JP2006142959A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】偏摩耗を改善した重荷重用空気入りタイヤのトレッドパターン。
【解決手段】中央縦溝2C、外側縦溝2S、中間縦溝2Mの少なくとも5本の周方向縦溝(2)と縦溝をつなぐ中央横溝3C、中間横溝3M、外側の横溝3Sにより、中央のブロック4C、中間のブロック4M、外側のブロック4Sからなる少なくとも3種のブロック4からなる重荷重用空気入りタイヤであって、中央ブロック4Cの軸方向の最大巾W4Cmax、最小巾W4Cmin、中間のブロック4Mの最大巾W4Mmax、最小巾W4Mmin、及び外側のブロック4Sの最大巾W4Smax、最小巾W4Sminを(W4Smax/W4Smin)<(W4Mmax/W4Mmin)<(W4Cmax/W4Cmin)かつ1.00≦W4Smax/W4Smin≦1.20、1.15≦W4Mmax/W4Mmin≦1.40、1.40≦W4Cmax/W4Cmin≦1.70とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレッドパターンを改善することにより、耐偏摩耗性能を改善した重荷重用空気入りタイヤに関する。
トラック、バスなどの重車両に使用される重荷重用空気入りタイヤにおいては、オールシーズン用のタイヤが望まれ、又このオールシーズン用の重荷重用空気入りタイヤでは、各種路面状態で安全に走行しうるため、高いウェットグリップ性能、操縦安定性能を保つことが必要とされる。このため、多くの場合、トレッドパターンとして、ブロックパターンが採用されている。
他方、ブロックパターンのタイヤにおいては、特に重荷重用空気入りタイヤでは、駆動時、制動時などに、回転方向先着側、後着側に大きなせん断力が作用しかつ路面との間で滑り摩擦を生じるため、ブロックの回転方向先着側、後着側が局部的に摩耗する、いわゆるヒール&トウ摩耗(H/T摩耗という)が生じやすい。
このH/T摩耗を防止する対策としては、ブロック間にタイバーを設けるものが知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。又ランド/シー比を大とすることにより、トレッド面の剛性を増すことにより防止するもの、例えばショルダー部に形成したショルダーブロックをタイヤ軸方向内外に区切りかつ中間部分を外向きの凸に湾曲するサイピングを設けた重荷重用空気入りタイヤが提案されている(例えば引用文献3参照)。
特開2004−106747号公報 特開2004−203268号公報 特開2000−177326号公報
しかしながら、単にダイバーを設けるものは、ある程度は有効であるとはいえ、それのみでは、ブロックの周方向撓みを減じ、エッジ成分を減じるとともに、溝容積を減少することにより、ややもするとウエットグリップを損ない、オールシーズン用として雪上走行性能も低下させがちとなる。
又ランド/シー比を高くするものも、トレッド面剛性を大とし、かつ通常ランド/シー比が大きいトレッドパターンは、通常、一部の溝が摩耗とともに消失してリブ状となるように構成されたものが多く、このとき、ウエットグリップ性能、雪上走行性能を低下し、オールシーズン性を損なう場合がある。さらに、サイピング、細溝を付加するものは、ブロックの欠けを助長し易い。
本発明は、ブロックパターンを有しかつウエットグリップ性、雪上走行性などを可能な限り犠牲にすることなく、耐偏摩耗性を向上し、特にオールシーズン用として好適に用いうる重荷重用空気入りタイヤの提供を目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1に係る発明は、トレッド面Tに、タイヤ赤道Qに交差しジグザグ状にのびる中央の縦溝2Cと、タイヤ軸方向外方の外側の縦溝2Sと、その間を通る中間の縦溝2Mとの少なくとも5本のタイヤ周方向にのびる縦溝(2)、 並びに前記中央の縦溝2Cと中間の縦溝2Mとの間を継ぐ中央の横溝3C、中間の縦溝2Mと外の縦溝2Sとの間を継ぐ中間の横溝3M、及び外側の縦溝2Sからトレッド端Eにのびる外側の横溝3Sを配することにより、
中央の縦溝2Mと中間の縦溝2Mとで挟まれ中央の横溝3Cで区切られる中央のブロック4C、中間の縦溝2Mと外側の縦溝2Sとで挟まれ中間の横溝3Mで区切られた中間のブロック4M、及び外側の縦溝2Sとトレッド縁Eとで挟まれ外側の横溝3Sで区切られた外側のブロック4Sからなる少なくとも3種のブロック4を用いたブロックパターンを具える重荷重用空気入りタイヤであって、
