JP2004284316A - 半透明遮光包装材およびそれを用いた包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】脱アルミニウム化で環境負荷の軽減と、かつ特定波長域での光線を遮断し、かつ内容物が透けて見える半透明遮光包装材とその包装袋の提供にある。
【解決手段】基材フィルム10の裏面に印刷インキ層12、シーラント層14が順に積層されている半透明遮光包装材1において、前記印刷インキ層12は、特定波長域300〜450nmおよび600〜700nmの範囲での光を遮断し、かつ前記特定波長域を除いた可視領域での光線を透過する半透明遮光包装材1とするものである。
【選択図】図1
【解決手段】基材フィルム10の裏面に印刷インキ層12、シーラント層14が順に積層されている半透明遮光包装材1において、前記印刷インキ層12は、特定波長域300〜450nmおよび600〜700nmの範囲での光を遮断し、かつ前記特定波長域を除いた可視領域での光線を透過する半透明遮光包装材1とするものである。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品類や医薬品などを包装する遮光包装材に関するものであり、特に特定波長域での光を遮断し、この特定波長域を除いた可視領域での光を透過する半透明遮光包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば緑茶やガム等に含まれるクロロフィルa、あるいはスナック菓子やチョコレート等に含まれる油脂成分等が特定波長域での光により分解され香りや味覚が損なわれるのを防ぐため、プラスチックフィルムにアルミニウム箔を積層したり、あるいはアルミニウム蒸着を施したりした遮光包装材が知られ、上記食品類のほか医薬品やトイレタリー品等に至るまで幅広く使用されている。
【0003】
しかしこのアルミニウム箔等を用いた包装材は、特定特定波長域を含めた全波長域においても優れた遮光性(ガスバリア性をも含めた)を有する特長があるが、昨今の廃棄物に係わる環境問題すなわち廃棄後の焼却処理では、アルミニウム塊で焼却炉を傷めたり焼却効率を低下させる問題や焼却灰の埋立て処分で有害ガスが発生する問題等があり、包装材の脱アルミニウム化への要望が高まっている。さらにこの脱アルミニウム化に伴い、少なくともその一部に透明性を付与して内容物が見えるようにしたいという要望がある。
【0004】
上記アルミニウム箔等を用いた遮光包装材の脱アルミニウム化として、例えばプラスチックフィルムの片面に黒色の印刷層を設けたり、あるいはプラスチックフィルムの片面に少なくとも白色の第1印刷層、茶色または銀色の第2印刷層を設け、かつ酸化チタン等白色顔料が分散された着色樹脂層を介してシーラント層を設けた遮光性包装材料がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−314719号公報(1〜3頁)
【0006】
しかしながら、上記遮光性包装材料では、紫外光線を含め全光線透過率が16%以下で光の遮(光)断性に優れているが、黒や茶色あるいは銀色で全体がデザイン的に見栄えがしないという問題に加え、透明性に欠け内容物が見えるようにしたいという要望を満たすことができないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物の香りや味覚成分を分解する特定波長域での光線を遮断し、かつ特定波長域を除いた可視領域での光線を透過して内容物が見え、デザイン的にも見栄えのする半透明遮光包装材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、少なくとも基材フィルムの裏面に印刷インキ層、シーラント層が順に積層されている半透明遮光包装材において、前記印刷インキ層は、特定波長域での光を遮断し、かつ前記特定波長域を除いた可視領域での光線を透過することを特徴とする半透明遮光包装材としたものである。
【0009】
上記請求項1の発明によれば、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減されていて、少なくとも基材フィルムの裏面に印刷インキ層、シーラント層が順に積層されている半透明遮光包装材において、前記印刷インキ層を、特定波長域での光線を遮断するものとすることによって、内容物の香りや味覚成分等物質を維持(変化しないこと)することができ、かつこの特定波長域を除いた可視領域での光線を透過するようにすることによって、内容物が透けて見える半透明遮光包装材とすることができる。
【0010】
また、請求項2の発明では、上記基材フィルムとシーラント層の間に透明バリア層が積層されていることを特徴とする請求項1記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0011】
上記請求項2の発明によれば、上記基材フィルムとシーラント層の間に透明バリア層を積層することによって、透けて見えることを妨げず外部からの酸素を遮断して内容物の酸化を防止し、香りや味覚等の劣化をも防ぐことができる。
【0012】
また、請求項3の発明では、上記特定波長域は、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲であることを特徴とする請求項1または2記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0013】
上記請求項3の発明によれば、上記特定波長域を、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲とすることによって、440nmと680nm近傍に吸収波長を有するクロロフィルaの分解を防止することができ、よってこのクロロフィルaを香りや味覚成分とする緑茶やガム等を包装する半透明遮光包装材とすることができる。
【0014】
また、請求項4の発明では、上記特定波長域での光線の透過率を40%以下に抑え、前記特定波長域を除いた可視領域での光線の透過率を40%以上とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0015】
上記請求項4の発明によれば、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率を40%以下に抑えることによって、この範囲内に吸収波長を有する香りや味覚成分等物質の分解を防止することができ、この範囲内の光線の透過率が40%を越えると香りや味覚成分等物質の分解を防止する効果が薄くなるので好ましくない。
また、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲を除いた可視領域での光線の透過率を40%以上とすることによって内容物が透けて見えるようにし、40%に満たないと透けて見えにくく、かつ全体的に茶か黒っぽい色となりデザイン的にも見栄えのしないものとなるので好ましくない。
