JP2006138700A - 自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置 - Google Patents

自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置コスト、必要スペースが低減した自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置を提供する。
【解決手段】 供試体を搭載するためのスレッドと、スレッドを前後摺動可能支持するガイドレールと、スレッドの前端に接した状態からスレッドを打ち出すアクチュエータを備えた本体装置とを有する自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置において、スレッドは供試体を載置し取り付けるピッチングスレッドを、その後端側が上下回動可能、前端側が上下摺動可能且つ前後左右を拘束するように支持し、ガイドレールの左右には前方ピッチングガイドレールおよび後方ピッチングガイドレールを備え、ピッチングスレッドは各ピッチングガイドレールに前後摺動可能に支持される前方、後方シューを備え、各シューが摺動する区間の前方、後方ピッチングガイドレールの高さを変化させて形成してなることを特徴とする自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車衝突模擬試験装置の本体装置にピッチング機能を付加する簡易型ピッチング装置に関する。
一般に、自動車の衝突試験は、クラッシュ量や残存空間量を評価するための実車衝突試験と、エアバッグシステムやシートベルトに代表される乗員保護具等安全装置を評価するための非破壊衝突加速度シミュレーションがある。後者においては、自動車の衝突時の乗員の安全を確保するために、衝突時の乗員の挙動やエアバッグ等安全装置の機能をダミー(人形)を使って解析評価することが行われるが、実車にダミーを乗せて所定速度でバリヤに衝突させる方法は非常にコストを要するため、例えば特許文献1(特開平5−209806号公報)に示すように、ダミー、エアバッグ等を設置したホワイトボディー、模擬車体等(以下、「供試体」という)を台車上に取り付け、台車をバリヤに衝突させて実車衝突時の状態に近い状態を供試体に与える自動車衝突模擬試験が行われる。
例えば、図5に示す自動車衝突模擬試験ように、台車101上にダミー102を乗せた供試体103が取り付けられ、台車101が図示しない牽引ワイヤ等の駆動手段で牽引されて所定速度でバリヤ104に衝突させられるものであり、台車101とバリヤ104に設けられたダンパ105、106は実車衝突時の車体の潰れによる緩衝作用を再現するためのものである。
しかし、実際の自動車の衝突時には衝突部分より車体重心が高いことや乗員の制動操作等の影響で、車体の前部が前下がりになるピッチング動作(ノーズダイブ現象)が起きるため、実車衝突に近似した状態を再現するためには、ピッチング動作も的確に再現する必要がある。
そこで例えば、図6に示す自動車衝突模擬試験のように、台車101の後部にヒンジ108で取り付けられ台車101の前部はスプリング109で支持されたピッチングフレーム110を設け、ピッチングフレーム110上に供試体103を取り付けるものが示されており、この場合、スプリング109に所定のばね強さを与えておくことで、衝突時にはスプリング109により図6中2点鎖線で示すように近似したピッチング動作が生じる。
また、図7に示す自動車衝突模擬試験のように、供試体103を台車101に直接固定する一方、台車の走行軌道111のバリヤ104に近い一部分を、所定曲率で下方へ湾曲させた湾曲軌道111aとしたものも示されており、この場合、湾曲軌道111aに指定の曲率を与えておくことで、衝突時には台車101はバリヤ104への衝突直前に湾曲軌道111aの湾曲に従って前下がりの状態となり、図7中2点鎖線で示すように近似したピッチング動作が生じる。
しかし、図6に示すものは、ピッチング動作がスプリング109によるヒンジ108回りの回転運動であるとともにスプリング109の動特性に限定され、図7に示すものは、湾曲軌道111aによって予め強制的にピッチング動作を行った後の衝突であり、いずれも実車の衝突時のピッチング動作の再現という点で十分なものではなかった。
