JP2006143797A - 屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器 - Google Patents

屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006143797A
JP2006143797A JP2004333071A JP2004333071A JP2006143797A JP 2006143797 A JP2006143797 A JP 2006143797A JP 2004333071 A JP2004333071 A JP 2004333071A JP 2004333071 A JP2004333071 A JP 2004333071A JP 2006143797 A JP2006143797 A JP 2006143797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
slit
sheet metal
resin member
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004333071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4615291B2 (ja
Inventor
Takemoto Shiga
雄基 志賀
Yoshifumi Okauchi
慶文 岡内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2004333071A priority Critical patent/JP4615291B2/ja
Priority to US11/274,533 priority patent/US7749590B2/en
Publication of JP2006143797A publication Critical patent/JP2006143797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4615291B2 publication Critical patent/JP4615291B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/22Plastics; Metallised plastics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2301/00Additional features of adhesives in the form of films or foils
    • C09J2301/10Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet
    • C09J2301/18Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet characterized by perforations in the adhesive tape
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24273Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including aperture
    • Y10T428/24281Struck out portion type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24273Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including aperture
    • Y10T428/24298Noncircular aperture [e.g., slit, diamond, rectangular, etc.]
    • Y10T428/24314Slit or elongated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】 板金の装着孔に樹脂製部材の係合突起を挿入するに際して発生する削れ屑のフレーム内への飛散を防止する。
【解決手段】 所定の板金に形成された所定の樹脂製部材を装着するための装着孔(矩形状装着孔または円孔)を塞ぐように当該板金50に貼着されるもので屑発生防止フィルム10であって、中央部に樹脂製部材に突設された係合突起が差し通されるスリット40(直線状スリット41,放射状スリット42またはH字状スリット43)が形成されていると共に、周縁部に粘着剤層30が積層されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定の板金に形成された所定の樹脂製部材を装着するための装着孔を塞ぐように当該板金に貼着される屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器に関するものである。
例えば、テレビジョン受像器やラジオ等の家庭電化製品、コンピュータや画像形成装置等の事務機械等の各種の電気機器、あるいはカメラや画像形成装置に装着されたスキャナー等の各種の光学機器を含む電気機器などは、所定の立体形状に形成された板金に縁材としての所定の樹脂製部材が装着されることによって形成された構造材としてのフレームに各種の部品が装着されることによって構成されている場合が多い。
通常、板金には各所に装着孔が穿設されている一方、樹脂製部材には前記装着孔に対応した位置に所定形状の係合突起が設けられ、この係合突起を弾性変形させつつ装着孔に挿入することによって樹脂製部材が板金に装着されるようになっている。一旦樹脂部品が板金に装着されると、弾性変形した係合突起が元の形状に復元し、これによって両者の結合状態が維持されるようになされているのが一般的である。
ところで、上記のような板金と樹脂製部材との結合構造においては、樹脂製部材の係合突起を板金の装着孔に挿入するに際し、係合突起の表面が装着孔の縁部と擦れて係合突起から剥がれた微細な削れ屑が発生して飛散することが多く、かかる削れ屑がフレーム内に侵入すると、内部の精密機器の動作を狂わせてしまうような不都合の生じることがある。
