり、本発明における弾性層に相当する。
芯金63は、最終転写ローラ60の回転軸でもある。
なお、芯金63と導電性発泡層62とは接着剤で接着されているが、導電性発泡層62とポリイミドチューブ61との間には、表面の電位にムラが生じないように接着層は設けられず、芯金63に導電性発泡層62を接着剤で固定したものをポリイミドチューブ61に挿入している。
また、導電性発泡層62は、芯金63に固定された状態においては、ポリイミドチューブ61の内径よりも大きな外径を有し、ポリイミドチューブ61との間に大きな摩擦力が作用するように形成されている。
ポリイミドチューブ61は、カーボンなどの導電性充填剤とポリイミド樹脂粉末とを燒結して形成することにより、所定の導電性が付与されている。
CRUユニット8と転写部4とで挟まれた空間には、二次転写ドラム53と最終転写ローラ60との間のニップ部に向かって記録用紙を搬送する1対のレジストローラ55が設けられている。
定着部6は、1対の加熱ローラ70を有する。
図1に示すように、レジストローラ55と、二次転写ドラム53と最終転写ローラ60との間のニップ部と加熱ローラ70とによって記録用紙の搬送経路Pが形成される。
ウォーキング防止部材65の例を図2〜図5に示す。なお、図2〜図5において、(A)は最終転写ローラ60、ウォーキング防止部材65、およびその近辺を最終転写ローラ60の端面から見たところを、(B)は、最終転写ローラ60、ウォーキング防止部材65、およびその近辺を記録用紙の搬送経路Pから見たところを示す。
図2に示す例においては、ウォーキング防止部材65は、記録用紙の搬送経路Pに向かって開いた馬蹄形の形状を有し、搬送経路Pを搬送される記録用紙の走行を妨げないように形成されている。図2において(B)に示すように、最終転写ローラ60の端縁、換言すればポリイミドチューブ61の端縁とウォーキング防止部材65との間には若干の隙間が設けられ、最終転写ローラ60が円滑に回転できるように形成されている。
図3に示す例においては、ウォーキング防止部材65は扇形に形成され、芯金63を挟んで相対するように配設されている。最終転写ローラ60の端縁との間に若干の隙間が形成されるように配設されているのは図2の例と同様である。
図2および図3に示す形態のウォーキング防止部材65は、筐体82と別体に形成された部材であってもよく、筐体82と一体に形成された部材であってもよい。ウォーキング防止部材65が筐体82と別体に形成された部材であるときは、ウォーキング防止部材65は、筐体82に、接着や溶着などにより永久固定してもよく、螺子止めやダボ、爪などにより着脱可能に装着してもよい。ウォーキング防止部材65をダボや爪で筐体82に装着する場合には、ダボや爪は、ウォーキング防止部材65および筐体82の何れか一方に形成すればよい。また、ウォーキング防止部材65は、筐体82に固定する代りに廃トナー回収容器84の開口部に固定してもよく、廃トナー回収容器84と一体の部材として形成してもよい。
図4および図5に示す例においては、最終転写ローラ60の芯金63がウォーキング防止部材65の中央部に設けられた芯金挿通孔66に回転可能に挿通されているが、ウォーキング防止部材65は芯金63上を軸方向に移動しないように装着されている。
図4および図5において(A)に示すように、ウォーキング防止部材65は、図4に示す例においては芯金挿通孔66を中心とする蝶型の平面形状を有し、図5に示す例においては芯金挿通孔66を中心とするとともに、記録用紙の搬送経路Pに向かって開いた扇形の平面形状を有する。したがって、これらのウォーキング防止部材65の形状は、最終転写ローラ60と二次中間転写ドラム53との間の転写部を避けるような形状であり、前記転写部を記録用紙が通過するのを阻害することがない。
なお、これらのウォーキング防止部材65もまた、図2および図3に示す例と同様に最終転写ローラ60の端縁との間に若干の隙間が形成されるように配設されている。
また、最終転写ローラ60が回転したときに芯金63とともに回転しないように、ウォーキング防止部材65には、筐体82または廃トナー回収容器84に対して固定するための回り止め部材を設けることができる。
図4および図5に示す例においてウォーキング防止部材65を芯金63に対して回転可能に装着する態様としては、たとえば図6および図7に示すようなものがある。
図6に示す態様は、芯金63におけるウォーキング防止部材65が装着される位置にV字型の断面を有するV字溝63Aを形成し、ウォーキング防止部材65において芯金63に装着される芯金挿通孔66の内壁の中央部をV字溝63Aに対応する三角形状に突出させて突出部66Aを形成したものである。前記態様においては、ウォーキング防止部材65の突出部66Aを芯金63のV字溝63Aに嵌合させることにより、芯金63はウォーキング防止部材65に対して回転可能であるが、ウォーキング防止部材65は芯金63の軸方向にそって移動しないようにウォーキング防止部材65を装着できる。
