JP2006140386A - 基板位置補正装置および基板位置補正方法 - Google Patents

基板位置補正装置および基板位置補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる基板位置補正装置および方法を提供する。
【解決手段】 基板Wは複数の支持ピン5により滑動自在に支持されながらも基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力で支持ピン5に保持されながらスピンベース3の回転中心A0回りに回転する。そして、基板Wが回転する間に回転中心A0から最も離れた基板の端面位置(偏心位置)を検出センサ74により検出した後、該端面位置を押圧ブロック71により回転中心A0から水平方向に基板Wの半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置P1まで押動する。これにより、偏心位置が既定位置P1に合わされ、基板中心W0が回転中心A0から所定の範囲内に位置決めされる。したがって、大がかりな機構を必要とせず、簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板の位置補正を行う基板位置補正装置および方法に関する。
半導体ウエハ等の基板を処理する基板処理装置では、処理される基板は例えば搬送ロボット等の搬送手段によって搬送されてスピンチャック等の基板回転手段へ渡される。ところが、このとき基板の物理的な中心(以下単に「基板中心」という)と基板回転手段の回転中心が偏心(位置ずれ)していると、処理プロセスに不具合をもたらす。例えば、基板表面の周縁部に形成された薄膜等の被処理物を除去するために、回転する基板の表面周縁部にノズルを対向配置させて基板表面の周縁部に向けて処理液を供給して処理する場合には、端面から内側に向かって薄膜がエッチング除去される幅が均一にならないといった問題が発生する。そこで、かかる偏心を極力少なくすることが重要である。
このため、基板中心と基板回転手段の回転中心とを位置合わせするセンタリングが行われている。例えば、特許文献1に記載された装置では、センタリング機構を設けることによって基板中心と吸着ステージ(基板回転手段)の回転中心とを一致させている。詳しくは、センタリング機構を閉じることによって基板の外径を挟み込み基板中心と基板回転手段の回転中心とを一致させている。そして、吸着ステージは吸着動作を行うことでステージ面に基板を固定し、基板の位置ずれを防止している。
特開平7−7069号公報(段落[0013]、図2)
しかしながら上記した従来装置では、センタリング機構により基板の外径を挟み込むという機構上、センタリング機構が複雑となり、しかも構造的に大型化してしまう。このため、センタリング機構を配置するために比較的大きな空間を基板処理装置内に確保する必要があることから装置全体が大型化し、省スペース、省コストの要請に反する。特に、基板を処理する処理チャンバー等の処理部内にセンタリング機構を配置する際には、配置スペースに大きな制約を伴う。また、センタリング機構に対して耐薬液性の対策を施す必要があるために、さらなるコスト増が避けられない。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる基板位置補正装置および方法を提供することを目的とする。
この発明にかかる基板位置補正装置の一態様は、上記目的を達成するため、所定の回転中心回りに回転自在に設けられた回転部材と、回転部材を回転させる回転手段と、回転部材から上方に向けて突設され、基板の下面に当接して該基板を水平方向に滑動自在に支持しながらも基板の下面との間で発生する摩擦力で基板を回転部材に保持可能な支持手段と、回転手段により回転される基板の端面のうち回転部材の回転中心から最も離れた端面位置を検出する検出手段と、基板の端面に当接して該基板を水平方向に押圧する押圧部材と、押圧部材を駆動することで押圧部材が基板と当接する当接部位を回転部材の回転中心から水平方向に基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置と、前記基板から離間した離間位置とに位置決めする駆動手段とを備え、駆動手段は押圧部材を駆動させて当接部位を既定位置に位置決めすることで、検出手段により検出された端面位置が既定位置に一致するまで回転部材の回転中心側に向けて押圧部材により基板を押動することを特徴としている。
また、この発明にかかる基板位置補正方法の一態様は、回転部材上に上方に向けて設けられた支持手段により基板を滑動自在に支持しながらも基板の下面と支持手段との間に発生する摩擦力で基板を保持して回転させる回転工程と、回転工程の間に回転部材の回転中心から最も離れた基板の端面位置を検出する検出工程と、検出工程で検出された端面位置が基板の端面に当接して該基板を水平方向に押圧する押圧部材と対向するまで基板を回転させて該対向位置で基板を位置決めする位置決め工程と、位置決め工程において位置決めされた基板の端面位置を押圧部材により回転部材の回転中心から水平方向に基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置まで回転部材の回転中心側に向けて押動する押動工程とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(基板位置補正装置および方法)では、基板は支持手段により滑動自在に支持されながらも基板の下面と支持手段との間に発生する摩擦力で支持手段に保持されながら回転部材の回転中心回りに回転する。