JP2010219767A - 映像伝送装置及び映像伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッダの情報量を増やすことなく、RTPの伝送方式に準拠して絶対時刻を示す時刻情報を送信することができるようにする。
【解決手段】ビデオ符号化部12により生成された映像符号化データ51〜54のうち、1フレームの最後の映像符号化データ以外の映像符号化データ51〜53のRTPヘッダに対しては、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中で小時刻単位の時刻情報を挿入し、1フレームの最後の映像符号化データである映像符号化データ54のRTPヘッダに対しては、その時刻情報tの中で大時刻単位の時刻情報を挿入する。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力映像の1フレームを所定の符号化単位(例えば、スライス単位)で圧縮符号化して複数の映像符号化データを生成し、複数の映像符号化データをパケット化してネットワークに伝送する映像伝送装置と、その映像伝送装置を適用する映像伝送システムとに関するものである。
近年、ネットワークの高速化に伴って、ネットワークに対するデジタル映像の伝送要求が高まり、複数の伝送方式が提案されている。
圧縮映像ストリームをネットワークに伝送する伝送方式として、IETF(Internet Enginnering Task Force)のRFC(Request For Comment)で定められている伝送方式が有名である。
例えば、ITU−T H.264に準拠している映像ストリームをIP伝送するRTP(Real Time Transport Protocol)を規定しているRFC1889(非特許文献1)が存在する。
RTPでは、オーディオやビデオなどのリアルタイム性があるデータをネットワーク上で伝送するのに適している伝送プロトコルを定義している。
図6はRTPパケットのヘッダのデータフォーマットを示す説明図である。
図6において、“timestamp”は、RTPパケットのペイロード(RTPパケットで伝送しようとするデータ自体)の時刻情報を表現している。
MPEGやH264などのビデオ符号化データを伝送するRFCの場合、“timestamp”には、ペイロードを表示する時刻(90KHz単位の時間)を示す時刻情報を格納することになっている。
RTPパケットの受信側では、RTPパケットのヘッダに含まれている“timestamp”を参照することで、復号処理により得られる映像を正しい時刻で表示する。
したがって、映像伝送装置がRTPパケットを使用すれば、RTPパケットで伝送する映像データの表示時刻を90KHzの精度で表現することができる。
しかし、RTPパケットのヘッダに含まれている“timestamp”の初期値はランダム値が与えられるため、絶対時刻を表現することができない。
即ち、“timestamp”を用いれば、一つ前の映像フレームの表示時刻から、次の映像フレームの相対的な表示時間を90KHzの精度で表現することは可能であるが、映像フレームの表示時刻として、年月日時分秒を示す絶対時刻を表現することができない。
"RFC1889-RTP:A Transport Protocol for Real-Time Applications",[online],[平成21年2月17日検索],インターネット<http://www.faqs.org/rfcs/rfc1889.html>
従来の映像伝送装置は以上のように構成されているので、RTPパケットを使用すれば、RTPパケットで伝送する映像データの表示時刻を90KHzの精度で表現することができるが、絶対時刻を表現することができない。
このため、例えば、多数のカメラから送信されてくる映像を同時に表示して、映像監視を行うような場合には、厳密な意味で複数の映像の同期を取ることができない課題があった。
また、一つのカメラがマルチキャスト通信などを用いて、映像を多数の受信機に送信するような場合には、同一フレームに異なる時刻情報が関連付けられることになるため、不都合を生じる可能性がある課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ヘッダの情報量を増やすことなく、RTPの伝送方式に準拠して絶対時刻を示す時刻情報を送信することができる映像伝送装置及び映像伝送システムを得ることを目的とする。
この発明に係る映像伝送装置は、符号化手段により生成された複数の映像符号化データのうち、1フレームの最後の映像符号化データ以外の映像符号化データのヘッダに対しては、符号化手段により生成された時刻情報の中で小時刻単位の時刻情報を挿入し、1フレームの最後の映像符号化データのヘッダに対しては、その時刻情報の中で大時刻単位の時刻情報を挿入するようにしたものである。
