JP2006128823A - 符号化装置、復号装置及び映像伝送システム - Google Patents

符号化装置、復号装置及び映像伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】復号側で符号化装置への映像入力信号の切り替え時期を検出させるようにする。
【解決手段】本発明の復号装置は、符号化装置が符号化した符号化映像信号を復号する復号装置において、復号クロック信号を生成する復号クロック信号生成手段と、符号化映像信号に含まれている単位時間当たりの増分が一定の復号タイミング情報を取り込み、復号クロック信号のカウントを開始し、復号クロック信号のカウント値と復号タイミング情報とに基づいて、符号化クロック信号に同期するように制御する同期同調手段と、復号タイミング情報の差分と復号クロック信号のカウント値の差分とから求めた符号化映像信号の周波数変化に基づいて、符号化装置に入力した映像信号に基づく映像の切り替わりを検出する映像切替検出手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、符号化装置、復号装置及び映像伝送システムに関し、例えば、少なくとも映像を伝送するシステムにおける復号装置及び符号化装置に適用し得る。
一般的な従来の映像符号化装置又は映像復号装置における基本的な処理は、例えば特許文献1に開示されている。以下では、映像符号化装置及び映像復号装置における基本動作について説明する。
従来、符号化装置(映像送信側)は、入力された映像信号から抽出した同期信号に同期したシステムクロック(以下、ENC_CLK)を生成し、このENC_CLKに基づいて符号化処理を行なう。また、符号化装置は、ENC_CLKをカウントするカウンタ(以下、ENC_STCカウンタ:システムタイムクロックカウンタ)を具備する。
一方、復号装置(映像受信側)は、ENC_CLKに同期したシステムクロック(以下、DEC_CLK)及びこれをカウントするカウンタ(以下、DEC_STCカウンタ)を具備する。
符号化装置は、復号装置がDEC_CLK及びDEC_STCを再生するための情報(以下、PCR:プログラムクロックリファレンス)を、復号装置に送る。そして、復号装置は、符号化装置からのPCRをDEC_STCに取り込み(ロード)、またPCRとDEC_STCとを比較しその差に基づいて周波数を制御し、DEC_CLK(=ENC_CLK)を再生する。
符号化装置は、符号化後のデータの1フレーム(符号化の1単位)毎にタイムスタンプ(以下、PTS:プレゼンテーションタイムスタンプ)を付与する。PTSは、ENC_STCを元に計算され毎回1フレーム時間増加する値であり、復号装置が該当するフレームを復号処理するタイミングを示すものである。そして、復号装置は、1フレーム毎にPTSとDEC_STCとを比較し、符号化装置により指定されたタイミング(PTS)にて復号処理を実施する。
以上のようにして、復号装置は、システムクロックの再生及び復号処理のタイミングを取得して復号処理を実行している。
特開平08−242444号公報
上述したように、復号装置は、DEC_CLK、DEC_STC及びPTSを基本にして復号処理を実行するが、符号化装置に入力する映像入力信号の切り替えを検出することができない。
そのため、符号化装置に入力される映像入力信号の切り替え時期を検出することができる復号装置が求められている。また、復号装置側で映像入力信号の切り替え時期を検出できるようにする符号化装置が求められている。また、これら符号化装置及び復号装置を備える映像伝送システムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の符号化装置は、入力した映像信号を符号化し、復号側での復号タイミングを示す復号タイミング情報を付与した符号化映像信号を送出する符号化装置において、映像信号に含まれる同期信号に基づいて符号化クロック信号を生成する符号化クロック信号生成手段と、符号化クロック信号をカウントし、単位時間当たりの増分が一定となるカウント値を出力するカウンタ手段と、カウンタ手段が出力したカウント値を復号タイミング情報として符号化映像信号に付与する復号タイミング情報付与手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明の復号装置は、符号化装置が符号化した符号化映像信号を復号する復号装置において、復号クロック信号を生成する復号クロック信号生成手段と、符号化映像信号に含まれている単位時間当たりの増分が一定の復号タイミング情報を取り込み、復号クロック信号のカウントを開始し、復号クロック信号のカウント値と復号タイミング情報とに基づいて、符号化クロック信号に同期するように制御する同期同調手段と、復号タイミング情報の差分と復号クロック信号のカウント値の差分とから求めた符号化映像信号の周波数変化に基づいて、符号化装置に入力した映像信号に基づく映像の切り替わりを検出する映像切替検出手段とを備えることを特徴とする。
第3の本発明の映像伝送システムは、入力した映像信号を符号化して符号化映像信号を送出する符号化装置と、符号化装置から与えられた符号化映像信号を復号する復号装置とを備える映像伝送システムにおいて、符号化装置が、第1の本発明の符号化装置に対応し、復号装置が、第2の本発明の復号装置に対応することを特徴とする。
本発明の符号化装置、復号装置及び映像伝送システムによれば、復号側で、符号化装置に入力される映像入力信号の切り替え時期を検出させることができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の符号化装置、復号装置及び映像伝送システムの第1の実施形態について図面を参照して説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る符号化装置の内部構成を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態に係る復号装置の内部構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る符号化装置10Aは、符号化部11、同期信号抽出部12、PLL13、発振器14、ENC_STCカウンタ15、内部同期信号生成部16を少なくとも備える。
また、図2において、本実施形態の復号装置20Aは、復号部21、PCR抽出部22、DEC_STCカウンタ23、PLL24、発振器25、周波数偏差判定部26を少なくとも備える。
符号化部11は、映像入力信号を取り込み、同期信号抽出部12により抽出された同期信号に基づいて1フレーム毎に符号化処理を行ない、符号化された映像信号(符号化データ)を出力するものである。ここで、符号化データは、各フレーム毎にPTSが付与されている。このPTSは、符号化部11により同期信号で保持したENC_STCを元にして算出されるものであり、フレーム周期ごとに一定に増加する値である。また、符号化部11は、ENC_STCカウンタ15からENC_STCを一定周期毎に受け取り、そのENC_STCに基づいてPCRを算出し、その算出したPCRを一定周期で出力するものである。ここで、PCRは、単位時間当たりの増分が一定である値(カウント値)である。
同期信号抽出部12は、映像入力信号を受け取り、その映像入力信号に含まれている同期信号を抽出するものである。また、同期信号抽出部12は、抽出した同期信号を符号化部11及びPLL13に与えるものである。
PLL13は、同期信号抽出部12から同期信号を受け取り、また内部同期信号生成部16から内部同期信号を受け取り、映像入力信号の同期信号と内部同期信号との位相比較を行ない、その位相比較結果に基づいてENC_CLKの周波数を制御するものである。
発振器14は、PLL13の周波数制御により、周波数位相を調整したENC_CLKを符号化部11、ENC_STCカウンタ15及び内部同期信号生成部16に発振するものである。
内部同期信号生成部16は、発振器14からENC_CLKを受け取り、ENC_CLKに基づいて内部同期信号を生成するものである。また、内部同期信号生成部16は、生成した内部同期信号をPLL13に与えるものである。
ENC_STCカウンタ15は、発振器14からENC_CLKを受け取り、そのENC_CLKをカウントアップするカウンタである。そして、ENC_STC15は、そのカウンタ値をENC_STCとして符号化部11に与えるものである。
次に、図2の復号装置20Aの内部構成について説明する。
復号部21は、符号化データを受け取り、発振器25からのDEC_CLKを使用して復号処理を行ない、復号した映像信号を出力するものである。なお、復号部21は、DEC_STCカウンタ23からDEC_STCを受け取り、そのDEC_STCを基準として符号化データに含まれているPTSと比較し、そのPTSのタイミングで各フレーム毎の復号処理を行なうものである。
