JP2006137887A - 光輝材含有樹脂組成物 - Google Patents

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義明 大林
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Abstract

【課題】 シルバーメタリック調の外観を有し、耐光安定性に優れた成形体を得ることができる光輝材含有樹脂組成物およびそれからなる成形体を提供する。
【解決手段】 ポリプロピレン樹脂(A)と、当該樹脂(A)100重量部に対して、アルミニウム粒子からなる光輝材(B)0.1〜10重量部と、ヒンダードアミン系光安定剤(C)0.05〜1重量部と、特定の式で示されるベンゾエート系化合物および特定の式で示されるベンゾフェノン系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(D)0.05〜1重量部とを含有する光輝材含有樹脂組成物、および、それからなる成形体。
【選択図】 なし

Description

本発明は、光輝材含有樹脂組成物およびそれからなる成形体に関するものである。さらに詳細には、シルバーメタリック調の外観を有し、耐光安定性に優れた成形体を得ることができる光輝材含有樹脂組成物およびそれからなる成形体に関するものである。
熱可塑性樹脂からなる成形品にシルバーメタリック調の外観を付与する方法として、マイカや鱗片状アルミニウムの粉末を、熱可塑性樹脂に混合して成形する方法が、従来から知られている。
例えば、特許第3571403号公報には、ウェルドラインの発生がなく、メタリック調等の高級色調を発揮することができる樹脂組成物として、熱可塑性樹脂に、光屈折率が1.8以上のウェルド消去剤、着色材と光輝材を含有してなり、光輝材の平均粒径および添加量が特定の範囲にある樹脂組成物が記載されている。
また、特開2003−253083号公報には、長期にわたり、表面の均一性を保持し、自動車外装部品に好適なポリプロピレン系樹脂組成物として、プロピレン・エチレンブロック共重合体に、特定の式で表されるアルキルベンゾエート化合物およびヒンダードアミン系化合物を含有してなるポリプロピレン系樹脂組成物が記載されている。
特許第3571403号公報 特開2003−253083号公報
しかし、上記の公報等に記載されているポリプロピレン系樹脂組成物からなる成形体にシルバーメタリック調の外観を付与し、さらに耐光安定性を付与するということについては、さらなる改良が求められていた。
かかる状況の下、本発明の目的は、シルバーメタリック調の外観を有し、耐光安定性に優れた成形体を得ることができる光輝材含有樹脂組成物およびそれからなる成形体を提供することにある。
本発明者等は、鋭意検討の結果、本発明が、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、
ポリプロピレン樹脂(A)と、当該樹脂(A)100重量部に対して、アルミニウム粒子からなる光輝材(B)0.1〜10重量部と、ヒンダードアミン系光安定剤(C)0.05〜1重量部と、下記式(I)で示されるベンゾエート系化合物および式(II)で示されるベンゾフェノン系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(D)0.05〜1重量部とを含有する光輝材含有樹脂組成物、および、それからなる成形体に係るものである。
Figure 2006137887
(式(I)中、R1は炭素原子数1〜30のアルキル基を示す。)
Figure 2006137887
(式(II)中、R2は炭素原子数1〜30のアルキル基、R3、R4、R5は互いに独立して水素原子、水酸基、炭素原子数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、ハロゲン原子の何れかを示す。)
本発明によれば、シルバーメタリック調の外観を有し、耐光安定性に優れた成形体を得ることができる光輝材含有樹脂組成物およびそれからなる成形体を得ることができる。
本発明で用いられるポリプロピレン樹脂(A)としては、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン単独重合体成分または主にプロピレンからなる共重合体成分(以下、重合体成分(I)と称する。)と、エチレンおよびα−オレフィンから選択される少なくとも1種のモノマーとプロピレンとを共重合して得られる共重合体(以下、重合体成分(II)と称する。)からなるポリプロピレン系共重合体等(以下、プロピレン系ブロック共重合体と称する。)が挙げられる。これらのポリプロピレン樹脂は単独で使用しても良く、少なくとも2種をブレンドして使用しても良い。
α−オレフィンとして、好ましくは、炭素原子数4〜12のα−オレフィンであり、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン等が挙げられ、さらに好ましくは1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンである。
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体としては、例えば、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−1−ヘキセンランダム共重合体、プロピレン−1−オクテンランダム共重合体等が挙げられる。
プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体としては、例えば、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−エチレン−1−オクテン共重合体等が挙げられる。
前記プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体におけるエチレンまたはα−オレフィンの含有量は、通常0.1〜50重量%である。好ましくは0.1〜30重量%である。
前記重合体成分(I)と前記共重合体成分(II)からなるプロピレン系ブロック共重合体の重合体成分(I)における主にプロピレンからなる共重合体成分としては、例えば、プロピレン−エチレン共重合体成分、プロピレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−1−ヘキセン共重合体成分等が挙げられる。
そして、前記共重合体成分(II)としては、例えば、プロピレン−エチレン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−ヘキセン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−オクテン共重合体成分、プロピレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−1−ヘキセン共重合体成分、プロピレン−1−オクテン共重合体成分等が挙げられる。
前記重合体成分(I)におけるエチレン、炭素原子数4〜12のα―オレフィンから選択されるモノマーの少なくとも1種以上のモノマーの含有量は、通常0.1〜30重量%である。
