JP5632711B2 - 送信装置、受信装置及び伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、映像信号等を符号化し、IPパケットに格納して伝送するシステムにおいて、受信装置におけるデコーダのクロックを、送信装置におけるエンコーダのクロックに同期させるクロックリカバリに関するものである。
従来、デジタル放送で放送されるデジタルコンテンツを伝送するために、符号化及び復号を行う伝送システムの構築が進められている。このデジタル放送の伝送システムでは、送信装置が、映像信号等をMPEG−2(Moving Picture Experts Group−phase 2)等の技術により圧縮符号化し、受信装置が、その圧縮符号化データを復号しモニタに出力する。これにより、視聴者は、映像及び音声を視聴することができる。
しかしながら、この伝送システムにおいて、送信装置において符号化を行うエンコーダのクロックと、受信装置において復号を行うデコーダのクロックとが同期していない場合には、受信装置においてバッファアンダーフローまたはバッファオーバーフローが起こり、映像等のスキップまたはリピートが発生してしまう。そこで、各放送チャンネルのクロックに対する同期は、視聴者が映像または音声を高品質に視聴するための重要な要素になっており、様々な対策が講じられている。
例えば、MPEG−2 SystemsにおけるTS(Transport Stream:トランスポートストリーム)では、受信装置におけるデコーダのクロックを、送信装置におけるエンコーダのクロックに同期させるクロックリカバリのために、PCR(Program Clock Reference:プログラム時刻基準値)が用いられている(非特許文献1を参照)。具体的には、送信装置は、送信側の27MHzのクロックによるカウンタ値に基づいて、PCRを一定間隔で生成し、TSパケットに格納して受信装置へ送信する。受信装置は、送信装置からPCRを含むTSパケットを受信し、PCRに基づいて、受信側のクロックを送信側のクロックに同期させる。
ITU−T Rec.H.222.0|ISO/IEC 13818−1,2000,"Information Technology − Generic coding of moving pictures and associated audio information:Systems."
このように、MPEG−2 TSでは、クロックリカバリを行うために、エンコーダのクロックを周期的にサンプルし、サンプルした値を含むTSパケットを伝送する。この場合、TSパケットは、伝送間隔が変動しないようにする必要がある。これは、PCRが、27MHzのクロックによるカウンタ値に基づいて生成されるため、送信装置によりPCRが生成されるタイミングと、受信装置によりPCRを用いてクロックの同期処理が行われるタイミングとを同じにする必要があるからである。
しかしながら、IPパケットを送受信するIP網のように、パケット間隔が不定であって、伝送遅延変動が発生する伝送環境においては、送信装置から受信装置へ伝送されるIPパケットの間隔を一定に保つことができない。このため、このような伝送環境では、PCRを用いてクロックリカバリを行うことが困難であった。また、MPEG−2 TSでは、100ミリ秒以下の間隔でPCRを生成して伝送することから、オーバーヘッドが発生していた。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、パケット間隔が不定で、伝送遅延変動が発生する伝送環境においても、クロックリカバリを確実に実現可能な送信装置、受信装置及び伝送システムを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、送信側の発振器のクロックにより生成したカウンタ値に基づいて時刻情報を生成し、前記時刻情報をパケットに格納して送信する送信装置と、前記パケットを受信し、前記パケットに含まれる時刻情報に基づいて、受信側の発振器のクロックを前記送信側の発振器のクロックに同期させる受信装置と、により構成される伝送システムにおける前記送信装置であって、所定のクロックによりカウンタ値を生成する発振器と、当該送信装置及び前記受信装置が共通に参照可能な参照時刻情報を生成する参照時刻生成部と、前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて時刻情報を生成し、前記時刻情報、及び前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記受信側の発振器のクロックの周波数を補正して前記受信側の発振器のクロックを当該送信側の前記発振器のクロックに同期させるための前記時刻情報及び参照時刻情報を含むパケットを送信するパケット生成送信部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の送信装置において、さらに、所定の信号を入力し、前記信号を符号化し、所定単位のアクセスユニットとして出力するエンコーダを備え、前記パケット生成送信部が、前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて、前記エンコーダにより出力されたアクセスユニットの復号時刻を示す時刻情報を生成する、ことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の送信装置において、前記パケット生成送信部が、前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて、前記エンコーダから入力した現時点