本発明は、かかる不都合の発生を解消するためになされたものであり、板金の装着孔に樹脂製部材の係合突起を挿入するに際して発生する削れ屑のフレーム内への飛散を防止する屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、所定の板金に形成された所定の樹脂製部材を装着するための装着孔を塞ぐように当該板金に貼着される屑発生防止フィルムであって、前記樹脂製部材に突設された係合突起が差し通されるスリットが形成されていると共に、周縁部に粘着剤層が積層されていることを特徴とする屑発生防止フィルムである。
かかる構成によれば、屑発生防止フィルムで板金の装着孔を塞いでその周縁部に積層された粘着剤層を板金に押し当てることにより、当該屑発生防止フィルムが板金に貼着された状態になる。そして、この状態で屑発生防止フィルムが貼着された側から樹脂製部材の係合突起を屑発生防止フィルムに形成されたスリットを介して板金の装着孔に向けて差し通すと、スリットを境にして係合突起が屑発生防止フィルムを挿入方向へ向けて撓ませた状態で装着孔に嵌り込んでいくため、装着孔の縁部と係合突起との間に屑発生防止フィルムが介在した状態になり、これによって係合突起が装着孔の縁部と直接擦れ合うことが回避され、削れ屑の発生が防止される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スリットは、少なくとも直線状、放射状およびH字状のいずれかであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、屑発生防止フィルムに直線状で形成されたスリットは、相手方の係合突起が板状のものである場合に好適に対応し、同放射状に形成されたスリットは、相手方の係合突起がボス状のものである場合に好適に対応し、同H字状に形成されたスリットは、相手方の係合突起が先端に係止用の爪部を備えたものであるなど異形のものである場合に好適に対応する。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の屑発生防止フィルムが板金と樹脂製部材とから構成されるフレームに適用されていることを特徴とする電気機器である。
請求項4記載の発明は、所定の装着孔を備える板金と、前記装着孔に挿通される係合突起を有する樹脂製部材とから構成されたフレームを具備する電気機器であって、前記装着孔に、前記係合突起が差し通されるスリットの形成された屑発生防止フィルムが取り付けられていることを特徴とする電気機器である。
これらの電気機器によれば、電気機器の組み付け工程における樹脂製部材を板金に装着してフレームを形成させる工程で樹脂製部材からの削れ屑の発生が防止されるため、削れ屑がフレーム内に侵入して飛散し、当該フレーム内に装着される各種の精密部品に付着して精密部品の動作を誤らせるような不都合の発生が防止される。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の発明において、前記フレームが画像形成装置の画像読取装置を構成するフレームであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、画像読取装置の組み付け工程で樹脂製部材からの削れ屑の発生が防止されるため、例えば画像読取装置に設けられたスキャナの移動を案内するガイドレールに削れ屑が堆積してその移動が正常に行なわれなくなったり、レンズやミラー等の光学部品の表面に削れ屑が付着することにより画像を正常に読み取ることができなくなるような不都合の発生が防止される。
請求項1記載の発明によれば、屑発生防止フィルムで板金の装着孔を塞いでその周縁部に積層された粘着剤層を板金に押し当て、当該屑発生防止フィルムが板金に貼着された状態でフィルム側から樹脂製部材の係合突起を屑発生防止フィルムに形成されたスリットを介して板金の装着孔に向けて差し通すことにより、係合突起が屑発生防止フィルムを挿入方向へ向けて撓ませた状態で装着孔に嵌り込んでいくため、装着孔の縁部と係合突起との間に屑発生防止フィルムが介在した状態になり、これによって削れ屑の発生を確実に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、スリットを屑発生防止フィルムに直線状で形成することにより当該スリットを相手方の係合突起が板状のものである場合に好適に対応し得るものにし、同放射状に形成することにより当該スリットを相手方の係合突起がボス状のものである場合に好適に対応し得るものにし、同H字状に形成することにより当該スリットを相手方の係合突起が先端に係止用の爪部を備えたものであるなど異形のものに好適に対応するものにすることができる。
請求項3および4記載の発明によれば、電気機器の組み付け工程における樹脂製部材を板金に装着してフレームを形成させる工程で樹脂製部材からの削れ屑の発生が防止されるため、削れ屑がフレーム内に侵入して飛散し、当該フレーム内に装着される各種の精密部品に付着して精密部品の動作を誤らせるような不都合の発生を確実に防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、画像読取装置の組み付け工程で樹脂製部材からの削れ屑の発生が防止されるため、削れ屑の発生で画像を正常に読み取ることができなくなるような不都合の発生を確実に防止することができる。
図1は、本発明に係る屑発生防止フィルムの実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、第1実施形態の屑発生防止フィルム、(ロ)は、第2実施形態の屑発生防止フィルム、(ハ)は、第3実施形態の屑発生防止フィルムをそれぞれ示している。
図1に示すように、屑発生防止フィルム10は、フィルム本体20と、所定の粘着剤がこのフィルム本体20の周縁部の全周に亘って積層されることによって形成された粘着剤層30と、前記フィルム本体20の中央位置に形成されたスリット40とを備えた基本構成を有している。
前記フィルム本体20は、本実施形態においては、所定寸法(本実施形態においては30mm×50mm)の長方形状に形成されているが、長方形状であることに限定されるものではなく、貼着される部材の形状や位置等によって円形や楕円形状、さらには三角形状、多角形状、星形等の異形に設定されていてもよい。また、フィルム本体20の寸法についても特に限定はなく、状況に応じて最適の寸法が設定される。フィルム本体20の厚み寸法については、0.1mm前後のものが好適である。