前記重合体成分(II)におけるエチレン、炭素原子数4〜12のα―オレフィンから選択されるモノマーの少なくとも1種以上のモノマーの含有量は、通常5〜80重量%であり、好ましくは20〜70重量%、さらに好ましくは30〜60重量%である。
また、前記重合体成分(I)と前記重合体成分(II)からなるプロピレン系ブロック共重合体における重合体成分(II)の含有量は、プロピレン系ブロック共重合体全体に対して、通常5〜70重量%であり、好ましくは10〜50重量%、さらに好ましくは10〜40重量%である。
そして、前記重合体成分(I)と前記重合体成分(II)からなるプロピレン系ブロック共重合体としては、例えば、(プロピレン)−(プロピレン−エチレン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−エチレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン−1−ヘキセン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体等が挙げられる。
ポリプロピレン樹脂(A)として、好ましくは、軽量化及び耐衝撃性の観点から、前記重合体成分(I)と前記重合体成分(II)からなるプロピレン系ブロック共重合体である。より好ましくは、前記重合体成分(II)がプロピレンとエチレンの共重合体成分であり、その重合体成分(II)の割合がプロピレン系ブロック共重合体全体に対して10〜40重量%であり、そして、その重合体成分(II)中のエチレン含有量が30〜60重量%であるプロピレン系ブロック共重合体である。
また、前記重合体成分(I)と前記重合体成分(II)からなるプロピレン系ブロック共重合体において、重合体成分(I)と重合体成分(II)の溶融粘度は、重合条件により任意に決定される。ここで、第一段階目の工程で重合された重合体成分(I)の極限粘度を([η]I)、第二段階目の工程で重合された重合体成分(II)の極限粘度を([η]II)と称する。尚、溶融粘度の測定は以下の方法で行い算出されるものである。
ウベローデ型粘度計を用いて濃度0.1、0.2および0.5g/dlの3点について還元粘度を測定する。極限粘度は、「高分子溶液、高分子実験学11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法すなわち、還元粘度を濃度に対しプロットし、濃度をゼロに外挿する外挿法によって求める。テトラリンを溶媒として用いて温度135℃で測定される。尚、試料は重合槽から採取した重合体パウダーを用いる。重合体成分(I)の場合、第一段階の重合槽から一部抜き出した重合体パウダーを用いて測定される。
第一段階の重合工程で得た重合体成分(I)の極限粘度([η]I)、第二段階の重合工程後の最終重合体(成分(I)と成分(II)の合計)の前記方法で測定した極限粘度([η]Total)を求め、ついで、第二段階目の工程で重合された重合体成分(II)の最終重合体の中の含有量(重量比)から、第二段階目の工程で重合された重合体成分(II)の極限粘度[η]IIを、下記式から計算して求められるものである。
[η]II=([η]Total−[η]I×XI)/XII
[η]Total:第二段階重合工程後の最終重合体の極限粘度(dl/g)
[η]I:第一段階重合工程後に重合槽より抜き出した重合体パウダーの極限粘度
(dl/g)
I:第一段階目の工程で重合された成分の重量比
II:第二段階目の工程で重合された成分の重量比
尚、XI、XIIは重合時の物質収支から求められる。
前記プロピレン系ブロック共重合体の成分(I)および(II)の極限粘度としては、[η]Iは機械的強度と成形加工性の観点から好ましくは0.3〜5(dl/g)、より好ましくは0.6〜3(dl/g)、さらに好ましくは0.6〜2(dl/g)である。また、[η]IIは機械的強度と外観の観点から好ましくは1〜12(dl/g)、より好ましくは1.5〜10dl/g)、さらに好ましくは3〜8(dl/g)である。
ポリプロピレン樹脂(A)の230℃で測定されるメルトフローレート(MFR)は、1〜600g/10分の範囲である。好ましくは5〜400g/10分であり、より好ましくは10〜200g/10分である。
ポリプロピレン樹脂(A)の結晶性は、機械的強度の観点から結晶性が高いものが好ましい。結晶性が高いポリプロピレン系樹脂(A)としては、結晶性の指標として用いられるA.Zambelliらによって発表された方法(Macromolecules 第6巻、第925頁、1973年)に記載の13C−NMR法に従って求められるポリプロピレン分子中のペンタッド単位でプロピレンモノマー単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位の分率(アイソタクチックペンダット分率と称し、[mmmm]で表す。)が0.97以上のものが好ましく、より好ましくは0.98以上のものである。但し、13C−NMR吸収ピークの帰属に関しては、その後発刊されたMacromolecules、第8巻、第687頁(1975年)に基づいて行うものである。
ポリプロピレン樹脂(A)の製造方法としては、公知の重合触媒を用いて、公知の重合方法により製造する方法が挙げられる。
重合触媒としては、例えば、チーグラー型触媒、チーグラー・ナッタ型触媒、シクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物とアルキルアルミノキサンからなる触媒系、またはシクロペンタジエニル環を有する周期表第4族の遷移金属化合物とそれと反応してイオン性の錯体を形成する化合物および有機アルミニウム化合物からなる触媒系等が挙げられ、また、上述の触媒系の存在下でエチレンやα−オレフィンを予備重合させて調製する予備重合触媒を用いることができる。
上記の触媒系としては、例えば、特開昭61−218606号公報、特開平5−194685号公報、特開平7−216017号公報、特開平10−212319号公報、特開2004−182981号公報、特開平9−316147号公報に記載の触媒系が挙げられる。
また、重合方法としては、バルク重合、溶液重合、スラリー重合または気相重合が挙げられる。バルク重合とは、重合温度において液状のオレフィンを媒体として重合を行う方法であり、溶液重合もしくはスラリー重合とは、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の不活性炭化水素溶媒中で重合を行う方法であり、また、気相重合とは、気体状態の単量体を媒体として、その媒体中で気体状態の単量体を重合する方法である。これらの重合方法は、バッチ式、連続式のいずれでも可能であり、また、これらの重合方法を任意に組み合わせてもよい。工業的かつ経済的な観点から、連続式の気相重合法、バルク重合法と気相重合法を連続的に行うバルク−気相重合法による製造が好ましい。