PCR抽出部22は、受信信号からPCRを抽出し、抽出したPCRをDEC_STCカウンタ23、周波数偏差判定部26及びPLL24に与えるものである。
周波数偏差判定部26は、PCR抽出部22からPCRを受け取り、またDEC_STCカウンタ23からDEC_STCを受け取り、PCRとDEC_STCとに基づいて周波数変化の度合いを算出し、その算出した周波数変化の度合い変化から符号化装置への映像入力信号の切り替わりを判定するものである。すなわち、符号化装置10aに入力する映像入力信号の切替時に映像入力信号の周波数が変化した場合、周波数偏差判定部26が周波数変化を検出したとき、映像入力信号の切り替わりと判断する。
DEC_CLKカウンタ23は、PCR抽出部22からPCRを取り込みにより、発振器25からのDEC_CLKをカウントアップするカウンタである。また、DEC_CLKカウンタ23は、カウントアップしたカウンタ値をDEC_STCとして符号部21、周波数偏差判定部26及びPLL24に与えるものである。
PLL24は、PCR抽出部22からPCRを受け取り、またDEC_STCカウンタ23からDEC_STCを受け取り、PCRとDEC_STCとを比較し、その差に基づいてDEC_CLKの周波数を制御するものである。
発振器25は、PLL24からの周波数制御を受けて、周波数位相を調整したDEC_CLKを復号部21及びDEC_STCカウンタ23に与えるものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態の符号化装置10A及び復号装置20Aの動作について説明する。
まず、符号化装置10Aの動作について説明する。まず、映像入力信号が符号化部11及び同期信号抽出部12に与えられる。
映像入力信号が同期信号抽出部12に与えられると、映像入力信号に含まれている同期信号が同期信号抽出部12により抽出されて、その同期信号が符号化部11及びPLL13に与えられる。
同期信号がPLL13に与えられると、PLL13が発振器14に周波数制御を行ない、発振器14がENC_CLKを内部同期信号生成部16に発振する。そして、内部同期信号生成部16は、内部同期信号をPLL13に与える。
そして、PLL13は、映像入力信号の同期信号と内部同期信号との周波数位相差により、ENC_CLKの周波数が、映像入力信号に同期した周波数(例えば、MPEG方式の場合、27MHz)となるように周波数制御を行なう。
これにより、映像入力信号に同期したENC_CLKが、発振器14から符号化部11及びENC_STCカウンタ15に与えられる。
ENC_CLKがENC_CLKカウンタ15に与えられると、ENC_STCカウンタ15は、ENC_CLKをカウントアップする。これにより、単位時間のENC_CLKの増分を一定とする関係を導き出すことができる。そして、ENC_STCカウンタ15は、そのカウンタ値(ENC_CLKのカウント値)をENC_STCとして符号化部11に与える。これにより、ENC_STCは単位時間当たりで一定の増分を示すものとすることができる。
一方、符号化部11では、映像入力信号が入力すると、同期信号抽出部12からの同期信号に基づいて各フレーム毎の符号化処理を行ない、発振器14からENC_CLKに同期した符号化データを生成し、その符号化データを出力する。
符号化部11は、ENC_STCカウンタ15から一定の時間間隔でENC_STCを受け取り、そのENC_STCを元にPTSを算出し、その算出したPTSを符号化データの各フレームに付与する。つまり、各フレーム周期で一定の増分を示すPTSを算出することができ、そのPTSを符号化データに付与することができる。
また、符号化部11は、ENC_STCカウンタ15からENC_STCを受け取ると、そのENC_STCをPCRとして出力する。
ここで、図3は、符号化部11が出力するPCRについてのカウンタ値と時間との間の変化関係を説明する説明図である。
図3に示すように、符号化部11から出力されるPCRは、ENC_STCカウンタ15によるENC_CLKのカウンタ値であり、単位時間毎でカウントアップするものであるから、時間とカウンタ値とが一定の割合で増加する関係になる。
次に、復号装置20aの動作について説明する。
まず、受信信号が復号部21及びPCR抽出部22に与えられる。受信信号がPCR抽出部22に与えられると、受信信号に含まれているPCRがPCR抽出部22に抽出され、その抽出されたPCRがDEC_STCカウンタ23にロードされ、またPCRがPLL24及び周波数偏差判定部26に与えられる。
PCRがDEC_STCカウンタ23にロードされると、DEC_STCがPLL24に与えられ、PLL24において、PCRとDEC_STCとの大きさを比較し、その比較結果に応じてDEC_CLKの周波数を制御する。これにより、発振器25は、PLL24により周波数制御されたDEC_CLKが発振される。
ここで、PLL24による周波数制御について、PCRとDEC_STCとの関係と、それに応じて制御する周波数の関係を示す図4を参照して、説明する。図4(A)は、PLL24が比較するPCRとDEC_STCとの関係である。図4(B)は、PLL24がDEC_CLKの周波数を制御する様子を示す。なお、実線がPCR及びENC_CLKであり、破線がDEC_STC及びDEC_CLKである。
図4(A)において、PCRは、上述したように一定時間で一定カウント値が増加していく関係にある。PLL24は、DEC_STCとPCRとを比較し、PCRがDEC_STCより大きいとき(PCR>DEC_STC)、DEC_CLKの周波数を早くするよう制御し、PCRがDEC_STCよりも小さいとき(PCR<DEC_STC)、DEC_CLKの周波数を遅くするよう制御する。
従って、図4(A)において、同一時刻でDEC_STCがPCRよりカウンタ値が大きいときは、図4(B)に示すように周波数を早くするように、PLL24は周波数制御し、カウンタ値が小さいときは周波数を遅くするように周波数制御していく。これにより、DEC_STCのカウンタ値が徐々にPCRのカウンタ値に収束していき、DEC_CLKの周波数制御値も徐々に一定値になっていく。
また、周波数偏差判定部26には、PCR抽出部22からPCRが与えられ、またDEC_STCカウンタ23からDEC_STCが与えられ、PCRとDEC_STCに基づいて周波数変化の度合いを算出する。
ここで周波数変化の度合いの算出について説明する。周波数偏差判定部26は、PCR受信毎に次のようにして周波数変化の度合いを算出する。
|{(今回PCR)−(前回PCR)}
−{(今回DEC_STC)−(前回DEC_STC)}|…(1)
つまり、周波数偏差判定部26は、PCRを受け取ると、今回のPCRと前回のPCRとの増分を求める。また、今回のDEC_STCと前回のDEC_STCとの増分を求める。そして、周波数偏差判定部26は、PCRの増分とDEC_STCの増分との減算結果の絶対値を求めて、周波数変化の度合いを算出する。
例えば、PCR間隔(PCRの受信タイミング)が100msecであり、上記式(1)による減算結果が5であるとき、約2ppmの変動があったことになる。
このように、周波数偏差判定部26が周波数変化の度合いを算出して、周波数変化を検出することにより、符号化装置への映像入力信号が切り替わったことを判定することができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、符号化装置がENC_CLKのカウンタ値に基づくPCRを送出し、復号装置がPCRと再生したDEC_STCとに基づいて周波数変化の度合いを検出することで、符号化装置への映像入力信号の切り替わりを判定することができる。
これにより、周波数が異なる映像入力信号に切り替わったタイミングを検出することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の符号化装置、復号装置及び映像伝送システムの第2の実施形態について図面を参照して説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図5は、第2の実施形態の符号化装置の内部構成を示すブロック図である。また、図6は、第2の実施形態の復号装置の内部構成を示すブロック図である。
図5において、符号化装置10Bは、符号化部11、同期信号抽出部12、PLL13、発振器14、ENC_STCカウンタ15、内部同期信号生成部16を少なくとも備える。
また、図6において、復号装置20Bは、復号部21、PCR抽出部22、DEC_STCカウンタ23、PLL24、発振器25、PTS抽出部27、位相差検出部28を少なくとも備える。
なお、図5及び図6において、第1の実施形態で説明した同一・対応する構成要件については、対応する符号を付して示す。また、第1の実施形態で説明した対応する構成要件の詳細な説明は省略する。
まず、符号化装置10Bの内部構成について説明する。符号化装置10Bは、第1の実施形態で説明した符号化装置10Aの内部構成に対応するので、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、復号装置20Bの内部構成について説明する。PCR抽出部22は、第1の実施形態と同様に、受信信号からPCRを抽出するものである。そして、PCR抽出部22は、抽出したPCRをDEC_STCカウンタ23及びPLL24に与えるものである。
PTS抽出部27は、符号化データに含まれている各フレーム毎のPTSを抽出し、その抽出したPTSを位相差検出部28に与えるものである。
位相差検出部28は、PTS抽出部27から各フレーム毎のPTSを受け取り、各PTSを受け取る毎のPTSの増分により位相差変化を判定するものである。
DEC_STCカウンタ23は、第1の実施形態と同様に、PCRをロードし、発振器25からのDEC_CLKをカウントアップするものである。そして、DEC_STCカウンタ23は、DEC_CLKのカウント値であるDEC_STCをPLL24に与えるものである。
PLL24及び発振器25は、第1の実施形態と同様なので詳細な説明は省略する。
(B−2)第2の実施形態の動作
まず、符号化装置10Bにおける動作について説明する。映像入力信号が同期信号抽出部に入力すると、映像入力信号に含まれている同期信号が、同期信号抽出部12により抽出される。
そして、第1の実施形態の説明と同様にして、内部同期信号生成部16により内部同期信号が生成されて、PLL13により映像入力信号の同期信号と内部同期信号とが比較されて周波数制御がなされて、発振器14から周波数制御されたENC_CLKが発振される。また、発振されたENC_CLKがENC_STCカウンタ15に与えられると、ENC_STCカウンタ15によりカウントアップされて、そのカウント値がENC_STCとして符号化部11に与えられる。
一定周期を持ったENC_STCが符号化部11に与えられると、符号化部11では、符号化データの1フレーム周期毎に、PTSを生成し、その生成したPTSを各フレームに付与する。これにより、符号化データの各フレームにPTSを付与することができる。
図7は、例えば、NTSC(National Television System Committee Standard)方式を採用した映像伝送システムに適用した場合のPTSのカウント値と時間との関係を示す。
NTSC方式を採用した場合の映像信号の1フレーム周期は約33msecと規定されているので、図7に示すように、PTSは、約33msecの間隔で符号化データに付与される。従って、PTSのカウント値と時間とは一定の割合で増加する関係にある。
しかし、符号化装置10Bに入力される映像入力信号が、位相差の異なる映像入力信号に切り替わったとき、PTSの出力タイミングとその増分が約33msecでなくなる。このPTSの変化を検知することで、位相差が異なる映像入力信号への切り替え時期を検知できる。
次に、復号装置20Bの動作について説明する。なお、第1の実施形態で説明した基本的な動作の説明は省略する。
受信信号が復号装置20Bに与えられると、符号化データの各フレーム毎に含まれているPTSが、PTS抽出部27により抽出される。
PTS抽出部27によりPTSが抽出されると、その抽出されたPTSが位相検出部28に与えられる。
位相検出部28では、PTSの受信毎に、次のような方法によって、映像信号の位相差変化の度合い算出し、その算出結果に基づいて位相差変化を検出する。
|(今回のPTS)−(前回のPTS)| …(2)
例えば、上述したNTSC方式を採用した映像伝送システムに適用した場合、1フレーム周期(約33msec)でのPTSのカウント値の増分が1500としたとき、上記式(2)の算出結果が750であれば、その算出結果に応じた時間は約16.5msecであるから、今回受信したPTSは、位相差0.5フレーム分だけ位相差が生じたことを、位相差検出部28は検出できる。
これにより、符号化装置10Bに入力する映像入力信号が切り替わったことを判定することができる。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、各フレーム毎に挿入されるPTSのカウンタ値の時間的な変化に基づいて、映像入力信号の位相差変化の度合いを検出することで、符号化装置への映像入力信号の切り替わりを判定することができる。
これにより、位相が異なる映像入力信号に切り替わったタイミングを検出することができる。
(C)他の実施形態
(C−1)上述した第1及び第2の実施形態では、PCRとPTSを用いる映像符号化装置及び映像復号装置に適用した例を説明したが、PCRとPTSに順ずる情報を伝送すれば、符号化又は復号しない(非圧縮)映像伝送装置にも適用可能である。
(C−2)上述した第1及び第2の実施形態では、映像伝送システムにおける復号装置に適用した場合について説明したが、少なくとも映像信号を復号することができれば、例えば、映像と音声とを対応付けて伝送する映像・音声伝送システムの復号装置にも適用可能である。
第1の実施形態の符号化装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の復号装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のPCRの時間的なカウント値の変化を示す図である。 第1の実施形態のPCRの時間的なカウント値の変化を示す図である。 第2の実施形態の符号化装置の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の復号装置の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態のPTSの時間的なカウント値の変化を示す図である。
符号の説明
10A、10B…符号化装置、11…符号化部、12…同期信号抽出部、
13…PLL、14…発振部、15…ENC_STCカウンタ、
16…内部同期信号生成部、20A、20B…復号装置、21…復号部、
22…PCR抽出部、23…DEC_STCカウンタ、24…PLL、
25…発振器、26…周波数偏差判定部、27…PTS抽出部、
28…位相差検出部。

Claims (5)

  1. 入力した映像信号を符号化し、復号側での復号タイミングを示す復号タイミング情報を付与した符号化映像信号を送出する符号化装置において、
    上記映像信号に含まれる同期信号に基づいて符号化クロック信号を生成する符号化クロック信号生成手段と、
    上記符号化クロック信号をカウントし、単位時間当たりの増分が一定となるカウント値を出力するカウンタ手段と、
    上記カウンタ手段が出力したカウント値を上記復号タイミング情報として上記符号化映像信号に付与する復号タイミング情報付与手段と
    を備えることを特徴とする符号化装置。
  2. 上記復号タイミング情報に基づいて上記符号化映像信号を構成する各フレーム間隔毎に付与する時間基準情報を生成し、その時間基準情報を上記符号化映像信号の各フレームに付与する時間基準情報付与手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 符号化装置が符号化した符号化映像信号を復号する復号装置において、
    復号クロック信号を生成する復号クロック信号生成手段と、
    上記符号化映像信号に含まれている単位時間当たりの増分が一定の復号タイミング情報を取り込み、上記復号クロック信号のカウントを開始し、上記復号クロック信号のカウント値と上記復号タイミング情報とに基づいて、符号化クロック信号に同期するように制御する同期同調手段と、
    上記復号タイミング情報の差分と上記復号クロック信号のカウント値の差分とから求めた上記符号化映像信号の周波数変化に基づいて、上記符号化装置に入力した映像信号に基づく映像の切り替わりを検出する映像切替検出手段と
    を備えることを特徴とする復号装置。
  4. 符号化装置が符号化した符号化映像信号を復号する復号装置において、
    上記符号化映像信号を構成する各フレーム間隔毎に一定に増加する時間基準情報を抽出する時間基準情報抽出手段と、
    上記時間基準情報抽出手段が抽出した上記時間基準情報を受け取り、前後する時間基準情報の差分から求めた上記符号化映像信号の位相差変化に基づいて、上記符号化装置に入力した映像信号に基づく映像の切り替わりを検出する映像切替検出手段と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の復号装置。
  5. 入力した映像信号を符号化して符号化映像信号を送出する符号化装置と、上記符号化装置から与えられた上記符号化映像信号を復号する復号装置とを備える映像伝送システムにおいて、
    上記符号化装置が、請求項1又は2に記載の符号化装置に対応し、上記復号装置が、請求項3又は4に記載の復号装置に対応することを特徴とする映像伝送システム。

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