JP2006130230A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発光手段を有する回転役物の発光パターンを複数種類のうちの特定の発光パターンにすることが可能となると共に、電力供給が停止しても所定時間、特定の発光パターンで発光可能な回転役物を備えたパチンコ機を提供する。
【解決手段】 回転役物31へは、電源ユニット57の電源回路部87からこの電源ユニット57内に配置される電流検出回路88を介して所定電圧の電力が該回転役物31に供給されている。また、この供給された所定電圧の電力は、回転基板76の電源バックアップ回路78を介してワンチップ・マイコン(CPU)80やフルカラーダイオード(LED)74等に供給される。また、回転役物31のワンチップ・マイコン(CPU)80には、主基板46やフルカラーダイオード(LED)74が接続されている。また、電流検出回路88は、主基板46に接続され、電源停止検出信号を該主基板46に送出する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、変動図柄を表示する変動図柄表示手段が遊技領域に設けられるパチンコ機に関し、特に、遊技領域に発光手段を有する回転役物が配置されたパチンコ機に関するものである。
従来より、変動図柄を表示する変動図柄表示手段が遊技領域に設けられるパチンコ機に関し、特に、遊技領域に発光手段を有する回転役物が配置されたパチンコ機に関して種々提案されている。
例えば、所要のパチンコゲームを展開し得る遊技盤の遊技領域に配設されて、遊技球の接触により回転される回転装置であって、前記遊技球が接触することで回転する回転体と、前記回転体の回転時に接離可能な接触部材および被接触部材と、前記接触部材と被接触部材とが接触したときに点灯され、接触部材と被接触部材とが離間したときに消灯する発光体とから構成される回転装置が設けられたパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−360810号公報(段落(0011)〜(0037)、図1〜図14)
しかしながら、上述のパチンコ機の回転装置では、発光パターンは、特定されておらず、ランダムに発光するため、興趣に欠けるという問題がある。また、回転装置が発光するためには、電気ブラシ等の接触部材と被接触部材とが接触している必要があるが、何らかの原因で接触しなくなった場合には、電力供給が遮断されて回転装置の発光が停止してしまい、興趣に欠けるという問題がある。更に、この回転装置の発光の停止を迅速に検出して修理・点検を行うことが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、発光手段を有する回転役物の発光パターンを複数種類のうちの特定の発光パターンにすることが可能となると共に、電力供給が停止しても所定時間、特定の発光パターンで発光可能な回転役物を備えたパチンコ機を提供することを目的とする。また、発光手段を有する回転役物への電力供給の停止を迅速に検出して修理・点検を行うことが可能なパチンコ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機は、遊技領域に配設されて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、始動口と、通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口を有する特別入賞装置と、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、を備え、通常遊技状態において前記始動口への入賞情報に基づいて前記変動図柄が変動後所定の態様で停止した場合には、前記大入賞口が所定回数開放可能となる特別遊技状態が発生するパチンコ機において、前記始動口を有する回転役物と、前記回転役物への電力を供給する電源供給手段と、を備え、前記回転役物は、前記始動口に入賞した遊技球を受けて保持すると共に、回転可能に設けられる回転案内部材と、前記回転案内部材の前面部の周囲を覆うように設けられる装飾部材と、前記回転案内部材を所定回転速度で回転駆動する回転駆動手段と、前記回転案内部材の回転によって案内された遊技球を裏側方向に排出する案内通路部と、前記案内通路部に入った遊技球を検出する検出手段と、前記回転案内部材と一体的に設けられる回転基板と、前記回転基板上に配置される発光手段と、前記回転基板上に配置されて前記発光手段を駆動制御する発光制御手段と、前記回転基板上に配置されて前記電源供給手段からの電力の供給が停止した場合に、前記発光手段を所定時間駆動可能に電力を供給する電源バックアップ回路と、を有し、前記検出手段は、遊技球を検出した場合に前記始動口への入賞情報を前記遊技制御手段に送出し、前記遊技制御手段は、前記始動口への入賞情報に基づいて複数種類の発光パターンから一の発光パターンを所定確率で選択して前記発光制御手段に指示し、前記発光制御手段は、前記複数種類の発光パターンのそれぞれに対応する発光パターンデータを予め記憶する記憶手段を有して、前記遊技制御手段から指示される発光パターンに対応する発光パターンデータに基づいて前記発光手段を駆動制御することを特徴とする。
また、請求項2に係るパチンコ機は、請求項1に記載のパチンコ機において、前記複数種類の発光パターンは、前記特別遊技状態が発生する期待度を報知する複数種類の予告発光パターンを含むことを特徴とする。
更に、請求項3に係るパチンコ機は、請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機において、前記電源供給手段の電力の供給を検出する電力供給検出手段を備え、前記遊技制御手段は、電力供給検出手段を介して前記回転役物への電力の供給が停止したことを検出した場合には、ホールコンピュータに故障信号を送出することを特徴とする。
請求項1に係るパチンコ機では、始動口を有する回転役物が遊技領域に設けられている。また、この回転役物には、始動口に入賞した遊技球を受けて保持すると共に、所定回転速度で回転駆動される回転案内部材が設けられている。そして、この回転案内部材の回転によって案内された遊技球は、案内通路部を通って裏側方向に排出される。また、この案内通路部に入った遊技球を検出する検出手段が設けられ、遊技球を検出した場合には、遊技制御手段に始動口への入賞情報が送出される。また、回転案内部材には、発光手段と、この発光手段を遊技制御手段から指示される発光パターンに基づいて駆動制御する発光制御手段とが配置される回転基板が一体的に設けられている。また、この回転基板には、電源供給手段からの電力の供給が停止した場合に、発光手段を所定時間駆動可能に電力を供給する電源バックアップ回路が設けられている。そして、遊技制御手段は、始動口への入賞情報に基づいて回転役物の発光制御手段に発光パターンを指示する。また、発光制御手段は、複数種類の発光パターンのそれぞれに対応する発光パターンデータを予め記憶し、遊技制御手段から指示される発光パターンに対応する発光パターンデータに基づいて発光手段を駆動制御する。また、始動口への入賞情報に基づいて変動図柄表示手段によって変動図柄が変動表示され、変動図柄が変動後所定の態様で停止した場合には、大入賞口が所定回数開放可能となる特別遊技状態(いわゆる、「大当たり」である。)が発生する。
これにより、回転役物の発光制御手段は、遊技制御手段から指示される発光パターンに対応する発光パターンデータに基づいて発光手段を駆動制御するため、種々の発光パターンを遊技の進行に対応したものに特定することが可能となり、遊技者の発光パターンに対する興味を強く引きつけ、遊技の興趣を増大させることが可能となる。また、発光手段が所定発光パターンで発光している時に、回転基板への電力供給が一時的に停止しても、電源バックアップ回路によって発光手段を所定時間駆動可能に電力が供給されるため、発光パターンを確実に発光させることができ、遊技者が確実に所定発光パターンを確認することが可能となり、遊技中の重要な情報を見落とす事を防止でき、遊技の興趣を増大させることができる。
また、請求項2に係るパチンコ機では、変動図柄の変動後、特別遊技状態が発生する期待度を報知する複数種類の予告発光パターンから一の予告発光パターンが、始動口への入賞情報に基づいて所定確率で選択されて、発光制御手段に指示される。
これにより、遊技者は始動口への入賞後、回転役物の予告発光パターンによって「大当たり」の発生を予測することが可能となり、この回転役物の予告発光パターンに対する遊技者の興味を更に強く引きつけることができ、遊技の興趣をより増大させることができる。
更に、請求項3に係るパチンコ機では、遊技制御手段は、電力供給検出手段を介して回転役物への電力の供給が停止したことを検出した場合には、ホールコンピュータに故障信号を送出するため、パチンコホール側で回転役物の故障等を迅速に検出することができ、該回転役物の修理・点検を迅速に行うことが可能となる。