ポリプロピレン樹脂(A)の製造方法は、ポリプロピレン樹脂(A)を一段階で製造する方法であってもよく、二段階以上の多段階で製造する方法であってもよい。特に、前記重合体成分(I)と前記重合体成分(II)からなるポリプロピレン系共重合体(プロピレン系ブロック共重合体)の製造方法として、好ましくは、前記重合体成分(I)を製造する段階と前記重合体成分(II)を製造する段階からなる少なくとも二段階以上の多段階の製造方法が挙げられる。
例えば、特開平5−194685号公報、特開2002−12719号公報に記載の多段階の重合法による製造法等が挙げられる。
尚、重合工程における各種条件(重合温度、重合圧力、モノマー濃度、触媒投入量、重合時間等)は、目的とするポリプロピレン樹脂(A)を製造するために、任意に変更することができる。
本発明で用いられるアルミニウム粒子からなる光輝材(B)は、例えば、球状粒子や鱗片状粒子からなる光輝材である。
鱗片状粒子としては、短径に対する長径の比が5以上であり、厚みが0.5〜10μmである鱗片状粒子が挙げられる。
光輝材(B)として、好ましくは、より深み感のあるシルバーメタリック調の樹脂成形品が得られるということから、アルミニウム粒子からなる鱗片状粒子である。
アルミニウム粒子からなる光輝材(B)の平均粒子径は、樹脂組成物の流動性を良好にし、得られる樹脂成形品の光輝感を充分なものにするという観点や、成形品の樹脂組成物の合流部に発生するウェルドラインを目立たない様にするという観点から、通常、30〜200μmであり、好ましくは35〜180μmであり、より好ましくは35〜100μmである。
光輝材(B)が球状粒子である場合、「平均粒子径」は「平均直径」を意味し、光輝材(B)が鱗片状粒子である場合、「平均粒子径」は「平均長径」を意味する。
光輝材(B)の含有量は、ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して0.1〜10重量部であり、成形品の光輝感を十分なものにするという観点や、樹脂組成物の流動性を適度にし、容易に成形できる様にするという観点から、好ましくは0.1〜5重量部であり、より好ましくは0.1〜3重量部であり、さらに好ましくは0.5〜3重量部である。
また、光輝材(B)は、シランカップリング剤等の表面処理剤で処理されていても良く、処理されなくても良い。表面処理剤の処理量は、必要に応じて、適宜、決定すれば良い。
本発明で用いられるヒンダードアミン系光安定剤(C)とは、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン骨格を分子内に有する光安定剤であり、有機材料、高分子材料等において、光(紫外線)により発生したラジカルを補足したり、ハイドロパーオキサイドの分解によって有機材料や高分子材料が劣化するのを防止する役割を持つ化合物である。例えば、低分子量または高分子量の光安定剤が挙げられる。また、ヒンダードアミン系光安定剤(C)は、単独で用いても良く、少なくとも2種を併用しても良い。
低分子量の光安定剤とは、分子量が1000未満の光安定剤であり、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(商品名:Tinuvin770、分子量:480)、ビス(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(商品名:Tinuvin765、分子量:508)、テトラキス(2,2,6,6−テトラ−メチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート(商品名:アデカスタブLA−57、分子量:792)、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタ−メチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート(商品名:アデカスタブLA−52、分子量:847)、デカン二酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1(オクチルオキシ)−4−ピペリジル)エステルおよび1,1−ジメチルエチルヒドロペルオキシドとオクタンの反応生成物(商品名:TINUVIN123、分子量:737)等が挙げられる。
高分子量の光安定剤とは、分子量が1000以上の光安定剤であり、例えば、ホルムアルデヒド重縮合物,{2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン・[N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)へキサン−1,6−ジイルジアミン]・モルフォリン重合物}及びギ酸の反応生成物(商品名:サイアソーブUV−3529、分子量:約1700)、コハク酸ジメチルと4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジンエタノールの重縮合物(商品名:TINUVIN622LD、分子量:約3100〜4000)、N,N’,N’’,N’’’−テトラキス−(4,6ビス−(ブチル−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ)−トリアジン−2−イル)−4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミン(分子量:2286、90%)とコハク酸ジメチルと4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジンエタノールの重合物(分子量:約3100〜4000)との混合物(商品名:CHIMASORB119FL)、ミックスト{1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル/β,β,β’,β’−テトラメチル−3,9−[2,4,8,10−テトラオクスアスピロ(5,5)ウンデカン]ジメチル}−1,2,3,4ブタンテトラカルボキシレート(アデカスタブLA−63、分子量:約2000)、ポリ[{(6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル){(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}}(商品名:CHIMASORB944LD、分子量2000〜3100)、ジブチルアミン・1,3,5−トリアジン・N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサメチレンジアミンとN−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミンの重縮合物(商品名:CHIMASORB2020FDL、分子量:約2600〜3400))等が挙げられる。
ヒンダードアミン系光安定剤(C)の含有量は、ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して0.05〜1重量部であり、好ましくは0.1〜0.8重量部、より好ましくは0.2〜0.6重量である。
ヒンダードアミン系光安定剤(C)の含有量が過少な場合、耐光安定性が不十分で長期使用に絶えられなかったり、鮮やかなシルバーメタリック調が損なわれることがある。
