JP2006143435A - エレベータ用ロープ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】かごの昇降の際に発生する綱止め装置の騒音を防止するとともに、種々のエレベータ装置に対応することができるエレベータ用ロープ装置を得る。
【解決手段】エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを懸吊する複数の主ロープ3と、各主ロープの端部にそれぞれ設けられたソケット12と、各ソケットに設けられ、各主ロープを昇降路昇降体又は昇降路固定体に弾性的に支持するロープシャックル13と、各主ロープの端部若しくは各ソケットにそれぞれ独立して設けられ、かごの昇降により主ロープの端部に傾斜が生じた際にソケット同士が接触することを防止する弾性体17とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、エレベータのかごや釣合い重りを懸吊するエレベータ用ロープ装置に関するものである。
エレベータのかごや釣合い重りを懸吊する主ロープは、綱止め装置を介してかご等の昇降路昇降体や昇降路梁等の昇降路固定体に連結される。この主ロープは、通常、複数本から構成されており、綱止め装置に連結されたその端部は、所定間隔毎に整然と配置されている。かかる構成を有するエレベータ用ロープ装置では、かごの昇降により上記綱止め装置と主ロープが巻き掛けられた巻上機の駆動綱車等とが接近すると、綱止め装置の主ロープの設置間隔と駆動綱車等の綱溝の間隔との相違により、主ロープ端部及びこの主ロープ端部が連結された綱止め装置のロープシャックル等に傾斜が生じてしまう。即ち、綱止め装置の主ロープの設置間隔は、通常、駆動綱車等の綱溝の間隔よりも広いため、綱止め装置と駆動綱車等とが接近することによってロープシャックルの主ロープ連結側が窄まり、例えば、ロープシャックルと主ロープ端部とを連結するソケット同士が接触して騒音を発生させることがあった。
このような騒音を防止するため、従来のエレベータ用ロープ装置には、綱止め装置に連結された各主ロープの端部を1つのロープクリートに所定間隔毎にそれぞれ固定することにより、綱止め装置と巻上機の駆動綱車等とが接近した場合でも、上記ソケット等のような騒音の発生源となる部材同士の間隔を一定以上に保つように構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−2558号公報
特許文献1記載のエレベータ用ロープ装置では、綱止め装置に連結された複数の主ロープの各端部を1つのロープクリートに固定しているため、ロープクリートとこのロープクリートを固定する固定具とを主ロープの配置に合わせて設計する必要があり、その種類が膨大になるという問題があった。また、主ロープの設置本数や配置を変更する度にロープクリートとその固定具とを新たに設計し直す必要もあり、作業性が悪いという問題も生じていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、かごの昇降の際に発生する綱止め装置の騒音を防止するとともに、種々のエレベータ装置に対応することができるエレベータ用ロープ装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ用ロープ装置は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを懸吊する複数の主ロープと、各主ロープの端部にそれぞれ設けられたソケットと、各ソケットに設けられ、各主ロープを昇降路昇降体又は昇降路固定体に弾性的に支持するロープシャックルと、各主ロープの端部若しくは各ソケットにそれぞれ独立して設けられ、かごの昇降により主ロープの端部に傾斜が生じた際にソケット同士が接触することを防止する弾性体とを備えたものである。
この発明は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを懸吊する複数の主ロープと、各主ロープの端部にそれぞれ設けられたソケットと、各ソケットに設けられ、各主ロープを昇降路昇降体又は昇降路固定体に弾性的に支持するロープシャックルと、各主ロープの端部若しくは各ソケットにそれぞれ独立して設けられ、かごの昇降により主ロープの端部に傾斜が生じた際にソケット同士が接触することを防止する弾性体とを備える構成としたことで、かごの昇降の際に発生する綱止め装置の騒音を防止するとともに、種々のエレベータ装置に対応することができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、この発明に係るエレベータ用ロープ装置を備えた1対1ローピング方式のエレベータ装置の構成図である。図1において、エレベータのかご1及び釣合い重り2は、複数本の主ロープ3により釣瓶式に懸吊されており、この主ロープ3が巻き掛けられた巻上機4の駆動綱車4aが回動することにより、互いに逆方向に昇降路5内を昇降する。かご1及び釣合い重り2を懸吊する主ロープ3は、かご1側一端部が後述する綱止め装置6を介してかご1を支持するかご枠1aに弾性的に連結されるとともに、昇降路5の頂部又は機械室7に設置された巻上機4の駆動綱車4aとそらせ車8とに巻き掛けられ、釣合い重り2側他端部が後述する綱止め装置9を介して釣合い重り2を支持する釣合い重り枠2aに弾性的に連結されている。
