JP2022165100A - センサー取付部材 - Google Patents

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JP2022165100A JP2021070307A JP2021070307A JP2022165100A JP 2022165100 A JP2022165100 A JP 2022165100A JP 2021070307 A JP2021070307 A JP 2021070307A JP 2021070307 A JP2021070307 A JP 2021070307A JP 2022165100 A JP2022165100 A JP 2022165100A
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匡人 石田
Masato Ishida
孝行 神前
Takayuki Kanzaki
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Abstract

【課題】外力が加えられた場合であっても脱落を抑止することができるセンサー取付部材を提供する。【解決手段】センサー取付部材10は、センサー3が取り付けられる被取付部11と、この被取付部11の第一側面部13の下端部及び第三側面部15の下端部に、それぞれ連接されたベース部27と、このベース部27の上面に配置された複数の押圧部48とを有し、押圧部48は、反対面30と間を空けた状態で、反対面30上で、被取付部11に近づく方向に伸びている。【選択図】図1

Description

本発明は、乗り物の外装体にセンサーを取り付けるためのセンサー取付部材に関するものである。
従来、自動車のボディには、周囲の環境を超音波等で検知するセンサーが搭載されている。センサーは、ボディに形成された小さな孔に、ボディの裏側から通されて、ボディに取り付けられる。その際、センサーは、粘着テープ等を備えた取付部材を介してボディの裏側に固定される。仮に、取付部材が一様な板状であった場合、曲面状のボディと取付部材との間に隙間が生じるため、孔におけるセンサーの露出度合いが、ボディの曲率に応じて変わってしまう。そのため、センサーを、孔に対して適切な度合いで取り付けるための部材として、例えば、下記特許文献1に記載された超音波装置の保持部材(以下、「文献公知1発明」と記す。)や、下記特許文献2に記載されたセンサー取付用のリテーナ(以下、「文献公知2発明」と記す。)等がある。
文献公知1発明は、弾性力によって、センサーを孔から張り出させる方向に押すことで、曲面状のボディに形成された孔に、センサーを適切に取り付けることができる。一方で、文献公知2発明は、ボディに貼り付けられる部位である貼付部に、複数の切り込みが形成されたことで、貼付部が、曲面状のボディに沿って、自在に湾曲する。
特許第6160952号公報 特許第5971551号公報
しかし、上記した文献公知1発明及び文献公知2発明を含めて、従来の取付部材は、ボディの外側から、保守点検や清掃等による何らかの外力が、センサーに加えられた場合、センサー付近から徐々に粘着テープが剥がれていき、センサーが取付部材ごと脱落する場合がある。
本発明は、この様な実情に鑑みて提案されたものである。本発明は、外力が加えられた場合であっても脱落を抑止することができるセンサー取付部材の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るセンサー取付部材は、乗り物の外装体に形成された孔に配置されるセンサーが取り付けられる被取付部と、前記被取付部の側部に連接され、前記外装体の裏側に接着される接着面を有する可撓性のベース部と、前記ベース部において前記接着面と反対側の面である反対面に連接された連接部から、前記反対面と間を空けた状態で、前記反対面上で伸びている押圧部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、前記押圧部が、前記被取付部に近づく方向に伸びている、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、前記被取付部と前記ベース部との間に、スリットを有する、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、前記被取付部のうち、前記孔の周囲と対向する面に、突起部