そして、上記の方法はいずれも、台車101(供試体103)側を所定の速度(例えば50km/h〜80km/h)で走行させてバリヤ104に衝突させる方式であるから、衝突時のダンパ105、106の緩衝特性が実車の衝突時の緩衝特性と一致し難い問題のほか、牽引ワイヤ等の駆動手段が所定速度を得るまでの走行距離を必要とし、装置スペースが大型化する問題があり、さらにバリヤ104衝突時に牽引ワイヤ等の駆動手段で牽引したまま押し当てると実態に合わなくなるため、台車101を途中で駆動手段から切り離す機構も必要となり、機構的にも複雑化する問題があった。
そこで、例えば特許文献2(特開平7−271290号公報)に示されるように、停止している台車(供試体)にアクチュエータで衝突時の減速加速度を加える自動車衝突模擬試験がある。それは図8に示すように、供試体203を載置し取り付けた台車201に、アクチュエータ204のピストン205を縮み側のストローク端にした状態で接触させ、その状態から供試体203に目標加速度(供試体203前方向に対しては減速加速度)を与えるべく、加速度制御システムにより、すなわち入力発生器206から目標減速度波形を設定するための入力信号を制御機器207に与え、その入力信号に従う制御機器207の制御によりアクチュエータ204のピストン205を作動させて台車201を打ち出す(「押し出す」ともいう)ことにより、衝突時を模擬する加速度を与えるものである。
目標加速度を与え台車201が最高速度に達した後はピストン205は作動を止め、台車201は加速度0の状態で慣走し(衝突後の車体静止状態の模擬)、ショックアブゾーバ208により停止させられる。
上記図8のような自動車衝突模擬試験装置において、上述のピッチング動作の再現のために自動車衝突模擬試験装置の本体装置に付設され、ピッチング機能を付加するピッチング装置があり、その従来例を、以下、図9、図10に基づいて説明する。図9は自動車衝突模擬試験装置のピッチング模擬用の鉛直加振機によるピッチング装置と本体装置との組み合わせ状態の斜視図であり、図10は図9のピッチング装置の作動説明図である。
図9、図10において、1は自動車衝突模擬試験装置の本体装置であり、ガイドレール2上を摺動するスレッド3(図8の台車201に相当)に向かって、水平に敷設されたガイドレール2の中心線X(以下単に「中心線X」という)に沿う方向に出没するピストン11aを有するアクチュエータ11を備えている。アクチュエータ11は図示しない加速度制御システムにより制御される図示しない本体用油圧装置によって駆動される。
スレッド3は、ここでは車輪ではなく、スレッド3側に取り付けられガイドレール2を挟み込むように係合するシュー31によって、ガイドレール2に対して前後摺動可能(本明細書ではガイドレール2中心線Xに沿ってアクチュエータ11に向かう方向を前方向とし、同前方向に向かった状態で左右、上下を表現する)且つ上下、左右方向を拘束されつつ、ガイドレール2に支持されている。
スレッド3のアクチュエータ11側の端部には上方に向けて固設された縦フレーム32が設けられ、縦フレーム32には、鉛直方向の2条の上下ガイドレール33が取り付けられる。上下ガイドレール33には、上下方向には摺動A可能に且つ前後左右方向を拘束された(すなわち中心線X方向と中心線Xに垂直な水平方向が拘束された)摺動ブラケット34が嵌装されている。
スレッド3の上方には、供試体(ホワイトボディー、模擬車体等。ダミー4a、エアバッグ等を設置した場合もあり。)4を載置し取り付けるピッチングスレッド5が載置されており、ピッチングスレッド5の前端部にはスレッド3の摺動ブラケット34とピン35連結するブラケット51が取り付けられ、ピン35は中心線X方向に垂直水平方向に配して取り付けられている。
したがって、そのピン35連結によってピッチングスレッド5はその後端が、スレッド3に対してピン35連結部を中心に上下回動B可能であり、且つ摺動ブラケット34が上下ガイドレール33に対して上下摺動A可能なのでピッチングスレッド5の上下回動中心位置は上下移動A可能な状態で、スレッド3に取り付けられる。しかも、スレッド3とピッチングスレッド5は、ピン35連結を介して中心線X方向は互いに拘束されるので、アクチュエータ11による中心線X方向の加力Fは、スレッド3からピッチングスレッド5に伝達され、さらには供試体4に伝達される。
また、ピッチングスレッド5は中心線X方向に対して横方向に張り出した前方支脚52f、後方支脚52rをそれぞれ左右に一つずつ備えている。前方支脚52fはピッチングスレッド5の前寄りでブラケット51近くの左右にそれぞれ張り出して設けられ、それよりも後方において左右それぞれに後方支脚52rが前方支脚52fよりさらに外側に張り出して設けられている。