【0016】
また、請求項5の発明では、上記基材フィルムは、300nm以下の波長域での光線を遮断するものでなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0017】
上記請求項5の発明によれば、上記基材フィルムを、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断するものとすることによって、香りや味覚成分等物質の維持とともに、脱色等をも抑制する半透明遮光包装材を提供できる。
【0018】
また、請求項6の発明では、上記印刷インキ層は、緑色系であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0019】
上記請求項6の発明によれば、上記印刷インキ層は、緑色系でなるものとすることによって、透けて見える内容物としての緑茶等と類似の色で商品イメージを損なわない半透明遮光包装材とすることができる。
【0020】
さらにまた、請求項7の発明では、上記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材を用いたことを特徴とする包装袋としたものである。
【0021】
上記請求項7の発明によれば、上記半透明遮光包装材を用いたことによって、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物の香りや味覚成分等物質の分解を防止し、かつ内容物が透けて見え、商品イメージを損なうことがなくデザイン的にも見栄えのする包装袋を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0023】
図1は、本発明の半透明遮光包装材の一事例を示す側断面積層図であり、図2は、本発明の半透明遮光包装材を用いた包装袋の一事例を示す上面図と側断面積層図である。また図3、図4は、本発明の半透明遮光包装材の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【0024】
上記本発明は、例えば図1(a)に示すように、外側から基材フィルム(10)、印刷インキ層(12)、シーラント層(14)が順に積層されているもので、アルミニウム箔を用いていず、廃棄物に係わる環境に配慮した半透明でかつ特定波長域の光を遮断する半透明遮光包装材(1)に関するものであり、図2(a)および図2(b)に示す図2(a)のB−B面断面図のように、この半透明遮光包装材(1)を用いて内容物(20)が透けて見え、かつ光により内容物の香りや味覚が変化しない包装袋(2)に関するものである。
【0025】
そこで、上記請求項1に係る発明は、例えば図1(a)に示すように、基材フィルム(10)の裏面に印刷インキ層(12)、シーラント層(14)が順に積層されている半透明遮光包装材(1)において、この印刷インキ層(12)を、特定波長域での光線を遮断するようにし、かつこの特定波長域を除いた可視領域での光線を透過するようにした半透明遮光包装材(1)である。
【0026】
従って内容物が透けて見え、かつ分解される香りや味覚成分等物質の吸収波長近傍で光線が遮断される遮光効果のある半透明遮光包装材(1)を提供するものである。
【0027】
また、上記請求項2に係る発明では、例えば図1(b)に示すように、基材フィルム(10)の裏面に透明バリア層(15)、印刷インキ層(12)、シーラント層(14)が順に積層されている半透明遮光包装材(1)としたもので、この透明バリア層(15)は、印刷インキ層(12)とシーラント層(14)の間でもよい。
【0028】
このように、透明バリア層(15)を施すことによって、内容物が透けて見えることを妨げずに、内容物の酸化による香りや味覚の劣化をも防ぐことができる半透明遮光包装材(1)とすることができる。
【0029】
また、上記請求項3に係る発明では、上記特定波長域を、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲としたもので、例えば図3の横軸に光の波長を、縦軸に透過率を表す分光特性のグラフ図に示すように、上記特定波長域(300〜450nmと600〜700nm)での光線が吸収され、即ち遮断される半透明遮光包装材とすることによって、例えば図5の横軸に光の波長を、縦軸に吸収量を表す分光特性のグラフ図に示すように、430nmと660nm近傍に吸収波長を有するクロロフィルaの分解を防止することができ、よってこのクロロフィルaを香りや味覚成分等物質とする緑茶やガム等の包装に好適な半透明遮光包装材とすることができる。
【0030】
また、上記請求項4に係る発明では、例えば図3のグラフ図に示すように、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率を40%以下に抑えるもので、このことによって、この範囲内で略430nmと660nm近傍に吸収波長を有する香りや味覚成分等物質、即ち緑茶やガム等に含まれるクロロフィルaの分解を防止することができる。
また、上記請求項4に係る発明では、例えば図3のグラフ図に示すように、上記特定波長域を除いた可視領域、即ち略450〜600nmの範囲および700〜780nmの範囲での光線の透過率を40%以上とするもので、このことによって、内容物が透けて見えるようにし、かつ全体的にグリーン系の色としデザイン的にも見栄えのする半透明遮光包装材とすることができる。
【0031】
また、上記請求項5に係る発明では、図1(a)および図1(b)に示す基材フィルム(10)を、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断するものでなるとするもので、このような基材フィルム(10)を用いることによって、内容物の香りや味覚の維持とともに、その脱色等をも抑制する半透明遮光包装材(1)とすることができる。
【0032】
さらにまた、上記請求項6に係る発明では、図1(a)および図1(b)に示す印刷インキ層(12)を、緑色系でなる色とするもので、このように緑色系の色とすることによって、図2(a)に示すように、透けて見える内容物(20)に緑色が付加されたようになり、内容物(20)としての緑茶等には好適な色で商品イメージを損なわない半透明遮光包装材(1)とすることができる。
【0033】
また、上記請求項7に係る発明では、図2(a)および図2(b)に示すように、上記本発明の半透明遮光包装材(1)を用いて、例えば四方シールの包装袋(2)とするもので、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物(20)の香りや味覚成分等物質の分解を防止し、かつ内容物(20)が透けて見え、商品イメージを損なうことのない包装袋(2)とすることができる。
【0034】
