JP6033544B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、吸着性シート及びその製造方法、並びに、前記吸着性シートを用いた容器に関するものである。
従来から、臭気成分や水蒸気などの気体中の微粒子を吸着可能な塗料として、活性炭やゼオライトなどの多孔性物質を樹脂等のバインダーで結合した塗料が提供されている(例えば、下記特許文献1,2)。
特許第3694462号公報 特開平5−98185号公報
しかしながら、前記従来の塗料は、建材や家具等に塗布ローラーや塗工機で塗布しなければならず、取り扱いが不便であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、臭気成分や水蒸気などの気体中の微粒子を吸着可能でありながら取り扱いが便利である部材及びその製造方法、並びに、前記部材を用いた容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、以下の各態様を提示する。第1の態様による吸着性シートは、ベースシートと、前記ベースシートの少なくとも一方の面に形成され、多孔性物質を含む吸着層と、を備えたものである。
この第1の態様では、多孔性物質を含む吸着層を備えているので、前記吸着層によって、臭気成分や水蒸気などの気体中の微粒子を吸着可能である。そして、前記第1の態様による吸着性シートは、吸着層がベースシートに形成されており、シートという部材として構成されているので、その取り扱いが容易になる。
前記第1の態様において、前記多孔性物質は、活性炭、ゼオライト、シラスバルーン、ベントナイト、珪藻土、シリカゲル及びセラミクスのうちから選ばれた1種以上からなるものであってもよい。
第9の態様による吸着性シートは、前記第1乃至第8のいずれかの態様において、前記吸着層は、前記ベースシートの前記一方の面及び他方の面に形成されたものである。
第2の態様による吸着性シートは、前記第1の態様において、前記吸着層は、前記ベースシートの前記一方の面の一部の領域には形成されていないものである。
この第2の態様によれば、吸着層がベースシートの前記一方の面の一部の領域には形成されていないので、その領域を接着箇所とすることで、吸着層の接着特性を考慮しないで当該吸着性シートを接着することができるという利点が得られる。
第3の態様による吸着性シートは、前記第2の態様において、前記ベースシートは、少なくとも前記一方の面側にヒートシール性を有するフィルムを有し、前記一部の領域から前記フィルムが露出したものである。
この第3の態様によれば、ベースシートの前記一方の面の一部の領域から露出したベースシートを構成するフィルムが、ヒートシール性を有しているので、その領域をヒートシールによる接着箇所とすることで、当該吸着性シートのヒートシールによる接着が可能となるという利点が得られる。もっとも、この第3の態様による吸着性シートにおいて、その領域を接着箇所とする場合も、ベースシートを構成する前記フィルムを接着剤で接着してもよい。
なお、前記第2及び第3の態様による吸着性シートを接着剤で接着する場合、吸着層がベースシートの前記一方の面の一部の領域には形成されていないので、吸着層が形成されていないベースシートの領域を接着箇所とすることで、ベースシートの接着箇所との関係で接着剤の種類等を選定することができ、前記吸着層との関係で接着剤の種類等を選定する必要がなくなる。このため、吸着層の接着特性を考慮する必要がなくなるので、好ましい。
第4の態様による吸着性シートは、前記第1の態様において、前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層上に形成された、通気性を有するフィルムを備えたものである。
この第4の態様によれば、通気性を有するフィルムが吸着層上に形成されているので、前記フィルムの通気特性によって、吸着層による吸着速度等の吸着特性を調整することができるという利点が得られる。また、通気性を有するフィルムが吸着層上に形成されているので、吸着性シートに何らかの物が触れたとしても、当該物が吸着層に直接に触れるのを防止することができるという利点も得られる。したがって、例えば、当該吸着性シートを用いて袋等の容器を構成し、その際に前記フィルムが当該容器の内側に位置するようにした場合において、その容器内に収容する収容物が吸着層に直接に触れずにすむ。このため、前記収容物が、食品などの、吸着層に直接に触れないことが好ましいような物であっても、当該容器内に収容することができる。
第5の態様による吸着性シートは、前記第4の態様において、前記フィルムは、多孔性フィルムであるものである。
この第5の態様による吸着性シートは、前記フィルムが多孔性フィルムであるので、フィルム材料自体がポリエステルなどのように通気性を有していなくても、その多孔性により通気性が付与される。もっとも、前記第5の態様において、前記フィルムは、そのフィルム材料自体がポリエチレンなどのように通気性を有していてもよい。なお、前記第4の態様では、前記フィルムは多孔性フィルムに限らない。この場合、前記フィルムを、ポリエチレンなどのように通気性を有する材料で構成すればよい。
第6の態様による吸着性シートは、前記第4又は第5の態様において、前記フィルムは、ヒートシール性を有するものである。
