JP2009055579A - 画像符号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力信号の切り替えに際しても常に正しく符号化処理が得られるようにした符号化装置を提供すること。
【解決手段】 セレクタ部1とSAV信号検出部20、メモリ部3、H.264コーデックブロック部4、レート制御部5、それにPLL回路6を備え、セレクタ部1から入力されてくるHD−SDI信号にH.264/AVC方式による画像圧縮処理を施し、DVB−ASI信号として生成する映像符号化装置において、SAV信号検出部20に、HD−SDI信号に含まれているSAV信号の検出周期を監視し、当該検出周期が変化したときSAV信号未検出フラグを発生する機能を持たせ、当該SAV信号未検出フラグが発生されたとき、論理和演算部7を介してメモリ部3とH.264コーデックブロック部4それにレート制御部5にリセットが掛けられるようにしたもの。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データの圧縮に使用する符号化装置に係り、特にブランキング期間と有効映像期間の間に識別情報が挿入されている映像信号をフレーム内符号化により画像圧縮する画像符号化装置に関する。
周知のように、画像データは一般に情報量が多く、特にHD−SDI規格による映像信号の場合はかなり膨大なデータ量になってしまう。
そこで、このような情報量が多いデータについては、データを圧縮して伝送する方法が従来から適用されており、この場合、伝送元では、データ圧縮用の符号化装置(エンコード装置)を用いてデータ圧縮し、伝送先ではデータ伸張用の復号化装置(デコード装置)を用いて元の画像データに復元している。
そこで、このときに使用される符号化装置の一例について、図2により説明する。
この図2の符号化装置は、特にブランキング領域に有効映像領域の終点と始点を表す識別情報がユニークワードとして挿入されている映像信号、例えば上記したHD−SDI規格の映像信号(以下、HD−SDI信号という)を、イントラ予測(フレーム内符号化)により画像圧縮する符号化装置、例えばH.264/AVC方式によりデータ圧縮する方式の符号化装置を示したものであるが、ここでは、更にセレクタ部1を備え、これにより複数系統、例えば3系統のHD−SDI信号の中から任意に選択したHD−SDI信号を対象としてエンコード処理が行えるようにした場合の一例である。
この場合、セレクタ部1は、複数本の信号入力ラインを備え、複数系統(この場合は3系統)のHD−SDI信号の中から1系統のHD−SDI信号を選択して取り出す。このときのセレクタ部1によるHD−SDI信号の選択切り替えの制御は、図示してないが、例えば上位にある放送プログラム編成システムなどからの指示によって行われ、選択されたHD−SDI信号がSAV信号検出部2に供給される。なお、ここで、SAVとは、いわゆるユニークワードの一種で、「start of Active Video」の略称である。
SAV信号検出部2は、セレクタ部1から入力されてくるHD−SDI信号を監視し、SAV信号によりHD−SDI信号のフレームを識別する。そして、メモリ部3は、このSAV信号に基づいて、HD−SDI信号の中からイントラ予測に必要なブロックの隣接画素を見い出して記憶し、この後、H.264コーデックブロック部4とレート制御部5が任意のタイミングで読出せるようにする。
そこで、H.264コーデックブロック部4は、順次、所定のタイミングでメモリ部3から必要なデータを読み出し、当該データにH.264/AVC方式による画像圧縮処理を施し、DVB−ASI信号として生成する。ここで、VB−ASIとは、「Digital
Video Broadcast-Asynchronous Serial Interface」の略称であり、こうしてH.264コーデックブロック部4から出力されたDVB−ASI信号は、例えば伝送系などに出力される。
このときレート制御部5は、H.264コーデックブロック部4を制御し、当該H.264コーデックブロック部4による画像圧縮効率を上げ、且つ一定の画質が確保されるようにする。
従って、これらメモリ部3とH.264コーデックブロック部4、それにレート制御部5により、映像信号をフレーム内符号化により画像圧縮する画像圧縮部が構成されていることになる。
