JP2006134237A - 墓守システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明では、実在の墓に関連する情報を墓データベースで管理し、この墓データベースを中心として、檀家(墓利用者)と寺院(墓管理者)との間でやり取りされるメッセージや、檀家管理情報など、様々な情報を関連づけることにより、墓を中心とするコミュニティの形成を支援する。また、本発明のシステムは、いわゆるアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)形式のシステムであるため、墓管理者は、墓管理や檀家管理に関する様々なサービスを提供するシステムを低コストで運営することができる。
【選択図】 図1
Description
・墓の状態をチェックし、必要に応じて墓の清掃を行う。修繕が必要な墓があればその墓の関係者に連絡する。
・墓地内に設置された各檀家の墓の場所を把握し、墓参者があれば目的の墓まで案内する。墓地が複数の寺院により共用されている場合は、各寺院が使用しているエリアも把握する。
・いつ、誰が、どの檀家の墓に墓参したかを把握し、関係者からの問い合わせに応じてその情報(以下、墓参情報と呼ぶ)を提供する。
・墓の状態を日々チェックする者がいないため、墓の清掃や修繕が必要になっても、その対応が滞ったり遅れがちになったりする。
・大規模な墓地では墓参者が独力で目的の墓にたどり着くことが困難な場合がある。
・ある墓の関係者が、その墓に最近墓参者があったか、それはいつか、といった墓参情報を入手することが困難になる。
・墓の近傍に配置された入出力装置を備えている。例えば、墓掃除など、現実の墓参を行った人は、この入出力装置を使用して、自分の氏名や墓参の日時などの情報を入力することができる。遺族などの関係者は、遠隔地の端末から前記情報(墓参情報)を閲覧することにより、いつ、誰が墓参したかなどの情報を得ることができる。
・墓の現状を撮像するための墓撮像手段、映像をリアルタイムに遠隔に送信する墓映像送信手段、墓の周囲の音を収集するための音収集手段、及び、墓映像表示手段を備えており、遺族などの関係者は、墓のリアルタイム映像を見て現在の墓の状態を確認し、墓及びその周囲が汚れたり雑草が茂ったりしていれば墓参代行業者に清掃を依頼するなどの対策を講じることができる。
・檀家の固有情報を管理するデータベースを備えており、供養などの各種行事のスケジュールを檀家毎に管理するスケジュール管理機能を備えている。
・寺院側から檀家側に所定の情報を配信可能とすることができる。
・檀家側からホストコンピュータを介して寺院側情報端末にアクセスして寺院のスケジュールなどの寺院情報を取得可能である。また、檀家が自己の情報端末から寺院に対して法要などの行事日程の申し込みを行うことができる。
・檀家の過去帳が登録されており、上記ホストコンピュータは、上記情報端末からの要求に応じて、上記過去帳より家系図を作製して送信することができる。
・檀家の墓地管理情報が登録されている。この墓地管理情報には、各檀家の墓の所在を示す墓地図および檀家自宅地図が含まれており、上記ホストコンピュータは、墓地図および檀家自宅地図をリンクして出力することができる。
・墓参情報の入力及び閲覧を可能にしたことで、檀家側の関係者間におけるコミュニケーションの支援にはある程度役立つと思われるが、寺院と檀家との間のコミュニケーションの支援は特に考慮されていない。
・墓の近傍に入出力装置を配置したり、墓撮像手段や集音手段を墓地内に固定的に配置する構成であるため、システムの構築及びメンテナンスにコストがかかる。
・寺院と檀家との間のコミュニケーションに関連する情報の流れが寺院から檀家への一方通行であり、両者間の双方向コミュニケーションを直接的に支援することは考慮されていない。
・墓地図を出力する機能を備えているが、これは寺院側でのみ利用可能なものであり、檀家側ではこの地図を利用できない。
データ通信ネットワークを通じて他の端末から送信されてくる要求に応じた処理を実行するサーバを備え、該サーバは、
複数の墓利用者に関する情報を保存するための墓利用者データベース、
複数の墓管理者に関する情報を保存するための墓管理者データベース、
複数の墓に関連する情報を墓利用者及び墓管理者と関連づけて保存するための墓データベース、
墓利用者と墓管理者との間でやり取りされるメッセージ情報を墓と関連づけて保存するためのメッセージ保存部、及び、