そして、基板が回転する間に回転部材の回転中心から最も離れた基板の端面位置を検出した後、該端面位置を押圧部材により回転部材の回転中心から水平方向に基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置まで押動している。これにより、回転部材の回転中心から最も離れた基板の端面位置が、既定位置に合わされることにより、基板中心が回転部材の回転中心から所定の範囲内に位置決めされる。例えば、既定位置として、回転部材の回転中心から水平方向に基板の半径に目標精度の正の許容値を加えた距離だけ離れた位置に押圧部材の当接部位(押圧部材が基板の端面と当接する部位)を移動させることで、基板中心と回転部材の回転中心との間の距離(偏心距離)を目標精度内にすることができる。このように、支持手段により基板を回転保持しながらも滑動自在に支持する本発明によれば、押圧部材が基板の端面に当接しつつ押圧することにより、従来装置で用いられたセンタリング機構等の大がかりな機構を必要とせず、簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる。
この発明にかかる基板位置補正装置の他の態様は、所定の回転中心回りに回転自在に設けられた回転部材と、回転部材を回転させる回転手段と、回転部材から上方に向けて突設され、基板の下面に当接して該基板を水平方向に滑動自在に支持しながらも基板の下面との間で発生する摩擦力で基板を回転部材に保持可能な支持手段と、基板の端面に当接して該基板を押圧する押圧部材と、押圧部材を駆動することで押圧部材が基板と当接する当接部位を回転部材の回転中心から水平方向に基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置と、基板から離間した離間位置とに位置決めする駆動手段とを備え、駆動手段は押圧部材を駆動させて当接部位を既定位置に位置決めするように押圧部材を配置して、回転する基板の端面のうち該既定位置よりも径方向外側の端面位置を押圧部材に当接させつつ押圧することで基板の位置を回転部材の回転中心側に向けて矯正させることを特徴としている。
また、この発明にかかる基板位置補正方法の他の態様は、回転部材上に上方に向けて設けられた支持手段により基板を滑動自在に支持しながらも基板の下面と支持手段との間に発生する摩擦力で基板を保持して回転させる回転工程と、回転工程の前あるいは回転工程の間に、基板の端面に当接して該基板を押圧する押圧部材を配置して、押圧部材が基板の端面と当接する当接部位を回転部材の回転中心から水平方向に基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置に位置決めする配置工程と、回転工程の間、回転する基板の端面のうち既定位置よりも径方向外側の端面位置が押圧部材に当接しつつ押圧されることで基板の位置が回転部材の回転中心側に向けて矯正される矯正工程とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(基板位置補正装置および方法)では、上記した「基板位置補正装置および方法の一態様」と同様にして、基板は支持手段により滑動自在に支持されながらも基板の下面と支持手段との間に発生する摩擦力で支持手段に保持されながら回転部材の回転中心回りに回転する。そして、押圧部材を配置して押圧部材が基板の端面と当接する当接部位を基板の半径に対応して決められ回転部材の回転中心から水平方向に所定の距離だけ離れた既定位置に位置決めすることで、回転する基板の端面のうち既定位置よりも径方向外側の端面位置を押圧部材に当接させつつ押圧させている。これにより、回転する基板の端面のうち既定位置よりも径方向外側の端面位置が押圧部材に当接することで基板が回転部材の回転中心側に押し込まれて、基板中心が回転部材の回転中心から所定の範囲内に位置決めされる。このように、支持手段により基板を回転保持しながらも滑動自在に支持する本発明によれば、上記した「基板位置補正装置および方法の一態様」と同様の作用効果が得られる。すなわち、簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる。また、この構成によれば、検出手段を必須としないので、さらに装置構成を簡素にできる。
また、押圧部材に基板を当接させつつ基板の位置を矯正していく過程においては、押圧部材を回転する基板の端面に対して離当接させながら基板の位置を矯正させていくのが望ましい。このように構成することで、基板と押圧部材との間の摩擦を低減することができ、基板が磨耗や損傷するのを防止することができる。
ここで、押圧部材は、基板の端面に当接可能に構成され回転部材の回転軸方向に伸びる回動軸回りに回動自在なローラを備えるようにしてもよい。このように構成することで上記した「基板位置補正装置の一態様」では、基板周囲のスペース等の制約で押圧部材を回転部材の回転中心の方向に沿って押動できない場合であっても、該基板の端面の動きに合わせてローラを従動させることにより、基板を回転部材の回転中心の方向に向けて移動させて位置決めすることができる。また、上記した「基板位置補正装置の他の態様」では、基板の回転に合わせて該基板の端面にローラを従動させることにより、基板の端面とローラとの間に発生する摩擦を低減して、基板が意図しない方向に移動するのを防止することができる。その結果、さらに精度良く基板中心と回転部材の回転中心とを合わせることができる。