この発明によれば、符号化手段により生成された複数の映像符号化データのうち、1フレームの最後の映像符号化データ以外の映像符号化データのヘッダに対しては、符号化手段により生成された時刻情報の中で小時刻単位の時刻情報を挿入し、1フレームの最後の映像符号化データのヘッダに対しては、その時刻情報の中で大時刻単位の時刻情報を挿入するように構成したので、ヘッダの情報量を増やすことなく、RTPの伝送方式に準拠して絶対時刻を示す時刻情報を送信することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による映像伝送システムを示す構成図である。 ビデオ符号化部12の符号化処理を示す説明図である。 パケット送出部13のパケット化処理を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による映像伝送システムを示す構成図である。 パケット送出部14のパケット化処理を示す説明図である。 RTPパケットのヘッダのデータフォーマットを示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による映像伝送システムを示す構成図である。
図1において、映像伝送装置1は映像の1フレームを入力する毎に、当該フレームを所定の符号化単位(例えば、スライス単位)で圧縮符号化して複数の映像符号化データを生成し、複数の映像符号化データをパケット化してネットワーク2に送信する処理を実施する。
ネットワーク2は映像伝送装置1と映像受信装置3を接続している伝送路であり、映像伝送装置1から送信された映像パケットを映像受信装置3まで伝送する。
映像受信装置3はネットワーク2によって伝送された映像パケットを受信すると、その映像パケットから複数の映像符号化データと時刻情報を分離して、複数の映像符号化データから映像を復号し、その時刻情報に対応するタイミングで映像を出力する処理を実施する。
映像伝送装置1のクロック生成部11はクロックを生成する処理を実施する。
ビデオ符号化部12はクロック生成部11により生成されたクロックを用いて、入力映像の1フレームを所定の符号化単位(例えば、MPEG系の符号化では、スライス単位)で圧縮符号化して、複数の映像符号化データを生成するとともに、その映像符号化データを表示する絶対時刻を示す時刻情報tを生成する処理を実施する。なお、ビデオ符号化部12は符号化手段を構成している。
パケット送出部13はビデオ符号化部12により生成された時刻情報tを含むヘッダを複数の映像符号化データに付加することで映像パケットを生成して、その映像パケットをネットワーク2に送信する処理を実施する。
即ち、パケット送出部13はビデオ符号化部12により生成された複数の映像符号化データのうち、1フレームの最後の映像符号化データ以外の映像符号化データのヘッダに対しては、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中で小時刻単位(例えば、ミリ秒単位)の時刻情報を挿入し、1フレームの最後の映像符号化データのヘッダに対しては、その時刻情報tの中で大時刻単位(例えば、秒単位)の時刻情報を挿入する処理を実施する。
なお、パケット送出部13は映像パケット送信手段を構成している。
映像受信装置3のクロック生成部31はクロックを生成する処理を実施する。
パケット受信部32は映像伝送装置1から送信された映像パケットを受信し、その映像パケットから複数の映像符号化データと時刻情報tを分離する処理を実施する。なお、パケット受信部32は映像パケット受信手段を構成している。
ビデオ復号部33はパケット受信部32により分離された複数の映像符号化データから映像を復号し、クロック生成部31により生成されたクロックを参照して、その時刻情報tに対応するタイミングで映像を出力する処理を実施する。なお、ビデオ復号部33は復号手段を構成している。
次に動作について説明する。
映像伝送装置1のクロック生成部11は、クロックを生成する処理を実施する。
ビデオ符号化部12は、映像の1フレームを入力すると、クロック生成部11により生成されたクロックを用いて、その1フレームを所定の符号化単位(例えば、MPEG系の符号化では、スライス単位)で圧縮符号化して、複数の映像符号化データを生成するとともに、その映像符号化データを表示する絶対時刻を示す時刻情報tを生成する。
ここで、図2はビデオ符号化部12の符号化処理を示す説明図である。
以下、図2を参照して、ビデオ符号化部12の符号化処理を具体的に説明する。
図2では、時刻t0,t1,t2、t3で映像フレームを入力する例を示している。
ビデオ符号化部12では、例えば、時刻t0のとき、1枚の映像フレーム50を入力すると、例えば、スライス単位で独立している圧縮符号化処理を実施することにより、1枚の映像フレーム50から複数の映像符号化データ51〜54を生成している。