ガイドレー2の左右には平行にそれぞれ前方昇降レール61fが設けられ、その外側にはガイドレール2に平行にそれぞれ後方昇降レール61rが設けられており、前方昇降レール61fには、ピッチングスレッド5の前方支脚52fの先端の前方シュー53fが摺動可能に嵌装され、後方昇降レール61rには、ピッチングスレッド5の後方支脚52rの先端の後方シュー53rが摺動可能に嵌装されている。
各シュー53f、53rは、それぞれ各昇降レール61f、61rを挟み込むように係合し、各昇降レール61f、61rに前後(各昇降レール方向、つまり中心線X方向)摺動可能且つ上下、左右方向を拘束され支持されており、それぞれピッチングスレッド5の前方と後方を支えている。
各昇降レール61f、61r計4基は、レール面を水平に維持するように適宜ガイドされる機構を備え、左右の前方昇降レール61fにはそれぞれ油圧シリンダからなる前方鉛直加振機62fが取り付けられ、左右の後方昇降レール61rにはそれぞれ油圧シリンダからなる後方鉛直加振機62rが取り付けられ、図示しないピッチング装置用油圧装置とピッチング制御装置により、各鉛直加振機62f、62r計4基を駆動制御することで、それぞれ昇降駆動C、Dされる。なお、左右の前方鉛直加振機62f同士は互いに同期して駆動され、左右の前方昇降レール61fは同じ高さである。また、左右の後方鉛直加振機62r同士は互いに同期して駆動され、左右の後方昇降レール61rは同じ高さである。
従来のピッチング装置6は、以上のような各昇降レール61f、61r計4基、各鉛直加振機62f、62r計4基、図示しないピッチング装置用油圧装置とピッチング制御装置等により構成され、本体装置1と接続してピット63内に設置されている。
各鉛直加振機62f、62rの高さにより、ピッチングスレッド5のピッチング動作と同時にブラケット51のピン35の位置は上下するが、ピン35連結した摺動ブラケット34は上下ガイドレール33に上下摺動可能に取り付けられているので支障は無く、ピッチングスレッド5の高さ位置、傾斜が定まる。
以上説明したピッチング装置6は下記のように作動する。先ず、自動車衝突模擬試験装置の本体装置1のアクチュエータ11のピストン11aに前端を接して配置された停止状態のスレッド3に対して目標加速度(スレッド3及び供試体4の前方向としては減速加速度)を与えるべく、図示しない加速度制御システムにより本体用油圧装置が制御され、アクチュエータ11のピストン11aが作動してスレッド3を後方へ打ち出す(「押し出す」ともいう)ことで、衝突時を模擬する加速度を供試体4に与える。
それと同時に、図示しないピッチング制御装置とピッチング装置用油圧装置により、各鉛直加振機62f、62r計4基が駆動され、所定のプログラムされた上下動作をピッチンスレッド5に与え、ピッチングスレッド5に載置取り付けられた供試体4に、衝突時の加速度と共に衝突に伴うピッチング動作を与えることができる。
ピッチング動作を与える上記のプログラムは通常、実車衝突試験で得られたピッチング動作データ(衝突波形)に基づいて作成され、車種、衝突条件ごとに実車衝突試験データに基づくプログラムを用意することで、自動車衝突模擬試験において車種、衝突条件に即したピッチング動作の模擬を加えた非破壊衝突試験が繰り返し可能となる。
なお、衝突時を模擬する加速度をスレッド3(供試体4)に与える間、ピストン11aが作動してスレッド3を打ち出すが、衝突時の現象が起こる時間(衝突時間)は非常に短く、おおよそ0.1秒のオーダーであるから、その間のスレッド3の移動距離(以下「ストローク長」という)Lは、おおよそ1.3〜1.6m程度である。従って、ピッチングスレッド5にピッチング動作を与える距離は少なくともストローク長Lあればよく、ガイドレール2の左右に設けられる前方昇降レール61f、後方昇降レール61rの長さは、衝突時間に各シュー53f、53rの移動する区間(ストローク長L)以上の有効な長さを有するものとしている。
図9、図10に示す上記のような従来の自動車衝突模擬試験装置の本体装置1に併設されるピッチング装置6は、本体装置1によって自動車衝突時の水平方向の動きを再現すると同時に、実車衝突試験データに基づくプログラムによって各鉛直加振機を制御し、自動車衝突時の上下方向の動き、すなわちピッチン動作を高精度に再現できるが、一方で、次のような問題があった。
a.本体装置1とは別に、ピッチング装置6を設置するため、装置コストが約2倍となる。
b.ピッチング装置6の各鉛直加振機62f、62r計4基を格納するため、本体装置1のみの場合に対してピット63構築に約1.5倍の基礎コンクリートを必要とする。
c.本体装置1用の油圧装置のほかにピッチング装置6用の油圧装置が必要なため、そのスペースが約1.5倍になる。
d.本体装置1とピッチング装置6の動きを同調させるため、制御、装置構成をより高度のものとする必要がある。
