JP2006138705A - プローブカード及びそれを用いた検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 検体の種類変更に対応できるプローブカード及びそれを用いた検査方法を提供する。
【解決手段】 検体の電極に接触する複数のプローブと、検査装置本体に電気的に接続される複数の端子と、前記プローブと前記端子とを電気的に接続する配線パターンを前記検体の種類に応じて変更する配線変更手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明はプローブカード及びそれを用いた検査方法に関する。
電子デバイスの検査工程ではプローバを用いた電気的特性の検査が行われている。この検査では、プローバに装着されたプローブカードのプローブを検体としての電子デバイスの電極に接触させることにより電子デバイスとプローバを導通させて、プローバから電子デバイスに電源を供給し、検査信号を入力し、それに応じた電子デバイスの出力を検査する。
しかしながら、電子デバイスの種類が異なると、端子の配置および端子に接続されている回路が異なる。そのため異なる種類の電子デバイスを検査するときは、その電子デバイスの端子の配置に応じたプローブカードに交換し、プローブカードのプローブとプローバの検査用端子とを電気的に接続する配線の配線パターンを変更する必要がある。ここで検査用端子とは、検査信号を検体に送信するための出力端子、検体が出力する信号を受信するための入力端子、および検体に電力を供給するための電源端子からなる端子群を意味する。従来、この配線パターンを変更するためには、プローブと検査用端子とを結ぶワイヤを手作業で張り替えるか、プローブカードを配線パターンが異なるものに交換しなければならないという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、検体の種類変更に対応できるプローブカード及びそれを用いた検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためのプローブカードは、検体の電極に接触する複数のプローブと、検査装置本体に電気的に接続される複数の端子と、前記プローブと前記端子とを電気的に接続する配線パターンを前記検体の種類に応じて変更する配線変更手段と、を備える。
本発明によれば、配線変更手段がプローブと入力端子との配線パターンを検体の種類に応じて変更するため、従来の検査装置のようにプローブと検査装置本体とを電気的に接続するためのワイヤを張り替えたり、プローブカードを交換したりすることなく、種類の異なる検体を検査することができる。
前記プローブカードは、前記配線変更手段を制御するための変更情報を取得する変更情報取得手段をさらに備えてもよい。また前記配線変更手段は前記変更情報に応じて前記配線パターンを変更してもよい。
本発明によると、変更情報取得手段は変更情報を取得し、配線変更手段はその変更情報に応じて配線パターンを変更する。したがって、検体の種類に応じて変更情報が変更されれば、種類の異なる検体を検査することができる。
前記変更情報取得手段は、前記検査装置本体とのデータ通信により前記変更情報を取得してもよい。
本発明によると、変更情報取得手段は検査装置本体とのデータ通信により変更情報を取得する。したがって、検査装置本体から送信される変更情報を受信することにより、種類の異なる検体を検査することができる。例えば、検査装置本体の操作部を操作することにより変更情報をプローブカードに送信するようにしてもよいし、検査信号を生成するテストプログラムに変更情報を送信するための機能を搭載しテストプログラムを実行することにより変更情報をプローブカードに送信してもよい。またデータ通信により変更情報を取得するため、変更情報を伝送するための伝送路の数を低減することができる。
前記変更情報取得手段は、前記検体から前記変更情報を取得してもよい。
本発明によると、変更情報取得手段は検体から変更情報を取得する。したがって、ユーザは、検体の種類に応じて変更情報を変更するための操作をすることなく、種類の異なる検体を検査することができる。
前記プローブカードは、前記検体から前記検体を識別可能な検体情報を取得する検体情報取得手段と、前記検査装置本体に前記検体情報を送出するための出力手段と、をさらに備えてもよい。また前記端子には、前記検査装置本体が前記検体情報に応じて送出する検査信号が入力されてもよい。
本発明によると、検体情報取得手段は検体から検体情報を取得し、出力手段がその検体情報を検査装置本体に送出する。検査装置本体では、検体情報から検体を認識することができるため、その検体を検査するための検査信号をプローブカードに送出することができる。したがって本発明によるプローブカードによれば、ユーザは、検体の種類に応じて検査信号を変更するための操作をすることなく、種類の異なる検体を検査することができる。