におけるアクセスユニットの復号時刻と、前記エンコーダから入力した直前の時点におけるアクセスユニットの復号時刻との間の差分を時刻情報として生成する、ことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2または3に記載の送信装置において、前記パケット生成送信部が、前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントである場合、前記時刻情報及び前記参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントでない場合、前記時刻情報をパケットに格納する、ことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2または3に記載の送信装置において、前記パケット生成送信部が、前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントである場合、その数をカウントし、前記カウンタ値が所定間隔の値のときに、前記時刻情報及び前記参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記カウンタ値が前記所定間隔の値でないときに、前記時刻情報をパケットに格納し、前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントでない場合、前記時刻情報をパケットに格納する、ことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4または5に記載の送信装置において、前記パケット生成送信部が、前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて第1の時刻情報を生成し、前記カウンタ値に基づいて前記第1の時刻情報よりも精度の低い第2の時刻情報を生成し、前記第1の時刻情報及び前記参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記第2の時刻情報をパケットに格納する、ことを特徴とする。
さらに、請求項7の発明は、請求項1から6までのいずれか一項に記載の送信装置により送信されたパケットを受信する受信装置であって、所定のクロックによりカウンタ値を生成する発振器と、前記送信装置及び当該受信装置が共通に参照可能な参照時刻情報を生成する参照時刻生成部と、前記パケットから時刻情報及び参照時刻情報を取り出し、前記取り出した時刻情報、前記取り出した参照時刻情報、前記発振器により生成されたカウンタ値、及び前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報に基づいて、前記送信装置の発振器により生成されるカウンタ値に同期する参照カウンタ値を算出する参照カウンタ値算出部と、を備え、前記参照カウンタ値算出部が、現時点のパケットから取り出した参照時刻情報と直前のパケットから取り出した参照時刻情報との間の時刻差、前記現時点にて前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報と前記直前の時点にて前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報との間の時刻差、前記現時点のパケットから取り出した時刻情報と前記直前のパケットから取り出した時刻情報との間の時刻差、及び前記直前の時点にて算出した参照カウンタ値に基づいて、前記現時点の参照カウンタ値を算出し、前記発振器が、前記生成するカウンタ値と、前記参照カウンタ値算出部により算出された参照カウンタ値とが一致するように、前記クロックの周波数を補正する、ことを特徴とする。
さらに、請求項8の発明は、請求項1に記載の送信装置と請求項7に記載の受信装置とにより構成される伝送システムにある
以上のように、本発明によれば、映像信号等の時刻と、送信装置及び受信装置が共通に参照可能な時刻とを対にして同一のパケットに格納し、送受信するようにした。これにより、パケット間隔が不定で、伝送遅延変動が発生する伝送環境においても、クロックリカバリを確実に実現することができる。また、クロックリカバリのために、PCRのような特別なサンプル値を生成して送受信する必要がないから、クロックリカバリのためのオーバーヘッドを抑えることができる。さらに、映像信号等の時刻と、送信装置及び受信装置が共通に参照可能な時刻とを対にして同一のパケットに格納するときのみ、高精度の時刻を映像信号等の時刻に設定することにより、クロックリカバリのための情報量を抑え、クロックリカバリのためのオーバーヘッドを抑えることができる。
本発明の実施形態による送信装置及び受信装置を含む伝送システムの概略構成を示す全体図である。 本発明の実施形態による送信装置の構成を示すブロック図である。 MU(Media Unit:メディアユニット)生成部の処理を示すフローチャートである。 MUの構成を説明する図である。 カウンタ値の差分が設定されるDTS及びCTSの例を説明する図である。 本発明の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 MU復元部の処理を示すフローチャートである。 参照カウンタ値算出部の処理を示すフローチャートである。 参照カウンタ値算出部の処理を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔伝送システム〕