図7に示す態様は、芯金63に、ウォーキング防止部材65を挟むように1対の止め輪64を装着した例である。なお、図7において(A)は、止め輪64の断面を示す。このように、芯金63に止め輪64を装着することによっても芯金63はウォーキング防止部材65に対して回転可能であるが、ウォーキング防止部材65は芯金63の軸方向にそって移動しないようにウォーキング防止部材65を装着できる。更に、止め輪64を螺子等によって芯金63に固定すれば、前記螺子を緩めて止め輪64を芯金63に沿って移動さえることにより、ウォーキング防止部材65の芯金63の軸方向に沿った位置を変更できる。
以上、板状の形態を有するウォーキング防止部材65の例について述べたが、ウォーキング防止部材65は、板状の形態には限定されず、たとえば、最終転写ローラ60の両端外縁、言いかえればポリイミドチューブ61の両端縁に相対するように芯金63に向かって突出する棒状の部材であってもよい。
次ぎに、フルカラープリンタ1000において印刷する手順について説明する。
画像形成が開始されると、露光装置20Y、20M、20C、20Kにより、感光体ドラム40Y、40M、40C、40K上にはそれぞれY、M、C、Kのトナー画像に対応する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム40Y、40M、40C、40Kに形成された静電潜像には、夫々現像装置30Y、30M、30C、30KによってY、M、C、Kのトナーが付着されて現像され、感光体ドラム40Y、40M、40C、40KにY、C、M、Kのトナー画像が形成される。
その後、感光体ドラム40Mから一次中間転写ドラム51にマゼンタのトナー画像が一次転写され、次いで、感光体ドラム40Yからイエローのトナー画像が一次転写されて一次中間転写ドラム51上で前記Mのトナー画像に重ね合わされる。
同様に、感光体ドラム40Kから一次中間転写ドラム52に黒のトナー画像が一次転写される。次いで、感光体ドラム40Cからシアンのトナー画像が一次転写され、一次中間転写ドラム52上で前記黒のトナー画像に重ね合わされる。
一次中間転写ドラム51に一次転写されたマゼンタとイエローのトナー画像、および一次中間転写ドラム52に一次転写された黒とシアンのトナー画像は、二次中間転写ドラム53に二次転写されて重ね合わされ、フルカラートナー画像が形成される。
このようにして形成されたフルカラートナー画像は、二次中間転写ドラム53と最終転写ローラ60との間のニップ部分に達する。そのタイミングに同期して矢印Pで示すようにレジストローラ55から記録用紙が当該ニップ部分に搬送され、二次中間転写ドラム53上のフルカラートナー画像が記録用紙に三次転写(最終転写)される。
この用紙は、その後定着部6の加熱ローラ70のニップ部分を通過し、加熱ローラ70から与えられる熱と圧力との作用により、フルカラートナー画像は記録用紙に定着し、永久像となる。さらにその後、記録用紙は排出され、フルカラー画像形成が終了する。
一方、最終転写ローラ60上には、画像形成時と同じ帯電、露光、現像、転写条件でY、M、C、Kの各色のトナーを付着させてトナーパッチを転写し、該トナーパッチの光学濃度を光学濃度センサ90で検出する。このため、最終転写ローラ60の表面に設けられたトナーパッチ形成領域がトナー等で汚れている場合は光学濃度センサ90で正確にトナーパッチの検出が行なえない可能性があるので、これを避けるため、スクレーパ80は、先端のエッジが最終転写ローラ60の表面に当接するように廃トナー回収容器84の開口部に装着され、最終転写ローラ60を常に清掃し続けている。
ここで、スクレーパ80が最終転写ローラ60の表面に正確に当接していないときは、スクレーパ80から最終転写ローラ60に軸力が作用してポリイミドチューブ61が軸方向に移動し、ウォーキングが生じる。たとえば図8に示すように、スクレーパ80が、最終転写ローラ60の右側の端部において中央部よりも強く押圧されている場合には、ポリイミドチューブ61は、矢印で示すように導電性発泡層62に対して左方に移動しようとする。
しかしながら、ポリイミドチューブ61は、ある程度移動したところでウォーキング防止部材65に当接し、軸方向へはそれ以上移動しない。これにより、実用上問題となるようなレベルのウォーキングが生じることが防止される。
