JP2006145488A - 物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体を検出する空間を可変とするとともに、物体を遠方まで検出でき、かつ近傍は細かく検出できる物体検出装置を提供する。
【解決手段】この発明に係る物体検出装置100は、3個以上の電極11が配列された電極群1と、電極切り替え信号に基づいて電極11の接続先を第1の接点33および第2の接点34の何れかに切り替え可能な電極切り替え部35と、第1の接点33および第2の接点34に接続される静電容量測定手段2と、電極切り替え部35を制御する電極切り替え信号を出力するとともに、静電容量測定手段2の出力に基づいて物体の位置を検出するプロセッサ4とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、配列された電極板を利用して物体の位置を特定する物体検出装置に関する。
従来の物体検出装置は、物体の接近による平行平板コンデンサの電極間の静電容量の変化をコンデンサの充電電圧の変化として捉え、物体を検出している(例えば、特許文献1参照)。
また、被検出物体を一方の電極として、他方の検出電極と、この電極を切り替えるスイッチとを備えた物体検出装置において、スイッチの操作によって電極を切り替え、複数の空間に物体が存在するかどうかを、被検出物体と検出電極との間の静電容量の変化を電流の変化としてとらえて検出している(例えば、特許文献2参照)。
特公昭62−2276号公報 特開2003−202383号公報
従来の物体検出装置では、平行平板コンデンサの場合、コンデンサの電極間を外れると、静電容量の変化を検出できないので、物体を検出できる範囲は、平行平板コンデンサの場合は電極間のみに限られていた。
また、検出電極をスイッチで切り替える場合は、同時に複数の検出電極を選択することができないので、物体を検出できる範囲は、1個の検出電極の周辺のみに限られていた。
このため、遠方まで検出したい場合は、1個の電極を大きくする必要があるので、近傍での分解能は得られず、逆に近傍で分解能を得ようとすると、1個の電極が小さくなるので、距離が離れると感度が弱くなり、遠方まで検出できないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は物体を検出する空間を可変とするとともに、物体を遠方まで検出でき、かつ近傍は細かく検出できる物体検出装置を提供することである。
この発明に係る物体検出装置は、3個以上の電極が配列された電極群と、電極切り替え信号に基づいて電極の接続先を第1の接点および第2の接点の何れかに切り替え可能な電極切り替え部と、第1の接点および第2の接点に接続される静電容量測定手段と、電極切り替え部を制御する電極切り替え信号を出力するとともに、静電容量測定手段の出力に基づいて物体の位置を検出するプロセッサとを備えたものである。
この発明による物体検出装置によれば、複数の電極を同じ接続線に接続することができるので、検出する空間の大きさや分解能を変えることができる。そのため、遠方の物体を検出することができ、かつ近傍については高い分解能で物体を検出することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る物体検出装置の構成図である。同図において、この物体検出装置100は、鉄やアルミなどの導体で形成された複数の電極11が配列された電極群1と、プロセッサ4の出力する電極切り替え信号に基づいて電極11の接続先を設定する電極切り替え部35と、第1の接点33および第2の接点34に接続された静電容量測定手段2と、電極切り替え信号が指定する電極11と接点との組み合わせと静電容量測定手段2の出力とに基づいて物体の位置を判定するプロセッサ4とを備えている。
電極線12は、電極群1と電極切り替え部35を接続している。第1の接点33および第2の接点34は、第1の接続線21および第2の接続線22を介して静電容量測定手段2と接続されている。伝達線23は静電容量測定手段2で得られる測定結果をプロセッサ4に伝える。制御線41はプロセッサ4が出力する電極切り替え信号を電極切り替え部35に伝える。
電極切り替え部35には、電極線12に接続された電極側接点38と、第1の接続線21に接続された第1の接点33と、第2の接続線22に接続された第2の接点34と、第1の接点33および第2の接点34から独立した第3の接点37とが設けられている。
ここで、電極群1を構成する各々の電極11の符号11にそれぞれ添え字a〜hを付して電極11a〜11hと表記する。同様に、電極線12、第1の接点33、第2の接点34、電極切り替え部35、第3の接点37および電極側接点38についても、図には示さないが、電極11a〜11hに対応させて本文中ではそれぞれ添え字a〜hを付して説明することがある。なお、一般的に電極を示す際は、電極11と表記する。なお、第1の接点33および第2の接点34に接続される電極11の組み合わせを切り替える必要があるため、電極11の数は最低でも3枚以上が必要である。