中央のブロック4Cにおいて前記中央の縦溝2Cと中間の縦溝2Mとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる中央ブロック最大巾W4Cmax、最小となる中央ブロック最小巾W4Cmin、中間のブロック4Mにおいて前記中間の縦溝2Mと外側の縦溝2Sとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる中間ブロック最大巾W4Mmax、最小となる中間ブロック最小巾W4Mmin、及び外側のブロック4Sにおいて前記外側の縦溝2Sとトレッド縁Eとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる外側ブロック最大巾W4Smax、最小となる外側ブロック最小巾W4Sminが、
(W4Smax/W4Smin)<(W4Mmax/W4Mmin)<(W4Cmax/W4Cmin)
かつ
1.00≦W4Smax/W4Smin≦1.20
1.15≦W4Mmax/W4Mmin≦1.40
1.40≦W4Cmax/W4Cmin≦1.70
の関係にあることを特徴とする。
又請求項2に係る発明は、前記中間の横溝3Mは、その溝底から隆起し中間の横溝3Mの溝壁を継ぐタイバー(5)を有し、
このタイバーのタイヤ軸方向距離W5を中間の横溝3Mのタイヤ軸方向長さW3Mの20%以上65%かつ以下とし、
トレッド面Tからタイバーの表面までのタイヤ半径方向距離であるタイバー深さD5を中間の横溝3Mの平均溝深さD3Mの25%以上かつ70%以下とするとともに、
前記タイバー(5)に形成するサイピング(6)のタイバーの表面からのサイピング深さD6を、中間の横溝3Mの前記平均溝深さD3Mと前記タイバー深さD5との差(D3M−D5)の50%以上かつ100%以下としたことを特徴としている。
さらに請求項3に係る発明は、前記中央の縦溝2C、中間の縦溝2M、外側の縦溝2Sは、ピッチを同じくしかつタイヤ軸方向の一方に凸な第1の頂点と,他方に凸な第2の頂点ごとに傾斜の向きが異なる第1の斜片、第2の斜片からなるジグザグ溝片を繰り返すジグザグをなすとともに、
タイヤ軸方向一方側の前記中央の横溝3Cは、中央の縦溝2Cの第1の頂点と、隣合う中間の縦溝2Mの第1の頂点とを継ぎ、他方側の前記中央の横溝3Cは、中央の縦溝2Cの第2の頂点と隣合う中間の縦溝2Mの第2の頂点とを継ぎ、
しかも前記タイヤ軸方向一方側の前記中間の横溝3Mは、中間の縦溝2Mの第2の頂点と、隣合う外側の縦溝2Sの第2の頂点とを継ぎ、タイヤ軸方向他方側の前記中間の横溝3Mは、前記中間の第1の頂点と、隣合う外側の縦溝2Sの第1の頂点を継ぐとともに、
タイヤ軸方向一方側の前記外側の横溝3Sは、前記外側の縦溝2Sの第1の頂点から、他方側の前記外側の横溝3Sは、前記外側の縦溝2Sの第2の頂点からそれぞれトレッド縁にのびることを特徴とする。
又請求項4に係る発明は、前記タイヤ軸方向一方側の前記中央のブロック4Cは、前記中央の縦溝2Cの第2の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、タイヤ軸方向他方側の前記中央のブロック4Cは、中央の縦溝2Cの第1の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、
かつタイヤ軸方向一方側の前記中間のブロック4Mは、前記外側の縦溝2Sの第1の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、かつタイヤ軸方向他方側の前記中間のブロック4Mは、外側の縦溝2Cの第2の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなすとともに、
前記タイヤ軸方向一方側の前記外側のブロック4Sは、前記外側の縦溝2Sの第2の頂点がなす突出部を有する将棋駒状をなし、かつタイヤ軸方向他方側の前記外側のブロック4Sは、外側の縦溝2Sの第1の頂点がなす突出部を有する将棋駒状をなすことを特徴とする。
さらに、請求項5に係る発明は、前記中央の縦溝2Cは、前記第1の斜片のタイヤ周方向長さL2c1と、前記第2の斜片のタイヤ周方向長さL2c2との比(L2c1/L2c2)が、1.2〜1.7であることを特徴とする。
請求項1に係る発明において、縦溝を少なくとも5本としてウェットグリップ性能を向上している。又H/T摩耗は、一方では、制動力を受けるブロックの後着側の摩耗エネルギーが大きくなってヒール側が摩耗する場合、他方では、駆動軸に装着されたタイヤには駆動力が作用することによるブロック先着側の摩耗エネルギーが大となり、トー側に偏摩耗が生じる場合とがある。本発明においては、これに対して、中央ブロック最大巾W4Cmax、中央ブロック最小巾W4Cmin、中間ブロック最大巾W4Mmax、中間ブロック最小巾W4Mmin、外側ブロック最大巾W4Smax、外側ブロック最小巾W4Sminにおいて、請求項1記載の数式の範囲を選択している。