さらに、上記した「基板位置補正装置の他の態様」において、ローラを回転させる回転駆動部を設けて、該回転駆動部により基板の回転方向と反対方向に、しかも基板の周速と同一となるようにローラを回転させるようにしてもよい。このように構成することで、基板の端面とローラとの間に速度差が発生するのを防止して、基板の端面にローラが当接する際の衝撃力を緩和することができる。また、このようにローラを自発的に回転させることで、ローラが従動しにくい場合でも基板の端面とローラとの間に発生する摩擦を低減することができ、精度良く基板中心と回転部材の回転中心とを合わせることができる。
また、基板の周縁部に切欠部が形成されていても、ローラの直径を切欠部によって基板の円周が切り取られる弧の長さよりも大きくすることで、ローラが切欠部に入り込むなどして基板の位置が大きくずれてしまうことを抑制することができる。
また、押圧部材と基板の端面との接触形態は、点接触または線接触のいずれであってもよい。ここで、押圧部材と基板の端面とを線接触させる場合には、押圧部材は切欠部によって基板の円周が切り取られる弧の長さよりも大きな幅を有する接触面を備えるように構成するのが望ましい。このように構成することで、押圧部材が切欠部に入り込むのを防止して安定に基板を位置決めすることができる。
この発明によれば、基板は支持手段により滑動自在に支持されながらも基板の下面と支持手段との間に発生する摩擦力で支持手段に保持されながら回転部材の回転中心回りに回転する。そして、押圧部材を駆動して押圧部材が基板と当接する当接部位を回転部材の回転中心から水平方向に基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置に位置決めすることで、基板を押動して回転部材の回転中心から最も離れた基板の端面位置を既定位置に合わせたり、あるいは回転する基板の端面のうち既定位置よりも径方向外側の端面位置を回転部材の回転中心側に押し込むことにより、基板中心を回転部材の回転中心から所定の範囲内に位置決めしている。このため、簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる。
<第1実施形態>
図1は、この発明にかかる基板位置補正装置の第1実施形態を示す図である。また、図2は、図1の基板位置補正装置の側面図である。この基板位置補正装置は、回転軸1が、モータを含む回転駆動機構2の回転軸に連結されており、この回転駆動機構2の駆動により回転中心A0回りに回転可能となっている。この回転軸1の上端部には、スピンベース3が一体的にネジなどの締結部品によって連結されている。したがって、回転駆動機構2の駆動によりスピンベース3が回転中心A0回りに回転可能となっている。このように、この実施形態では、回転駆動機構2が本発明の「回転手段」に、スピンベース3が本発明の「回転部材」に相当している。
回転駆動機構2にはロータリーエンコーダ等の回転位置(回転角度)検出計が内蔵されており、スピンベース3の所定の基準位置からの回転位置を検出して装置全体を制御する制御ユニット4に送出する。また、制御ユニット4は回転位置検出計から送出された信号に基づいて回転駆動機構2を駆動させてスピンベース3を所望の回転位置に位置決めすることが可能となっている。
また、スピンベース3の上面側には、複数の支持ピン5が本発明の「支持手段」として回転中心A0を中心として放射状にスピンベース3から上方に向けて突設されている。複数の支持ピン5の各々は、基板Wの下面に当接することで、スピンベース3から所定の間隔だけ離間させた状態で基板Wを水平方向に滑動自在に支持している。このため、基板Wがスピンベース3に当接して支持される場合に生じる基板Wの下面の損傷や汚染が防止される。一方で基板Wは支持ピン5により滑動自在に支持されながらも基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力で支持ピン5に保持されながら、スピンベース3の回転とともに回転中心A0回りに回転可能となっている。なお、支持ピン5の個数、配置については、基板Wを水平方向に支持し得る限り任意である。
このように、この実施形態では、支持ピン5により基板Wを水平方向に滑動自在に支持しているため、基板Wに対して水平方向に上記摩擦力よりも大きな力を作用させることで基板Wの水平方向の位置を補正することが可能である。このため、この実施形態では位置補正ユニット7を設けて、スピンベース3の回転中心A0と基板中心W0とを一致させるように基板Wの位置補正を行っている。
この位置補正ユニット7は、支持ピン5に滑動自在に支持された基板Wの端面に当接して該基板Wを水平方向に押圧する押圧ブロック71と、押圧ブロック71を支持するロッド72と、該ロッド72に接続され、押圧ブロック71をスピンベース3の回転中心A0を通る線上(スピンベース3の径方向)に沿って水平方向に移動させるブロック移動機構73と、基板Wの周縁に配置されて該基板Wの端面位置を検出する検出センサ74とを備えている。