ビデオ符号化部12は、複数の映像符号化データ51〜54を生成すると、クロック生成部11により生成されたクロックを参照して、映像符号化データ51〜54を表示する絶対時刻(年月日時分秒)を示す時刻情報tを生成するが、映像符号化データ51〜54は同一フレームの映像を構成するものであるため、映像符号化データ51〜54の表示時刻は同一時刻である。
パケット送出部13は、ビデオ符号化部12が映像符号化データ51〜54と、映像符号化データ51〜54を表示する絶対時刻を示す時刻情報tを生成すると、その時刻情報tを含むヘッダを映像符号化データ51〜54に付加することで映像パケットを生成し、その映像パケットをネットワーク2に送信する。
ここで、図3はパケット送出部13のパケット化処理を示す説明図である。
以下、図3を参照して、パケット送出部13のパケット化処理を具体的に説明する。
まず、映像符号化データ51〜54に付加するヘッダとして、図6のRTPヘッダを想定する。
RTPヘッダには、上記した“timestamp”を格納する32bitのデータフィールドが存在している。
また、RTPの場合、1フレームの最後の映像符号化データである映像符号化データ54のRTPヘッダ中のMビット(図6を参照)には“1”を格納し、最後の映像符号化データでない映像符号化データ51〜53のRTPヘッダ中のMビットには“0”を格納することが規定されている。
そこで、パケット送出部13は、映像符号化データ51〜53に付加するRTPヘッダ中のMビットに“0”を格納し、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中で小時刻単位(例えば、ミリ秒単位)の時刻情報、即ち、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中の下位32bitを上記RTPヘッダの“timestamp”のデータフィールドに格納することで、RTPヘッダ付の映像符号化データ55〜57を生成する。
また、パケット送出部13は、最後の映像符号化データである映像符号化データ54に付加するRTPヘッダ中のMビットに“1”を格納し、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中で大時刻単位(例えば、秒単位)の時刻情報、即ち、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中の下位32bitより上位のビット(例えば、時刻情報が64bitの情報であれば上位32bit、時刻情報が48bitの情報であれば上位16bit)を上記RTPヘッダの“timestamp”のデータフィールドに格納することで、RTPヘッダ付の映像符号化データ58を生成する。
なお、RTPヘッダにおける“timestamp”以外の情報は、RTPで定義されている情報と同じである(図6を参照)。
パケット送出部13は、上記のようにして、映像パケット(RTPヘッダ付の映像符号化データ55〜58)を生成し、その映像パケットをネットワーク2に送信する。
映像受信装置3のパケット受信部32は、映像伝送装置1から送信された映像パケットを受信すると、その映像パケットから映像符号化データ51〜54と時刻情報を含むRTPヘッダを分離する。
パケット受信部32は、RTPヘッダ中のMビットが“1”であれば、そのRTPヘッダの“timestamp”のデータフィールドに格納されているビットが、時刻情報tの上位ビットであり、RTPヘッダ中のMビットが“0”であれば、そのRTPヘッダの“timestamp”のデータフィールドに格納されているビットが、時刻情報tの下位ビットであると判断して、その上位ビットと下位ビットを合成することで時刻情報tを復元する。
t=上位ビット+下位ビット
パケット受信部32は、時刻情報tを復元すると、その時刻情報tと映像符号化データ51〜54をビデオ復号部33に出力する。
ビデオ復号部33は、パケット受信部32から時刻情報tと映像符号化データ51〜54を受けると、その映像符号化データ51〜54から映像を復号する。
ビデオ復号部33は、映像符号化データ51〜54から映像を復号すると、クロック生成部31により生成されたクロックを参照して、その時刻情報tに対応するタイミングで復号映像を出力することで、正しい時刻で復号映像を表示する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、ビデオ符号化部12により生成された映像符号化データ51〜54のうち、1フレームの最後の映像符号化データ以外の映像符号化データ51〜53のRTPヘッダに対しては、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中で小時刻単位の時刻情報を挿入し、1フレームの最後の映像符号化データである映像符号化データ54のRTPヘッダに対しては、その時刻情報tの中で大時刻単位の時刻情報を挿入するように構成したので、RTPヘッダの情報量を増やすことなく、RTPの伝送方式に準拠して絶対時刻を示す時刻情報を送信することができる効果を奏する。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による映像伝送システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