まず、本発明の実施形態による送信装置及び受信装置を含む伝送システムについて説明する。図1は、伝送システムの概略構成を示す全体図である。この伝送システムは、送信装置1、受信装置2及び放送ネットワーク/通信回線3を備えて構成される。放送ネットワーク/通信回線3は、放送ネットワークまたはインターネット等の通信回線の伝送路である。放送ネットワーク/通信回線3が放送ネットワークの伝送路である場合、送信装置1から送信されたIPパケットを含む放送波は、放送ネットワークの伝送路を介して受信装置2へ送信される。また、放送ネットワーク/通信回線3が通信回線の伝送路である場合、送信装置1及び受信装置2は、インターネット等の通信回線の伝送路を介して接続され、送信装置1から送信されたIPパケットは、通信回線の伝送路を介して受信装置2へ送信される。
送信装置1は、映像信号、音声信号等の非圧縮信号を入力し、エンコーダにて、H.264/MPEG−4 AVC等の映像符号化方式またはMPEG−4 HE−AAC等の音声符号化方式を用いて符号データを生成する。また、送信装置1は、エンコーダにて、発信器(CLKe)のクロックによるカウンタ値に基づいて、受信装置2において符号データを復号する時刻(DTS:Decoding Time Stamp:復号時刻)及び復号した信号を出力/提示して表示する時刻(CTS:Composition Time Stamp:合成時刻)を生成し、符号データにDTS及びCTSを付加する。そして、送信装置1は、DTS及びCTSが付加された符号データをIPパケットに格納し、放送ネットワーク/通信回線3を介して受信装置2へ送信する。
送信装置1は、DTS及びCTSの基準となる、発振器のエンコーダクロックに基づいて動作する。具体的には、発振器のクロックの周波数は27MHzであり、発振器は、1秒間に27,000,000だけ進む値をカウントし、カウンタ値をエンコーダへ出力する。エンコーダは、発振器からカウンタ値を入力し、このカウンタ値を90KHz(27MHzよりも精度の低い周波数)でサンプルした値、つまり、1秒間に90,000だけ進む値(1秒間に27,000,000だけ進む値よりも精度の低い値)に基づいて、DTS及びCTSを生成する。
本発明の実施形態では、送信装置1は、符号データにDTS及びCTSを付加する際に、送信装置1及び受信装置2において共通に参照可能な時刻、例えばUTC(Coordinated Universal Time:協定世界時、以下、UTC時刻という。)も付加し、DTS及びCTSに加えてUTC時刻が付加された符号データをIPパケットに収容し、受信装置2へ送信する。
尚、非圧縮信号が映像信号の場合、符号データの復号順序と出力/提示順序が異なることから、一般に、DTS及びCTSの両方が、映像信号の符号データに付加される。これに対し、非圧縮信号が音声信号の場合、符号データの復号順序と出力/提示順序が一致することから、CTSを省略し、DTSのみが音声信号の符号データに付加される。この場合、復号時刻が出力/提示時刻となる。
受信装置2は、放送ネットワーク/通信回線3を介してIPパケットを受信し、デコーダにて、IPパケットに格納された符号データを取り出し、発振器(CLKd)のクロックに基づいて時刻をカウントし、その時刻が、符号データに付加されたDTSのときに復号を行い、CTSのときに信号の出力/提示を行う。
発振器のクロックの周波数は27MHzであり、発振器は、1秒間に27,000,000だけ進む値をカウントし、カウンタ値をデコーダへ出力する。デコーダは、発振器からカウンタ値を入力し、このカウンタ値を90KHzでサンプルした値、つまり、1秒間に90,000だけ進む値に基づいて時刻をカウントし、DTS及びCTSのタイミングを判断して復号処理及び出力/提示処理を行う。
ここで、受信装置2において、受信したIPパケットのバッファアンダーフローまたはバッファオーバーフローの発生を抑え、復号及び出力/提示を長時間に渡り安定して行うためには、送信装置1に備えた発振器のクロックの周波数と、受信装置2に備えた発振器のクロックの周波数とを同じにする必要がある。つまり、両周波数を同一にするための制御が必要になり、この制御がクロックリカバリと呼ばれる。
本発明の実施形態では、受信装置2は、符号データに付加されたUTC時刻に基づいて、受信装置2に備えた発振器のクロックの周波数を、送信装置1に備えた発振器のクロックの周波数に一致させる。つまり、送信装置1及び受信装置2において参照可能なUTC時刻を用いて、クロックリカバリを実現する。
〔送信装置〕
次に、図1に示した送信装置1について説明する。図2は、送信装置1の構成を示すブロック図である。この送信装置1は、発振器10、システムタイム生成部(参照時刻生成部)11、エンコーダ12、MU生成部13、ATS(Advanced Transport Scheme)パケット生成部14及びIP/UDPパケット化部15を備えている。MU生成部13、ATSパケット生成部14及びIP/UDPパケット化部15は、パケット生成送信部を構成する。以下、非圧縮信号が映像信号の場合において、映像コンポーネントを処理する例を説明する。
発振器10は、27MHzのクロックを用いて、1秒間に27,000,000だけ進む値をカウントし、カウンタ値をMU生成部13に出力する。システムタイム生成部11は、送信装置1及び受信装置2において参照可能なUTC時刻を生成し、UTC時刻をMU生成部13に出力する。
エンコーダ12は、映像信号である非圧縮信号を入力し、符号化を行い、符号データのフレームまたはスライス等の符号化単位毎に、符号データからAU(Access Unit:アクセスユニット)を生成し、AUをMU生成部13に出力する。