押圧ブロック71は円筒形状をなしており、その上面にロッド72が固着されている。そのため、ブロック移動機構73がロッド72を水平方向に駆動させることで、押圧ブロック71の側面71a(本発明の「当接部位」に相当)を基板Wの端面に当接させつつ基板Wを水平方向に押動することが可能となっている。具体的には、押圧ブロック71(側面71a)が、支持ピン5に滑動自在に支持された基板Wに当接しつつ押圧することで、基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力よりも大きな力を作用させて基板Wを支持ピン5上で滑動させて押圧方向に基板Wを移動させることが可能となっている。このように、この実施形態では、押圧ブロック71が本発明の「押圧部材」として機能している。
また、ロッド72と検出センサ74とは、図示省略するブラケット等の取付け具を介して連結されている。このため、制御ユニット4からの動作指令に応じてブロック移動機構73が作動することで、1つの駆動系で押圧ブロック71と検出センサ74とが一体的に駆動するように構成されている。
ここで、押圧ブロック71の横断面形状である円の直径は、基板Wの周縁部に形成された切欠部の影響を考慮して次のように構成されている。すなわち、処理対象としている基板Wには、切欠部が施されていることが多い。例えば、基板Wとして半導体ウエハでは、ウエハ面内の結晶学的基準方位を示すために、ノッチなどの切欠部が形成されている。この場合、押圧ブロック71と切欠部とが対向したときには、押圧ブロック71が切欠部に入り込んで的確に基板Wを押動することができない。そこで、切欠部の存在を考慮して以下のように押圧ブロック71を構成している。ここでは、基板Wの周縁部にノッチNTが形成されている場合について説明する。
図3は、基板のノッチと押圧ブロック71の形状との関係を説明する図である。基板Wは略円盤形状を有するとともに、周縁部にノッチNTが形成されてなるものである。図3に示すように、押圧ブロック71の横断面形状である円の直径Dは、基板Wの円周がノッチNTによって切り取られる弧の長さLよりも十分に大きくなるように構成されている。したがって、押圧ブロック71と対向する基板Wの端面位置にノッチNTが存在する場合でも、ノッチNTに押圧ブロック71が入り込むのを防止して基板Wの位置ずれを抑制することができる。
図2に戻って説明を続ける。ブロック移動機構73は、本発明の「駆動手段」として、ロッド72(および検出センサ74)を駆動させることで、当接部位71a(押圧ブロック71の側面)をスピンベース3の回転中心A0から水平方向に基板Wの半径に対応して定められた距離Rだけ離れた既定位置P1(図2の実線位置)と、基板Wから側方に離間した離間位置P2(図2の破線位置)とに位置決めするように構成されている。
ここで、既定位置P1として、例えばスピンベース3の回転中心A0から水平方向に基板Wの半径に位置決め目標精度の正の許容値を加えた距離Rだけ離れた位置に、押圧ブロック71の当接部位71aがブロック移動機構73によって位置決めされる。例えば、基板Wの直径が300mm、位置決め目標精度を+0.05/−0.05mmとした場合には、既定位置P1として、スピンベース3の回転中心A0から150.05mmだけ離れた位置に当接部位71aが移動される。なお、既定位置P1として、そのまま回転中心A0から水平方向に基板Wの半径だけ離れた位置としてもよい。
検出センサ74は、基板Wの側方に配置され、スピンベース3を回転させることでスピンベース3上に支持された基板Wの端面位置を検知することで検出センサ74から基板Wの端面までの距離を検出する。ここで、検出センサ74とスピンベース3の回転中心A0との間の相対距離は一定であるので、基板中心W0がスピンベース3の回転中心A0から偏心している場合には、検出センサ74から基板Wの端面までの距離が基板回転に伴って変動する。このため、基板Wを回転させながら検出センサ74が基板Wの端面までの距離を検出することで、回転中心A0から最も離れた端面位置(以下「偏心位置」という)を知ることができる。
なお、検出センサ74には例えば投光部と受光部とを備え、反射光の位置から三角測量法により距離を測定する光学式距離センサ、あるいは測定対象物との間の容量を検出することにより距離(または距離の変位量)を測定する静電容量式の近接覚センサなどを用いることができる。このように、この実施形態では、検出センサ74が本発明の「検出手段」として機能している。
次に、上記のように構成された基板位置補正装置の動作について図4および図5を参照しつつ説明する。図4は、図1の基板位置補正装置の動作を示すフローチャートである。また、図5は、図1の基板位置補正装置の動作を説明するための図である。
先ず、搬送ロボット等の搬送手段により基板Wがスピンベース3に載置されることで基板Wが支持ピン5に支持されると、検出センサ74による基板Wの端面までの距離の検出を開始する(ステップS1)。このとき、押圧ブロック71(ならびに検出センサ74)は、基板Wの側方の離間位置P2に配置されており、基板Wとの干渉を防止している。なお、基板Wは支持ピン5により滑動自在に支持された状態にある。
そして、検出センサ74による検出動作を実行した状態で、制御ユニット4は回転駆動機構2を作動させて基板Wを回転させる(ステップS2)。このとき、基板Wは基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力で支持ピン5に保持されながら回転中心A0回りに回転する(回転工程)。ここで、スピンベース3の回転位置は回転駆動機構2に内蔵された回転位置検出計により検出され、制御ユニット4に送出される。その結果、基板Wの周方向位置と基板Wの端面までの距離について基板Wの全周を計測することで、図6に示すような計測結果を得ることができる。