各ブロックは、前記数式によると、タイヤ周方向にかかる力が大きいタイヤ赤道に近い外側のブロックはタイヤ周方向に巾変動率が比較的大きくしてもH/T摩耗が少なく、かつトラクション性を高めるとともに、タイヤ軸方向の力が大きいトレッド端Eに近いブロックは矩形状となり、これにより、タイヤの駆動力及び操縦安定性を確保している。このように中央のブロックでは一般に通常の直進走行にあっては、ブロックの中で最初に接地し、接地面での滞留時間が長く、又接地圧が高いため、ウェット路面を走行する際、最大幅と最小幅の比が大きくして水膜を破って掃き出すワイピング効果を大ともできる。又タイヤ周方向の滑り量が大きいショルダー部にあっては、ブロックの最大幅と最小幅の比を小としてH/T摩耗の発生を抑制するとともに、ブロック巾変動比を適正化することにより、特に、H/T摩耗が発生しがちなショルダー側の外側ブロックにおいて、そのブロック巾変動比が小となることによって、先着側、後着側の摩耗エネルギー分布の差を緩和でき、外側ブロックとともに、他のブロックのH/T摩耗の発生原因である摩耗エネルギーの不均一を抑制している。
又請求項2に係る発明において、タイバーに所定のサイピングを形成していることにより、請求項1の要件と相俟って、中間のブロック4Mの周方向剛性を向上させるタイバーの効果を減じることがなく、かつ接地面内でのサイピングの微少な開閉により水膜をやぶる効果を向上させる。さらに、摩耗が進行してタイバーがトレッド面に現れて中間のブロック4Mが連結した場合のウェットグリップ性能の低下も抑制することが可能となる。
請求項3に係る発明は、請求項1,2記載の効果を高めうるブロックパターンを提供するとともに、請求項4に係る発明の構成を採用することにより、操縦安定性を向上しつつ、タイヤの駆動力を確保し、かつウェット路面を走行する際のワイピング効果を大とできH/T摩耗を低減でき、又請求項5の構成を採用することにより、全ての中央の横溝2C,中間の横溝2を同じ向きに傾斜させることが可能となり、車両の左右で使い分けることにより、例えば車両外側向きのグリップ性、剛性を左右均衡させつつ高めうることもできる。
以下、本発明を実施の一形態を、図面に基づき説明する。図1は、本発明の重荷重用空気入りタイヤ(以下、単にタイヤということがある)1のトレッド部を平面展開したトレッド部のトレッドパターンを示す平面展開図であって、タイヤ1のトレッド縁E,E間のトレッド面Tは、タイヤ軸を含む断面において単一もしくは複数の曲率半径からなる。又トレッド面Tには、タイヤ周方向にのびる複数の縦溝2と、この縦溝2と交わる向きにのびる複数の横溝3とが設けられることにより該トレッド面Tをブロック4に区画している。なお、前記トレッド縁Eとは、トレッド面Tが、バットレス面乃至バットレス面に連なる傾斜面とエッジ状の稜線をなすときにはその稜線を、トレッド面Tとバットレスが円弧で交わるときには、トレッド面Tの延長面と、バットレス面からの延長面との交線位置として定義される。
前記縦溝2は、タイヤ赤道Qに交差しつつジグザグ状にタイヤ周方向にのびる中央の縦溝2Cと、タイヤ軸方向外方で本形態ではジグザグ状にタイヤ周方向にのびる外側の縦溝2Sと、前記中央の縦溝2C、外側の縦溝2Sとの間をタイヤ周方向に、本形態では緩やかな角度のジグザグ状にのびる中間の縦溝2Mとの少なくとも5本を包含している。このように、縦溝2を周方向の5本以上とすることにより、ウェットグリップ性能を向上させている。
又前記横溝3は、中央の縦溝2Cと中間の縦溝2Mとの間を継ぐ中央の横溝3C、中間の縦溝2Mと外の縦溝2Sとの間を継ぐ中間の横溝3M、及び外側の縦溝2Sからトレッド端Eにのびる外側の横溝3Sを含む。
従って前記ブロック4は、中央の縦溝2Mと中間の縦溝2Mとで挟まれ中央の横溝3Cで区切られる中央のブロック4C、中間の縦溝2Mと外側の縦溝2Sとで挟まれ中間の横溝3Mで区切られた中間のブロック4M、及び外側の縦溝2Sとトレッド縁Eとで挟まれ外側の横溝3Sで区切られた外側のブロック4Sからなる少なくとも3種のブロック4を包含し、トレッド面Tをブロックパターンとして形成している。