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、前記被取付部のうち、前記孔の周囲と対向する面が、厚み方向に面取りされている、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、前記接着面が、前記被取付部の全周を囲っている、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、前記ベース部が、溶着手段で接着される、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、乗り物の外装体に形成された孔に配置されるセンサーが取り付けられる被取付部と、前記被取付部の端部と連接され、前記外装体の裏側に接着される接着面を有する可撓性のベース部と、前記ベース部において前記接着面と反対側の面である反対面に備えられ、前記外装体の外側から前記センサーに作用した荷重を前記ベース部に分散させる分散手段と、を有する、ことを特徴とする。
本発明に係るセンサー取付部材は、乗り物の外装体に形成された孔に配置されるセンサーが取り付けられる被取付部と、被取付部の側部に連接され、外装体の裏側に接着される接着面を有する可撓性のベース部と、ベース部において接着面と反対側の面である反対面に連接された連接部から、反対面と間を空けた状態で、反対面上で伸びている押圧部とを有している。外装体の孔に配置されたセンサーに、外装体の外側から外力が加えられた場合、センサーと共に被取付部が孔の奥側に向けて押されるため、ベース部が、外装体の裏側から剥がれようとする。しかし、ベース部が、反対面側にある押圧部に当たることで、外力による負荷が、押圧部を介してベース部全体に分散されるため、ベース部は、押圧部に押し返され、外装体から剥がれ難い。したがって、センサー取付部材は、外力が加えられた場合であっても、脱落を抑止することができる。また、ベース部が、外装体から剥がれ難いことから、接着面における接着能力を劣らせることもできる。すなわち、接着の度合いを弱くしたり、接着面の面積を小さくすることができる。接着面の面積が小さい場合、外装材に対する様々なレイアウトを選択することができる。
本発明に係るセンサー取付部材は、押圧部が、被取付部に近づく方向に伸びている。センサーと共に被取付部が孔の奥側に向けて押されると、ベース部は、被取付部と連接された部位から、被取付部から遠ざかる方向に向けて、徐々に外装体の裏側から剥がれようとする。ここで、押圧部は、ベース部が剥がれようとする際の起点となる部位である、被取付部に近い側にあることから、外力による負荷が作用すると直ぐに、ベース部が押圧部に当たる。したがって、センサー取付部材は、外力が加えられた場合であっても、脱落を抑止することができる。
本発明に係るセンサー取付部材は、被取付部とベース部との間に、スリットを有している。スリットにより、被取付部とベース部とが分かれているため、両部の動作が別個となり、ベース部は、被取付部の動作に追随し難くなる。したがって、センサーと共に被取付部が孔の奥側に向けて押されると、被取付部は、ベース部から独立して動くため、ベース部は、被取付部の動作から、影響を受け難く、外装体から剥がれ難い。したがって、センサー取付部材は、外力が加えられた場合であっても、脱落を抑止することができる。一方で、ベース部は、被取付部から独立して変形するため、外装体の曲率が大きい場合であっても、被取付部が、孔の位置に適合し、センサーが、孔に適切に配置される。
本発明に係るセンサー取付部材は、被取付部のうち、孔の周囲と対向する面に、突起部を有している。突起部が、孔の周囲において、外装体の裏側に当たることで、被取付部が、孔の位置に適合する。したがって、孔の周囲における外装体の曲率が大きい場合であっても、センサーが、孔に適切に配置される。
本発明に係るセンサー取付部材は、被取付部のうち、孔の周囲と対向する面が、厚み方向に面取りされている。この構成により、被取付部のうち、孔の周囲の外装体と対向する面が、傾斜又は湾曲した形状となるため、孔の周囲の外装体が曲面であっても、被取付部が、外装体の曲面に適合する。したがって、孔の周囲における外装体の曲率が大きい場合であっても、センサーが、孔に適切に配置される。