e.ピッチング装置6の各鉛直加振機62f、62r、各昇降レール61f、61r等の構成が大規模のため、既存の本体装置1のみの自動車衝突模擬試験装置に、ピッチング装置6を追設することは極めて困難な場合が多い。
特開平5−209806号公報(第3〜5頁、図1、5、7) 特開平7−271290号公報(第5頁、図6)
本発明は、上記のような自動車衝突模擬試験装置の本体装置に併設されるピッチング装置の従来例における問題を解消でき、装置コスト、必要スペースが低減した自動車衝突模擬試験装置の簡易ピッチング装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためになされ、下記の(1)から(3)の手段を提供するものであり、以下、特許請求の範囲に記載の順に説明する。
(1)その第1の手段として、供試体を搭載するためのスレッドと、同スレッドを前後摺動可能且つ上下左右を拘束して支持するガイドレールと、停止状態の前記スレッドの前端に接した状態から同スレッドを前記ガイドレールに沿って打ち出すことで同スレッドを介して前記供試体に自動車衝突時の加速度を加えるアクチュエータを備えた本体装置とを有する自動車衝突模擬試験装置における自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置において、前記スレッドは、前記供試体を載置し取り付けるピッチングスレッドを備えるとともに、同ピッチングスレッドの後端側を上下回動可能、前端側を上下摺動可能且つ前後左右方向を拘束するように支持し、前記ガイドレールの左右にはそれぞれに平行して設けられた前方ピッチングガイドレールおよび後方ピッチングガイドレールを備え、前記ピチングスレッドは左右に張り出した前方支脚と同前方支脚より後方で左右に張り出した後方支脚とを備えるとともに、前記左右の前方支脚はそれぞれ前記左右の前方ピッチングガイドレールに前後摺動可能且つ上下左右を拘束して支持される前方シューを備え、前記左右の後方支脚はそれぞれ前記左右の後方ピッチングガイドレールに前後摺動可能且つ上下左右を拘束して支持される後方シューを備え、前記アクチュエータにより打ち出される前記スレッドのストローク長において前記前方シューが摺動する区間の前記前方ピッチングガイドレールの高さ、または前記後方シューが摺動する区間の前記後方ピッチングガイドレールの高さの少なくとも一方を変化させて形成してなることを特徴とする自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置を提供する。
(2)第2の手段としては、第1の手段の自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置において、前記ストローク長は実車衝突試験において衝突現象が現れる衝突時間の自動車の移動距離に基づき設定され、前記ストローク長において前記前方シューおよび前記後方シューの摺動する区間の前記前方ピッチングガイドレールおよび後方ピッチングガイドレールの高さの変化は、前記実車衝突試験の衝突時間における車体高さ、ピッチング角度の時間的変化を前記供試体に再現するように算出された前記前方シューおよび後方シューの高さの時間的変化に合わせて形成されてなることを特徴とする自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置を提供する。
(3)また、第3の手段として、第1の手段または第2の手段の自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置において、前記前方ピッチングガイドレールおよび後方ピッチングガイドレールは基盤上に固定レールを介して取り付けられることを特徴とする自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置を提供する。
(1)特許請求の範囲に記載の請求項1の発明によれば、自動車衝突模擬試験装置の簡易ピッチング装置を上記第1の手段のように構成したので、本体装置のアクチュエータがスレッドを打ち出すと、その加速度に従ったスレッドの移動に伴って、ピッチングスレッドの前後が各ピッチングガイドレールの高さに従って上下移動するので、ピッチングスレッドに載置取り付けられた供試体に、衝突時の加速度と共に衝突に伴うピッチング動作を与えることができる。従って、自動車衝突模擬試験装置においてスレッドの水平打ち出しを行う本体装置に付設する従来の鉛直加振機を用いたピッチング装置のような鉛直加振機とそれを制御し駆動するピッチング装置用油圧装置とピッチング制御装置等を設けることが不要となり、また、本体装置とピッチング装置を同調させる高度な制御も不要であり、それに代えて所定の高さ変化形状のピッチングガイドレールを設置するだけとなるので、装置コストが大幅に減少し、維持コストも低減可能となる。