なお、このブロックパターンは、模様構成単位dの繰り返しパターンであり、例えば、図1左端の各外側の横溝3S,3Sの直上(図において)に位置してタイヤ軸方向にのびる上下のピッチ線y1,y2間のパターンを繰り返しの模様構成単位dとして想定している。この模様構成単位dのタイヤ周方向の長さをピッチpといい、本形態では,このピッチpが1.0〜1.3倍程度の長さ範囲で異なる複数種類の模様構成単位dを配置する、いわゆるバリアブルピッチ法を用いたブロックパターンとすることにより走行による振動、騒音周波数を分散している。
前記中央の縦溝2C、中間の縦溝2M、外側の縦溝2Sは、各模様構成単位dにおいてピッチpを同じくし、かつタイヤ軸方向の一方(本形態では図の左側)に凸な第1の頂点c1,m1,s1と,他方(右側)に凸な第2の頂点c2,m2,s2ごとに傾斜の向きが異なるジグザグ溝片2c,2m,2sを繰り返すジグザグをなす。なお、本明細書において、頂点c1,m1,s1,c2,m2,s2など各溝での位置、乃至角度は溝中心線での位置、溝中心線の角度をいう。
又本例では、前記中央の縦溝2Cは、前記ジグザグ溝片2cが上斜片2c1は下斜片2c2の2倍の周方向長さL2cを有する。なお、第1の斜片2c1のタイヤ周方向長さL2c1と、第2の斜片2c2のタイヤ周方向長さL2c2との比(L2c1/L2c2)を、1.2〜1.7とすることができる。このように長さの差異を設けることにより、図における左右の前記横溝3の特に中央の横溝3Cと中間3Mの向きを、同じ向きとすることができ、タイヤの使い勝ってを高め、偏摩耗などを防ぎつつ車両の左右においてその特性を発揮させつつ左右均等化し走行特性に優れたタイヤとすることが可能となる。
他方、タイヤ赤道Qの両側の前記中間の縦溝2Mは、ともに、左に突出する頂点m1(第1の頂点)、右に突出する頂点m2(第2の頂点)を有するジグザグ溝片2mの周方向くり返し体であり、ジグザグ溝片2mの上斜面2m1の長さの中央点cm1近傍を前記ピッチ線y1が通る。又本例では、前記上斜片2m1と下斜片2m2とは同長さ、かつ両側(左右)の中間の縦溝2Mは周方向に同位相に形成されている。
前記外側の縦溝2Sは、中央、中間の縦溝2C,2Mと同じく、図1において、左に突出する第1の頂点s1、右に突出する第2の頂点s2を有し、同長の上斜片2s1,下斜片2s2を有するジグザグ溝片2sの周方向くり返し体であり、タイヤ赤道Q両側の外側の縦溝2S,2Sにおいて、例えば、図の左側の縦溝2Sの第1の頂点s1の位置を、右側の第1の頂点s1に比してタイヤ周方向に、ピッチpの0.05〜0.30倍程度、上に位置ずれさせ、これにより、特に中央の横溝3Cと中間3Mの横溝3Mの向きを、いずれも同じ向きとすることを可能としている。
なお、各縦溝2C,2M,2Sの各第1の頂点c1,m1,s1、第2の頂点c2,m2,s2はそれぞれタイヤ軸方向に同一となる位置でタイヤ周方向に並列され、ジグザグの振幅を各縦溝2毎に、変動しないように設定している。なお、模様構成単位m毎に変化させることもできる。
又前記中央の縦溝2Cの上斜片2c1がタイヤ周方向線(タイヤ赤道Qに平行)に対してなす鋭角側の傾斜角度α2s1を15〜35゜、好ましくは20〜30゜、下斜片2c1の傾斜角度α2s2を、30〜45゜、好ましくは20〜35゜程度に設定し、これによりグリップ性を高め、雪上走行性を向上する。
他方、外側の縦溝2Sは、前記タイヤ周方向線に対してなす鋭角側の傾斜角度α2sは、ジグザグ溝片2sの上斜片2s1と,下斜片2s2とで同じであり、約20〜40゜であって、又中間の縦溝2Mの前記タイヤ周方向線に対してなす鋭角側の傾斜角度α2mは、ジグザグ溝片2mの上斜片2m1,下斜片2m2は比較的小、本形態では、1〜15゜、好ましくは2〜8゜程度に形成し、これにより、タイヤ中央部及びタイヤショルダー部でのトレッド面1と路面間の水をタイヤ周方向に排出しやすくし、ウェットグリップ性能を高める。
又前記中央の横溝3Cは、図1のタイヤ赤道Qの左側(タイヤ軸方向の一方側)では、中央の縦溝2Cの第1の頂点c1と中間の縦溝2Mの第1の頂点m1とを継ぎ、かつ中間の横溝2Mは、中間の縦溝2Mの第2の頂点m2と外側の縦溝2Sの第2の頂点s2とを継ぐ。又外側の横溝3Sは、外側の縦溝2Sの第1の頂点s1からトレッド縁Eに延在する。また右側(タイヤ軸方向の他方側)では、前記中央の横溝3Cは、中央の縦溝2Cの第2の頂点c2と中間の縦溝2Mの第2の頂点m2とを継ぎ、中間の横溝2Mは、中間の縦溝2Mの第1の頂点m1と外側の縦溝2Sの第1の頂点s1とを継ぐ。又外側の横溝3Sは、外側の縦溝2Sの第2の頂点s2からトレッド縁Eに延在する。