上記目的を達成するための電子デバイスの検査方法は、プローブカードを備える検査装置を用いて電子デバイスを検査する検査方法であって、前記プローブカードが、前記電子デバイスの電極に接触する複数のプローブと前記検査装置の本体に電気的に接続される複数の端子とを電気的に接続するための配線パターンを前記電子デバイスの種類に応じて変更する配線変更段階と、前記電極に前記プローブを接触させ前記端子に対して検査信号を入力する検査信号入力段階と、を含む。
本発明によれば、プローブカードがプローブと入力端子との配線パターンを検体の種類に応じて変更するため、従来の検査装置のようにプローブと検査装置本体と電気的に接続するためのワイヤを張り替えたり、プローブカードを交換したりすることなく、種類の異なる検体を検査することができる。
以下、本発明の実施の形態を複数の実施例に基づいて説明する。尚、各実施例で対応する構成要素及び処理には同一の符号を付し、各実施例で対応する構成要素及び処理について重複する説明は省略する。
(第一実施例)
図1は、本発明の第一実施例によるプローブカード1を示す模式図である。図2はプローブカード1の側面図である。プローブカード1は、電子デバイス等の検体の電気的特性を検査するための検査装置(以下、プローバという。)20に装着されるものである。プローブカード1は、端子2および端子4を介して、プローバ20と電気的に接続される。以降では、検体はウェハに形成された電子デバイスであるものとして説明する。しかし、プローブカード1は、プリント基板に実装された電子デバイスの検査にも適用可能である。
端子2にはプローバ20の検査用端子22が電気的に接続されている。検査用端子22とは、検査信号をプローブカード1に送信するための出力端子、電子デバイスが出力する信号を受信するための入力端子、および電子デバイスに電力を供給するための電源端子からなる端子群である。端子2が特許請求の範囲に記載の「端子」に相当する。以降では、特に断りのない限り「接続」は「電気的に接続」することを意味する。
端子4にはプローバ20の端子24が接続されている。端子24は、変更情報をプローブカード1に送信するための端子である。ここで変更情報とは、マトリックススイッチ16を制御するための情報である。変更情報の詳細については後述する。
プローブカード1は、検査時に電子デバイスの電極に接触するプローブ8を備えている。プローブ8は、端子2を介してプローバ20の検査用端子22に接続されている。具体的には、複数のプローブ8を有するプローブユニット6がプリント配線板19に取付けられている。そのプローブ8は、FFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)10を介して、コネクタ12と接続されている。コネクタ12は、プリント配線板19に実装され、マトリックススイッチ16を介して端子2と接続されている。これにより、プローブカード1は、プローバ20から検査信号を受信して電子デバイスに検査信号を入力したり、電子デバイスから出力された信号をプローバ20に送信したり、プローバ20から供給された電力を電子デバイスに入力したりすることができる。
配線変更手段としてのマトリックススイッチ16は、プローブカード1の複数のプローブ8とプローバ20の複数の検査用端子22とを接続する配線パターンを変更する。具体的には例えば、マトリックススイッチ16は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)リレーであり、プリント配線板19に実装されている。尚、マトリックススイッチ16は、ダイオード、トランジスタ等からなる無接点スイッチにより構成してもよい。また、マトリックススイッチ16は、プリント配線板19とは異なるプリント基板に実装され、そのプリント基板を介してプリント配線板19に接続されていてもよい。
図3はマトリックススイッチ16を説明するための模式図である。端子162、端子163および端子166は、それぞれ端子2、プローブ8および制御部18と接続されている。
スイッチSW11からSW32は、所謂リレーであって、それぞれコイル部164と接点部165とを有している。スイッチSW11からSW32は、例えばコイル部164に電流を供給して接点部165を閉じるとオン状態、コイル部164への電流供給を停止して接点部165を開くとオフ状態となる。
スイッチコントローラ160は、制御部18に制御され、端子162と端子163とを接続する配線パターンを変更する。具体的には、スイッチコントローラ160は、端子166に入力される制御信号に応じて、スイッチSW11からSW32をそれぞれON状態またはOFF状態に制御する。これによりマトリックススイッチ16は、プローブカード1の複数のプローブ8とプローバ20の複数の検査用端子22とを接続する配線パターンを変更することができる。
