JP2006136895A - 板プロファイル制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧延材の平坦度を悪化させることなく、板プロファイルの精度を向上させることができる板プロファイル制御装置を得る。
【解決手段】 少なくとも上下一対のワークロールを有する複数の圧延スタンドと、各ワークロールに対向するように設けられ、ワークロールの回転軸方向に複数配置されたクーラントノズルと、各クーラントノズルに設けられ、クーラントノズルをそれぞれON/OFFするクーラントバルブと、最終の圧延スタンド出側に設けられ、圧延材の板プロファイルを計測する板プロファイル計と、圧延材の目標板プロファイルを設定する目標板プロファイル設定装置と、板プロファイル及び目標板プロファイルに基づいて、各圧延スタンドのクーラントレベルを演算するクーラントレベル制御装置と、このクーラントレベルに基づき、各クーラントバルブのON/OFF制御を行うクーラントバルブ制御装置とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、鋼板等を圧延する熱間タンデム圧延機における板プロファイルの制御装置に関するものである。
鋼板等の圧延において、圧延材の幅方向の厚み分布(以下、「板プロファイル」という)は、製品の品質を示すパラメータとして特に重要である。この板プロファイルの評価には、通常、圧延材の中央部の板厚と端部の板厚との差や、当該差を中央部の板厚で除した値(以下、「板クラウン」という)等が用いられる。
図6は、鋼板等の圧延の際に使用される従来の板クラウン制御装置の構成図であり、上記板クラウンを制御する操作端としてワークロールベンディング装置とVCロール17とが備えられたものである。なお、VCロール17とは、図7に示されているように、スリーブ18とアーバ19とを備え、スリーブ18及びアーバ19間に周設された油圧室20に油圧パワーユニットからの圧力油が導かれることにより、その油圧によってスリーブ18の拡径を可能にしたバックアップロールのことを意味する。図6において、3機の圧延スタンドF1乃至F3により圧延材1を減厚する熱間タンデム圧延機には、F1圧延スタンドの上下側のバックアップロールとF3圧延スタンドの上側のバックアップロールとに上記VCロール17が使用され、且つ、F1乃至F3の全圧延スタンドにワークロールベンディング装置が備えられている。VCロール圧力及びロールベンディング力のプリセット後、上記熱間タンデム圧延機により圧延材1の圧延が開始されると、板クラウン制御部21は、圧延中に板プロファイル計8により検出された板プロファイル実績値に基づいて、F3圧延スタンド出側の板クラウン実績値を演算する。また、板クラウン制御部21は、演算されたF3圧延スタンド出側の板クラウン実績値に基づいてワークロールベンディング力の修正値を演算し、その修正値をワークロールベンダー制御装置22に出力する。なお、この修正値は、演算された板クラウン実績値が所定の目標値に近づくように設定されており、ワークロールベンダー制御装置22は、入力された上記修正値に基づいてロールベンディング力の制御を行う(例えば、非特許文献1参照)。
また、図8は、ロールクーラントを備えた従来の板プロファイル制御装置の要部詳細図であり、一般的なクーラントノズルの配置を示したものである。図8において、圧延材1及びワークロール3a、3b間に向けて潤滑用のバイトクーラントのノズル23a及び23bが、また、ワークロール3a、3b及びバックアップロール4a、4b間に向けて冷却用のロールクーラントのノズル24a及び24bがそれぞれ配置されている。なお、各クーラントノズルは圧延材1の幅方向に等間隔に設けられており、各クーラントノズルのON/OFF制御、及び、流量制御により、ロールの熱膨張を制御する。図9は、このクーラントノズルからの噴射パターンの一例を示す図であり、1本の圧延材をトップ、中央、テールの3段階に分け、連続で複数本圧延する場合を示したものである。なお、このような噴射パターンは予め設定されたものであり、この設定された噴射パターン、即ち、圧延材の幅方向に渡って配置された各クーラントノズルのON/OFFパターンに従ってロールの冷却を行い、圧延中におけるロールの熱膨張を制御する(例えば、非特許文献2参照)。
塑性と加工(日本塑性加工学会誌)第32巻 第363号(1991−4)第428頁 塑性と加工(日本塑性加工学会誌)第16巻 第168号(1975−1)第116頁