その結果、タイヤ軸方向一方側(本形態では図におけるタイヤ赤道Qの左側)の前記中央のブロック4Cは、前記中央の縦溝2Cの第2の頂点c2がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、かつ他方側の前記中央のブロック4Cは、中央の縦溝2Cの第1の頂点c1がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、互いに突出部を半ピッチずらせて向き合わせて入れ込み、抱き合わせ状に形成される。
又一方側の前記中間のブロック4Mは、前記外側の縦溝2Sの第1の頂点s1がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、かつ他方側の前記中間のブロック4Mは、外側の縦溝2Sの第2の頂点s2がなす突出部を有する水平尾翼状をなす。
さらに、前記タイヤ軸方向一方側の前記外側のブロック4Sは、前記外側の縦溝2Sの第2の頂点s1がなす突出部を有する将棋駒状をなし、かつ他方側の前記外側のブロック4Sは、外側の縦溝2Sの第1の頂点s1がなす突出部を有する将棋駒状をなしている。
なお、このブロックパターンは、好ましくは、前記模様構成単位d毎において、中央の縦溝2Cの下斜片2c2の中央点cc2を中心とする点対称となるように構成され、これにより、排水性を高めウエットグリップ性を改善するとともに、左右のバラツキを無くして操縦安定性を向上する。なお上斜片2c1の中央点cc1は前記ピッチ線y1を通る。
また、前記中央の横溝3Cと、中間の横溝3Mとは、同向き、例えば左側が上となる向きに傾き、かつタイヤ周方向線に対してなす鋭角側の傾斜角度β3c,β3mを、本形態ではともに同一であって、50゜から90゜よりも小の範囲、好ましくは65〜85゜の範囲で設定している。さらに外側の横溝3Sの相当角度β3sは、タイヤ軸方向、乃至タイヤ軸方向線に対して、±10゜、好ましくは±6゜程度の範囲内に設定する。
なお、中央のブロック4Cの中間の縦溝2Mに面する辺、中間のブロック4Mの中間の縦溝2Mに面する辺には、各辺の中央に、各該ブロックを切り欠いた凹部7、8を設けている。これにより、水の一次の貯留部を形成して排水性能を向上し、かつトラクション性を高める。
次に、図2〜4に示す、中央のブロック4Cにおいて前記中央の縦溝2Cと中間の縦溝2Mとでタイヤ軸方向に挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる中央ブロック最大巾W4Cmax、最小となる中央ブロック最小巾W4Cmin、中間のブロック4Mにおいて前記中間の縦溝2Mと外側の縦溝2Sとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる中間ブロック最大巾W4Mmax、最小となる中間ブロック最小巾W4Mmin、及び外側のブロック4Sにおいて前記外側の縦溝2Sとトレッド縁Eとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる外側ブロック最大巾W4Smax、最小となる外側ブロック最小巾W4Sminにおいて、以下の式を充足させている。なお、ブロック最大巾、ブロック最小巾は、前記中間の縦溝4Mに面する辺では、該中間の縦溝4Mに面する各溝壁4Mwの延長線を基準として測定し、前記凹部7,8を無視するものとする。
(W4Smax/W4Smin)<(W4Mmax/W4Mmin)<(W4Cmax/W4Cmin)
前記 (W4Smax/W4Smin)、(W4Mmax/W4Mmin)、(W4Cmax/W4Cmin)は、各ブロック4におけるタイヤ軸方向巾の変動率を意味し、タイヤ周方向に作用する力が大きいとはいえ、引きずりが小であって、H/T摩耗が比較的小さいタイヤ赤道Qに近い中央のブロック4Cは変動率を他のブロックに比して大とし、即ち中央の縦溝2Cのジグザグ度合いを増して、ブロックのタイヤ周方向の例えば中央部分の縦横剛性を増大してグリップ性、操縦安定性を向上する。又変動率を大とすることによりトラクション性の向上にも寄与する。他方、タイヤ軸方向の力が大きいトレッド端Eに近い外側のブロック4Sでは、比(W4Smax/W4Smin)を小として、矩形状に近づけ、摩耗エネルギーをタイヤ周方向に均一化してH/T摩耗を低減するとともに、タイヤの駆動力及び操縦安定性を向上させる。
即ち、一般に通常の直進走行にあっては、中央のブロック4Cは、各ブロックの中で最初に接地し、接地面内に存在する時間が最も長く接地圧も高い。このようなブロックにあっては、ウェット路面を走行する際、最大幅と最小幅の比が大きいほど水膜を破って掃き出すワイピング効果が大きくウエットグリップ性を高める。一方ショルダー部にあっては、タイヤ周方向の滑り量が大きいため、ブロックの最大幅と最小幅の比が大きいとヒールアンドトー摩耗が発生しやすい。なお、ブロック最大幅は、各ブロックのタイヤ周方向中央位置付近に配置することが、H/T摩耗の発生を防止しやすくなる。しかも中間のブロック4Mのタイヤ軸方向の巾をタイヤ周方向に一様、例えば最小値に対する最大値の比を前記のように設定することによって、先着側、後着側の剛性を均一化してヒールアンドトウ摩耗の低減を意図する。