電極切り替え部35は、アナログスイッチ、半導体スイッチ、リレー等から構成される。静電容量測定手段2には、第1の接点33に接続された電極11と第2の接点34に接続された電極11との間を特定の電圧で充電して、放電する時間を計測するもの、あるいは電極11間に交流電流を印可し、連続的に静電容量を測定するもの等がある。
プロセッサ4の出力する電極切り替え信号に基づいて、電極切り替え部35a〜35hでは、電極側接点38a〜38hが第1の接点33a〜33hおよび第2の接点34a〜34hの何れかに接続される。電極切り替え信号が電極側接点38と第3の接点37を繋げる指示をした場合、電極11は、静電容量測定手段2から独立した状態になる。
図2は、この発明の実施の形態1に係る物体検出装置100の別の構成図である。電極切り替え部35では、電極線12は枝分かれし、2つの電極側接点38に接続されている。ここでは、プロセッサ4の出力する電極切り替え信号に基づいて、電極側接点38a〜38hと第1の接点33a〜33hとの間は、閉または開になる。同様に、電極側接点38a〜38hと第2の接点34a〜34hとの間も、開または閉になる。この開閉の組み合わせによって、第1の接点33と第2の接点34とに接続される電極11が選定される。
プロセッサ4から、第1の接点33および第2の接点34のどちらもが開であるように電極切り替え信号が出力されたときは、電極11および電極側接点38は、第1の接点33および第2の接点34から独立し、図1において電極側接点38が第3の接点37に接続されたのと同様の状態になる。
以下、上記構成の物体検出装置100についての動作を説明する。図3は、物体検出装置100における、電極群1と静電容量測定手段2との接続関係を模式化した図である。同図は、図1あるいは図2の電極切り替え部35において、電極11dが第1の接続線21(第1の接点33)に接続され、残りの電極11は第2の接続線22(第2の接点34)に接続されている状態に対応している。
電極11dのみを第1の接点33に接続した状態で測定をしたときに発生する等電位面は、F1dのようになる。実用的に物体を検出できる範囲は、ほぼF1dの円で示した範囲となる。図3では電極11dと残り全ての電極11という組み合わせを示したが、他の1個の電極11を第1の接点33に接続し、残り全ての電極11を第2の接点34に接続する組み合わせも可能である。
例えば、図4は、電極11gが第1の接点33に接続され、残りの電極11は第2の接点34に接続されている状態に対応している。このとき、発生する等電位面は、F1gのようになり、物体を検出できる範囲は、ほぼF1gの円で示した範囲となる。このように、第1の接点33に接続する電極11の組み合わせは複数あり、物体を検出できる範囲も第1の接点33に接続される電極11にあわせて移動する。すなわち、第1の接点33に接続される電極11と第2の接点34に接続される電極11を順次切り替えていくことで、細かく検出範囲を変えることができる。
検出範囲に物体が存在すると、存在しない状態から静電容量が変化する。あらかじめ物体がない状態での静電容量をプロセッサ4は記憶しておき、この値から変化があるかないかを判定する。この操作によって、電極11の近傍のどの位置に検出対象があるかを検出することができる。なお、物体がなくても状況やセンサ自体の特性により次第に静電容量が変化するので、これを校正する機能が必要である。
図5は、この発明の実施の形態1に係る物体検出装置における、電極群と静電容量測定手段とのさらに別の接続関係を模式化した図である。同図は、図1あるいは図2の電極切り替え部35において、それぞれ隣接する3個の電極11c、11d、11eは第1の接点33に接続され、残りの電極11は第2の接点34に接続されていることを示している。
静電容量を用いて物体を検出するには、電極11と検出対象の面積が大きいほど、それらの間隔の変化が静電容量の変化に与える影響が大きくなり、検出しやすくなる。そこで、続いて隣接する3個の電極11を第1の接点33に接続した例について説明する。
図5に示す、3個の電極11を第1の接点33に接続した状態で測定をしたときに発生する等電位面は、ほぼF3cの円の様になり、検出範囲はF3cの円で示した範囲となる。検出範囲F3cは、図3に示すF1dおよび図4に示すF1gと比べて大きい。従って遠くの物体まで検出することができる。
このようにして、図3あるいは図4に示す1個の電極11と7個の電極11、および図5に示す3個の電極11と5個の電極11という組み合わせ以外にも、第1の接点33に接続する電極11の個数および接続の組み合わせを変えていくことで、近くの物体から遠くの物体まで検出することができる。
図6は、図1に示した第1の接点33に接続する電極11の個数、および接続の組み合わせを様々に切り替えて得られる、検出範囲の例を示す図である。図6において、電極11周辺には、検出対象5が存在している。
また、F1x〜F4xは、電極11の個数および組み合わせを変更した際にできる検出範囲の例である。