また、ヒンダードアミン系光安定剤(C)の含有量が過多な場合、光安定剤が成形体表面にブリードアウトしたり、表面の白化が起こったり、シルバーメタリック調が損なわれることがあり、また、成形加工時に発煙や金型汚染が起こったりすることがある。
本発明で用いられる化合物(D)は、下記式(I)で示されるベンゾエート系化合物および式(II)で示されるベンゾフェノン系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物である。
Figure 2006137887
(式(I)中、R1は炭素原子数1〜30のアルキル基を示す。)
Figure 2006137887
(式(II)中、R2は炭素原子数1〜30のアルキル基、R3、R4、R5は互いに独立して水素原子、水酸基、炭素原子数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、ハロゲン原子の何れかを示す。)
式(I)で示されるベンゾエート系化合物において、R1としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、i−ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、i−オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基、トリアンコンチル基、モンタニル基、エイコシル基等の炭素原子数1〜30のアルキル基が挙げられ、好ましくは炭素原子数14〜30のアルキル基、よりに好ましくは炭素原子数16〜28のアルキル基である。アルキル基として、好ましくは、長期間に渡る耐光安定性を維持する傾向があるということから、炭素数が多いアルキル基である。
式(I)で示されるベンゾエート系化合物としては、例えば、ミリスチル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ラウリル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、パルミチル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ステアリル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ベヘニル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、モンタニル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等が挙げられる。好ましくは、ラウリル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、パルミチル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ステアリル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ベヘニル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートである。
式(II)で示されるベンゾフェノン系化合物において、R2としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、i−ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、i−オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基、トリアンコンチル基、モンタニル基、エイコシル基等の炭素原子数1〜30のアルキル基が挙げられ、好ましくは炭素原子数3〜30のアルキル基、よりに好ましくは炭素原子数5〜20のアルキル基である。
また、R3、R4、R5としては、好ましくは水素原子または炭素原子数1〜30のアルキル基であり、好ましくは炭素原子数1〜20のアルキル基であり、より好ましくは炭素原子数1〜10のアルキル基である。
なお、R2、R3、R4、R5は、ベンゾフェノン系化合物の紫外線吸収性能、可視光域の光の吸収、ポリプロピレン樹脂中における相溶性を制御するという観点、ポリプロピレン樹脂の変色を防止するという観点や、シルバーメタリック調の外観を付与するという観点から、選択される。
式(II)で示されるベンゾフェノン系化合物として、一層好ましくは、R3、R4、R5が水素原子の化合物であり、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−エトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ブトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチロキシベンゾフェノン等である。
化合物(D)の含有量は、ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して、0.05〜1重量部であり、好ましくは0.1〜0.8重量部であり、より好ましくは0.1〜0.6重量部である。
化合物(D)の含有量が過少な場合、耐光安定性が不十分で長期使用に絶えられなかったり、鮮やかなシルバーメタリック調が損なわれたり、変色したりすることがある。
また、化合物(D)の含有量が過多な場合、ベンゾエート系化合物又はベンゾフェノン系化合物が成形体表面にブリードアウトしたり、表面の白化が起こったり、シルバーメタリック調が損なわれたりすることがあり、また、成形加工時に発煙や金型汚染が起こったり、使用時に黄色系や赤色系に変色したりすることがある。
本発明の光輝材含有樹脂組成物には、光輝材(B)が射出成形機のシリンダ内や金型のホットランナー内で凝集すること防止するという観点、深みのあるシルバーメタリック調の外観を有し、筋がなく状の外観が良好な成形体を得るという観点、樹脂組成物の流動性を適切なものにして加工性を良好にするという観点、機械的強度に優れる成形体を製造するという観点から、不飽和カルボン酸に由来する構成単位および不飽和カルボン酸無水物に由来する構成単位から選択される少なくとも1種の構成単位を有する変性ポリプロピレン樹脂を添加しても良い。
変性ポリプロピレン樹脂を添加する場合、その添加量は、ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して0.05〜5重量部であり、より好ましくは0.1〜4重量部である。
また、前記変性ポリオレフィン樹脂は、単独で用いても良く、少なくとも2種を併用しても良い。
前記変性ポリプロピレン樹脂の製造方法としては、例えば、
(1)不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸無水物からなる群から選択される少なくとも1種の単量体(以下、これを特性単量体と称する)と、特性単量体以外の単量体とを重合して製造する方法、
(2)特性単量体と、特性単量体以外の単量体からなる重合体とを反応させて製造する方法、
等が挙げられる。