ところで、このとき、メモリ部3とH.264コーデックブロック部4、それにレート制御部5はHD−SDI信号に同期して動作する必要があり、このため図示のように、これらには共通にシステムリセットが掛けられるようにしてあり、リセットした後、PLL回路6から各部に共通の基準クロックが与えられるようになっている。
そして、このPLL回路6は、SAV信号検出部2からSAV信号を入力し、これに同期して基準クロックを生成する。つまり、この図2に示した符号化装置では、HD−SDI信号に一定間隔で挿入されている識別情報、例えばSAV信号などのユニークワードから基準クロックを生成するようになっている。
このため、入力信号、つまりHD−SDI信号が、セレクタ部1により他のHD−SDI信号に切り替えられるなどのことにより、一時的に遮断されてしまった場合には、この後で入力されてくる信号のユニークワードが検出され、PLL回路6の位相同期が再度、完了し、基準クロックが新たなHD−SDI信号に同期して得られるようになった時点から信号処理が再開されることになっていた。
ここで、従来技術として本発明に関連するものとしては、時分割多重交換の複数のビット列からなるシステムにおいて、同期信号を基準にPLLの同期を図り、このとき各フレームにシステム同期信号を付加したり、各TSにシステム同期信号を付加したりするもの(例えば特許文献1参照)や、時分割双方向の伝送データ中の映像同期を示すコードによりPLLにリセットをかけるもの(例えば特許文献2参照)を挙げることができる。
特開平11−122253号公報 特開平7−322238号公報
しかし、H.264/AVC方式の符号化装置の場合、圧縮処理すべき未来の画素データをメモリ部に記憶させた過去の画素データに基づいて予測するという、いわゆるイントラ(Intra:フレーム内符号化)予測を行っているため、例えば4×4イントラ予測や8×8イントラ予測の場合、対象となるブロックに隣接する画素を用いて予測するので、映像が遮断された後、たとえ次に来るユニークワードを検出して再度信号処理を続けたとしても、この場合、メモリ部に記憶させた画素データと予測対象となるブロックに関連性が無いので、正しい予測を得ることはできない。
また、イントラ予測においては、複数ある予測モードのうち最も効率のよい予測モードを選択しており、この場合、SAD値を求める必要があるので、このためにはHD−SDI信号の第1フレームの先頭からのデータが必要であり、従って、フレームの途中のデータからSAD値を求めてもイントラ予測を正しく行うことはできない。ここで、SADとは「Sum of Absolute Difference」の略称である。
従って、従来技術では、入力信号の切り替えに際して符号化処理が正しく得られなくなってしまうという問題があった。
更に、従来技術では、符号化などの信号処理に伴う符号誤りについての配慮が特にされておらず、符号誤りの発生に際して復号エラーの虞があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、入力信号の切り替えに際しても常に正しく符号化処理が得られるようにした符号化装置を提供することにある。
上記目的は、ブランキング期間と有効映像期間の間に識別情報が挿入されている映像信号を少なくとも2系統入力する切替部と、当該切替部から出力される1系統の映像信号をフレーム内符号化により画像圧縮する画像圧縮部とを備えた画像符号化装置において、前記切替部から出力される映像信号を入力し、当該映像信号に含まれている識別情報の検出周期を監視し、当該検出周期が変化したときリセット信号を発生するリセット生成手段を設け、前記リセット信号により、少なくとも前記画像圧縮部がリセットされるようにして達成される。
このとき、更にローカルリセット制御部を設け、画像圧縮部による符号化処理にエラーが発生したとき、画像圧縮部のコーデック部をリセットさせ、画像圧縮部のトランスポート・ストリーム信号生成部の動作を一定の時間停止させるようにしても、上記目的が達成される。
本発明によれば、一定間隔で映像信号に挿入されている識別情報の周期が監視され、周期が変化した場合、入力信号と画像圧縮部の同期が外れたと判断し、画像圧縮動作がリセットされるので、以後、同期が取れた時点で初期状態から信号処理が再開されるようになり、従って、入力信号の切り替えに際しても、イントラ予測による符号化処理を常に正しく維持することができる。
