JP4902104B2 - 画像符号化伝送装置 - Google Patents
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Description
また、画像符号化伝送装置に映像信号を供給する外部装置においては、モード選択信号や同期信号を生成する必要がある課題があった。
また、形式判別手段により判別された形式に対応する多重化方式を選択し、その多重化方式で符号化データを多重化するように構成したので、映像信号の他にモード選択信号や同期信号を入力することなく、その映像信号の形式に適する多重化方式を選択して符号化データを多重化することができる効果がある。
図1はこの発明の実施の形態1による画像符号化伝送装置を示す構成図であり、図において、映像入力端子1はHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号(映像信号)を入力する端子である。
映像受信部2は映像入力端子1から入力されたHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号を受信するレシーバーを搭載しており、そのデジタルシリアル信号に含まれている映像データと音声データを映像符号化部5に出力し、そのデジタルシリアル信号に含まれているクロックを映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に供給する。なお、言うまでもないが、映像受信部2が搭載しているレシーバーは、映像入力端子1から入力されたデジタルシリアル信号が、HDTVのデジタルシリアル信号であっても、SDTVのデジタルシリアル信号であっても対応可能なものである。映像受信部2は映像信号受信手段を構成している。
制御部4は形式判定部3により判別された形式に対応する符号化方式,多重化方式及び伝送方式を選択する選択手段を構成している。
映像符号化部5は制御部4により選択された符号化方式で、映像受信部2から出力された映像データと音声データを符号化して、その符号化データをシステム多重部6に出力する。なお、映像符号化部5は映像符号化手段を構成している。
出力端子8は伝送路変換部7から出力されたTSデータを外部出力する。
まず、外部装置からHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号が映像入力端子1に供給されると、映像受信部2が映像入力端子1から入力されたHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号を受信する。
映像受信部2は、そのHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号を形式判定部3に出力する一方、そのデジタルシリアル信号に含まれている映像データ及び音声データとクロックを分離し、その映像データ及び音声データを映像符号化部5に出力する。また、そのクロックを映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に供給する。
具体的には、形式判定部3は、映像受信部2から出力されたデジタルシリアル信号の周波数を検知し、その周波数が約1.5GHzであれば、そのデジタルシリアル信号の形式がHDTVであると認識し、その周波数が約270MHzであれば、そのデジタルシリアル信号の形式がSDTVであると認識する。
即ち、形式判定部3は、内部クロックを利用して、そのデジタルシリアル信号の1フレーム分のデータ数をカウントすることにより、1フレームの周波数を計測する。
通常は、形式判定部3により計測されるフィールド周波数である1フレームの周波数は、59Hz、または、60Hzとなる。
また、映像受信部2のレシーバーがデジタルシリアル信号に含まれている水平同期信号を形式判定部3に出力するようにすれば、形式判定部3が内部クロックを利用して、デジタルシリアル信号の1フレーム分のデータ数をカウントしなくても、その水平同期信号から1フレームの周波数を計測することができる。
具体的には、制御部4は、デジタルシリアル信号の形式がHDTVであって、フィールド周波数が59Hzであれば、符号化方式として、例えばMP@HLを選択し、かつ、1秒間のフレーム数を29.97枚として符号化処理を行うものとする。フィールド周波数が60Hzであれば、符号化方式として、例えばMP@HLを選択し、かつ、1秒間のフレーム数を30枚として符号化処理を行うものとする。
また、デジタルシリアル信号の形式がSDTVであって、フィールド周波数が59Hzであれば、符号化方式として、例えばMP@MLを選択し、かつ、1秒間のフレーム数を29.97枚として符号化処理を行うものとする。フィールド周波数が60Hzであれば、符号化方式として、例えばMP@MLを選択し、かつ、1秒間のフレーム数を30枚として符号化処理を行うものとする。