また、本体装置のガイドレールの脇に各ピッチングガイドレールを設置するだけであるから、従来装置に比べスペースが減少し、鉛直加振機設置のためのピット建設のコンクリート等の資材も大幅に低減できるので設備の全体コストが低減する。
したがって、本発明の簡易型ピッチング装置は、既存のピッチング装置を備えない自動車衝突模擬試験装置への追設が容易に可能であり、ピッチング動作を加えた自動車衝突模擬試験の実施が容易となり、自動車の安全性向上のために大きく寄与するものとなる。
(2)請求項2の発明によれば、自動車衝突模擬試験装置の簡易ピッチング装置を上記第2の手段のように構成したので、請求項1の発明の作用効果に加え、自動車衝突模擬試験において実際の車種、衝突条件に即した高精度のピッチング動作の模擬を加えた非破壊衝突試験が繰り返し可能となる。
(3)請求項3の発明によれば、自動車衝突模擬試験装置の簡易ピッチング装置を上記第3の手段のように構成したので、請求項1または請求項2の発明の作用効果に加え、模擬する車種、衝突条件の異なる各ピッチングガイドレールを容易に交換して設置でき、試験の実施が容易、且つ低コストになる。
本発明を実施するための最良の形態として、以下に一実施例を説明する。
図1から図4に基づいて、本発明の一実施例に係る自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置を説明する。図1は本実施例の簡易型ピッチング装置と自動車衝突模擬試験装置の本体装置との組み合わせ状態の斜視図であり、図2は図1中のピッチングガイドレール及びシューの断面図。図3は本実施例に係る簡易型ピッチング装置の作動説明図、図4は図3と異なるピッチングガイドレールを用いた場合の本実施例に係る簡易型ピッチング装置の作動説明図である。
図1に示すように、本実施例の簡易型ピッチング装置7は、図9、図10により説明した従来のピッチング装置6と異なり、前述の各昇降レール61f、61r計4基、各鉛直加振機62f、62r計4基、図示しないピッチング装置用油圧装置とピッチング制御装置等を、本体装置1と接続してピット63内に設置することに代えて、本体装置1に接続するガイドレール2の左右それぞれに平行に、前方ピッチングガイドレール71fと後方ピッチングガイドレール71rを基板74上に設けたものである。
それ以外の、自動車衝突模擬試験装置の本体装置1、ガイドレール2、スレッド3、供試体4、ピッチングスレッド5の構成は、前述の図9、図10のものと同様であり、相互の関係、動作も同様であるので、図9、図10に示すものと同様のものには同じ符号を付して説明を省略し、異なる点を主に以下説明する。
ピッチングスレッド5が横方向に張り出した左右の前方支脚52f、後方支脚52rを備え、左右の前方支脚52fはピッチングスレッド5の前寄りでブラケット51近くの左右にそれぞれ張り出して設けられ、それよりも後方において左右それぞれに後方支脚52rが前方支脚52fよりさらに外側に張り出して設けられていることも同様である。
しかし、ガイドレール2の左右にはそれぞれその中心線X方向に平行に前方ピッチングガイドレール71fが設けられ、その外側には同じくガイドレール2に平行に左右それぞれ後方ピッチングガイドレール71rが設けられており、前方ピッチングガイドレール71fには、ピッチングスレッド5の前方支脚52fの先端の前方シュー53fが摺動可能に嵌装され、後方ピッチングガイドレール71rには、ピッチングスレッド5の後方支脚52rの先端の後方シュー53rが摺動可能に嵌装されている。
図2に示すように、各シュー53f、53rは、それぞれ各ピッチングガイドレール71f、71rの頭部を、プラスチック製等の摺動部材73を介して挟み込むように係合し、各ピッチングガイドレール71f、71rに前後摺動可能且つ上下、左右方向を拘束されて支持されており、それぞれピッチングスレッド5の前方と後方を支えている。
また、前方ピッチングガイドレール71f、後方ピッチングガイドレール71rは、基盤74上にそれぞれ前方固定レール72f、後方固定レール72rを介して取り付けられ、後述のように形態の異なる各ピッチングガイドレール71f、71rを容易に交換して設置できるようになっている。