特性単量体以外の単量体としては、エチレン、プロピレン、スチレン等の単量体が挙げられ、少なくとも2種の特性単量体以外の単量体を用いてもよい。
前記変性ポリプロピレン樹脂の原料に用いられる特性単量体以外の単量体からなる重合体としては、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン系ブロック共重合体等のポリプロピレン樹脂が挙げられる。
不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン酸が挙げられる。
不飽和カルボン酸無水物としては、例えば、無水アクリル酸、無水メタクリル酸等のモノカルボン酸無水物、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水イタコン酸等のジカルボン酸無水物が挙げられる。
なお、以下、「不飽和カルボン酸に由来する構成単位」および「不飽和カルボン酸無水物に由来する構成単位」を「特性構成単位」と称する。
変性ポリプロピレン樹脂として、好ましくは、光輝材(B)の凝集を防止するという観点から、ジカルボン酸に由来する構成単位およびジカルボン酸無水物に由来する構成単位からなる群から選択される少なくとも1種の構成単位を含有する樹脂である。
変性ポリプロピレン樹脂に含有される特性構成単位の含有量として、光輝材(B)の凝集を防止するという観点、筋がなく外観が良好である成形体を得るという観点、樹脂組成物の流動性を適切にし、加工性を良好にするという観点や、耐衝撃性に優れる成形体を得るという観点から、好ましくは0.01〜20重量%であり、より好ましくは0.1〜10重量%であり、さらに好ましくは0.1〜5重量%である。ただし、変性ポリプロピレン樹脂の全量を100重量%とする。
変性ポリプロピレン樹脂が少なくとも2種の特性構成単位を含有する場合、変性ポリプロピレン樹脂に含有される特性構成単位の含有量の合計として、好ましくは0.01〜20重量%であり、より好ましくは0.1〜10重量%であり、さらに好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明の光輝材含有樹脂組成物には、必要に応じて、本発明に用いられるポリプロピレン樹脂以外の他の樹脂やゴム等を配合しても良い。
例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン/α−オレフィン系共重合体(L−LDPEやエラストマー)、ポリスチレン類(例えばポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン)、AS(アクリロニトリル/スチレン共重合)樹脂)、ABS(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合)樹脂、AAS(特殊アクリルゴム/アクリロニトリル/スチレン共重合)樹脂、ACS(アクリロニトリル/塩素化ポリエチレン/スチレン共重合)樹脂、ポリクロロプレン、塩素化ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂、エチレン/ビニルアルコール共重合樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル樹脂及びポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル樹脂(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、エポキシ樹脂、ジアリルフタレートプリポリマー、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、ポリブタジエン、1,2−ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン/ブタジエン共重合体、ブタジエン/アクリロニトリル共重合体、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、天然ゴム等が挙げられる。
好ましくは、耐衝撃性を向上させるという観点から、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン/α−オレフィン系共重合体からなるエラストマーである。
エチレン/α−オレフィン系共重合体からなるエラストマーとしては、メタロセン系触媒に代表される均一系触媒を用いて製造されるエチレン/α−オレフィン系共重合体からなるエラストマーが挙げられ、例えば、エチレン/ブテン−1共重合体、エチレン/ヘキセン−1共重合体、エチレン/オクテン−1共重合体からなるエラストマーが挙げられる。
エチレン/α−オレフィン系共重合体に含有されるα−オレフィンの含有量は、一般には5〜50重量%であり(ただし、エチレン/α−オレフィン系共重合体の全量を100重量%とする)、190℃で測定されるメルトフローレート(MFR)は、一般には0.05〜50g/10分である。
これらの他の樹脂は、単独で用いても良く、少なくとも2種を併用しても良い。エラストマーの配合量は、本発明の光輝材含有樹脂組成物を成形して得られる成形体の耐衝撃性や寸法安定性を改良させるという観点から、ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して、好ましくは1〜50重量部であり、より好ましくは5〜40重量部であり、さらに好ましくは5〜30重量部である。
本発明の光輝材含有樹脂組成物には、必要に応じて、アルミニウム粒子からなる光輝材(B)以外のフィラーを配合しても良い。
光輝材(B)以外のフィラーとしては、例えば、タルク、クレイ、マイカ、ガラス繊維、ガラスバルーン、ガラスビーズ、珪酸カルシウム、ベントナイト、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、フェライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、ドーソナイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素中空球、金属粉、硫化モリブデン、ボロン繊維、炭化珪素繊維、金属繊維、チタン酸カリウム、合成有機繊維、天然繊維等が挙げられる。
光輝材(B)以外のフィラーとして、好ましくは、樹脂組成物を成形して得られる成形体の機械的強度(剛性、耐熱性)を高めるという観点から、タルクまたは無機繊維である。
光輝材(B)以外のフィラーの含有量は、成形体の強度、耐熱性、寸法安定性、軽量化の観点から、好ましくは、ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して1〜30重量部であり、より好ましくは5〜25重量部であり、さらに好ましくは10〜20重量部である。
本発明の光輝材含有樹脂組成物には、必要に応じて、公知の添加剤を配合してもよい。公知の添加剤としては、例えば、中和剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、加工助剤、着色剤、発泡剤、抗菌剤、有機系過酸化物、可塑剤、難燃剤、有機過酸化物、架橋剤、架橋助剤等が挙げられる。これらの添加剤は、単独で用いてもよく、少なくとも2種を併用してもよい。中でも、酸化防止剤、着色剤がよく用いられる。
酸化防止剤としては、公知の酸化防止剤が挙げられ、例えば、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、ヒドロキシルアミン系酸化防止剤が挙げられる。フェノール系酸化防止剤として、好ましくは、屋外使用時の紫外線や酸化性ガス(窒素酸化物等)の影響を受けた際に、変色しにくいフェノール系酸化防止剤である。
酸化防止剤の配合量は、一般には、ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して0.01〜2重量部である。
着色剤としては、公知の着色剤が挙げられ、無機顔料や有機顔料が挙げられる。無機顔料としては、例えば、前記充填材としても用いられる酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、弁柄、カドミウムレッド、カドミウムイエロー、群青、コバルトブルー、チタンイエロー、鉛白、鉛丹、鉛黄、紺青等が挙げられる。
有機顔料としては、例えば、キナクリドン、ポリアゾイエロー、アンスラキノンイエロー、ポリアゾレッド、アゾレーキイエロー、ペリレン、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、イソインドリノンイエロー等が挙げられる。
これらの着色剤は単独で用いても良く、少なくとも2種類を併用しても良い。また、着色剤の粒子径や配合量は、必要に応じて、適宜、決定される。
本発明の光輝材含有樹脂組成物の製造方法としては、例えば、ポリプロピレン樹脂(A)に、アルミニウム粒子からなる光輝材(B)、ヒンダードアミン系光安定剤(C)、前記式(I)で示されるベンゾエート系化合物および前記式(II)で示されるベンゾフェノン系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(D)を混合し、さらに必要に応じて酸化防止剤等の添加剤、ポリプロピレン樹脂(A)以外の樹脂やゴム(エラストマー)、フィラー等を配合して、公知の方法で、180℃以上の温度環境で溶融混練する方法が挙げられる。そして、溶融混練する方法としては、例えば、溶融押出機、バンバリーミキサー等によって溶融混練する方法が挙げられる。
本発明の光輝材含有樹脂組成物に用いられるアルミニウム粒子からなる光輝材(B)を配合する方法としては、例えば、
(1)ポリプロピレン樹脂(A)に対して光輝材(B)を直接配合する方法、
(2)光輝材(B)の濃度が1〜90重量%であり、ポリプロピレン樹脂(A)と光輝材(B)を溶融混練して得られる光輝材(B)の高濃度マスターバッチをあらかじめ調製し、前記高濃度マスターバッチをポリプロピレン樹脂(A)に配合し、光輝材(B)の濃度を希釈する方法、
が挙げられる。
本発明の光輝材含有樹脂組成物の製造方法で用いられる溶融混練装置としては、公知の溶融混練装置が挙げられる。例えば、バッチ式混練機、ロール式混練機、単軸押出機、二軸同方向回転押出機(Wernw Pfleideren製 ZSK[登録商標]や東芝機械(株)製 TEM[登録商標]、日本製鋼所(株)製 TEX[登録商標]等)、二軸異方向回転押出機(日本製鋼所(株)製 CMP[登録商標]、TEX[登録商標]、神戸製鋼所(株)製 FCM[登録商標]、NCM[登録商標]、LCM[登録商標]等)が挙げられる。
本発明の光輝材含有樹脂組成物の形状としては、例えば、ストランド状、シート状、平板状、ストランドを適当な長さに裁断したペレット状等が挙げられる。本発明の光輝材含有樹脂組成物の形状としては、成形加工へ適用した場合、得られる成形体の生産安定性を良好にするという観点から、長さが1〜50mmのペレットである。
本発明の成形体は、本発明の光輝材含有樹脂組成物を公知の各種成形方法によって成形して得られる成形体であり、成形体の形状、サイズ等は、必要に応じて、適宜、決定すれば良い。
本発明の成形体の製造方法としては、例えば、通常工業的に用いられている射出成形法、プレス成形法、真空成形法、発泡成形法、押出成形法等が挙げられ、また、目的に応じて、本発明の樹脂組成物と同種の樹脂組成物や他の樹脂と貼合する成形方法、共押出成形する方法等も挙げられる。
本発明の成形体として、好ましくは、射出成形体であり、その成形方法は射出成形法である。射出成形法としては、例えば、一般的な射出成形法、射出発泡成形法、超臨界射出発泡成形法、超高速射出成形法、射出圧縮成形法、ガスアシスト射出成形法、サンドイッチ成形法、サンドイッチ発泡成形法、インサート・アウトサート成形法等の方法が挙げられる。
また、成形体のシルバーメタリック感の調整や成形性を考慮して、成形時に採用される金型のゲート点数は1点でも多点でもよく、そのゲート形状も、適宜、決定される。
本発明の光輝材含有樹脂組成物からなる成形体は、塗装することなく、各種製品の部材として使用することができる成形体である。
本発明の成形体の用途としては、例えば、自動車材料、家電材料、OA機器・メディア関連材料、通信機器用材料、建材、キッチン用(台所)材料、トイレタリー材料、洗面材料、各種ボトル材料、コンテナー・ケース材料、シート材料等が挙げられる。好ましくは、自動車材料、家電材料、OA機器・メディア関連材料、通信機器用材料である。
自動車材料としては、例えば、ドアートリム、ピラー、インストルメンタルパネル、コンソールボックス、ロッカーパネル、アームレスト、ドアーパネル、スペアタイヤカバー、ステリング、シフトノブ等の内装部品等およびバンパー、スポイラー、フェンダー、ロッカーモール、サイドステップ、ドアミラーカバー等の外装部品、その他エアインテークダクト、エンジンカバー、リザーブタンク、エンジンコンパートメント部品フェンダーライナー、ファン、アンダーデフレクター等の部品、また、フロント・エンドパネル等の一体成形部品等が挙げられる。
また、家電材料としては、例えば、テレビ、洗濯機用材料(外装)、蓋、乾燥機用材料(外装)、掃除機用材料、炊飯器用材料、ポット用材料、保温機用材料、食器洗浄機用材料、空気清浄機用材料等が挙げられる。OA機器・メディア関連材料としては、磁気記録媒体や光記録媒体のケース、パソコン用部品、プリンター用部品、スキャナー用部品、デジタルカメラ用部品、ビデオカメラ用部品、通信機器用材料としては、固定電話機、携帯電話機、各種通信用端末のハウジングが挙げられる。
また、建材としては、壁紙用材料、柱用材料等が挙げられる。洗面材料としては、洗面台、化粧台の縁や、収納棚のドア等の高外観材料、トイレタリー材料としては、便座、便蓋、ペーパーホルダー等が挙げられる。ボトル材料としては、化粧品や洗剤等の充填用ボトル等が挙げられる。コンテナー・ケース材料としては、衣装コンテナー、文具用コンテナー、化粧品ケース、芳香剤ケース等が挙げられる。シート材料としては、文具、雑貨用のシート等が挙げられる。
以下、実施例および比較例によって本発明を説明する。なお、評価は、以下のとおりの方法に従って行った。
(1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