上記包装袋(2)の形態として、図2(a)および図2(b)に示すような四方シール包装袋の他、例えば三方シール包装袋、ガゼット袋、スタンディング形態袋あるいはチャック付袋とすることもできる。
【0035】
上記本発明の半透明遮光包装材(1)を用いて包装袋(2)とするには、包装袋全体を内容物(20)が透けて見えるようにしてもよいが、例えば図2(a)に示すように、表側の一部に窓空き部(30)を設け、この部分のみが、例えば図2(b)に示すように、基材フィルム(10)と印刷インキ層(12)とシーラント層(14)からなっていて内容物(20)が透けて見えるようにし、裏側を含めこの窓空き部(30)を除いた他の部分では、基材フィルム(10)の裏面に絵柄や文字等の柄印刷層(18)、この柄印刷層(18)を浮き立たせるための白色インキ層(16)、特定波長域での光線を遮断する印刷インキ層(12)、さらに最内層にシーラント層(14)が順に積層されているようにして、デザイン性に優れ、商品イメージをより向上させる包装袋(2)とすることもできる。
【0036】
以下に上記本発明の半透明遮光包装材の材料等について説明する。
【0037】
まず、図1に示す本発明の半透明遮光包装材(1)を構成する基材フィルム(10)としては、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断する透明なフィルムで、例えば機械的な強度を有するポリエチレンテレフタレート(PET)で代表されるポリエステルフィルムが挙げられ、その他二軸延伸ポリアミド(ナイロン)、延伸ポリプロピレンなどが挙げられる。
【0038】
また、本発明の半透明遮光包装材(1)を構成する印刷インキ層(12)としては、緑系のグラビアインキが300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲の吸収波長を有するものとして挙げられ、例えばグラビア用黄インキとシアンインキの混合や、グラビア用草インキなどを主体とした透明緑色系インキが挙げられ、グラビア印刷方式あるいはロールコート方式等で2μm程度の印刷インキ層(12)を得ることができる。
【0039】
また、本発明の半透明遮光包装材(1)を構成するシーラント層(14)としは、例えば厚さ40μm程度の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、低密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルムあるいは無延伸ポリプロピレンフィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体フィルム、アイオノマーフィルムなどをドライラミネーション用接着剤やサンドポリエチレンを介してラミネートされて得られるか、あるいは、溶融された直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の他上記シーラント樹脂をアンカーコート剤を介して押し出しながら貼り合わせる押出しラミネート方法で得ることができるものである。
【0040】
さらにまた、本発明の半透明遮光包装材(1)を構成する透明バリア層(15)としては、無機酸化物の蒸着で得られ、無機酸化物として例えば酸化アルミニウム、酸化珪素が挙げられ、これら無機酸化物を加熱し蒸発させて蒸着する物理蒸着法(PVD法)、あるいはシラン、シロキサン、金属アルコキシド等の原料を気相で酸素等と反応させながら堆積させる化学蒸着法(CVD法)があり、いずれかの方法で100〜1500Å程度の透明バリア層(15)とすることができる。
【0041】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
〈実施例1〉
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに酸化アルミニウムの蒸着膜を設けて透明バリア層を施し、その透明バリア層の面に、グラビア用シアンインキ:NEW−LP・R39藍(東洋インキ製造社製)9.4部、グラビア用黄インキ:NEW−LP・R262黄(東洋インキ製造社製)71.5部、グラビア用透明メジウム:Rmd(東洋インキ製造社製)19.1部、グラビア用マゼンタインキ:NEW−LP・F121紅(東洋インキ製造社製)僅部でなるインキを用いて厚さ2μmの印刷インキ層をグラビア印刷法で得た。
続いて上記印刷インキ層上に厚さ40μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネーション接着剤を介してラミネートして半透明遮光包装材を得た。
【0042】
上記で得られた半透明遮光包装材を用いて三方シール袋とし、シールされていない端辺から内容物としての緑茶を充填した後、その端辺をシールして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0043】
〈実施例2〉
印刷インキ層をグラビア用UVカットインキ:Vコンク黄(東洋インキ製造社製)78.6部、グラビア用草インキ:NEW−LP・R79草(東洋インキ製造社製)17.9部、グラビア用UVカットインキ:V茶(東洋インキ製造社製)3.5部でなるインキで形成した以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0044】
〈比較例1〉
印刷インキ層をグラビア用マゼンタインキ:NEW−LP・F121紅(東洋インキ製造社製)13.4部、グラビア用黄インキ:NEW−LP・R262黄(東洋インキ製造社製)61.0部、グラビア用墨インキ:NEW−LP・R92墨(東洋インキ製造社製)25.6部でなるインキで形成した以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0045】
〈比較例2〉
印刷インキ層をグラビア用UVカットインキ:V茶(東洋インキ製造社製)87.7部、グラビア用墨インキ:NEW−LP・R95A墨(東洋インキ製造社製)12.3部でなるインキで形成した以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0046】
〈比較例3〉
印刷インキ層を施さない以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0047】
上記実施例1で得られた包装材の、横軸に光の波長を、縦軸に透過率を表す分光特性のグラフ図を図3に、実施例1で得られた包装材では図4に、また比較例1で得られた包装材の分光特性のグラフ図を図6に、比較例2で得られた包装材では図7に示した。
なお、実施例と比較例で得られた包装材の酸素透過度は、(MOCON法で30℃70%RH)10ml/m2 /day、水蒸気透過度は、(MOCON法で40℃90%RH)2ml/m2 /dayであった。
【0048】