かかるフィルム本体20の材料としては、例えば、アイオノマー、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレン、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンナフタレート、ポリビニルビニリデン、ポリビニルクロライド、ポリカーボネート、ポリブタジエン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等を挙げることができるが、これらに限定されるものではなく、可撓性と所定の引張り強度とを備えたものであれば例えば紙等のセルローズ系のものなど各種の材料を採用することができる。
前記粘着剤層30は、所定幅寸法で周縁に沿うようにフィルム本体20の片面(図1に示す例では下面)に塗布等によって積層されることにより形成されている。本実施形態においては、粘着剤層30の幅寸法は略5mmに設定されているが、略5mmであることに限定されるものではなく、状況に応じて各種の幅寸法を設定することができる。
かかる粘着剤層30の材料としては、アクリル酸エステルで代表されるアクリル系の高分子化合物、SRB(スチレンブタジエンゴム)、ポリイソブチレン、イソブチレンイソプレン共重合体(ブチルゴム)、クロロプレンゴム、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ゴム、ポリビニルブチラール等を挙げることができるが、これらに限定されるものではなく、その他各種の粘結剤を採用することができる。
前記スリット40は、後述する係合突起61を差し通すためのものである。かかるスリット40として、本実施形態においては、図1の(イ)に示す直線状スリット41(第1実施形態)、図1の(ロ)に示す放射状スリット42(第2実施形態)および図1の(ハ)に示すH字状スリット43(第3実施形態)の3種類を挙げているが、本発明は、スリット40がこれら3種類のみであることに限定されるものではなく、ジグザグ形状や波形、十字形等のその他の形状のものであってもよい。
第1実施形態のスリット40である直線状スリット41(図1の(イ))は、フィルム本体20の短尺方向の中央位置において長尺側の縁部に平行で、かつ、その両端部が粘着剤層30に掛からないように設けられ、これによって当該直線状スリット41を短尺方向に向けて押し広げることができるようになっている。
かかる直線状スリット41の両端部には裂切防止孔44が設けられ、これによって直線状スリット41が左右に押し広げられた状態で、直線状スリット41の両端部への応力の集中が回避され、フィルム本体20がスリットの延びる方向に向けて引き裂かれるのを防止するようになっている。このような直線状スリット41は、後述する二股状係合突起62に好適に適用し得るものである。
これに対し第2実施形態の放射状スリット42(図1の(ロ))は、フィルム本体20の中心位置から外方に向けて放射状に複数本が形成され、各放射状スリット42の端部は同一円周上に位置している。これによって互いに隣設された放射状スリット42間に二等辺三角形状の三角フィルム片21が形成されている。また、各放射状スリット42は、端部が粘着剤層30に掛からないように長さ寸法が設定されている。
かかる各放射状スリット42の端部には、第1実施形態のものと同様の裂切防止孔44が設けられ、これによって三角フィルム片21に外力が作用して引っ張られても、フィルム本体20が放射状スリット42の端部から切り裂かれていくような不都合が回避されるようになっている。このような放射状スリット42は、後述する棒状係合突起63に好適に対応するものである。
第3実施形態のH字状スリット43(図1の(ハ))は、フィルム本体20の短尺方向の中央位置において長尺方向に延びるように形成された第1直線状スリット431と、この直線状スリット431の各端部を境にして短尺方向に向けてそれぞれ反対側へ切り込まれることによって形成された一対の第2直線状スリット432とからなっている。そして、フィルム本体20における第1直線状スリット431と一対の第2直線状スリット432とに囲まれた部分に矩形状を呈した一対の四角フィルム片22が形成されている。
また、前記各第2直線状スリット432のそれぞれの両端部には、裂切防止孔44が設けられ、これによって四角フィルム片22に外力が加わることにより当該四角フィルム片22が引っ張られてもフィルム本体20が第2直線状スリット432の端部から引き裂かれるのを防止するようになされている。
ついで、このように構成された屑発生防止フィルム10の使用について図2および図3を基に説明する。
図2は、屑発生防止フィルム10が貼着される板金50を示す部分拡大斜視図であり、(イ)は、第1および第3実施形態の直線状スリット41およびH字状スリット43を備えた屑発生防止フィルム10が貼着される板金50、(ロ)は、第2実施形態の放射状スリット42を備えた屑発生防止フィルム10が貼着される板金50をそれぞれ示している。
また、図3は、屑発生防止フィルム10の使用について説明するための断面視の部分拡大斜視図であり、(イ)は、第1実施形態の直線状スリット41を備えた屑発生防止フィルム10が用いられた状態、(ロ)は、第2実施形態の放射状スリット42を備えた屑発生防止フィルム10が用いられた状態、(ハ)は、第3実施形態のH字状スリット43を備えた屑発生防止フィルム10が用いられた状態をそれぞれ示している。なお、図3において(イ)〜(ハ)に添えられた添え字の「a」は、樹脂製部材60に突設された係合突起61を示し、同「b」は、係合突起61が屑発生防止フィルム10を介して板金50に結合された状態を示している。
直線状スリット41が設けられた屑発生防止フィルム10(図1の(イ))、およびH字状スリット43が設けられた屑発生防止フィルム10(図1の(ハ))は、図2の(イ)に示すような細長い矩形状装着孔51が設けられた板金50に貼着される。また、放射状スリット42が設けられた屑発生防止フィルム10(図1の(ロ))は、図2の(ロ)に示すような円孔52が穿設された板金50に貼着される。
以下、まず第1実施形態の直線状スリット41が設けられた屑発生防止フィルム10を板金50に貼着する場合について説明し、引き続き放射状スリット42が設けられた屑発生防止フィルム10を板金50に貼着する場合について説明し、最後にH字状スリット43が設けられた屑発生防止フィルム10を矩形状装着孔51が設けられた板金50に貼着する場合について説明する。
まず、図2の(イ)に示すように、直線状スリット41の形成された屑発生防止フィルム10を矩形状装着孔51の設けられた板金50に貼着するに際しては、当該直線状スリット41が矩形状装着孔51の短尺方向の中央位置において長尺方向に延びるように位置設定された状態で、粘着剤層30が矩形状装着孔51周りの板金50に押し当てられ、これによって屑発生防止フィルム10が板金50に貼着される。