さらに、
1.00≦W4Smax/W4Smin≦1.20
1.15≦W4Mmax/W4Mmin≦1.40
1.40≦W4Cmax/W4Cmin≦1.70
としている。
W4Smax/W4Smin>1.20では、外側のブロック4SのH/T摩耗を防止できない。又1.15>W4Mmax/W4Mmin、あるいは1.40>W4Mmax/W4Mminでは、ウェットグリップ性能が不十分であり、W4Cmax/W4Cmin<1.40あるいはW4Cmax/W4Cmin>1.70では、中間ブロック4M、中央ブロック4CでもH/T摩耗が発生しやすくなる。
好ましくは、
1.05≦W4Smax/W4Smin≦1.10
1.20≦W4Mmax/W4Mmin≦1.30
1.50≦W4Cmax/W4Cmin≦1.60
とする。
なお、本形態では、各ブロックの最大幅W4Smax、W4Mmax/W4Mmin、W4Cmaxを、標準状態における接地幅WTに対し、
0.16≦W4Smax/WT≦0.20
0.12≦W4Mmax/WT≦0.16
0.11≦W4Cmax/WT≦0.15
の範囲としている。
なお、0.16≦W4Smax/WT≦0.20、0.12≦W4Mmax/WT≦0.16、0.11≦W4Cmax/WT≦0.15とするのは、W4Smax/WTが0.20を越えるとき、H/Tが悪化し、又0.16よりも小のとき、SH肩落ち摩耗となる。W4Mmax/WTが0.16を越えるとき、H/Tが悪化し、又0.12よりも小のとき2ndパンチング摩耗となる。W4Cmax/WTが0.15を越えるとき、H/Tが悪化し、又0.11よりも小のときパンチング摩耗となる。
ここで、「標準状態における接地幅」とは、正規リムに組み込まれ正規内圧を充填した状態で正規荷重を加えたときの接地面の最大幅を意味する。本明細書において、「正規リム」とは、JATMAで規定する標準リム、TRAで規定する“Design Rim”、或いはETRTOで規定する“Measuring Rim”のいずれかに従って定め、また「正規内圧」とは、JATMAで規定する最高空気圧、TRAの表“TIRE LOADLIMITS AT VARIOUS COLD INFLATIONPRESSURES”に記載の最大値、或いはETRTOで規定する“INFLATION PRESSURE”のいずれかに従って定められる。「正規荷重」とは、前記各規格における正規内圧に対応する最大荷重を意味する。又本例では接地状態でのトレッド縁E、E間の長さを意味している。
前記した係る構成を採用することにより、他の性能を低下を抑制しつつタイヤ周方向の滑りによる偏摩耗を抑制できるが、中間ブロック4Mは、さらに中間のブロック4M列全体が、早期の摩耗を発生させるリブパンチングが生じやすく、この偏摩耗をさらに抑制することが好ましい。
このために、本形態では、中間のブロック4M,4M間の中間横溝3M内にタイバー5を設けている。図5に中間のブロック4M、4Mとその間の中間の横溝3Mの部分拡大図を、図6(a)に図5のA−A断面を、図6(b)はB−B断面を示すように、タイバー5は中間の横溝3Mのタイヤ軸方向ほぼ中央部に、溝底から隆起し、中間のブロック4M,4Mの溝壁を継ぐ。このタイバー5によって、中間のブロック4Mのタイヤ周方向の動きが抑制され摩耗エネルギーが減少して、前述の偏摩耗の発生を抑制することができる。
タイバー5のタイヤ軸方向距離W5は、中間の横溝3Mのタイヤ軸方向長さW3Mの20%以上65%以下とされる。20%未満では、タイバーの効果が不十分であり、65%を越えるとウェットグリップ性能に悪影響を与えやすい。トレッド面Tからタイバー5の表面までのタイヤ半径方向距離で表されるタイバー深さD5は、中間の横溝3Mの平均溝深さD3Mの25%以上70%以下する。25%未満ではタイバーの効果が発揮されず、70%を越えるとウェットグリップ性能に悪影響を与えやすい。
