JP2006132846A - 空気調和装置 - Google Patents

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Takuro Nishihara
卓郎 西原
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Abstract

【要 約】
【課 題】 室内冷媒熱交換器と温水熱交換器とが前後に重なって配置されているとともに、熱交換器の後側に上下に送風機が配置されている室内機を備えた空気調和装置において、下側の吹き出し温度を極力高くする。
【解決手段】 空気調和装置は、室外機からの冷媒が流れる室内冷媒熱交換器(21)と、温水供給装置からの温水が流れる温水熱交換器(22)とが前後に重ねられて配置され、熱交換器の後側に送風機(26,27)が上下に配置されている室内機を備えている。そして、暖房時には、室外機のコンプレッサ(51)からの冷媒を冷媒流路切換手段(53)、室内冷媒熱交換器、膨張弁(54)および室外熱交換器(52)を介して再びコンプレッサに戻してヒートポンプ運転を行うとともに、温水供給装置の温水源(61)からの温水を温水熱交換器に流して再び温水源に戻して循環させ温水運転を行っている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、室外機からの冷媒が流れる室内冷媒熱交換器と、温水供給装置からの温水が流れる温水熱交換器とが前後に重ねられて配置され、この熱交換器の下流側である後側に送風機が上下に配置されている室内機を備えた空気調和装置に関する。
従来、この種の空気調和装置(たとえば、特許文献1など参照)では、暖房時には、温水供給装置を稼働させて温水熱交換器に温水を流し、この温水熱交換器で温められた空気を、上下に配置された送風機が室内に送風して暖房を行っている。そして、この暖房時には、室外機は停止しており、室内冷媒熱交換器には冷媒が流れない。一方、冷房時には、室外機を稼働させて冷媒を室内冷媒熱交換器に流し、この室内冷媒熱交換器で冷却された空気を、上下に配置された送風機が室内に送風して冷房を行っている。
特開平9−178305号公報
ところで、この様な空気調和装置では、暖房時に、温水熱交換器で温められた空気が上下の送風機により上下に分配されて吹き出されているため、各吹き出しの風量は半減され、それに伴ってカロリーも半減する。そして、従来の空気調和装置では、暖房時には、温水運転のみであるので、下側の吹き出し温度が低くなっている。また、従来、ヒートポンプ運転を行う空気調和装置もあるが、そのヒートポンプ運転の際には、温水運転が行われておらず、そのため、下側の吹き出し温度の温度分布を改善することができなかった。
解決しようとする問題点は、室内冷媒熱交換器と温水熱交換器とが前後に重ねられて配置され、この熱交換器の後側に送風機が上下に配置されている室内機を備えた空気調和装置において、下側の吹き出し温度が低くなっている点である。
本発明の空気調和装置は、室外機からの冷媒が流れる室内冷媒熱交換器(21)と、温水供給装置からの温水が流れる温水熱交換器(22)とが前後に重ねられて配置され、この熱交換器の下流側である後側に送風機(26,27)が上下に配置されている室内機を備えている。そして、室外機は、気体状の冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(51)、および、このコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器(52)または前記室内冷媒熱交換器へ流す冷媒流路切換手段(53)を具備し、暖房時には、コンプレッサからの冷媒を冷媒流路切換手段、室内冷媒熱交換器、膨張弁(54)および室外熱交換器を介して再びコンプレッサに戻し、また、冷房時には、コンプレッサからの冷媒を冷媒流路切換手段、室外熱交換器、膨張弁および室内冷媒熱交換器を介して再びコンプレッサに戻している。前記温水供給装置は、温水源(61)、および、この温水源からの温水を前記温水熱交換器に流して再び温水源に戻して循環させる循環ポンプ(62)を具備している。