本発明に係るセンサー取付部材は、接着面が、被取付部の全周を囲っている。この構成により、ベース部と外装体との接着が、堅固となる。センサーと共に被取付部が孔の奥側に向けて押される方向が、孔の軸方向に対して、どの向きに傾いていたとしても、被取付部の全周に渡って、ベース部が外装体に接着しているため、ベース部は、外装体から剥がれ難い。また、ベース部が、外装体から剥がれ難いことから、接着の度合いを弱くしたり、接着面の面積を小さくすることができる。接着面の面積が小さい場合、外装材に対する様々なレイアウトを選択することができる。
本発明に係るセンサー取付部材は、ベース部が、溶着手段で接着されている。押圧部によって、ベース部が、外装体から剥がれ難いことから、ベース部は、種々の溶着手段に適応する。
本発明に係るセンサー取付部材は、乗り物の外装体に形成された孔に配置されるセンサーが取り付けられる被取付部と、被取付部の端部と連接され、外装体の裏側に接着される接着面を有する可撓性のベース部と、ベース部において接着面と反対側の面である反対面に備えられ、外装体の外側からセンサーに作用した荷重をベース部に分散させる分散手段とを有している。この構成により、外力による負荷が、分散手段を介してベース部全体に分散されるため、ベース部は、外装体から剥がれ難い。したがって、センサー取付部材は、外力が加えられた場合であっても、脱落を抑止することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の使用状態の外観斜視図である。 図2は、図1のII-II断面であり、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の使用状態の第一側面断面図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材を上方側から視した外観斜視図である。 図4は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材を下方側から視した外観斜視図である。 図5は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の第一側面外観図である。 図6は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の上面外観図である。 図7は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の下面外観図である。 図8は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の第二側面外観図である。 図9は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の使用状態の第一側面説明図である。 図10は、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材の使用状態の第一側面断面説明図である。 図11は、本発明の第二実施形態に係るセンサー取付部材の第一側面外観図である。
以下に、本発明の第一実施形態に係るセンサー取付部材を図面に基づいて説明する。図1及び2は、センサー取付部材10の使用状態の外観及び断面が示されている。図1及び2に示されているとおり、センサー取付部材10は、乗り物の外装体である自動車のボディ1に、センサー3を取り付けるためのものである。詳説すれば、ボディ1には、孔2が形成され、この孔2には、センサー3が、ボディ1の裏側から、センサー取付部材10を介して配置される。なお、以下の説明では、ボディ1の裏側からボディ1に向って近づく方向が、下方(Down)であり、ボディ1からボディ1の裏側に向けて離れる方向が、上方(Up)であり、四方の側面が、それぞれ、第一側方(1st Side)、第二側方(2nd Side)、第三側方(3rd Side)及び第四側方(4th Side)である(図1参照)。
センサー取付部材10は、センサー3が取り付けられる被取付部11と、この被取付部11の第一側方にある第一側面部13の下端部、及び、第三側方にある第三側面部15の下端部に、それぞれ連接されたベース部27と、このベース部27の上面に配置された分散手段としての押圧部48とを有している。センサー取付部材10は、樹脂製である。
センサー3は、例えば、超音波センサーであり、セラミックスや単結晶等の圧電素子によって超音波を発生させて送信し、ボディ1の周囲にある対象物(図示省略。)において反射した反射波を受信することで、対象物の有無や、自動車から対象物までの距離を検出するものである。センサー3は、圧電素子が内蔵されたマイク4が下端に配置され、信号を出力するための信号線が接続される端子部5が、側方に向けて張り出している。センサー3は、被取付部11に取り付けられる際に用いられる係合突部6が、第一側方の外面及び第三側方の外面に、それぞれ形成されている。