この第6の態様によれば、前記フィルムがヒートシール性を有しているので、前記フィルムによってヒートシールによる接着が可能となるという利点が得られる。もっとも、この第6の態様による吸着性シートの場合も、前記フィルムの一部を他所に接着剤で接着してもよい。なお、前記第4及び第5の態様では、前記フィルムはヒートシール性を有していなくてもよい。この場合において、当該吸着性シートを接着する必要がある場合には、前記フィルムの一部を他所に接着剤で接着すればよい。
なお、前記第4乃至第6の態様による吸着性シートを接着剤で接着する場合、前記フィルムが形成されているので、前記フィルムとの関係で接着剤の種類等を選定することができ、前記吸着層との関係で接着剤の種類等を選定する必要がなくなる。このため、吸着層の接着特性を考慮する必要がなくなるので、好ましい。
前記第3又は第6の態様において、前記フィルムは、ポリエチレンフィルム又はポリエステルフィルムであってもよい。
第7の態様による吸着性シートは、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、前記吸着層は、前記ベースシートの前記一方の面及び他方の面に形成されたものである。
この第7の態様によれば、ベースシートの両面に吸着層が形成されているので、例えば、当該吸着性シートを丸めて靴内に入れて靴の内部を脱臭するような場合には、脱臭性能などの吸着性能をより高めることができる。また、第7の態様によれば、ベースシートの両面に吸着層が形成されているので、例えば、当該吸着性シートを用いて容器を構成するような場合には、一方の面側の吸着層が容器内部空間の粒子に対する吸着効果を発揮するとともに、他方の面側の吸着層が容器外部空間の粒子に対する吸着効果を発揮し、容器の内外に対する吸着効果を同時に得ることができる。したがって、例えば、当該吸着性シートで食品等を収容する袋を構成した場合、その食品等を収容した袋を冷蔵庫内に入れると、当該袋の内部空間に対する脱臭効果と、当該袋の外部空間である冷蔵庫内の空間に対する脱臭効果を、同時に得ることができる。また、例えば、当該吸着性シートで一足の靴を収容する靴箱を構成した場合、その一足の靴を収容した靴箱を、何足もの靴を収容する下駄箱内に入れると、当該靴箱の内部空間に対する脱臭効果と、当該靴箱の外部空間である下駄箱内の空間に対する脱臭効果を、同時に得ることができる。
第8の態様による吸着性シートの製造方法は、前記第1乃至第7のいずれかの態様による吸着性シートを製造する方法であって、前記ベースシートの前記一方の面に前記吸着層を印刷により形成する段階を備えたものである。
前記印刷に用いる版は、凸版、凹版、平版、孔版などいずれの版を用いてもよいが、比較的厚さの厚い印刷が容易である凹版を用いることが好ましい。前記印刷に用いるインクとしては、特に限定されるものではなく、多孔性物質を含む公知の吸着性塗料をそのまま用いてもよいし、転写特性等の印刷適正をより高めるべく、粘度やバインダーの種類や添加剤等を適宜変更してもよい。
この第8の態様によれば、吸着層を印刷により形成するので、吸着層をエアナイフコーター等の塗工機を用いて塗工により形成する場合に比べて、小ロットかつ短納期の製造が可能となるとともに、吸着層の部分的な形成も容易となる。もっとも、前記第1乃至第7の態様による吸着性シートを製造する場合、吸着層をエアナイフコーター等の塗工機を用いて塗工により形成してもよい。
第9の態様による容器は、前記第1乃至第7のいずれかの態様による記載の吸着性シートを用いて構成された容器であって、前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層が前記容器の内部空間に連通するように、前記吸着性シートが用いられたものである。
この第9の態様によれば、容器自体に、当該容器の内部空間に対する脱臭機能等の吸着機能を付与することができる。したがって、当該容器を開封した際の臭気を低減することができる。もっとも、前記第1乃至第7の態様によるシートは、必ずしも容器を構成するために用いる必要はなく、例えば、シートのまま任意の容器内に入れたり靴の中に入れたりして容器内や靴内などを脱臭したり、当該シートを壁紙等として構成してもよい。
第10の態様による容器は、前記第2又は第3の態様による吸着性シートを用いて構成された容器であって、前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層が前記容器の内部空間に連通するように、前記吸着性シートが用いられ、前記一部の領域から露出した前記フィルムの一部が、他の箇所に、接着剤で接着されるかあるいはヒートシールされたものである。
この第10の態様によれば、前記第9の態様と同様の利点が得られる。また、この第10の態様によれば、前記一部の領域から露出した前記フィルムの一部が接着剤で接着されるかあるいはヒートシールされているので、吸着層の接着特性と無関係に当該吸着性シートの接着を実現することができる。
第11の態様による容器は、前記第6の態様による吸着性シートを用いて構成された容器であって、前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層が前記容器の内部空間に連通するように、前記吸着性シートが用いられ、前記フィルムの一部が他の箇所にヒートシールされたものである。
この第11の態様によれば、前記第9の態様と同様の利点が得られる。また、この第11の態様によれば、前記吸着性シートが用いられ、前記フィルムの一部が他の箇所にヒートシールされているので、吸着層に対する直接のヒートシールが困難であるにも拘わらず、当該吸着性シートのヒートシールによる接着を実現することができる。
第12の態様による容器は、前記第7の態様による吸着性シートを用いて構成された容器であって、前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層が前記容器の内部空間に連通するとともに、前記ベースシートの前記他方の面に形成された前記吸着層が前記容器の外部空間に連通するように、前記吸着性シートが用いられたものである。
この第12の態様によれば、前記第7の態様に関連して説明したように、一方の面側の吸着層が容器内部空間の粒子に対する吸着効果を発揮するとともに、他方の面側の吸着層が容器外部空間の粒子に対する吸着効果を発揮し、容器の内外に対する吸着効果を同時に得ることができる。
なお、前記第9乃至第12の態様による容器の具体例としては、袋や箱を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明によれば、臭気成分や水蒸気などの気体中の微粒子を吸着可能でありながら取り扱いが便利である部材及びその製造方法、並びに、前記部材を用いた容器を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第2の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第3の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第4の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第5の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第6の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第7の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第8の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第9の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第10の実施の形態による吸着性シートを模式的に示す概略断面図である。 本発明の第11の実施の形態による袋を模式的に示す表側上方から見た概略斜視図である。 図11中のA−A’線に沿った概略断面図である。 図11に示す袋の製造に用いる吸着性シートを模式的に示す概略斜視図である。 本発明の第12の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第13の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第14の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第15の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第16の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第17の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第18の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第19の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第20の実施の形態による袋を模式的に示す概略断面図である。
以下、本発明による吸着性シート及びその製造方法並びに容器について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態による吸着性シート1を模式的に示す概略断面図である。
本実施の形態による吸着性シート1は、ベースシート2と、ベースシート2の一方の面(図1中の上面)に形成された吸着層3と、を備えている。
本実施の形態では、ベースシート2は、クラフト紙等の紙11で構成されている。もっとも、ベースシート2は、紙11に限らず、例えば、合成紙、樹脂フィルム、ラミネートフィルム等を用いることができる。ベースシート2は、可撓性を持つシートのみならず、厚紙等の比較的合成の高いシートであってもよい。
吸着層3は、多孔性物質を有し、臭気成分や水蒸気などの気体中の微粒子を吸着可能な層である。前記多孔性物質は、例えば、活性炭、ゼオライト、シラスバルーン、ベントナイト、珪藻土、シリカゲル及びセラミクスのうちから選ばれた1種以上からなる。
吸着層3は、例えば、多孔性物質を含む公知の吸着性塗料を塗布した層であってもよい。また、吸着層3は、例えば、多孔性物質を含むインクを印刷した層であってもよい。この印刷に用いるインクとしては、特に限定されるものではなく、多孔性物質を含む公知の吸着性塗料をそのまま用いてもよいし、転写特性等の印刷適正をより高めるべく、粘度やバインダーの種類や添加剤等を適宜変更してもよい。
本実施の形態では、吸着層3は、ベースシート2の上面の全面に形成されている。
本実施の形態による吸着性シート1は、ベースシート2の上面に吸着層3を、塗布ローラーやエアナイフコーター等の塗工機を用いて塗工により形成する段階(塗工による吸着層3の形成段階)を行うことによって、製造することができる。あるいは、本実施の形態による吸着性シート1は、ベースシート2の上面に吸着層3を、印刷により形成する段階(印刷による吸着層3の形成段階)を行うことによって、製造することができる。前記印刷に用いる版は、凸版、凹版、平版、孔版などいずれの版を用いてもよいが、比較的厚さの厚い印刷が容易である凹版を用いることが好ましい。印刷により吸着層3を形成する場合、複数回印刷を重ねることで、吸着層3を厚くしてもよい。後述する各実施の形態による吸着性シートを製造する場合にも、塗工による吸着層3の形成段階又は印刷による吸着層3の形成段階が行われる。
印刷による吸着層3の形成段階では、吸着層3を印刷により形成するので、吸着層3をエアナイフコーター等の塗工機を用いて塗工により形成する場合に比べて、小ロットかつ短納期の製造が可能となるので、好ましい。また、吸着層3を印刷により形成すると、吸着層3の部分的な形成も容易となる。したがって、後述する第2、第3、第7及び第8の実施の形態による吸着性シート21,31,71,81(吸着層3が一部の領域Rに形成されない吸着性シート)の製造において、印刷による吸着層3の形成段階を採用することが、特に好ましい。
本実施の形態による吸着性シート1では、多孔性物質を含む吸着層3を備えているので、吸着層3によって、臭気成分や水蒸気などの気体中の微粒子を吸着可能である。そして、本実施の形態による吸着性シート1は、吸着層3がベースシート2に形成されており、シートという部材として構成されているので、その取り扱いが容易になる。
本実施の形態による吸着性シート1は、脱臭効果等を望む箇所に、設置すればよい。例えば、本実施の形態による吸着性シート1は、所定の大きさにして丸めて靴内に入れて靴の内部を脱臭することができる。また、本実施の形態による吸着性シート1は、例えば、壁紙等として用いることもできる。
[第2の実施の形態]
図2は、本発明の第2の実施の形態による吸着性シート21を模式的に示す概略断面図である。図2において、図1中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による吸着性シート21が前記第1の実施の形態による吸着性シート1と異なる所は、前記第1の実施の形態では、吸着層3がベースシート2の上面の全面に形成されているのに対し、本実施の形態では、吸着層3がベースシート2の上面の一部の領域Rには形成されていない点である。
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によれば、吸着層3がベースシート2の上面の一部の領域Rには形成されていないので、その領域Rを接着剤による接着箇所とすることで、吸着層3の接着特性を考慮しないで当該吸着性シート21を接着することができるという利点が得られる。
[第3の実施の形態]
図3は、本発明の第2の実施の形態による吸着性シート31を模式的に示す概略断面図である。図3において、図2中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による吸着性シート31が前記第2の実施の形態による吸着性シート21と異なる所は、前記第2の実施の形態では、ベースシート2が紙11のみで構成されているのに対し、本実施の形態では、ベースシート2が紙11と、その上面に形成されたヒートシール性を有するフィルム12とから構成され、領域Rからフィルム12が露出している点である。
ヒートシール性を有するフィルム12としては、例えば、ポリエチレンフィルム(PEフィルム)やポリエステルフィルム(CPフィルム)などを用いることができる。
本実施の形態では、ベースシート2は、少なくとも上面側(吸着層3が形成される面側)にヒートシール性を有するフィルム12を有していればよく、例えば、ベースシート2をフィルム12のみで構成してもよい。
本実施の形態によれば、前記第2の実施の形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によれば、ベースシート2の上面の一部の領域Rから露出したベースシート2を構成するフィルム12がヒートシール性を有しているので、その領域Rをヒートシールによる接着箇所とすることで、当該吸着性シート31のヒートシールによる接着が可能となるという利点が得られる。もっとも、本実施の形態による吸着性シート31において、その領域Rを接着箇所とする場合も、ベースシート2を構成するフィルム12を接着剤で接着してもよい。
なお、本実施の形態による吸着性シート31や前記第2の実施の形態による吸着性シート21を接着剤で接着する場合、吸着層3がベースシート2の上面の一部の領域Rには形成されていないので、吸着層3が形成されていないベースシート2の領域Rを接着箇所とすることで、ベースシート2の接着箇所との関係で接着剤の種類等を選定することができ、吸着層3との関係で接着剤の種類等を選定する必要がなくなる。このため、吸着層3の接着特性を考慮する必要がなくなるので、好ましい。
[第4の実施の形態]
図4は、本発明の第4の実施の形態による吸着性シート41を模式的に示す概略断面図である。図4において、図1中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による吸着性シート41が前記第1の実施の形態による吸着性シート1と異なる所は、本実施の形態では、吸着層3の上に、通気性を有するフィルムとして材料自体が通気性を有するフィルム42が形成されている点である。本実施の形態では、フィルム42としてヒートシール性を有するフィルムが用いられ、例えばポリエチレンフィルムが用いられている。
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によれば、通気性を有するフィルム42が吸着層3上に形成されているので、フィルム42の通気特性によって、吸着層3による吸着速度等の吸着特性を調整することができるという利点が得られる。また、通気性を有するフィルム42が吸着層3上に形成されているので、吸着性シート41に何らかの物が触れたとしても、当該物が吸着層3に直接に触れるのを防止することができるという利点も得られる。したがって、例えば、後述する第14の実施の形態による袋141のように、当該吸着性シート41を用いて袋等の容器を構成し、その際にフィルム42が当該容器の内側に位置するようにした場合において、その容器内に収容する収容物が吸着層3に直接に触れずにすむ。このため、前記収容物が、食品などの、吸着層3に直接に触れないことが好ましいような物であっても、当該容器内に収容することができる。
また、本実施の形態によれば、フィルム42がヒートシール性を有しているので、フィルム42によってヒートシールによる接着が可能となるという利点が得られる。もっとも、本実施の形態による吸着性シート41の場合も、フィルム42の一部を他所に接着剤で接着してもよい。なお、本実施の形態では、フィルム42は、ヒートシール性を有していなくてもよい。この場合において、当該吸着性シート41を接着する必要がある場合には、フィルム42の一部を他所に接着剤で接着すればよい。
なお、本実施の形態による吸着性シートを接着剤で接着する場合、フィルム42が形成されているので、フィルム42との関係で接着剤の種類等を選定することができ、吸着層3との関係で接着剤の種類等を選定する必要がなくなる。このため、吸着層3の接着特性を考慮する必要がなくなるので、好ましい。
[第5の実施の形態]
図5は、本発明の第5の実施の形態による吸着性シート51を模式的に示す概略断面図である。図5において、図4中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による吸着性シート51が前記第4の実施の形態による吸着性シート41と異なる所は、本実施の形態では、吸着層3の上に、通気性を有するフィルムとして、フィルム42に代えて多孔性フィルム52が形成されている点である。
多孔性フィルム52は、多数の微細な孔52aが形成され、その多孔性により通気性を有している。よって、多孔性フィルム52のフィルム材料自体がポリエステルなどのように通気性を有していなくても、その多孔性により通気性が付与される。もっとも、多孔性フィルム52は、そのフィルム材料自体がポリエチレンなどのように通気性を有していてもよい。多孔性フィルム52としては、公知の種々の多孔性フィルムを用いることができ、例えば、特公平6−61858号公報に開示された製造方法により製造されたフィルムを用いることができる。
本実施の形態では、多孔性フィルム52としてヒートシール性を有するフィルムが用いられ、例えば、ポリエステルフィルム又はポリエチレンフィルムが用いられている。
本実施の形態によれば、前記第4の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第6乃至第10の実施の形態]
図6は、本発明の第6の実施の形態による吸着性シート61を模式的に示す概略断面図である。図7は、本発明の第7の実施の形態による吸着性シート71を模式的に示す概略断面図である。図8は、本発明の第8の実施の形態による吸着性シート81を模式的に示す概略断面図である。図9は、本発明の第9の実施の形態による吸着性シート91を模式的に示す概略断面図である。図10は、本発明の第10の実施の形態による吸着性シート71を模式的に示す概略断面図である。図6乃至図10において、図1乃至図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
第6乃至第10の実施の形態による吸着性シート61,71,81,91,101は、それぞれ前記第1乃至第5の実施の形態による吸着性シート1,21,31,41,51において、ベースシート2の下面にも吸着層3を形成したものである。
第6乃至第10の実施の形態によれば、前記第1乃至第5の実施の形態とそれぞれ同様の利点が得られる。また、第6乃至第10の実施の形態によれば、ベースシート2の両面に吸着層3が形成されているので、例えば、当該吸着性シート61,71,81,91,101を丸めて靴内に入れて靴の内部を脱臭するような場合には、脱臭性能などの吸着性能をより高めることができる。さらに、第6乃至第10の実施の形態によれば、ベースシート2の両面に吸着層3が形成されているので、例えば、後述する第16乃至第20の実施の形態による袋161,171,181,191,201のように、当該吸着性シート61,71,81,91,101を用いて容器を構成するような場合には、一方の面側の吸着層3が容器内部空間の粒子に対する吸着効果を発揮するとともに、他方の面側の吸着層3が容器外部空間の粒子に対する吸着効果を発揮し、容器の内外に対する吸着効果を同時に得ることができる。したがって、例えば、当該吸着性シートで食品等を収容する袋を構成した場合、その食品等を収容した袋を冷蔵庫内に入れると、当該袋の内部空間に対する脱臭効果と、当該袋の外部空間である冷蔵庫内の空間に対する脱臭効果を、同時に得ることができる。また、例えば、当該吸着性シートで一足の靴を収容する紙箱と同様の靴箱を構成した場合、その一足の靴を収容した靴箱を、何足もの靴を収容する下駄箱内に入れると、当該靴箱の内部空間に対する脱臭効果と、当該靴箱の外部空間である下駄箱内の空間に対する脱臭効果を、同時に得ることができる。