具体的には、制御部4は、そのデジタルシリアル信号の形式がHDTVであれば、多重化方式として、例えば、映像データの伝送レートを40MHzに設定し、音声データの伝送レートを1.5MHzに設定する。
また、そのデジタルシリアル信号の形式がSDTVであれば、多重化方式として、例えば、映像データの伝送レートを20MHzに設定し、音声データの伝送レートを512KHzに設定する。
具体的には、制御部4は、そのデジタルシリアル信号の形式がHDTVであれば、伝送方式として、例えば、伝送クロックを50MHzに設定し、そのデジタルシリアル信号の形式がSDTVであれば、伝送方式として、例えば、伝送クロックを25MHzに設定する。
即ち、映像符号化部5は、制御部4により選択された符号化方式で、映像受信部2から出力された映像データと音声データを符号化し、その符号化データをシステム多重部6に出力する。
即ち、システム多重部6は、制御部4により選択された多重化方式で、映像符号化部5から出力された符号化データをTS化(多重化)し、そのTSデータを伝送路変換部7に出力する。
即ち、伝送路変換部7は、制御部4により選択された伝送方式で、システム多重部6から出力されたTSデータを出力端子8に出力して、そのTSデータを外部出力する。
上記実施の形態1では、制御部4が形式判定部3により判別されたデジタルシリアル信号の形式に対応する符号化方式,多重化方式及び伝送方式を選択し、その選択結果を映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に通知するものについて示したが、そのデジタルシリアル信号の形式の切替直後は、映像受信部2の動作が安定しないため、切替直後においても、映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7の処理を継続すると、異常な画像を表すTSデータが出力端子8から出力されることがある。
制御部4は、その後所定時間が経過して、映像受信部2の動作が安定すると、映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7の処理を再開させるようにする。
この際、制御部4は、新たな形式に対応する符号化方式,多重化方式及び伝送方式を選択し、その符号化方式,多重化方式及び伝送方式を映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に通知する。
図2はこの発明の実施の形態3による画像符号化伝送装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
映像受信バッファ11は映像受信部2から出力された映像データと音声データを格納する。
制御部12は図1の制御部4と同様に、形式判定部3により判別された形式に対応する符号化方式,多重化方式及び伝送方式を選択する選択手段を構成している。また、制御部12は形式判定部3により判別された形式の切替りを検知すると、映像受信部2における映像受信バッファ11に対する映像データと音声データの格納処理を一時的に停止させたのち、その映像受信部2の格納処理を再開させる。
PLL回路24はSEL23から出力されたクロックに対する周波数の追従処理を実施して、そのクロックに同期しているクロックを生成し、そのクロックを映像受信バッファ11,映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に供給する。
まず、外部装置からHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号が映像入力端子1に供給されると、映像受信部2が上記実施の形態1と同様に、映像入力端子1から入力されたHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号を受信する。
映像受信部2は、そのHDTV又はSDTVのデジタルシリアル信号を形式判定部3に出力する一方、そのデジタルシリアル信号に含まれている映像データ及び音声データとクロックを分離し、その映像データ及び音声データを映像受信バッファ11に格納する。また、そのクロックをクロック生成部13に出力する。
制御部12は、形式判定部3がデジタルシリアル信号の形式とフィールド周波数を特定すると、上記実施の形態1の制御部4と同様にして、そのデジタルシリアル信号の形式とフィールド周波数に応じて符号化方式を選択する。また、そのデジタルシリアル信号の形式に応じて多重化方式と伝送方式を選択する。
即ち、映像符号化部5は、制御部12により選択された符号化方式で、映像受信バッファ11に格納されている映像データと音声データを符号化し、その符号化データをシステム多重部6に出力する。
即ち、システム多重部6は、制御部12により選択された多重化方式で、映像符号化部5から出力された符号化データをTS化して、そのTSデータを伝送路変換部7に出力する。
