JP2006132737A - 圧力制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧回路を簡素化することができるようにする。
【解決手段】入力ポートp11、出力ポートp12、ドレーンポートp16及びフィードバックポートp13が形成されたスリーブ62と、推力を発生させるリニアソレノイド部11と、推力が伝達されて、入力ポートp11に入力された入力圧を調圧して出力圧を出力ポートp12から出力する第1のスプールと、出力ポートp12とフィードバックポートp13とを連通させ、出力圧をフィードバック圧として第1のスプールに作用させるためのフィードバック油路201を備えた第2のスプールとを有する。フィードバックポートp13とドレーンポートp16とが常時開放されたドレーン油路208によって連通させられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力制御弁に関するものである。
従来、例えば、自動変速機の油圧回路においては、オイルポンプによって発生させられた油圧をレギュレータバルブで調圧してライン圧を発生させ、該ライン圧を油圧回路の各所に供給するようになっている。そして、前記油圧回路には、各種の圧力制御弁が配設され、該圧力制御弁のうちの、例えば、リニアソレノイドバルブは、リニアソレノイド部及び調圧バルブ部を備え、前記ライン圧をモジュレータバルブによって減圧することにより得られたモジュレータ圧を入力圧として受け、リニアソレノイド部のコイルに電流を供給することによって調圧バルブ部を作動させ、油圧を調整し、調整された油圧を出力圧として発生させ、クラッチ、ブレーキ等の油圧サーボに供給するようになっている。
図2は従来の油圧回路の要部を示す図である。
図において、Cはクラッチ、90はレギュレータバルブであり、該レギュレータバルブ90は、オイルポンプ97によって発生させられた油圧を調圧してライン圧を発生させる。該ライン圧は、例えば、モジュレータバルブ94、コントロールバルブ96等に供給される。91は、リニアソレノイド部92及び調圧バルブ部93を備えたリニアソレノイドバルブであり、該リニアソレノイドバルブ91は、前記ライン圧をモジュレータバルブ94によって減圧することにより得られたモジュレータ圧を入力圧として受け、制御装置95から供給された電流を、リニアソレノイド部92の図示されないコイルに供給することによって、調圧バルブ部93を作動させ、油圧を調整して出力圧を発生させる。
コントロールバルブ96は、前記ライン圧を入力圧(元圧)として受けるとともに、前記リニアソレノイドバルブ91から送られた出力圧を信号油圧として受けて制御圧を発生させ、前記クラッチCの図示されない油圧サーボに供給する。この場合、前記制御圧は、前記油圧サーボに所定の油圧パターンで供給され、クラッチCは前記油圧パターンに基づいて係脱させられる(例えば、特許文献1参照。)。なお、前記クラッチCに代えてブレーキを使用し、該ブレーキを前記制御圧の油圧パターンに基づいて係脱することもできる。
特開2003−74733号公報
しかしながら、前記従来の油圧回路においては、制御圧を発生させるためにコントロールバルブ96等が必要になり、部品点数が多くなるだけでなく、油圧回路が複雑になってしまう。
本発明は、前記従来の油圧回路の問題点を解決して、油圧回路を簡素化することができる圧力制御弁を提供することを目的とする。
そのために、本発明の圧力制御弁においては、入力ポート、出力ポート、ドレーンポート及びフィードバックポートが形成されたスリーブと、推力を発生させるリニアソレノイド部と、前記スリーブ内に進退自在に配設され、前記推力が伝達されて、前記入力ポートに入力された入力圧を調圧して出力圧を前記出力ポートから出力する第1のスプールと、前記スリーブ内に配設され、前記出力ポートとフィードバックポートとを連通させ、前記出力圧をフィードバック圧として第1のスプールに作用させるためのフィードバック油路を備えた第2のスプールとを有する。
そして、前記フィードバックポートとドレーンポートとが常時開放されたドレーン油路によって連通させられる。
本発明の他の圧力制御弁においては、さらに、前記ドレーン油路は、第1、第2のスプール間に形成されたクリアランスである。
本発明の更に他の圧力制御弁においては、さらに、前記第1のスプールを前記リニアソレノイド部側に向けて付勢する付勢部材を有する。
そして、該付勢部材による付勢力及び前記フィードバック圧によるフィードバック力と、前記推力とが対向させられる。
本発明によれば、圧力制御弁においては、入力ポート、出力ポート、ドレーンポート及びフィードバックポートが形成されたスリーブと、推力を発生させるリニアソレノイド部と、前記スリーブ内に進退自在に配設され、前記推力が伝達されて、前記入力ポートに入力された入力圧を調圧して出力圧を前記出力ポートから出力する第1のスプールと、前記スリーブ内に配設され、前記出力ポートとフィードバックポートとを連通させ、前記出力圧をフィードバック圧として第1のスプールに作用させるためのフィードバック油路を備えた第2のスプールとを有する。
そして、前記フィードバックポートとドレーンポートとが常時開放されたドレーン油路によって連通させられる。
この場合、出力圧がフィードバック圧として第1のスプールに作用させられるので、コントロールバルブ等が不要になる。したがって、油圧回路における部品点数を少なくすることができ、油圧回路を簡素化することができる。
また、圧力制御弁がロック状態に置かれ、摩擦係合要素が係合させられた後においても、フィードバック力が発生させられ、第1のスプールに加えられるので、圧力制御弁のロック状態を解除する際に、推力が大きい状態で出力圧を低くすることができる。したがって、摩擦係合要素を安定させて解放させることができるだけでなく、つかみ換えを安定させて行うことができるので、変速ショックが発生するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態における油圧回路の要部を示す図である。
図において、SIは自動変速機の油圧回路、95は自動変速機の制御を行う制御装置である。ところで、前記自動変速機は流体伝動装置としての図示されないトルクコンバータ及び変速装置を備え、図示されないエンジンの回転がトルクコンバータを介して変速装置に送られ、該変速装置において、シフトアップの変速又はシフトダウンの変速が行われ、増速された回転、又は減速された回転が図示されない駆動輪に伝達されるようになっている。そのために、前記変速装置に、一つ以上の差動回転装置としてのプラネタリギヤユニット、摩擦係合要素としての各種のクラッチ及び各種のブレーキ、ワンウェイクラッチ等が配設され、所定のクラッチ及びブレーキを選択的に係脱させたり、ワンウェイクラッチを選択的にロックさせたりすることによって、プラネタリギヤユニットから増速された回転、又は減速された回転を出力するようになっている。
また、前記油圧回路SIには、電流を供給したり、信号油圧を供給したりすることによって作動させられる各種のバルブが配設され、所定のバルブを作動させることによって所定のクラッチ及びブレーキが係脱させられ、所定の変速段が達成される。
ところで、変速を行うに当たり、前記制御装置95が変速出力を発生させると、制御装置95から前記バルブのうちの変速段に対応したリニアソレノイドバルブに電流が供給され、該リニアソレノイドバルブによって所定のパターンで発生させられた制御圧が所定のクラッチ及びブレーキの油圧サーボに供給され、その結果、油圧サーボ内に油圧がアプライ圧として供給されたり、油圧サーボがドレーンされ、油圧が抜かれたりする。したがって、前記リニアソレノイドバルブは、圧力制御弁として、また、制御圧発生部として機能する。
この場合、前記クラッチ及びブレーキの係脱に伴って、変速装置における入力側の回転速度、すなわち、入力回転速度と、出力側の回転速度、すなわち、出力回転速度との関係が変化する。そこで、第1、第2の回転速度検出部としての図示されない第1、第2の回転速度センサが配設され、該第1、第2の回転速度センサは、前記入力回転速度及び出力回転速度を検出して、制御装置95に送る。該制御装置95の図示されない変速判定処理手段は、変速判定処理を行い、前記入力回転速度及び出力回転速度を読み込み、出力回転速度に対する入力回転速度の比によって表されるギヤ比を算出し、該ギヤ比の変化率を更に算出し、該変化率に基づいて変速の状況を把握する。
ところで、本実施の形態においては、前記摩擦係合要素のうちの所定のクラッチCを係脱するために、前記油圧回路SIにリニアソレノイドバルブ10が配設され、該リニアソレノイドバルブ10によって発生させられた制御圧がクラッチCの図示されない油圧サーボに供給され、クラッチCが係脱される。そして、90は圧力調整弁としてのレギュレータバルブであり、該レギュレータバルブ90は、オイルポンプ97によって発生させられた油圧を調圧してレギュレータ圧としてのライン圧を発生させる。そのために、前記リニアソレノイドバルブ10とは別に、圧力調整装置としての、かつ、調整圧力発生部としてのリニアソレノイドバルブ99が配設され、該リニアソレノイドバルブ99は、制御装置95からの電流を受けて信号圧を発生させ、該信号圧を前記レギュレータバルブ90に送る。
また、前記リニアソレノイドバルブ10は、ソレノイド駆動装置を構成するリニアソレノイド部11、及びバルブ部としての調圧バルブ部12を備え、リニアソレノイド部11を上方に、調圧バルブ部12を下方に置いて図示されない自動変速機ケースに取り付けられる。前記リニアソレノイドバルブ10は、前記レギュレータバルブ90と接続され、ライン圧を入力圧として受け、制御装置95からの電流が、リニアソレノイド部11の図示されないコイルに供給されることによって、調圧バルブ部12を作動させ、電流に対応する油圧を所定の出力圧(パイロット圧)として発生させ、該出力圧を前記制御圧として前記クラッチCの油圧サーボに供給する。なお、本実施の形態においては、前記摩擦係合要素としてのクラッチCを係脱するようにしているが、該クラッチCに代えてブレーキを係脱することもできる。
本実施の形態においては、レギュレータバルブ90とリニアソレノイドバルブ10とが直接接続されるようになっているが、レギュレータバルブ90とリニアソレノイドバルブ10との間にモジュレータバルブを配設し、ライン圧をモジュレータバルブで減圧することによってモジュレータ圧を発生させ、該モジュレータ圧を入力圧としてリニアソレノイドバルブ10に供給することもできる。
次に、前記リニアソレノイドバルブ10について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるリニアソレノイドバルブの初期状態を示す図、図4は本発明の実施の形態におけるリニアソレノイドバルブの作動状態を示す図、図5は本発明の実施の形態におけるリニアソレノイドバルブの特性を示す図、図6はリニアソレノイドバルブの特性を示す参考図である。なお、図5及び6において、横軸に電流iを、縦軸に出力圧Pを採ってある。
この場合、リニアソレノイドバルブ10のリニアソレノイド部11は、コイルアッセンブリ313、該コイルアッセンブリ313に対して進退(図1及び4において左右方向に移動)自在に配設された可動部としてのプランジャ354、及び前記コイルアッセンブリ313を包囲して配設された筒状の筐(きょう)体としてのヨーク320を備える。また、前記コイルアッセンブリ313は、ボビン315に巻線316を巻装することによって形成され、電流が供給されて推力を発生させる被電流供給部としてのコイル317、該コイル317の後端(図1及び4において右端)に隣接させて配設された第1のエンドヨークとしての環状のエンド部358、前記コイル317の前端(図1及び4において左端)に隣接させて配設された第2のエンドヨークとしての環状のエンド部359、及び前記コイル317に電流を供給するターミナル21を備える。
前記コイルアッセンブリ313は、前記ターミナル21の部分を除いて円筒状に形成され、コイルアッセンブリ313の径方向内方には、軸方向において同じ径を有する中空部322が形成され、該中空部322に前記プランジャ354が摺(しゅう)動自在に嵌(かん)入される。したがって、プランジャ354は、中空部322に嵌入された状態でコイルアッセンブリ313によって支持される。
前記ボビン315は非磁性体から成り、非磁性体として、例えば、ステンレススチール(SUS)等の非磁性金属を使用したり、合成樹脂を使用したりすることができる。前記ボビン315は、筒状部351、該筒状部351の後端において径方向外方に向けて形成された環状のフランジ部352、及び筒状部351の前端において径方向外方に向けて形成された環状のフランジ部353を備え、断面が「コ」字状の形状を有する。そして、前記ボビン315とエンド部358、359とは、溶接、ロー付け、焼結接合又は接着等によって一体的に組み付けられる。
前記エンド部358、359は、磁性体、すなわち、強磁性体から成り、強磁性体として、例えば、電磁軟鉄等を使用することができる。該電磁軟鉄としては、純鉄を95〔%〕以上、好ましくは、ほぼ99〔%〕以上(小数点第1位で四捨五入して99〔%〕以上)含むもの、すなわち、実質的に純鉄が使用される。
また、前記ヨーク320は、有底の筒状体から成り、筒状部355及び円形の形状を有する底部356を備え、深絞り、冷間鍛造等の塑性金属加工によって一体に形成される。前記筒状部355の前端の円周方向における所定の部分に切欠357が形成され、該切欠357を介してコイルアッセンブリ313にターミナル21が取り付けられる。
前記ヨーク320は、磁性体、すなわち、強磁性体から成り、強磁性体として、塑性金属加工が容易な炭素量の少ない低炭素鋼、例えば、前記エンド部358、359と同様の電磁軟鉄を使用するのが好ましい。
また、前記ヨーク320において、筒状部355の前端にかしめ部80が形成され、ヨーク320内にコイルアッセンブリ313を嵌入し、調圧バルブ部12のスリーブ62をセットした後、かしめ部80と、スリーブ62の後端に形成されたフランジ部63とをかしめることによって、リニアソレノイド部11及び調圧バルブ部12が一体的に組み付けられる。
前記プランジャ354は、外周面が軸方向において同じ径を有し、軸方向においてコイル317より長くされる。そして、前記プランジャ354の前端面(図1及び4において左端面)の中央に、当接ロッド371が前方(図1及び4において左方)に突出させてプランジャ354と一体に形成される。なお、前記プランジャ354及び当接ロッド371によって可動鉄心が形成される。
また、前記当接ロッド371の前端の近傍の外周面に環状の溝が形成され、該溝に弾性体から成る環状の薄板材372の内周縁が取り付けられ、該薄板材372の外周縁はフランジ部63とエンド部359との間に挟持される。前記薄板材372は、中空部322を密閉し、鉄粉等が中空部322に進入するのを防止する。
また、前記プランジャ354の後端面(図1及び4において右端面)には、所定の高さの球面状の当接部327が一体に形成される。該当接部327の表面には表面処理が施され、非磁性体から成る外層が形成される。
前記プランジャ354には、軸方向に所定の径の油路330が貫通させて形成され、該油路330を介してプランジャ354の前端側と後端側とが連通させられる。したがって、プランジャ354が進退させられるのに伴って、中空部322内におけるプランジャ354の前端側の油が後方(図1及び4において右方)に流れたり、中空部322内におけるプランジャ354の後端側の油が前方に流れたりする。
このように、プランジャ354に当接部327が形成され、かつ、当接部327の表面に非磁性体から成る外層が形成されるので、当接部327がヨーク320に当接した状態において、ヨーク320と当接部327との間に磁束が生じるのを抑制することができ、磁気を切り離すことができる。
なお、本実施の形態において、前記当接部327は、球面状の形状を有するが、円柱状、角柱状、環状等の各種の形状を有することができる。また、本実施の形態において、プランジャ354に当接部327が形成されるようになっているが、プランジャ354の後端面を平坦(たん)にし、ヨーク320に、当接部をプランジャ354側に向けて突出させて形成したり、プランジャ354及びヨーク320に当接部を形成したりすることもできる。
ところで、前記フランジ部353は、肉厚に形成され、内周面がテーパ状に形成される。すなわち、フランジ部353の内径は、フランジ部353の前端において最も大きく、後方になるに従って小さくなり、フランジ部353の後端において筒状部351の内径と等しくなる。
また、前記エンド部359の内周縁の近傍に、縁部361が、前記フランジ部353の内周面に対応させて外周面がテーパ状に形成され、断面が直角三角形の形状を有し、後方に向けて突出させて形成される。そして、フランジ部353の内周面と縁部361の外周面とが接触させられる。そのために、縁部361の外径は、縁部361の前端において最も大きく、後方になるに従って小さくなり、筒状部351の内径と等しくなる。この場合、縁部361は後方に向けて先細に形成されるので、縁部361において磁気飽和が形成される。
なお、本実施の形態において、前記フランジ部353の内周面及び縁部361の外周面はテーパ状に形成されるが、内周面及び外周面を、凸状又は凹状に湾曲させたり、異なる傾斜角の多段傾斜面にしたりすることもできる。
また、前記プランジャ354は、エンド部358、359及びヨーク320と同様に強磁性体から成り、強磁性体として、例えば、電磁軟鉄等を使用することができる。
そして、前記制御装置95(図3)からターミナル21を介してコイル317に電流iが供給されると、磁束が生じるが、ボビン315が非磁性体で形成されているので、ボビン315を迂(う)回し、ヨーク320からエンド部358、プランジャ354及びエンド部359を順に通ってヨーク320に戻る磁路が形成され、これに伴って、該磁路における縁部361とプランジャ354との間に吸引部Sが形成される。
前記調圧バルブ部12は、前記スリーブ62、切替バルブとしての内スプール126、調圧バルブとしての外スプール127、前記スリーブ62の前端に固定され、外スプール127がスリーブ62から抜け出すのを防止する抜止め部材としての第1のエンドプレート164、該第1のエンドプレート164と外スプール127の前端との間に配設され、外スプール127をリニアソレノイド部11側に向けて第1の付勢力としてのスプリング荷重f1で付勢する第1の付勢部材としてのスプリング44、前記外スプール127内において、内スプール126をリニアソレノイド部11と反対側に向けて、かつ、外スプール127をリニアソレノイド部11側に向けて第2の付勢力としてのスプリング荷重f2で付勢する第2の付勢部材としての調心用のスプリング145、及び前記第1のエンドプレート164より径方向内方に取り付けられた第2のエンドプレート165を備える。なお、前記外スプール127によって第1のスプールが、内スプール126によって第2のスプールが構成される。
また、前記第1のエンドプレート164は、前記スプリング荷重f1を調整するための付勢力調整部材を構成し、そのために、スリーブ62と螺(ら)合させられる。そして、前記第2のエンドプレート165は、ねじ部101、及び該ねじ部101より径が小さい円柱状の当接部102を備え、該当接部102の後端と前記内スプール126の前端とが当接させられる。また、前記第2のエンドプレート165は、前記スプリング荷重f2を調整するための付勢力調整部材を構成するとともに、内スプール126の位置を調整するための位置調整部材を構成し、そのために、第1のエンドプレート164と、スリーブ62の前端において螺合させられる。また、前記第1、第2のエンドプレート164、165によって、スリーブ62の前端が閉鎖される。
前記内スプール126は、外スプール127より径方向内方において、スプリング145のスプリング荷重f2によって第2のエンドプレート165に押し付けられ、常に所定の位置に置かれる。そして、前記内スプール126は、前端に形成され、前記当接部102と当接させられる大径のランド106、該ランド106の後方に隣接させて形成された小径のグルーブ107、該グルーブ107の後方に隣接させて形成された大径のランド108、該ランド108の後方に隣接させて形成された小径のグルーブ109、該グルーブ109の後方に隣接させて形成された大径のランド110、及び該ランド110の後方に隣接させて形成され、スプリング145内に挿入されるばね座111を備える。前記グルーブ107、ランド108及びグルーブ109にわたって、斜めに貫通するフィードバック油路201が形成され、該フィードバック油路201は、一端がグルーブ107の外周面において、他端がグルーブ109の外周面において開口させられる。
また、前記外スプール127は、スリーブ62より径方向内方において進退自在に、かつ、スリーブ62に対して相対的に移動自在に、そして、摺動自在に配設される。前記外スプール127は、前端に形成され、スプリング44と当接させられる中径のランド131、該ランド131の後方に隣接させて形成された小径のグルーブ132、該グルーブ132の後方に隣接させて形成された大径のランド133、該ランド133の後方に隣接させて形成された小径のグルーブ134、該グルーブ134の後方に隣接させて形成された大径のランド135、及び該ランド135の後方に隣接させて形成され、当接ロッド371と当接させられる小径の可動鉄心当接部136を備える。そして、前記外スプール127は、前記内スプール126を収容するために、筒状の形状を有し、後端において可動鉄心当接部136は外スプール127内を閉鎖し、スプリング145と当接させられる。
また、外スプール127の前記グルーブ134、132の軸方向における所定の箇所、本実施の形態においては、ほぼ中央に、径方向に貫通する第1、第2のフィードバック孔141、142が形成される。
そして、前記内スプール126と外スプール127との間には、グルーブ107の外周面の前半部分に沿って筒状のドレーン油路205が、グルーブ107の外周面の後半部分に沿って筒状のフィードバック油路202が形成され、グルーブ109の外周面に沿って筒状のフィードバック油路203が形成される。また、ランド131は、軸方向における中央において所定の距離だけ内径が大きくされ、ドレーン油路205の容積がその分だけ大きくされる。
ところで、前記ランド106の外周面207とランド131の内周面209との間にドレーン油路208が形成される。前記内スプール126及び外スプール127を形成する際、内スプール126及び外スプール127を互いに摺動自在にするために、ランド106とランド131との摺動部分において前記外周面207と内周面209との間に所定のクリアランスが形成され、該クリアランスが前記ドレーン油路208にされる。なお、本実施の形態において、前記クリアランスの寸法は10〜50〔μm〕にされる。また、前記ドレーン油路208は、常時開放され、流路面積がきわめて小さい流路構造を有し、ドレーン油路205、フィードバック油路201〜203及びフィードバックポートp13と、ドレーンポートp16とが常時連通させられる。
本実施の形態においては、前記クリアランスによってドレーン油路208が形成されるようになっているが、クリアランスに加えて流路面積がきわめて小さい連通油路をドレーン油路としてドレーン油路205とドレーンポートp16との間に形成することができる。その場合、前記ドレーン油路208及び連通油路を介して、前記ドレーン油路205、フィードバック油路201〜203及びフィードバックポートp13と、ドレーンポートp16とを連通させることができる。しかも、前記連通油路は、外周面207に溝状に形成したり、ランド106内に穴状に形成したりすることができる。
そして、前記スリーブ62は、前記レギュレータバルブ90から供給された入力圧が供給(IN)される入力ポートp11、出力圧Pを制御圧として発生させ、油圧サーボに対して出力(OUT)するための出力ポートp12、密閉されたフィードバック圧作用部としてのフィードバックポートp13及びドレーンポートp14〜p16を備え、前記フィードバックポートp13は、第2のフィードバック孔142、フィードバック油路202、201、203、及び第1のフィードバック孔141を介して前記出力ポートp12と連通させされ、出力圧Pがフィードバック圧として供給され、ランド131、133の受圧面積の面積差に対応するフィードバック力を発生させ、該フィードバック力で外スプール127を後方に付勢する。
したがって、前記外スプール127は、プランジャ354において発生させられ、直接伝達された推力、前記スプリング荷重f1、f2による付勢力及びフィードバック圧による付勢力を受け、可動鉄心当接部136を当接ロッド371に当接させた状態で、プランジャ354と一体的に進退する。
また、前記推力が変更されるのに伴って、内スプール126に対して外スプール127が相対的に移動させられると、フィードバック油路201〜203と入力ポートp11及びドレーン油路205、208との連通状態が切り換えられる。そして、前記内スプール126は、外スプール127内において、フィードバック圧を前記外スプール127に作用させるかどうかの切換えを行うためのフィードバック圧切換手段を構成する。
本実施の形態においては、フィードバック圧作用部としてフィードバックポートp13が形成されるようになっているが、フィードバックポートp13に代えてフィードバック圧を外スプール127に作用させるための圧力室を形成することもできる。
次に、前記リニアソレノイドバルブ10の動作について説明する。
まず、クラッチCを係合する場合について説明する。
この場合、リニアソレノイドバルブ10はノーマルクローズタイプの構造を有し、ターミナル21に電流iが供給されない場合、調圧バルブ部12において、入力ポートp11と出力ポートp12とがランド133によって閉鎖される。
そこで、制御装置95は、所定の変速開始条件が成立すると、変速出力を発生させ、変速を開始する。そして、前記制御装置95の図示されない初期化処理手段は、初期化処理を行い、ターミナル21に供給される電流iの値は零(0)にされる。
このとき、リニアソレノイドバルブ10は初期状態に置かれ、図1に示されるように、リニアソレノイド部11において当接部327が底部356と当接させられる。
一方、調圧バルブ部12において、スプリング44のスプリング荷重f1によって外スプール127が後退限位置に置かれる。このとき、入力ポートp11及び出力ポートp12がランド133によって閉鎖され、ドレーン油路205は前記ランド106によって閉鎖される。したがって、出力圧Pは零であり、出力ポートp12から出力されない。
続いて、前記制御装置95の図示されないスウィープ制御処理手段は、スウィープ制御処理を行い、スウィープ制御を開始する。そのために、あらかじめ出力圧Pのパターンが設定され、該パターンに対応させてターミナル21に供給される電流iが設定される。そして、前記スウィープ制御処理手段は、時間の経緯に対応させて電流iを読み込み、ターミナル21に供給する。なお、電流iの変化量に対する出力圧Pの変化量の比は、前記スプリング44、145の各ばね定数、ランド131、133の受圧面積の面積差等によって設定される。
前記制御装置95からターミナル21を介してコイル317に電流iが供給されると、コイル317がプランジャ354を所定の吸引力で吸引し、プランジャ354に推力を発生させる。その結果、推力が外スプール127に伝達され、外スプール127は前記スプリング荷重f1に抗して前進(図1及び4において左方向に移動)させられ、スプリング44を収縮させる。これに伴って、スプリング145も収縮させられ、リニアソレノイドバルブ10が調圧状態に置かれる。
続いて、電流iを大きくすると、外スプール127の前進に伴って入力ポートp11と出力ポートp12とが連通させられ、出力ポートp12とフィードバックポートp13とが第1のフィードバック孔141、フィードバック油路203、201、202及び第2のフィードバック孔142を介して連通させられる。この間、ドレーン油路205はドレーン油路208を介してドレーンポートp16と連通させられ、ドレーン油路205内の油はドレーンポートp16から排出(EX)される。なお、この場合、前述されたように、ドレーン油路208はリニアソレノイドバルブ106の外周面207とランド131の内周面209との間のクリアランスによって形成されるので、排出される油はわずかであり、隙(すき)間流れを形成する。
したがって、出力圧Pは、第1のフィードバック孔141、フィードバック油路203、201、202及び第2のフィードバック孔142を介してフィードバックポートp13に供給されてフィードバック圧を発生させ、外スプール127をフィードバック力で後方に押す。その結果、前記入力ポートp11と出力ポートp12との間がランド133の後端によって絞られ、出力圧Pは、図5に示されるように、電流iの値にほぼ比例する値になって高くなる。
そして、外スプール127に、プランジャ354からの推力、フィードバック力及びスプリング荷重f1、f2が加わり、外スプール127は、推力、フィードバック力及びスプリング荷重f1、f2がバランスする位置に置かれる。この場合、スプリング荷重f1、f2及びフィードバック力と推力とが対向させられる。
続いて、電流iを更に大きくすると、外スプール127に加わる推力が大きくなり、外スプール127は更に前進させられる。それに伴って、プランジャ354のストローク量に基づいて、外スプール127がプランジャ354と一体的に前進させられ、前記入力ポートp11と出力ポートp12との間がランド133の後端によってその分開かれ、出力圧Pが、点aを通過して矢印Aのように高くなる。
そして、電流iがあらかじめ設定されたスウィープ制御における最大の値imになると、外スプール127に加わる推力が最大になり、入力ポートp11と出力ポートp12との間のランド133の後端による絞り量は最小になり、入力ポートp11に入力される入力圧は、減圧されることなく出力ポートp12から出力され、出力圧Pが入力圧と等しくなり、スウィープ制御において最大の値Pmになる。
続いて、前記制御装置95の図示されないロック制御処理手段は、ロック制御処理を行い、電流iは前記値imより高いロック時の値irにし、リニアソレノイドバルブ10をロック状態に置く。電流iが値imから値irにされる間、出力圧Pは値Pmを維持する。その結果、値Pmの出力圧Pが制御圧として前記クラッチCの油圧サーボに供給され、油圧サーボ内の圧力を急激に高くすることができる。その結果、前記クラッチCを係合することができる。
なお、この間、第1のフィードバック孔141は、前記ランド108によって塞(ふさ)がれ、フィードバック油路203と遮断され、出力圧Pがフィードバック油路203に供給されることがなくなるが、フィードバック油路202及びドレーン油路205内の油は、前記ドレーン油路208を介してドレーンポートp16から排出され、フィードバックポートp13内のフィードバック圧はわずかずつ低くなり、外スプール127を後方に押すフィードバック力がわずかずつ低くなる。なお、この場合も、前述されたように、ドレーンポートp16から排出される油はわずかであり、隙間流れを形成する。
前記スウィープ制御処理手段において出力される出力圧Pによって第1の出力圧が、前記ロック制御処理において出力される出力圧Pによって第2の出力圧が構成される。
このように、スウィープ制御が行われている間、出力圧Pをフィードバック圧として外スプール127に作用させることができるので、リニアソレノイドバルブ10を配設するだけで、出力圧Pを制御圧として安定して発生させることができる。
したがって、コントロールバルブ等が不要になり、油圧回路SIにおける部品点数を少なくすることができ、油圧回路SIを簡素化することができる。
続いて、変速に伴って、係合させられているクラッチCを解放する場合について説明する。なお、クラッチCが係合させられている間、前記ロック制御処理手段は、電流iを値irに保持する。その結果、リニアソレノイドバルブ10はロック状態に置かれ、入力圧と等しい値Pmの出力圧Pが出力ポートp12から出力される。
続いて、前記制御装置95の図示されないロック解除処理手段は、ロック解除処理を行い、電流iを低くして、リニアソレノイドバルブ10のロック状態を解除する。ところで、電流iが値irから低くなり、値imになると、スプリング44、145が伸長を開始し、外スプール127が後退(図1及び4において右方向に移動)し始めるが、前述されたように、リニアソレノイドバルブ10がロック状態に置かれている間に、外スプール127を押すフィードバック力は出力圧Pよりわずかずつ低くなるので、電流iが値imになっても、入力ポートp11と出力ポートp12との間のランド133の後端による絞り量は大きくならない。したがって、入力ポートp11に入力される入力圧は、減圧されることなく出力ポートp12から出力され、矢印Bで示されるように、出力圧Pが値Pmを維持する。
続いて、電流iが値imから更に低くなり、値isになると、スプリング荷重f1、f2及びフィードバック力と推力とのバランスが採れ、入力ポートp11と出力ポートp12との間のランド133の後端による絞り量は大きくなる。したがって、入力ポートp11に入力される入力圧は、減圧され、出力ポートp12から出力され、出力圧Pが急激に低くなり、値Psになる。
続いて、前記スウィープ制御処理手段は、スウィープ制御を開始する。前記スウィープ制御処理において、電流iを徐々に小さくすると、外スプール127に加わる推力が小さくなり、外スプール127はスプリング44、145の付勢力によって後退させられる。これに伴って、外スプール127が内スプール126及びプランジャ354と一体的に後退させられ、前記入力ポートp11と出力ポートp12との間のランド133の後端による絞り量がその分大きくなり、出力圧Pが電流iの値にほぼ比例して低くなる。
ところで、本実施の形態においては、ランド106とランド131との摺動部分において前記外周面207と内周面209との間にクリアランスが形成され、該クリアランスが前記ドレーン油路208にされるが、例えば、前記外周面207の所定の箇所に平坦部を形成し、該平坦部と内周面209との間に断面が弧状のドレーン油路を形成することができる。
その場合、図6に示されるように、前記スウィープ制御処理において、電流iを大きくすると、出力圧Pは電流iの値にほぼ比例する値になって高くなり、続いて、点bを通過して矢印Cのように高くなる。
そして、電流iがあらかじめ設定されたスウィープ制御における最大の値inになると、外スプール127に加わる推力が最大になり、入力圧は、減圧されることなく出力ポートp12から出力され、出力圧Pが入力圧と等しくなり、スウィープ制御において最大の値Pnになる。
続いて、ロック制御処理において、電流iは前記値inより高いロック時の値iqにされ、電流iが値inから値iqにされる間、出力圧Pは値Pnを維持する。その結果、値Pnの出力圧Pが制御圧として前記クラッチCの油圧サーボに供給され、クラッチCが係合させられる。
ところで、この間、第1のフィードバック孔141は、前記ランド108によって塞がれ、フィードバック油路203と遮断され、出力圧Pがフィードバック油路203に供給されることがなくなり、また、フィードバック油路202及びドレーン油路205内の油は、断面が弧状の前記ドレーン流路を介してドレーンポートp16から排出されるので、フィードバックポートp13内のフィードバック圧は急激に低くなり、外スプール127に加わるフィードバック力が急激に零になる。
続いて、変速に伴って、係合させられているクラッチCを解放する場合、ロック解除処理において、電流iが低くされる。そして、電流iが値iqから低くなり、値inになると、スプリング44、145が伸長を開始し、外スプール127が後退し始めるが、前述されたように、フィードバック力が零にされるので、電流iが値inになっても、入力ポートp11と出力ポートp12との間のランド133の後端による絞り量は大きくならない。したがって、入力ポートp11に入力される入力圧は、減圧されることなく出力ポートp12から出力され、矢印Dに示されるように、出力圧Pが値Pnを維持する。
続いて、電流iが値inから更に低くなり、値itになると、スプリング荷重f1、f2及びフィードバック力と推力とのバランスが採れ、入力ポートp11と出力ポートp12との間のランド133の後端による絞り量は大きくなる。したがって、入力ポートp11に入力される入力圧は、減圧され、出力ポートp12から出力され、出力圧Pが急激に低くなり、値Ptになる。
この場合、値inと値itとの差はきわめて大きいので、図6に示されるように、ヒステリシスがきわめて大きくなってしまう。しかも、推力が相当に小さくなるまでスプリング荷重f1、f2及びフィードバック力と推力とのバランスが採れないので、値itが不安定になってしまう。その結果、出力圧Pを確実に低くすることができず、クラッチCを安定させて解放させることができない。そして、クラッチCを解放させると同時に他の摩擦係合要素を係合させてつかみ換えを行おうとしたときに、クラッチCを安定させて解放することができないので、変速ショックが発生してしまう。
これに対して、本実施の形態においては、値imと値isとの差は小さいので、図5に示されるように、ヒステリシスがきわめて小さくなる。しかも、推力が十分に大きいままで、スプリング荷重f1、f2及びフィードバック力と推力とのバランスが採れるので、値isを安定させることができる。その結果、出力圧Pを確実に低くすることができ、クラッチCが安定して解放される。そして、クラッチCを解放させると同時に他の摩擦係合要素を係合させてつかみ換えを行おうとしたときに、クラッチCが安定して解放されるだけでなく、つかみ換えは、出力圧Pが点aより低い領域で行われるので、ヒステリシスの影響を受けることはない。したがって、変速ショックが発生するのが防止される。
このように、リニアソレノイドバルブ10がロック状態に置かれ、クラッチCが係合させられた後においても、フィードバック力が発生させられ、外スプール127に加えられるので、リニアソレノイドバルブ10のロック状態を解除する際に、推力が大きい状態で出力圧Pを低くすることができる。したがって、クラッチCを安定させて解放させることができるだけでなく、つかみ換えを安定させて行うことができるので、変速ショックが発生するのを防止することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるリニアソレノイドバルブの初期状態を示す図である。 従来の油圧回路の要部を示す図である。 本発明の実施の形態における油圧回路の要部を示す図である。 本発明の実施の形態におけるリニアソレノイドバルブの作動状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるリニアソレノイドバルブの特性を示す図である。 リニアソレノイドバルブの特性を示す参考図である。
符号の説明
10 リニアソレノイドバルブ
11 リニアソレノイド部
44、145 スプリング
62 スリーブ
126 内スプール
127 外スプール
201〜203 フィードバック油路
208 ドレーン油路
p11 入力ポート
p12 出力ポート
p13 フィードバックポート
p14〜p16 ドレーンポート

Claims (3)

  1. 入力ポート、出力ポート、ドレーンポート及びフィードバックポートが形成されたスリーブと、推力を発生させるリニアソレノイド部と、前記スリーブ内に進退自在に配設され、前記推力が伝達されて、前記入力ポートに入力された入力圧を調圧して出力圧を前記出力ポートから出力する第1のスプールと、前記スリーブ内に配設され、前記出力ポートとフィードバックポートとを連通させ、前記出力圧をフィードバック圧として第1のスプールに作用させるためのフィードバック油路を備えた第2のスプールとを有するとともに、前記フィードバックポートとドレーンポートとが常時開放されたドレーン油路によって連通させられることを特徴とする圧力制御弁。
  2. 前記ドレーン油路は、第1、第2のスプール間に形成されたクリアランスである請求項1に記載の圧力制御弁。
  3. 前記第1のスプールを前記リニアソレノイド部側に向けて付勢する付勢部材を有するとともに、該付勢部材による付勢力及び前記フィードバック圧によるフィードバック力と、前記推力とが対向させられる請求項1又は2に記載の圧力制御弁。
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