図1に示すように、変更情報取得手段としての通信制御コントローラ17は、端子4と接続されており、端子4を介してプローバ20から変更情報を受信する。具体的には例えば、通信制御コントローラ17はシリアル通信コントローラである。ここで変更情報とは、電子デバイスの種類、すなわち電子デバイスの各電極の機能(入力用電極、出力用電極、電源用電極)に応じて、各電極に接触するプローブ8にプローバ20の検査用端子22(入力端子、出力端子、電源端子)のいずれを接続するかについて決定可能な情報である。したがって変更情報は、電子デバイスのデバイス名でもよいし、デバイス名に対応する記号でもよいし、電子デバイスの各電極の機能を表す情報でもよい。以降では、変更情報は電子デバイスのデバイス名であるものとして説明する。尚、通信制御コントローラ17によるデータ通信は、パラレル通信でもよい。
制御部18は、CPU182、ROM184およびRAM186を備える。CPU182は、ROM184に記憶されている配線変更プログラムを実行する。ROM184は配線変更プログラム等を記憶している不揮発性メモリであり、RAM186はプログラムやデータ等を一時的に記憶する揮発性メモリである。
図4は、配線変更プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。
変更情報取得モジュール30は、制御部18を変更情報取得手段として機能させるプログラム部品である。変更情報取得モジュール30は、通信制御コントローラ17と協働して変更情報を取得する。
配線変更モジュール32は、制御部18を配線変更手段として機能させるプログラム部品である。配線変更モジュール32は、マトリックススイッチ16と協働して、変更情報取得モジュール30が取得した変更情報に基づいて、前述の配線パターンを変更する。
図5は、プローブカード1を用いて電子デバイスの電気的特性を検査する処理の流れを説明するためのシーケンス図である。
ユーザが電子デバイスの種類に応じた操作をプローバ20に対して行うと、プローバ20は変更情報をプローブカード1に送信する(ステップS100参照)。電子デバイスの種類に応じた操作とは、電子デバイスに対応する検査信号を生成するテストプログラム、変更情報などを選択または入力する操作のことである。尚、テストプログラムに変更情報を送信するための機能を搭載し、テストプログラムを実行することにより変更情報をプローブカードに送信するようにしてもよい。
プローブカード1の変更情報取得モジュール30は、プローバ20が送信した変更情報を取得する(ステップS102参照)。具体的には、変更情報取得モジュール30は、通信制御コントローラ17と協働して変更情報を受信し、変更情報をRAM186に格納する。変更情報取得モジュール30がデータ通信によって変更情報を取得するので、変更情報を受信するための伝送路、例えば端子4の数を削減することができる。具体的には例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のデータ通信によれば、2ビット以上の変更情報であっても伝送路は2本でよい。
次に、配線変更モジュール32は、変更情報に応じて、プローブカード1の複数のプローブ8とプローバ20の複数の検査用端子22とを接続する配線パターンを変更する(ステップS104参照)。具体的には例えば、配線変更モジュール32は、図6に示す表40に従って、マトリックススイッチ16のスイッチSW11からSW32を制御する。
表40は、電子デバイスのデバイス名(電子デバイスD1からD4)とそのデバイス名の電子デバイスを検査するときにオン状態にすべきマトリックススイッチ16のスイッチ(スイッチSW11からSW32)との関係を示す表である。表40において「ON」はそれに対応するスイッチをオン状態に制御し、「OFF」はそれに対応するスイッチをオフ状態に制御することを意味している。例えばデバイス名が「D1」のとき、配線変更モジュール32は、スイッチSW11およびSW22をオン状態に制御し他のスイッチをオフ状態に制御する制御信号をマトリックススイッチ16の端子166に送信して、端子162aと端子163aおよび端子162bと端子163bをそれぞれ接続する配線パターンをマトリックススイッチ16に形成させる。表40は、例えばROM184に格納されている。
上述のように配線変更モジュール32が配線パターンを変更するため、ユーザは、従来のようにプローブとプローバとを電気的に接続するためのワイヤを張り替えたり、プローブカードを交換したりする必要がない。