さらに、前記タイバー5はサイピング6を有する。このサイピング6は、幅w6が、1mm以下、かつ実質的に0の切れ込みであってもよく、これにより、中間のブロック4Mの周方向剛性を向上させるタイバーの効果を減じることを防ぐ。かつ、接地面内での微少な開閉により水膜をやぶる効果を向上させる。幅が1mmを越えるとタイバーの効果を減じることになる。さらに、摩耗が進行し、タイバーがトレッド面に現れて中間のブロック4Mが連結した場合のウェットグリップ性能の低下を抑制できる。このサイピングの深さD6は、中間横溝3Mの平均溝深さとタイバー深さの差(D3M−D5)の50%以上かつ100%以下とされる。50%未満ではサイピングの効果が発揮できず、100%を越えた場合、すなわち、サイピングの端が、中間横溝3Mの底よりもタイヤ半径方向内方に位置する場合は、中間ブロック4Mのタイヤ周方向剛性を上げるというタイバーの効果を減じることになる。
さらに本形態において、溝深さは中央の縦溝2C,横溝3Cにおいて15〜20mm程度、かつ外側の縦溝2S、横溝3Sの溝深さは、前記中央の縦溝2C、横溝3Sの溝深さよりも0〜40.0mm程度深く、摩耗末期(少なくとも50%深さ摩耗)においても、縦溝2,横溝3のトレッドパターンが、タイバー5部分を残して明瞭に残存するフルデプス深さに設定している。なお、トレッド面Tでの中央の縦溝2Cの溝巾w2Cは4.0mm、中間の縦溝2Mの溝巾w2Mは8.0mm、外側の縦溝2Sの溝巾w2Mは10.0mm程度、中央の横溝3Cの溝巾w3Cは5.0mm、中間の横溝3Mの溝巾w3Mは8.0mm、外側の横溝3Sの溝巾w3Sは10.0mm程度とする。又各溝底の溝巾は、トレッド面での溝巾の50〜90%程度に設定する。係る設定により、ウエットグリップ性能と、操縦安定性(特に直進安定性)とを末期のエッジ成分確保とクラウン部のブロック剛性の向上とにより解決できる。なお溝巾は溝中心線と直交する向きに測定する。
又中間のブロック4Mについて、外側の縦溝2Sに面する辺と、中間の横溝3Mに面する辺との交点jの角度γを、図上下で鈍角を保持させ、パンチング摩耗の懸念を防ぐ。
なお、本発明の重荷重用空気入りタイヤは前記した構成に止まることなく、請求項に記載の範囲内で種々変更が可能である。
図1のトレッドパターンを有するサイズ11R22.5の重荷重用空気入りタイヤを試作し、各性能について評価した。その結果を表1に示す。表1に示す各種の試験条件は以下の通り。なお、リムサイズは7.50×22.5、内圧は800kPa、テスト車両は国産10tonトラック2−D4車(半積載で荷台前方に積載)である。
(1)WETグリップ性能
場所:住友ゴム工業株式会社岡山テストコース
方法:湿潤状態にある半径30mのコースを1周するときのラップタイムを比較例1との比の逆数で表す。比較例1を100とし、数値が大きいほど良好な結果を示す。
(2)耐偏摩耗性能
走行距離:40000km
評価方法:2−D4型の箱型トラックに定積(10t)荷重を積載し、40,000km走行。走行終了後の残溝より耐摩耗性能指数を算出し比較する。
耐摩耗性能指数:テストタイヤの(新品深さ−摩耗後の深さ)/(新品溝深さ)の値を、コントロールタイヤのその値と比較する。
Figure 2006142959
本実施形態のトレッドパターンを示すトレッド面の展開図である。 中央のブロックの詳細を表す平面図である。 中間のブロックの詳細を表す平面図である。 ショルダーブロックの詳細を表す平面図である。 中間のブロックと中間の横溝とタイバーとを表す平面図である/ 中間の横溝の断面図であって、(a)は図5のA−A線断面図を、(b)はB−B断面図である。
符号の説明
2 縦溝
3 縦溝
4 ブロック
E トレッド縁
Q タイヤ赤道
T トレッド面

Claims (5)

  1. トレッド面Tに、タイヤ赤道Qに交差しジグザグ状にのびる中央の縦溝2Cと、タイヤ軸方向外方の外側の縦溝2Sと、その間を通る中間の縦溝2Mとの少なくとも5本のタイヤ周方向にのびる縦溝(2)、
    及び前記中央の縦溝2Cと中間の縦溝2Mとの間を継ぐ中央の横溝3C、中間の縦溝2Mと外の縦溝2Sとの間を継ぐ中間の横溝3M、及び外側の縦溝2Sからトレッド端Eにのびる外側の横溝3Sを配することにより、
    中央の縦溝2Mと中間の縦溝2Mとで挟まれ中央の横溝3Cで区切られる中央のブロック4C、中間の縦溝2Mと外側の縦溝2Sとで挟まれ中間の横溝3Mで区切られた中間のブロック4M、及び外側の縦溝2Sとトレッド縁Eとで挟まれ外側の横溝3Sで区切られた外側のブロック4Sからなる少なくとも3種のブロック4を用いたブロックパターンを具える重荷重用空気入りタイヤであって、