墓利用者又は墓管理者の端末に、該利用者又は管理者宛のメッセージ情報を送信するためのメッセージ管理部
を備えることを特徴とするものである。
複数の墓地の地図情報を保存した墓地地図データベースを備え、
前記墓データベースには、墓と該墓が属する墓地との関連づけ情報、及び、墓地内における墓の位置を示す位置情報が含まれていること
を特徴とするものである。前記地図情報はラスタ画像情報でもよいし、地図描画用のベクトル情報でもよい。この発明の構成によれば、墓地地図を利用したユーザインターフェースを構成できる。例えば、利用者の端末上に墓地地図を表示し、墓を指定させることにより、利用者による墓指定操作を容易にすることができる。あるいは、地図上で目的の墓の場所を示すことができる。
前記端末位置推定部により得られた前記端末の現在位置と、前記墓地地図データベースに保存された墓の位置情報に基づいて、前記墓利用者に対応する墓を特定する墓特定部を更に備えることを特徴とするものである。この墓守システムでは、まず推定位置に基づいて墓の位置範囲を絞り込み、次に、その範囲内にある墓の中から、利用者に対応する墓を探す。このような構成によれば、例えば、墓利用者が自分が利用している墓の近くに立ち、端末を操作して本システムにログインしたときに、サーバが位置情報と利用者のログイン情報に基づいて目的の墓を自動的に特定することができる。これにより、利用者による目的の墓の指定操作を省略することができる。上記のような2段階の検索処理により、たとえ第1段階の位置推定精度が多少低くても、目的の墓を高い確率で特定できる。
・本発明の墓守システムでは、実在の墓をキーにして様々な情報が関連づけられるようにデータベースを構成しており、墓利用者や墓管理者は、墓をキーにして様々な情報にアクセスすることができる。特に、墓利用者と墓管理者との間でやり取りされるメッセージ情報を墓と関連づけて管理しているため、墓を中心とするコミュニティの形成を支援するシステムとして好適に利用できる。
・本発明の墓守システムは、いわゆるアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)形式のシステムである。従って、墓管理者は、墓管理や檀家管理に関する様々なサービスを提供するシステムを低コストで運営することができる。
寺院DB(30): 寺院ID、寺院名、連絡先、住職の氏名、ログイン用パスワードなどの情報を寺院毎に保存したデータベース。
檀家DB(32): 檀家ID、檀家名、連絡先、ログイン用パスワード、対応する寺院のID、対応する墓のIDなどの情報を檀家毎に保存したデータベース。
墓利用者DB(34): 墓利用者ID、氏名、連絡先、対応する檀家のID、檀家内順位などの情報を墓利用者毎に保存したデータベース。「檀家内順位」は、誰が寺院からの連絡を優先的に受けるべきかを示す序列値である。このデータベースは、檀家DB32と統合することも可能である。
過去帳DB(36): 檀家ID、檀家に対応する故人の氏名、戒名、没年月日、生前の画像などの情報を保存したデータベース。このデータベースは、檀家DB32と統合することも可能である。
墓地DB(38): 墓地ID、墓地名、墓地を管理している寺院のID、墓地の地図情報などの情報を保存したデータベース。地図情報はラスタ画像情報でもよいし、地図描画用のベクトル情報でもよい。また、1つの墓地が複数の寺院により分割利用されている場合は、各分割区画を別個の墓地とみなし、別の墓地IDを付与する。
墓DB(40): 墓ID、墓が属する墓地のID、墓を利用している檀家のID、墓の建立年月日や位置座標などの情報を墓毎に保存したデータベース。位置情報は、GPSなどで用いられている汎用測位系における3次元絶対位置座標でもよいし、墓地地図のラスタ画像内における2次元相対位置座標(単位:ピクセル)でもよい。
寺院メッセージDB(42): 寺院発のメッセージを保存したデータベース。メッセージID、メッセージの発信者の寺院ID、メッセージの宛先のID、メッセージと関連する墓のID、メッセージ本文、添付ファイルなどの情報を含む。宛先は寺院でも檀家でもよい。
檀家メッセージDB(43): 檀家発のメッセージを保存したデータベース。メッセージID、メッセージの発信者の檀家ID、メッセージの宛先のID、メッセージと関連する墓のID、メッセージ本文、添付ファイルなどの情報を含む。宛先は寺院でも檀家でもよい。