次に、プローバ20は、電子デバイスの電極にプローブ8を接触させる(ステップS106参照)。尚、本ステップは、ステップS100終了から所定時間経過後に実行してもよいし、プローブカード1から送信される変更完了信号を受信してから実行してもよい。ここで変更完了信号とは、配線パターンの変更が完了したことを示す信号である。また、本ステップは、電子デバイスに不正な信号が入力されることにより電子デバイスを破壊することがなければ、ステップS102からS104の間に実行することも可能である。電子デバイスに不正な信号が入力されることにより電子デバイスを破壊しないようにするためには、例えば後述する検査信号を送信するステップ(ステップS108)に移行するまでの間、検査用端子22をハイインピーダンスに制御すればよい。
次に、プローバ20は検査信号を送信する(ステップS108参照)。具体的には、プローバ20は、テストプログラムを実行して検査信号を生成し、検査信号をプローブカード1に送信する。プローブカード1は、検査信号を受信し、その検査信号をプローブ8を介して電子デバイスに入力する(ステップS110参照)。
以上説明したステップS100からS104までの処理が特許請求の範囲に記載の「配線変更段階」に相当し、ステップS106からS110までの処理が特許請求の範囲に記載の「検査信号入力段階」に相当する。
尚、マトリックススイッチ16は、プリント配線板19に取付けられているものとして説明した(図2参照)。しかし、図7に示すように、プリント配線板19の表面層19aと裏面層19bとの間にマトリックススイッチ16としてのMEMSリレーチップを封入してもよいし、表面層19aと裏面層19bとの間にマトリックススイッチ16を形成してもよい。そのとき、マトリックススイッチ16に接続される配線は、プリント配線板19のいずれの層に引き出してもよい。例えば、図7に示すように、コイル部164と接点部165にそれぞれ接続されている配線の一方をスルーホールにより表面層19aに引き出し、コイル部164と接点部165にそれぞれ接続されている配線の他方をスルーホールにより裏面層19bに引き出してもよい。また、コイル部164と接点部165とに接続されている配線の両方を表面層19aまたは裏面層19bのいずれか一方に引き出してもよい。もちろん、同様にしてプリント配線板19とは異なるプリント基板の内層にマトリックススイッチ16を封入または形成し、そのプリント基板をプリント配線板19に実装してもよい。
また、変更情報取得モジュール30は、データ通信により変更情報を取得するとして説明した。しかし、図8に示すプローブカード100のように、プローブカード1の通信制御コントローラ17の替わりにレジスタ102を備え、変更情報取得モジュール30はレジスタ102の値を変更情報として取得してもよい(図9の表42参照)。このときレジスタ102に接続されている端子104をプローバ20の検査用端子22の出力端子に接続すれば、その出力端子に出力する信号によってレジスタ102の値を書き換えることができる。したがって、変更情報をデータ通信する機能をプローバ20に搭載する必要がないため、プローブカード100は従来のプローバ20に装着して使用することができる。
(第二実施例)
図10は、本発明の第二実施例によるプローブカード110を示す模式図である。
プローブカード110は、変更情報取得手段としてのRFID(Radio Frequency Identification)読取部112を備える。RFID読取部112は、電子デバイスに内蔵のRFIDタグ回路と交信し、変更情報を受信する。尚、RFIDタグ回路はウェハの電子デバイスが形成されていない部分に形成されていてもよい。
第二実施例に係る変更情報取得モジュール30は、RFID読取部112と協働して変更情報を読み取り、RAM186に変更情報を格納する。尚、電子デバイスから変更情報の読み取る方法はRFIDに限定されない。例えば変更情報取得手段は、電子デバイスまたはウェハに付されたバーコード等のマークを読み取ることにより、変更情報を取得してもよい。
以上説明したプローブカード110によれば、変更情報取得モジュール30がRFID読取部112と協働して電子デバイスから変更情報を取得するため、ユーザは、電子デバイスの種類に応じて変更情報を変更することなく、種類の異なる電子デバイスを検査することができる。
(第三実施例)
図11は、本発明の第三実施例によるプローブカード120を示す模式図である。
プローブカード120のRFID読取部112は、検体情報としてのID情報を受信する。ID情報とは電子デバイスを認識することが可能な情報である。例えばID情報は、電子デバイスのデバイス名、デバイス名に対応する記号などである。ID情報は変更情報としても機能することもできる。