また、循環する温水の流量を制御する温水流量制御弁(63)が設けられているとともに、コンプレッサ、冷媒流路切換手段および温水流量制御弁を制御する制御手段(71)が設けられ、この制御手段は、暖房時には、温水流量制御弁を略全開の暖房開度に固定し、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室内冷媒熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御し、冷房時には、温水流量制御弁を閉じ、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御し、ドライ運転時には、温水流量制御弁の開度を絞って暖房開度よりも小さなドライ開度とし、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御することがある。
さらに、温水熱交換器が、上部熱交換部(46)と下部熱交換部(47)とを具備し、この上部熱交換部と下部熱交換部とが上下に離れて配置され、上部熱交換部と下部熱交換部との間に、温水配管(43)が配管されていない風抜部(48)が形成されていることがある。
そして、冷媒が異種混合冷媒であることがある。
本発明によれば、暖房時には、コンプレッサからの冷媒が冷媒流路切換手段、室内冷媒熱交換器、膨張弁および室外熱交換器を介して再びコンプレッサに戻っており、室内冷媒熱交換器にはホットガスが流れてヒートポンプ運転を行うことができるとともに、温水源からの温水が温水熱交換器に流れて温水運転が行われる。したがって、熱交換器の後側に送風機が上下に配置されている室内機を備えた空気調和装置において、ヒートポンプ運転および温水運転の両者で効率よく、吹き出される空気を加熱することができる。その結果、下側の吹き出し温度を上昇させて、その温度分布を改善することができる。
また、暖房時に、制御手段が、温水流量制御弁を略全開の暖房開度に固定するとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御する場合には、負荷の変動は、ヒートポンプ運転で補償されるので、温水供給装置の能力を小さくすることができる。その結果、温水供給装置をコンパクトにすることができる。
さらに、上下の送風機により引込みが生じて風量が少なくなり熱交換の効率が悪くなる温水熱交換器の中央部分すなわち風抜部には、送風の妨げとなる温水配管を配管していない。その結果、極力熱交換効率を低下させないで、空気調和装置の室内機の風量を確保することができる。その結果、大きな風量を得るとともに、送風機の送風容量を小さくでき、空気調和装置の室内機をコンパクトにすることができる。
そして、冷媒が異種混合冷媒である場合には、暖房運転時において、高温吹き出しが可能となる。
室内冷媒熱交換器と温水熱交換器とが前後に重なって配置されているとともに、この熱交換器の後側に上下に送風機が配置されている室内機を備えた空気調和装置において、下側の吹き出し温度を極力高くするという目的を、暖房運転時に、ヒートポンプ運転および温水運転の両者を行うことができるようにすることで実現した。
次に、本発明における空気調和装置の一実施例について、図1ないし図8を用いて説明する。図1は本発明における空気調和装置の室内機の暖房時の概略の断面図である。図2は空気調和装置の室内機の冷房時の概略の断面図である。図3は室内機の概略の組み立て分解斜視図である。図4は室内機の斜視図である。図5は暖房時の概略の冷媒および温水の回路図である。図6はドライ運転時の概略の冷媒および温水の回路図である。図7は冷房時の概略の冷媒および温水の回路図である。図8は制御装置の入出力図である。なお、図1および図2において、吸込パネル、左右風向調整羽根およびルーバーなどの図示は省略されている。
図1ないし図4において、空気調和装置の室内機の外殻は、背面側のフレーム1、底板2、および、フレーム1の前側を覆う本体カバー3で構成されている。本体カバー3には、吸込口である前面開口6、上側吹出口7および下側吹出口8が形成されている。上側吹出口7および下側吹出口8は、前面開口6の上側および下側に設けられている。そして、上側吹出口7および下側吹出口8には各々、左右風向調整羽根11およびルーバー12が可動に設けられる。