上記非特許文献2記載の板プロファイル制御装置では、予め設定されたクーラントノズルの噴射パターンを使用して、ロールの熱膨張を制御しているため、圧延中の状況に応じた制御を行うことができないという問題が生じていた。なお、非特許文献1記載の板クラウン制御装置は、板クラウンを制御する操作端としてワークロールベンディング装置とVCロールとが使用されるものであり、本発明とはその構成を全く異にするものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、板プロファイルのフィードバック制御を行うことにより、圧延材の平坦度を悪化させることなく、板プロファイルの精度を向上させることができる板プロファイル制御装置を提供することである。
この発明に係る板プロファイル制御装置は、少なくとも上下一対のワークロールを有する複数の圧延スタンドと、各ワークロールに対向するように設けられ、ワークロールの回転軸方向に複数配置されたクーラントノズルと、各クーラントノズルに設けられ、クーラントノズルをそれぞれON/OFFするクーラントバルブと、最終の圧延スタンド出側に設けられ、圧延スタンドによる圧延後の圧延材の板プロファイルを計測する板プロファイル計と、最終圧延スタンド出側における圧延材の目標板プロファイルを設定する目標板プロファイル設定装置と、板プロファイル計により計測された板プロファイル及び目標板プロファイル設定装置により設定された目標板プロファイルに基づいて、各圧延スタンドに対するクーラントレベルをそれぞれ演算するクーラントレベル制御装置と、このクーラントレベル制御装置により演算されたクーラントレベルに基づき、各クーラントバルブのON/OFF制御を行うクーラントバルブ制御装置とを備えたものである。
この発明は、少なくとも上下一対のワークロールを有する複数の圧延スタンドと、各ワークロールに対向するように設けられ、ワークロールの回転軸方向に複数配置されたクーラントノズルと、各クーラントノズルに設けられ、クーラントノズルをそれぞれON/OFFするクーラントバルブと、最終の圧延スタンド出側に設けられ、圧延スタンドによる圧延後の圧延材の板プロファイルを計測する板プロファイル計と、最終圧延スタンド出側における圧延材の目標板プロファイルを設定する目標板プロファイル設定装置と、板プロファイル計により計測された板プロファイル及び目標板プロファイル設定装置により設定された目標板プロファイルに基づいて、各圧延スタンドに対するクーラントレベルをそれぞれ演算するクーラントレベル制御装置と、このクーラントレベル制御装置により演算されたクーラントレベルに基づき、各クーラントバルブのON/OFF制御を行うクーラントバルブ制御装置とを備える構成としたことで、圧延材の平坦度を悪化させることなく、板プロファイルの精度を向上させることができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における板プロファイル制御装置の構成図である。図1において、加熱された鋼板等の圧延材1を連続的に圧延する熱間タンデム圧延機は、第一圧延スタンド2a、第二圧延スタンド2b、第三圧延スタンド2c及び最終圧延スタンド2dの4スタンドで構成されており、各圧延スタンド2a乃至2dには、圧延材1の上下に配置された一対のワークロール3a及び3bと、このワークロール3a及び3bの上下に配置された一対のバックアップロール4a及び4bとが備えられている。各圧延スタンド2a乃至2d出側には、上下のワークロール3a及び3bのそれぞれに対向するクーラントノズル5a及び5bと、このクーラントノズル5a及び5bをそれぞれON/OFFするクーラントバルブ6a及び6bとが設けられている。
また、クーラントレベル制御装置7には、熱間タンデム圧延機出側に設けられた板プロファイル計8によって圧延後の圧延材1の板厚が計測された後に、この板厚に基づいて板プロファイル計8により算出される圧延材1の板プロファイル実績値と、目標板プロファイル設定装置9により設定された、熱間タンデム圧延機出側における圧延材1の目標板プロファイルとに基づいて、後述する板プロファイル偏差を演算する板プロファイル偏差演算装置10、並びに、この板プロファイル偏差演算装置10により演算された板プロファイル偏差に基づいて、各圧延スタンド2a乃至2dに対するそれぞれのクーラントレベルを演算するクーラントレベル演算装置11が備えられている。