出力手段としての通信制御コントローラ122は、ID情報をプローバ20に送信する。プローバ20は、プローブカード120の端子124および端子26を介してID情報を受信する。これにより、プローバ20は、ID情報に基づいて電子デバイスを認識でき、その電子デバイスに対応するテストプログラムを選択し実行することができる。
図12は、配線変更プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。
検体情報取得モジュール130は、制御部18を検体情報取得手段として機能させるプログラム部品である。検体情報取得モジュール130は、RFID読取部112と協働してID情報を取得する。
上述したようにID情報は、変更情報として機能する。第三実施例に係る配線変更モジュール32は、ID情報に応じて配線パターンを変更する。
出力モジュール134は、制御部18を出力手段として機能させるプログラム部品である。出力モジュール134は、通信制御コントローラ122と協働してID情報をプローバ20に送信する。
図13は、プローブカード120を用いて電子デバイスの電気的特性を検査する処理の流れを説明するためのシーケンス図である。
検体情報取得モジュール130は、RFID読取部112を制御してID情報をRFID読取部112に受信させる。そして検体情報取得モジュール130は、ID情報を読み取り、ID情報をRAM186に格納する(ステップS200参照)。
次に、出力モジュール134は、通信制御コントローラ122を制御して、RAM186に格納されているID情報をプローバ20に送信する(ステップS202参照)。
次に、配線変更モジュール32は、ID情報に基づいて配線パターンを変更する(ステップS204参照)。本ステップは、ID情報を変更情報として使用する以外は、第一実施例に係るステップS104と実質的に同一である。
次に、プローバ20では、第一実施例に係るステップS106と同様にして、電子デバイスの電極にプローブ8を接触させる(ステップS206参照)。
次に、プローバ20では、プローブカード120から受信したID情報に基づいて、テストプログラムを選択し(ステップS208参照)、選択したテストプログラムを実行してプローブカード120に検査信号を送信する(ステップS210参照)。
次に、プローブカード120では、第一実施例に係るステップS108と同様にして、検査信号を電子デバイスに入力する(ステップS212参照)。
以上説明したプローブカード120を用いた電子デバイスの検査では、プローバ20は、プローブカード120が読み取ったID情報に基づいて、検査対象の電子デバイスを検査するためのテストプログラムを選択することができる。したがってユーザは、電子デバイスの電極配置が同一である限り、テストプログラム及び変更情報を選択または入力することなく、種類の異なる電子デバイスを検査することができる。
(第四実施例)
図14は、本発明の第四実施例によるプローブカード130の側面図である。図15は、マトリックススイッチ16近傍を拡大したプローブカード130の斜視図である。図16は、本発明の第四実施例に係るマトリックススイッチ16を示す模式図である。図14および図15に示すように、プローブカード130ではマトリックススイッチ16がFFC10に取付けられている。
図16に示すように、マトリックススイッチ16の上面16aには、端子162および端子166が設けられ、下面16bには、端子163が設けられている。マトリックススイッチ16は、BGA(Ball Grid Array)タイプの素子である。したがって、端子162、端子163および端子166(以下、端子という。)は、所定条件で溶融して後述するFFC10aまたはFFC10bの図示しないパッドに接合可能な球状の導電性材料である。例えばマトリックススイッチ16の端子は、所謂はんだボールである。端子162および端子163は、それぞれマトリックススイッチ16内部のスイッチSW(スイッチSW11からSW32に相当する。)に接続され、端子166は、スイッチコントローラ160に接続されている。
上述のように、マトリックススイッチ16はFFC10に取付けられている。具体的にはマトリックススイッチ16は、図15に示すように、下面16b(図6参照)側の端子163でFFC10aに設けられたパッドに接続し、上面16a側の端子162および166でFFC10bに設けられたパッドに接続している。ここでFFC10aはプローブ8に接続するケーブルであり、FFC10bはコネクタ12に接続するケーブルである(図14参照)。
尚、マトリックススイッチ16は、FFC10に実装可能な端子を有していればよく、BGAタイプに限定されない。例えば、マトリックススイッチ16は、端子としての表面実装可能な所謂入出力ピンを有するQFP(Quad Flat Package)タイプの素子などでもよい。