また、本体カバー3の前面開口6には、前側から後側(すなわち背面側)に向かって、通風可能な吸込パネル16、エアーフィルタ17および、空気清浄フィルタ18が順次配置される。エアーフィルタ17は樹脂製の網目状のフィルタで、埃などの流入を防止しており、汚れた場合には水などで洗浄して再度利用される。空気清浄フィルタ18は、活性炭などの脱臭剤を含有しており脱臭機能を具備しているとともに、目が細かく、数年間使用した後には新しい空気清浄フィルタと交換される。
空気調和装置の室内機の内部には、フィルタ17,18の後側に、室内冷媒熱交換器21および温水熱交換器22が前後に重なった状態で配置されている。そして、温水熱交換器22の後側には、上下に、送風機であるクロスフローファン26,27が配置され、各クロスフローファン26,27は、ファンモータ28,29で回転駆動される。
室内冷媒熱交換器21は、左右の管板31間に左右方向に複数配列されたアルミ板などからなる熱交換フィン32と、管板31および熱交換フィン32を貫通している冷媒配管33とを具備している。そして、冷媒配管33は左右の管板31間を左右方向に略水平に延在するとともに、管板31の外側で略U字状に折れ曲がって、再び、左右の管板31間を左右方向に略水平に延在しており蛇行している。そして、この冷媒配管33は、管板31および熱交換フィン32の上から下まで、略全域にわたって、蛇行しながら配管されている。
温水熱交換器22は、左右の管板41間に左右方向に複数配列されたアルミ板などからなる熱交換フィン42と、管板41および熱交換フィン42を貫通している温水配管43とを具備している。そして、温水配管43は左右の管板41間を左右方向に略水平に延在するとともに、管板41の外側で略U字状に折れ曲がって、再び、左右の管板41間を左右方向に略水平に延在しており蛇行している。この温水配管43は、温水熱交換器22の上部熱交換部46と下部熱交換部47とに配管されている。そして、上部熱交換部46と下部熱交換部47とは、上下に間隔を有して配置され、上部熱交換部と下部熱交換部との間に、温水配管43が配管されていない風抜部48が形成されている。この風抜部48の高さh1は、上部熱交換部46の高さh2や下部熱交換部47の高さh3よりも大きく形成されている。また、各熱交換フィン42は、上下方向の長さが、室内冷媒熱交換器21の熱交換フィン32や温水熱交換器22の管板41と略同じであり、上部熱交換部46、風抜部48および下部熱交換部47にわたって上下方向に一体的に形成されているとともに、上部熱交換部46よりも上側に延在し、かつ、下部熱交換部47よりも下側に延在している。
図5において、室内機の室内冷媒熱交換器21は、一般的に良く知られているように、室外機のコンプレッサ51や室外熱交換器52などと冷凍サイクルを構成しており、この冷凍サイクルの冷媒として、フロンR410aなどの異種混合冷媒が用いられている。このフロンR410aは、フロンR32、フロンR125などの複数の冷媒を混合して製造されている。室外熱交換器52には、送風機55により空気(すなわち、外気)が送風され、冷媒と空気とが熱交換する。
コンプレッサ51は、気体状の冷媒を圧縮して冷媒流路切換手段である冷媒流路切換弁53に吐出する。この冷媒流路切換弁53は、暖房時には、コンプレッサ51からの冷媒を室内冷媒熱交換器21に流し、この室内冷媒熱交換器21から出た冷媒は、膨張弁54および室外熱交換器52を通って、冷媒流路切換弁53およびアキュムレータ56を介してコンプレッサ51に戻っている。この様にして、室内冷媒熱交換器21には、温かい冷媒(所謂、ホットガス)が流れる。
一方、冷房およびドライ運転時には、図6および図7に図示するように、冷媒流路切換弁53は、コンプレッサ51からの冷媒を室外熱交換器52に流して空冷する。この室外熱交換器52から出た冷媒は、膨張弁54および室内冷媒熱交換器21を通って、冷媒流路切換弁53およびアキュムレータ56を介してコンプレッサ51に戻っている。この様にして、室内冷媒熱交換器21には、冷却された冷たい冷媒が流れる。
また、図5および図6において、暖房時およびドライ運転時には、温水熱交換器22には、温水供給装置からの温水(たとえば、約80℃)が循環する。この温水供給装置は、ボイラーなどの燃焼式の温水源61および定吐出ポンプである循環ポンプ62を具備しており、温水源61の温水は、循環ポンプ62により、温水流量制御弁63を通って、温水熱交換器22の下部熱交換部47次いで上部熱交換部46の順に流れて再び温水源61に戻って循環しながら流れる。この温水循環流路に設けられている温水流量制御弁63は循環する温水の流量を制御する。
また、この空気調和装置には、図8に図示する制御装置71が設けられており、この制御手段としての制御装置71はマイコンなどで構成されている。そして、制御装置71には、種々の電気部品が接続されているが、特に室温などの制御のための電気部品として、入力側に、設定温度などを設定するためのリモコンなどの操作部72および、室温を検出する室温センサ73などが接続され、一方、出力側に、コンプレッサ51、冷媒流路切換弁53、膨張弁54、循環ポンプ62および温水流量制御弁63などが接続されている。なお、制御装置71の記憶部(ROMやRAMなど)には種々の設定値(たとえば、設定温度など)が記憶される。
この様に構成されている空気調和装置で空調を行う際には、操作部72を操作して、暖房運転、ドライ運転または冷房運転の運転指示を行うとともに、設定温度などを設定する。すると、暖房運転、ドライ運転または冷房運転の運転指示が制御装置71に入力されるとともに、設定温度が制御装置71の記憶部に設定される。
そして、操作部72の運転指令が暖房運転の場合には、制御装置71は、冷媒流路切換弁53に指令を出力して、コンプレッサ51からの冷媒が室内冷媒熱交換器21に流れるように、かつ、室外熱交換器52からの冷媒をアキュムレータ56を介してコンプレッサ51の吸込口に戻る様に冷媒流路を切り換える。また、制御装置71は、室温センサ73の検出した室温と設定温度との差などに基づき負荷の変動に応じて、コンプレッサ51の回転数をインバータ制御する。さらに、制御装置71は温水源61、循環ポンプ62およびクロスフローファン26,27を稼働させるとともに、温水流量制御弁63の開度を略全開の暖房開度にする。循環ポンプ62の回転数は負荷の変動に係わらず、一定である。この様にして、室内冷媒熱交換器21に温かい冷媒(すなわち、ホットガス)が、また、温水熱交換器22に温水が流れるとともに、クロスフローファン26,27の稼働により、室内機の前面中央部の前面開口6から室内の空気が吸い込まれる。そして、吸い込まれた空気は熱交換器21,22で熱交換されて温かくなり、上下の吹出口7,8から前側に向かって吹き出す。
操作部72の運転指令がドライ運転の場合には、制御装置71は、冷媒流路切換弁53に指令を出力して、コンプレッサ51からの冷媒が室外熱交換器52に流れるように、かつ、室内冷媒熱交換器21からの冷媒をアキュムレータ56を介してコンプレッサ51の吸込口に戻る様に冷媒流路を切り換える。また、制御装置71は、室温センサ73の検出した室温と設定温度との差などに基づき負荷の変動に応じて、コンプレッサ51の回転数をインバータ制御する。さらに、制御装置71は温水源61、循環ポンプ62およびクロスフローファン26,27を稼働させるとともに、温水流量制御弁63の開度をたとえば全開の10〜20%程度に絞り、暖房開度よりも小さなドライ開度にする。循環ポンプ62の回転数は負荷の変動に係わらず、一定である。この様にして、室内冷媒熱交換器21に冷却された冷媒が、また、温水熱交換器22に温水が流れるとともに、クロスフローファン26,27の稼働により、室内機の前面中央部の前面開口6から室内の空気が吸い込まれる。そして、吸い込まれた空気は室内冷媒熱交換器21で冷却されて水分が除去されるとともに、温水熱交換器22で温められ、適温(設定温度)に戻されて、上下の吹出口7,8から前側に向かって吹き出す。
操作部72の運転指令が冷房運転の場合には、制御装置71は、冷媒流路切換弁53に指令を出力して、ドライ運転の時と同様に、コンプレッサ51からの冷媒が室外熱交換器52に流れるように、かつ、室内冷媒熱交換器21からの冷媒をアキュムレータ56を介してコンプレッサ51の吸込口に戻る様に冷媒流路を切り換える。また、制御装置71は、室温センサ73の検出した室温と設定温度との差などに基づき負荷の変動に応じて、コンプレッサ51の回転数をインバータ制御する。さらに、制御装置71はクロスフローファン26,27を稼働させるとともに、温水源61および循環ポンプ62を停止状態にさせ、かつ、温水流量制御弁63の開度を全閉または略全閉にする。この様にして、室内冷媒熱交換器21に冷却された冷媒が流れるとともに、クロスフローファン26,27の稼働により、室内機の前面中央部の前面開口6から室内の空気が吸い込まれる。そして、吸い込まれた空気は室内冷媒熱交換器21で冷却され、上下の吹出口7,8から前側に向かって吹き出す。
この様にして、制御装置71は、1)暖房時に、温水流量制御弁を略全開の暖房開度に固定し、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室内冷媒熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御する手段、2)冷房時に、温水流量制御弁を閉じ、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御する手段、および、3)ドライ運転時に、温水流量制御弁の開度を絞って暖房開度よりも小さなドライ開度とし、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御する手段を具備している。
また、制御装置71は、上記手段以外にも、実行する作用に対応して、その作用を実行するための手段を具備している。
前述のように、暖房時には、室内冷媒熱交換器21にはホットガスが流れて、ヒートポンプ運転が行われるとともに、温水熱交換器22には温水が流れて温水運転が行われる。したがって、ヒートポンプ運転および温水運転の両者で効率よく空気を温めることができる。その結果、吹き出し温度を上昇させることができ、特に、下側の吹き出しの温度分布を大きく改善することができる。
また、コンプレッサ51をインバータ制御することにより、負荷の変動に対応しており、温水源61および循環ポンプ62は、負荷の変動に係わらず略一定温度の温水を常時循環させている。したがって、温水源61および循環ポンプ62の温水循環能力は、負荷の変動に対応する必要がないため、比較的小さくすることができ、温水源61などをコンパクトにすることができる。
ところで、クロスフローファン26,27は上下に設けられているため、空気調和装置の前面開口6の中央部や熱交換器21,22の中央部では、各クロスフローファン26,27の引込みが生じ、空気の流れが円滑に行われない。そのため、前面開口6の中央部や熱交換器21,22の中央部は、上部および下部よりも風量を得ることが困難である。したがって、この実施例では、風量のある上部および下部に、温水配管43を配管して効率よく空気を温めるとともに、風量の少ない中央部では、温水配管43を配管せずにスムーズに空気を流して、空気の流れの妨げになることを極力防止し、風量特性の効果を向上させている。この様にして、ヒートポンプ運転および温水運転の両者により吹き出し温度を上昇させるとともに、風量を確保することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)循環ポンプは、温水を循環させることができるならば、温水源であるボイラーに内蔵されていることも可能であるし、外付けでも可能である。
(2)温水源は、温水を供給することができるならば適宜選択可能であるが、たとえばガス温水ボイラーなどの燃焼式温水源であることが好ましい。
(3)操作部72や室温センサ73などはリモコン内に設けられているが、その設置箇所は適宜選択可能で、たとえば室内機本体に設けることも可能である。
(4)制御装置71を構成するマイコンなどは、リモコン、室内機や室外機などに設けることができる。また、マイコンは、その個数などは適宜選択可能で、1個であることも可能であるし、複数個分散して配置することも可能である。
(5)風抜部の高さは、上部熱交換部の高さと略同じかまたは大きいが、風抜部の高さを上部熱交換部の高さよりも小さくすることができる。ただし、大きな風量を確保するためには、風抜部の高さを、上部熱交換部の高さと略同じかまたは大きくすることが好ましい。
(6)冷媒の種類は、フロンR410aなどの異種混合冷媒であることが好ましいが、他の冷媒(たとえば、CO2冷媒や他のフロンガスなど)も適宜選択可能である。
(7)上下に設けられる送風機は、クロスフローファンであることが好ましいが、他の形式の送風機であることも可能である。
(8)室内冷媒熱交換器と温水熱交換器とは前後に重なっていれば、温水熱交換器が前側(上流側)であることも可能である。ただし、温水熱交換器は冷媒熱交換器の後側(下流側)であることが好ましい。
(9)温水源からの温水は、下部熱交換部47、上部熱交換部46の順に流れているが、温水の流れる順序は適宜変更可能であり、上部熱交換部46、下部熱交換部47の順に流れることも可能である。