ここで、クーラントレベルとは、クーラントノズル5a及び5bからの噴射パターンを表すものであり、具体的には、クーラントバルブ6a及び6bのON(開放)時間及びOFF(閉鎖)時間の割合を示したものである。以下に、クーラントレベルの概要を図2に基づいて説明する。図2において、Tはクーラントノズル5a及び5bのON/OFFの制御周期であり、それぞれの制御周期Tは等分割され、1区分の幅がΔtに設定されている。ここで、クーラントノズル5a及び5bは、Δt毎にON/OFF制御が可能であり、何区分のΔtがON時間になっているのかによりクーラントレベルが設定される。例えば、図2に示すように制御周期Tが10分割されている場合、全てがOFF時間であるレベル0から全てがON時間であるレベル10までの11レベルが設定されることとなる。なお、図2の左側の制御周期Tはレベル5を、また、右側の制御周期Tはレベル7を表している。例えば、制御周期T=3(sec)である場合、1区分の時間はΔt=0.3(sec)となる。したがって、レベル5のON時間は5×Δt=1.5(sec)、OFF時間も同様に5×Δt=1.5(sec)となり、レベル7のON時間は7×Δt=2.1(sec)、OFF時間は3×Δt=0.9(sec)となる。
このクーラントレベルがクーラントレベル演算装置11により演算されると、クーラントバルブ制御装置12は、演算されたクーラントレベルに基づいて各クーラントバルブ6a及び6bのON/OFFのタイミングを制御する。
図3は、この発明の実施の形態1における板プロファイル制御装置の要部詳細図であり、各圧延スタンド2a乃至2dのワークロール3a及びクーラントノズル5aと圧延材1との配置を示したものである。なお、図3は、圧延材1を上方から圧延する上側のワークロール3aと、このワークロール3aに対向する上側のクーラントノズル5aとを示している。図3において、ワークロール3aの回転軸方向に等間隔に設けられた複数のクーラントノズル5aは、対応するワークロール3aの幅方向に渡って配置されている。なお、図3では、32個のクーラントノズル5aが配置されている場合を示しており、各クーラントノズル5aには、それぞれに対応する32個のクーラントバルブ6aが接続されている。即ち、クーラントバルブ6aは、クーラントバルブ制御装置12によりそれぞれ独立に制御される。
また、図3においては、32個のクーラントノズル5aがワークロール3aの幅方向に渡って配置されているが、通常、圧延材1の幅はワークロール3aの幅よりも小さいため、圧延材1の幅に合わせて、使用するクーラントノズル5aを設定する。例えば、図3に示すように、圧延材1の幅がNo5乃至No28のクーラントノズル5aの間隔と略同程度である場合、No1乃至No4、及び、No29乃至No32のクーラントノズル5aの位置には圧延材1が存在せず、かかるクーラントノズル5aは使用されない。
次に、上記構成を有する板プロファイル制御装置の動作について、図1乃至図3に基づいて具体的に説明する。
熱間タンデム圧延機により圧延材1の圧延が開始されると、熱間タンデム圧延機出側に設けられた板プロファイル計8により、圧延後の板プロファイル実績値が算出され、板プロファイル偏差演算装置10に出力される。ここで、板プロファイル計8は、使用するクーラントノズル5a及び5bの設置位置と略同位置の板厚を測定する。即ち、No5乃至No28のクーラントノズル5a及び5bの設置位置に合わせ、圧延材1の幅方向に対応する位置の板厚をそれぞれ検出し、検出した24個の板厚についてそれぞれ板プロファイル実績値を算出する。また、目標板プロファイル設定装置9は、使用するクーラントノズル5a及び5bの設置位置に合わせた目標板プロファイルを板プロファイル偏差演算装置10に出力する。即ち、No5乃至No28のクーラントノズル5a及び5bの設置位置に合わせ、圧延材1の幅方向に対応する位置の目標板プロファイルを出力する。
Figure 2006136895
Figure 2006136895

Figure 2006136895
Figure 2006136895

Figure 2006136895
Figure 2006136895
かかる構成及び動作を有することにより、圧延材1の幅方向の伸びの分布、即ち、圧延材1の平坦度を悪化させることなく、その板プロファイルを目標板プロファイルに近づけることが可能となる。