上記実施例1および実施例2で得られた緑色、草色系のインキによる印刷インキ層のものは、図3および図4に示すように、特定波長域300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率が40%以下に抑えられていて、かつこの特定波長域を除いた可視領域、即ち略450〜600nmの範囲および700〜780nmの範囲での光線の透過率が40%以上であり、特定波長域での光線を遮断し、かつこの特定波長域を除いた可視領域で透過する(透けて見える)特性を有する半透明遮光包装材であった。
これに対し上記比較例1および比較例2で得られた茶色系のインキによる印刷インキ層のものは、図6および図7に示すように、特定波長域300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率が40%以下に抑えられていて、この特定波長域での光線を遮断することはできるが、この特定波長域を除いた可視領域、即ち略450〜600nmの範囲および700〜780nmの範囲での光線の透過率が40%には満たないので、可視光下では透けて見えない特性を有する半透明遮光包装材であった。
【0049】
また、上記各実施例および比較例で得られた緑茶入りの四方シール袋を直射日光に1ヵ月曝したものについて、その緑茶の香りと味を専門家3人による官能テストで、良いを5とし、悪いを1とする段階的評価で、さらに透けて見える程度を○、△、×で、表1に示した。
【0050】
【表1】
【0051】
上記表1より、実施例1および実施例2、さらに比較例2の緑茶入りの包装袋では、香りおよび味共に、殆ど変わらず、比較例1および比較例5では香りおよび味共に劣化が見られた。比較例1で香り等に劣化が見られたのは印刷インキ層に黒系(赤外線吸収物質が多く含む)の顔料で発熱するためと推察される。
また、内容物の透けて見える程度は、比較例5では当然だが実施例1と実施例2では良好な結果を示していて、比較例1と比較例2では好ましい結果ではなかった。
【0052】
従って上記表1で得られた評価結果と図3、図4および図6、図7に示す分光特性の測定結果が比較例1で見られた香り等に劣化に関すること以外は合致するものであった。
【0053】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明において、少なくとも基材フィルムの裏面に印刷インキ層、シーラント層が順に積層されている半透明遮光包装材において、前記印刷インキ層を、特定波長域での光線を遮断するものとすることによって、内容物の香りや味覚成分等物質を維持することができ、かつこの特定波長域を除いた可視領域での光線を透過するようにすることによって、内容物が透けて見える半透明遮光包装材を提供できる効果がある。
【0054】
また、上記請求項2に係る発明においては、上記基材フィルムとシーラント層の間に透明バリア層を積層することによって、透けて見えることを妨げず外部からの酸素を遮断して内容物の酸化を防止し、香りや味覚等の劣化をも防ぐことができる。
【0055】
また、上記請求項3に係る発明においては、上記特定波長域を、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲とすることによって、440nmと680nm近傍に吸収波長を有するクロロフィルaの分解を防止することができ、よってこのクロロフィルaを香りや味覚成分とする緑茶やガム等を包装する半透明遮光包装材とすることができる効果がある。
【0056】
また、上記請求項4に係る発明においては、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率を40%以下に抑えることによって、この範囲内に吸収波長を有する香りや味覚成分等物質の分解を防止することができ、また、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲を除いた可視領域での光線の透過率を40%以上とすることによって内容物が透けて見えるようにして緑色系のデザイン的にも優れる半透明遮光包装材を提供できる効果がある。
【0057】
また、上記請求項5に係る発明においては、上記基材フィルムを、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断するものとすることによって、香りや味覚成分等物質の維持とともに、脱色等をも抑制する半透明遮光包装材を提供できる効果がある。
【0058】
また、上記請求項6に係る発明においては、上記印刷インキ層を、緑色系でなるものとすることによって、透けて見える内容物即ち緑茶等と類似の色で商品イメージを損なわない半透明遮光包装材とすることができる。
【0059】
さらにまた、上記請求項7に係る発明においては、上記半透明遮光包装材を用いたことによって、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物の香りや味覚成分等物質の分解を防止し、かつ内容物が透けて見え、商品イメージを損なうことがなくデザイン的にも見栄えのする包装袋を提供できる効果がある。
【0060】
従って本発明は、食品類や医薬品などを包装する遮光包装材で、特に特定波長域での光を遮断し、この特定波長域を除いた可視領域での光を透過する半透明遮光包装材として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半透明遮光包装材の一実施の形態を表した説明図で、
(a)は、その1事例を示す側断面であり、
(b)は、他の1事例を示す側断面である。
【図2】本発明の半透明遮光包装材を用いた包装袋の一実施の形態を説明するもので、(a)は、その上面図であり、
(b)は、(a)のB−B面断面図である。
【図3】本発明の半透明遮光包装材の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図4】本発明の半透明遮光包装材の他の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図5】本発明の半透明遮光包装材を用いた包装袋に充填される内容物の分解成分の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図6】従来の遮光包装材の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図7】従来の遮光包装材の他の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1‥‥半透明遮光包装材
2‥‥包装袋
10‥‥基材フィルム
12‥‥印刷インキ層
14‥‥シーラント層
15‥‥透明バリア層
16‥‥白色印刷層
18‥‥柄印刷層
20‥‥内容物
30‥‥窓空き部