図6は検出センサによる検出結果を示すグラフである。具体的には基板Wを略一周回転させた際に得られる、基板Wの周方向位置に対する検出センサ74から基板Wの端面までの距離を示すグラフである。図6に示すように、回転中心A0と基板中心W0とがずれている(偏心している)場合には、検出センサ74から基板Wの端面までの距離が変化して、当該距離が最小となる極小点PAと当該距離が最大となる極大点PBとが検出される。ここで、図5(a)に示すように、極小点PAは回転中心A0から最も離れた端面位置(偏心位置)、すなわち回転中心A0から基板中心W0の方向(偏心方向)に伸びる仮想線PLを想定した場合に該仮想線PLと基板Wの外径とが交わる位置に相当する。そして、制御ユニット4は、回転位置検出計から送出される信号と検出センサ74からの検出信号に基づいて偏心位置PA(回転方向の位置)を算出する(検出工程;ステップS3)。
ここで、制御ユニット4は、極小点(偏心位置)PAと極大点PBとの間の距離が位置決め目標精度TAの範囲内にあるか否かを判断して(ステップS4)、目標精度TAの範囲内にある場合(ステップS4でYES)には基板Wの位置補正をすることなく、そのまま処理を終了する。一方、目標精度TAの範囲内にない場合(ステップS4でNO)には基板Wの位置補正を実行する。
基板Wの位置補正を実行する場合(ステップS4でNO)、制御ユニット4は偏心位置PAが押圧ブロック71に対向する位置(図5(b)の実線で示す基板Wの位置)にくるように基板Wを回転させる。そして、該対向位置で基板Wの回転を停止させて位置決めする(位置決め工程;ステップS5)。
次に、制御ユニット4は、ブロック移動機構73の作動により押圧ブロック71を駆動させて当接部位71a(押圧ブロック71の側面)を回転中心A0の方向に既定位置P1(図5(b)の破線で示す位置)まで押動させる(押動工程;ステップS6)。このとき基板Wは支持ピン5に滑動自在に支持されているので、押圧ブロック71が基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力よりも大きな力で基板Wを押圧することで、基板Wが押圧ブロック71に当接しつつ支持ピン5上を水平方向に滑動する。その結果、基板Wが押圧ブロック71に押動されて偏心位置PAが既定位置P1に合わされる。ここでは、既定位置P1として回転中心A0から水平方向に基板Wの半径に目標精度TAの正の許容値を加えた距離Rだけ離れた位置としている。したがって、偏心位置PAを既定位置P1に一致させることで回転中心A0から基板中心W0までの距離が目標精度TA内となるように基板Wの位置が補正される。
こうして、基板Wの位置補正が完了すると、制御ユニット4はブロック移動機構73を駆動させて押圧ブロック71を基板Wから側方に離間した離間位置P2に退避させる(ステップS7)。そして、位置補正された基板Wは、スピンベース3上で図示しないチャック機構で固定されスピンベース3により回転されながら液により湿式処理されてもよいし、スピンベース3上で図示しない検査機構を用いて検査が行われるようにしてもよい。
以上のように、この実施形態によれば、基板Wを支持ピン5により滑動自在に支持しながらも基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力により基板Wを保持して回転させている。そして、基板Wが回転する間にスピンベース3の回転中心A0から最も離れた基板Wの端面位置(偏心位置)PAを検出した後、偏心位置PAを押圧ブロック71により既定位置P1まで押動している。これにより、基板中心W0が回転中心A0から所定の範囲内に位置決めされる。このように、支持ピン5により基板Wを回転保持しながらも滑動自在に支持しているので、押圧ブロック71が基板Wを押動することにより、従来装置で用いられたセンタリング機構等の大がかりな機構を必要としない。そのため、省スペース、省コストで装置を構成することができ、簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる。
また、この実施形態によれば、構成が簡素であるため、「発明が解決しようとする課題」の項で説明したような問題を解決することができる。すなわち、基板Wを処理する処理チャンバー等の処理部内の配置スペースに制約がある場合であっても、処理部内に容易に組み込むことができる。さらに、処理チャンバー内に組み込む場合には耐薬液性が要求される。そのため、従来装置で用いられたセンタリング機構に対して耐薬液性の対策を施す場合には、基板Wの外径を挟み込むという機構上、駆動系が多く、さらなるコスト増が避けられないという問題があった。一方で、この実施形態によれば、構成が簡素で駆動系が少ないため、省コストで耐薬液性を施すことができる。
また、この実施形態によれば、基板Wは支持ピン5に滑動自在に支持された状態で押圧ブロック71を基板Wに当接させて基板Wの位置補正を行っているので、従来装置のようなセンタリング機構により基板Wの外径を挟み込んで基板Wの位置補正する方式に比べて次のような利点がある。すなわち、基板Wの外径を挟み込んで基板Wの位置補正する場合には、基板Wの中央部に向けて基板Wの両側から外力が加えられるので、必要以上に基板Wに力が加わって基板Wが破損するおそれがある。これに対し、この実施形態によれば、基板Wは支持ピン5に滑動自在に支持された状態で位置補正を行っているので、必要以上に基板Wに力が加えられることがなく、基板Wへの衝撃を最小限して基板Wの破損を防止することができる。