室内冷媒熱交換器と温水熱交換器とが前後に重なって配置されているとともに、この熱交換器の後側に上下に送風機が配置されている室内機を備えた空気調和装置において、暖房運転時に、ヒートポンプ運転および温水運転の両者を行うことができるようにしているので、下側の吹き出し温度を極力高くすることができる。したがって、室内冷媒熱交換器と温水熱交換器とが前後に重なって配置されているとともに、この熱交換器の後側に上下に送風機が配置されている室内機を備えた空気調和装置において、下側の吹き出し温度を高くして、その温度分布を改善することが要求される場合に適用することが最適である。
図1は本発明における空気調和装置の室内機の暖房時の概略の断面図である。 図2は空気調和装置の室内機の冷房時の概略の断面図である。 図3は室内機の概略の組み立て分解斜視図である。 図4は室内機の斜視図である。 図5は暖房時の概略の冷媒および温水の回路図である。 図6はドライ運転時の概略の冷媒および温水の回路図である。 図7は冷房時の概略の冷媒および温水の回路図である。 図8は制御装置の入出力図である。
符号の説明
21 室内冷媒熱交換器
22 温水熱交換器
26 クロスフローファン(送風機)
27 クロスフローファン(送風機)
43 温水配管
46 上部熱交換部
47 下部熱交換部
48 風抜部
51 コンプレッサ
52 室外熱交換器
53 冷媒流路切換弁(冷媒流路切換手段)
54 膨張弁
61 温水源
62 循環ポンプ
63 温水流量制御弁
71 制御装置(制御手段)

Claims (4)

  1. 室外機からの冷媒が流れる室内冷媒熱交換器と、温水供給装置からの温水が流れる温水熱交換器とが前後に重ねられて配置され、この熱交換器の下流側である後側に送風機が上下に配置されている室内機を備えた空気調和装置において、
    前記室外機は、気体状の冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ、および、このコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器または前記室内冷媒熱交換器へ流す冷媒流路切換手段を具備し、暖房時には、コンプレッサからの冷媒を冷媒流路切換手段、室内冷媒熱交換器、膨張弁および室外熱交換器を介して再びコンプレッサに戻し、また、冷房時には、コンプレッサからの冷媒を冷媒流路切換手段、室外熱交換器、膨張弁および室内冷媒熱交換器を介して再びコンプレッサに戻しており、
    前記温水供給装置は、温水源、および、この温水源からの温水を前記温水熱交換器に流して再び温水源に戻して循環させる循環ポンプを具備していることを特徴とする空気調和装置。
  2. 循環する温水の流量を制御する温水流量制御弁が設けられているとともに、
    前記コンプレッサ、冷媒流路切換手段および温水流量制御弁を制御する制御手段が設けられ、
    この制御手段は、暖房時には、温水流量制御弁を略全開の暖房開度に固定し、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室内冷媒熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御し、
    冷房時には、温水流量制御弁を閉じ、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御し、
    ドライ運転時には、温水流量制御弁の開度を絞って暖房開度よりも小さなドライ開度とし、かつ、冷媒流路切換手段によりコンプレッサからの冷媒を室外熱交換器へ流すとともに、負荷変動に応じて、コンプレッサをインバータ制御することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記温水熱交換器が、上部熱交換部と下部熱交換部とを具備し、
    この上部熱交換部と下部熱交換部とが上下に離れて配置され、上部熱交換部と下部熱交換部との間に、温水配管が配管されていない風抜部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和装置。
  4. 前記冷媒が異種混合冷媒であることを特徴とする請求項1,2または3記載の空気調和装置。
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