    中央のブロック4Cにおいて前記中央の縦溝2Cと中間の縦溝2Mとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる中央ブロック最大巾W4Cmax、最小となる中央ブロック最小巾W4Cmin、中間のブロック4Mにおいて前記中間の縦溝2Mと外側の縦溝2Sとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる中間ブロック最大巾W4Mmax、最小となる中間ブロック最小巾W4Mmin、及び外側のブロック4Sにおいて前記外側の縦溝2Sとトレッド縁Eとで挟まれた領域でのタイヤ周方向の各位置でタイヤ軸方向に測って最大となる外側ブロック最大巾W4Smax、最小となる外側ブロック最小巾W4Sminが、
    (W4Smax/W4Smin)<(W4Mmax/W4Mmin)<(W4Cmax/W4Cmin)
    かつ
    1.00≦W4Smax/W4Smin≦1.20
    1.15≦W4Mmax/W4Mmin≦1.40
    1.40≦W4Cmax/W4Cmin≦1.70
    の関係にあることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 前記中間の横溝3Mは、その溝底から隆起し中間の横溝3Mの溝壁を継ぐタイバー(5)を有し、
    このタイバーのタイヤ軸方向距離W5を中間の横溝3Mのタイヤ軸方向長さW3Mの20%以上65%かつ以下とし、
    かつトレッド面Tからタイバーの表面までのタイヤ半径方向距離であるタイバー深さD5を中間の横溝3Mの平均溝深さD3Mの25%以上かつ70%以下とするとともに、
    前記タイバー(5)に形成するサイピング(6)のタイバーの表面からのサイピング深さD6を、中間の横溝3Mの前記平均溝深さD3Mと前記タイバー深さD5との差(D3M−D5)の50%以上かつ100%以下としたことを特徴とする請求項1記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 前記中央の縦溝2C、中間の縦溝2M、外側の縦溝2Sは、ピッチを同じくしかつタイヤ軸方向の一方に凸な第1の頂点と,他方に凸な第2の頂点ごとに傾斜の向きが異なる第1の斜片、第2の斜片からなるジグザグ溝片を繰り返すジグザグをなすとともに、
    タイヤ軸方向一方側の前記中央の横溝3Cは、中央の縦溝2Cの第1の頂点と、隣合う中間の縦溝2Mの第1の頂点とを継ぎ、他方側の前記中央の横溝3Cは、中央の縦溝2Cの第2の頂点と隣合う中間の縦溝2Mの第2の頂点とを継ぎ、
    しかも前記タイヤ軸方向一方側の前記中間の横溝3Mは、中間の縦溝2Mの第2の頂点と、隣合う外側の縦溝2Sの第2の頂点とを継ぎ、他方側の前記中間の横溝3Mは、前記中間の第1の頂点と、隣合う外側の縦溝2Sの第1の頂点を継ぐとともに、
    タイヤ軸方向一方側の前記外側の横溝3Sは、前記外側の縦溝2Sの第1の頂点から、他方側の前記外側の横溝3Sは、前記外側の縦溝2Sの第2の頂点からそれぞれトレッド縁にのびることを特徴とする請求項1又は2記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 前記タイヤ軸方向一方側の前記中央のブロック4Cは、前記中央の縦溝2Cの第2の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、タイヤ軸方向他方側の前記中央のブロック4Cは、中央の縦溝2Cの第1の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、
    かつタイヤ軸方向一方側の前記中間のブロック4Mは、前記外側の縦溝2Sの第1の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなし、かつタイヤ軸方向他方側の前記中間のブロック4Mは、外側の縦溝2Cの第2の頂点がなす突出部を有する水平尾翼状をなすとともに、
    前記タイヤ軸方向一方側の前記外側のブロック4Saは、前記外側の縦溝2Sの第2の頂点がなす突出部を有する将棋駒状をなし、かつタイヤ軸方向他方側の前記外側のブロック4Sは、外側の縦溝2Sの第1の頂点がなす突出部を有する将棋駒状をなすことを特徴とする請求項3記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 前記中央の縦溝2Cは、前記第1の斜片のタイヤ周方向長さL2c1と、前記第2の斜片のタイヤ周方向長さL2c2との比(L2c1/L2c2)が、1.2〜1.7であることを特徴とする請求項3又は4のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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