例えば、F1cは電極11cを第1の接点33に接続し、他の全ての電極11を第2の接点34に接続したときの静電容量を測定したときの検出範囲を示している。
また、F2cは電極11cと11dを第1の接点33に接続し、他の全ての電極11を第2の接点34に接続したときの静電容量を測定したときの検出範囲を示している。
また、F3cは電極11c、11d、11eを第1の接点33に接続し、他の全ての電極11を第2の接点34に接続したときの検出範囲を示している。
また、F4cは電極11c、11d、11e、11fを第1の接点33に接続し、他の全ての電極11を第2の接点34に接続したときの検出範囲を示している。
ここで、両端の電極11a、11hは電極11b〜11gに比べて十分大きい面積を持っているものとする。
電極11の接続を順次切り替えて測定していった場合、1個の電極11を第1の接点33に接続して得られる検出範囲F1c〜F1f、2個の電極11を第1の接点33に接続して得られる検出範囲F2d、F2eではほとんど静電容量の変化が検出されない。
しかしながら、残りのF2c、3個の電極11を第1の接点33に接続して得られる検出範囲F3c、F3d、4個の電極11を第1の接点33に接続して得られる検出範囲F4cでは検出対象5が検出範囲に含まれるので、静電容量に変化が現れ、検出される。
また同じ電極面積のF3cとF3dとでは電極11と検出対象5との間の距離の違いからF3cの方が大きい静電容量の変化を示す。
このようにして、全ての電極11の組み合わせで得られた静電容量値の結果から、検出対象5の存在位置を特定することができる。
この発明の実施の形態1に係る物体検出装置100によれば、複数の電極11を同じ接点33、34に接続することができ、また電極11の組み合わせを順次切り替えることができるので、遠方の物体を検出することができ、また近傍は高い分解能で物体を検出することができ、物体の位置を特定することができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を、図7に基づいて説明する。電極11cと電極11dは、それぞれ、第1の接点(図示せず)と第2の接点(図示せず)に接続され、残りの電極11はすべて独立した状態にあることを示している。
実施の形態2では、隣接する電極11間の静電容量を計測して、プロセッサ4に測定した静電容量値を記録する。これを全ての隣接する電極11の組み合わせで行う。プロセッサ4は、隣接する各電極11間の静電容量の正常値を保存しており、測定された静電容量値と正常値とを比較することによって、異常のある電極11を判定する。
この発明の実施の形態2に係る物体検出装置100によれば、異常な電極11を判定しておくことで、異常な物体検出をさけることができる。このとき、正常な電極11の表面積の和が小さくなるので、検出分解能が下がる、また、異常のある電極11の周辺は正しく静電容量の変化を検出できないので、検出範囲が狭くなる。しかしながら、この状態でも、正常な電極11の周辺においては、正常に物体を検出することが可能である。
また、電極11の状態を判定する他にも、第1の接点と第2の接点に接続されている隣接する電極11の位置を、順次切り替えて移動させることで、電極11間の物体の検出を、より高い精度で行うことができる。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係る物体検出装置100の電極群1を抜粋して示す構成図である。
図8において、金属等の電極板13が、電極群1の片側の面に平行に設置されている。これまでの説明では、平面状に並んだ電極11の片側の面についてのみ感度があるように示してきたが、実際には反対の面についても同様の感度がある。もし反対側で物体を検出する必要がない場合は、電極11の検出をする必要がない側に広がる等電位面を遮断するように、金属などの電極板13を電極群1に平行に設置すればよい。
この発明の実施の形態3に係る物体検出装置100によれば、電極群1の片側にのみ感度を持たせることができるので、電極11の片側の面のみ物体を検出しようとする際に、電極11の電極板13側に広がる等電位面を遮断でき、電極板13の電極11と反対側にある物体の影響を受けることがないので、精度の高い検出をすることができる。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4に係る物体検出装置100の構成図である。ここでは、16枚の電極11が、4列、4行のマトリクス状に配設されている。その他については、実施の形態1と同様の構成であり、説明は省略する。この構成によれば、電極11が2次元に配設されているので、3次元的に物体の位置を検出することができる。
この発明の実施の形態4に係る物体検出装置100によれば、3次元的に物体の検出をすることができるので、測定範囲を広げることができる。
なお、この電極群1は、同一平面上にある必要はなく、端部が内部よりもへこんでいる、或いは、その逆であるように配置されていてもよい。
実施の形態5.