MU生成部13は、エンコーダ12からAUを入力すると共に、発振器10からカウンタ値を入力し、システムタイム生成部11からUTC時刻を入力し、AUからMUを生成してATSパケット生成部14に出力する。MUは、1つのAUを単位としてAUが格納されたユニットである。具体的には、MU生成部13は、入力したカウンタ値に基づいて90KHzでサンプルした値を生成し、つまり、1秒間に90,000だけ進む値を生成する。そして、MU生成部13は、このカウンタ値に基づいてDTS及びCTSを生成し、AUにDTS及びCTSを付加してMUを生成し、さらに、AUがランダムアクセスポイントの場合、DTSを生成したときに入力したUTC時刻(DTSを指す瞬間のUTC時刻)を参照時刻(Reftime)に設定し、AUに参照時刻も付加してMUを生成する。尚、MU生成部13は、CTSを生成したときに入力したUTC時刻を参照時刻に設定するようにしてもよい。
ここで、ランダムアクセスポイントとは、復号を開始することができるAU、すなわち、それ以前のAUとの間で符号の相関がないAUをいう。映像信号のAUには、そのAUから復号を開始することができるAUと、復号を開始することができないAUとがある。ランダムアクセスポイントは、前者のAUであり、それより以前のAUを参照することなく独立して符号化されたAUである。H.264/AVCでは、ランダムアクセスポイントのAUとして、IDR(Instantaneous Decoding Refresh)フレームのAUが該当する。また、ランダムアクセスポイントでないAUとして、P(Prediction)フレーム及びB(Bi−prediction)フレームのAUが該当する。尚、音声信号のAUは、一般に、全てランダムアクセスポイントのAUである。
図3は、MU生成部13の処理を示すフローチャートである。MU生成部13は、エンコーダ12からAUを入力し(ステップS301)、発振器10から入力したカウンタ値に基づいてDTS及びCTSを生成する(ステップS302)。そして、MU生成部13は、DTS及びCTSをAUに付加する(ステップS303)。
MU生成部13は、入力したAUがI(Intra)フレーム(H.264/AVCの場合、IDRフレーム)であるか否かを判定する(ステップS304)。MU生成部13は、ステップS304において、AUがIフレームであると判定した場合(ステップS304:Y)、入力したAUはランダムアクセスポイントであるとして(ステップS305)、DTSを生成したときのUTC時刻を参照時刻に設定し、参照時刻をAUに付加する(ステップS306)。そして、MU生成部13は、DTS、CTS、参照時刻及びAUからなるMUを生成し(ステップS307)、MUをATSパケット生成部14に出力する(ステップS310)。
一方、MU生成部13は、ステップS304において、AUがIフレームでないと判定した場合(ステップS304:N)、入力したAUはランダムアクセスポイントでないと判断する(ステップS308)。そして、MU生成部13は、DTS、CTS及びAUからなるMUを生成し(ステップS309)、MUをATSパケット生成部14に出力する(ステップS310)。
尚、送信装置1が入力する非圧縮信号が音声信号の場合、全てのAUはIフレームである。そこで、MU生成部13は、入力したAUをカウントし、そのカウンタ値が所定間隔の値のときに(例えば、AUを30回入力する毎に)、DTSを生成したときのUTC時刻を参照時刻に設定し、参照時刻をAUに付加する。また、MU生成部13は、そのカウンタ値が所定間隔の値でないときには、参照時刻をAUに付加しない。
図4は、MU生成部13により生成されるMUの構成を説明する図である。図4に示すように、MU生成部13において2種類のMUが生成される。第1のMUは、DTS、CTS、Reftime(すなわち参照時刻)及びAUにより構成され、第2のMUは、DTS、CTS及びAUにより構成される。第1のMUは、ランダムアクセスポイントのAUのときに生成されるユニットであり、第2のMUは、ランダムアクセスポイントでないAUのときに生成されるユニットである。つまり、図4の左から1番目のMUでは、AU1がランダムアクセスポイントであるため、DTS1、CTS1、Reftime1が付加されている。2〜4番目のMUでは、AUがランダムアクセスポイントでないため、Reftimeが付加されず、DTS及びCTSのみが付加されている。また、5番目のMUでは、AU2がランダムアクセスポイントであるため、DTS2、CTS2、Reftime2が付加されている。
尚、MU生成部13は、参照時刻であるReftimeとして、システムタイム生成部11からのUTC時刻を設定するようにしたが、必ずしもUTC時刻である必要はない。例えば、MU生成部13は、GPS(Global Positioning System)から時刻を取得し、このGPSによる時刻を参照時刻に設定するようにしてもよい。要するに、MU生成部13は、送信装置1及び受信装置2のいずれもが共通に参照でき、それぞれのシステムタイムを校正できる時刻を参照時刻に設定すればよい。
(DTS)
図2に戻って、前述のとおり、MU生成部13は、27MHzのクロックにて生成されたカウンタ値を発振器10から入力し、このカウンタ値に基づいて90KHzでサンプルした値のカウンタ値を生成する。そして、MU生成部13は、例えば、前回入力したAU(直前のAU)のタイミングにおけるカウンタ値と、今回入力したAU(現時点のAU)のタイミングにおけるカウンタ値との間の差分値を算出し、この差分値を、現時点のAUに対するDTSに設定する。このようにして、DTSが生成される。