図2は、この発明に係るエレベータ用ロープ装置を備えた2対1ローピング方式のエレベータ装置の構成図である。図2において、エレベータのかご1及び釣合い重り2は、複数本の主ロープ3により釣瓶式に懸吊されており、この主ロープ3が巻き掛けられた巻上機4の駆動綱車4aが回動することにより、互いに逆方向に昇降路5内を昇降する。かご1及び釣合い重り2を懸吊する主ロープ3は、かご1側一端部が後述する綱止め装置6を介して昇降路5頂部の昇降路梁5aに弾性的に連結されるとともに、かご1の下部に設けられたかご用返し車1bと、昇降路5頂部に設けられた返し車10と、昇降路5ピット部に設けられた巻上機4の駆動綱車4aと、釣合い重り2上部に設けられた釣合い重り用返し車2bとに巻き掛けられ、釣合い重り2側他端部が後述する綱止め装置9を介して昇降路5頂部の昇降路梁5aに弾性的に連結されている。なお、図2では、綱止め装置6及び9が同じ昇降路梁5aに設けられている場合が示されているが、それぞれ異なる昇降路梁に設けられていても構わない。
なお、上記構成を有するエレベータ装置では、綱止め装置6及び9に連結された主ロープ3の設置間隔よりも、駆動綱車4aやそらせ車8、各種返し車1b及び2b、10等の外周面に形成された綱溝の間隔の方が狭いため、各主ロープ3の間隔は、綱止め装置6及び9からこの綱止め装置6及び9に近接する駆動綱車4a等に向かうに従って狭くなる。また、この時の主ロープ3の傾斜はかご1が昇降することによって変化し、綱止め装置6及び9とこの綱止め装置6及び9に近接する駆動綱車4aとの距離が短くなるに従ってその傾斜は大きくなる。即ち、綱止め装置6及び9とこの綱止め装置6及び9に近接する駆動綱車4a等とが最も接近した際に主ロープ3の傾斜は最大となり、各主ロープ3の端部同士の間隔が最も狭い状態となる。
次に、エレベータのかご1や釣合い重り2を懸吊する主ロープ3を、かご枠1a又は釣合い重り枠2a、昇降路梁5a等に連結する連結部について、前述した綱止め装置6及び9の構造を含め詳細に説明する。
実施の形態1.
図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図であり、主ロープ3の一端部が綱止め装置6を介して昇降路5頂部の昇降路梁5aに弾性的に連結された場合を示したものである。図3において、エレベータのかご1及び釣合い重り2を釣瓶式に懸吊する複数の主ロープ3は、それぞれの一端部が綱止め装置6を介して昇降路5頂部の昇降路梁5aに連結されている。ここで、綱止め装置6は、2つの昇降路梁5aに跨って設けられた板状を呈する綱止め部11と、各主ロープ3の一端部にそれぞれ強固に設けられた略円筒状を呈するソケット12と、綱止め部11の下方においてその一端部がソケット12に回動可能に設けられるとともに、綱止め部11に形成された貫通孔(図示せず)に遊貫するロープシャックル13と、綱止め部11の上方においてロープシャックル13に遊貫されたバネ押え14と、綱止め部11及びバネ押え14の間に設けられ、バネ押え14を上方に付勢するシャックルバネ15と、ロープシャックル13の他端部に形成されたネジ部にバネ押え14の上方から螺嵌され、バネ押え14を係止するナット16とから構成されている。
なお、略円筒状を呈する上記ソケット12は、綱止め部11よりも下方に配置されたロープシャックル13及び主ロープ3よりもその横断面が大きく、綱止め部11より下方にある綱止め装置6の同部材同士の間隔が最も狭くなっている。また、かご1を懸吊する各主ロープ3の長さにアンバランスが生じた場合、綱止め装置6の上記ナット16を回転させて上下移動させることにより、各主ロープ3の長さを個別に調整することができる。また、ロープシャックル13の他端部を支持する上記シャックルバネ15は、かご1の発進時及び停止時等、エレベータの通常運転時に発生する衝撃を緩和するとともに、綱止め装置6とこの綱止め装置6に近接するかご用返し車1b等とが接近することにより生じる主ロープ3とロープシャックル13との傾斜を吸収するフローティング機能を備えている。