パケット送出部14はビデオ符号化部12により生成された時刻情報tを含むヘッダを複数の映像符号化データに付加することで映像パケットを生成して、その映像パケットをネットワーク2に送信する処理を実施する。
即ち、パケット送出部14はビデオ符号化部12により生成された時刻情報tのうち、小時刻単位(例えば、ミリ秒単位)の時刻情報については下位の時刻情報を削除して、複数の映像符号化データのヘッダに挿入し、大時刻単位の時刻情報については分割して、分割後の各時刻情報を別々の映像符号化データのヘッダに挿入する処理を実施する。
なお、パケット送出部14は映像パケット送信手段を構成している。
映像受信装置3のパケット受信部34は映像伝送装置1から送信された映像パケットを受信し、その映像パケットから複数の映像符号化データと時刻情報tを分離する処理を実施する。なお、パケット受信部34は映像パケット受信手段を構成している。
次に動作について説明する。
“timestamp”の最小単位が極めて小さく、映像受信装置3側の時刻情報として、誤差とみなされるような単位で表現されている場合、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tのうち、小時刻単位(例えば、ミリ秒単位)の時刻情報については下位の時刻情報を削除するようにしてもよい。
即ち、時刻情報tの最小単位がRTPで定義されているような90KHz単位の場合、時刻情報tの最小単位が極めて小さく、8bit長のデータでは、最大で256/90000秒の誤差(2msec程度の誤差)となる。
この程度の誤差は、映像のフレームレート(1/30秒)を考慮すると、概ね無視できる範囲である。このため、例えば、時刻情報tの下位8bitを削除しても、時刻情報の誤差による劣化が発生しない。
そこで、この実施の形態2では、時刻情報tの下位8bitを削除して伝送する形態について説明する。
映像伝送装置1のビデオ符号化部12は、上記実施の形態1と同様に、映像の1フレームを入力すると、クロック生成部11により生成されたクロックを用いて、その1フレームを所定の符号化単位(例えば、MPEG系の符号化では、スライス単位)で圧縮符号化して、映像符号化データ51〜54を生成するとともに、その映像符号化データ51〜54を表示する絶対時刻を示す時刻情報tを生成する。
パケット送出部14は、ビデオ符号化部12が映像符号化データ51〜54と、映像符号化データ51〜54を表示する絶対時刻を示す時刻情報tを生成すると、その時刻情報tを含むRTPヘッダを映像符号化データ51〜54に付加することで映像パケットを生成し、その映像パケットをネットワーク2に送信する。
ここで、図5はパケット送出部14のパケット化処理を示す説明図である。
以下、図5を参照して、パケット送出部14のパケット化処理を具体的に説明する。
この実施の形態2でも、映像符号化データ51〜54に付加するヘッダとして、図6のRTPヘッダを想定する。
まず、パケット送出部14は、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tから小時刻単位(例えば、ミリ秒単位)の時刻情報である下位32bitを抽出し、その時刻情報の下位8bitを削除する。
パケット送出部14は、下位8bitを削除することで残った24bitの時刻情報を映像符号化データ51〜54におけるRTPヘッダの“timestamp”のデータフィールド(図5では、「ts」と記述しているフィールド)に格納する。
次に、パケット送出部14は、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tの中の下位32bitより上位のビット(例えば、時刻情報が64bitの情報であれば上位32bit、時刻情報が48bitの情報であれば上位16bit)を4つに分割する。
例えば、上位ビットが32bitであれば、4つに分割することで、8bitの分割データn0,n1,n2,n3が生成される。
パケット送出部14は、8bitの分割データn0,n1,n2,n3を生成すると、図5に示すように、分割データn0,n1,n2,n3を映像符号化データ51〜54におけるRTPヘッダの“timestamp”の残りのデータフィールドに格納する。
RTPヘッダには、データパケットの連続性を確保するために、4ビットのシーケンス番号が挿入されており、そのシーケンス番号の値が最も小さいRTPヘッダには、分割データn0が格納され、次にシーケンス番号の値が小さいRTPヘッダには、分割データn1が格納される。また、次にシーケンス番号の値が小さいRTPヘッダには、分割データn2が格納され、シーケンス番号の値が最も大きいRTPヘッダには、分割データn3が格納される。