図10は、この発明の実施の形態5に係る物体検出装置100の構成図である。
図10において、電極群1に平行に電極板13が設けられている。この電極板13は、電極11に比して十分に大きいものとする。その他については、実施の形態1と同様の構成であり、説明は省略する。
電極11a〜11hがプロセッサ4の電極切り替え信号により第1の接点(図示せず)あるいは第2の接点(図示せず)の何れかに接続するよう切り替えられるのに対し、電極板13の接続先は第1の接点または第2の接点のどちらかに固定されている。
この構成においても実施の形態1の構成と同様に、電極11を切り替えて対象を検出する。このとき電極板13は、図8の電極板13と同等の役目をするので、電極板13の電極11と反対側には感度を持たない。
ここで、電極板13が十分大きいので、電極面積の比率が確保できる。そこで、電極11a〜11hのそれぞれ全てを使って、容易に検出範囲を切り替えることができるので、精度の高い物体検出が可能となる。
次に、図11のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態5に係る物体検出装置100の動作について詳細に説明する。ここで、人などの検出対象5が接近してくる様子を検出し警報、警告する例について、動作を説明する。
まず、電極11aで静電容量の測定を行う(ステップS1)。続いて電極11bで静電容量の測定を行う(ステップS2)。以下、同様に電極11c〜11hまで静電容量の測定を行う(ステップS3〜ステップS8)。
次に、上記のステップS1〜ステップS8において、静電容量の変化を検出したかどうかを判定する(ステップS9)。
ここで、上記のステップS1〜ステップS8において、何れかの静電容量の変化を検出したときは、静電容量の変化を検出した電極11の方向に警報を発して、ステップS1に戻る(ステップS10)。
上記のステップS1〜ステップS8において、何れかの静電容量の変化を検出しなかったときは、全ての電極11a〜11hによって、静電容量の測定を行う(ステップS11)。
上記のステップS11において、静電容量の変化を検出したときは、全体に軽い警告を発して、ステップS1に戻る(ステップS12)。
上記のステップS11において、静電容量の変化を検出しなかったときは、ステップS1に戻る(ステップS13)。
ここで、上記の警報および警告について、不審者を検出対象5とした防犯装置にこの発明の実施の形態5に係る物体検出装置100を適用した場合を例として、さらに詳細に説明する。
まず、検出対象5が遠方から少しずつ接近してくると、ステップS1〜ステップS8では静電容量の変化を検出せず、ステップS11で静電容量を測定したときのみ静電容量の変化を検出する。
これにより、遠方に人が接近していることがわかり、ライト等を照射することにより、軽く警告をする。
また、検出対象5がさらに接近し、電極11cに近づいた場合、ステップS1〜ステップS8で静電容量の変化が生じ、そのなかでもステップS3で静電容量の変化が最大となる。
これにより人が電極11cに接近していることが分かり、電極11cの方向にライト等を照射するとともに、音を発する等の警報をする。
この発明の実施の形態5に係る物体検出装置100によれば、例えば検出対象5が不審者なら、遠方の早い段階で検出できるので、警戒を強めることができる。さらに接近して来た場合、どの部分に接近したかを判別できるので、適切な警報などの手段をとることができる。
なお、上記の説明では、簡単のため電極11を1個ずつ切り替えて静電容量を測定する組み合わせと、全ての電極11を用いて静電容量を測定する組み合わせとの2段階としたが、例えば電極11を3個ずつ組み合わせることより、さらに細かく検出することが可能である。
また、この構成は、自動車や電車といった金属板で覆われたものに物体検出装置100を設置する場合に適しており、自動車や電車のボディをこの構成における電極板13として用い、電極11をその表面に設ければよい。ここで、電極11の例として、ドアノブ、電熱線、アンテナ、サイドモールなどを電極11として用いてもよい。また、フロントやリアのバンパーに電極11を設けてもよい。
なお、ここで説明した検出の様子は他の実施の形態についても同様である。
実施の形態6.