かかる構成を有する綱止め装置6に連結された各主ロープ3には、綱止め装置6のソケット12近傍となるその一端部に、略円柱状を呈する弾性把持体17がそれぞれ独立して着脱自在に設けられている。この弾性把持体17は、ウレタンやその他のゴム等のような弾性素材で構成され、人の力で変形可能であるとともに、弾性把持体17同士が衝突した際にその衝突音がほとんど生じないような特性を有している。また、この弾性把持体17は、略円形状を呈するその横断面が同じく略円形状を呈する綱止め装置6のソケット12の横断面よりも大きく、略同高さに設けられた各弾性把持体17同士の間隔は、各ソケット12同士の間隔よりも狭くなるように配置されている。
図4は、この発明の実施の形態1における弾性把持体17の斜視図である。図4において、各主ロープ3の一端部にそれぞれ設けられた略円筒形状を呈する弾性把持体17には、上面中央部から下面中央部に渡って主ロープ孔17aが形成されるとともに、この主ロープ孔17aから外周面に渡ってスリット17bが形成されることにより、その一部が切断された状態になっている。さらに、スリット17bの両側には、このスリット17bに直交する略一直線状の取付孔17cが形成されている。
上記構成を有する弾性把持体17を作業者が主ロープ3の一端部に取り付ける場合、この作業者は、弾性把持体17のスリット17bを手の力で広げ、予め綱止め装置6に連結された主ロープ3の一端部に側方から取り付ける。取付の際、弾性把持体17の主ロープ孔17aに主ロープ3を配置し、取付孔17cの一側から挿通されたボルト18aと取付孔17cの他側においてボルト18aに螺嵌するナット18bにより、主ロープ3を挟持するように取り付ける。なお、特許請求の範囲における締結手段は、ボルト18a及びナット18bから構成される。
この発明の実施の形態1によれば、各主ロープ3の一端部に設けられた弾性把持体17は、綱止め装置6のソケット12よりも大きな横断面を有しているため、かご1の昇降により主ロープ3の一端部及びロープシャックル13に傾斜が生じた場合でも、この弾性把持体17同士が干渉し合い、ソケット12同士の接触を確実に防止することができる。また、弾性把持体17は、各主ロープ3の一端部にそれぞれ独立して設けられているため、主ロープ3の設置本数やその配置を変更する場合でも、従来のように主ロープ3の配置に合わせた新たな弾性体の設計や取替作業は必要としない。したがって、作業性に優れるとともに、種々のエレベータ装置に対応することが可能となる。さらに、弾性把持体17は、綱止め装置6に連結されている主ロープ3に対して側方から着脱自在に構成されているため、主ロープ3の長さ調整を行った後にその高さ調整を容易に行うことができる。また、既存のエレベータ装置への取り付けも容易に行うことが可能となる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図であり、主ロープ3の一端部が綱止め装置6aを介して昇降路5頂部の昇降路梁5aに弾性的に連結された場合を示したものである。図5において、エレベータのかご1及び釣合い重り2を釣瓶式に懸吊する複数の主ロープ3は、それぞれの一端部が綱止め装置6aを介して昇降路5頂部の昇降路梁5aに連結されている。かご1を懸吊する各主ロープ3の一端部は、横断面が略長方形状を呈する綱止め装置6aのソケット19により、楔を入れる形で強固に支持されており、この楔式のソケット19内で折り返された主ロープ3の端部がソケット19から下垂されている。また、各主ロープ3には、綱止め装置6aの下方となる位置に、主ロープ3の一端部及びその折返し部を共に挟持するワイヤクリップ20がそれぞれ独立に設けられている。なお、上記ソケット19は、綱止め部11よりも下方に配置されたロープシャックル13及び主ロープ3、ワイヤクリップ20よりもその横断面が大きく、綱止め部11より下方にある綱止め装置6aの同部材同士の間隔が最も狭くなるような構成を有している。
かかる構成を有する綱止め装置6aに連結された各主ロープ3には、綱止め装置6aのソケット19近傍となるその一端部に、略直方体状を呈する弾性把持体21が、ソケット19とワイヤクリップ20との間に配置されるように、それぞれ独立して着脱自在に設けられている。この弾性把持体21は、ウレタンやその他のゴム等のような弾性素材で構成され、人の力で変形可能であるとともに、弾性把持体21同士が衝突した際にその衝突音がほとんど生じないような特性を有している。また、この弾性把持体21は、綱止め装置6aのソケット19よりも大きな横断面を有しており、略同高さに設けられた各弾性把持体21同士の間隔は、ソケット19同士の間隔よりも狭くなるように配置されている。