本実施例の簡易型ピッチング装置7は、上記のようにガイドレール2の左右に設けられ、それぞれピッチングスレッド5の前方支脚52fの先端の前方シュー53fが摺動可能に嵌装される前方ピッチングガイドレール71fと、後方支脚52rの先端の後方シュー53rが摺動可能に嵌装される後方ピッチングガイドレール71rを備えて構成され、その各ピッチングガイドレール71f、71rの頭部高さを中心線X方向に従い変化させて形成することで、ピッチングスレッドにピッチング動作を起こさせるようにしたものである。
すなわち、自動車衝突模擬試験装置の本体装置1のアクチュエータ11のピストン11aが衝突時を模擬する加速度をスレッド3(供試体4)に与える間、ピストン11aが作動してスレッド3を打ち出し衝突時の現象が起こる時間(衝突時間)、おおよそ0.1秒のオーダーの間に、自動車を模した供試体4を載置するスレッド3はストローク長L(おおよそ1.3〜1.6m程度)移動するが、そのストローク長Lにおいて前方シュー53f、後方シュー53rが摺動する区間の各ピッチングガイドレール71f、71rの高さを、実車衝突試験で得られたピッチング動作データに基づいて時間経過に従って変化するものに形成しておく。
具体的には実車衝突試験で得られた衝突時間における車体高さ、ピッチング角度の時間的変化データから、供試体4にその車体高さ、ピッチング角度の時間的変化を再現するように、供試体4を載置取り付けたピッチングスレッド5の高さ、ピッチング角度の時間的変化を算出、それからピッチングスレッド5の前方支脚52fの前方シュー53f、後方支脚52rの後方シュー53rの高さ位置の時間的変化を算出して、それに合わせて、ストローク長Lにおいて前方シュー53f、後方シュー53rが摺動する区間の各ピッチングガイドレール71f、71rの頭部高さが時間経過に従って変化するように形成する。
高さの変化形状は、ピッチング動作がある場合は各ピッチングガイドレール71f、71rの少なくとも一方に形成されることになるが、両方に形成される場合もある。
各ピッチングガイドレール71f、71rに各シュー53f、53r、各支脚52f、52rを介して支持されるピッチングスレッド5は、その前方、後方支脚51f、51r位置で、各ピッチングガイドレール71f、71rの高さに従った上下、傾斜運動を行うから、ピッチングスレッド5上に取り付けられた供試体4に所定のピッチング動作を再生することができるものとなる。
なお、後方ピッチングガイドレール71rは前方ピッチングガイドレール71fの外側に配置する。一般にピッチング動作の性質上、後方ピッチングガイドレール71rのほうが前方ピッチングガイドレール71fより高くなることが多いから、後方ピッチングガイドレール71rを前方ピッチングガイドレール71fの外側に配置したほうが前方支脚52fと後方ピッチングガイドレール71rとの干渉を避け易くなる。
以上説明した本実施例の簡易型ピッチング装置7は下記のように作動する。先ず、自動車衝突模擬試験装置の本体装置1のアクチュエータ11のピストン11aに接して配置された停止状態のスレッド3に対して目標加速度(スレッド3及び供試体4の前方向としては減速加速度)を与えるべく、図示しない加速度制御システムにより本体用油圧装置が制御され、アクチュエータ11のピストン11aが作動してスレッド3を後方へ打ち出し、衝突時を模擬する加速度を供試体3に与える。
すると、その加速度に従ったスレッド3の移動に伴って、ピッチングスレッド5の前後が各ピッチングガイドレール71f、71rの高さに従って上下移動するので、ピッチングスレッド5に載置取り付けられた供試体4に、衝突時の加速度と共に衝突に伴うピッチング動作を与えることができる。
ピッチング動作を与える上記の各ピッチングガイドレール71f、71rの高さの変化形状は、好ましくは上述のように、実車衝突試験で得られたピッチング動作データ(衝突波形)に基づいて作成され、車種、衝突条件ごとに実車衝突試験データに基づく各ピッチングガイドレール71f、71rを用意することで、自動車衝突模擬試験において実際の 車種、衝突条件に即した高精度のピッチング動作の模擬を加えた非破壊衝突試験が繰り返し可能となる。
もっとも、予め典型的な数種のパターンの高さ変化形状を有する各ピッチングガイドレール71f、71rを用意して、そのいずれかを選択して用いることで、近似的なピッチング動作を加える試験を行うことも可能である。いずれにしても、試験条件に合った特定の形状の各ピッチングガイドレール71f、71rを付け替えて用いる必要はあるが、前述のように各ピッチングガイドレール71f、71rは、それぞれ前方固定レール72f、後方固定レール72rを介して基盤74に取り付けられるので、模擬する車種、衝突条件の異なる各ピッチングガイドレールを容易に交換して設置でき、試験の実施が容易、且つ低コストになる。
図3は、本実施例の簡易型ピッチング装置7における、各ピッチングガイドレール71f、71rの高さパターンの一例による作動説明図であり、(a)はピストン11aの打ち出し前の状態、(b)は打ち出し後、ストローク長L移動した状態である。
自動車衝突時のピッチング動作の典型例として、「後部跳ね上がり型」と「前部沈み込み型」があり、図3は前者のケースを模擬する例である。すなわち、車両の重心位置が衝突箇所より高いことなどから、車両後部が浮き上がるケースであり、前方ピッチングガイドレール71fはストローク長Lの間同じ高さに形成されるが、後方ピッチングガイドレール71rはストローク長Lの間高さを増すように形成される。なお、ストローク長Lを過ぎた後の高さは衝突現象終了後なので、なだらかに終了時姿勢の高さになるように形成され、慣性で後方に摺動して行くスレッド3が衝撃無く各ピッチングガイドレール71f、71rを脱することができるようにしている。
図3の例では、前方ピッチングガイドレール71fは同じ高さのままで、後方ピッチングガイドレール71rのみがストローク長Lの位置でh1(例えば150mm)高まるように形成され、それに従い、ピッチングスレッド5は(b)中図示のような供試体4の後部が角度θ1で跳ね上がるピッチング動作を行う。
なお、図3中では、前方ピッチングガイドレール71fと後方ピッチングガイドレール71rを上下にずらして図示し、その結果、前方支脚52f、後方支脚52rの上下長さを変えて図示しているが、これは両ピッチングガイドレール71f、71rの高さの変化形状を見易く図示するためのものであり、初期位置の高さ位置を同じくして、両支脚52f、52rの上下長さを同じくしても良いことは勿論である。
図4は、もう一方の「前部沈み込み型」を模擬する例である。すなわち、小型車両等で、車体フレームが座屈して車両の前部が沈み込むケースであり、前方ピッチングガイドレール71fはストローク長Lの間大きく高さを減じるように形成され、後方ピッチングガイドレール71rはストローク長Lの間高さを少量減じるように形成される。なお、ストローク長Lを過ぎた後の高さは衝突現象終了後なので、なだらかに終了時姿勢の高さになるように形成され、慣性で後方に摺動して行くスレッド3が衝撃無く各ピッチングガイドレール71f、71rを脱することができるようにしている。
図4の例では、前方ピッチングガイドレール71fはストローク長Lの位置でh2(例えば500mm)高さを減じ、後方ピッチングガイドレール71rはh3(例えば20mm)高さを減じるように形成され、それに従い、ピッチングスレッド5は(b)中図示のような供試体4の前部が角度θ2で沈み込むピッチング動作を行う。
なお、本実施例の簡易型ピッチング装置7では、図3、図4の例に限定されず、任意の形状に各ピッチングガイドレール71f、71rの高さを変化させてピッチング動作を模擬できるが、各ピッチングガイドレール71f、71rの高さの変化形状は、好ましくは、実車衝突試験で得られたピッチング動作データ(衝突波形)に基づいて作成されるものであることは上述のとおりである。
以上説明したように、本実施例の簡易型ピッチング装置7によれば、本体装置1のアクチュエータ11がスレッド3を打ち出すと、その加速度に従ったスレッド3の移動に伴って、ピッチングスレッド5の前後が各ピッチングガイドレール71f、71rの高さに従って上下移動するので、ピッチングスレッド5に載置取り付けられた供試体4に、衝突時の加速度と共に衝突に伴うピッチング動作を与えることができる。従って、自動車衝突模擬試験装置においてスレッド3の水平打ち出しを行う本体装置1に付設する従来の鉛直加振機を用いたピッチング装置6のように鉛直加振機とそれを制御し駆動するピッチング装置用油圧装置とピッチング制御装置等を設けることが不要となり、また、本体装置1とピッチング装置6を同調させる高度な制御も不要であり、それに代えて所定の高さ変化形状の各ピッチングガイドレール71f、71rを設置するだけとなるので、装置コストが大幅に減少し、維持コストも低減可能となる。
また、本体装置1のガイドレール2の脇にピッチングガイドレール71f、71rを設置するだけであるから、従来装置に比べスペースが減少し、鉛直加振機設置のためのピット建設のコンクリート等の資材も大幅に低減できるので設備の全体コストが低減する。
したがって、本実施例の簡易型ピッチング装置は、既存のピッチング装置を備えない自動車衝突模擬試験装置への追設が容易に可能であり、ピッチング動作を加えた自動車衝突模擬試験の実施が容易となり、自動車の安全性向上のために大きく寄与するものとなる。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