[第11の実施の形態]
図11は、本発明の第11の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)111を模式的に示す表側上方から見た概略斜視図である。図12は、図11中のA−A’線に沿った概略断面図である。図12において、図3中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による袋111は、前述した図3に示す吸着性シート31からなる表側の吸着性シート31Aと、図3に示す吸着性シート31からなる裏側の吸着性シート31Bとが重ね合わされ、左辺に沿った部分112、下辺に沿った部分113及び右辺に沿った部分114がヒートシールされ、上辺に沿った部分115はヒートシールされずに上辺が開口され、いわゆる3方シール袋となっている。
表側の吸着性シート31Aの吸着層3側及び裏側の吸着性シート31Bの吸着層3側が、袋111の内側に向けられている。表側の吸着性シート31Aの各部分112〜115は、図3中の領域Rに相当し、そこには吸着層3は形成されていない。裏側の吸着性シート31Bの各部分112〜115は、図3中の領域Rに相当し、そこには吸着層3は形成されていない。各部分112〜114において、表側の吸着性シート31Aのフィルム12と裏側の吸着性シート31Bのフィルム12とが対面し、その間がヒートシールにより溶着されている。部分115において、表側の吸着性シート31Aのフィルム12と裏側の吸着性シート31Bのフィルム12とが対面しているが、その間はヒートシールされていない。表側の吸着性シート31Aの吸着層3と裏側の吸着性シート31Bの吸着層3との間に、内部空間が生ずる。図12では、両吸着層3間が重なっていて、内部空間が生じていない状態で示している。
図13は、図3に示す吸着性シート31を本実施の形態による袋111の製造に用いられるように構成したものであって、ロール状に巻き取られたものを模式的に示す概略斜視図である。図13では、3つの袋111に相当する部分が表れている。図13において、112R,113R,114R,115Rは、表側の吸着性シート31Aの各部分112〜115にそれぞれ対応する領域(吸着層3が形成されていない領域)を示し、112R’,113R’,114R’,115R’は、裏側の吸着性シート31Bの各部分112〜115にそれぞれ対応する領域(吸着層3が形成されていない領域)を示している。
吸着性シート31をロールから巻き出しながら、吸着性シート31を中心線Lで図13中で谷折りに折り曲げて重ね合わせ、領域112R及び112R’のフィルム12同士、領域113R及び113R’のフィルム12同士、並びに、領域114R及び114R’のフィルム12同士をヒートシールする。その後、各袋111に切り分ける。これにより、本実施の形態による袋111を製造することができる。
本実施の形態による袋111は、給袋方式の場合には、袋の製造業者等により製造され収容物の製造業者等へ供給されるものである。そして、給袋方式の場合には、収容物の製造業者等において、袋111内に上辺の開口から収容物を入れた後に、上辺に沿った部分115をヒートシールし、収容物の使用者の手元に届く最終形態である袋詰め体が完成する。自動包装方式の場合は、収納物の製造業者等において、図13に示す吸着性シート31から図11及び図12に示す袋体を製袋しながら、収容物の充填、更には上辺に沿った部分115のヒートシールを連続して行うものである。
本実施の形態によれば、袋111自体に、当該袋111の内部空間に対する脱臭機能等の吸着機能を付与することができる。したがって、当該袋111を開封した際の臭気を低減することができる。
[第12の実施の形態]
図14は、本発明の第12の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)121を模式的に示す概略断面図であり、図12に対応している。図14において、図12中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による袋121が、前記第11の実施の形態による袋111と異なる所は、領域112R及び112R’のフィルム12同士、領域113R及び113R’のフィルム12同士、並びに、領域114R及び114R’のフィルム12同士が、ヒートシールに代えて、接着剤122により接着されている点である。
本実施の形態による袋121を製造する場合には、例えば、吸着性シート31を中心線Lで折り曲げて重ね合わせる前に、領域112R,113R,114Rに接着剤122を印刷等により形成すればよい。
本実施の形態によっても、前記第11の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第13の実施の形態]
図15は、本発明の第13の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)131を模式的に示す概略断面図であり、図12に対応している。図15において、図2及び図12中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による袋131は、前述した図2に示す吸着性シート21からなる表側の吸着性シート21Aと、図2に示す吸着性シート21からなる裏側の吸着性シート21Bとが重ね合わされ、左辺に沿った部分112、下辺に沿った部分113及び右辺に沿った部分114が接着剤132により接着され、上辺に沿った部分115(図示せず)は接着されずに上辺が開口され、いわゆる3方シール袋となっている。