<第2実施形態>
図7は、この発明にかかる基板位置補正装置の第2実施形態を示す図である。この第2実施形態が第1実施形態と大きく相違する点は、検出センサ74を設けることなく、基板Wの位置補正の方法を第1実施形態と変えて基板Wの位置補正をしている点であり、その他の構成は基本的に第1実施形態と同様である。したがって、同一構成については同一符号を付して説明を省略し、以下においては相違点を中心に本実施形態の特徴について説明する。
図8は、図7の基板位置補正装置の動作を示すフローチャートである。また、図9は、図7の基板位置補正装置の動作を説明するための図である。この実施形態では、検出センサ74を設けていないため、スピンベース3の回転中心A0から最も離れた基板Wの端面位置(偏心位置)を検出することができない。そこで、次のようにして基板Wの位置を補正している。
先ず、押圧ブロック71を基板Wの側方の離間位置P2に配置した状態(図9(a)の破線位置)で搬送ロボット等の搬送手段によりスピンベース3に載置されると、制御ユニット4は回転駆動機構2を作動させて基板Wを回転させる(ステップS11)。このとき、基板Wは基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力で支持ピン5に保持されながら回転中心A0回りに回転する(回転工程)。
次に、制御ユニット4はブロック移動機構73の作動により押圧ブロック71を駆動させて、当接部位71a(押圧ブロック71の側面)を既定位置P1(図9(a)の実線位置)に位置決めする(配置工程;ステップS12)。ここでは、既定位置P1として回転中心A0から水平方向に基板Wの半径に目標精度の正の許容値を加えた距離Rだけ離れた位置としている。このとき、回転中心A0に対して基板中心W0が押圧ブロック71側に存在している場合には、押圧ブロック71と基板Wが当接することとなるので、基板Wへの衝撃を抑制するために十分な低速度で押圧ブロック71を駆動させることに留意する。
そうすると、基板中心W0が回転中心A0から偏心している場合には、回転する基板Wは固定配置された押圧ブロック71が障害となって基板Wの端面が押圧ブロック71の当接部位71a(押圧ブロック71の側面)に擦り付けられながら基板Wの位置補正がなされる。具体的には、図9(b)に示すように、基板Wの端面のうち既定位置P1よりも径方向外側の端面位置WE(図9(b)では、実線で示される基板Wの端面のうち太線で示す部分)が押圧ブロック71に当接することで、基板Wが支持ピン5に対して相対移動して基板Wがスピンベース3の回転中心A0側に押し込まれる。こうして、基板Wの回転とともに基板Wの既定位置P1よりも径方向外側の端面位置WEが押圧ブロック71に当接して回転中心A0側に押し込まれる結果、徐々に基板位置が回転中心A0側に向けて矯正されていく(矯正工程;ステップS13)。その結果、所定時間経過後には回転中心A0から基板中心W0までの距離が目標精度内となるように基板Wの位置が補正される。
こうして、基板Wの位置補正が完了すると、制御ユニット4は基板Wの回転を停止させるとともに(ステップS14)、ブロック移動機構73を駆動させて押圧ブロック71を基板Wから側方に離間した離間位置P2に退避させる(ステップS15)。
以上のように、この実施形態によれば、第1実施形態と同様にして基板Wを支持ピン5により滑動自在に支持しながらも基板Wの下面と支持ピン5との間に発生する摩擦力により基板Wを保持して回転させている。そして、押圧ブロック71を配置して押圧ブロック71が基板Wの端面と当接する当接部位71aを既定位置P1に位置決めすることで、回転する基板Wの端面のうち既定位置P1よりも径方向外側の端面位置WEを押圧ブロック71に当接させつつ押し込むことで、基板Wの位置を回転中心A0側に向けて矯正している。これにより、基板中心W0が回転中心A0から所定の範囲内に位置決めされる。このように、支持ピン5により基板Wを回転保持しながらも滑動自在に支持しているので、第1実施形態と同様な作用効果が得られる。すなわち、従来装置で用いられたセンタリング機構等の大がかりな機構を必要とせず、簡素な構成で、精度良く位置決めすることができる。加えて、この構成によれば、第1実施形態で用いた検出センサ74などの検出手段を必要としないのでさらに装置構成を簡素化することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、押圧ブロック71をロッド72に固定していたが、押圧ブロック71に代えてスピンベース3の回転軸方向に伸びる回動軸回りに回動自在なローラをロッド72に軸支させるようにしてもよい。このように構成することで上記した第1実施形態では、基板周囲のスペース等の制約で押圧ブロック71をスピンベース3の回転中心A0の方向に沿って押動できない場合であっても、基板Wの端面の動きに合わせてローラを従動させることにより、基板Wを回転中心A0の方向に向けて移動させて基板中心W0を回転中心A0から所定範囲内に位置決めすることができる。また、上記した第2実施形態では、基板Wの回転に合わせて基板Wの端面にローラを従動させることにより、基板Wの端面とローラ710との間に発生する摩擦を低減して、基板Wが意図しない方向に移動するのを防止することができる。その結果、さらに精度良く基板中心W0と回転中心A0とを合わせることができる。