以下、本発明に係る映像符号化装置について、図示の実施の形態により詳細に説明すると、ここで、まず、図1は、本発明の実施形態に係る映像符号化装置の一例を示したもので、この場合、セレクタ部1とメモリ部3、H.264コーデックブロック部4、レート制御部5、それにPLL回路6は、図2で説明した従来技術の場合と同じであり、従って、この図1の実施形態が、図2の従来技術と異なっている点は、従来技術におけるSAV信号検出部2に代えて、SAV信号検出部20が設けられ、その上で更に論理和演算部7が設けられている点にある。そこで、以下、これらSAV信号検出部20と論理和演算部7に重点をおいて、この実施形態について説明する。
まず、SAV信号検出部20は、基本的には、セレクタ部1から入力されてくるHD−SDI信号を監視し、当該HD−SDI信号からSAV信号を検出し、HD−SDI信号と共にメモリ部3に供給する働きをする。
従って、この点では従来技術におけるSAV信号検出部2と同じであるが、しかし、このSAV信号検出部20では、上記した基本的な働きに加え、更にセレクタ部1から入力されてくるHD−SDI信号を入力し、当該信号に含まれているSAV信号(識別情報)の検出周期を監視し、当該検出周期が変化したときリセット信号(SAV信号未検出フラグ)を発生するリセット生成手段としての働きをする点で、従来技術におけるSAV信号検出部2とは大きく異なっている。
次に、論理和演算部7は、システムリセットとSAV信号未検出フラグを入力し、これらの論理和を出力して、メモリ部3とH.264コーデックブロック部4、それにレート制御部5にリセットを掛ける働きをする。
そこで、上記したように、演算処理部でSAV信号未検出フラグが立つと、SAV信号検出部20から論理和演算部7にSAV信号未検出フラグが入力され、この結果、メモリ部3とH.264コーデックブロック部4、それにレート制御部5にリセットが掛けられることになり、システムリセットを掛けたときと同じく、ここで初期状態からエンコード動作が新たに開始されることになる。
次に、このときのSAV信号の検出について説明する。
まず、このため、SAV信号検出部20には、図示してないが、制御用の演算処理部として、所定のプログラムが格納されたCPUを備え、これにより、まず、セレクタ部1から入力されてくるHD−SDI信号を監視し、当該HD−SDI信号からSAV信号を検出し、HD−SDI信号と共にメモリ部3に供給する働きをする。なお、この点は、特に説明しなかったが、従来技術のSAV信号検出部2でも同じである。
ここで、図3は、このときのSAV信号検出部20の入力信号であるHD−SDI信号を模式的に表した図で、ここには、輝度信号Yに関して、有効映像領域と、Hカウント値「H CNT」で表されている画素番号(映像サンプル番号)、Vカウント値「V CNT」で表されているライン番号(走査線番号)、それにSAV信号とEAV信号が各フィールド毎に示されている。ここで、EAVとは「end of Active Video 」の略称であり、従って、このEAV信号も上記したユニークワードの一種である。
次に、図4は、有効映像領域を含む或る特定のデータ系列の詳細図で、図5は、図3と図4に斜線部分で示したSAV信号とEAV信号についてのビット割り当てを示した図であり、これの図から、SAV信号とEAV信号は、夫々10ビット、4ワード長で定義されており、そのうち最初の3ワードは固定値で、※1が付してあるワード番号4の中のビット番号8〜6が、図5に示すように、状況に応じて変化することが判る。
そこで、SAV信号検出部20の演算処理部は、入力したHD−SDI信号のライン番号1125において、画素番号2196から始まる4ワードのSAV信号を検出し、検出した時点でVカウンタとHカウンタを起動する。
そして、これらのカウンタ起動後、次のSAV信号が検出されるのを待ち、検出された時点で、そのときのHカウンタとVカウンタのカウント値を、予め設定してある期待カウント値と照合し、一致するか否かを調べる。
ここで、まず、一致した場合は、SAV信号の周期が変わらなかったことを意味するから、エンコード動作には同期が保たれているもの判断し、HカウンタとVカウンタをリセットし、このときSAV信号未検出フラグが出力されていたら、これもリセットする。
一方、一致せず、カウンタ値が期待カウント値と異なっていたときは、例えば入力したHD−SDI信号が遮断又は切り替えられため、SAV信号の周期が変わってしまったことを意味するから、エンコード動作との同期が外れたものと判断する。そして、この場合はSAV信号未検出フラグを立て、同じくHカウンタとVカウンタをリセットするのである。
具体的に説明すると、この実施形態においては、演算処理部が状態を遷移させてSAV信号の検出動作を行ない、SAV信号の周期が変わったか否かを判定するようになっている。すなわち、図6に示すように、動作開始(start)を「STATE 0」とし、SAV信号の検出状況に応じて「STATE 1」から「STATE 5」まで状態を遷移させてSAV信号の検出動作を行なうのである。
そして、まず、状態「STATE 1」では、第1フィールドのSAV信号が検出されるのを待つ。ここで第1フィールドのSAV信号は、図示のように、Yデータ系列のデータが「3FFh、000h、000h、x0x0xxxxxx」になったときであり、従って、このデータが検出されたとき、次の状態「STATE 2」に遷移することになる。
次に、状態「STATE 2」では、第2フィールドのSAV信号が検出されるのを待つ。このときの第2フィールドのSAV信号は、データが「3FFh、000h、000h、x1x0xxxxxx」になったときであるから、このとき次の状態「STATE 3」に遷移する。
そして、この後、再び第1フィールドのSAV信号が検出されたとき、すなわちデータが再び「3FFh、000h、000h、x0x0xxxxxx」になったとき、始めて状態「STATE 4」に遷移するのである。
ここで、最初から状態「STATE 3」に遷移して第1フィールドのSAV信号を検出するのではなく、わざわざ状態「STATE 1」と状態「STATE 2」に遷移しているのは、一旦、第2フィールドのSAV信号を検出することで、状態「STATE 3」では、次の第1フィールドのSAV信号として、必ず0番目(先頭)にあるSAV信号が検出できるようにするためである。
こうして第1フィールドの先頭にあるSAV信号が検出された結果、状態「STATE 4」に遷移したら、ここで上記したHカウンタとVカウンタを起動する。
そして、この状態「STATE 4」になった後、SAV信号が検出されるのを待ち、SAV信号が検出されたら、このときのHカウント値(Hカウンタのカウント値)とVカウント値(Vカウンタのカウント値)を取り込み、このときのSAV信号の内容と共に調べる。
ここで、まず、SAV信号が検出されたときのHカウント値が2196から2199の範囲になかったら、この場合はHD−SDI信号とエンコード動作の同期が外れているものと判断し、これをケース1とする。
ケース1 SAV信号= 3FFh、000h、000h、xxx0xxxxxx
Hカウント値≠ 2196〜2199
これは、図3から明らかなように、SAV信号は、本来、Hカウント値が2196から2199の範囲で現れるものなので、そうでなければ同期が外れていることを意味し、従って、ケース1の場合、直ちに同期外れとみなせるからである。
ところで、この実施形態では、SAV信号が検出されたときのHカウント値が2196から2199の範囲にあった場合、それだけで直ちに同期外れ無しとするのではなく、このときは更に次の判定処理を実行する。
まず、SAV信号の4ワード目のビット番号7のデータを調べる。そして、このデータが0、すなわちデジタルアクティブフィールド期間にあることを示しているときには、ここで、更にVカウント値を調べ、Vカウント値が20から559の範囲と583から1122の範囲の何れにもなかったら、一方ではデジタルアクティブフィールド期間にあるとし、他方では垂直ブランキング期間にあるとしていることになる。
従って、この場合もHD−SDI信号とエンコード動作の同期が外れていることを意味するから、これをケース2とするのである。
ケース2 SAV信号= 3FFh、000h、000h、xx00xxxxxx
Hカウント値= 2196〜2199
Vカウント値≠ 20〜559 or 583〜1112