この状態において、樹脂製部材60に突設された図3の(イ)−「a」に示すような係合突起61(二股状係合突起62)が直線状スリット41を介して矩形状装着孔51に嵌入される。二股状係合突起62は、長さ寸法が矩形状装着孔51の長さ寸法より若干短めの一対の係合板体621と、各係合板体621の先端にそれぞれ形成された片矢印状の係止爪片622とを備えて構成されている。各係止爪片622は、各係合板体621から互いに反対方向へ向けて突設されている。
そして、各係合板体621は、樹脂製部材60の図3−「a」における下面側から係止爪片622までの突出量が板金50の厚み寸法より僅かに大きめになるように寸法設定されていると共に、一対の係合板体621間の外寸法が矩形状装着孔51の孔幅寸法より僅かに小さめに寸法設定さている。
このように構成された二股状係合突起62が屑発生防止フィルム10の直線状スリット41を介して板金50の矩形状装着孔51に嵌入していくことにより、各係止爪片622は、外側の各傾斜面が矩形状装着孔51の縁部に案内されることによって一対の係合板体621が互いに接近する方向に向けてそれぞれ弾性変形しながらフィルム本体20を伴って矩形状装着孔51に侵入していき、一対の係止爪片622が矩形状装着孔51から外部に抜け出ることにより、図3の(イ)−「b」に示すように、樹脂製部材60が二股状係合突起62を介して板金50に結合された状態になる。
樹脂製部材60が板金50に結合された状態で弾性変形していた一対の係合板体621は、その復元力によって元の平行状態に復帰するため、一対の係止爪片622が矩形状装着孔51の縁部に係止され、これによって樹脂製部材60は板金50から外れ止めされた状態になる。
そして、二股状係合突起62を備えた樹脂製部材60を、直線状スリット41を有する屑発生防止フィルム10の貼着された板金50に結合するに際しては、二股状係合突起62と矩形状装着孔51との間にフィルム本体20が介在した状態になるため、二股状係合突起62と矩形状装着孔51の縁部との間の直接接触が回避される。したがって、二股状係合突起62と矩形状装着孔51の縁部との接触で樹脂からなる二股状係合突起62の一部が削り取られて削れ屑が生じるような不都合の発生が確実に防止される。
つぎに、図2の(ロ)に示すように、放射状スリット42の形成された屑発生防止フィルム10を、円孔52が穿設された板金50に貼着する場合について説明する。この場合、各放射状スリット42の交点位置を円孔52の中心位置に合わせた上で粘着剤層30を板金50の表面に押し当てることによってフィルム本体20が板金50に貼着された状態になる。
かかる放射状スリット42が形成された屑発生防止フィルム10の貼着された板金50に対しては、図3の(ロ)−「a」に示すような係合突起61(棒状係合突起63)が突設された樹脂製部材60が結合される。前記棒状係合突起63は、樹脂製部材60の片面(図3における下面)から突設された円柱体631と、この円柱体631の先端に上下逆転状態で一体的に形成された円柱体631と同心の円錐体632とを備えて構成されている。
前記円柱体631は、径寸法が板金50の円孔52(図2の(ロ))の内径寸法より若干小さめに寸法設定されていると共に、樹脂製部材60からの突出量が円孔52の長さ寸法より僅かに大きめに設定されている。また、前記円錐体632は、円錐の底面の径寸法が円孔52の径寸法より僅かに大きめに寸法設定されている。
かかる棒状係合突起63には、円錐体632の頂点(3の(ロ)−「a」における下端部)から円柱体631の基端側に向けて中心線を通るように切り込まれて形成した複数の切込み溝633が設けられ、これによって円錐体632および円柱体631の先端側が複数に分割されている。そして、円柱体631における隣設された切込み溝633間に分割体634が形成されていると共に、円錐体632における隣設された切込み溝633間に係止爪片635が形成されている。
このような棒状係合突起63を備えた樹脂製部材60を、円孔52が穿設され、かつ、放射状スリット42を有するフィルム本体20の貼着された板金50に装着するには、円錐体632の先端をフィルム本体20における各放射状スリット42の交点位置に対応させたのち樹脂製部材60を板金50へ向けて押圧すればよい。こうすることによって棒状係合突起63は、フィルム本体20の各三角フィルム片21を下方へ折り曲げつつ円孔52に嵌入されていく。そうすると、棒状係合突起63の円錐体632は、各係止爪片635が円孔52の内周面と干渉することによる各分割体634の弾性変形で先窄まりになって円孔52に圧入されていく。
そして、円錐体632は、円孔52を通過すると、各分割体634の弾性力で元の形状に復元されるため、各係止爪片635が円孔52の縁部に係止され、これによって樹脂製部材60は、図3の(ロ)−「b」に示すように、板金50に屑発生防止フィルム10を介して外れ止め状態で結合される。
このように、棒状係合突起63を備えた樹脂製部材60を、円孔52を有する屑発生防止フィルム10の貼着された板金50に結合するに際しては、棒状係合突起63と円孔52の縁部との間に三角フィルム片21が介在した状態になるため、棒状係合突起63と円孔52の縁部とが直接接触することがなく、従って、当該接触によって樹脂からなる棒状係合突起63の一部が削り取られて削れ屑が生じるような不都合の発生が確実に防止される。
つぎに、図2の(イ)に示す矩形状装着孔51が設けられた板金50にH字状スリット43(図1の(ハ))を有する第3実施形態の屑発生防止フィルム10が貼着された場合について説明する。この場合、相手方の樹脂製部材60として、図3の(ハ)−「a」に示すような係合突起61(鈎形係合突起64)を備えたものが採用される。
鈎形係合突起64は、図3の(ハ)−「a」に示すように、樹脂製部材60の片面から下方に向けって突設された突設板641と、この突設板641の先端から樹脂製部材60と平行な方向に向けて延設された係止板642とからなっている。突設板641は、樹脂製部材60からの突出量が板金50の厚み寸法より若干長めとされていると共に、厚み寸法が板金50の矩形状装着孔51の孔幅寸法より薄く設定されている。また、係止板642の突設板641からの突出量は、当該突出量と突設板641の厚み寸法との合計寸法が矩形状装着孔51の孔幅寸法より小さくなるように設定され、これによって鈎形係合突起64が矩形状装着孔51に挿通され得るようになっている。
このような鈎形係合突起64を備えた樹脂製部材60は、H字状スリット43(図1の(ハ))を有する屑発生防止フィルム10が貼着された板金50に結合される。この結合は、鈎形係合突起64をH字状スリット43における第1直線状スリット431に向けて押し付けることによって行なわれる。この押し付けによって、フィルム本体20の各四角フィルム片22が鈎形係合突起64により第1直線状スリット431を境にして左右に押し開かれた状態になり、この状態で鈎形係合突起64が一対の四角フィルム片22を介して矩形状装着孔51に挿通される。