以下、本発明に係るパチンコ機について具体化した一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施例に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出すパチンコ機で、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側中央部には、前枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース52から払い出される賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
次に、図2において、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール12が立設されて構成されている。このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部14を有する。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が配設されている。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる取付部材17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部20が構成されている。
一方、特別図柄表示装置18の左右には各ゲート23、24が配設されている。また、各ゲート23、24と特別図柄表示装置18の間には通常の風車25、26が設けられ、特別図柄表示装置18の両肩側には各電飾ランプ27A、28Aが内蔵される風車27、28が設けられている。また、各ゲート23、24の外側には、各電飾ランプ29A、30Aが内蔵される肩電飾部材29、30が配置されている。
また、特別図柄表示装置18の直下には、始動口31Aを有する回転役物31が配設されている。この回転役物31には、後述のように始動口31Aへ入賞したパチンコ球を検出する始動口スイッチ31B(図6参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に始動口31Aに入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第1保留カウンタに記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第1保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第1保留LED34が、液晶表示器19の上側に4個配置されている。
また、各ゲート23、24にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ(不図示)が備えられており、パチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部20の普通図柄が変動する。そして、このゲート23又はゲート24にパチンコ球が入って、普通図柄表示部20の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、回転役物31の後述の回転案内部材71(図6参照)の回転速度が3回転〜5回転する間だけ通常時の約2倍〜3倍の回転速度(例えば、通常時は、約10回転/分で、普通図柄が所定の表示態様で停止した場合は、約20回転/分〜30回転/分の回転速度になる。)となり、この回転役物31の始動口31Aにパチンコ球が入賞する確率が増加する。
また、普通図柄が変動中に各ゲート23、24をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第2保留カウンタに記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第2保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第2保留LED35が、液晶表示器19の左右両側に各々2個ずつ配置されている。
そして、回転役物31の下側には、開閉ソレノイド39A(図9参照)によって開閉される横幅が広い上方に開口する開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40が形成された特別入賞装置41が配設されている。また、この大入賞口40の左右両側には上方に開口する各入賞口42、43が前面側に突出して形成されている。また、各入賞口42、43の下側には、各電飾ランプ42A、43Aが内蔵されている。
また、この特別入賞装置41の両側上方には各電飾ランプ44A、45Aが内蔵された下入賞口44、45が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、この下入賞口44、45への入賞を検出する下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、図3に示すように、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク50が機構セット盤51に固定されている。賞球タンク50は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース52にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール53が取付けられている。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及び液晶表示器(LCD)19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。さらに、機構セット盤51の上方角部(図3中、右上角部)には、中継基板68が設けられている。この中継基板68は、パチンコ機1とホールコンピュータをつなぐ基板である。
また、主基板46が収納される基板ケース55の右下奥側には、該主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、表示制御基板66等の各制御基板や各電気部品が使用する複数の所定電圧(本実施例では、AC24V、DC+21V、DC+12V、DC+5Vである。)を生成して供給する電源ユニット57が設けられている。また、この電源ユニット57の裏側面右下角部には、電源スイッチ59、後述のRAM463を初期化するRAMクリアスイッチ58、及び電源ユニットヒューズ60が配置されている。
次に、回転役物31の概略構成及び動作について図4乃至図8に基づいて説明する。
図4乃至図7に示すように、回転役物31は、取付部材70の各ビス孔70Aを介して遊技盤2の前面部にビス止め等で取り付けられる。また、この取付部材70の前面部には、上方に始動口31Aが開口するように前面側に突出して形成された装飾部材72が設けられている。また、この始動口31Aの下方には、略円柱状の回転案内部材71が、その中心軸が取付部材70に対して略垂直になるように回転可能に設けられている。この回転案内部材71は透明または光透過性の材料(例えばポリカーボネート等の合成樹脂)を材質として形成される。また、回転案内部材71の外周部には、パチンコ球を1個保留可能な凹部71Aが形成され、始動口31Aに入ったパチンコ球をこの凹部71Aで保持した状態で回転可能に構成されている。また、この回転案内部材71には裏側端面部から前側方向に横断面略U字形で、1個又は2個以上のフルカラーダイオード74が裏側から挿入される溝部73が形成されている。また、この回転案内部材71の裏側端面部の中央部には、取付ボス75が立設されている。また、この取付ボス75には、裏側方向端面部から所定深さのモータ軸取付孔75Aが回転案内部材71の軸心上に形成されている。
また、この取付ボス75の基端部近傍には略円板状の回転基板76が固着されている。また、この回転基板76の前側面(回転案内部材71側の面)には、1個又は2個以上のフルカラーダイオード(LED)74、電力の供給が停止した場合に、このフルカラーダイオード(LED)74を所定時間(例えば、約3秒〜30秒であり、大当たりの予告等が可能な時間である。)駆動可能に電力を供給するコンデンサー等で構成される電源バックアップ回路78、及び、このフルカラーダイオード74を駆動制御するROM80AやRAM80B(図9参照)を内蔵したワンチップ・マイコン(CPU)80等が配置されている。また、回転基板76の裏側面には、同心円状に不図示の4本の円形の導電性薄膜(銅製薄膜や金製薄膜等)が形成されている。この4本の導電性薄膜のうちの2本の導電性薄膜は、ワンチップ・マイコン(CPU)80の入出力インタフェースに電気的に接続され、残りの2本の導電性薄膜は回転基板76上に形成される不図示の配線回路の電源供給線に接続されている。
一方、取付部材70の背面部の外側面には、ステッピングモータ等で構成される駆動モータ82がビス止めされている。そして、この駆動モータ82のモータ軸82Aは、回転案内部材71のモータ軸取付孔75Aに嵌入され固着されている。これにより、駆動モータ82を一定回転速度(例えば、約5回転/分〜20回転/分)で回転駆動することによって、回転案内部材71が所定回転速度で定速回転される。
また、取付部材70の背面部の内側面には、中央部に駆動モータ82のモータ軸82Aが挿通される貫通孔が形成された固定基板83が取り付けられている。また、この固定基板83の裏側面(駆動モータ82側の面)にはコネクタ84が設けられている。また、固定基板83の前側面(回転案内部材71側の面)には、回転基板76の裏側面に同心円状に形成される4本の導電性薄膜のそれぞれに接触する4個の導電性の接触部材85が配設されている。この接触部材85は、金属ブラシや炭素ブラシ等で構成されている。また、この4個の接触部材85のうちの2個の接触部材85は、コネクタ84を介して主基板46の入出力インターフェース464(図9参照)に接続されると共に、 回転基板76のワンチップ・マイコン(CPU)80の入出力インタフェースに電気的に接続される導電性薄膜に接触するように構成されている。また、残りの2個の接触部材85は、コネクタ84を介して、後述のように電源回路部87に接続されると共に、 回転基板76の電源供給線に接続される導電性薄膜に接触するように構成されている。
そして、図4、図6及び図8に示すように、このように構成された回転役物31では、始動口31Aに入ったパチンコ球は、駆動モータ82で一定回転速度で回転される(本実施例では、約10回転/分の回転速度で正面視時計方向に回転される。)回転案内部材71の凹部71Aが直上の始動口31Aに対向した場合に、この凹部71Aに入って保持される。そして、回転案内部材71の回転に伴って下側方向に案内されて、凹部71Aにパチンコ球が入ってから回転案内部材71が約180度回転した場合には、この保持されているパチンコ球は、真下方向に落下する。続いて、この落下したパチンコ球は、回転案内部材71の直下に配置される始動口スイッチ31Bを通過して、装飾部材72の下端部から裏側方向に形成される案内通路部77によって案内され、遊技盤2の裏側に配設される賞球樋に案内される。これにより、後述のように始動口スイッチ31Bを介してパチンコ球の通過検出信号、即ち始動口31Aの入賞検出信号が主基板46に送出される(図9参照)。
次に、パチンコ機1の主基板46及び回転役物31等への電源供給状態について図9に基づいて説明する。
図9に示すように、主基板46には、電源ユニット57の電源回路部87から直接、所定電圧の電力が供給されている。一方、回転役物31へは、電源ユニット57の電源回路部87からこの電源ユニット57内に配置される電流検出回路88を介して所定電圧の電力が該回転役物31のコネクタ84に供給されている。また、このコネクタ84に供給された所定電圧の電力は、固定基板83に配設される各接触部材85を介して回転基板76に供給され、回転基板76の電源バックアップ回路78を介してワンチップ・マイコン(CPU)80やフルカラーダイオード(LED)74等に供給される。また、この電流検出回路88は、主基板46に接続され、回転役物31への電流の流れが停止した場合、即ち回転役物31への電力供給が停止した場合には、その旨を表す電源停止検出信号を該主基板46に送出する。そして、主基板46は、この電源停止信号が電流検出回路88から入力された場合には、中継基板68を介して不図示のホールコンピュータに回転役物31への電力供給が停止した旨を表す故障信号を送出する。これにより、ホールコンピュータは、パチンコ機1の回転役物31への電力供給が停止した旨を検出でき、迅速な対応を指示することが可能となる。
また、後述のように回転役物31のワンチップ・マイコン(CPU)80には、コネクタ84及び接触部材85を介して主基板46が接続されている(図10参照)。また、このワンチップ・マイコン(CPU)80には、フルカラーダイオード(LED)74が接続されている(図10参照)。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図10乃至図14に基づいて説明する。
図10に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。
また、入出力回路(I/O)464には、始動口31Aへの入賞を検出する始動口スイッチ31B、電流検出回路88、開閉扉39を開閉する開閉扉ソレノイド39A、回転案内部材71を回転させる駆動モータ82、回転役物31のワンチップ・マイコン(CPU)80、図示しない各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等が接続されている。また、このワンチップ・マイコン(CPU)80には、ROM80A、RAM80B等が搭載されると共に、フルカラーダイオード(LED)74が接続されている。
そして、CPU461は、ROM462に格納される後述の制御プログラム等に基づいて開閉扉ソレノイド39A、駆動モータ82等の駆動制御を行うと共に、始動口スイッチ31B等からの入力信号に基づいてワンチップ・マイコン(CPU)80にフルカラーダイオード(LED)74の発光パターンを指示する。また、ワンチップ・マイコン(CPU)80は、CPU461に指示された発光パターンに対応する発光パターンデータをROM80Aから読み出し、該発光パターンデータに基づいてフルカラーダイオード(LED)74を駆動制御する。
また、図11に示すように、RAM463には、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ463Aが設けられている。この大当たりカウンタ463Aのカウント値は、始動口スイッチ31Bからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。
また、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ463Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ463Bのカウント値は、各ゲートスイッチからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当たりに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
また、特別図柄表示装置18の変動図柄が変動中に始動口31Aに入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ463Cが設けられている。また、普通図柄表示部20の普通図柄が変動中にゲート23又はゲート24を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ463Dが設けられている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される発光パターン選択カウンタ463Eが設けられている。かかる発光パターン選択カウンタ463Eのカウント値は、始動口スイッチ31Bからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき後述のように大当たり時予告発光パターン又はハズレ時予告発光パターンの種類が選択される(図20参照)。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ463Fが設けられている。かかるリーチカウンタ463Fのカウント値は、始動口スイッチ31Bから検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき特別図柄表示装置18の3列の変動図柄がリーチハズレか否かが判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる場合に対応している。