墓参情報DB(44): 墓参情報ID、対象となる墓のID、墓参日時、墓参者の氏名又はID、墓参内容、メッセージなどの情報を保存したデータベース。「墓参内容」は、例えば「清掃」、「供花」、「焼香」及び「その他」の中から選択するものとする。
墓参代行サービスDB(46): サービス受付ID、対象となる墓のID、サービス業者名、連絡先、サービス内容、作業状態、作業日時、作業完了後の墓画像、作業に関する課金情報などの情報を保存したデータベース。「サービス内容」は、例えば「清掃」、「供花」、「焼香」及び「その他」から選択し、「作業状態」は、例えば「予約」「作業済」「請求済」及び「入金完了」から選択する。
墓石メンテナンスDB(47): メンテナンス受付ID、対象となる墓のID、メンテナンス業者名、連絡先、メンテナンス内容、作業状態、作業日時、作業完了後の墓画像、作業に関する課金情報などの情報を保存したデータベース。「メンテナンス内容」には、メンテナンス作業の説明を入力する。「作業状態」は、例えば「予約」「作業済」「請求済」及び「入金完了」から選択する。
行事DB(48): 行事ID、対象となる檀家のID、対象となる墓のID、行事の状態、日時、行事内容などの情報を保存したデータベース。「行事の状態」は、例えば「予約」、「通知済」及び「終了」から選択する。
過去帳管理: 過去帳の新規作成、登録情報の閲覧、変更、削除など、過去帳DB36を対象とする各種データベース操作を行う。
墓情報管理: 墓の新規登録、登録情報の閲覧、変更、削除など、墓DB40を対象とする各種データベース操作を行う。
寺院情報管理: 登録情報の閲覧、変更、削除など、寺院DB30を対象とする各種データベース操作を行う。
墓地情報管理: 墓地の新規登録、利用している墓地の登録情報の閲覧、変更、削除など、墓地DB38を対象とする各種データベース操作を行う。
メッセージ作成: 入力フォームを用いて自分の檀家又はその構成員宛のメッセージを作成する。作成されたメッセージは寺院メッセージDB42に保存される。メッセージには画像などのファイルを添付することも可能である。
メッセージ表示: 寺院メッセージDB42及び檀家メッセージDB43に保存されたメッセージのうち自分宛のメッセージを表示する。
墓参代行サービス管理: 墓参代行サービスの依頼、予約の確認、作業記録の入力、課金管理など、墓参代行サービスDB46に対する各種データベース操作を行う。
行事スケジュール管理: 法事などの行事のスケジュールの新規作成、予約の確認、情報更新など、行事DB48に対する各種データベース操作を行う。
現在位置表示: 檀家端末16がGPS機能付きの携帯電話である場合、管理サーバ12の端末位置算出部24が携帯電話からの信号に基づいてその現在位置を算出し、地図画像生成部25が、その現在位置を矢印などで示した地図画像を生成して檀家端末16に送信する。
墓参情報入力: 目的の墓の墓参情報を入力する。檀家端末16がGPS機能付きの携帯電話である場合、檀家端末16が目的の墓の近傍に達すると、その墓を対象とする墓参情報の入力フォームにアクセス可能になる。一方、檀家端末16が目的の墓の近傍にない場合や、檀家端末16にGPS機能がない場合は墓参情報の入力フォームにアクセスできない。従って、実際には墓参していないにも関わらず墓参を行ったかのように墓参情報を入力することはできない。このようにして、本実施形態のシステムでは、墓参情報の信頼性を高めている。
墓参情報表示: 目的の墓の墓参情報を表示する。墓参情報は、例えば電子掲示板のような形で表示される。
メッセージ作成: 入力フォームを用いて自分が属する檀家の構成員や寺院宛のメッセージを作成する。作成されたメッセージは檀家メッセージDB43に保存される。メッセージには画像などのファイルを添付することも可能である。
メッセージ表示: 寺院メッセージDB42及び檀家メッセージDB43に保存されたメッセージのうち自分宛のメッセージを表示する。
墓実況中継: 檀家端末16がテレビ電話機能付きの携帯電話である場合、管理サーバ12のテレビ通信部22を介して墓の様子をテレビ中継することができる。この機能は、自分が属する檀家の墓の近傍に檀家端末16が位置している場合にのみ利用可能である。また、前記テレビ中継を視聴できるのは、発信者が属する檀家の関係者のみである。
故人情報表示: 過去帳の内容や、故人の画像、音声、個人史などを表示する。
墓参代行依頼: 墓参代行サービスの依頼、作業状況の確認、予約取消など、墓参代行サービスDB46に対する各種データベース操作を行う。
墓石メンテナンス依頼: 墓石メンテナンスサービスの依頼、作業状況の確認、予約取消など、墓石メンテナンスDB47に対する各種データベース操作を行う。
行事予約: 法事などの行事の予約及びスケジュール確認を行う。
寺院情報表示: 寺院DB30に保存された各寺院の情報を表示する。自分が属する檀家に対応する寺院以外の寺院の情報も表示可能である。
利用者登録情報管理: 檀家や墓利用者の登録情報の表示、変更、削除など檀家DB32や墓利用者DB34に対する各種データベース操作を行う。
12…管理サーバ
14…寺院端末
16…檀家端末
Claims (6)
- データ通信ネットワークを通じて他の端末から送信されてくる要求に応じた処理を実行するサーバを備え、該サーバは、
複数の墓利用者に関する情報を保存するための墓利用者データベース、
複数の墓管理者に関する情報を保存するための墓管理者データベース、
複数の墓に関連する情報を墓利用者及び墓管理者と関連づけて保存するための墓データベース、
墓利用者と墓管理者との間でやり取りされるメッセージ情報を墓と関連づけて保存するためのメッセージ保存部、及び、
墓利用者又は墓管理者の端末に、該利用者又は管理者宛のメッセージ情報を送信するためのメッセージ管理部
を備えることを特徴とする墓守システム。 - 複数の墓地の地図情報を保存した墓地地図データベースを備え、
前記墓データベースには、墓と該墓が属する墓地との関連づけ情報、及び、墓地内における墓の位置を示す位置情報が含まれていること
を特徴とする請求項1記載の墓守システム。 - 墓利用者の端末から現在位置情報を受信したときに該情報から前記端末の現在位置を推定する端末位置推定部を更に備えることを特徴とする請求項2記載の墓守システム。
- 前記端末位置推定部により得られた前記端末の現在位置と、前記墓地地図データベースに保存された墓の位置情報に基づいて、前記墓利用者に対応する墓を特定する墓特定部を更に備えることを特徴とする請求項3記載の墓守システム。
- 映像及び音声を用いたテレビ電話機能を備える移動通信端末と通信するためのテレビ通信部を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の墓守システム。
- 墓利用者の端末から墓に関する情報の取得要求を受けたときに、前記墓利用者と関連づけられた墓に対応する墓関連情報を前記墓データベースから取り出して前記端末に送信する墓情報管理部を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の墓守システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004325106A JP2006134237A (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 墓守システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004325106A JP2006134237A (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 墓守システム |
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JP2006134237A true JP2006134237A (ja) | 2006-05-25 |
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JP2004325106A Pending JP2006134237A (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 墓守システム |
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KR100805307B1 (ko) | 2006-10-04 | 2008-02-20 | 에스케이 텔레콤주식회사 | 국립묘지 봉사 시스템 및 관리서버 시스템 및 운용방법 |
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-
2004
- 2004-11-09 JP JP2004325106A patent/JP2006134237A/ja active Pending
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