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品類や医薬品などを包装する遮光包装材に関するものであり、特に特定波長域での光を遮断し、この特定波長域を除いた可視領域での光を透過する半透明遮光包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば緑茶やガム等に含まれるクロロフィルa、あるいはスナック菓子やチョコレート等に含まれる油脂成分等が特定波長域での光により分解され香りや味覚が損なわれるのを防ぐため、プラスチックフィルムにアルミニウム箔を積層したり、あるいはアルミニウム蒸着を施したりした遮光包装材が知られ、上記食品類のほか医薬品やトイレタリー品等に至るまで幅広く使用されている。
【0003】
しかしこのアルミニウム箔等を用いた包装材は、特定特定波長域を含めた全波長域においても優れた遮光性(ガスバリア性をも含めた)を有する特長があるが、昨今の廃棄物に係わる環境問題すなわち廃棄後の焼却処理では、アルミニウム塊で焼却炉を傷めたり焼却効率を低下させる問題や焼却灰の埋立て処分で有害ガスが発生する問題等があり、包装材の脱アルミニウム化への要望が高まっている。さらにこの脱アルミニウム化に伴い、少なくともその一部に透明性を付与して内容物が見えるようにしたいという要望がある。
【0004】
上記アルミニウム箔等を用いた遮光包装材の脱アルミニウム化として、例えばプラスチックフィルムの片面に黒色の印刷層を設けたり、あるいはプラスチックフィルムの片面に少なくとも白色の第1印刷層、茶色または銀色の第2印刷層を設け、かつ酸化チタン等白色顔料が分散された着色樹脂層を介してシーラント層を設けた遮光性包装材料がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−314719号公報(1〜3頁)
【0006】
しかしながら、上記遮光性包装材料では、紫外光線を含め全光線透過率が16%以下で光の遮(光)断性に優れているが、黒や茶色あるいは銀色で全体がデザイン的に見栄えがしないという問題に加え、透明性に欠け内容物が見えるようにしたいという要望を満たすことができないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物の香りや味覚成分を分解する特定波長域での光線を遮断し、かつ特定波長域を除いた可視領域での光線を透過して内容物が見え、デザイン的にも見栄えのする半透明遮光包装材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、少なくとも基材フィルムの裏面に印刷インキ層、シーラント層が順に積層されている半透明遮光包装材において、前記印刷インキ層は、特定波長域での光を遮断し、かつ前記特定波長域を除いた可視領域での光線を透過することを特徴とする半透明遮光包装材としたものである。
【0009】
上記請求項1の発明によれば、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減されていて、少なくとも基材フィルムの裏面に印刷インキ層、シーラント層が順に積層されている半透明遮光包装材において、前記印刷インキ層を、特定波長域での光線を遮断するものとすることによって、内容物の香りや味覚成分等物質を維持(変化しないこと)することができ、かつこの特定波長域を除いた可視領域での光線を透過するようにすることによって、内容物が透けて見える半透明遮光包装材とすることができる。
【0010】
また、請求項2の発明では、上記基材フィルムとシーラント層の間に透明バリア層が積層されていることを特徴とする請求項1記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0011】
上記請求項2の発明によれば、上記基材フィルムとシーラント層の間に透明バリア層を積層することによって、透けて見えることを妨げず外部からの酸素を遮断して内容物の酸化を防止し、香りや味覚等の劣化をも防ぐことができる。
【0012】
また、請求項3の発明では、上記特定波長域は、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲であることを特徴とする請求項1または2記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0013】
上記請求項3の発明によれば、上記特定波長域を、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲とすることによって、440nmと680nm近傍に吸収波長を有するクロロフィルaの分解を防止することができ、よってこのクロロフィルaを香りや味覚成分とする緑茶やガム等を包装する半透明遮光包装材とすることができる。
【0014】
また、請求項4の発明では、上記特定波長域での光線の透過率を40%以下に抑え、前記特定波長域を除いた可視領域での光線の透過率を40%以上とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0015】
上記請求項4の発明によれば、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率を40%以下に抑えることによって、この範囲内に吸収波長を有する香りや味覚成分等物質の分解を防止することができ、この範囲内の光線の透過率が40%を越えると香りや味覚成分等物質の分解を防止する効果が薄くなるので好ましくない。
また、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲を除いた可視領域での光線の透過率を40%以上とすることによって内容物が透けて見えるようにし、40%に満たないと透けて見えにくく、かつ全体的に茶か黒っぽい色となりデザイン的にも見栄えのしないものとなるので好ましくない。
【0016】
また、請求項5の発明では、上記基材フィルムは、300nm以下の波長域での光線を遮断するものでなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0017】
上記請求項5の発明によれば、上記基材フィルムを、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断するものとすることによって、香りや味覚成分等物質の維持とともに、脱色等をも抑制する半透明遮光包装材を提供できる。
【0018】
また、請求項6の発明では、上記印刷インキ層は、緑色系であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材としたものである。
【0019】
上記請求項6の発明によれば、上記印刷インキ層は、緑色系でなるものとすることによって、透けて見える内容物としての緑茶等と類似の色で商品イメージを損なわない半透明遮光包装材とすることができる。
【0020】
さらにまた、請求項7の発明では、上記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材を用いたことを特徴とする包装袋としたものである。