図12は、この発明の実施の形態6に係る物体検出装置100の構成図である。
図12において、電極群1に垂直に電極板13が設けられている。この電極板13は、電極11に比して十分に大きいものとする。その他の構成および動作については、実施の形態5と同様であるので、説明は省略する。
この構成においても、電極板13上に存在する検出対象である人6などの物体を遠方から検出でき、近傍で位置を特定することができる。
この構成は、フェンスやビルディングなどの建築物に物体検出装置100を設置する場合に適しており、建築物上に複数の電極11を設け、床面を電極板13とすればよい。
また、電極11をフェンスに設置した場合は、人が接近したことを検出できるので、防犯、セキュリティへの応用ができる。また、自動ドアやエスカレータのセンサとして用いることもできる。
また、エレベータに応用すると、エレベータホールに人がいること、およびおおよその人数を把握することが出来るので、効率的な運行をサポートすることができる。
この発明の実施の形態1に係る物体検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態1に係る物体検出装置の別の構成図である。 この発明の実施の形態1に係る物体検出装置における、電極群と静電容量測定手段との接続関係を模式化した図である。 この発明の実施の形態1に係る物体検出装置における、電極群と静電容量測定手段との別の接続関係を模式化した図である。 この発明の実施の形態1に係る物体検出装置における、電極群と静電容量測定手段とのさらに別の接続関係を模式化した図である。 図1に示した第1の接点に接続する電極の個数、および接続の組み合わせを様々に切り替えて得られる、検出範囲の例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る物体検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態3に係る物体検出装置の電極群を抜粋して示す構成図である。 この発明の実施の形態4に係る物体検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態5に係る物体検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態5に係る物体検出装置の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係る物体検出装置の構成図である。
符号の説明
1 電極群、2 静電容量測定手段、4 プロセッサ、11 電極、13 電極板、33 第1の接点、34 第2の接点、35 電極切り替え部、37 第3の接点、100 物体検出装置。

Claims (11)

  1. 3個以上の電極が配列された電極群と、
    電極切り替え信号に基づいて前記電極の接続先を第1の接点および第2の接点の何れかに切り替え可能な電極切り替え部と、
    前記第1の接点および前記第2の接点に接続される静電容量測定手段と、
    前記電極切り替え部を制御する前記電極切り替え信号を出力するとともに、前記静電容量測定手段の出力に基づいて物体の位置を検出するプロセッサと
    を備えたことを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記電極切り替え部は、前記第1の接点および前記第2の接点から独立している第3の接点を有することを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記電極群は、2次元状に配設されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の物体検出装置。
  4. 前記電極群に対向して設けられた電極板を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物体検出装置。
  5. 前記電極板は、車両のボディであり、前記電極群は、前記車両の外側に配設された複数の前記電極で構成されることを特徴とする請求項4に記載の物体検出装置。
  6. 前記電極群とは所定距離を隔てて垂直に配設された電極板を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物体検出装置。
  7. 前記電極板は、床面に設けられており、前記電極群は、前記床面に対して垂直に設けられた構造物に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の物体検出装置。
  8. 前記電極群のうち、ある1個の電極を前記第1の接点に、残り全ての電極を前記第2の接点に接続して得られる静電容量の測定値から、物体の位置を検出することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の物体検出装置。
  9. さらに、前記第1の接点に接続される電極を順次切り替えて静電容量を測定し、物体を検出したと判断するとその方向に警報を発することを特徴とする請求項8に記載の物体検出装置。
  10. さらに、前記電極群のうち、複数個の電極を前記第1の接点に、残り全ての電極を前記第2の接点に接続して得られる静電容量の測定値から、前記プロセッサは、物体の位置を検出することを特徴とする請求項8に記載の物体検出装置。
  11. 前記電極群のうち、ある1個の電極を前記第1の接点に、この電極に隣接する一側電極を前記第2の接点に、残り全ての電極を独立した状態に接続して得られる静電容量の測定値と、予め記憶されている基準値とに基いて、電極の状態を判定することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の物体検出装置。
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