また図17に示すように、マトリックススイッチ16の下面16b側(図6参照)でFFC10bに接続し上面16a側でFFC10aに接続するように、マトリックススイッチ16をFFC10に実装してもよい。そのときは、マトリックススイッチ16の下面16b側に端子162および166を設け、上面側16a側に端子163を設ければよい。
また、マトリックススイッチ16が2本のFFC(FFC10a及びFFC10b)と接続しているものとして説明したが、図18に示すように、1本のFFC10にマトリックススイッチ16を実装してもよい。そのときは、マトリックススイッチ16の下面16b側に端子162、端子163および端子166を設け、それらの端子に接続するためのパッドを1本のFFC10に設ければよい。
本発明の第一実施例によるプローブカードを示す模式図。 本発明の第一実施例によるプローブカードの側面図。 本発明に係るマトリックススイッチを説明するための模式図。 本発明の第一実施例に係る配線変更プログラムの論理ブロック図。 本発明の第一実施例に係る検査の流れを説明するためのシーケンス図。 本発明の第一実施例に係る変更情報を説明するための説明図。 本発明に係るマトリックススイッチの変形例を説明するための模式図。 本発明の第一実施例によるプローブカードの変形例を示す模式図。 本発明の第一実施例に係る変更情報を説明するための説明図。 本発明の第二実施例によるプローブカードを示す模式図。 本発明の第三実施例によるプローブカードを示す模式図。 本発明の第三実施例に係る配線変更プログラムの論理ブロック図。 本発明の第三実施例に係る検査の流れを説明するためのシーケンス図。 本発明の第四実施例によるプローブカードの側面図。 本発明の第四実施例によるプローブカードのマトリックススイッチ近傍を拡大した斜視図。 本発明の第四実施例に係るマトリックススイッチを示す模式図。 本発明の第四実施例によるプローブカードの変形例を説明するための斜視図。 (A)は本発明の第四実施例によるプローブカードの変形例を説明するための斜視図、(B)は側面図。
符号の説明
1、100、110、120、130 プローブカード、2 端子、8 プローブ、16 マトリックススイッチ(配線変更手段)、17 通信制御コントローラ(変更情報取得手段)、18 制御部(配線変更手段、変更情報取得手段、検体情報取得手段、出力手段)、30 変更情報取得モジュール(変更情報取得手段)、32 配線変更モジュール(配線変更手段)、102 レジスタ(変更情報取得手段)、112 RFID読取部(変更情報取得手段、検体情報取得手段)、122 通信制御コントローラ(出力手段)、130 検体情報取得モジュール(検体情報取得手段)、134 出力モジュール(出力手段)

Claims (6)

  1. 検体の電極に接触する複数のプローブと、
    検査装置本体に電気的に接続される複数の端子と、
    前記プローブと前記端子とを電気的に接続する配線パターンを前記検体の種類に応じて変更する配線変更手段と、
    を備えることを特徴とするプローブカード。
  2. 前記配線変更手段を制御するための変更情報を取得する変更情報取得手段をさらに備え、
    前記配線変更手段は前記変更情報に応じて前記配線パターンを変更することを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記変更情報取得手段は、前記検査装置本体とのデータ通信により前記変更情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
  4. 前記変更情報取得手段は、前記検体から前記変更情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
  5. 前記検体から前記検体を識別可能な検体情報を取得する検体情報取得手段と、前記検査装置本体に前記検体情報を送出するための出力手段と、をさらに備え、
    前記端子には、前記検査装置本体が前記検体情報に応じて送出する検査信号が入力されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のプローブカード。
  6. プローブカードを備える検査装置を用いて電子デバイスを検査する検査方法であって、
    前記プローブカードが、前記電子デバイスの電極に接触する複数のプローブと前記検査装置の本体に電気的に接続される複数の端子とを電気的に接続するための配線パターンを前記電子デバイスの種類に応じて変更する配線変更段階と、
    前記電極に前記プローブを接触させ前記端子に対して検査信号を入力する検査信号入力段階と、
    を含むことを特徴とする電子デバイスの検査方法。
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