ついで、鈎形係合突起64を矩形状装着孔51に完全に嵌め込んだ後、樹脂製部材60を係止板642の突設方向に向けて移動させる。これによって樹脂製部材60の本体と鈎形係合突起64の係止板642との間の隙間が、図3の(ハ)−「b」に示すように、板金50の矩形状装着孔51の縁部に外嵌し、これによって樹脂製部材60が板金50に結合された状態になる。
そして、鈎形係合突起64を備えた樹脂製部材60を、H字状スリット43を有する屑発生防止フィルム10の貼設された板金50に結合するに際しては、鈎形係合突起64と矩形状装着孔51の縁部との間にフィルム本体20の四角フィルム片22が介在した状態になるため、鈎形係合突起64と矩形状装着孔51の縁部とが直接接触することがなく、したがって、これらの接触で樹脂からなる鈎形係合突起64の一部が削り取られて削れ屑が生じるような不都合の発生を確実に防止される。
以上詳述したように、本発明に係る屑発生防止フィルム10は、所定の板金50に形成された所定の樹脂製部材60を装着するための装着孔(矩形状装着孔51または円孔52)を塞ぐように当該板金50に貼着されるものであり、中央部に樹脂製部材60に突設された係合突起61が差し通されるスリット40(直線状スリット41,放射状スリット42またはH字状スリット43)が形成されていると共に、周縁部に粘着剤層30が積層されている。
したがって、屑発生防止フィルム10で板金50の装着孔を塞いでその周縁部に積層された粘着剤層30を板金50に押し当てることにより、当該屑発生防止フィルム10が板金50に貼着された状態になる。そして、この状態で屑発生防止フィルム10が貼着された側から樹脂製部材60の係合突起61を屑発生防止フィルム10の中央部に形成されたスリット40を介して板金50の装着孔に向けて差し通すことにより、係合突起61がスリット40を挿入方向へ向けて撓ませて状態で装着孔に嵌り込んでいくため、装着孔の縁部と係合突起61との間に屑発生防止フィルム10が介在した状態になり、これによって係合突起61が装着孔の縁部と直接擦れ合うことが回避されて削れ屑の発生を確実に防止することができる。
また、スリット40として第1実施形態の直線状スリット41が採用された屑発生防止フィルム10は、相手方の係合突起61が上記の二股状係合突起62のような板状のものである場合に好適に適用することができ、スリット40として第2実施形態の放射状スリット42が採用された屑発生防止フィルム10は、相手方の係合突起61が上記の棒状係合突起63のようなボス状のものである場合に好適に適用することができ、さらに、スリット40として第3実施形態のH字状スリット43が採用された屑発生防止フィルム10は、相手方の係合突起61が上記鈎形係合突起64のような先端に係止用の鈎形係合突起64を備えたものなど異形のものである場合に好適に適用することができる。
つぎに、上記のような屑発生防止フィルム10の適用例について図4および図5を基に説明する。図4は、電気機器としての複写機(画像形成装置)に設けられる画像読込装置のフレーム70の一実施形態を示す斜視図である。また、図5は、フレーム70に装着される樹脂製部材としてのカバー72の取り付け構造の一実施形態を示す、上下反転された状態での背面視の斜視図であり、(イ)は、カバー72が取付けられた状態のカバー取付けフレームの全体図、(ロ)は、(イ)の円内の拡大図である。
画像読込装置は、複写機本体の上面に設けられた原稿が載置されるコンタクトガラスの直下位置に設けられるものであり、上面が開口した有底の箱形のフレーム70内に光源からの光を原稿面に照射しながら原稿面を走査するように移動する走査機構、この走査機構に設けられた精密光学機器としてのミラーユニットやレンズユニット、さらには走査機構の走査で得られた反射光を受光して電気信号に変換する精密電気機器としてのCCD(charge coupled device)等が内装されることによって形成されている。
かかる画像読込装置のフレーム70は、基本的に板金をプレス処理することによって形成され、必要に応じて適所に合成樹脂製の各種の部材が付設されている。図4に示す例では、フレーム70は、金属材料からなる扁平な箱形のフレーム本体71と、このフレーム本体71の前面に付設された合成樹脂製のカバー(樹脂製部材)72とからなっている。そして、このカバー72が本発明に係る屑発生防止フィルム10を介して図5に示すカバー取付けフレーム(板金)73に装着され、このカバー取付けフレーム73がフレーム本体71に装着されることによってカバー72がフレーム本体71に装着された状態になっている。
前記カバー取付けフレーム73は、平板状を呈した平板フレーム731と、この平板フレーム731の長尺側の一縁部から略直角に折り曲げられた状態で延設された縁フレーム(板金)732とを備えて構成されている。そして、前記カバー72は、図5の(イ)に示すように、屑発生防止フィルム10を介して縁フレーム732に取り付けられている。
カバー72を縁フレーム732に取り付けるために、縁フレーム732には、その適所に図5の(ロ)に示すような横方向に長尺の前記矩形状装着孔51としての角孔733が穿設されていると共に、この角孔733の図5における右側に前記円孔52としての異形円孔734が穿設されている。異形円孔734は、対向した図5における上下の各周縁部が互いに平行な直線状に形成されている点が円孔52と相違しているが、機能的には略同一である。かかる縁フレーム732の表面側(図5の紙面の裏側)には、角孔733に対応した位置にH字状スリット43(図1の(ハ))を備えた屑発生防止フィルム10が貼着されていると共に、異形円孔734に対応した位置に放射状スリット42(図1の(ロ))を備えた屑発生防止フィルム10が貼着されている。
一方、カバー72には、前記角孔733および異形円孔734と対向する位置にそれぞれ前記鈎形係合突起64(図3の(ハ))としての係合片721および前記棒状係合突起63(図3の(ロ))としてのボス725が突設されている。前記係合片721は、カバー72から略直角に突設された突設板723と、この突設板723の先端から図5における上方に向けて略直角に折れ曲がった状態の係止爪片724とからなっている。また、ボス725は、前記棒状係合突起63に設けられているような抜け止めようの係止爪片635に対応するものが設けられていない。