図5は、カウンタ値の差分が設定されるDTS及びCTSの例を説明する図である。図5に示すように、DTSは、直前のAUにおける復号時刻に対する、現時点のAUにおける復号時刻の差分をカウンタ値で記載したデータである。CTSは、現時点のAUにおけるDTSに対し、どれだけの時間を空けるかをカウンタ値で記載したデータである。DTSに設定された2,698は、90,000×30/1001にて表される。これは、1秒間に29.97フレームが表示される画像の場合の例を示している。受信装置2において、復号処理は、AU1→AU2→AU3→AU4の順番に行われるが、出力/提示処理は、AU1→AU3→AU4→AU2の順番に行われる。
尚、MU生成部13は、カウンタ値におけるAU毎の差分値をDTSに設定するようにしたが、差分値ではなくカウンタ値そのものをDTSに設定するようにしてもよい。
図2に戻って、ATSパケット生成部14は、MU生成部13からMUを入力し、放送ネットワーク/通信回線3における伝送路のMTU(Maximum Transmission Unit)の大きさに収まるように、MUをATSパケットに分割し、ATSパケットをIP/UDPパケット化部15に出力する。例えば、ATSパケット生成部14は、放送ネットワーク/通信回線3が高度BSデジタル放送の伝送路の場合、4KB程度の大きさになるように、MUをATSパケットに分割し、放送ネットワーク/通信回線3がインターネットの伝送路の場合、1.5KB以下の大きさになるように、MUをATSパケットに分割する。
IP/UDPパケット化部15は、ATSパケット生成部14からATSパケットを入力し、ATSパケットにIP/UDPヘッダを付加してIPパケットを生成する。そして、IP/UDPパケット化部15は、放送ネットワーク/通信回線3が放送ネットワークの伝送路の場合、IPパケットを含む放送波を生成し、受信装置2へ送信する。また、IP/UDPパケット化部15は、放送ネットワーク/通信回線3がインターネットの伝送路の場合、生成したIPパケットを、IPのプロトコルにより放送ネットワーク/通信回線3を介して受信装置2へ送信する。
以上のように、本発明の実施形態による送信装置1によれば、MU生成部13が、発振器10から入力したカウンタ値に基づいて90KHzでサンプルした値を生成し、このカウンタ値に基づいてDTS及びCTSを生成し、AUにDTS及びCTSを付加してMUを生成し、また、AUがランダムアクセスポイントの場合、DTSを生成したときにシステムタイム生成部11から入力したUTC時刻を参照時刻に設定し、AUにDTS、CTS及び参照時刻を付加してMUを生成するようにした。そして、IP/UDPパケット化部15が、MUが分割されたATSパケットをIPパケットに格納し、放送ネットワーク/通信回線3を介して受信装置2へ送信するようにした。
これにより、受信装置2は、IPパケットを受信し、IPパケットからDTS及び参照時刻を取り出し、DTS及び参照時刻、並びに受信側の発振器により生成されるカウンタ値及び受信側にて生成されるUTC時刻に基づいて、受信側の発振器により生成されるカウンタ値を補正することができる。つまり、受信装置2の発振器におけるクロックを送信装置1の発振器10におけるクロックに同期させることができる。したがって、IP網のように、パケット間隔が不定で、伝送遅延変動が発生する伝送環境においても、クロックリカバリを確実に実現することが可能となる。また、送信装置1は、クロックリカバリのために、PCRのような特別なサンプル値を生成して受信装置2へ送信する必要がないから、クロックリカバリのためのオーバーヘッドを抑えることができる。
〔受信装置〕
次に、図1に示した受信装置2について説明する。図6は、受信装置2の構成を示すブロック図である。この受信装置2は、IP/UDPパケット受信部20、ATSパケット処理部21、MU復元部22、システムタイム生成部(参照時刻生成部)23、デコーダ24、参照カウンタ値算出部25及び発振器26を備えている。以下、送信装置1と同様に、非圧縮信号が映像信号の場合において、映像コンポーネントを処理する例を説明する。
受信装置2が放送ネットワーク/通信回線3を介してIPパケットを受信すると、IP/UDPパケット受信部20は、IPパケットを入力し、IPパケットからIP/UDPヘッダを取り除き、IPパケットからATSパケットを取り出す。そして、IP/UDPパケット受信部20は、ATSパケットをATSパケット処理部21に出力する。
ATSパケット処理部21は、IP/UDPパケット受信部20からATSパケットを入力し、ATSパケットを結合してMUに復元し、MUをMU復元部22に出力する。
MU復元部22は、ATSパケット処理部21からMUを入力し、MUからDTS、CTS、参照時刻及びAUを取り出し、または、MUからDTS、CTS及びAUを取り出し、AU、DTS及びCTSをデコーダ24に出力し、DTS及び参照時刻を参照カウンタ値算出部25に出力する。
図7は、MU復元部22の処理を示すフローチャートである。MU復元部22は、ATSパケット処理部21からMUを入力し(ステップS701)、MUに参照時刻が含まれているか否かを判定する(ステップS702)。MU復元部22は、ステップS702において、MUに参照時刻が含まれていると判定した場合(ステップS702:Y)、MUからDTS、CTS、参照時刻及びAUを取得する(ステップS703)。そして、MU復元部22は、DTS及び参照時刻を参照カウンタ値算出部25に出力し(ステップS704)、AU、DTS及びCTSをデコーダ24に出力する(ステップS705)。
一方、MU復元部22は、ステップS702において、MUに参照時刻が含まれていないと判定した場合(ステップS702:N)、MUからDTS、CTS及びAUを取得する(ステップS706)。そして、MU復元部22は、DTSを参照カウンタ値算出部25に出力し(ステップS707)、AU、DTS及びCTSをデコーダ24に出力する(ステップS708)。