つまり、圧延材1の平坦度を悪化させないためには、圧延スタンド2a乃至2d入出側の板クラウン比率の変化をある範囲内に収めることが必要となる。理想的には、板クラウン比率の変化を同じにする、即ち、板クラウン比率一定を達成しなければならない。ここで、圧延材1の幅方向の任意の位置jにおける板クラウン比率は、次式によって表される。
Figure 2006136895
ここで、hCは圧延材1の幅方向中央部の板厚、hjは圧延材1の幅方向の位置jにおける板厚である。したがって、圧延材1を連続的に圧延する熱間タンデム圧延機の場合、板クラウン比率一定は次式のように表すことができる。
Figure 2006136895
ここで、添え字iは圧延スタンドの番号であり、添え字fは最終の圧延スタンドを表している。上記式4を板プロファイルが変化した場合に拡張すると、次式が成立する。
Figure 2006136895

Figure 2006136895
次に、上記クーラントレベル演算装置11の構成及び動作について説明する。
図4は、この発明の実施の形態1におけるクーラントレベル制御装置11の構成図である。図4において、各圧延スタンド2a乃至2dに対するクーラントレベルを演算するクーラントレベル演算装置11は、後述するクラウン遺伝係数及び圧延材の板厚に基づき設定ゲインを演算するゲイン設定装置13と、板プロファイル実績値及び目標板プロファイルに基づき演算された板プロファイル偏差、並びに、クラウン遺伝係数及び圧延材の板厚に基づき演算された設定ゲインの積を演算する第一の演算装置14と、この第一の演算装置14の演算結果に応じた比例・積分演算を行う比例・積分制御装置(以下、「PI制御装置15」という)と、このPI制御装置15による演算結果を各クーラントバルブ6a及び6bに対するクーラントレベルに変換する偏差・レベル変換器16とを備えている。なお、上記PI制御装置15及び偏差・レベル変換器16により、特許請求の範囲における第二の演算装置が構成されている。
かかる構成を有するクーラントレベル演算装置11の動作について、以下に詳細に説明する。
Figure 2006136895
また、ゲイン設定装置13により算出される設定ゲインGSTDは、圧延スタンド2a乃至2d毎に異なる値を示し、圧延材1の平坦度を悪化させない条件として、次式により設定される。
Figure 2006136895
ここで、式6の内容について以下に詳細に説明する。
従来より、板クラウンの推定式として次式が知られている(板圧延の理論と実際(日本鉄鋼協会)102頁)。
Figure 2006136895
ここで、Chは板クラウン、Pは圧延荷重、CRWはワークロールクラウン、CRBはバックアップロールクラウン、FWBはロールベンダーによるロールベンド力、Bは圧延材1の幅、Lはバックアップロールのバレル長、αP、αC、αBはそれぞれ圧延荷重、ロールクラウン、ロールベンド力の影響係数、ηはクラウン遺伝係数、iは圧延スタンドの番号である。
ここで、この発明に係る板プロファイル制御装置のように、各圧延スタンド2a乃至2dに設けられたワークロール3a及び3bの膨張量を変更することによって板プロファイルを制御する場合について考える。即ち、ロールベンド力FWB、圧延荷重P及びバックアップロールクラウンCRBは一定であるとすると、圧延材1の幅方向の位置jにおける板クラウン変化量ΔChijは、次式により表される。
Figure 2006136895
ここで、Δは変化量を示す。式8の両辺を圧延材1の中央部の板厚hciで除算すると次式を得ることができる。
Figure 2006136895
さらに、板クラウン比率一定の条件を式9に適用すると、次式を得ることができる。
Figure 2006136895
ここで、式10は、板クラウン比率一定を実現するためのi番目の圧延スタンドの圧延材幅方向の位置jにおける板クラウン比率変化量を示している。したがって、設定ゲインGSTDを、式6のように設定することにより、板クラウン比率一定、即ち、圧延材1の平坦度の悪化を防止することが可能となる。
Figure 2006136895