表側の吸着性シート21Aの吸着層3側及び裏側の吸着性シート21Bの吸着層3側が、袋131の内側に向けられている。表側の吸着性シート21Aの各部分112〜115は、図2中の領域Rに相当し、そこには吸着層3は形成されていない。裏側の吸着性シート21Bの各部分112〜115は、図2中の領域Rに相当し、そこには吸着層3は形成されていない。各部分112〜114において、表側の吸着性シート21Aの紙11と裏側の吸着性シート21Bの紙11とが対面し、その間が接着剤132により接着されている。部分115において、表側の吸着性シート21Aの紙11と裏側の吸着性シート21Bの紙11とが対面しているが、その間は接着されていない。表側の吸着性シート21Aの吸着層3と裏側の吸着性シート21Bの吸着層3との間に、内部空間が生ずる。図15では、両吸着層3間が重なっていて、内部空間が生じていない状態で示している。
本実施の形態によっても、前記第11の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第14の実施の形態]
図16は、本発明の第14の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)141を模式的に示す概略断面図であり、図12に対応している。図16において、図4及び図12中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による袋141は、前述した図4に示す吸着性シート41からなる表側の吸着性シート41Aと、図4に示す吸着性シート41からなる裏側の吸着性シート41Bとが重ね合わされ、左辺に沿った部分112、下辺に沿った部分113及び右辺に沿った部分114がヒートシールされ、上辺に沿った部分115(図示せず)はヒートシールされずに上辺が開口され、いわゆる3方シール袋となっている。
表側の吸着性シート41Aのフィルム42側及び裏側の吸着性シート41Bのフィルム42側が、袋151の内側に向けられている。各部分112〜114において、表側の吸着性シート41Aのフィルム42と裏側の吸着性シート41Bのフィルム42とが対面し、その間がヒートシールにより溶着されている。部分115において、表側の吸着性シート41Aのフィルム42と裏側の吸着性シート41Bのフィルム42とが対面しているが、その間はヒートシールされていない。表側の吸着性シート41Aのフィルム42と裏側の吸着性シート41Bのフィルム42との間に、内部空間が生ずる。図16では、両フィルム42間が重なっていて、内部空間が生じていない状態で示している。
本実施の形態によっても、前記第11の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第15の実施の形態]
図17は、本発明の第15の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)151を模式的に示す概略断面図であり、図12に対応している。図17において、図16中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による袋151が、前記第14の実施の形態による袋141と異なる所は、部分112のフィルム42同士、部分113のフィルム42同士、並びに、部分114のフィルム42同士が、ヒートシールに代えて、接着剤152により接着されている点である。
本実施の形態によっても、前記第14の実施の形態と同様の利点が得られる。
なお、前記第14及び第15の実施の形態による袋141,151において、図4に示す吸着性シート41に代えて、図5に示す吸着性シート51を用いてもよい。この場合、図16や図17において、フィルム42が多孔性フィルム52に置き換わることになる。
[第16乃至第20の実施の形態]
図18は、本発明の第16の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)161を模式的に示す概略断面図であり、図12に対応している。図19は、本発明の第17の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)171を模式的に示す概略断面図であり、図14に対応している。図20は、本発明の第18の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)181を模式的に示す概略断面図であり、図15に対応している。図21は、本発明の第19の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)191を模式的に示す概略断面図であり、図16に対応している。図22は、本発明の第20の実施の形態による容器としての袋(3方シール袋)201を模式的に示す概略断面図であり、図17に対応している。
図18乃至図22において、図7乃至図9、図12、並びに図14乃至図17中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
