JP2006137450A - 穀類包装用紙袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 シートを筒状に形成した胴部11と、その一端を閉じることで形成される底部12と、その他端である開口部13とからなり、胴部11と底部12の内面にアルミノ珪酸塩が担持されており、胴部11の上端には結び紐14が設けられている包装用紙袋。
【選択図】 図1
Description
このような穀物用の袋として、特許文献1には、微粒子酸化チタンで被覆したチタンマイカ顔料が練りこまれた光透過性合成樹脂製のフィルムを袋または袋の一部として用いることが開示されている。しかし、光透過性のほとんどない紙への適用については記載がない。さらに、このようなフィルムを用いた袋の封緘にはヒートシール機が必要である。また、このフィルムを二枚の紙で挟んだ三層構造の紙袋が考えられるが、この紙袋の製造は、2種類の材料からなるシートを用意して製造するため、その製造過程が増加する。さらに、このような三層構造の紙袋は前記フィルムと紙袋とに分別して廃棄または再利用することが環境上望まれることから、その廃棄に手間がかかる。
一方、特許文献2には、樹脂、繊維、紙、不織布、塗膜(塗料)等の高分子固体と複合化しても、これらの高分子固体を大きく劣化させることなく、臭気ガス等の有機物を分解する、光触媒含有体である光触媒微粒子含有アルミノ珪酸塩粒子が開示されている。このアルミノ珪酸塩は、いわゆるフィロ珪酸塩構造を有する層状アルミノ珪酸塩(アルミニウム含有フィロ珪酸塩)であり、フィロ珪酸塩構造を有する層に八面体構造金属酸化物層が積層して構成された複合体アルミノ珪酸塩(アルミニウム含有複合フィロ珪酸塩)である。また、この複合体アルミノ珪酸塩は、SiO4を基本とする四面体構造層と、ZnO6を基本とする八面体構造層とが酸素原子を共有する形で積層した粘土鉱物型の二層構造を有しており、通常、四面体構造層SiO4の一部のSiがAlにより置換され、八面体構造層ZnO6の一部のZnがAlにより置換されて構成されている。しかし、この特許文献2には、アルミノ珪酸塩を穀類包装用紙袋へ適用する旨の記載はない。
また、特許文献3には、上記アルミノ珪酸塩の水性懸濁液であって、水溶性カチオン界面活性剤と混合することによって得られる光触媒含有アルミノ珪酸塩スラリー状溶液が開示されている。このスラリー状溶液を紙処理剤に適用する旨の記載はあるが、穀類包装用紙袋へ適用する旨の記載はない。
このような包装用袋であって、アルミノ珪酸塩含有スラリーを内面にコーティングしたものが好ましい(請求項4)。さらに、複層構造の包装用紙袋であって、少なくとも一層にアルミノ珪酸塩が担持されているものが好ましい(請求項5)。
上述した包装用袋は、古米を収容するのに特に効果的である(請求項6、7)。
この底部12は上記の折り込み方法に限定されるものではなく、他の折り込み方法によって形成されてもよい。例えば、紙筒20の下端開口部21を接着剤等によって閉じても良い。
特に、溶媒として水を用いた場合、水とアルミノ珪酸塩との混合比が100:1〜100:30、好ましくは100:5〜100:25となるように混ぜ合わせるのが好ましい。また、このように水と混合した場合、添加剤としてカチオン界面活性剤を加えるのが好ましい。このようなカチオン界面活性剤としては、常温(25℃)で少なくとも1%の割合で水に溶解するものが好ましく、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド、オクチルアンモニウムクロライドなどの四級アンモニウム塩が挙げられる。この場合アルミノ珪酸塩とカチオン界面活性剤の割合は100:0.1〜1:10であり、特に100:0.5〜1:3が好ましい。このような構成とすることにより、アルミノ珪酸塩を含むスラリー状の溶液を作製することができる。
また、本発明の紙袋は、従来の方法により紙袋を形成し、その後、アルミノ珪酸塩を溶媒に分散させたスラリー溶液を直接紙袋の内側、または外側に塗布または噴霧し、乾燥させることにより形成しても構わない。特に、内側(古米等の収容物と接する側)に塗布または噴霧するのが好ましい。
図1の一層構造のクラフト紙袋を作成し、その内面(収容物と接する面)にライオン株式会社の商品名ライオナイト(光触媒を含まないアルミノ珪酸塩)を微粒子化したスラリーを塗布し、これを実施例1とした。
[実施例2]
実施例1と同じクラフト紙袋の内面(収容物と接する側)にライオン株式会社の商品名ライオナイトPC−541S(光触媒含有アルミノ珪酸塩)スラリーを塗布し、これを実施例2とした。
[比較例1]
図1の一層構造のクラフト紙袋を作成し、これを比較例1とした。
5点:強烈な臭い
4点:強い臭い
3点:楽に感知できる臭い
2点:何の臭いか分かる弱い臭い
1点:やっと検知できる臭い
0点:古米臭なし
[実施例3]
二層構造の紙袋の内層の外面にライオン株式会社の商品名ライオナイトPC−541Sを塗布し、これを実施例3とした。
[実施例4]
二層構造の紙袋に40μmの孔を無数に形成し、実施例3と同様に内層の外面にライオナイトPC−541Sを塗布し、これを実施例4とした。
[実施例5]
二層構造の紙袋の内層の内面(穀類と接する面)にライオナイトPC−541Sを塗布し、これを実施例5とした。
[比較例2]
二層構造の紙袋を比較例2とした。
b 第2折線
10 紙袋
11 胴部
12 底部
13 上端開口部
14 結び紐
15 シート
15a クラフト紙
16 コーティング層
17 シート
20 紙筒
21 下端開口部
22a、22b 折り込み部
23 開口部
24 展開面
25 両側縁
30 紙袋
31 紙袋
40 紙袋
41 最内層
42 外周面
43 中層
44 最外層
Claims (7)
- アルミノ珪酸塩を担持することを特徴とする穀類包装用紙袋。
- 前記アルミノ珪酸塩が光触媒を含有している請求項1記載の穀類包装用紙袋。
- 前記アルミノ珪酸塩の組成がSiO2:5〜80モル%、ZnO:5〜65モル%、Al2O3:1〜60モル%である請求項1または2記載の穀類包装用紙袋。
- アルミノ珪酸塩含有スラリーを内面にコーティングした請求項1〜3記載の包装用紙袋。
- 複層構造の包装用紙袋であって、少なくとも一層にアルミノ珪酸塩が担持されている請求項1〜4記載の穀類包装用紙袋。
- 古米を収容する請求項1〜5記載の穀類包装用紙袋。
- 請求項1〜6記載の穀類包装用紙袋に貯蔵された古米を炊き上げることを特徴とする米の炊き上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004327673A JP2006137450A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 穀類包装用紙袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004327673A JP2006137450A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 穀類包装用紙袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006137450A true JP2006137450A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36618509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004327673A Pending JP2006137450A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 穀類包装用紙袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006137450A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016520487A (ja) * | 2013-04-30 | 2016-07-14 | ダイパック フェアパックング グスタフ デッカーホフ ゲーエムベーハー | 紙袋 |
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2004
- 2004-11-11 JP JP2004327673A patent/JP2006137450A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016520487A (ja) * | 2013-04-30 | 2016-07-14 | ダイパック フェアパックング グスタフ デッカーホフ ゲーエムベーハー | 紙袋 |
US10071834B2 (en) | 2013-04-30 | 2018-09-11 | Dy-Pack Verpackungen Gustav Dyckerhoff Gmbh | Paper sack |
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