そして、カバー72を縁フレーム732に装着するに際しては、まず、ボス725が異形円孔734に嵌入されて位置決めされ、この状態で係合片721が角孔733に嵌入される。この状態でカバー72がボス725回りに図5における時計回りに回動されることによって、係合片721の係止爪片724が図5における角孔733の上縁部に係止され(図5は、カバー取付けフレーム73が上下逆転された状態を示しているため実際は係止爪片724が角孔733の下縁部に係止される)、これによってカバー72が抜止め状態でカバー取付けフレーム73に装着される。
そして、ボス725を異形円孔734に嵌挿するに際しては、ボス725が屑発生防止フィルム10の三角フィルム片21を押圧して図5の紙面における手前側に向けて折り曲げながら異形円孔734内に嵌り込んでいくため、当該ボス725が異形円孔734の周縁部と直接当接することがない。従って、前記当接によって樹脂製のボス725が金属製の異形円孔734の周縁部によって削られて削れ屑が発生するような不都合が確実に防止される。このことについては、係合片721が角孔733に嵌挿されるときも同様である。
以上詳述したように、本実施形態に係る電気機器は、光学機器が内装される金属製のカバー取付けフレーム73に合成樹脂製のカバー72が装着されてなるものであり、カバー72が屑発生防止フィルム10を介してカバー取付けフレーム73に装着されるため、電気機器の組み付け工程におけるカバー72を板金に装着してフレームを形成させる工程でカバー72からの削れ屑の発生が防止され、これによって削れ屑がフレーム内に侵入して飛散し、当該フレーム内に装着される各種の精密部品に付着して精密部品の動作を誤らせるような不都合の発生を確実に防止することができる。
特に電気機器が光学機器の内装されたが複写機の画像読取装置である場合には、画像読取装置の組み付け工程でカバー72からの削れ屑の発生が確実に防止されるため、例えば画像読取装置に設けられたスキャナの移動を案内するガイドレールに削れ屑が堆積してその移動が正常に行なわれなくなったり、レンズやミラーの表面に削れ屑が付着することにより画像を正常に読み取ることができなくなるような不都合の発生を確実に防止することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、屑発生防止フィルム10に設けられるスリット40として図1の(イ)に示す直線状スリット41、図1の(ロ)に示す放射状スリット42および図1の(ハ)に示すH字状スリット43が採用されているが、本発明は、スリット40が直線状スリット41,放射状スリット42およびH字状スリット43であることに限定されるものではなく、状況に応じてジグザグ状や波形など各種の形状のスリットを採用することができる。
(2)上記の実施形態においては、スリット40がフィルム本体20の中央部に設けられているが、本発明は、スリット40がフィルム本体20の中央部に設けられることに限定されるものではなく、状況に応じて適宜の位置に設けてもよい。
(3)上記の実施形態においては、板金50に樹脂製部材60を装着するための孔として図2の(イ)に示す矩形状装着孔51および図2の(ロ)に示す円孔52を挙げているが、本発明は、板金50に樹脂製部材60を装着するための孔が矩形状装着孔51および円孔52であることに限定されるものではなく、楕円形の孔や星形の孔など状況に応じて各種の孔を採用することができる。
(4)上記の実施形態においては、スリット40の端部に切り裂け防止用の裂切防止孔44が穿設されているが、本発明は、スリット40の端部に裂切防止孔44を形成することに限定されるものではなく、特に裂切防止孔44を設けなくてもよい。
(5)上記の実施形態においては、屑発生防止フィルム10が適用される電気機器として画像形成装置を挙げているが、本発明は、屑発生防止フィルム10が適用される電気機器が画像形成装置であることに限定されるものではなく、各種の家庭電化製品や事務機器等、金属製のフレームに合成樹脂製の各種の部材が装着される構造を有しているものであるならどのようなものであってもよい。
(6)上記の実施形態においては、屑発生防止フィルム10がフィルム本体20と、このフィルム本体20の周縁部に積層された粘着剤層30とで構成されることを基本としているが、フィルム本体20に特に粘着剤層30を設けずにフィルム本体20を別途用意した係止ピンや接着剤を介して対象物に貼り着けるようにしてもよい。
本発明に係る屑発生防止フィルムの実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、第1実施形態の屑発生防止フィルム、(ロ)は、第2実施形態の屑発生防止フィルム、(ハ)は、第3実施形態の屑発生防止フィルムをそれぞれ示している。 屑発生防止フィルムが貼着される板金を示す部分拡大斜視図であり、(イ)は、第1および第3実施形態の直線状スリットおよびH字状スリットを備えた屑発生防止フィルムが貼着される板金、(ロ)は、第2実施形態の放射状スリットを備えた屑発生防止フィルムが貼着される板金をそれぞれ示している。 屑発生防止フィルムの使用について説明するための断面視の部分拡大斜視図であり、(イ)は、第1実施形態の直線状スリットを備えた屑発生防止フィルムが用いられた状態、(ロ)は、第2実施形態の放射状スリットを備えた屑発生防止フィルムが用いられた状態、(ハ)は、第3実施形態のH字状スリットを備えた屑発生防止フィルムが用いられた状態をそれぞれ示している。 電気機器としての複写機(画像形成装置)に設けられる画像読込装置のフレームの一実施形態を示す斜視図である。 フレームに装着される樹脂製部材としてのカバーの取り付け構造の一実施形態を示す、上下反転された状態での背面視の斜視図であり、(イ)は、カバーが取付けられた状態のカバー取付けフレームの全体図、(ロ)は、(イ)の円内の拡大図である。
符号の説明
10 屑発生防止フィルム 20 フィルム本体
21 三角フィルム片 22 四角フィルム片
30 粘着剤層 40 スリット
41 直線状スリット 42 放射状スリット
43 H字状スリット 431 第1直線状スリット
432 第2直線状スリット 44 裂切防止孔
50 板金 51 矩形状装着孔
52 円孔 60 樹脂製部材
61 係合突起 62 二股状係合突起
621 係合板体 622 係止爪片
63 棒状係合突起 631 円柱体
632 円錐体 633 切込み溝
634 分割体 635 係止爪片
70 フレーム 71 フレーム本体
72 カバー 721 係合片
73 カバー取付けフレーム 731 平板フレーム
732 縁フレーム 733 角孔
734 異形円孔

Claims (5)