なお、RTPヘッダにおける“timestamp”以外の情報は、RTPで定義されている情報と同じである(図6を参照)。
パケット送出部14は、上記のようにして、時刻情報tに相当する時刻情報t’(下位8bitを削除している時刻情報)を含むRTPヘッダを映像符号化データ51〜54に付加することで映像パケット(RTPヘッダ付の映像符号化データ61〜64)を生成すると、その映像パケットをネットワーク2に送信する。
映像受信装置3のパケット受信部34は、映像伝送装置1から送信された映像パケットを受信すると、その映像パケットから映像符号化データ51〜54と時刻情報t’を含むRTPヘッダを分離する。
パケット受信部34は、映像符号化データ61〜64に付加されているRTPヘッダから“timestamp”のTSフィールドから24bitの時刻情報を取得するとともに、“timestamp”の残りのデータフィールドから分割データn0,n1,n2,n3を取得し、下位ビットである24bitの時刻情報と、分割データn0,n1,n2,n3とを合成することで、時刻情報tに相当する時刻情報t’を復元する。
t≒t’=n0+n1+n2+n3+下位24bit
パケット受信部34は、時刻情報t’を復元すると、その時刻情報t’と映像符号化データ51〜54をビデオ復号部33に出力する。
ビデオ復号部33は、パケット受信部34から時刻情報t’と映像符号化データ51〜54を受けると、上記実施の形態1と同様に、その映像符号化データ51〜54から映像を復号する。
ビデオ復号部33は、映像符号化データ51〜54から映像を復号すると、クロック生成部31により生成されたクロックを参照して、その時刻情報t’に対応するタイミングで復号映像を出力することで、正しい時刻で復号映像を表示する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、ビデオ符号化部12により生成された時刻情報tのうち、小時刻単位(例えば、ミリ秒単位)の時刻情報については下位の時刻情報を削除して、映像符号化データ51〜54のRTPヘッダに挿入し、大時刻単位の時刻情報については分割して、分割データn0,n1,n2,n3を映像符号化データ51〜54のRTPヘッダにそれぞれ挿入するように構成したので、上記実施の形態1と同様に、RTPヘッダの情報量を増やすことなく、RTPの伝送方式に準拠して絶対時刻を示す時刻情報を送信することができる効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、ビデオ符号化部12が映像符号化データ51〜54を表示する絶対時刻を示す時刻情報tを生成するものについて示したが、例えば、UNIX(商標登録:以下記載を省略する)やLinux(商標登録:以下記載を省略する)システムで簡単に取得可能な「1970年1月1日0時0分0秒」を基点とする時刻を示す時刻情報tを生成するようにしてもよい。
具体的には、ビデオ符号化部12が、例えば、時刻情報tの上位32bitを「1970年1月1日0時0分0秒」を基点とする時刻とし、時刻情報tの下位32bitをUNIXやLinuxシステムで簡単に取得可能な起動時からのミリ秒単位の時刻とする。
これにより、UNIXやLinuxシステムと整合性が高い時刻情報tを得ることができる効果を奏する。
実施の形態4.
上記実施の形態3では、ビデオ符号化部12が、時刻情報tの下位32bitをシステム起動後のミリ秒単位の時刻とするものについて示したが、時刻情報tの下位32bitの値が所定時間(例えば、1時間)分をカウントしたら、時刻情報tの下位32bitをゼロリセットするようにしてもよい。
これにより、時刻情報tの上位32bitで示される「年月日時分秒」との関連付けを容易に行うことができる。
1 映像伝送装置、2 ネットワーク、3 映像受信装置、11 クロック生成部、12 ビデオ符号化部(符号化手段)、13,14 パケット送出部(映像パケット送信手段)、31 クロック生成部、32,34 パケット受信部(映像パケット受信手段)、33 ビデオ復号部(復号手段)、50 映像フレーム、51〜54 映像符号化データ、55〜58 RTPヘッダ付の映像符号化データ、61〜64 RTPヘッダ付の映像符号化データ。

Claims (8)

  1. 入力映像の1フレームを所定の符号化単位で圧縮符号化して、複数の映像符号化データを生成するとともに、上記映像符号化データを表示する時刻を示す時刻情報を生成する符号化手段と、上記符号化手段により生成された時刻情報を含むヘッダを上記複数の映像符号化データに付加することで映像パケットを生成して、上記映像パケットを送信する映像パケット送信手段とを備えた映像伝送装置において、上記映像パケット送信手段は、上記符号化手段により生成された複数の映像符号化データのうち、1フレームの最後の映像符号化データ以外の映像符号化データのヘッダに対しては、上記符号化手段により生成された時刻情報の中で小時刻単位の時刻情報を挿入し、1フレームの最後の映像符号化データのヘッダに対しては、上記時刻情報の中で大時刻単位の時刻情報を挿入することを特徴とする映像伝送装置。