A.S.T.M. D1238に従って、下記条件で測定した。
測定温度 :230℃
荷重 :21.2N
(2)極限粘度([η]、単位:dl/g)
ウベローデ型粘度計を用いて濃度0.1、0.2および0.5g/dlの3点について還元粘度を測定した。極限粘度は、「高分子溶液、高分子実験学11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法すなわち、還元粘度を濃度に対しプロットし、濃度をゼロに外挿する外挿法によって求めた。テトラリンを溶媒として用いて、温度135℃で測定した。尚、試料は重合槽から採取した重合体パウダーを用いた。重合体成分(I)の場合、第一段階の重合槽から一部抜き出した重合体パウダーを用いて測定し、これの極限粘度を [η]Iとした。
(3)重合体成分(I)及び(II)の割合、極限粘度([η]Total、[η]I、[η]II)の測定および算出
第一段階の重合工程で得た重合体成分(I)の極限粘度([η]I)、第二段階の重合工程後の最終重合体(成分(I)と成分(II)の合計)の前記(2)の方法で測定した極限粘度([η]Total)、第二段階目の工程で重合された重合体成分(II)の最終重合体の中の含有量(重量比)から、第二段階目の工程で重合された重合体成分(II)の極限粘度[η]IIを、下記式から計算して求めた。
[η]II=([η]Total−[η]I×XI)/XII
[η]Total:2段階重合工程後の最終重合体の極限粘度(dl/g)
[η]I:1段階重合工程後に重合槽より抜き出した重合体パウダーの極限粘度
(dl/g)
I:1段階目の工程で重合された成分の重量比
II:2段階目の工程で重合された成分の重量比
なお、XI、XIIは重合時の物質収支から求めた。
(4)プロピレン−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体のプロピレン−エチレン重合体成分(II)の含有量(単位:重量%)及びプロピレン−エチレン重合体成分(II)中のエチレン含有量(単位:重量%)の算出
下記の条件で測定した13C−NMRスペクトルから、Kakugoらの報告(Macromolecules 1982年,第15巻,第1150〜1152頁)に基づいて求めた。
10mmΦの試験管中で約200mgのプロピレン−エチレンブロック共重合体を3mlの混合溶媒(オルトジクロロベンゼン/重オルトクロロベンゼン=4/1(容積比))に均一に溶解させて試料を調整し、その試料の13C−NMRスペクトルを下記の条件下で測定した。測定は、日本電子社製JNM−EX270を用いて行った。
測定温度:135℃
パルス繰り返し時間:10秒
パルス幅:45°
積算回数:2500回
(5)立体規則性([mmmm])
プロピレン単独重合体成分について測定を行った。
アイソタクチック・ペンタッド分率とは、A.ZambelliらによってMacromolecules, 第6巻, 第925頁 (1973年)に記載されている13C−NMRを使用して測定する方法によって得られるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖であり、換言すればプロピレンモノマー単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位の分率である。ただし、NMR吸収ピークの帰属に関しては、その後発刊されたMacromolecules, 第8巻, 第687頁 (1975年)に基づいて行った。具体的には13C−NMRスペクトルのメチル炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピークの面積分率としてアイソタクチック・ペンタッド分率を測定した。なお、測定はBRUKER社製AM400を用いて行った。
(6)射出成形機および金型、成形条件
(1)外観評価用試験片の作製
射出成形機:住友重機械(株)製NEOMAT350/120型
成形温度:220℃
金型:成形品外寸 TD:90mm×MD:150mm×厚み3mm
金型温度:50℃
(2)引張り試験評価用試験片の作製
射出成形機:東芝機械(株)製 IS 150E型
成形温度:220℃
金型:ASTM D638に規定された引張試験片作製用金型
金型温度:50℃
(7)引張り試験(降伏強度、単位:MPa)
ASTM D638に規定された方法に従って測定した。射出成形によって得られた厚みが3.2mmである試験片を用いて測定した。引張り速度は20mm/分であり、降伏強度(単位:MPa)を評価した。測定温度は23℃で行った。
(8)耐光安定性試験
サンシャインウエザーメータ(スガ試験機製WEL-SUN-DCH型)を用いて、下記の条件に従って耐光安定性試験を行った。
試験片:(1)50mm×50mm×3mm(厚み)の試験片
(2)引張試験片(厚み:3.2mmのASTM 1号ダンベル)
ブラックパネル温度:83℃
照射光量:300〜700(nm)の範囲で255(w/m2
(太陽電池式積算照度計で測定した。)
スプレー:有り(サイクル:18分間スプレー/120分間)
運転サイクル:連続照射
試験機槽内湿度:50%RH
亀裂等外観異常の観察:光学顕微鏡(×100)による観察
試験時間:2000時間
なお、照射処理後の試験片について表面光沢度、色差の測定(下記の(10)色差に示す測定)を行い、試験前後の色差計で測定されるYI値の差(ΔYI値)が小さいほど耐光安定性に優れていると判定した。
(9)表面光沢度
JIS Z8741(1997)に従い、(株)村上色彩技術研究所製の精密光沢計(GM−3D、角度60°)にて行なった。
外観の判定として、光沢保持性を評価し、光沢の保持率が50%以上であれば○と判定した。
(10)色差
スガ試験機製SMカラーコンピュータ(モデルSM−5)を用いて、試験片のYI値(イエローインデックス)を測定することにより求めた。測定は、SM−5−CH型式、45°拡散方式光学計によって、試料台:φ30の条件で行った。
また、実施例及び比較例に使用した樹脂、光輝度材、フィラー、エラストマー、添加剤は以下のとおりであった。
(A)ポリプロピレン樹脂
(A−1)プロピレン−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体
住友化学(株)製 住友ノーブレン(登録商標)WPX5343
・成分(I):プロピレン単独重合体
・成分(II):プロピレン−エチレン共重合体
・ブロック共重合体のMFR: 50 (g/10分)
・成分(I)の立体規則性([mmmm]): 0.97
・成分(II)の含有量: 11(重量%)
・成分(II)中のエチレン含有量: 37(重量%)
・成分(I)の極限粘度: 0.9(dl/g)
・成分(II)の極限粘度: 5.0(dl/g)
(A−2)プロピレン−エチレンランダム共重合体
住友化学(株)製 住友ノーブレン(登録商標)Z144A
MFR:30(g/10分)
エチレン含有量:4(重量%)
(B)光輝度材
東洋アルミニウム社製 鱗片状アルミニウム粒子
平均粒子径:65(μm)
(C)ヒンダードアミン系光安定剤
(C−1)
三共(株)製 サノールLS770