図3ないし8は、センサー取付部材10の外観が示されている。図3は、上方から斜視した外観が示され、図4は、下方から斜視した外観が示され、図5は、第一側方から視した外観が示され、図6は、上方から視した外観が示され、図7は、下方から視した外観が示され、図8は、第二側方から視した外観が示されている。第三側方から視した外観は、第一側方から視した外観と同一であり、第四側方から視した外観は、第二側方から視した外観と同一であるため、第三側方から視した外観及び第四側方から視した外観は、図示が省略されている。
被取付部11は、ほぼ円筒状の保持部12と、この保持部12の第一側面部13及び第三側面部15に形成された一対の係合片部17と、保持部12の第二側方にある第二側面部14及び第四側方にある第四側面部16に形成された端子受部20と、保持部12の下端部において保持部12の内側に形成された底部21とを有している。係合片部17は、端子受部20よりも上方に向けて高く形成され、上端部に係合孔18が形成されている。係合孔18は、側方に向けて貫通している。係合片部17の上端部であって、係合孔18の両側には、切欠き部19が形成されている。端子受部20は、係合片部17よりも低く形成され、両係合片部17の間に形成された溝である。第一側面部13及び第三側面部15の外面であって、下部には、それぞれ、係合片リブ22が形成されている。係合片リブ22は、中空の四角形であり、側方に向けて突出し、ベース部27に連接されてい。係合片リブ22の内側は、側方に向けて貫通した肉抜き孔23が形成されている。
底部21は、円環状であり、保持部12から内側に向けて張り出している。底部21よりも内側には、センサー3のマイク4が露出する円形の露出孔24が形成されている。露出孔24は、マイク4の形状に倣って形成されている。底部21の下面には、複数の突起部25が形成されている。四つの突起部25は、露出孔24の周囲に渡って、ほぼ等間隔に配置され、底部21の下面から下方に向けて突出している。底部21のうち、第二側面部14寄りの角及び第四側面部16寄りの角は、底部21の厚み方向に面取りされ、面取り部26を有している(図2参照。)。
ベース部27は、ほぼ四角形の板状であるベース本体部28と、このベース本体部28から側方に張り出した突状ベース部42とを有している。ベース本体部28は、肉厚が1mm程度であり、可撓性を有している。ベース本体部28の下面は、ボディ1の裏側面に接着される接着面29であり、一方で、接着面29と反対側であって、ベース本体部28の上面は、反対面30である。ベース本体部28のほぼ中央には、被取付部11が形成されている。ベース本体部28と被取付部11とは、一部が連続部35によって連接され、ベース本体部28と被取付部11との間は、連続部35を除いた部位に、スリット38が形成されている。詳説すれば、ベース本体部28と被取付部11の第一側面部13とは、第一連続部36によって連接され、ベース本体部28と被取付部11の第三側面部15とは、第二連続部37によって連接されている。ベース本体部28と被取付部11の第二側面部14との間には、第一スリット39が形成され、ベース本体部28と被取付部11の第四側面部16との間には、第二スリット40が形成され、各スリット39,40は、第二側面部14及び第四側面部16の形状に沿って、弧状に湾曲している。ベース本体部28と被取付部11の底部21とは、接着面29において、同一面上に揃っている。
ベース本体部28の接着面29は、接着領域41を有し、この接着領域41が、接着手段又は溶着手段によって、ボディ1の裏側面に接着される。接着手段は、例えば、接着剤、粘着テープ7等である。溶着手段は、例えば、超音波による溶着、レーザーによる溶着等である。接着面29及び接着領域41(粘着テープ7)は、被取付部11における底部21の全周を囲っている(図7参照。)。換言すれば、底部21の第一側方に配置された第一連続部36、底部21の第三側方に配置された第二連続部37、及び、底部21の第三側方及び第四側方に、各スリット39,40を介して存在するベース本体部28は、接着領域41(粘着テープ7)を有している。
