JP2000170781A - 軸締結部材の製造方法 - Google Patents

軸締結部材の製造方法

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JP2000170781A
JP2000170781A JP10349751A JP34975198A JP2000170781A JP 2000170781 A JP2000170781 A JP 2000170781A JP 10349751 A JP10349751 A JP 10349751A JP 34975198 A JP34975198 A JP 34975198A JP 2000170781 A JP2000170781 A JP 2000170781A
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JP
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hole
shaft
spacer
screw
slit
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JP10349751A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Sugisaki
悦弘 椙崎
Shinichi Tanaka
伸一 田中
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Nippon Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Nippon Piston Ring Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/0852Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft
    • F16D1/0864Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft due to tangential loading of the hub, e.g. a split hub

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すり割り部による内径の変形を防止して軸へ
の組付けを容易、かつ確実にする軸締結部材の製造方法
を実現する。 【解決手段】 外形、軸締結用下孔11a 、すり割り部1
2、ルーズ孔13およびねじ孔14の加工を行った後、前記
すり割り部12にスペーサ3を挿入し、ルーズ孔13側から
スペーサ3を通してねじ孔14にねじ2を組み入れ、この
スペーサ3を締めつけた状態で軸締結孔11の仕上げ加工
を行ったのち前記スペーサ3を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の接続部に
使用される軸継手やカラー、機器部品等を回転軸に取り
付ける固定部材など(これらを総合して以下「軸締結部
材」という)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機器に使用される回転軸等に取り
付けられる軸締結部材の一例を図5、6により説明す
る。図5はこの軸締結用カラーを示す平面図、図6はそ
のBB断面図で、1は軸方向からみて略円形のカラー、
10は鋼、軽金属等を加工したカラー1の本体、11はカラ
ー1の内径に相当する軸締結孔、12は本体10の1か所に
半径方向に形成されたすり割り部(スリット)、13はす
り割り部12で切り離された本体10の一方の側の略中央に
すり割り面と直角に形成されたルーズ孔、14はすり割り
部12で切り離された本体10の他方の側の略中央にすり割
り面と直角に形成されたねじ孔、2はルーズ孔13および
ねじ孔14に挿通されるねじである。
【0003】すなわちこの軸締結用カラーは、すり割り
部12でわずかに開いた円形の本体10のすり割り部12の両
側に形成されたルーズ孔13(すきま孔)とねじ孔14部分
に、ルーズ孔13側からねじ孔14側に向けてねじ2を挿入
して締めつけることにより、ねじによってすり割り部12
が引き寄せられて軸締結孔11が締まりカラー1が回転軸
等に締結される軸締結構造である。
【0004】図7はこのような軸締結用カラーの使用例
を示す斜視図で、(a)はカラー1を2本の軸S1 、S
2 の端部にまたがらせ、ねじ2を締めつけることにより
2本の軸S1 、S2 を一体に固定するカップリングとし
た場合、(b)は軸Sに固定したカラー1に軸方向のね
じ2aを取り付けてフランジまたはプーリPにねじ止め
し、カラー1を介してフランジまたはプーリPを軸Sに
固定した場合である。また(c)は、軸Sにカラー1を
固定し、この軸Sに挿通されて軸方向に往復移動するス
ライドテーブルTのストッパとした場合である。
【0005】このような軸締結用カラーは、従来一般に