図6に戻って、システムタイム生成部23は、送信装置1のシステムタイム生成部11と同等の機能を有し、送信装置1及び受信装置2において参照可能なUTC時刻を生成し、UTC時刻を参照カウンタ値算出部25に出力する。
デコーダ24は、MU復元部22からAU、DTS及びCTSを入力すると共に、発振器26からカウンタ値を入力し、入力したカウンタ値に基づいて90KHzでサンプルした値を生成し、つまり、1秒間に90,000だけ進むカウンタ値を生成する。そして、デコーダ24は、AU及びDTSを確認し、直前のAUを復号した後、生成したカウンタ値がDTSに示される量だけ進んだときに、現時点のAUの復号を開始する。また、デコーダ24は、復号処理を開始後、CTSに示された値だけカウンタ値が進んだときに、復号したAUを出力/提示する。尚、デコーダ24は、後述するように、DTSが差分値で示されておらず絶対値で示されている場合も、同様の処理を行う。また、デコーダ24は、DTSが27MHzのクロックにより生成されている場合、90KHzでサンプルした値を生成する必要はなく、発振器26から入力したカウンタ値(27MHzのクロックにより生成されたカウンタ値)をそのまま用いて、復号等を行う。
参照カウンタ値算出部25は、MU復元部22が参照時刻を含むMUを復元する処理を行ったときのDTS及び参照時刻をMU復元部22から入力し、MU復元部22が参照時刻を含まないMUを復元する処理を行ったときのDTSをMU復元部22から入力する。また、参照カウンタ値算出部25は、システムタイム生成部23からUTC時刻を入力し、発振器26からカウンタ値を入力する。そして、参照カウンタ値算出部25は、MU復元部22において参照時刻を含むMUの処理が行われる毎に、受信装置2の発振器26におけるクロックを送信装置1の発振器10におけるクロックに同期させるための参照カウンタ値(RefCount)を、以下の式(1)にて算出し、発振器26に出力する。
RefCount=((Systime2−Systime1)/(Reftime2−Reftime1))×ΔDTS+Count1
・・・(1)
ここで、Reftime2は、現時点のAUに付加された参照時刻、Reftime1は、直前のAUに付加された参照時刻である、また、ΔDTSは、現時点のAU(参照時刻が付加されたAU)の復号時刻と直前のAU(参照時刻が付加されたAU)との間の差、すなわち、DTSにAU間の差分値が設定されている場合、DTSの総和(直前のAU(参照時刻が付加されたAU)の次のAUから現時点のAU(参照時刻が付加されたAU)までの間において、AUに付加されたDTSの総和)である。また、Systime2は、現時点のAU(参照時刻が付加されたAU)の処理を行うタイミングにて入力したUTC時刻であり、Systime1は、直前のAU(参照時刻が付加されたAU)の処理を行ったタイミングにて入力したUTC時刻である。また、Count1は、直前のAU(参照時刻が付加されたAU)の処理を行ったタイミングにて入力したカウンタ値である。
図8は、参照カウンタ値算出部25の処理を示すフローチャートであり、図9は、その処理を説明する図である。現時点のAU2に、DTS2、CTS2及びReftime2(参照時刻2)が付加され、直前のAU1に、DTS1、CTS1及びReftime1(参照時刻1)が付加されているものとする。尚、AU2とAU1との間に、参照時刻が付与されていないAU(DTS及びCTSが付与されたAU)が存在する。
参照カウンタ値算出部25は、現時点のAUに付加されたDTS及び参照時刻を入力する(ステップS801)。そして、参照カウンタ値算出部25は、現時点のAUに付加された参照時刻を参照時刻2(Reftime2)に、直前のAUに付加された参照時刻を参照時刻1(Reftime1)に、現時点のAUの復号時刻と直前のAUの復号時刻との差をΔDTSに設定する(ステップS802)。すなわち、参照カウンタ値算出部25は、ΔDTSとして、DTSの総和(直前のAU(参照時刻が付加されたAU)の次のAUから現時点のAU(参照時刻が付加されたAU)までの間において、AUに付加されたDTSの総和)を設定する。
参照カウンタ値算出部25は、現時点のAUについて処理を行う際のUTC時刻をSystime2に設定し(ステップS803)、直前のAUについて処理を行った際のUTC時刻をSystime1に設定する(ステップS804)。そして、参照カウンタ値算出部25は、直前のAUについて処理を行った際の発振器26のカウンタ値をCount1に設定する(ステップS805)。
参照カウンタ値算出部25は、前記式(1)により、参照カウンタ値(RefCount)を算出し(ステップS806)、参照カウンタ値を発振器26に出力する(ステップS807)。参照カウンタ値算出部25により算出される参照カウンタ値は、図9において、現時点のAU2について処理を行う際の、発振器26が出力すべき真のカウンタ値、すなわち、受信装置2の発振器26におけるクロックを送信装置1の発振器10におけるクロックに同期させるためのカウンタ値を示している。つまり、参照カウンタ値は、送信装置1により生成されたIPパケットが放送ネットワーク/通信回線3を介して受信装置2へ送信された際の、IPパケットの間隔が不定となる遅延ジッタを吸収した値となる。