図18に示す袋161は、図12に示す袋111において、図3に示す吸着性シート31(表側及び裏側の吸着性シート31A,31B)に代えて、図8に示す吸着性シート81(表側及び裏側の吸着性シート81A,81B)が用いられたものである。
図19に示す袋171は、図14に示す袋121において、図3に示す吸着性シート31(表側及び裏側の吸着性シート31A,31B)に代えて、図8に示す吸着性シート81(表側及び裏側の吸着性シート81A,81B)が用いられたものである。
図20に示す袋181は、図15に示す袋111において、図2に示す吸着性シート21(表側及び裏側の吸着性シート21A,21B)に代えて、図7に示す吸着性シート71(表側及び裏側の吸着性シート71A,71B)が用いられたものである。
図21に示す袋191は、図16に示す袋141において、図4に示す吸着性シート41(表側及び裏側の吸着性シート41A,41B)に代えて、図9に示す吸着性シート91(表側及び裏側の吸着性シート91A,91B)が用いられたものである。
図22に示す袋201は、図17に示す袋151において、図4に示す吸着性シート41(表側及び裏側の吸着性シート41A,41B)に代えて、図9に示す吸着性シート91(表側及び裏側の吸着性シート91A,91B)が用いられたものである。
これらの袋161,171,181,191,201では、一方の面側の吸着層3が袋内部空間の粒子に対する吸着効果を発揮するとともに、他方の面側の吸着層3が袋外部空間の粒子に対する吸着効果を発揮し、袋の内外に対する吸着効果を同時に得ることができる。
なお、図21及び図22にそれぞれ示す袋191,201において、図9に示す吸着性シート91に代えて、図10に示す吸着性シート101を用いてもよい。この場合、図21や図22において、フィルム42が多孔性フィルム52に置き換わることになる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本発明による容器は、3方シール袋以外の種々の袋や、箱などの他の形式の容器であってもよい。
1,21,31,41,51,61,71,81,91,101 吸着性シート
2 ベース
3 吸着層
111,121,131,141,151,161,171,181,191,201 袋

Claims (9)

  1. ベースシートと前記ベースシートの一方の面及び他方の面に形成され多孔性物質を含む吸着層とを備えた吸着性シートを用いて構成された容器であって、
    前記吸着性シートは、前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層が前記ベースシートに対して前記容器の内部空間の側に位置するとともに、前記ベースシートの前記他方の面に形成された前記吸着層が前記ベースシートに対して前記容器の外部空間の側に位置するように、用いられ、
    前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層が前記容器の前記内部空間の気体中の微粒子を吸着するとともに、前記ベースシートの前記他方の面に形成された前記吸着層が前記容器の前記外部空間の気体中の微粒子を吸着し、
    当該容器は、前記内部空間内に靴が収容された状態で下駄箱内に入れられる容器であることを特徴とする容器。
  2. 前記吸着層は、前記ベースシートの前記一方の面の一部の領域には形成されておらず、
    前記一部の領域から露出した前記ベースシートが、他の箇所に、接着剤で接着されたことを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 前記吸着層は、前記ベースシートの前記一方の面の一部の領域には形成されておらず、
    前記ベースシートは、少なくとも前記一方の面側にヒートシール性を有するフィルムを有し、
    前記一部の領域から露出した前記ベースシートが、他の箇所に、接着剤で接着されるかあるいはヒートシールされたことを特徴とする請求項1記載の容器。
  4. 前記吸着性シートは、前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層上に形成された、通気性を有するフィルムを備え、
    前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層は、前記フィルムを介して前記内部空間に面することを特徴とする請求項1記載の容器。
  5. 前記フィルムは、多孔性フィルムであることを特徴とする請求項4記載の容器。
  6. 前記フィルムはヒートシール性を有し、
    前記フィルムの一部が他の箇所にヒートシールされるかあるいは接着剤で接着されたことを特徴とする請求項4又は5記載の容器。
  7. 前記ベースシートの前記一方の面に形成された前記吸着層は、前記内部空間に直接に面することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
  8. 前記ベースシートの前記他方の面に形成された前記吸着層は、前記外部空間に直接に面することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の容器。
  9. 当該容器が袋又は箱であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の容器。
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