ベース本体部28の第二側方の端である第二側端部32の一部、及び、第四側方の端である第四側端部34の一部は、突状ベース部42が張り出している。詳説すれば、第二側端部32のうち、ベース本体部28の第一側方の端である第一側端部31寄りの端に、第一突状ベース部43が形成され、ベース本体部28の第三側方の端である第三側端部33寄りの端に、第二突状ベース部44が形成されている。一方で、第四側端部34のうち、第三側端部33寄りの端に、第三突状ベース部45が形成され、第一側端部31寄りの端に、第四突状ベース部46が形成されている。第一突状ベース部43及び第二突状ベース部44は、第二側方に向けて突出し、一方で、第三突状ベース部45及び第四突状ベース部46は、第四側方に向けて突出している。各突状ベース部43,44,45,46は、ベース本体部28に対して、僅かに下方に向けて傾斜している。各突状ベース部43,44,45,46の下面には、ベース突起部47が形成されている。
ベース部27の反対面30には、押圧部48が形成されている。押圧部48は、各突状ベース部43,44,45,46の反対面30に連接された連接部53から、反対面30と間を空けた状態で、反対面30上で、被取付部11に近づく方向に伸びている。詳説すれば、第一突状ベース部43の反対面30に、第一連接部54を介して第一押圧部49が連接され、この第一押圧部49は、ベース本体部28の第一側端部31に沿って、被取付部11に向って伸びている。第一押圧部49は、第一連接部54と連接した第一押圧基部58と、この第一押圧基部58と連接した第一押圧先端部62とを有し、この第一押圧先端部62が、第一連続部36の近傍に至っている。第一押圧部49は、第一連接部54から、第一押圧先端部62に向かうにしたがって、徐々にベース本体部28に近づく方向に傾斜している。第一押圧先端部62は、先端に向かうにしたがって、徐々に上下方向における厚みが薄くなっている。すなわち、第一押圧先端部62の上面は、先端に向かうにしたがって徐々に下方に向けて傾斜した第一押圧傾斜面66を有している。
第二押圧部50、第三押圧部51及び第四押圧部52は、第一押圧部49と同様である。すなわち、第二押圧部50は、第二突状ベース部44の反対面30に、第二連接部55を介して連接され、第三側端部33に沿って、被取付部11に向って伸びている。第二押圧部50は、第二連接部55と連接した第二押圧基部59と、この第二押圧基部59と連接した第二押圧先端部63とを有し、この第二押圧先端部63が、第二連続部37の近傍に至っている。第二押圧部50は、第二連接部55から、第二押圧先端部63に向かうにしたがって、徐々にベース本体部28に近づく方向に傾斜している。第二押圧先端部63は、先端に向かうにしたがって、徐々に上下方向における厚みが薄くなっている。すなわち、第二押圧先端部63の上面は、先端に向かうにしたがって徐々に下方に向けて傾斜した第二押圧傾斜面67を有している。
第三押圧部51は、第三突状ベース部45の反対面30に、第三連接部56を介して連接され、第三側端部33に沿って、被取付部11に向って伸びている。第三押圧部51は、第三連接部56と連接した第三押圧基部60と、この第三押圧基部60と連接した第三押圧先端部64とを有し、この第三押圧先端部64が、第二連続部37の近傍に至っている。第三押圧部51は、第三連接部56から、第三押圧先端部64に向かうにしたがって、徐々にベース本体部28に近づく方向に傾斜している。第三押圧先端部64は、先端に向かうにしたがって、徐々に上下方向における厚みが薄くなっている。すなわち、第三押圧先端部64の上面は、先端に向かうにしたがって徐々に下方に向けて傾斜した第三押圧傾斜面68を有している。
第四押圧部52は、第四突状ベース部46の反対面30に、第四連接部57を介して連接され、第一側端部31に沿って、被取付部11に向って伸びている。第四押圧部52は、第四連接部57と連接した第四押圧基部61と、この第四押圧基部61と連接した第四押圧先端部65とを有し、この第四押圧先端部65が、第一連続部36の近傍に至っている。第四押圧部52は、第四連接部57から、第四押圧先端部65に向かうにしたがって、徐々にベース本体部28に近づく方向に傾斜している。第四押圧先端部65は、先端に向かうにしたがって、徐々に上下方向における厚みが薄くなっている。すなわち、第四押圧先端部65の上面は、先端に向かうにしたがって徐々に下方に向けて傾斜した第四押圧傾斜面69を有している。