さらに、上記第2実施形態において、ローラを自発的に回転させるようにしてもよい。図10は、第2実施形態にかかる基板位置補正装置の変形形態を示す側面図である。この変形形態においては、図10に示すようにローラ710を回転させる回転駆動部75を設けて、回転駆動部75によりローラ710を基板Wの回転方向と反対方向(時計回り)に、しかも基板Wの周速と同一となるように回転させている。このように構成することで、基板Wの端面とローラ710との間に速度差が発生するのを防止して、基板Wの端面にローラ710が当接する際の衝撃力を緩和することができる。また、このようにローラ710を自発的に回転させることで、ローラ710が従動しにくい場合、例えばローラ710の周囲側面710aにOリングを備え付けている場合などでも基板Wの端面とローラ710との間に発生する摩擦を低減することができ、精度良く基板中心W0とスピンベース3の回転中心A0とを合わせることができる。
また、ローラ710の横断面形状である円の直径についても、押圧ブロック71と同様にローラ710がノッチNT等の切欠部に入り込むのを防止するため、基板Wの円周がノッチNTによって切り取られる弧の長さLよりも十分に大きくなるように構成するのが望ましい。
また、上記実施形態では押圧ブロック71(またはローラ710)の側面を基板Wの端面に点接触させるようにして基板Wの位置補正を行っているが、押圧ブロック71と基板Wの端面の接触形態はこれに限定されない。すなわち、押圧ブロック71の横断面を円形状とすることなく、他の形状として点接触させてもよい。あるいは押圧ブロック71と基板Wの端面とを点接触でなく線接触させるようにしてもよい。
ここで、押圧ブロックと基板Wの端面とを線接触させる場合には、図11に示すように、押圧ブロック77はノッチNTによって基板Wの円周が切り取られる弧の長さLよりも大きな幅Bを有する接触面77aを備えるように構成するのが望ましい。このように構成することで、押圧ブロック77がノッチNTに入り込むのを防止して安定に基板Wを位置決めすることができる。
また、上記第2実施形態では基板Wの回転開始後に押圧ブロック71を駆動させて当接部位71a(押圧ブロック71の側面)を既定位置P1に位置決めしているが、これに限らず基板Wの回転開始前に押圧ブロック71を駆動させて当接部位71aを既定位置P1に位置決めするようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では回転する基板Wに対して押圧ブロック71を所定の時間連続して当接させて基板Wの位置を矯正させているが、押圧ブロック71を回転する基板の端面に対して離当接させながら基板の位置を矯正させるようにしてもよい。このように構成することで、基板Wと押圧ブロック71(ローラ710または押圧ブロック77)との間の摩擦を低減することができ、基板Wが磨耗や損傷するのを防止することができる。この場合、制御ユニット4は、基板Wの周面全体に押圧ブロック71が当接するように離当接の周期を制御することが望ましい。
さらに、上記第2実施形態において、基板Wの周縁部に形成されたノッチNTの影響を完全に排除するために、ノッチNTを検出するセンサを設けてもよい。このように構成することで、センサがノッチNTを検知したときに押圧ブロック71(ローラ710または押圧ブロック77)を基板Wの端面に当接可能な位置(既定位置P1)から一時的に離間させることができる。これにより、ノッチNTと押圧ブロック71との接触が完全に排除され、基板Wが意図しない方向に位置ずれするのを防止することができる。
この発明は、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板を回転させて該基板の位置補正を行う基板位置補正装置に適用することができる。
この発明にかかる基板位置補正装置の第1実施形態を示す図である。 図1の基板位置補正装置の側面図である。 基板のノッチと押圧ブロックの形状との関係を説明する図である。 図1の基板位置補正装置の動作を示すフローチャートである。 図1の基板位置補正装置の動作を説明するための図である。 検出センサによる検出結果を示すグラフである。 この発明にかかる基板位置補正装置の第2実施形態を示す図である。 図7の基板位置補正装置の動作を示すフローチャートである。 図7の基板位置補正装置の動作を説明するための図である。 第2実施形態にかかる基板位置補正装置の変形形態を示す図である。 押圧ブロックの変形態様を示す図である。
符号の説明
2…回転駆動機構(回転手段)
3…スピンベース(回転部材)
5…(複数の)支持ピン(支持手段)
71,77…押圧ブロック(押圧部材)
71a…(押圧ブロックの)側面(当接部位)
73…ブロック移動機構(駆動手段)
74…検出センサ(検出手段)
75…回転駆動部
77a…(基板の端面と線接触する)接触面
710…ローラ(押圧部材)
L…(切欠部によって基板の円周が切り取られる)弧の長さ
NT…ノッチ(切欠部)
P1…既定位置
P2…離間位置
W…基板

Claims (9)

  1. 所定の回転中心回りに回転自在に設けられた回転部材と、
    前記回転部材を回転させる回転手段と、
    前記回転部材から上方に向けて突設され、基板の下面に当接して該基板を水平方向に滑動自在に支持しながらも前記基板の下面との間で発生する摩擦力で前記基板を前記回転部材に保持可能な支持手段と、