図6は、この発明の実施の形態2における弾性把持体21の斜視図である。図6において、各主ロープ3の一端部にそれぞれ設けられた略直方体状を呈する弾性把持体21には、上面中央部から下面中央部に渡って、長穴である主ロープ孔21aが形成されるとともに、この主ロープ孔21aから一側面に渡ってスリット21bが形成されることにより、その一部が切断された状態になっている。さらに、スリット21bの両側には、このスリット21bに直交する略一直線状の取付孔21cが形成されている。
上記構成を有する弾性把持体21を作業者が主ロープ3の一端部に取り付ける場合、この作業者は、弾性把持体21のスリット21bを手の力で広げ、予め綱止め装置6aに連結された主ロープ3の一端部に側方から取り付ける。なお、図7は弾性把持体21を主ロープ3の一端部に取り付ける際の状態を示したものである。この取付の際、弾性把持体21の主ロープ孔21aに主ロープ3の一端部及び主ロープ3のソケット19からの折返し部を配置し、取付孔21cの一側から挿通されたボルト18aと取付孔21cの他側においてボルト18aに螺嵌するナット18bにより、主ロープ3を挟持するように取り付ける。その他は、実施の形態1と同様の構成を有している。
この発明の実施の形態2によれば、各主ロープ3の一端部に設けられた弾性把持体21は、綱止め装置6aのソケット19よりも大きな横断面を有し、ソケット19の形状に合わせて配置されているため、かご1の昇降により主ロープ3の一端部及びロープシャックル13に傾斜が生じた場合でも、この弾性把持体21同士が干渉し合い、ソケット19同士の接触を確実に防止することができる。また、弾性把持体21が略直方体状を呈しているため、主ロープ3に捻り等が加わり回転した場合でも、ソケット19同士が干渉する前に弾性把持体21同士が干渉し合い、ソケット19同士の接触による騒音の発生を防止することが可能となる。また、弾性把持体21が綱止め装置6aのソケット19とこのソケット19近傍の主ロープ3の端部に固定されたワイヤクリップ20との間に配置されているため、弾性把持体21を固定するボルト18a及びナット18bが万一弛緩してしまった場合にも、弾性把持体21等が昇降路5内に落下するような事故を防止することができる。なお、その他は実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。図8において、主ロープ3の一端部に連結された綱止め装置6bは、ソケット19の向きが実施の形態2と比較して約90度変更されており、ソケット19とワイヤクリップ20との間に配置された弾性把持体21は、ソケット19の向きに合わせて取り付けられている。なお、その他は、実施の形態2と同様の構成及び効果を奏する。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。図9において、エレベータの各主ロープ3の一端部にそれぞれ独立して設けられた弾性把持体21は、それぞれワイヤ22により互いに連結されており、このワイヤ22は、綱止め装置6bのソケット19に掛止されている。なお、その他は、ワイヤクリップ20を除き実施の形態3と同様の構成を有している。
かかる構成を有することにより、略直方体状の弾性把持体21の回転を確実に防止することができるとともに、弾性把持体21を固定するボルト18a及びナット18bが万一弛緩してしまった場合でも、弾性把持体21等が昇降路5内に落下することを防止することができ、例えば、昇降路5ピット部に設置された巻上機4内部にナット18b等が入り込むような事故を確実に防止することができる。なお、実施の形態4においては、ワイヤ22がソケット19に掛止されている場合が示されているが、弾性把持体21の回転防止及び落下防止機能を有することができれば、例えば、ワイヤ22を昇降路梁5a等に掛止するようにしても構わない。また、その他は、実施の形態3と同様の効果を奏する。
実施の形態5.
図10は、この発明の実施の形態5におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。図10において、エレベータの各主ロープ3の一端部にそれぞれ独立して連結された綱止め装置6のソケット12aは、その外周面がウレタンやその他のゴム等からなる弾性素材でコーティングされている。なお、その他は、弾性把持体17を除き実施の形態1と同様の構成を有している。
かかる構成を有することにより、かご1の昇降により主ロープ3の一端部及びロープシャックル13に傾斜が生じ、綱止め装置6の綱止め部11よりも下方にある最も横断面積の大きいソケット12a同士が接触した場合でも、その衝突音を最小限にすることが可能となる。なお、図10においては、ソケット12aの外周部全体が弾性素材で覆われている場合が示されているが、ソケット12aの外周部のうち、横断面積の最も大きな部分を弾性素材で覆うことによっても、実施の形態5と同様の効果を奏することは言うまでもない。
実施の形態6.