図1は、本発明の画像形成装置用の一例であるフルカラープリンタについて構成の概略を示す外略図である。 図2は、図1に示すフルカラープリンタにおいてCRUユニットに設けられたウォーキング防止部材の一例を示す端面図および平面図である。 図3は、図1に示すフルカラープリンタにおいてCRUユニットに設けられたウォーキング防止部材の別の一例を示す端面図および平面図である。 図4は、図1に示すフルカラープリンタにおいてCRUユニットに設けられたウォーキング防止部材の更に別の一例を示す端面図および平面図である。 図5は、図1に示すフルカラープリンタにおいてCRUユニットに設けられたウォーキング防止部材の更に別の一例を示す端面図および平面図である。 図6は、図4および図5に示すウォーキング防止部材と前記フルカラープリンタの備える最終転写ローラの芯金との関係の一例を示す拡大部分断面図である。 図7は、図4および図5に示すウォーキング防止部材と前記フルカラープリンタの備える最終転写ローラの芯金との関係の別の一例を示す拡大部分断面図である。 図8は、前記フルカラープリンタの備える最終転写ローラにおいてウォーキングが生じる理由、およびウォーキング防止部材の機能について説明する説明図である。
符号の説明
20Y レーザ露光装置
20Y 露光装置
30Y 現像装置
40Y 感光体ドラム
40C 感光体ドラム
40Y 感光体ドラム
40M 感光体ドラム
40Y 感光体ドラム
40K 感光体ドラム
40C 感光体ドラム
51 一次中間転写ドラム
52 一次中間転写ドラム
53 二次中間転写ドラム
53 二次転写ドラム
55 レジストローラ
60 最終転写ローラ
61 ポリイミド管
62 導電性発泡層
63A 字溝
63 芯金
64 輪
65 ウォーキング防止部材
66 芯金挿通孔
66A 突出部
70 加熱ローラ
70 加熱ローラ
80 スクレーパ
82 筐体
84 廃トナー回収容器
90 光学濃度センサ
1000 フルカラープリンタ

Claims (8)

  1. 芯金の外側に弾性層を形成し、これを樹脂チューブに挿入してなる画像形成装置用の弾性ローラにおいて、前記樹脂チューブの軸方向の移動を防止するウォーキング防止方法であって、
    前記弾性ローラの両端外縁に相対するようにウォーキング防止部材を設けて前記樹脂チューブの軸方向の移動を抑止することを特徴とするウォーキング防止方法。
  2. 前記ウォーキング防止部材を、前記芯金上の軸方向に沿った所定の位置に、前記弾性ローラの回転を妨げないように装着する請求項1に記載のウォーキング防止方法。
  3. 前記画像形成装置は、静電的に形成されたトナー画像を中間転写部材に転写し、次いで中間転写媒体から記録媒体に転写する電子写真式の画像形成装置であり、
    前記弾性ローラは、前記画像形成装置において中間転写体に記録媒体を押圧して前記中間転写体上のトナー画像を前記記録媒体に転写する転写ローラである請求項1または2に記載のウォーキング防止方法。
  4. 芯金の外側に弾性層を形成し、これを樹脂チューブに挿入してなる弾性ローラを備える画像形成装置であって、前記樹脂チューブの軸方向の移動を抑止するウォーキング防止部材が、前記弾性ローラの両端外縁に相対するように設けられてなることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、静電的に形成されたトナー画像を中間転写部材に転写し、次いで中間転写媒体から記録媒体に転写する電子写真式の画像形成装置であり、
    前記弾性ローラは、前記画像形成装置において中間転写体に記録媒体を押圧して前記中間転写体上のトナー画像を前記記録媒体に転写する転写ローラである請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ウォーキング防止部材は、前記芯金上の軸方向に沿った所定の位置に、前記弾性ローラの回転を妨げないように保持されてなる請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ウォーキング防止部材は、前記芯金を囲むように設けられてなる請求項4または5に記載の画像形成装置。
  8. 前記ウォーキング防止部材は、前記画像形成装置において中間転写体から記録媒体にトナー画像が転写される転写部位を避けるように形成されてなる請求項5〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017126033A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 富士ゼロックス株式会社 転写装置及び画像形成装置

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