    前記回転手段により回転される前記基板の端面のうち前記回転部材の回転中心から最も離れた端面位置を検出する検出手段と、
    前記基板の端面に当接して該基板を水平方向に押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を駆動することで前記押圧部材が前記基板と当接する当接部位を前記回転部材の回転中心から水平方向に前記基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置と、前記基板から離間した離間位置とに位置決めする駆動手段と
    を備え、
    前記駆動手段は前記押圧部材を駆動させて前記当接部位を前記既定位置に位置決めすることで、前記検出手段により検出された前記端面位置が前記既定位置に一致するまで前記回転部材の回転中心側に向けて前記押圧部材により前記基板を押動することを特徴とする基板位置補正装置。
  2. 所定の回転中心回りに回転自在に設けられた回転部材と、
    前記回転部材を回転させる回転手段と、
    前記回転部材から上方に向けて突設され、基板の下面に当接して該基板を水平方向に滑動自在に支持しながらも前記基板の下面との間で発生する摩擦力で前記基板を前記回転部材に保持可能な支持手段と、
    前記基板の端面に当接して該基板を水平方向に押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を駆動することで前記押圧部材が前記基板と当接する当接部位を前記回転部材の回転中心から水平方向に前記基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置と、前記基板から離間した離間位置とに位置決めする駆動手段と
    を備え、
    前記駆動手段は前記押圧部材を駆動させて前記当接部位を前記既定位置に位置決めするように前記押圧部材を配置して、回転する前記基板の端面のうち該既定位置よりも径方向外側の端面位置を前記押圧部材に当接させつつ押圧することで前記基板の位置を前記回転部材の回転中心側に向けて矯正させることを特徴とする基板位置補正装置。
  3. 前記押圧部材は前記基板の端面に当接可能に構成され前記回転部材の回転軸方向に伸びる回動軸回りに回動自在なローラを備える請求項1または2記載の基板位置補正装置。
  4. 前記押圧部材は前記基板の端面に当接可能に構成され前記回転部材の回転軸方向に伸びる回動軸回りに回動自在なローラと、該ローラを回転させる回転駆動部とを備え、
    前記回転駆動部は前記基板の回転方向と反対方向に、しかも前記基板の周速と同一となるように前記ローラを回転させる請求項2記載の基板位置補正装置。
  5. 前記基板の周縁部には切欠部が形成されており、
    前記ローラの直径は前記切欠部によって前記基板の円周が切り取られる弧の長さよりも大きい請求項3または4記載の基板位置補正装置。
  6. 前記基板の周縁部には切欠部が形成されており、
    前記押圧部材は前記切欠部によって前記基板の円周が切り取られる弧の長さよりも大きな幅を有する、前記基板の端面と線接触する接触面を備える請求項1または2記載の基板位置補正装置。
  7. 回転部材上に上方に向けて設けられた支持手段により基板を滑動自在に支持しながらも前記基板の下面と前記支持手段との間に発生する摩擦力で前記基板を保持して回転させる回転工程と、
    前記回転工程の間に前記回転部材の回転中心から最も離れた前記基板の端面位置を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された前記端面位置が前記基板の端面に当接して該基板を押圧する押圧部材と対向するまで前記基板を回転させて該対向位置で前記基板を位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決め工程において位置決めされた前記基板の前記端面位置を前記押圧部材により前記回転部材の回転中心から水平方向に前記基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置まで前記回転部材の回転中心側に向けて押動する押動工程と
    を備えたことを特徴とする基板位置補正方法。
  8. 回転部材上に上方に向けて設けられた支持手段により基板を滑動自在に支持しながらも前記基板の下面と前記支持手段との間に発生する摩擦力で前記基板を保持して回転させる回転工程と、
    前記回転工程の前あるいは前記回転工程の間に、前記基板の端面に当接して該基板を押圧する押圧部材を配置して、前記押圧部材が前記基板の端面と当接する当接部位を前記回転部材の回転中心から水平方向に前記基板の半径に対応して定められた距離だけ離れた既定位置に位置決めする配置工程と、
    前記回転工程の間、回転する前記基板の端面のうち前記既定位置よりも径方向外側の端面位置が前記押圧部材に当接しつつ押圧されることで前記基板の位置が前記回転部材の回転中心側に向けて矯正される矯正工程と
    を備えたことを特徴とする基板位置補正方法。
  9. 前記矯正工程は、前記押圧部材が回転する前記基板の端面に対して離当接しながら前記基板の位置を矯正する請求項8記載の基板位置補正方法。
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