次のような手順で製造されていた。すなわち、 ア)旋盤により外形の加工および軸締結孔11の加工を行
い、フライス盤によりすり割り部12のすり割り加工を行
う。 イ)つづいてすり割り部12の両側にルーズ孔13(すきま
孔)とねじ孔14を加工する。 ウ)ルーズ孔13側からねじ孔14にねじ2を組み入れる。
【0006】このようにして製造された軸締結部材は適
宜包装され、出荷されるわけであるが、使用場所におい
て軸に取り付けようとすると、材料の内部応力等によっ
てすり割り部12の開口が閉じる方向に変形していること
が多く、また流通過程でのねじ2の抜け落ちを防止する
ため、ねじ2を締め込み勝手とすると上記変形を助長す
る結果となり、これらの要因が総合される結果として軸
が入りにくいという問題点があった。
【0007】また、使用側において軸締結孔11部分を仕
上げ加工する場合も多いが、すでにすり割りが入ってい
るため真円度や仕上がり径の精度が出しにくく、ねじ2
の締めつけ加減によって軸に結合するというような便法
が採られるのが普通である。このためねじ2の寸法を1
まわり大きくしたり、本体の材質を良質なものとして強
い締結力に対応させるなどの配慮が必要であり、コスト
アップの原因となるばかりでなく、軸孔部分の嵌合が不
十分なためスリップが発生したり、振動、騒音の原因と
なる場合もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解消し、変形を防止して軸への組付けを容易にす
る軸締結部材の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸締結部材の
略円筒形の本体の1か所に半径方向のすり割り部を設
け、このすり割り部で切り離された本体の一方の側のす
り割り面の略中央にこのすり割り面と直角なルーズ孔、
他方の側のすり割り面の略中央にこのすり割り面と直角
なねじ孔を形成してなる軸締結部材の製造方法であっ
て、外形、軸締結用下孔、すり割り部、ルーズ孔および
ねじ孔の加工を行った後、前記すり割り部にスペーサを
挿入し、ルーズ孔側からスペーサを通してねじ孔にねじ
を組み入れ、このスペーサを締めつけることを特徴とす
る軸締結部材の製造方法であり、より望ましくは、軸締
結部材の略円筒形の本体の1か所に半径方向のすり割り
部を設け、このすり割り部で切り離された本体の一方の
側のすり割り面の略中央にこのすり割り面と直角なルー
ズ孔、他方の側のすり割り面の略中央にこのすり割り面
と直角なねじ孔を形成してなる軸締結部材の製造方法で
あって、外形、軸締結用下孔、すり割り部、ルーズ孔お
よびねじ孔の加工を行った後、前記すり割り部にスペー
サを挿入し、ルーズ孔側からスペーサを通してねじ孔に
ねじを組み入れ、このスペーサを締めつけた状態で軸締
結孔の仕上げ加工を行ったのち前記スペーサを除去する
ことを特徴とする軸締結部材の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の軸締結部材は、すり割り
部にスペーサを挿入したまま軸締結孔の加工を行い、か
つ出荷されるから、使用の際スペーサを抜き取る時点ま
ですり割り部の開口が変形することがなく、孔の真円度
も保持される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明する。図
1は軸締結部材であるカラー1の平面図、図2はそのA
A断面図で、図5、6と共通するものについては同じ符
号を使用している。3はカラー1の本体10のすり割り部
12に挿入されるスペーサである。
【0012】本発明の軸締結用カラーの製造手順を図3
により説明する。 ア)旋盤により外形の加工および軸締結孔の下孔11a の
加工を行い、フライス盤によりすり割り部12のすり割り
加工を行う。この状態を図3(a)に示す。 イ)つづいてすり割り部12の両側にルーズ孔13(すきま
孔)とねじ孔14を加工する。この状態を図3(b)に示
す。但しねじ孔14は見えない。 ウ)すり割り部12へスペーサ3を挿入し、ルーズ孔13側
からスペーサ3を通してねじ孔14にねじ2を組み入れて
スペーサ3を締めつける。この状態を図3(c)に示
す。 エ)スペーサ3を挿入したままで軸締結孔11を仕上げ加
工する。この状態を図3(d)に示す。なお使用先にお
いて軸締結孔11の仕上げ加工を行うことが予想される場
合、エ)の加工を行わずに出荷することもできる。
【0013】エ)の軸締結孔11加工の際スペーサ3も同
時に切削される可能性があるから、スペーサ3は本体10
と同じ材質か、あるいはこれよりも柔らかいもの(金
属、非金属、樹脂など)とすることが望ましい。スペー
サ3の厚みをt、すり割り部12の幅をbとすると、カラ
ー1を軸に嵌めるときの余裕をc、軸締結孔11加工の際
の変形代をdとして、 t−b = (c+d)/π > 0 とすることが望ましい。
【0014】本発明のカラー1は、スペーサ3を挿入し
たままの状態で出荷し、あるいは保管され、かつそのま
ま軸へ挿入し、あるいは軸孔の再加工を行うことができ
る。スペーサ3を抜き取るまでは軸締結孔11の真円度は