図5は、この発明の実施の形態1における偏差・レベル変換器16の動作を説明するための図であり、横軸はPI制御装置15からの出力を、また、縦軸はクーラントノズル6a及び6bに対するクーラントレベル修正量を示している。図5において、クーラントレベル修正量は、PI制御装置15からの出力が0より大きくなると段階的に大きくなる。これはクーラントバルブ6a及び6bのON時間が増加し、ワークロール3a及び3bの熱膨張量が減少することを意味する。一方、PI制御装置15からの出力が0より小さくなるとクーラントレベル修正量は段階的に小さくなる。これはクーラントバルブ6a及び6bのON時間が減少し、ワークロール3a及び3bの熱膨張量が増加することを意味する。
Figure 2006136895
この発明の実施の形態1によれば、板プロファイル計8により計測された板プロファイルのフィードバック制御を行うことにより、ワークロール3a及び3bの部分的な冷却、即ち、部分的な熱膨張制御を可能とし、圧延材1の平坦度を悪化させることなく板プロファイルの精度を向上させることができ、圧延材1の良好な製品品質を確保することが可能となる。
この発明の実施の形態1における板プロファイル制御装置の構成図である。 クーラントレベルを説明するための図である。 この発明の実施の形態1における板プロファイル制御装置の要部詳細図である。 この発明の実施の形態1におけるクーラントレベル制御装置の構成図である。 この発明の実施の形態1における偏差・レベル変換器の動作を説明するための図である。 従来の板クラウン制御装置の構成図である。 VCロールの断面図である。 従来の板プロファイル制御装置の要部詳細図である。 クーラントノズルからの噴射パターンの一例を示す図である。
符号の説明
1 圧延材
2a、2b、2c、2d 圧延スタンド
3a、3b ワークロール
4a、4b バックアップロール
5a、5b クーラントノズル
6a、6b クーラントバルブ
7 クーラントレベル制御装置
8 板プロファイル計
9 目標板プロファイル設定装置
10 板プロファイル偏差演算装置
11 クーラントレベル演算装置
12 クーラントバルブ制御装置
13 ゲイン設定装置
14 第一の演算装置
15 PI制御装置
16 偏差・レベル変換器
17 VCロール
18 スリーブ
19 アーバ
20 油圧室
21 板クラウン制御部
22 ワークロールベンダー制御装置
23a、23b バイトクーラントノズル
24a、24b ロールクーラントノズル

Claims (4)

  1. 少なくとも上下一対のワークロールを有する複数の圧延スタンドと、前記各ワークロールに対向するように設けられ、前記ワークロールの回転軸方向に複数配置されたクーラントノズルと、前記各クーラントノズルに設けられ、前記クーラントノズルをそれぞれON/OFFするクーラントバルブと、最終の前記圧延スタンド出側に設けられ、前記圧延スタンドによる圧延後の圧延材の板プロファイルを計測する板プロファイル計と、前記最終圧延スタンド出側における前記圧延材の目標板プロファイルを設定する目標板プロファイル設定装置と、前記板プロファイル計により計測された板プロファイル及び前記目標板プロファイル設定装置により設定された目標板プロファイルに基づいて、各圧延スタンドに対するクーラントレベルをそれぞれ演算するクーラントレベル制御装置と、このクーラントレベル制御装置により演算されたクーラントレベルに基づき、前記各クーラントバルブのON/OFF制御を行うクーラントバルブ制御装置とを備えたことを特徴とする板プロファイル制御装置。
  2. クーラントレベル制御装置は、板プロファイル計により計測された板プロファイル及び目標板プロファイル設定装置により設定された目標板プロファイルに基づき演算された板プロファイル偏差、並びに、クラウン遺伝係数及び圧延材の板厚に基づき演算された設定ゲインの積を演算する第一の演算装置と、この第一の演算装置の演算結果に基づいてクーラントレベルを演算する第二の演算装置とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の板プロファイル制御装置。
  3. 板プロファイル計は、クーラントノズルの設置位置に応じた板プロファイルを計測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の板プロファイル制御装置。
  4. クーラントレベルは、クーラントバルブのON時間の割合に基づいて設定されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の板プロファイル制御装置。
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