【0021】
上記請求項7の発明によれば、上記半透明遮光包装材を用いたことによって、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物の香りや味覚成分等物質の分解を防止し、かつ内容物が透けて見え、商品イメージを損なうことがなくデザイン的にも見栄えのする包装袋を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0023】
図1は、本発明の半透明遮光包装材の一事例を示す側断面積層図であり、図2は、本発明の半透明遮光包装材を用いた包装袋の一事例を示す上面図と側断面積層図である。また図3、図4は、本発明の半透明遮光包装材の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【0024】
上記本発明は、例えば図1(a)に示すように、外側から基材フィルム(10)、印刷インキ層(12)、シーラント層(14)が順に積層されているもので、アルミニウム箔を用いていず、廃棄物に係わる環境に配慮した半透明でかつ特定波長域の光を遮断する半透明遮光包装材(1)に関するものであり、図2(a)および図2(b)に示す図2(a)のB−B面断面図のように、この半透明遮光包装材(1)を用いて内容物(20)が透けて見え、かつ光により内容物の香りや味覚が変化しない包装袋(2)に関するものである。
【0025】
そこで、上記請求項1に係る発明は、例えば図1(a)に示すように、基材フィルム(10)の裏面に印刷インキ層(12)、シーラント層(14)が順に積層されている半透明遮光包装材(1)において、この印刷インキ層(12)を、特定波長域での光線を遮断するようにし、かつこの特定波長域を除いた可視領域での光線を透過するようにした半透明遮光包装材(1)である。
【0026】
従って内容物が透けて見え、かつ分解される香りや味覚成分等物質の吸収波長近傍で光線が遮断される遮光効果のある半透明遮光包装材(1)を提供するものである。
【0027】
また、上記請求項2に係る発明では、例えば図1(b)に示すように、基材フィルム(10)の裏面に透明バリア層(15)、印刷インキ層(12)、シーラント層(14)が順に積層されている半透明遮光包装材(1)としたもので、この透明バリア層(15)は、印刷インキ層(12)とシーラント層(14)の間でもよい。
【0028】
このように、透明バリア層(15)を施すことによって、内容物が透けて見えることを妨げずに、内容物の酸化による香りや味覚の劣化をも防ぐことができる半透明遮光包装材(1)とすることができる。
【0029】
また、上記請求項3に係る発明では、上記特定波長域を、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲としたもので、例えば図3の横軸に光の波長を、縦軸に透過率を表す分光特性のグラフ図に示すように、上記特定波長域(300〜450nmと600〜700nm)での光線が吸収され、即ち遮断される半透明遮光包装材とすることによって、例えば図5の横軸に光の波長を、縦軸に吸収量を表す分光特性のグラフ図に示すように、430nmと660nm近傍に吸収波長を有するクロロフィルaの分解を防止することができ、よってこのクロロフィルaを香りや味覚成分等物質とする緑茶やガム等の包装に好適な半透明遮光包装材とすることができる。
【0030】
また、上記請求項4に係る発明では、例えば図3のグラフ図に示すように、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率を40%以下に抑えるもので、このことによって、この範囲内で略430nmと660nm近傍に吸収波長を有する香りや味覚成分等物質、即ち緑茶やガム等に含まれるクロロフィルaの分解を防止することができる。
また、上記請求項4に係る発明では、例えば図3のグラフ図に示すように、上記特定波長域を除いた可視領域、即ち略450〜600nmの範囲および700〜780nmの範囲での光線の透過率を40%以上とするもので、このことによって、内容物が透けて見えるようにし、かつ全体的にグリーン系の色としデザイン的にも見栄えのする半透明遮光包装材とすることができる。
【0031】
また、上記請求項5に係る発明では、図1(a)および図1(b)に示す基材フィルム(10)を、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断するものでなるとするもので、このような基材フィルム(10)を用いることによって、内容物の香りや味覚の維持とともに、その脱色等をも抑制する半透明遮光包装材(1)とすることができる。
【0032】
さらにまた、上記請求項6に係る発明では、図1(a)および図1(b)に示す印刷インキ層(12)を、緑色系でなる色とするもので、このように緑色系の色とすることによって、図2(a)に示すように、透けて見える内容物(20)に緑色が付加されたようになり、内容物(20)としての緑茶等には好適な色で商品イメージを損なわない半透明遮光包装材(1)とすることができる。
【0033】
また、上記請求項7に係る発明では、図2(a)および図2(b)に示すように、上記本発明の半透明遮光包装材(1)を用いて、例えば四方シールの包装袋(2)とするもので、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物(20)の香りや味覚成分等物質の分解を防止し、かつ内容物(20)が透けて見え、商品イメージを損なうことのない包装袋(2)とすることができる。
【0034】
上記包装袋(2)の形態として、図2(a)および図2(b)に示すような四方シール包装袋の他、例えば三方シール包装袋、ガゼット袋、スタンディング形態袋あるいはチャック付袋とすることもできる。
【0035】
上記本発明の半透明遮光包装材(1)を用いて包装袋(2)とするには、包装袋全体を内容物(20)が透けて見えるようにしてもよいが、例えば図2(a)に示すように、表側の一部に窓空き部(30)を設け、この部分のみが、例えば図2(b)に示すように、基材フィルム(10)と印刷インキ層(12)とシーラント層(14)からなっていて内容物(20)が透けて見えるようにし、裏側を含めこの窓空き部(30)を除いた他の部分では、基材フィルム(10)の裏面に絵柄や文字等の柄印刷層(18)、この柄印刷層(18)を浮き立たせるための白色インキ層(16)、特定波長域での光線を遮断する印刷インキ層(12)、さらに最内層にシーラント層(14)が順に積層されているようにして、デザイン性に優れ、商品イメージをより向上させる包装袋(2)とすることもできる。
【0036】
以下に上記本発明の半透明遮光包装材の材料等について説明する。
【0037】