  1. 所定の板金に形成された所定の樹脂製部材を装着するための装着孔を塞ぐように当該板金に貼着される屑発生防止フィルムであって、前記樹脂製部材に突設された係合突起が差し通されるスリットが形成されていると共に、周縁部に粘着剤層が積層されていることを特徴とする屑発生防止フィルム。
  2. 前記スリットは、少なくとも直線状、放射状およびH字状のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の屑発生防止フィルム。
  3. 請求項1または2記載の屑発生防止フィルムが板金と樹脂製部材とから構成されるフレームに適用されていることを特徴とする電気機器。
  4. 所定の装着孔を備える板金と、前記装着孔に挿通される係合突起を有する樹脂製部材とから構成されたフレームを具備する電気機器であって、
    前記装着孔に、前記係合突起が差し通されるスリットの形成された屑発生防止フィルムが取り付けられていることを特徴とする電気機器。
  5. 前記フレームが画像形成装置の画像読取装置を構成するフレームであることを特徴とする請求項3または4記載の電気機器。
JP2004333071A 2004-11-17 2004-11-17 屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器 Expired - Fee Related JP4615291B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004333071A JP4615291B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器
US11/274,533 US7749590B2 (en) 2004-11-17 2005-11-15 Anti-chipping film and electric apparatus using the film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004333071A JP4615291B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006143797A true JP2006143797A (ja) 2006-06-08
JP4615291B2 JP4615291B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=36386683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004333071A Expired - Fee Related JP4615291B2 (ja) 2004-11-17 2004-11-17 屑発生防止フィルムおよびこのフィルムを用いた電気機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7749590B2 (ja)
JP (1) JP4615291B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127747A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fujitsu Ltd 部品固定構造及び電子装置
JP2010223334A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Nippon Seiki Co Ltd 部材の嵌め合せ構造
WO2013129300A1 (ja) * 2012-02-28 2013-09-06 東芝キヤリア株式会社 電気機器及び空気調和機
JP2014113985A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
US9939695B2 (en) 2014-09-29 2018-04-10 Samsung Display Co., Ltd. Display device

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2579090C2 (ru) * 2014-05-21 2016-03-27 Общество с ограниченной ответственностью "Мики" Инновационная бесшовная георешетка с ячеистой структурой для укрепления грунта, способ и заготовка для ее получения
FR3022554B1 (fr) * 2014-06-24 2016-06-24 Plasto Tech Bande auto-adhesive pour l'obturation de trous non utilises pratiques dans un support
US10457226B2 (en) * 2016-07-22 2019-10-29 Ford Global Technologies, Llc Acoustical absorber having a body and at least one serrated washer
US10814602B2 (en) * 2016-09-14 2020-10-27 The Boeing Company Method of producing cored composite parts
US10447197B2 (en) * 2016-12-14 2019-10-15 Tecsi Solar, Inc. Systems and methods for mounting roof-mounted photovoltaic arrays including flashing and adhesive pads
JP6935721B2 (ja) * 2017-10-18 2021-09-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 機器を電気的に接地する接地構造、及び該接地構造を備えた画像形成装置
US20220268306A1 (en) * 2021-02-19 2022-08-25 Nut Solutions, LLC Universal Hardware Nut

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6252307U (ja) * 1985-09-20 1987-04-01