尚、リーチハズレの場合には、リーチ図柄(例えば、「767」、「343」等である。)が、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から8まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値8の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ463Gが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ463Gのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき特別図柄表示装置18に表示される大当たり図柄が選択される。ここでは、例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「111」、カウント値「1」が大当たり図柄「222」、カウント値「2」が大当たり図柄「333」、カウント値「3」が大当たり図柄「444」、カウント値「4」が大当たり図柄「555」、カウント値「5」が大当たり図柄「666」、カウント値「6」が大当たり図柄「777」、カウント値「7」が大当たり図柄「888」、カウント値「8」が大当たり図柄「999」に対応している。尚、各大当たり図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。また、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」は、特定図柄を構成する。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ463Hが設けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「17」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ463Iが設けられている。
更に、RAM463には、クロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ463Jが設けられている。
また、始動口31Aに入賞したときの大当たりカウンタ463A、発光パターン選択カウンタ463E、リーチカウンタ463F、大当たり図柄選択カウンタ463G、ハズレ図柄選択カウンタ463I、リーチ図柄選択カウンタ463Jの各のカウント値や、各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの普通図柄カウンタ463Bのカウント値や、各カウンタ463H等のカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア463Kが設けられている。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、463H、463I及び463Jの各カウント値は、起動時に「0」にセットされる。また、第1保留カウンタ463Cは、変動図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ463Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
そしてまた、図12に示すように、ROM462には、後述の大当たり発光パターンテーブル91(図13参照)が格納される大当たり発光パターンテーブル記憶エリア462A、後述のハズレ発光パターンテーブル92(図14参照)が格納されるハズレ発光パターンテーブル記憶エリア462B等が設けられている。
また、図10に示すように、音制御基板64には、CPU641、スピーカ7A等の駆動制御プログラム等を格納するROM642、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM643、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)644等が配設されている。そして、このCPU641、ROM642、RAM643、及び入出力回路(I/O)644は、バス線により相互に接続されている。また、CPU641にはクロック回路640が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)644には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)644には、スピーカ7A等が接続されている。そして、CPU641は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、スピーカ7Aの駆動制御を行う。
また、図10に示すように、ランプ制御基板65には、CPU651、各電飾ランプ6A、6B等の駆動制御プログラム等を格納するROM652、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM653、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)654等が配設されている。そして、このCPU651、ROM652、RAM653、及び入出力回路(I/O)654は、バス線により相互に接続されている。また、CPU651にはクロック回路650が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)654には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)654には、各電飾ランプ6A、6B等が接続されている。そして、CPU651は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、各電飾ランプ6A、6B等の駆動制御を行う。
また、図10に示すように、表示制御基板66には、CPU661、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM662、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM663、主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)664、及びCPU661から送られた表示情報を受けて特別図柄表示装置18の液晶表示器(LCD)19に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)665等が配設されている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互に接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主基板46から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器19に所定の演出表示を行う。
そして、主基板46のCPU461は、ROM462に予め格納されているパラメータや制御プログラムに従って、入出力回路464を介して入力される入力信号等に基づいて、各種制御信号を該入出力回路464を介して音制御基板64、ランプ制御基板65、表示制御基板66、及びワンチップ・マイコン(CPU)80等に対して出力する。
次に、主基板46のROM462の大当たり発光パターンテーブル記憶エリア462Aに記憶される大当たり発光パターンテーブル91について図13に基づいて説明する。
図13に示すように、始動口31Aに入賞して大当たりが抽選された際に、ワンチップ・マイコン(CPU)80に指示するフルカラーダイオード(LED)74の発光パターンを選択する場合に使用する大当たり発光パターンテーブル91は、発光パターン選択カウンタ463Eのカウント値を表す「発光パターンカウント値」と、この「発光パターンカウント値」に対応する「大当たり時予告発光パターン」とから構成されている。この「大当たり時予告発光パターン」は、大当たりが抽選された場合に、特別図柄表示装置18の液晶表示器19に表示される変動図柄が大当たり図柄で停止表示されることを予告する回転役物31のフルカラーダイオード74の発光パターンである。
また、大当たり発光パターンテーブル91の「発光パターンカウント値」には、「0〜79」、「80〜99」の2種類のカウント値が予め登録されている。
また、大当たり発光パターンテーブル91の「大当たり時予告発光パターン」には、「発光パターンカウント値」の「0〜79」に対応して「発光パターンA」、「発光パターンカウント値」の「80〜99」に対応して「発光パターンB」が予め格納されている。
この「発光パターンA」と「発光パターンB」とは互いに異なる発光パターンである。例えば、「発光パターンA」は、フルカラーダイオード(LED)74を赤色点滅2秒間→赤色点灯2秒間→消灯1秒間→緑色点灯3秒間のパターンで発光するように駆動制御する発光パターンである。また、「発光パターンB」は、フルカラーダイオード(LED)74を赤色点滅2秒間→赤色点灯2秒間→消灯1秒間→オレンジ色点灯3秒間のパターンで発光するように駆動制御する発光パターンである。
次に、主基板46のROM462のハズレ発光パターンテーブル記憶エリア462Bに記憶されるハズレ発光パターンテーブル92について図14に基づいて説明する。
図14に示すように、始動口31Aに入賞して大当たりが抽選されなかった際に、ワンチップ・マイコン(CPU)80に指示するフルカラーダイオード(LED)74の発光パターンを選択する場合に使用するハズレ発光パターンテーブル92は、発光パターン選択カウンタ463Eのカウント値を表す「発光パターンカウント値」と、この「発光パターンカウント値」に対応する「ハズレ時予告発光パターン」とから構成されている。この「ハズレ時予告発光パターン」は、大当たりが抽選されなかった場合に、特別図柄表示装置18の液晶表示器19に表示される変動図柄がハズレ図柄で停止表示されることを予告する回転役物31のフルカラーダイオード74の発光パターンである。
また、ハズレ発光パターンテーブル92の「発光パターンカウント値」には、「0〜19」、「20〜99」の2種類のカウント値が予め登録されている。
また、ハズレ発光パターンテーブル92の「ハズレ時予告発光パターン」には、「発光パターンカウント値」の「0〜19」に対応して「発光パターンB」、「発光パターンカウント値」の「20〜99」に対応して「発光パターンC」が予め格納されている。
この「発光パターンC」は、「発光パターンA」及び「発光パターンB」とは互いに異なる発光パターンである。例えば、「発光パターンB」は、フルカラーダイオード(LED)74を赤色点滅2秒間→赤色点灯2秒間→消灯1秒間→オレンジ色点灯3秒間のパターンで発光するように駆動制御する発光パターンである。また、「発光パターンC」は、フルカラーダイオード(LED)74を赤色点滅2秒間→消灯のパターンで発光するように駆動制御する発光パターンである。
ここで、ワンチップ・マイコン(CPU)80のROM80Aには、各発光パターンA、B、Cに対応する発光パターンデータが予め記憶されている。例えば、「発光パターンA」に対応してフルカラーダイオード(LED)74を「赤色点滅2秒間→赤色点灯2秒間→消灯1秒間→緑色点灯3秒間」のパターンで発光させるように駆動するための発光パターンデータがROM80Aに予め記憶されている。また、「発光パターンB」に対応してフルカラーダイオード(LED)74を「赤色点滅2秒間→赤色点灯2秒間→消灯1秒間→オレンジ色点灯3秒間」のパターンで発光させるように駆動するための発光パターンデータがROM80Aに予め記憶されている。更に、「発光パターンC」に対応してフルカラーダイオード(LED)74を「赤色点滅2秒間→消灯」のパターンで発光させるように駆動するための発光パターンデータがROM80Aに予め記憶されている。
次に、このように構成されたパチンコ機1の主基板46のCPU461による大当たり判定等の遊技制御処理について図15乃至図21に基づいて説明する。
図15に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、パチンコ機1の電源スイッチ59がONになった時、即ち起動時にパラメータ記憶エリア463Kのメモリの初期化や各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、463H、463I及び463Jの各カウント値を「0」にセットする「電源投入処理」のサブ処理を実行する。
そして、S2において、CPU461は、所定時間毎に(本実施例では、約4msec毎である。)入力される割り込み信号の入力が合った場合には、「入力処理」のサブ処理を実行後、S3において、「始動口入賞処理」のサブ処理を実行する。その後、S4において、CPU461は、「大当たり遊技処理」のサブ処理を実行後、S5において、次回の大当たりの抽選確率が高確率(例えば、抽選確率1/50)になる確率変動モードにするか否かを抽選する抽選処理等を実行する「出力処理」のサブ処理を実行する。続いて、S6において、CPU461は、残余時間において各種処理を実行する「残余時間処理」のサブ処理を実行し、割り込み信号が入力された場合には、再度S2以降の処理を実行する。
次に、入力処理(S2)のサブ処理について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、割り込み信号が入力された場合には、CPU461は、始動口スイッチ31B、各ゲートスイッチ、各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等の入力信号の有無をチェックして各スイッチの状態を取得する。
そして、始動口スイッチ31Bからのパチンコ球の通過検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、始動口スイッチ31Bからのパチンコ球の通過検出信号が、入出力回路464を介して入力された場合には、CPU461は、始動口31Aのパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ31Bからのパチンコ球の通過検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力された場合には、始動口31Aにパチンコ球が入ったと判断し、始動口スイッチ31Bからパチンコ球の通過検出信号が入力された時の大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「大当たりカウント値」として代数Vに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Vには「0」〜「359」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチ31Bから通過検出信号が入力されたときの第1保留カウンタ463Cに記憶されている数値をその時の「第1保留カウント値」として代数W1に代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数W1には「0」〜「4」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチ31Bから通過検出信号が入力されたときの発光パターン選択カウンタ463Eに記憶されている数値をその時の「発光パターン選択カウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Mには「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチ31Bから通過検出信号が入力されたときのリーチカウンタ463Fに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数Nに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Nには「0」〜「142」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチ31Bから通過検出信号が入力されたときの大当たり図柄選択カウンタ463Gに記憶されている数値をその時の「大当たり図柄選択カウント値」として代数Yに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Yには「0」〜「8」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチ31Bから通過検出信号が入力されたときの普通図柄選択カウンタ463Hに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として代数Xに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Xには「0」〜「3」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチ31Bから通過検出信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Iには「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
更に、同時に、CPU461は、始動口スイッチ31Bから通過検出信号が入力されたときのリーチ図柄選択カウンタ463Jに記憶されている数値をその時の「リーチ図柄選択カウント値」として代数Fに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Fには「0」〜「143」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
尚、後述のように、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動中に始動口31Aに入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値がパラメータ記憶エリア463Kに記憶されて、順次後述のS2以降の処理が実行される。
他方、各ゲートスイッチからのパチンコ球の通過検出信号が、入出力回路464を介して入力された場合には、CPU461は、ゲートスイッチから通過検出信号が入力されたときの普通図柄カウンタ463Bに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」として代数Uに代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数Uには「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
また、同時に、CPU461は、ゲートスイッチから通過検出信号が入力されたときの第2保留カウンタ463Dに記憶されている数値をその時の「第2保留カウント値」として代数W2に代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。従って、この代数W2には「0」〜「4」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Kに記憶される。
次に、始動口入賞処理(S3)のサブ処理について図17に基づいて説明する。
図17に示すように、先ず、S21において、CPU461は、始動口31Aにパチンコ球が入賞して液晶表示器19に表示される変動図柄の変動表示の処理中か否かを判定する判定処理を実行する。そして、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動表示の処理中の場合には(S21:YES)、S22において、CPU461は、後述の「始動口入賞中処理」のサブ処理(図18参照)を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動表示の処理中でない場合には(S21:NO)、S23において、CPU461は、変動図柄の変動表示処理の終了中か否かを判定する判定処理を実行する。そして、変動図柄の変動表示処理の終了中の場合には(S23:YES)、S24において、CPU461は、後述の「始動口入賞処理終了中」のサブ処理(図19参照)を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、変動図柄の変動表示処理の終了中でない場合には(S23:NO)、S25において、CPU461は、始動口31Aへの入賞信号、即ち始動口スイッチ31Bのパチンコ球の通過検出信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、始動口スイッチ31Bからパチンコ球の通過検出信号が入力されている場合には(S25:YES)、S26において、CPU461は、後述の「始動口入賞開始処理」のサブ処理(図20参照)を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
また一方、 始動口スイッチ31Bからパチンコ球の通過検出信号が入力されていない場合には(S25:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、「始動口入賞中処理」(S22)のサブ処理について図18に基づいて説明する。
図18に示すように、先ず、S31において、CPU461は、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動時間を表す変動タイマをRAM463から読み出し、該変動タイマを「1」減算して再度RAM463に記憶する。
そして、S32において、CPU461は、変動図柄の変動表示を続行する。
続いて、S33において、CPU461は、RAM463から再度変動タイマを読み出し、この変動タイマが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM463から読み出した変動タイマが「0」の場合には(S33:YES)、S34において、CPU461は、変動図柄を大当たり図柄又はハズレ図柄で停止して確定表示後、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」のサブ処理に戻る。
一方、RAM463から読み出した変動タイマが「0」でない場合には(S33:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」のサブ処理に戻る。
次に、「始動口入賞処理終了中」(S24)のサブ処理について図19に基づいて説明する。
図19に示すように、S41において、CPU461は、大当たりが抽選されたか否か、即ち、RAM463から大当たり代数Rを読み出し、該大当たり代数Rが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM463から読み出した大当たり代数Rが「1」の場合には、大当たりが抽選されたと判定し(S41:YES)、S42において、CPU461は、大当たりが抽選されたことを報知する等の大当たり準備処理を実行後、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」のサブ処理に戻る。
一方、RAM463から読み出した大当たり代数Rが「1」でない場合、即ち「0」の場合には(S41:NO)、CPU461は、大当たりは抽選されなかったと判定し、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」のサブ処理に戻る。
次に、「始動口入賞開始処理」(S26)のサブ処理について図20に基づいて説明する。
図20に示すように、先ず、S51において、CPU461は、始動口31Aへの入賞処理が可能か否か、即ち液晶表示器19の変動図柄が変動中か、又は後述の大当たり遊技処理(図21参照)の実行中か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、始動口31Aへの入賞処理が可能な場合、即ち液晶表示器19の変動図柄が停止し、且つ通常遊技状態の場合には(S51:YES)、S52において、CPU461は、「大当たり」が抽選されたか否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当たり」が抽選されたか否かの判定処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Kから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、CPU461は、この代数Vが、ROM462に記憶されている「大当たり数値」(例えば、「7」である。)と一致するかどうか判定する。また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Kから読み出した「大当たりカウント値」としての代数Vが「大当たり数値」と一致すれば、「大当たり」が抽選されたと判定して、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してRAM463に記憶し、一致しない場合には、「大当たり」が抽選されなかったと判定して、大当たり代数Rに「0」を代入してRAM463に記憶する。従って、「大当たり」の発生確率は、1/360である。そして、CPU461は、再度、RAM463から大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「1」の場合には、大当たりが抽選されたと判定し、一方、大当たり代数Rが「0」の場合には、大当たりが抽選されなかったと判定する。
続いて、大当たりが抽選されたと判定された場合には(S52:YES)、S53において、CPU461は、始動口31Aに入賞時の発光パターン選択カウント値としての代数Mをパラメータ記憶エリア463Kから読み出し、該代数Mを大当たり発光パターンテーブル記憶エリア462Aに記憶される大当たり発光パターンテーブル91の「発光パターンカウント値」とし、該「発光パターンカウント値」に対応する「大当たり時予告発光パターン」を選択して、この選択した発光パターンを回転役物31のCPU80に対して送出する。その後、CPU461は、回転役物31のCPU80に対して送出した発光パターンに従ってフルカラーダイオード(LED)74の駆動制御をするように指示する。これにより、回転役物31のCPU80は、指示された発光パターンA又は発光パターンBに対応する発光パターンデータをROM80Aから読み出し、この読み出した発光パターンデータに基づいてフルカラーダイオード74を駆動制御する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Kから読み出した代数Mが「0」〜「79」のうちのいずれかの場合には、CPU461は、「発光パターンA」を選択して、この「発光パターンA」を回転役物31のフルカラーダイオード(LED)74の発光パターンとしてCPU80に送出する。また、パラメータ記憶エリア463Kから読み出した代数Mが「80」〜「99」のうちのいずれかの場合には、CPU461は、「発光パターンB」を選択して、この「発光パターンB」を回転役物31のフルカラーダイオード(LED)74の発光パターンとしてCPU80に送出する。その後、CPU461は、送出した発光パターンに従ってフルカラーダイオード(LED)74を駆動制御するようにCPU80に対して指示する。従って、大当たりが抽選された場合には、フルカラーダイオード(LED)74が「発光パターンA」に対応する発光パターンデータに基づいて点灯駆動される確率は80%であり、「発光パターンB」に対応する発光パターンデータに基づいて点灯駆動される確率は20%である。
一方、大当たりが抽選されなかったと判定された場合には(S52:NO)、S54において、CPU461は、始動口31Aに入賞時の発光パターン選択カウント値としての代数Mをパラメータ記憶エリア463Kから読み出し、該代数Mをハズレ発光パターンテーブル記憶エリア462Bに記憶されるハズレ発光パターンテーブル92の「発光パターンカウント値」とし、該「発光パターンカウント値」に対応する「ハズレ時予告発光パターン」を選択して、この選択した発光パターンを回転役物31のCPU80に対して送出する。その後、CPU461は、回転役物31のCPU80に対して送出した発光パターンに従ってフルカラーダイオード(LED)74の駆動制御をするように指示する。これにより、回転役物31のCPU80は、指示された発光パターンB又は発光パターンCに対応する発光パターンデータをROM80Aから読み出し、この読み出した発光パターンデータに基づいてフルカラーダイオード74を駆動制御する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Kから読み出した代数Mが「0」〜「19」のうちのいずれかの場合には、CPU461は、「発光パターンB」を選択して、この「発光パターンB」を回転役物31のフルカラーダイオード(LED)74の発光パターンとしてCPU80に送出する。また、パラメータ記憶エリア463Kから読み出した代数Mが「20」〜「99」のうちのいずれかの場合には、CPU461は、「発光パターンC」を選択して、この「発光パターンC」を回転役物31のフルカラーダイオード(LED)74の発光パターンとしてCPU80に送出する。その後、CPU461は、送出した発光パターンに従ってフルカラーダイオード(LED)74を駆動制御するようにCPU80に対して指示する。従って、大当たりが抽選されなかった場合には、フルカラーダイオード(LED)74が「発光パターンB」に対応する発光パターンデータに基づいて点灯駆動される確率は20%であり、「発光パターンC」に対応する発光パターンデータに基づいて点灯駆動される確率は80%である。
続いて、S55において、CPU461は、起動時又は先の大当たり遊技処理終了後からの変動図柄の変動回数、即ち始動口31Aへの入賞回数を表す図柄変動計数値をRAM463から読み出し、該図柄変動計数値に「1」加算後、再度RAM463に記憶する。
そして、S56において、CPU461は、選択した変動図柄の変動パターンに対応する変動時間をROM462から読み出して、変動図柄の変動時間を表す変動タイマとしてRAM463に記憶後、当該サブ処理を終了して、始動口入賞処理のサブ処理に戻る。
他方、S51で、液晶表示器19の変動図柄が変動中か、又は後述の大当たり遊技処理(図21参照)の実行中の場合には(S51:NO)、S57において、CPU461は、「保留処理」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して、始動口入賞処理のサブ処理に戻る。
この「保留処理」のサブ処理は、先ず、CPU461は、始動口31Aへの入賞時の第1保留カウンタ463Cのカウント値を表す代数W1をパラメータ記憶エリア463Kから読みだし、該代数W1が「4」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、この代数W1が「4」でない場合には、該代数W1に「1」加算して再度パラメータ記憶エリア463Kに記憶する。また各カウンタ463A、463E、463F、463G、463I、463Jの各カウント値を代数W1番目のカウント値としてパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。その後、当該サブ処理を終了して、始動口入賞処理のサブ処理に戻る。
一方、この代数W1が「4」の場合には、該代数W1を再度パラメータ記憶エリア463Kに記憶後、当該サブ処理を終了して、始動口入賞処理のサブ処理に戻る。
次に、「大当たり遊技処理」(S4)のサブ処理について図21に基づいて説明する。
図21に示すように、先ず、S61において、CPU461は、「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。この「大当たり」か否かの判定処理は、パラメータ記憶エリア463Kから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定し、一方、該大当たり代数Rが「1」の場合には、大当たりと判定する。そして、大当たりでないと判定した場合には(S61:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、大当たりであると判定した場合は(S61:YES)、S62において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Kからラウンド代数N(電源投入時に、ラウンド代数Nには「0」が代入されている。)を読み出し、このラウンド代数Nに「1」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
そして、S63において、CPU461は、「大入賞口開放処理」を実行すると共に、「大当たり遊技開始情報」を表示制御基板66のCPU661に送信する。これにより、表示制御基板66のCPU661は、この「大入賞口開放処理」に対応する演出表示処理の実行を開始する。
この「大入賞口開放処理」は、先ず、CPU461は、開閉ソレノイド39Aを駆動して大入賞口40を閉塞する開閉扉39を開放する。
そして、S64において、CPU461は、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即ち、不図示の大入賞口カウントスイッチにより検出された入賞個数が10個に達したか否か判定する。
また、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S64:NO)、S65において、大入賞口40を開放してから所定時間(本実施例の場合は、29.5秒である。)経過したか否か判定する。そして、大入賞口40を開放してから所定時間経過していない場合には(S65:NO)、再度、S63以降の処理を実行する。
一方、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達した場合(S64:YES)、若しくは大入賞口40を開放してから所定時間経過した場合には(S65:YES)、S66において、CPU461は、「大入賞口閉塞処理」を実行する。
この「大入賞口閉塞処理」は、先ず、CPU461は、開閉ソレノイドを駆動して、開閉扉39を閉じて大入賞口40を閉塞する。そして、該大入賞口40を閉塞した旨を通知する閉塞信号をCPU661に対して送信する。
続いて、S67において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Kからラウンド代数Nを読み出し、このラウンド代数Nに「1」加算して、再度パラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
その後、S68において、CPU461は、大入賞口40の開放中に該大入賞口40内に設けられる図示しないVゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口40の開放中に不図示のVスイッチから入賞球の検出信号が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、大入賞口40の開放中に該Vスイッチから入賞検出信号が入力されている場合には(S68:YES)、S69において、大入賞口40を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施例の場合には、「16回」である。)に達したか否か判定する判定処理を実行する。この判定処理は、パラメータ記憶エリア463Kからラウンド代数Nを読み出し、該ラウンド代数Nの数値が「16」以上になった場合に、この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高継続回数に達したと判定する。
この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S69:NO)、大入賞口40を閉塞してから所定時間(本実施例では、約2秒である。)経過後、再度、S63以降の処理を実行する。
また、大入賞口40の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されていない場合(S68:NO)、若しくは、この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S69:YES)、CPU461は、当該大当たり遊技の終了を知らせる大当たり遊技終了情報をCPU661に対して送信後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、表示制御基板66のCPU661は、この「大入賞口開放処理」に対応する演出表示処理を終了する。
ここで、CPU461、ROM462、RAM463は、遊技制御手段を構成する。また、大当たり遊技処理(S61:YES〜S69)は、特別遊技状態に相当する。また、電源ユニット57は、電源供給手段として機能する。また、駆動モータ82は、回転駆動手段として機能する。また、始動口スイッチ31Bは、検出手段として機能する。また、フルカラーダイオード(LED)74は、発光手段として機能する。また、CPU80、ROM80A、RAM80Bは、発光制御手段として機能する。また、ROM80Aは、記憶手段として機能する。また、各発光パターンA、B、Cは、予告発光パターンを構成する。また、電流検出回路88は、電力供給検出手段として機能する。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、回転役物31の回転基板76上に配置されるワンチップ・マイコン(CPU)80は、主基板46のCPU461から指示された「大当たり」の発生を予告する各発光パターンA〜Cに対応する発光パターンデータに基づいてフルカラーダイオード74を駆動制御するため、遊技者は始動口31Aへの入賞後、回転役物31の発光パターンによって「大当たり」の発生を予測することが可能となり、この回転役物31の発光パターンに対する遊技者の興味を強く引きつけることができ、遊技の興趣をより増大させることができる。
また、フルカラーダイオード74が各発光パターンA〜Cに対応する発光パターンデータ等に基づいて発光している時に、回転基板76への電力供給が一時的に停止しても、電源バックアップ回路78によってフルカラーダイオード74を所定時間駆動可能に電力が供給されるため、各発光パターンA〜Cに対応する発光パターンデータ等に基づいて確実に発光させることができ、遊技者が確実に回転役物31の発光パターンを確認することが可能となり、遊技中の重要な情報を見落とす事を防止でき、遊技の興趣を増大させることができる。
更に、主基板46のCPU461は、電流検出回路88を介して回転役物31への電力の供給が停止したことを検出した場合には、ホールコンピュータに故障信号を送出するため、パチンコホール側で回転役物31の故障等を迅速に検出することができ、該回転役物31の修理・点検を迅速に行うことが可能となる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域に配設される回転役物の回転案内部材が原点位置に位置する状態を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域に配設される回転役物の回転案内部材が原点位置に位置する状態を示す側面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域に配設される回転役物の回転案内部材が原点位置に位置する状態を示す断面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域に配設される回転役物の回転案内部材と駆動モータを示す斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域に配設される回転役物の回転案内部材が原点位置から約180度回転した状態を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板及び回転役物等への電源供給状態を模式的に示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMの大当たり発光パターンテーブル記憶エリアに格納される大当たり発光パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMのハズレ発光パターンテーブル記憶エリアに格納されるハズレ発光パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する始動口入賞処理等の遊技制御処理のメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「入力処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「始動口入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「始動口入賞中処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「始動口入賞終了処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「始動口入賞開始処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「大当たり遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機
2 遊技盤
18 特別図柄表示装置
19 液晶表示器
31 回転役物
31A 始動口
31B 始動口スイッチ
39 開閉扉
40 大入賞口
41 特別入賞装置
46 主基板
57 電源ユニット
71 回転案内部材
71A 凹部
72 装飾部材
74 フルカラーダイオード
76 回転基板
77 案内通路部
78 電源バックアップ回路
80 ワンチップ・マイコン(CPU)
82 駆動モータ
87 電源回路部
88 電流検出回路
461 CPU
462 ROM
463 RAM

Claims (3)

  1. 遊技領域に配設されて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、始動口と、通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口を有する特別入賞装置と、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、を備え、通常遊技状態において前記始動口への入賞情報に基づいて前記変動図柄が変動後所定の態様で停止した場合には、前記大入賞口が所定回数開放可能となる特別遊技状態が発生するパチンコ機において、
    前記始動口を有する回転役物と、
    前記回転役物への電力を供給する電源供給手段と、
    を備え、
    前記回転役物は、前記始動口に入賞した遊技球を受けて保持すると共に、回転可能に設けられる回転案内部材と、
    前記回転案内部材の前面部の周囲を覆うように設けられる装飾部材と、
    前記回転案内部材を所定回転速度で回転駆動する回転駆動手段と、
    前記回転案内部材の回転によって案内された遊技球を裏側方向に排出する案内通路部と、
    前記案内通路部に入った遊技球を検出する検出手段と、
    前記回転案内部材と一体的に設けられる回転基板と、
    前記回転基板上に配置される発光手段と、
    前記回転基板上に配置されて前記発光手段を駆動制御する発光制御手段と、
    前記回転基板上に配置されて前記電源供給手段からの電力の供給が停止した場合に、前記発光手段を所定時間駆動可能に電力を供給する電源バックアップ回路と、
    を有し、
    前記検出手段は、遊技球を検出した場合に前記始動口への入賞情報を前記遊技制御手段に送出し、
    前記遊技制御手段は、前記始動口への入賞情報に基づいて複数種類の発光パターンから一の発光パターンを所定確率で選択して前記発光制御手段に指示し、
    前記発光制御手段は、前記複数種類の発光パターンのそれぞれに対応する発光パターンデータを予め記憶する記憶手段を有して、前記遊技制御手段から指示される発光パターンに対応する発光パターンデータに基づいて前記発光手段を駆動制御することを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記複数種類の発光パターンは、前記特別遊技状態が発生する期待度を報知する複数種類の予告発光パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記電源供給手段の電力の供給を検出する電力供給検出手段を備え、
    前記遊技制御手段は、電力供給検出手段を介して前記回転役物への電力の供給が停止したことを検出した場合には、ホールコンピュータに故障信号を送出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機。
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