まず、図1に示す本発明の半透明遮光包装材(1)を構成する基材フィルム(10)としては、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断する透明なフィルムで、例えば機械的な強度を有するポリエチレンテレフタレート(PET)で代表されるポリエステルフィルムが挙げられ、その他二軸延伸ポリアミド(ナイロン)、延伸ポリプロピレンなどが挙げられる。
【0038】
また、本発明の半透明遮光包装材(1)を構成する印刷インキ層(12)としては、緑系のグラビアインキが300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲の吸収波長を有するものとして挙げられ、例えばグラビア用黄インキとシアンインキの混合や、グラビア用草インキなどを主体とした透明緑色系インキが挙げられ、グラビア印刷方式あるいはロールコート方式等で2μm程度の印刷インキ層(12)を得ることができる。
【0039】
また、本発明の半透明遮光包装材(1)を構成するシーラント層(14)としは、例えば厚さ40μm程度の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、低密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルムあるいは無延伸ポリプロピレンフィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体フィルム、アイオノマーフィルムなどをドライラミネーション用接着剤やサンドポリエチレンを介してラミネートされて得られるか、あるいは、溶融された直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の他上記シーラント樹脂をアンカーコート剤を介して押し出しながら貼り合わせる押出しラミネート方法で得ることができるものである。
【0040】
さらにまた、本発明の半透明遮光包装材(1)を構成する透明バリア層(15)としては、無機酸化物の蒸着で得られ、無機酸化物として例えば酸化アルミニウム、酸化珪素が挙げられ、これら無機酸化物を加熱し蒸発させて蒸着する物理蒸着法(PVD法)、あるいはシラン、シロキサン、金属アルコキシド等の原料を気相で酸素等と反応させながら堆積させる化学蒸着法(CVD法)があり、いずれかの方法で100〜1500Å程度の透明バリア層(15)とすることができる。
【0041】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
〈実施例1〉
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに酸化アルミニウムの蒸着膜を設けて透明バリア層を施し、その透明バリア層の面に、グラビア用シアンインキ:NEW−LP・R39藍(東洋インキ製造社製)9.4部、グラビア用黄インキ:NEW−LP・R262黄(東洋インキ製造社製)71.5部、グラビア用透明メジウム:Rmd(東洋インキ製造社製)19.1部、グラビア用マゼンタインキ:NEW−LP・F121紅(東洋インキ製造社製)僅部でなるインキを用いて厚さ2μmの印刷インキ層をグラビア印刷法で得た。
続いて上記印刷インキ層上に厚さ40μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムをドライラミネーション接着剤を介してラミネートして半透明遮光包装材を得た。
【0042】
上記で得られた半透明遮光包装材を用いて三方シール袋とし、シールされていない端辺から内容物としての緑茶を充填した後、その端辺をシールして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0043】
〈実施例2〉
印刷インキ層をグラビア用UVカットインキ:Vコンク黄(東洋インキ製造社製)78.6部、グラビア用草インキ:NEW−LP・R79草(東洋インキ製造社製)17.9部、グラビア用UVカットインキ:V茶(東洋インキ製造社製)3.5部でなるインキで形成した以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0044】
〈比較例1〉
印刷インキ層をグラビア用マゼンタインキ:NEW−LP・F121紅(東洋インキ製造社製)13.4部、グラビア用黄インキ:NEW−LP・R262黄(東洋インキ製造社製)61.0部、グラビア用墨インキ:NEW−LP・R92墨(東洋インキ製造社製)25.6部でなるインキで形成した以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0045】
〈比較例2〉
印刷インキ層をグラビア用UVカットインキ:V茶(東洋インキ製造社製)87.7部、グラビア用墨インキ:NEW−LP・R95A墨(東洋インキ製造社製)12.3部でなるインキで形成した以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0046】
〈比較例3〉
印刷インキ層を施さない以外は、実施例1と同様にして緑茶入りの四方シール包装袋を得た。
【0047】
上記実施例1で得られた包装材の、横軸に光の波長を、縦軸に透過率を表す分光特性のグラフ図を図3に、実施例1で得られた包装材では図4に、また比較例1で得られた包装材の分光特性のグラフ図を図6に、比較例2で得られた包装材では図7に示した。
なお、実施例と比較例で得られた包装材の酸素透過度は、(MOCON法で30℃70%RH)10ml/m2 /day、水蒸気透過度は、(MOCON法で40℃90%RH)2ml/m2 /dayであった。
【0048】
上記実施例1および実施例2で得られた緑色、草色系のインキによる印刷インキ層のものは、図3および図4に示すように、特定波長域300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率が40%以下に抑えられていて、かつこの特定波長域を除いた可視領域、即ち略450〜600nmの範囲および700〜780nmの範囲での光線の透過率が40%以上であり、特定波長域での光線を遮断し、かつこの特定波長域を除いた可視領域で透過する(透けて見える)特性を有する半透明遮光包装材であった。
これに対し上記比較例1および比較例2で得られた茶色系のインキによる印刷インキ層のものは、図6および図7に示すように、特定波長域300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率が40%以下に抑えられていて、この特定波長域での光線を遮断することはできるが、この特定波長域を除いた可視領域、即ち略450〜600nmの範囲および700〜780nmの範囲での光線の透過率が40%には満たないので、可視光下では透けて見えない特性を有する半透明遮光包装材であった。
【0049】
また、上記各実施例および比較例で得られた緑茶入りの四方シール袋を直射日光に1ヵ月曝したものについて、その緑茶の香りと味を専門家3人による官能テストで、良いを5とし、悪いを1とする段階的評価で、さらに透けて見える程度を○、△、×で、表1に示した。