各押圧部49,50,51,52は、それぞれ、ベース本体部28の反対面30において、各連接部54,55,56,57とベース本体部28との間に、板状の押圧リブ70,71,72,73を有している。第一押圧部49に形成された第一押圧リブ70は、ベース本体部28の第二側端部32に揃えられて上方に向けて伸びると共に、第一連接部54と第一押圧基部58との境界部位に連接されている。第二押圧部50に形成された第二押圧リブ71は、第二側端部32に揃えられて上方に向けて伸びると共に、第二連接部55と第二押圧基部59との境界部位に連接されている。第三押圧部51に形成された第三押圧リブ72は、ベース本体部28の第四側端部34に揃えられて上方に向けて伸びると共に、第三連接部56と第三押圧基部60との境界部位に連接されている。第四押圧部52に形成された第四押圧リブ73は、第四側端部34に揃えられて上方に向けて伸びると共に、第四連接部57と第四押圧基部61との境界部位に連接されている。
以上のとおり、センサー取付部材10が構成されている。
以下は、センサー取付部材10の使用方法、作用及び効果の説明である。図9及び10は、センサー取付部材10の使用状態の外観及び断面が示されている。
図9及び10に示されているとおり、ボディ1の孔2には、センサー3が、センサー取付部材10を介して配置されている。ボディ1は、湾曲している。曲率は任意であるが、例えば、R200、R100程度である。センサー3は、センサー取付部材10の被取付部11に取り付けられている。詳説すれば、センサー3が、被取付部11の係合片部17同士の間に挟まれ、センサー3の端子部5が、被取付部11の端子受部20に配置されている。センサー3の係合突部6が、第一側面部13及び第三側面部15に形成された係合孔18に係合している。センサー3のマイク4は、底部21の露出孔24に通され、露出孔24から露出している。
第一実施形態では、ベース部27のベース本体部28と被取付部11との間は、連続部35を除いた部位に、スリット38が形成されている。この構成により、ベース本体部28は、被取付部11から独立して変形するため、ベース本体部28が、ボディ1の曲面に追随して変形する一方で、被取付部11は、ベース本体部28から独立して、孔2の位置に適合する。したがって、センサー3は、孔2に適切に配置される。
更に、底部21の角には、面取り部26が形成されており、面取り部26は、孔2の周囲のボディ1と対向している。この構成により、傾斜又は湾曲した面取り部26は、ボディ1の曲面に適合する。したがって、孔2の周囲におけるボディ1の曲率が大きい場合であっても、センサー3が、孔2に適切に配置される。
更に、底部21の下面には、複数の突起部25が形成されており(図4参照。)、突起部25は、孔2の周囲のボディ1と対向し、ボディ1の裏側面に当たる。この構成により、被取付部11は、ボディ1の曲面に追随して、孔2の位置に適合する。したがって、孔2の周囲におけるボディ1の曲率が大きい場合であっても、センサー3が、孔2に適切に配置される。
ボディ1の孔2にセンサー3が配置された状態で、センサー3に、ボディ1の外側から外力が加えられた場合、センサー3と共に被取付部11が、孔2の奥側である上方に向けて押されるため、ベース本体部28は、被取付部11と連接された部位から、被取付部11から遠ざかる第一側方ないし第四側方に向けて、徐々にボディ1の裏側面から剥がれようとする。しかし、反対面30の上方には、各押圧部49,50,51,52があることから、外力による負荷が作用すると、ベース本体部28が、各押圧部49,50,51,52に当たる(ボディ1の曲率によっては、ベース本体部28と各押圧部49,50,51,52とが、予め接触している。)。
特に、各押圧先端部62,63,64,65は、ベース本体部28がボディ1から剥がれようとする際の起点となる部位である、被取付部11に近い側に至っていることから、外力による負荷が作用すると直ぐに、ベース本体部28が、各押圧先端部62,63,64,65に当たる。特に、各押圧部49,50,51,52は、各連接部54,55,56,57から、各押圧先端部62,63,64,65に向かうにしたがって、徐々にベース本体部28に近づく方向に傾斜していることから、各押圧先端部62,63,64,65とベース本体部28との距離が近い。ベース本体部28が、反対面30側にある各押圧先端部62,63,64,65に当たることで、外力による負荷が、各押圧先端部62,63,64,65から、各押圧基部58,59,60,61を伝って、各突状ベース部43,44,45,46及びベース本体部28に分散する。そのため、ベース部27は、各押圧部49,50,51,52に押し返され、ボディ1から剥がれ難い。したがって、センサー取付部材10は、外力が加えられた場合であっても、脱落が抑止される。
更に、各押圧先端部62,63,64,65は、先端に向かうにしたがって、徐々に上下方向における厚みが薄くなっており、それぞれの上面には、先端に向かうにしたがって徐々に下方に向けて傾斜した各押圧傾斜面66,67,68,69が形成されていることから、外力が、各押圧部49,50,51,52に沿って側方に分散されやすい。
第一実施形態では、突状ベース部43,44,45,46は、ベース本体部28から突出し、接着領域41の外側に至っているため、剥がれようとするベース本体部28が、接着領域41の外側から押さえ付けられる。したがって、ベース部27は、ボディ1から剥がれ難い。
第一実施形態では、スリット38により、被取付部11とベース部27とが分かれているため、ベース部27は、センサー3に、ボディ1の外側から外力が加えられた場合であっても、被取付部11の動作に追随し難くなる。したがって、ベース部27は、ボディ1から剥がれ難く、センサー取付部材10は、外力が加えられた場合であっても、脱落が抑止される。
第一実施形態では、接着面29及び接着領域41(粘着テープ7)は、被取付部11における底部21の全周を囲っている(図7参照。)。この構成により、ベース部27とボディ1との接着が、堅固となる。センサー3と共に被取付部11が押される方向が、孔2の軸方向に対して、どの向きに傾いていたとしても、被取付部11の全周に渡って、ベース部27がボディ1に接着しているため、ベース部27は、ボディ1から剥がれ難い。
第一実施形態では、ベース部27が、ボディ1から剥がれ難いことから、接着面29における粘着テープ7の接着能力を劣らせることもできる。すなわち、粘着テープ7の接着の度合いを弱くしたり、接着面29及び接着領域41の面積を小さくすることができる。接着面29の面積が小さい場合、ボディ1に対する様々なレイアウトを選択することができる。
次に、本発明の第二実施形態を図面に基づいて説明する。図11は、第二実施形態に係るセンサー取付部材210を第一側方から視した外観が示されている。センサー取付部材210は、押圧部248の向きが、第一実施形態に係るセンサー取付部材10と異なる。以下では、主に、センサー取付部材10と異なる構成が説明され、センサー取付部材10と同様の構成の説明は、省略されている。
図11に示されているとおり、センサー取付部材210の押圧部248は、ベース本体部228における反対面230のうち、被取付部211の近傍に連接された連接部253から、反対面230と間を空けた状態で、反対面230上で、被取付部211から離れる方向に伸びている。この構成であっても、外力による負荷が、センサー3に作用すると、押圧部248が、ベース本体部228に当たるため、センサー取付部材210は、外力が加えられた場合であっても、脱落することが抑止される。なお、センサー取付部材10と同じ構成に基づいて、センサー取付部材10と同じ効果を奏する。
なお、本発明に係る他の実施形態の押圧部は、各突状ベース部の反対面に連接された連接部と、この連接部から反対面と間を空けた状態で、反対面上で、ベース部の中央に向けて伸びている。すなわち、押圧部は、ボディの外側からセンサーに作用した荷重をベース部に分散させる分散手段であれば、如何なる構成であってもよい。
他の実施形態は、任意の数の押圧部を有している。例えば、押圧部は、一個、二個、三個であり、又は、五個以上である。
他の実施形態は、突状ベース部が、ベース本体部に対して傾斜しておらず、ベース本体部と同一面上に揃っている。
他の実施形態は、ベース突起部を有していない。
他の実施形態では、押圧部は、ベース本体部に対して平行又はほぼ平行である。
他の実施形態は、押圧傾斜面を有していない。
他の実施形態は、任意の形状のベース本体部を有している。例えば、ベース本体部は、円形、楕円形、多角形、正四角形等である。
他の実施形態では、ベース本体部は、第一突状ベース部と第二突状ベース部との間、及び、第三突状ベース部と第四突状ベース部との間に至っている。換言すれば、ベース部は、突状ベース部を有しておらず、ベース本体部に、押圧部が形成されている。
他の実施形態では、接着領域が、突状ベース部の下面にも至っている。
他の実施形態は、スリットを有していない。当該実施形態は、ベース本体部が、被取付部の第一側面部ないし第四側面部と連接されている。
他の実施形態は、スリットに替えて、肉薄のヒンジ部を有している。
他の実施形態は、スリットに替えて、肉薄のヒンジ部を有し、第一連続部及び第二連続部を有していない。
他の実施形態の底部は、面取り部を有していない。
他の実施形態は、突起部を有していない。
他の実施形態では、突起部の数及び配置が任意である。
他の実施形態は、係合片リブを有していない。
他の実施形態は、押圧リブを有していない。
他の実施形態では、センサー取付部材は、湾曲していない平坦な外装体に取り付けられる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本発明の実施形態が取り付けられる外装体は、例えば、自動二輪車、列車、船舶、航空機等の乗り物の外装体も含まれる。
1 ボディ(外装体)
2 孔
3 センサー
4 マイク
5 端子部
6 係合突部
7 粘着テープ
10,210 センサー取付部材
11,211 被取付部
12 保持部
13 第一側面部
14 第二側面部
15 第三側面部
16 第四側面部
17 係合片部
18 係合孔
19 切欠き部
20 端子受部
21 底部
22 係合片リブ
23 肉抜き孔
24 露出孔
25 突起部
26 面取り部
27 ベース部
28,228 ベース本体部
29 接着面
30,230 反対面
31 第一側端部
32 第二側端部
33 第三側端部
34 第四側端部
35 連続部
36 第一連続部
37 第二連続部
38 スリット
39 第一スリット
40 第二スリット
41 接着領域
42 突状ベース部
43 第一突状ベース部
44 第二突状ベース部
45 第三突状ベース部
46 第四突状ベース部
47 ベース突起部
48,248 押圧部(分散手段)
49 第一押圧部
50 第二押圧部
51 第三押圧部
52 第四押圧部
53,253 連接部
54 第一連接部
55 第二連接部
56 第三連接部
57 第四連接部
58 第一押圧基部
59 第二押圧基部
60 第三押圧基部
61 第四押圧基部
62 第一押圧先端部
63 第二押圧先端部
64 第三押圧先端部
65 第四押圧先端部
66 第一押圧傾斜面
67 第二押圧傾斜面
68 第三押圧傾斜面
69 第四押圧傾斜面
70 第一押圧リブ
71 第二押圧リブ
72 第三押圧リブ
73 第四押圧リブ

Claims (8)

  1. 乗り物の外装体に形成された孔に配置されるセンサーが取り付けられる被取付部と、
    前記被取付部の側部に連接され、前記外装体の裏側に接着される接着面を有する可撓性のベース部と、
    前記ベース部において前記接着面と反対側の面である反対面に連接された連接部から、前記反対面と間を空けた状態で、前記反対面上で伸びている押圧部と、を有する、
    ことを特徴とするセンサー取付部材。
  2. 前記押圧部が、前記被取付部に近づく方向に伸びている、
    ことを特徴とする請求項1に記載されたセンサー取付部材。
  3. 前記被取付部と前記ベース部との間に、スリットを有する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたセンサー取付部材。
  4. 前記被取付部のうち、前記孔の周囲と対向する面に、突起部を有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたセンサー取付部材。
  5. 前記被取付部のうち、前記孔の周囲と対向する面が、厚み方向に面取りされている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載されたセンサー取付部材。
  6. 前記接着面が、前記被取付部の全周を囲っている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載されたセンサー取付部材。
  7. 前記ベース部が、溶着手段で接着される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載されたセンサー取付部材。
  8. 乗り物の外装体に形成された孔に配置されるセンサーが取り付けられる被取付部と、
    前記被取付部の端部と連接され、前記外装体の裏側に接着される接着面を有する可撓性のベース部と、
    前記ベース部において前記接着面と反対側の面である反対面に備えられ、前記外装体の外側から前記センサーに作用した荷重を前記ベース部に分散させる分散手段と、を有する、
    ことを特徴とするセンサー取付部材。
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