図6に戻って、発振器26は、PLL(Phase Locked Loop)回路27及びカウンタ28を備えている。カウンタ28は、PLL回路27から27MHzのクロックによるクロック信号を入力し、1秒間に27,000,000だけ進む値をカウントし、カウンタ値を、PLL回路27、デコーダ24及び参照カウンタ値算出部25に出力する。PLL回路27は、カウンタ28が出力したカウンタ値を入力すると共に、参照カウンタ値算出部25から参照カウンタ値を入力し、参照カウンタ値を基準値として用いることにより、両カウンタ値の差が0になるように、クロックの周波数をフィードバック制御して補正し、補正後のクロックによるクロック信号をカウンタ28に出力する。これにより、PLL回路27のクロックを送信装置1の発振器10におけるクロックに同期させることができる。つまり、発振器26は、PLL回路27のクロックを送信装置1の発振器10におけるクロックに同期させたときのカウンタ値を出力する。
具体的には、発振器26は、以下の(1)〜(3)の処理を行うことにより、発振器26のクロックの周波数を補正する。RefCountは参照時刻であり、現時点における真のカウンタ値である。Count2は、現時点におけるカウンタ値である。
(1)RefCount>Count2のとき、クロックの周波数を増す。
(2)RefCount<Count2のとき、クロックの周波数を減らす。
(3)RefCount=Count2のとき、クロックの周波数を維持する。
尚、PLL回路27の動作については既知であるから、ここでは説明を省略する。
以上のように、本発明の実施形態による受信装置2によれば、参照カウンタ値算出部25が、参照時刻を含むMUの処理が行われる毎に、そのMUに含まれるDTS及び参照時刻、参照時刻を含まないMUに含まれるDTS、発振器26から入力したカウンタ値及びシステムタイム生成部23から入力したUTC時刻に基づいて、前記式(1)を用いて、参照カウンタ値を算出するようにした。また、発振器26が、出力するカウンタ値と参照カウンタ値とが一致するようにフィードバック制御を行い、クロックの周波数を増減させるようにした。
これにより、参照時刻を含むMUを受信する毎に、受信装置2の発振器26におけるクロックを送信装置1の発振器10におけるクロックに同期させることができる。したがって、IP網のように、パケット間隔が不定で、伝送遅延変動が発生する伝送環境においても、クロックリカバリを確実に実現することが可能となる。また、送信装置1は、クロックリカバリのために、PCRのような特別なサンプル値を生成して受信装置2へ送信する必要がないから、クロックリカバリのためのオーバーヘッドを抑えることができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、前記実施形態では、送信装置1のMU生成部13は、27MHzのクロックにて生成されたカウンタ値を発振器10から入力し、このカウンタ値に基づいて90KHzのクロックによるカウンタ値を生成し、この90KHzのクロックによるカウンタ値におけるAU毎の差分値をDTSに設定するようにした。これに対し、MU生成部13は、以下の(1)〜(4)に示す値をDTSに設定するようにしてもよい。
(1)27MHzのクロックにより生成されたカウンタ値を、AU毎のDTSに設定する。
(2)27MHzのクロックにより生成されたカウンタ値におけるAU毎の差分値をDTSに設定する。
(3)ランダムアクセスポイントではないAUについては、90KHzのクロックにより生成されたカウンタ値をDTSに設定し、ランダムアクセスポイントのAUについては、27MHzのクロックにより生成されたカウンタ値をDTSに設定する。
(4)ランダムアクセスポイントではないAUについては、90KHzのクロックにより生成されたカウンタ値におけるAU毎の差分値をDTSに設定し、ランダムアクセスポイントのAUについては、27MHzのクロックにより生成されたカウンタ値をDTSに設定する。
これにより、ランダムアクセスポイントのDTSは、27MHzのクロックにより生成されたカウンタ値を用いて設定されるから、高精度の値になる。つまり、ランダムアクセスポイントのDTSは、90KHzのクロックにより生成されたカウンタ値を用いる場合に比べ、高精度な値が設定されるから、ランダムアクセスポイントを受信する毎に行うクロックリカバリについて、その精度を一層向上させることができる。また、前記(3)及び(4)において、DTS及びUTC時刻を同一のIPパケットに格納するときのみ、高精度のDTSを用いるようにしたから、前記(1)及び(2)に比べ、クロックリカバリのための情報量を抑え、クロックリカバリのためのオーバーヘッドを抑えることができる。
尚、本発明の実施形態による送信装置1及び受信装置2のハードウェア構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。送信装置1及び受信装置2は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びインターフェース等を備えたコンピュータによって構成される。送信装置1に備えたエンコーダ12、MU生成部13、ATSパケット生成部14及びIP/UDPパケット化部15の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、受信装置2に備えたIP/UDPパケット受信部20、ATSパケット処理部21、MU復元部22、デコーダ24及び参照カウンタ値算出部25は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
1 送信装置
2 受信装置
3 放送ネットワーク/通信回線
10,26 発振器
11,23 システムタイム生成部
12 エンコーダ
13 MU生成部
14 ATSパケット生成部
15 IP/UDPパケット化部
20 IP/UDPパケット受信部
21 ATSパケット処理部
22 MU復元部
24 デコーダ
25 参照カウンタ値算出部
27 PLL回路
28 カウンタ