【0050】
【表1】
【0051】
上記表1より、実施例1および実施例2、さらに比較例2の緑茶入りの包装袋では、香りおよび味共に、殆ど変わらず、比較例1および比較例5では香りおよび味共に劣化が見られた。比較例1で香り等に劣化が見られたのは印刷インキ層に黒系(赤外線吸収物質が多く含む)の顔料で発熱するためと推察される。
また、内容物の透けて見える程度は、比較例5では当然だが実施例1と実施例2では良好な結果を示していて、比較例1と比較例2では好ましい結果ではなかった。
【0052】
従って上記表1で得られた評価結果と図3、図4および図6、図7に示す分光特性の測定結果が比較例1で見られた香り等に劣化に関すること以外は合致するものであった。
【0053】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明において、少なくとも基材フィルムの裏面に印刷インキ層、シーラント層が順に積層されている半透明遮光包装材において、前記印刷インキ層を、特定波長域での光線を遮断するものとすることによって、内容物の香りや味覚成分等物質を維持することができ、かつこの特定波長域を除いた可視領域での光線を透過するようにすることによって、内容物が透けて見える半透明遮光包装材を提供できる効果がある。
【0054】
また、上記請求項2に係る発明においては、上記基材フィルムとシーラント層の間に透明バリア層を積層することによって、透けて見えることを妨げず外部からの酸素を遮断して内容物の酸化を防止し、香りや味覚等の劣化をも防ぐことができる。
【0055】
また、上記請求項3に係る発明においては、上記特定波長域を、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲とすることによって、440nmと680nm近傍に吸収波長を有するクロロフィルaの分解を防止することができ、よってこのクロロフィルaを香りや味覚成分とする緑茶やガム等を包装する半透明遮光包装材とすることができる効果がある。
【0056】
また、上記請求項4に係る発明においては、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲での光線の透過率を40%以下に抑えることによって、この範囲内に吸収波長を有する香りや味覚成分等物質の分解を防止することができ、また、上記特定波長域、即ち300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲を除いた可視領域での光線の透過率を40%以上とすることによって内容物が透けて見えるようにして緑色系のデザイン的にも優れる半透明遮光包装材を提供できる効果がある。
【0057】
また、上記請求項5に係る発明においては、上記基材フィルムを、300nm以下の波長域での光線、即ち紫外線を遮断するものとすることによって、香りや味覚成分等物質の維持とともに、脱色等をも抑制する半透明遮光包装材を提供できる効果がある。
【0058】
また、上記請求項6に係る発明においては、上記印刷インキ層を、緑色系でなるものとすることによって、透けて見える内容物即ち緑茶等と類似の色で商品イメージを損なわない半透明遮光包装材とすることができる。
【0059】
さらにまた、上記請求項7に係る発明においては、上記半透明遮光包装材を用いたことによって、脱アルミニウム化で環境負荷が軽減され、かつ内容物の香りや味覚成分等物質の分解を防止し、かつ内容物が透けて見え、商品イメージを損なうことがなくデザイン的にも見栄えのする包装袋を提供できる効果がある。
【0060】
従って本発明は、食品類や医薬品などを包装する遮光包装材で、特に特定波長域での光を遮断し、この特定波長域を除いた可視領域での光を透過する半透明遮光包装材として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半透明遮光包装材の一実施の形態を表した説明図で、
(a)は、その1事例を示す側断面であり、
(b)は、他の1事例を示す側断面である。
【図2】本発明の半透明遮光包装材を用いた包装袋の一実施の形態を説明するもので、(a)は、その上面図であり、
(b)は、(a)のB−B面断面図である。
【図3】本発明の半透明遮光包装材の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図4】本発明の半透明遮光包装材の他の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図5】本発明の半透明遮光包装材を用いた包装袋に充填される内容物の分解成分の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図6】従来の遮光包装材の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【図7】従来の遮光包装材の他の一事例の分光特性を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1‥‥半透明遮光包装材
2‥‥包装袋
10‥‥基材フィルム
12‥‥印刷インキ層
14‥‥シーラント層
15‥‥透明バリア層
16‥‥白色印刷層
18‥‥柄印刷層
20‥‥内容物
30‥‥窓空き部
Claims (7)
- 少なくとも基材フィルムの裏面に印刷インキ層、シーラント層が順に積層されている半透明遮光包装材において、前記印刷インキ層は、特定波長域での光線を遮断し、かつ前記特定波長域を除いた可視領域での光線を透過することを特徴とする半透明遮光包装材。
- 上記基材フィルムとシーラント層の間に透明バリア層が積層されていることを特徴とする請求項1記載の半透明遮光包装材。
- 上記特定波長域は、300〜450nmの範囲および600〜700nmの範囲であることを特徴とする請求項1または2記載の半透明遮光包装材。
- 上記特定波長域での光線の透過率を40%以下に抑え、前記特定波長域を除いた可視領域での光線の透過率を40%以上とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材。
- 上記基材フィルムは、300nm以下の波長域での光線を遮断するものでなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材。
- 上記印刷インキ層は、緑色系であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材。
- 上記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半透明遮光包装材を用いたことを特徴とする包装袋。
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