即ち、伝送路変換部7は、制御部4により選択された伝送方式で、システム多重部6から出力されたTSデータを出力端子8に出力して、そのTSデータを外部出力する。
そこで、この実施の形態3では、異常な画像を表すTSデータが出力端子8から出力されることを防止するため、形式が切替えられてから、映像受信部2の動作が安定化するまでの間、切替直前のTSデータを継続的に出力端子8から出力して、フリーズ画像が表示されるようにする。
また、制御部12は、形式が切替る前の選択結果を継続して映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に通知する。
システム多重部6は、形式が切替る前と同じ多重化方式で、映像符号化部5から出力された符号化データをTS化して、そのTSデータを伝送路変換部7に出力する。
伝送路変換部7は、形式が切替る前と同じ伝送方式で、システム多重部6から出力されたTSデータを出力端子8に出力して、そのTSデータを外部出力する。
これにより、クロック生成部13のPLL回路24は、形式が切替る前と同じ周波数のクロックに対する周波数の追従処理を実施して、そのクロックに同期しているクロックを生成し、そのクロックを映像受信バッファ11,映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に供給する。
これにより、クロック生成部13のPLL回路24からは、形式が切替り後の映像信号に同期したクロックが映像受信バッファ11,映像符号化部5,システム多重部6及び伝送路変換部7に供給されることになる。
Claims (3)
- 映像信号を受信し、その映像信号を受信バッファに格納する映像信号受信手段と、
上記映像信号受信手段により受信された映像信号を監視し、その映像信号の形式を判別する形式判別手段と、
上記形式判別手段により判別された形式に対応する符号化方式を選択するとともにその形式判別手段により判別された形式の切替りを検知すると、上記映像信号受信手段における上記受信バッファに対する映像信号の格納処理を一時的に停止させたのち、その映像信号受信手段の格納処理を再開させる選択手段と、
上記選択手段により選択された符号化方式で、上記受信バッファに格納されている映像信号を符号化する映像符号化手段と、
上記映像符号化手段により符号化された映像信号を多重化して伝送する伝送手段と、
上記映像信号に同期しているクロックを生成して、上記受信バッファ、上記映像符号化手段及び上記伝送手段にクロックを供給するとともに、上記形式判別手段が形式の切り替わりを検知すると、形式が切り替わる前に生成したクロックと同じ周波数のクロックを継続的に供給し、形式が切り替わってから上記映像信号受信手段の動作が安定するまでの所定時間経過後、形式が切り替わり後の映像信号に同期した周波数のクロックを供給するクロック生成手段と、
上記選択手段が上記形式判別手段により判別された形式に対応する多重化方式を選択し、上記伝送手段が上記選択手段により選択された多重化方式で映像信号を多重化することを特徴とする画像符号化伝送装置。 - 映像信号を受信し、その映像信号を受信バッファに格納する映像信号受信手段と、
上記映像信号受信手段により受信された映像信号を監視し、その映像信号の形式を判別する形式判別手段と、
上記形式判別手段により判別された形式に対応する符号化方式を選択するとともにその形式判別手段により判別された形式の切替りを検知すると、上記映像信号受信手段における上記受信バッファに対する映像信号の格納処理を一時的に停止させたのち、その映像信号受信手段の格納処理を再開させる選択手段と、
上記選択手段により選択された符号化方式で、上記受信バッファに格納されている映像信号を符号化する映像符号化手段と、
上記映像符号化手段により符号化された映像信号を多重化して伝送する伝送手段と、
上記映像信号に同期しているクロックを生成して、上記受信バッファ、上記映像符号化手段及び上記伝送手段にクロックを供給するとともに、上記形式判別手段が形式の切り替わりを検知すると、形式が切り替わる前に生成したクロックと同じ周波数のクロックを継続的に供給し、形式が切り替わってから上記映像信号受信手段の動作が安定するまでの所定時間経過後、形式が切り替わり後の映像信号に同期した周波数のクロックを供給するクロック生成手段と、
上記選択手段が上記形式判別手段により判別された形式に対応する伝送方式を選択し、上記伝送手段が上記選択手段により選択された伝送方式で映像信号を伝送することを特徴とする画像符号化伝送装置。 - 選択手段は、形式判別手段により判別された形式の切替りを検知すると、映像符号化手段及び伝送手段の処理を一時的に停止させたのち、その映像符号化手段及び伝送手段の処理を再開させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像符号化伝送装置。
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