Claims (8)

  1. 送信側の発振器のクロックにより生成したカウンタ値に基づいて時刻情報を生成し、前記時刻情報をパケットに格納して送信する送信装置と、前記パケットを受信し、前記パケットに含まれる時刻情報に基づいて、受信側の発振器のクロックを前記送信側の発振器のクロックに同期させる受信装置と、により構成される伝送システムにおける前記送信装置であって、
    所定のクロックによりカウンタ値を生成する発振器と、
    当該送信装置及び前記受信装置が共通に参照可能な参照時刻情報を生成する参照時刻生成部と、
    前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて時刻情報を生成し、前記時刻情報、及び前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記受信側の発振器のクロックの周波数を補正して前記受信側の発振器のクロックを当該送信側の前記発振器のクロックに同期させるための前記時刻情報及び参照時刻情報を含むパケットを送信するパケット生成送信部と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、
    さらに、所定の信号を入力し、前記信号を符号化し、所定単位のアクセスユニットとして出力するエンコーダを備え、
    前記パケット生成送信部は、
    前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて、前記エンコーダにより出力されたアクセスユニットの復号時刻を示す時刻情報を生成する、ことを特徴とする送信装置。
  3. 請求項2に記載の送信装置において、
    前記パケット生成送信部は、
    前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて、前記エンコーダから入力した現時点におけるアクセスユニットの復号時刻と、前記エンコーダから入力した直前の時点におけるアクセスユニットの復号時刻との間の差分を時刻情報として生成する、ことを特徴とする送信装置。
  4. 請求項2または3に記載の送信装置において、
    前記パケット生成送信部は、
    前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントである場合、前記時刻情報及び前記参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントでない場合、前記時刻情報をパケットに格納する、ことを特徴とする送信装置。
  5. 請求項2または3に記載の送信装置において、
    前記パケット生成送信部は、
    前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントである場合、その数をカウントし、前記カウンタ値が所定間隔の値のときに、前記時刻情報及び前記参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記カウンタ値が前記所定間隔の値でないときに、前記時刻情報をパケットに格納し、前記エンコーダから入力したアクセスユニットがランダムアクセスポイントでない場合、前記時刻情報をパケットに格納する、ことを特徴とする送信装置。
  6. 請求項4または5に記載の送信装置において、
    前記パケット生成送信部は、
    前記発振器により生成されたカウンタ値に基づいて第1の時刻情報を生成し、前記カウンタ値に基づいて前記第1の時刻情報よりも精度の低い第2の時刻情報を生成し、前記第1の時刻情報及び前記参照時刻情報を同一のパケットに格納し、前記第2の時刻情報をパケットに格納する、ことを特徴とする送信装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の送信装置により送信されたパケットを受信する受信装置であって、
    所定のクロックによりカウンタ値を生成する発振器と、
    前記送信装置及び当該受信装置が共通に参照可能な参照時刻情報を生成する参照時刻生成部と、
    前記パケットから時刻情報及び参照時刻情報を取り出し、前記取り出した時刻情報、前記取り出した参照時刻情報、前記発振器により生成されたカウンタ値、及び前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報に基づいて、前記送信装置の発振器により生成されるカウンタ値に同期する参照カウンタ値を算出する参照カウンタ値算出部と、を備え、
    前記参照カウンタ値算出部は、
    現時点のパケットから取り出した参照時刻情報と直前のパケットから取り出した参照時刻情報との間の時刻差、前記現時点にて前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報と前記直前の時点にて前記参照時刻生成部により生成された参照時刻情報との間の時刻差、前記現時点のパケットから取り出した時刻情報と前記直前のパケットから取り出した時刻情報との間の時刻差、及び前記直前の時点にて算出した参照カウンタ値に基づいて、前記現時点の参照カウンタ値を算出し、
    前記発振器は、
    前記生成するカウンタ値と、前記参照カウンタ値算出部により算出された参照カウンタ値とが一致するように、前記クロックの周波数を補正する、ことを特徴とする受信装置。
  8. 請求項1に記載の送信装置と請求項7に記載の受信装置とにより構成されることを特徴とする伝送システム。
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