図11は、この発明の実施の形態6におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。図11において、エレベータ各主ロープ3の一端部にそれぞれ独立して連結された綱止め装置6aのソケット19aは、その外周面がウレタンやその他のゴム等からなる弾性素材でコーティングされている。なお、その他は、弾性把持体21及びワイヤクリップ20を除き実施の形態2と同様の構成を有している。
かかる構成を有することにより、かご1の昇降により主ロープ3の一端部及びロープシャックル13に傾斜が生じたり、主ロープ3に捻りが加わってソケット19aが回転したりして、綱止め装置6aの綱止め部11よりも下方にある最も横断面の大きいソケット19a同士が接触した場合でも、その衝突音を最小限にすることが可能となる。なお、その他は実施の形態2と同様の効果を奏する。
この発明に係るエレベータ用ロープ装置を備えたエレベータ装置の構成図である。 この発明に係るエレベータ用ロープ装置を備えたエレベータ装置の構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。 この発明の実施の形態1における弾性把持体の斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。 この発明の実施の形態2における弾性把持体の斜視図である。 この発明の実施の形態2における弾性把持体の取付方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータ用ロープ装置の要部斜視図である。
符号の説明
1 かご
1a かご枠
1b かご用返し車
2 釣合い重り
2a 釣合い重り枠
2b 釣合い重り用返し車
3 主ロープ
4 巻上機
4a 駆動綱車
5 昇降路
5a 昇降路梁
6、6a、6b、9 綱止め装置
7 機械室
8 そらせ車
10 返し車
11 綱止め部
12、12a、19、19a ソケット
13 ロープシャックル
14 バネ押え
15 シャックルバネ
16 ナット
17、21 弾性把持体
17a、21a 主ロープ孔
17b、21b スリット
17c、21c 取付孔
18a ボルト
18b ナット
20 ワイヤクリップ
22 ワイヤ

Claims (9)

  1. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、このかごを懸吊する複数の主ロープと、各主ロープの端部にそれぞれ設けられたソケットと、各ソケットに設けられ、前記各主ロープを昇降路昇降体又は昇降路固定体に弾性的に支持するロープシャックルと、前記各主ロープの端部若しくは前記各ソケットにそれぞれ独立して設けられ、前記かごの昇降により前記主ロープの端部に傾斜が生じた際に前記ソケット同士が接触することを防止する弾性体とを備えたことを特徴とするエレベータ用ロープ装置。
  2. 弾性体は、ソケット近傍の各主ロープの端部にそれぞれ独立して着脱自在に設けられた弾性把持体であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用ロープ装置。
  3. ソケット及び弾性把持体の横断面が円形状を呈し、前記弾性把持体の横断面は前記ソケットの横断面よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ用ロープ装置。
  4. 弾性把持体は直方体状を呈し、主ロープが回転した際にソケット同士が干渉する前に前記弾性把持体が干渉するように配置されたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ用ロープ装置。
  5. 弾性把持体は、主ロープの端部に設けられたソケットと、このソケット近傍の前記主ロープの端部に設けられたワイヤクリップとの間に配置されたことを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のエレベータ用ロープ装置。
  6. 各弾性把持体は、ワイヤによって互いに連結されたことを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のエレベータ用ロープ装置。
  7. ワイヤは、弾性把持体の落下防止のため、主ロープの端部に設けられたソケット等に掛止されたことを特徴とする請求項6に記載のエレベータ用ロープ装置。
  8. 弾性把持体は、主ロープが配置された主ロープ孔と、この主ロープ孔から側面に渡って形成されたスリットと、このスリットの両側に一直線状に設けられた取付孔とを備え、前記取付孔に挿通された締結手段により前記主ロープを挟持するように設けられたことを特徴とする請求項2から請求項7の何れかに記載のエレベータ用ロープ装置。
  9. 弾性体は、各主ロープの端部にそれぞれ独立して設けられたソケットの外周部にコーティングされた弾性素材であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用ロープ装置。
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