  2. 入力映像の1フレームを所定の符号化単位で圧縮符号化して、複数の映像符号化データを生成するとともに、上記映像符号化データを表示する時刻を示す時刻情報を生成する符号化手段と、上記符号化手段により生成された時刻情報を含むヘッダを上記複数の映像符号化データに付加することで映像パケットを生成して、上記映像パケットを送信する映像パケット送信手段とを備えた映像伝送装置において、上記映像パケット送信手段は、上記符号化手段により生成された時刻情報のうち、小時刻単位の時刻情報については下位の時刻情報を削除して、上記複数の映像符号化データのヘッダに挿入し、大時刻単位の時刻情報については分割して、分割後の各時刻情報を別々の映像符号化データのヘッダに挿入することを特徴とする映像伝送装置。
  3. 符号化手段は、映像符号化データを表示する時刻を示す時刻情報として、絶対時刻を示す時刻情報、あるいは、所定の時刻を基点とする時刻を示す時刻情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の映像伝送装置。
  4. 符号化手段は、所定の時刻を基点とする時刻を示す時刻情報を生成する場合、上記時刻情報の中で小時刻単位の時刻情報を一定時間毎にゼロリセットすることを特徴とする請求項3記載の映像伝送装置。
  5. 映像パケット送信手段により複数の映像符号化データに付加されるヘッダがRTPヘッダであり、上記RTPヘッダのタイムスタンプフィールドに異なる種類の時間情報が挿入されることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の映像伝送装置。
  6. 符号化手段により生成された時刻情報の中で、大時刻単位の時刻情報が秒単位の時刻情報であり、小時刻単位の時刻情報がミリ秒単位の時刻情報であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の映像伝送装置。
  7. 入力映像の1フレームを所定の符号化単位で圧縮符号化して、複数の映像符号化データを生成するとともに、上記映像符号化データを表示する時刻を示す時刻情報を生成する符号化手段、及び上記符号化手段により生成された時刻情報を含むヘッダを上記複数の映像符号化データに付加することで映像パケットを生成して、上記映像パケットを送信する映像パケット送信手段を有する映像伝送装置と、上記映像伝送装置から送信された映像パケットを受信し、上記映像パケットから複数の映像符号化データと時刻情報を分離する映像パケット受信手段、及び上記映像パケット受信手段により分離された複数の映像符号化データから映像を復号し、上記時刻情報に対応するタイミングで上記映像を出力する復号手段を有する映像受信装置とを備えた映像伝送システムにおいて、上記映像伝送装置の映像パケット送信手段は、上記符号化手段により生成された複数の映像符号化データのうち、1フレームの最後の映像符号化データ以外の映像符号化データのヘッダに対しては、上記符号化手段により生成された時刻情報の中で小時刻単位の時刻情報を挿入し、1フレームの最後の映像符号化データのヘッダに対しては、上記時刻情報の中で大時刻単位の時刻情報を挿入することを特徴とする映像伝送システム。
  8. 入力映像の1フレームを所定の符号化単位で圧縮符号化して、複数の映像符号化データを生成するとともに、上記映像符号化データを表示する時刻を示す時刻情報を生成する符号化手段、及び上記符号化手段により生成された時刻情報を含むヘッダを上記複数の映像符号化データに付加することで映像パケットを生成して、上記映像パケットを送信する映像パケット送信手段を有する映像伝送装置と、上記映像伝送装置から送信された映像パケットを受信し、上記映像パケットから複数の映像符号化データと時刻情報を分離する映像パケット受信手段、及び上記映像パケット受信手段により分離された複数の映像符号化データから映像を復号し、上記時刻情報に対応するタイミングで上記映像を出力する復号手段を有する映像受信装置とを備えた映像伝送システムにおいて、上記映像伝送装置の映像パケット送信手段は、上記符号化手段により生成された時刻情報のうち、小時刻単位の時刻情報については下位の時刻情報を削除して、上記複数の映像符号化データのヘッダに挿入し、大時刻単位の時刻情報については分割して、分割後の各時刻情報を別々の映像符号化データのヘッダに挿入することを特徴とする映像伝送システム。
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