JP2006140416A - フレキシブルプリント配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子部品実装部に電子部品を接続させる際に形成される半田フィレットに対しての、フレキシブルプリント配線基板(FPC)を屈曲させることで生じる曲げストレスを解消し、断線を防ぐことのできるFPCを提供する。
【解決手段】 FPC1上の電子部品実装部20近傍の所定の領域に、スリット10を設けることで電子部品実装部20以外の曲がりやすい部分のみが曲がるようにする。これにより、半田フィレット5にかかる曲げ応力を緩和、解消し、断線を防ぐことが可能となる。スリット10は、電子部品実装部20の近傍に、平行させる形で設けるのが好ましい。具体的には、電子部品2実装時に形成される半田フィレット5に平行する方向で設ける。スリット10の長さは電子部品実装部20の横幅よりも長いことが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品、あるいは、電子回路部品を搭載するフレキシブルプリント配線基板に関する。
近年、電子製品の小型化に伴い、電子回路基板の小型化も進められている。そこで、電子回路基板として、フレキシブルプリント配線基板(FPC)が用いられるようになってきた。
FPCは、銅箔の精密エッチングで形成された回路を、絶縁特性や耐熱性に優れるポリイミドフィルムで覆った構造を持つ配線基板であり、片面FPC、両面FPC、多層構造FPC等の種類が存在する。FPCは、機械的特性として屈曲性(可撓性)に優れており、必要な場合には屈曲させることができるので、限られたスペースに効率良く収納することができ、電子回路基板の小型化に資することになる。また、FPCには、ICチップ等の電子部品を必要に応じて実装することができるので、回路の接続される状況に応じて調整をすることができる。
具体的にはFPCは、液晶やPDP(Plasma Display Panel/プラズマディスプレイ)のドライバ等に多く使用されている。FPCは、これらの製品の小型化にFPCは欠かすことのできない存在になっている。また、PDPのドライバ等において、扱う電力レベルが高いために調整を行う場合や、ノイズの発生の抑制を行う場合には、FPC上の電子部品を実装するための電子部品実装部に電子部品、チップ部品を搭載する。
図5、図6に、電子部品の接続されたFPCの構成を示す。図5は、従来のFPCに電子部品を実装した状態を上から見たものであり、図6は、従来のFPCに電子部品を実装した状態を横から見たものである。
FPC1は、電子部品実装部20を有する。電子部品実装部20は、複数の半田付けランド4を有し、半田付けランド4上に電子部品2が搭載される。電子部品2は、周縁部分に入力電極および出力電極から成る電極部3を有し、電極部3が半田付けランド4に半田付けされ半田フィレット5を形成することで、FPC1に電子部品が実装される。
FPC1に電子部品2を半田付けすることで形成される半田フィレット5は、FPC1のように屈曲性、伸縮性がないため、曲げのストレスに対して弱い。そのため、電子部品2を実装したFPC1を何度も屈曲させると、図7のように半田フィレット5はクラックを起こし、断線してしまう。これでは、FPC1の屈曲部と電子部品実装部20が重なってしまう場合に、FPCの持つ屈曲性を十分に生かすことができなくなってしまう。
そこで、近年では、いかにしてFPCを屈曲させた際に生じる半田フィレットのクラックの抑制を図るかが考えられている。
FPCに、絶縁性および可撓性を有するベースフィルムの両面に接着層なしで接合された銅箔をパターニングして、電子部品の実装面に入力配線および出力配線を、実装面とは反対側の面にダミー配線層を形成することで、実装される電子部品の信頼性や性能の低下を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2では、部品を実装するための導体ランドにつながる導体ライン引き出し部の周辺に他の導体パターン等を配置することによりFPCの補強を行い、FPCの屈曲によるストレスを軽減させ、断線を防ぐ技術が提案されている。
また、特許文献3では、格子状に配列された複数の接続端子を有する電子部品を搭載するFPCにおいて、FPC上に複数の接続ランドを設け、接続ランドの集合からなる矩形状のランド領域の対角線上で、ランド領域の近傍かつ外側に位置する所定領域に開口部を設けることで、屈曲部による影響を除去し、接続の信頼性を向上させる技術が提案されている。
特開2000−294894号公報 特開2002−368349号公報 特開平11−103137号公報
しかし、上記の技術は、以下の問題点を有している。
特許文献1記載の技術では、裏面にダミー配線層を形成するため、FPCの表面と裏面の両面に配線パターンが必要となり、安価な片面一層の配線基板に適用することができない。
また、特許文献2記載の技術では、補強用の導体パターンによりストレスは緩和されるが、屈曲されることには変わりなく、断線の防止策として完全とはいえない。また、特許文献3記載の技術は、CSPやBGAのような端子が格子状に配列された電子部品にしか対応ができない。
本発明は、上記の事情に鑑みて提案されたものであり、電子部品実装部に電子部品を実装する際に形成される半田フィレットに対しての、FPCを屈曲させることで生じる曲げストレスを解消し、断線を防ぐことのできるFPCを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電子部品を実装する電子部品実装部を有するフレキシブルプリント配線基板であって、前記電子部品実装部は、前記フレキシブルプリント配線基板上に前記電子部品を実装するための接続ランドを複数有し、前記フレキシブルプリント配線基板は、前記電子部品実装部近傍の所定の領域に開口部を有することを特徴とするフレキシブルプリント配線基板である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記開口部は、前記電子部品実装部の一辺より長く、前記電子部品実装部に平行に複数設けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記開口部の端部の形状は、U字形状であることを特徴とする。