本発明の一実施例に係る自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置と本体装置との組み合わせ状態の斜視図である。 図1中のピッチングガイドレール及びシューの断面図である 図1に示す簡易型ピッチング装置の作動説明図である。 図3と異なる前方、後方ピッチングガイドレールを用いた場合の図1に示す簡易型ピッチング装置の作動説明図である。 従来の自動車衝突模擬試験の例の説明図である。 ピッチング動作を加える従来の自動車衝突模擬試験の例の説明図である。 ピッチング動作を加える従来の自動車衝突模擬試験の他の例の説明図である。 アクチュエータで衝突時の減速加速度を加える従来の自動車衝突模擬試験の説明図である。 アクチュエータで衝突時の減速加速度を加える従来の自動車衝突模擬試験装置の鉛直加振機によるピッチング装置と本体装置との組み合わせ状態の斜視図である。 図9に示す従来のピッチング装置の作動説明図である。
符号の説明
1 本体装置
2 ガイドレール
3 スレッド
4 供試体
4a ダミー
5 ピッチングスレッド
7 簡易型ピッチング装置
11 アクチュエータ
11a ピストン
31 シュー
32 縦フレーム
33 上下ガイドレール
34 摺動ブラケット
35 ピン
51 ブラケット
52f 前方支脚
52r 後方支脚
53f 前方シュー
53r 後方シュー
71f 前方ピッチングガイドレール
71r 後方ピッチングガイドレール
72f 前方固定レール
72r 後方固定レール
73 摺動部材
74 基盤

Claims (3)

  1. 供試体を搭載するためのスレッドと、
    同スレッドを前後摺動可能且つ上下左右を拘束して支持するガイドレールと、
    停止状態の前記スレッドの前端に接した状態から同スレッドを前記ガイドレールに沿って打ち出すことで同スレッドを介して前記供試体に自動車衝突時の加速度を加えるアクチュエータを備えた本体装置とを有する自動車衝突模擬試験装置における自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置において、
    前記スレッドは、前記供試体を載置し取り付けるピッチングスレッドを備えるとともに、同ピッチングスレッドの後端側を上下回動可能、前端側を上下摺動可能且つ前後左右方向を拘束するように支持し、
    前記ガイドレールの左右にはそれぞれに平行して設けられた前方ピッチングガイドレールおよび後方ピッチングガイドレールを備え、
    前記ピチングスレッドは左右に張り出した前方支脚と同前方支脚より後方で左右に張り出した後方支脚とを備えるとともに、前記左右の前方支脚はそれぞれ前記左右の前方ピッチングガイドレールに前後摺動可能且つ上下左右を拘束して支持される前方シューを備え、前記左右の後方支脚はそれぞれ前記左右の後方ピッチングガイドレールに前後摺動可能且つ上下左右を拘束して支持される後方シューを備え、
    前記アクチュエータにより打ち出される前記スレッドのストローク長において前記前方シューが摺動する区間の前記前方ピッチングガイドレールの高さ、または前記後方シューが摺動する区間の前記後方ピッチングガイドレールの高さの少なくとも一方を変化させて形成してなることを特徴とする自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置。
  2. 請求項1に記載の自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置において、前記ストローク長は実車衝突試験において衝突現象が現れる衝突時間の自動車の移動距離に基づき設定され、前記ストローク長において前記前方シューおよび前記後方シューの摺動する区間の前記前方ピッチングガイドレールおよび後方ピッチングガイドレールの高さの変化は、前記実車衝突試験の衝突時間における車体高さ、ピッチング角度の時間的変化を前記供試体に再現するように算出された前記前方シューおよび後方シューの高さの時間的変化に合わせて形成されてなることを特徴とする自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置において、前記前方ピッチングガイドレールおよび後方ピッチングガイドレールは基盤上に固定レールを介して取り付けられることを特徴とする自動車衝突模擬試験装置の簡易型ピッチング装置。
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