[化学名:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、(分子量:480)]
(C−2)
チバ・スペシャルティケミカルズ(株)製 CHIMASSORB2020FDL
[化学名:ジブチルアミン・1,3,5−トリアジン・N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサメチレンジアミンとN−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミンの重縮合物)(分子量:約2600〜3400)]
(C−3)
サイテック・ジャパン(株)製 サイアソーブUV−3529
[化学名:ホルムアルデヒド重縮合物,{2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン・[N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)へキサン−1,6−ジイルジアミン]・モルフォリン重合物}及びギ酸の反応生成物(分子量:約1700)]
(D)化合物
(D−1)
住友化学(株)製 スミソーブ130
[化学名:2−ヒドロキシ−4−オクチロキシベンゾフェノン(分子量:326)]
(D−2)
サイテック・ジャパン(株)製 サイアソーブUV−2908
[化学名:ステアリル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート(分子量:475)]
(D−3)
住友化学(株)製 スミソーブ400
[化学名:2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート(分子量:439)]
(D−4)
住友化学(株)製 スミソーブ300
[化学名:2(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(分子量:316)]
(その他)
・フィラー
タルク (林化成(株)製 MW HS−T)
平均粒子径:2.7(μm)、白色度:95、pH:9.3
・エラストマー
エチレン/オクテン−1共重合体
(ENGAGE8200、デュポン ダウ エラストマー ジャパン(株)製)
オクテン−1含有量:13 mol%
密度: 0.87 g/cm3
MFR: 4.2 g/10分
(JIS−K−6758に規定された方法に従って測定した。
測定温度は190℃で、荷重は2.16kgで測定した。)
実施例1
光輝材として、メタックス(登録商標)TPK241−GK−M[ 東洋アルミニウム社製アルミニウム粒子を20重量%、エチレン−プロピレンランダム共重合体(住友ノーブレン(登録商標)Z144A、MFR=30g/10分、エチレン含有量=4重量%)を80重量% ]からなるアルミニウム粒子含有マスターバッチ:5重量%(アルミニウム粒子量は1重量%に相当)、ポリプロピレン樹脂としてプロピレン系ブロック共重合体(住友ノーブレン(登録商標)WPX5343)65重量%、エラストマーとしてエチレン−オクテン共重合体ゴム(ENGAGE8200)15重量%、フィラーとしてタルク(林化成(株)製 ミクロンホワイトHS−T)15重量%の組成比で混合物を調製した。ついで、この混合物中のエチレン−プロピレンランダム共重合体とプロピレン系ブロック共重合体の合計量100重量部(混合物中の69重量%)に対して、ヒンダードアミン系光安定剤(C−1)0.58重量部、ベンゾフェノン系化合物(D−1)0.44重量部を配合し、タンブラー混合機により5分間混合した。この混合物を二軸混練機(テクノベル社製KZW15−45MG、内径:15mm、L/D=45)にて設定温度:200℃、スクリュー回転数:500rpm、単位時間当たりの押出量:9.4kg/時間で加熱溶融混練し、溶融押出物(ストランド)をカットしてペレット状のポリプロピレン樹脂/アルミニウム粒子/タルク/エラストマー/ヒンダードアミン系光安定剤/ベンゾフェノン系化合物からなる樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物について、前記に記載の射出成形方法に従って試験片(外寸 TD:90mm×MD:150mm×厚み3mmの成形体)を作製したところ鮮やかなシルバーメタリック調の外観を有する成形体が得られた。この成形体について耐光安定性試験を行った。結果を表1に示した。
実施例2〜4
実施例1で使用したヒンダードアミン系光安定剤(C−1)、ベンゾエート系化合物(D−1)を表1に記載のように変更した以外は、実施例1に記載の方法と同様に行い、耐光安定性試験を行った。結果を表1に示した。
比較例1〜2
実施例1で使用したヒンダードアミン系光安定剤(C−1)、化合物(D−1)を表1に記載のように変更した以外は、実施例1に記載の方法と同様に行い、耐光安定性試験を行った。結果を表1に示した。
実施例5
実施例1に記載の樹脂組成物を製造し、この組成物について引張試験用の試験片(成形体)を前記に記載の射出成形方法に従って作製した。この試験片について、耐光安定性試験を行った。結果を表2に示した。
実施例6
実施例5で使用したヒンダードアミン系光安定剤(C−1)、化合物(D−1)を表2に記載のように変更した以外は、実施例5に記載の方法と同様に行い、耐光安定性試験を行った。結果を表2に示した。
Figure 2006137887
Figure 2006137887
本発明の要件を満足する実施例1〜4は、耐光安定性試験前後のYIの変化(ΔYI)が小さく耐光安定性に優れるものであることが分かる。
これに対して、本発明の要件であるベンゾフェノン系化合物またはベンゾエート系化合物を用いなかった比較例1および2は、耐光安定性試験前後のYIの変化(ΔYI)が大きく耐光安定性が不充分であることが分かる。
また、本発明の要件を満足する実施例5、6は、耐光安定性試験後の引張強度が高く維持され、また、YIの変化(ΔYI)が小さく耐光安定性に優れるものであることが分かる。

Claims (2)

  1. ポリプロピレン樹脂(A)と、当該樹脂(A)100重量部に対して、アルミニウム粒子からなる光輝材(B)0.1〜10重量部と、ヒンダードアミン系光安定剤(C)0.05〜1重量部と、下記式(I)で示されるベンゾエート系化合物および式(II)で示されるベンゾフェノン系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(D)0.05〜1重量部とを含有する光輝材含有樹脂組成物。
    Figure 2006137887
    (式(I)中、R1は炭素原子数1〜30のアルキル基を示す。)
    Figure 2006137887
    (式(II)中、R2は炭素原子数1〜30のアルキル基、R3、R4、R5は互いに独立して水素原子、水酸基、炭素原子数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、ハロゲン原子の何れかを示す。)
  2. 請求項1記載の光輝材含有樹脂組成物からなる成形体。
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