JPH0536112U (ja) * 1991-10-17 1993-05-18 パイオニア株式会社 機器取付け構造
JPH0661945U (ja) * 1993-01-29 1994-09-02 王子化工株式会社 コンクリート穴埋め用粘着シート
JP2003279980A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Casio Comput Co Ltd 液晶表示モジュール

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3428842A (en) * 1967-01-05 1969-02-18 Emerson Electric Co Base-mounted motor
GB9106317D0 (en) * 1991-03-25 1991-05-08 Nat Res Dev Material having a passage therethrough
US5839868A (en) * 1997-07-15 1998-11-24 Kloian; Harvey V. Tearable retainer
US6929843B2 (en) * 2003-09-02 2005-08-16 David M. Kuchar Fence tape

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6252307U (ja) * 1985-09-20 1987-04-01
JPH0536112U (ja) * 1991-10-17 1993-05-18 パイオニア株式会社 機器取付け構造
JPH0661945U (ja) * 1993-01-29 1994-09-02 王子化工株式会社 コンクリート穴埋め用粘着シート
JP2003279980A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Casio Comput Co Ltd 液晶表示モジュール

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127747A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fujitsu Ltd 部品固定構造及び電子装置
JP2010223334A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Nippon Seiki Co Ltd 部材の嵌め合せ構造
WO2013129300A1 (ja) * 2012-02-28 2013-09-06 東芝キヤリア株式会社 電気機器及び空気調和機
CN104136860A (zh) * 2012-02-28 2014-11-05 东芝开利株式会社 电气设备以及空调机
GB2513794A (en) * 2012-02-28 2014-11-05 Toshiba Carrier Corp Electrical apparatus and air conditioning apparatus
JPWO2013129300A1 (ja) * 2012-02-28 2015-07-30 東芝キヤリア株式会社 電気機器及び空気調和機
US9516786B2 (en) 2012-02-28 2016-12-06 Toshiba Carrier Corporation Electric equipment and air conditioner
GB2513794B (en) * 2012-02-28 2018-08-22 Toshiba Carrier Corp Electric Equipment and Air Conditioner
JP2014113985A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
US9939695B2 (en) 2014-09-29 2018-04-10 Samsung Display Co., Ltd. Display device

Also Published As

Publication number Publication date
US20060105142A1 (en) 2006-05-18
JP4615291B2 (ja) 2011-01-19
US7749590B2 (en) 2010-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7749590B2 (en) Anti-chipping film and electric apparatus using the film
JP6160952B2 (ja) 超音波装置
JP6365968B2 (ja) 固定部材及び該固定部材を用いた超音波センサ装置
JP2006259631A (ja) 光コネクタ
JPH10335007A (ja) コネクタ
JP5262505B2 (ja) センサ装置の取り付け構造
JP2006004215A (ja) 入力装置およびこの入力装置を用いた表示装置、ならびに前記表示装置を用いた電子機器
JP2013124981A (ja) 車両用障害物検知装置
JP2007299883A (ja) 部品取付構造および画像形成装置
JP2008261819A (ja) メータ装置
JP5359767B2 (ja) 筺体構造、および電子機器
JP2009068554A (ja) 部材の取付構造、画像形成装置
JP2007180278A (ja) エスカッションの取付構造
JP3794607B2 (ja) グロメット
JPH11125757A (ja) 締結構造
US20220357224A1 (en) Switch assembly with overload protection and methods of use
JP2009228695A (ja) ダンパおよびダンパの取付機構ならびにオーディオ装置
JP6716088B2 (ja) スイッチパネル
JP3147233U (ja) 基板収納容器
JP4716914B2 (ja) 音声出力装置及びこれを備える表示装置
JP2008180769A (ja) 表示パネルの防塵装置
JP2001308556A (ja) 筐 体
JP2003258449A (ja) 嵌合構造を有する筐体
JP2022165100A (ja) センサー取付部材
JP2006322979A (ja) カメラレンズの絞り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees