JP2006139863A - 光ディスクの可視情報の取得方法、及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスクの可視情報の取得方法、及び光ディスク再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 光ディスクに存在する可視情報を取得し、パーソナルコンピュータ等の画面上に光ディスクメディアを個別の画像やアイコン等で表示させることで、使用性や利便性が向上する可視情報取得方法を提供する。また、新たな装置を必要とせず、安価に実現することを目的とする。
【解決手段】 光ディスクの可視情報の存在する面にレーザを照射し、その反射光をディジタルデータに変換するディジタル化工程S102と、前記ディジタル化工程S102で生成したディジタルデータを所定の動作クロックのタイミングで取得するデータ取得工程S103と、前記データ取得工程S103で取得したディジタルデータを格納するデータ格納処理工程S106とを含み、光ディスクから可視情報を取得するようにした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、CDやDVD等の光ディスクの可視情報の取得方法、及び光ディスク再生装置に関し、特に、光ディスクの記録面もしくはラベル面の文字や画像等の可視情報を取得する光ディスクの可視情報の取得方法、及び光ディスク再生装置に関するものである。
通常光ディスクには、データを所定の基本周期Tに対して、周期3T、4T、等のマークとスペースを用いて記録されている。基本周期Tは、CDの場合は1倍速で約231nsであり、DVD−ROMやDVD−R/RW等の場合は、1倍速で約38.4nsである。また構成されるマークやスペースも、CDの場合は、最小の周期が3Tであり、最大の周期が11Tである。DVDの場合は最小の周期が3Tであり、最大の周期が14Tである。従来は光ディスクに対してレーザを照射し、その反射光の信号に対してPLL(Phase Locked Loop)を掛けてクロックを生成し、マーク/スペースを分離している。またその結果得られたデータに対して、復調処理やエラー訂正処理、エラー検出処理、デスクランブル処理等を実施してユーザデータとして使用する(例えば、特許文献1参照)。
また、上記とは異なり、光ディスクの記録面に非常に長いマークやスペースを記録することにより、マーク/スペース部の反射率の違いによって、人間の目によって光ディスク上に記録された文字や画像等の情報を判断可能な可視情報を記録する方法がある(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
また、光ディスクに可視情報を記録する方法として、記録時にマーク形成のためのレーザの光量を変化させることで、規定のマーク/スペースを記録したまま、光量の相違箇所の反射率の違いによって、人間の目によって光ディスク上に記録された文字や画像等の情報を判断可能な可視情報を記録する方法がある。この方法においては、実際に使用するユーザデータ記録領域に可視情報を記録することが可能である(例えば、特許文献4参照。)。そして、この従来における光ディスクからのデータ取得技術では、光ディスクから所定の基本周期Tに対応したデータを読み出し、復調等の処理を実施することにより、光ディスクに記録されたユーザデータを取得していた。
特開2003−208751号公報 特開2002−367173号公報 特開2003−162819号公報 特開平11−134648号公報
一方で、可視情報が存在する光ディスクから該可視情報をデータとして取得する手段としては、スキャナーやデジタルカメラ等の装置を用いて可視情報を読み取る手段が考えられる。しかしながら、スキャナーやデジタルカメラ等の装置機能を光ディスク再生装置に新たに設けることは、製品コスト等の理由から現実的には不可能であるといった問題点があった。
本発明は、このような問題を解決するために為されたものであり、従来の光ディスク再生装置の基本的な構成を用いて光ディスク上に存在する可視情報の取得を可能にする可視情報取得方法、及び光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明の請求項1に係る可視情報取得方法は、可視情報が存在する光ディスクから可視情報を取得する可視情報取得方法であって、前記光ディスクの可視情報の存在する面にレーザを照射し、その反射光をディジタルデータに変換するディジタル化工程と、前記ディジタル化工程で生成したディジタルデータを所定の動作クロックのタイミングで取得するデータ取得工程と、前記データ取得工程で取得したディジタルデータを格納するデータ格納工程とを含み、前記光ディスクから可視情報を取得するものである。
また、本発明の請求項2に係る可視情報取得方法は、請求項1に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程で取得したディジタルデータの光ディスク上の物理的な位置を特定する位置特定工程をさらに含み、前記データ格納工程は、前記位置特定工程で特定した位置を示す位置情報とともに前記取得したディジタルデータを記憶装置に格納するものである。
また、本発明の請求項3に係る可視情報取得方法は、請求項2に記載の可視情報取得方法において、前記位置特定工程では、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスクの記録面に記録されたアドレス情報に基づいて行うものとしたものである。
また、本発明の請求項4に係る可視情報取得方法は、請求項2に記載の可視情報取得方法において、前記位置特定工程では、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスク上に記録された、該光ディスクの物理的な位置を特定するための方位位置情報に基づいて行うものとしたものである。
また、本発明の請求項5に係る可視情報取得方法は、請求項4に記載の可視情報取得方法において、前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報であるものとしたものである。
また、本発明の請求項6に係る可視情報取得方法は、請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程は、光ディスクの記録面に記録された情報から生成されたクロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するものである。
また、本発明の請求項7に係る可視情報取得方法は、請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程は、特定の周波数を有する自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するものである。
また、本発明の請求項8に係る可視情報取得方法は、請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程は、光ディスクに対するレーザの照射位置に応じた線速度、もしくは光ディスクの回転数に基づいて生成された自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するものである。
また、本発明の請求項9に係る可視情報取得方法は、請求項1から請求項8の何れかに記載の可視情報取得方法において、前記ディジタル化工程は、スライスレベルを用いてアナログ信号の反射光を二値化するものである。
また、本発明の請求項10に係る可視情報取得方法は、請求項1から請求項8の何れかに記載の可視情報取得方法において、前記ディジタル化工程は、AD変換を行うことによりアナログ信号の反射光を多値化するものである。
また、本発明の請求項11に係る可視情報取得方法は、請求項1から請求項10の何れかに記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程で取得されたデータを圧縮するデータ圧縮工程をさらに含むものである。
また、本発明の請求項12に係る光ディスク再生装置は、可視情報が存在する光ディスクから可視情報を取得する光ディスク再生装置であって、前記光ディスクの可視情報の存在する面にレーザを照射する光ピックアップと、前記光ピックアップの照射により得られた反射光をディジタルデータに変換するディジタル化処理部と、前記ディジタル化処理部で生成したディジタルデータを所定の動作クロックのタイミングで取得するデータ取得部と、前記データ取得部で取得したディジタルデータを格納する記憶部とを備え、前記光ディスクから可視情報を取得するものである。
また、本発明の請求項13に係る光ディスク再生装置は、請求項12に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部で取得したディジタルデータの光ディスク上の物理的な位置を特定する位置特定部をさらに備え、前記記憶部は、前記位置特定部で特定した位置を示す位置情報とともに前記データ取得部で取得したデータを格納するものである。
また、本発明の請求項14に係る可視情報取得方法は、請求項13に記載の光ディスク再生装置において、前記位置特定部は、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスクの記録面に記録されたアドレス情報に基づいて行うものとしたものである。
また、本発明の請求項15に係る光ディスク再生装置は、請求項13に記載の光ディスク再生装置において、前記位置特定部は、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスク上に記録された、該光ディスクの物理的な位置を特定するための方位位置情報に基づいて行うものとしたものである。
また、本発明の請求項16に係る光ディスク再生装置は、請求項15に記載の光ディスク再生装置において、前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報であるものとしたものである。
また、本発明の請求項17に係る光ディスク再生装置は、請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部は、光ディスクの記録面に記録された情報から生成されたクロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するものである。
また、本発明の請求項18に係る可視情報取得方法は、請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部は、特定の周波数を有する自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するものである。
また、本発明の請求項19に係る光ディスク再生装置は、請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部は、光ディスクに対するレーザの照射位置に応じた線速度、もしくは光ディスクの回転数に基づいて生成された自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するものである。
また、本発明の請求項20に係る光ディスク再生装置は、請求項12から請求項19の何れかに記載の光ディスク再生装置において、前記ディジタル化処理部は、スライスレベルを用いてアナログ信号の反射光を二値化するものである。
また、本発明の請求項21に係る光ディスク再生装置は、請求項12から請求項19の何れかに記載の光ディスク再生装置において、前記ディジタル化処理部は、AD変換を行うことによりアナログ信号の反射光を多値化するものである。
また、本発明の請求項22に係る光ディスク再生装置は、請求項12から請求項21の何れかに記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部で取得されたデータを圧縮するデータ圧縮部をさらに備えたものである。
また、本発明の請求項23に係る光ディスクは、該光ディスク上の物理的な位置を特定するための情報である方位位置情報が記録されたものである。
また、本発明の請求項24に係る光ディスクは、請求項23に記載の光ディスクにおいて、前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報であるものとしたものである。
本発明の請求項1に係る可視情報取得方法によれば、可視情報が存在する光ディスクから可視情報を取得する可視情報取得方法であって、前記光ディスクの可視情報の存在する面にレーザを照射し、その反射光をディジタルデータに変換するディジタル化工程と、前記ディジタル化工程で生成したディジタルデータを所定の動作クロックのタイミングで取得するデータ取得工程と、前記データ取得工程で取得したディジタルデータを格納するデータ格納工程とを含み、前記光ディスクから可視情報を取得するので、通常の光ディスクの再生が可能な装置の一部を用いることにより、可視情報の取得を安価に行うことができ、その結果、パーソナルコンピュータの画面上や、DVDプレーヤー等を用いたテレビ画面上において、光ディスク再生装置に入っている光ディスクメディアの可視情報を個別の画像やアイコン等で表示することができ、使用性や利便性が向上できる効果がある。
また、本発明の請求項2に係る可視情報取得方法によれば、請求項1に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程で取得したディジタルデータの光ディスク上の物理的な位置を特定する位置特定工程をさらに含み、前記データ格納工程は、前記位置特定工程で特定した位置を示す位置情報とともに前記取得したディジタルデータを記憶装置に格納するので、光ディスク上に存在する可視情報の該光ディスク上の物理的な位置を特定することで、可視情報を取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項3に係る可視情報取得方法によれば、請求項2に記載の可視情報取得方法において、前記位置特定工程では、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスクの記録面に記録されたアドレス情報に基づいて行うものとしたので、光ディスクの記録面上に記録された可視情報の位置特定を物理アドレスまたは論理アドレス等を用いて行うことができるとともに、そのアドレス情報を用いて、隣接するトラック間の相対関係を使用し、取得したデータに対して補正を行うことができる効果がある。
また、本発明の請求項4に係る可視情報取得方法によれば、請求項2に記載の可視情報取得方法において、前記位置特定工程では、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスク上に記録された、該光ディスクの物理的な位置を特定するための方位位置情報に基づいて行うものとしたので、光ディスクのラベル面等アドレス情報の存在しないディスク面上に記録された可視情報を読み出すことができるとともに、隣接するトラック間の相対関係を取得、または補正することができる効果がある。
また、本発明の請求項5に係る可視情報取得方法によれば、請求項4に記載の可視情報取得方法において、前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報であるものとしたので、読み出したディジタルデータの光ディスク上における物理的な位置を特定することができる効果がある。
また、本発明の請求項6に係る可視情報取得方法によれば、請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程は、光ディスクの記録面に記録された情報から生成されたクロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するので、データ再生時に使用するクロックをそのまま用いることにより、回路規模を抑えて安価に可視情報をサンプリングすることができる効果がある。
また、本発明の請求項7に係る可視情報取得方法によれば、請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程は、特定の周波数を有する自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するので、可視情報として非常に長いマークやスペースで構成されている場合など、反射光により得られるデータに対してPLLによりクロックを生成することが困難な場合においても、水晶発振器等を用いて所定の自走クロックを生成し、そのクロックを用いて、データを取得することで安定したデータ取得ができ、また、光ディスクのラベル面に存在する可視情報を取得する場合においても可視情報を読み出すことができる効果がある。
また、本発明の請求項8に係る可視情報取得方法によれば、請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程は、光ディスクに対するレーザの照射位置に応じた線速度、もしくは光ディスクの回転数に基づいて生成された自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するので、可視情報として非常に長いマークやスペースで構成されている場合など、反射光により得られるデータに対してPLLによりクロックを生成することが困難な場合においても、水晶発振器等を用いて所定の自走クロックを生成し、そのクロックを用いて、データを取得することで安定したデータ取得ができ、また、光ディスクのラベル面に存在する可視情報を取得する場合においても可視情報を読み出すことができる効果がある。
また、データのサンプリング中にレーザを照射している位置の線速度、もしくは光ディスクの回転数が変動した場合においても、その線速度や回転数に応じてサンプリングタイミングを調整するため、読み出した可視情報に歪みを発生させず、ディスク全面において一様な縮尺で可視情報を取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項9に係る可視情報取得方法によれば、請求項1から請求項8の何れかに記載の可視情報取得方法において、前記ディジタル化工程は、スライスレベルを用いてアナログ信号の反射光を二値化するので、可視情報を1、0の二値のディジタル情報として取得することが簡易な回路構成で実現でき、また、通常の光ディスク再生装置においては、反射光を最終的に二値化してディジタルデータとして使用する機構が含まれているため、それらの機構を流用することにより、安価に可視情報をディジタル情報として取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項10に係る可視情報取得方法によれば、請求項1から請求項8の何れかに記載の可視情報取得方法において、前記ディジタル化工程は、AD変換を行うことによりアナログ信号の反射光を多値化するので、記録時にレーザの光量に変化させる等により、反射率を変化させて可視情報を記録してある光ディスクに対して、その位置における反射率を多値化して濃淡情報や、色彩情報として取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項11に係る可視情報取得方法によれば、請求項1から請求項10の何れかに記載の可視情報取得方法において、前記データ取得工程で取得されたデータを圧縮するデータ圧縮工程をさらに含むので、反射率の違いが発生する最小周期内における反射率の変化点を取得することなく、可視情報を鮮明に取得することができるとともに、データ格納のためにDRAM等のメモリを使用していた場合、メモリの使用量を減らすことができる効果がある。
また、本発明の請求項12に係る光ディスク再生装置によれば、可視情報が存在する光ディスクから可視情報を取得する光ディスク再生装置であって、前記光ディスクの可視情報の存在する面にレーザを照射する光ピックアップと、前記光ピックアップの照射により得られた反射光をディジタルデータに変換するディジタル化処理部と、前記ディジタル化処理部で生成したディジタルデータを所定の動作クロックのタイミングで取得するデータ取得部と、前記データ取得部で取得したディジタルデータを格納する記憶部とを備え、前記光ディスクから可視情報を取得するので、通常の光ディスクの再生が可能な装置の一部分を用いることにより、可視情報の取得を安価に行うことができ、その結果、パーソナルコンピュータの画面上や、DVDプレーヤー等を用いたテレビ画面上において、光ディスク再生装置に入っている光ディスクメディアの可視情報を個別の画像やアイコン等で表示することができ、使用性や利便性が向上できる効果がある。
また、本発明の請求項13に係る光ディスク再生装置によれば、請求項12に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部で取得したディジタルデータの光ディスク上の物理的な位置を特定する位置特定部をさらに備え、前記記憶部は、前記位置特定部で特定した位置を示す位置情報とともに前記データ取得部で取得したデータを格納するので、光ディスク上に存在する可視情報の該光ディスク上の物理的な位置を特定することで、可視情報を取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項14に係る光ディスク再生装置によれば、請求項13に記載の光ディスク再生装置において、前記位置特定部は、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスクの記録面に記録されたアドレス情報に基づいて行うものとしたので、光ディスクの記録面上に記録された可視情報の位置特定を物理アドレスまたは論理アドレス等を用いて行うことができるとともに、そのアドレス情報を用いて、隣接するトラック間の相対関係を使用し、取得したデータに対して補正を行うことができる効果がある。
また、本発明の請求項15に係る光ディスク再生装置によれば、請求項13に記載の光ディスク再生装置において、前記位置特定部は、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスク上に記録された、該光ディスクの物理的な位置を特定するための方位位置情報に基づいて行うので、光ディスクのラベル面等アドレス情報が存在しないディスク面上に記録された可視情報を読み出すことができるとともに、隣接するトラック間の相対関係を取得、または補正することができる効果がある。
また、本発明の請求項16に係る光ディスク再生装置によれば、請求項15に記載の光ディスク再生装置において、前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報であるものとしたので、読み出したディジタルデータの物理的な位置を特定することができる効果がある。
また、本発明の請求項17に係る光ディスク再生装置によれば、請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部は、光ディスクの記録面に記録された情報から生成されたクロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するので、データ再生時に使用するクロックをそのまま用いることにより、回路規模を抑えて安価に可視情報をサンプリングすることができる効果がある。
また、本発明の請求項18に係る光ディスク再生装置によれば、請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部は、特定の周波数を有する自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するので、可視情報として非常に長いマークやスペースで構成されている場合など、反射光により得られるデータに対してPLLによりクロックを生成することが困難な場合においても、水晶発振器等を用いて所定のクロックを生成し、そのクロックを用いて、データを取得することで安定したデータ取得ができ、また、光ディスクのラベル面に存在する可視情報を取得する場合においても可視情報を読み出すことができる効果がある。
また、本発明の請求項19に係る光ディスク再生装置によれば、請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部は、光ディスクに対するレーザの照射位置に応じた線速度、もしくは光ディスクの回転数に基づいて生成された自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得するので、可視情報として非常に長いマークやスペースで構成されている場合など、反射光により得られるデータに対してPLLによりクロックを生成することが困難な場合においても、水晶発振器等を用いて所定のクロックを生成し、そのクロックを用いて、データを取得することで安定したデータ取得ができ、また、光ディスクのラベル面に存在する可視情報を取得する場合においても可視情報を読み出すことができる効果がある。
また、データのサンプリング中にレーザを照射している位置の線速度、もしくは光ディスクの回転数が変動した場合においても、その線速度や回転数に応じてサンプリングタイミングを調整するため、読み出した可視情報に歪みを発生させず、ディスク全面において一様な縮尺で可視情報を取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項20に係る光ディスク再生装置によれば、請求項12から請求項19の何れかに記載の光ディスク再生装置において、前記ディジタル化処理部は、スライスレベルを用いてアナログ信号の反射光を二値化するので、可視情報を1、0の二値のディジタル情報として取得することが簡易な回路構成で実現でき、また、通常の光ディスク再生装置においては、反射光を最終的に二値化してディジタルデータとして使用する機構が含まれているため、それらの機構を流用することにより、安価に可視情報をディジタル情報として取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項21に係る光ディスク再生装置によれば、請求項12から請求項19の何れかに記載の光ディスク再生装置において、前記ディジタル化処理部は、AD変換を行うことによりアナログ信号の反射光を多値化するので、記録時にレーザの光量に変化させる等により、反射率を変化させて可視情報を記録してある光ディスクに対して、その位置における反射率を多値化して濃淡情報や、色彩情報として取得することができる効果がある。
また、本発明の請求項22に係る光ディスク再生装置によれば、請求項12から請求項21の何れかに記載の光ディスク再生装置において、前記データ取得部で取得されたデータを圧縮するデータ圧縮部をさらに備えたので、反射率の違いが発生する最小周期内における反射率の変化点を取得することなく、可視情報を鮮明に取得することができるとともに、データ格納のためにDRAM等のメモリを使用していた場合、メモリの使用量を減らすことができる効果がある。
また、本発明の請求項23に係る光ディスクによれば、該光ディスク上の物理的な位置を特定するための情報である方位位置情報が記録されたので、アドレス情報が存在しないディスク面においても光ディスク上における物理的な位置を特定できる光ディスクを提供することができる効果がある。
また、本発明の請求項24に係る光ディスクによれば、請求項23に記載の光ディスクにおいて、前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報であるものとしたので、読み出したディジタルデータの光ディスク上の物理的な位置を特定することができる光ディスクを提供することができる効果がある。
(実施の形態1)
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態1に係る可視情報取得方法について説明する。
一般的に、光ディスク再生装置は、図示しないが、例えば、光ディスクを回転駆動するためのモータと、光ディスクに対してレーザを照射し、その反射光を検出して光ディスクに記録されている規定のマークやスペースを検出し情報を読み取るための光ピックアップと、光ピックアップを所定の位置に移動し、フォーカス状態とトラッキング状態を保つためのサーボコントローラと、光ピックアップを通して光ディスクから読み出されたアナログ信号をディジタル信号へ変換するデジタル化処理部と、光ディスクから読み出したデータに対して、復調処理、誤り訂正処理、誤り検出処理、デスクランブル処理等を行う処理部と、データを一時的に格納するための誤り訂正ワークメモリと、以上の処理部を制御する制御部とから構成されている。
本発明は、前記したような一般的な光ディスク再生装置の一部を用いて可視情報の取得を可能にするものであり、例えば、図1に示すような構成要素を設けることにより可視情報を取得する。
図1は、本発明の実施の形態1による光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
図1において、モータ101は、光ディスク100を回転駆動するためのものであり、CAV方式もしくは、CLV方式によって光ディスク100を回転させる。
光ピックアップ102は、光ディスク100に対してレーザを照射し、その反射光を検出して光ディスクに記録されている情報を読み取るものであり、サーボコントローラ(図示せず)によるその動作が制御されている。
光ピックアップ103は、光ディスク100に対してレーザを照射し、その反射光を検出するものであり、光ディスク100に記録されている、光ディスク上の物理的な位置を特定するための情報である方位位置情報を検出するためのものである。
データ処理部104は、光ピックアップ102からの情報に基づいて光ディスク上に存在する可視情報を取得するものであり、デジタル化処理部11と、データ取得部12と、データ圧縮部13と、データ格納メモリ14と、アドレス取得部15と、方位検出部16と、制御部17とから構成されている。
ディジタル化処理部11は、光ピックアップ102より光ディスクの可視情報の存在する面に照射されたレーザの反射光をディジタルデータに変換する。なお、ディジタル信号に変換する方法としては、図2に示すように、所定のスライスレベルを用いて、スライスレベル以上の信号レベルを1、スライスレベル以下の信号レベルを0として、1と0の二値に変換することが考えられる。このとき、スライスレベルの位置を変更することにより、可視情報全体における明暗を変えることができる。
また、光ディスクに存在する可視情報が濃淡または、色彩を持っており、それらの反射率が異なっている場合に、図3に示すように、反射光に対してAD(アナログディジタル)変換を行い、多値化することが考えられる。なお、図3においては、多値化として5値に分割しているが、5値に限らず、例えば256段階に分割し、8ビットで表現することや、65536段階に分割して16ビットで表現する方法も有用である。
データ取得部12は、制御部17から供給されるクロック信号のタイミングでディジタル信号をサンプリングする。これにより、図2や図3に示したように、可視情報をクロックの周期に応じた分解能で取得することができる。なお、このタイミングクロックは、制御部17からデータ処理部104を構成する各構成要素に供給されるものである。
次に、データ圧縮部13であるが、可視情報を取得するために必要となる情報量は、人が視認できる程度の情報で足りるため、光ディスクの記録面に記録されたデータのように詳細なデータを取得する必要はない。そこで、本実施の形態1では、このようにデータ圧縮部13を設けてデータ圧縮を行うこととし、データの処理負担の軽減を図る構成をとっている。
このデータ圧縮部13は、データ取得部12で取得したサンプリングデータを所定周期で圧縮するものである。このデータの圧縮方法としては、所定周期内のサンプリングデータを平均したものとする方法や図4に示したような所定周期内において最多発生したデータを使用する方法がある。なお、データ圧縮部13によるデータの圧縮は、データ格納メモリ14へデータを格納した後に行ってもよく、また、データの圧縮を行わなくてもよい。
また、データ圧縮部13を設けないことも可能であり、これにより、回路規模を縮小することができる。
データ格納メモリ14は、データを格納する記憶部であり、例えば、DRAMメモリ等を使用すると安価に実現可能となる。また、データ圧縮部13でデータ圧縮することにより、データ格納メモリに格納されるデータ量を減らすことができ、メモリの使用効率を高めることができる。
アドレス取得部15は、光ディスク100の記録面に記録された物理アドレス情報等を元に、光ディスク100のアドレス情報を取得するものであり、取得したアドレス情報を制御部17に出力する。
方位検出部16は、光ピックアップ103より光ディスクの可視情報の存在する面に照射されたレーザの反射光から、光ディスク上の物理的な位置を特定するための情報である方位位置情報を検出するものであり、検出した方位位置情報を制御部17に出力する。なお、方位位置情報とは、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度等を判断するための情報であり、例えば、図5に示すような、光ディスク上に予め設けられた方位判別用のマーク202等が該当する。
次に、制御部17は、データ処理部104を構成する各構成要素を制御するとともに、次の2つの処理を行う。
先ず、制御部17は、各構成要素の動作タイミングを制御する動作クロックを生成するクロック生成部として動作する。この動作クロックの生成方法としては、次のようなものが考えられる。光ディスクの記録面に可視情報が記録されている場合には、光ディスクに予め記録されているWOBBLE信号に対してPLLを使用して生成した、データ再生時に使用するクロック信号をそのまま利用する方法がある。光ディスクのラベル面に存在する可視情報のようにWOBBLE信号が取得できない場合等については、制御部17は、水晶発振器等を用いて特定の周期の自走クロックを生成することが考えられる。なお、この特定の周期の自走クロックを用いて動作クロックを生成する場合には、光ディスクに対してレーザを照射している位置の線速度、もしくは光ディスクの回転数に基づいてクロックの周期を決定することが望ましい。クロックの周期を、光ディスクの回転数や光ピックアップの照射位置における線速度情報に基づいて変更することにより、可視情報の取得中に回転数等の変動に対しても対応することができ、データ取得部12は歪みのない可視情報を取得することが可能となるからである。
次に、制御部17は、アドレス取得部或いは方位検出部から出力される情報に基づいて、データ取得部12が取得したディジタルデータの光ディスク上における物理的な位置を特定する位置特定部として動作し、該特定した位置情報の格納制御とともにデータ格納メモリ14に対するデジタルデータの格納制御を行う。
これは、光ディスク上に存在する可視情報を正確に取得するためには、読み出されたディジタルデータの記録された光ディスク上の物理的な位置を特定することが必要になるからである。
光ディスク上の物理的な位置の特定方法としては、先ず、光ディスク上の記録面に記録されたアドレス情報を用いたものが考えられる。
また、光ディスクのラベル面に存在する可視情報を取得するような場合には、このアドレス情報が存在しないため、方位検出部16で検出した方位位置情報に基づいて、光ディスク上の物理的な位置を検出することが考えられる。
この方位位置情報の取得は、光ピックアップ103を用いてディスク内周に対してレーザを照射し、その反射光から方位検出部16が方位判別用マーク202を検出することにより行われる。そして、制御部17は、この方位位置情報に基づいて、読出しを行う各トラック毎の基準となる位置を特定し、読出し中のデータの光ディスク上の物理的な位置を特定する。
なお、ここでは、光ディスクの内周位置に設けられた方位位置情報である方位判別用のマーク202を検出するために方情報検出用に光ピックアップ103を設けるものについて説明したが、光ピックアップ102のレーザ光を制御することにより、方位位置情報を検出できる場合には、1つの光ピックアップを用いて前記方位位置情報の検出を行うことも可能である。
また、方位位置情報はラベル面または記録面どちらに設けてもよく、可視情報の記録されたディスク面において、該可視情報の光ディスク上における物理的な位置を特定できるように設ければよい。
次に、この本発明の実施の形態1による光ディスク再生装置の動作について図6を用いて説明する。
図6は本実施の形態1における可視情報取得方法の工程を説明するためのフローチャートである。
図6には、可視情報を取得するための手順を記載しており、図示はしていないが、本工程のスタートに至るまでに、光ディスクが所定の回転数で回転しているとともに、光ピックアップによりレーザが照射され、フォーカスやトラッキングがかけられている。
データ格納開始判定工程S101は、制御部17が、可視情報の取得開始条件を満たされていることを判断する工程である。この可視情報の取得開始条件は、制御部17が光ピックアップ102の光ディスク100上における位置を正確に検出するための条件である。例えば、光ディスク上に存在する可視情報を1トラック毎に読み出して格納する場合には、先ず、光ディスクの半径方向に対して基準となる位置を決める。これが取得開始条件となる。そして、当該基準位置に光ピックアップ102が到達したことにより可視情報の取得開始条件を満たすこととなる。
具体的には、光ディスクの記録面に存在する可視情報を取得する場合は、光ディスクに予め埋め込まれた物理アドレスをアドレス取得部15が検出し、制御部17が、該検出した物理アドレスが所定の基準位置となるアドレス値に到達したことを開始条件として判断する方法がある。また、光ディスクのラベル面に存在する可視情報を取得する場合などにおいては、アドレスが存在しないため、アドレス情報を利用できない。そのため、前述のように方位検出部16により光ディスク上に記録された方位位置情報を検出して光ディスク100の方位を特定し、制御部17が、光ピックアップ102が所定の方位に到達したことを開始条件として判断する方法がある。そして、データ格納開始判定工程S101において、データ格納開始条件が満たされた場合、反射光のディジタル化工程S102に移行する。
ここで、可視情報の取得開始条件を満たした後は、ステップS102からステップS106の処理を行うこととなるが、該可視情報の取得終了判定は、例えば前述のような1トラック毎に読み出しを行う場合、可視情報の取得開始位置から光ディスクの1トラック分の読出しが終了した時点で、後述するデータ格納終了判定工程S107における可視情報の取得終了条件を満たすこととなり、1トラック分のデータ格納を終了する。そして、光ディスク上の可視情報の取得処理は、このような処理を光ディスク100の半径方向における各トラック毎に繰り返し行うことにより、光ディスク上の全体に存在する可視情報の取得が行われる。すなわち、本フローチャートでは、このデータ格納開始判定工程S101、データ格納終了判定工程S107によって、制御部17が、光ピックアップ102の光ディスク上における物理的な位置を特定することにより、光ディスク上に存在する可視情報を正確に取得することを可能にしている。
反射光のディジタル化工程S102は、デジタル化処理部11が、光ディスクに照射したレーザの反射光をアナログ信号からディジタル信号に変換する工程である。具体的には、図2、及び図3を用いて前述したように、スライスレベルを用いてアナログ信号の反射光を二値化する方法と、AD変換を行うことによりアナログ信号の反射光を多値化する方法とがある。
データ取得処理工程S103は、データ取得部12が、ディジタル化工程S102において生成されたディジタル信号を所定の周期でサンプリングする工程である。なお、このサンプリング周期は、制御部17により生成されるクロック信号に基づいて決定される。なお、この制御部17で生成されるクロック信号としては、前述のように、データ再生用のクロック信号をそのまま利用したものや、水晶発振器等を用いて生成した特定周期の自走クロックなどがある。
次に、データ圧縮処理工程S104は、データ圧縮部13が、データ取得処理工程S103において取得したサンプリングデータを所定周期で圧縮する工程である。データの圧縮方法としては、所定周期内のサンプリングデータを平均したものとする場合や、所定周期内において最多発生したデータを使用する場合が考えられる。例えば、図4に示したように、制御部17からのクロック信号に応じてサンプルされた5つの連続データに対して、5つの中で最も発生頻度の高いデータを使用して1つに圧縮する。通常ユーザデータとして光ディスクに記録されているマークやスペースは細かくて目視することは不可能である。そのため可視情報は非常に長いマークやスペースを用いたり、所定の範囲において記録パワーを変化させたりすることで、反射率の違いを実現し目視可能としている。このときの反射率の違いが発生する最小周期よりも、データ取得処理工程S103で用いるサンプル周期を十分小さくした場合、反射率の変化点の誤差を少なく検出することが可能であるが、反射率の変化が発生する最小周期内に発生した異なる反射率のデータも取得してしまい、取得した可視情報が不鮮明になる可能性がある。そのため、データを圧縮することで、反射率の変化が発生する最小周期内に発生した異なる反射率のデータを削除し可視情報を鮮明に取得可能とする。なお、本工程は後述のデータ格納処理工程S106の後に実施してもよく、また、本工程を実施しなくてもよい。
データ圧縮終了判定工程S105は、データ圧縮部13が、データ圧縮処理工程S104において圧縮処理が終了したかどうかを判定する工程である。データ圧縮処理工程S104を行わない場合は、データ格納処理工程S106へ移行する。データ圧縮処理工程S104を行う場合は、データ圧縮が終わり、データ格納メモリ14に格納するデータが生成された時点で、データ格納処理工程S106へ移行する。データ圧縮が終わらない場合は、次のサンプリングデータを取得するために、反射光のディジタル化処理工程S102へ戻る。
データ格納処理工程S106は、データ取得部12で取得したデータをデータ格納メモリ14に格納する工程である。このとき、取得したディジタルデータは、制御部17により特定した、該取得したデータの光ディスク上の物理的な位置を示す位置情報とともに格納する。データ格納メモリ14としては、DRAMメモリを使用すると安価に実現可能となる。またデータ格納メモリ14は、有限な領域をリング状として使用し、図示はしていないが、ATAPI等の転送手段を用いて後段のパーソナルコンピュータ等に転送することで、記憶装置の容量以上のデータを取得可能となる。また、データ圧縮部13によりデータ圧縮処理を行うことで、データ格納メモリ14に格納されるデータ量を減らすことが可能であり、記憶装置の使用効率を高めることができる。
データ格納終了判定工程S107は、可視情報の取得終了条件が満たされていることを判断する工程である。この取得終了条件としては、例えば、光ディスク上に存在する可視情報を1トラック毎に読み出して格納する場合には、トラック1周分のデータの読出しが終了した時点とすることが考えられる。また、この他にも、データ格納開始判定工程S101で開始条件を満たしてから、所定時間後である場合や、所定のアドレスに到達した場合、或いは何らかの異常が発生した場合等を取得終了条件とすることが考えられる。
データ格納終了判定工程S107において、データ格納が終了と判断された場合、処理を終了する。すなわち、これによりデータ格納開始判定工程S101、データ格納終了判定工程S107により特定された、光ディスク上における物理的な位置を示す位置に基づいて可視情報を格納することができる。一方、データ格納が終了と判断されなかった場合は、反射光のディジタル化処理工程S102へ戻り、一連の工程を繰り返す。
なお、ここでは光ディスク上に存在する可視情報を1トラック毎に読み出し格納する処理を光ディスク100の半径方向に対して繰り返し行うことによって、光ディスク上に存在する可視情報を取得するものについて説明したが、可視情報の読出しは1トラック毎に限られず、光ディスク上における光ピックアップ102の位置特定がなされていれば複数トラック毎、或いは全トラックを一度に読み出すことも可能である。
以上のように、本発明の実施の形態1による光ディスク再生装置、及び可視情報取得方法によれば、光ディスクの可視情報の存在する面に照射されたレーザの反射光をディジタル化処理部11にてディジタルデータに変換するディジタル化処理工程S102と、制御部17に含まれるクロック生成部により生成された動作クロックのタイミングでディジタル化処理工程S102でディジタル化したデータをデータ取得部12にてサンプリングするデータ取得工程S103と、データ取得工程S103にてサンプリングしたデータの光ディスク上における物理的な位置を特定する位置特定工程としてデータ格納開始判定工程S101及びデータ格納終了判定工程S107と、位置特定工程で特定した位置を示す位置情報とともにディジタルデータを格納するディジタルデータ格納処理工程S106とを含むようにしたので、通常の光ディスクの再生が可能な装置の一部を用いることにより、可視情報の取得を安価に行うことができ、その結果、パーソナルコンピュータの画面上や、DVDプレーヤー等を用いたテレビ画面上において、光ディスク再生装置に入っている光ディスクメディアの可視情報を個別の画像やアイコン等で表示することができ、使用性や利便性が向上できる。
また、データ取得工程S103で取得したディジタルデータを圧縮するデータ圧縮工程S104を備えたので、反射率の違いが発生する最小周期内における反射率の変化点を取得することなく、可視情報を鮮明に取得することができるとともに、記憶装置に格納されるデータ量を減らすことができ記憶装置の使用効率を高めることができる。
なお、本実施の形態1では、データ処理部104にアドレス取得部15、及び方位検出部16を設け、光ディスクの記録面及びラベル面の何れに記録された可視情報をも読み出し可能な光ディスク再生装置を例にあげて説明したが、もちろん、アドレス取得部15または方位検出部16のいずれか一方のみを備えた光ディスク再生装置を構成することも可能である。
本発明はパーソナルコンピュータやDVDプレーヤーやDVDレコーダー等の光ディスク再生機能を有した光ディスクドライブ搭載装置に有効である。
本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置を示すブロック図である。 スライスレベルを用いて反射光を二値化した場合の変換図である。 AD変換を用いて反射光を多値化した場合の変換図である。 二値化データを圧縮した場合の変換図である。 方位判別可能な可視情報の存在する光ディスクである。 本発明の実施の形態1に係る可視情報読取得方法を示すフローチャートである。
符号の説明
S101 データ格納開始判定工程
S102 ディジタル化処理工程
S103 データ取得処理工程
S104 データ圧縮処理工程
S105 データ圧縮終了判定工程
S106 データ格納処理工程
S107 データ取得終了判定工程
11 ディジタル化処理部
12 データ取得部
13 データ圧縮部
14 データ格納メモリ
15 アドレス取得部
16 方位検出部
17 制御部
100 光ディスク
101 光ディスク回転駆動用のモータ
102 データ取得用の光ピックアップ
103 方位位置情報取得用の光ピックアップ
104 データ処理部
201 可視情報
202 方位判別用マーク

Claims (24)

  1. 可視情報が存在する光ディスクから可視情報を取得する可視情報取得方法であって、
    前記光ディスクの可視情報の存在する面にレーザを照射し、その反射光をディジタルデータに変換するディジタル化工程と、
    前記ディジタル化工程で生成したディジタルデータを所定の動作クロックのタイミングで取得するデータ取得工程と、
    前記データ取得工程で取得したディジタルデータを格納するデータ格納工程とを含み、
    前記光ディスクから可視情報を取得する、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  2. 請求項1に記載の可視情報取得方法において、
    前記データ取得工程で取得したディジタルデータの光ディスク上の物理的な位置を特定する位置特定工程をさらに含み、
    前記データ格納工程は、前記位置特定工程で特定した位置を示す位置情報とともに前記取得したディジタルデータを記憶装置に格納する、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  3. 請求項2に記載の可視情報取得方法において、
    前記位置特定工程では、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスクの記録面に記録されたアドレス情報に基づいて行う、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  4. 請求項2に記載の可視情報取得方法において、
    前記位置特定工程では、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスク上に記録された、該光ディスクの物理的な位置を特定するための方位位置情報に基づいて行う、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  5. 請求項4に記載の可視情報取得方法において、
    前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報である、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  6. 請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、
    前記データ取得工程は、光ディスクの記録面に記録された情報から生成されたクロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得する、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  7. 請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、
    前記データ取得工程は、特定の周波数を有する自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得する、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  8. 請求項1または2に記載の可視情報取得方法において、
    前記データ取得工程は、光ディスクに対するレーザの照射位置に応じた線速度、もしくは光ディスクの回転数に基づいて生成された自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得する、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  9. 請求項1から請求項8の何れかに記載の可視情報取得方法において、
    前記ディジタル化工程は、スライスレベルを用いてアナログ信号の反射光を二値化する、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  10. 請求項1から請求項8の何れかに記載の可視情報取得方法において、
    前記ディジタル化工程は、AD変換を行うことによりアナログ信号の反射光を多値化する、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  11. 請求項1から請求項10の何れかに記載の可視情報取得方法において、
    前記データ取得工程で取得されたデータを圧縮するデータ圧縮工程をさらに含む、
    ことを特徴とする可視情報取得方法。
  12. 可視情報が存在する光ディスクから可視情報を取得する光ディスク再生装置であって、
    前記光ディスクの可視情報の存在する面にレーザを照射する光ピックアップと、
    前記光ピックアップの照射により得られた反射光をディジタルデータに変換するディジタル化処理部と、
    前記ディジタル化処理部で生成したディジタルデータを所定の動作クロックのタイミングで取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部で取得したディジタルデータを格納する記憶部とを備え、
    前記光ディスクから可視情報を取得する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  13. 請求項12に記載の光ディスク再生装置において、
    前記データ取得部で取得したディジタルデータの光ディスク上の物理的な位置を特定する位置特定部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記位置特定部で特定した位置を示す位置情報とともに前記データ取得部で取得したデータを格納する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  14. 請求項13に記載の光ディスク再生装置において、
    前記位置特定部は、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスクの記録面に記録されたアドレス情報に基づいて行う、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  15. 請求項13に記載の光ディスク再生装置において、
    前記位置特定部は、前記ディジタルデータの光ディスク上における位置特定を、光ディスク上に記録された、該光ディスクの物理的な位置を特定するための方位位置情報に基づいて行う、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  16. 請求項15に記載の光ディスク再生装置において、
    前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報である、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  17. 請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、
    前記データ取得部は、光ディスクの記録面に記録された情報から生成されたクロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  18. 請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、
    前記データ取得部は、特定の周波数を有する自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  19. 請求項12または13に記載の光ディスク再生装置において、
    前記データ取得部は、光ディスクに対するレーザの照射位置に応じた線速度、もしくは光ディスクの回転数に基づいて生成された自走クロックのタイミングで前記ディジタルデータを取得する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  20. 請求項12から請求項19の何れかに記載の光ディスク再生装置において、
    前記ディジタル化処理部は、スライスレベルを用いてアナログ信号の反射光を二値化する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  21. 請求項12から請求項19の何れかに記載の光ディスク再生装置において、
    前記ディジタル化処理部は、AD変換を行うことによりアナログ信号の反射光を多値化する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  22. 請求項12から請求項21の何れかに記載の光ディスク再生装置において、
    前記データ取得部で取得されたデータを圧縮するデータ圧縮部をさらに備えた、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  23. 該光ディスク上の物理的な位置を特定するための情報である方位位置情報が記録された、
    ことを特徴とする光ディスク。
  24. 請求項23に記載の光ディスクにおいて、
    前記方位位置情報は、光ディスクの半径方向における回転軸からの距離、もしくは光ディスクの半径方向の所定の角度位置からの角度を判断するための情報である、
    ことを特徴とする光ディスク。
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