本発明により、フレキシブルプリント配線基板(FPC)を屈曲させた場合に、曲がりやすい箇所でFPCが屈曲し、電子部品実装部にかかる曲げ応力が減少することから、FPCの本来の屈曲性の高さを保ちつつ、電子部品の半田付けする際に形成する半田フィレットの断線の可能性を縮小させることができる。
図1、図2を参照して、第一の実施形態に係るフレキシブルプリント配線基板(FPC)について説明する。図1は、本実施形態のFPCを上から見たものを表す。また、図2は、本実施形態のFPCを横から見たものを表す。
FPC1は、電子部品実装部20と、スリット(開口部)10とを有する。電子部品実装部20は、複数の半田付けランド4を有し、半田付けランド4上に電子部品2が搭載される。電子部品2は、周縁部分に入力電極および出力電極から成る電極部3を有し、電極部3が半田ランド4に半田付けされ半田フィレット5を形成することで、FPC1に電子部品が実装される。
一般に、半田フィレット5は、FPC1のような伸縮性、屈曲性はなく、曲げのストレスに弱い。そこで、本実施形態のFPC1は、電子部品実装部20近傍の所定の領域にスリット10を設けることで、電子部品実装部20以外の曲がりやすい部分のみが曲がるようにしている。これにより、半田フィレット5にかかる曲げ応力が緩和、解消され、クラックの発生を抑制し、断線を防ぐことが可能となる。
図3は、本実施形態のFPCを屈曲させた状態を横から見た状態を示す。図3において、実線で示されるFPC1は、電子部品実装部20が存在するスリット10の内側のFPC1の屈曲状態を示し、点線で示されるFPC1は、スリット10の外側のFPC1の屈曲状態を示す。図3に示されるように、スリット10の外側においてはFPC1の本来の屈曲性の高さを発揮し、スリット10の内側においてはスリット10の内側で曲がりやすい部分が屈曲するので、電子部品実装部20が受ける曲げ応力は小さくなり、同時に半田フィレット5が受ける曲げ応力5も小さくなるのでクラックの発生が抑制され、断線の可能性をなくすことが可能となる。
なお、図3においては、FPC1を山型に屈曲させているが、FPC1を谷型に屈曲させても、同様にスリット10の内側で曲がりやすい部分が屈曲するので、電子部品実装部20が受ける曲げ応力は小さくなり、同時に半田フィレット5が受ける曲げ応力5も小さくなるので断線の可能性をなくすことが可能となる。
なお、本実施形態においてスリット10は、図面に示すように電子部品実装部20の近傍に、これに平行させる形で設けるのが好ましい。具体的には、電子部品2実装時に形成される半田フィレット5に平行する方向で設けるのがこの好ましい。また、スリット10の長さは電子部品実装部20の横幅よりも長いことが好ましい。なお、図1においては、スリット10を直線の形状で設けているが、スリット10は直線に限られるものではなく、必要に応じてスリットを変形させて設けてもよい。
本実施形態によりスリット10を設けることで、FPC1を屈曲させた場合に、曲がりやすい箇所でFPC1が屈曲し、電子部品実装部20にかかる曲げ応力が減少することから、FPC1の本来の屈曲性の高さを保ちつつ、電子部品2の半田付けする際に形成する半田フィレット5のクラックによる断線の可能性を縮小させることができる。
第二の実施形態について説明する。本実施形態のFPCは、第一の実施形態のFPCにおいて、スリット10の開口端に角を持たせないようにスリット10の各端の形状を変形させている。具体的には、図4に示すように各端部の形状をU字形にすることが好ましい。
第一の実施形態においてFPC1を屈曲させた場合、FPC1自身の膨張縮小や他の外力によってスリット10に様々な応力が生じる。この際に図1のスリット10のように開口端に角を持つ形状の場合、各端部において応力の集中が起こり、各端部を起点としてFPC1に亀裂が発生することがある。本実施形態のFPCは、スリット10の各端部を角を持たない形状であるU字形にすることで、応力の集中を回避し、各端部を起点とした亀裂の発生を抑制している。
本実施形態により、第一の実施形態のFPCにおいて、スリット10にかかる様々な応力が端部に集中することを回避することができるので、各端部を起点としてFPC1に亀裂が発生することを抑制し、FPC1の耐久性、持続性を向上させることができる。
本実施形態に係るFPCを上から見た図である。 本実施形態に係るFPCを横から見た図である。 本実施形態に係るFPCを屈曲させた図である。 スリットを変形させたFPCを示す図である。 従来のFPCを上から見た図である。 従来のFPCを横から見た図である。 従来のFPCを屈曲させた図である。
符号の説明
1 フレキシブルプリント配線基板
2 電子部品
3 電極部
4 半田付けランド
5 半田フィレット
10 スリット

Claims (3)

  1. 電子部品を実装する電子部品実装部を有するフレキシブルプリント配線基板であって、
    前記電子部品実装部は、前記フレキシブルプリント配線基板上に前記電子部品を実装するための接続ランドを複数有し、
    前記フレキシブルプリント配線基板は、前記電子部品実装部近傍の所定の領域に開口部を有することを特徴とするフレキシブルプリント配線基板。
  2. 前記開口部は、前記電子部品実装部の一辺より長く、前記電子部品実装部に平行に複数設けられることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント配線基板。
  3. 前記開口部の端部の形状は、U字形状であることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブルプリント配線基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9891486B2 (en) 2015-04-03 2018-02-13 Japan Display Inc. Display device

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