保持されているから、軸への嵌め込みは容易であり、ま
た軸締結孔11の再仕上げ加工を行っても精度のよい加工
ができる。
【0015】軸への挿入の際、ねじ2をゆるめてスペー
サ3を抜き取り、ねじ2を再び締めつければ取り付けが
完了する。図4は本発明に使用するスペーサ3の斜視図
である。(a)は四辺形の板材の略中央にねじ2の通る
孔をあけたものである。(b)は孔の下部を開口させて
逆U字状としたものである。開口部を内径側に向けるこ
とにより、ねじ2の有無にかかわりなくスペーサの挿
入、抜き取りが容易にできる。
【0016】なお、以上本発明を軸締結用のカラーの例
で説明したが、例えば軸継手における駆動軸の端部に取
り付けられるボスの部分にこのカラーと同じ構造を採用
すれば取り付け、取り外しを確実に行うことの出来る軸
継手が実現するなど、本発明は軸に取り付けるプーリ、
フランジ、歯車その他部品のボス部分の締結構造として
広く応用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、使用直前まで軸締結用
カラーに変形等が生じないので、軸への組付けが容易で
かつ確実に締結されるという、すぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す軸締結用カラーの平面図
である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】本発明の実施例の軸締結用カラーの製作手順を
示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるスペーサを示す斜視図
である。
【図5】従来の技術を示す軸締結用カラーの平面図であ
る。
【図6】図5のBB断面図である。
【図7】本発明に係わる軸締結用カラーの使用例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 カラー 2 ねじ 3 スペーサ 10 本体 11 軸締結孔 11a 下孔 12 すり割り部 13 ルーズ孔 14 ねじ孔 S 軸 P プーリ T スライドテーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸締結部材の略円筒形の本体の1か所に
    半径方向のすり割り部を設け、このすり割り部で切り離
    された本体の一方の側のすり割り面の略中央にこのすり
    割り面と直角なルーズ孔、他方の側のすり割り面の略中
    央にこのすり割り面と直角なねじ孔を形成してなる軸締
    結部材の製造方法であって、外形、軸締結用下孔、すり
    割り部、ルーズ孔およびねじ孔の加工を行った後、前記
    すり割り部にスペーサを挿入し、ルーズ孔側からスペー
    サを通してねじ孔にねじを組み入れてこのスペーサを締
    めつけることを特徴とする軸締結部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 軸締結部材の略円筒形の本体の1か所に
    半径方向のすり割り部を設け、このすり割り部で切り離
    された本体の一方の側のすり割り面の略中央にこのすり
    割り面と直角なルーズ孔、他方の側のすり割り面の略中
    央にこのすり割り面と直角なねじ孔を形成してなる軸締
    結部材の製造方法であって、外形、軸締結用下孔、すり
    割り部、ルーズ孔およびねじ孔の加工を行った後、前記
    すり割り部にスペーサを挿入し、ルーズ孔側からスペー
    サを通してねじ孔にねじを組み入れ、このスペーサを締
    めつけた状態で軸締結孔の仕上げ加工を行ったのち前記
    スペーサを除去することを特徴とする軸締結部材の製造
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143435A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Mitsubishi Electric Corp エレベータ用ロープ装置
JP2017036806A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社ツバキE&M 軸継手
CN112713701A (zh) * 2020-12-23 2021-04-27 珠海格力电器股份有限公司 联轴套筒组件、双轴式伺服电机和自动化设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006143435A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Mitsubishi Electric Corp エレベータ用ロープ装置
JP2017036806A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社ツバキE&M 軸継手
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