こうして状態「STATE 4」において、ケース1とケース2の何れかの状態になったら、HD−SDI信号とエンコード動作の同期が外れているとみなして状態「STATE 5」に遷移する。そして、この状態「STATE 5」では、HカウンタとVカウンタをリセットし、SAV信号未検出フラグを立てた後、状態「STATE 0」に戻ることになる。
従って、この実施形態によれば、入力信号と画像圧縮部の同期が外れると、それが確実に検出されるので、以後、同期が取れた時点で初期状態から信号処理が再開でき、この結果、入力信号の切り替えに際しても、イントラ予測による符号化処理を常に正しく維持することができる。
また、入力信号との同期外れを検知する方法として、Vカウンタ値を用いる代わりに図4に示したライン番号データを用いてもよい。
ところで、本発明が対象としている画像符号化装置においては、符号化動作がエラーになると誤ったデータが生成され、データ伸張用の復号化装置では復号エラーになってしまう。そこで、このような場合は符号化処理にリセットをかけ、復号化装置にエラーの発生を通知する必要がある。
そこで、このようなエラーの発生にも配慮した画像符号化装置について、以下、本発明の他の実施形態として詳細に説明する。
図7は本発明の他の一実施形態に係る画像符号化装置で、図において、40はH.264コーデックブロック部であり、その他の構成は、図1の実施形態と同じである。なお、ここでは、セレクタ部1は省略してある。
ここで、まず、H.264コーデックブロック部40は、基本的には図1の実施形態におけるH.264コーデックブロック部4と同じで、このため符号化のためのH.264コーデック部41とTS信号生成部42が備えられているが、このときH.264コーデック部41からは、エンコード処理(符号化処理)が正常に行えなかったことをモニタ(監視)するフラグが、エンコードエラーフラグFとして出力されるようになってれている。
なお、ここで、TS信号とはトランスポート・ストリーム(Transport Stream)信号の略称である。
そして、このH.264コーデックブロック部40には、更にローカルリセット制御部43が設けられていて、これには、まず論理和演算部7から発生されるリセットRが入力され、次にSAV信号検出部20からはHカウンタとVカウンタのカウント値HC・VCが入力され、更にH.264コーデック部41からはエンコードエラーフラグFが入力されるようになっている。
そこで、ローカルリセット制御部43は、これらリセットR、カウント値HC・VC、エンコードエラーフラグFをモニタし、リセットR又はエンコードエラーフラグFが検出された場合、ローカルリセット信号LRとTS出力制御信号TSCを出力する。
そして、ローカルリセット信号LRはH.264コーデック部41をリセットする信号として、当該H.264コーデック部41に供給され、TS出力制御信号TSCは、TS信号生成部42によるTS信号の出力を制御する信号として、当該TS信号生成部42に供給される。
次に、この図7の実施形態の動作について説明する。
上記したように、リセットRとエンコードエラーフラグFのいずれか一方でも検出されら、ローカルリセット制御部43から、ローカルリセット信号LRとTS出力制御信号TSCが出力されるので、H.264コーデック部41がリセットされ、これと同時に、TS信号生成部42によるTS信号の生成が直ちに止められる。
この場合、H.264コーデック部41はリセットされた後、コーデック処理を再開するが、このときローカルリセット制御部43は、TS出力制御信号TSCの出力をH.264コーデック部41のリセット後も継続させ、この後、SAV信号検出部20から入力されるカウント値HC・VCをモニタし、TS出力制御信号TSCの出力を停止させるタイミングをカウント値HC・VCのモニタ結果により制御する。
すなわち、ローカルリセット制御部43は、ローカルリセット信号LRによりH.264コーデック部41のリセット後、モニタしたカウント値HC・VCにより、次の画像フィールドの先頭にあるデータがエンコードされてTS信号生成部42に送出されるタイミングで、TS出力制御信号TSCの出力を停止し、TS信号生成部42によるTS出力制御信号TSCの出力停止を解除するのである。
そして、このようにすれば、H.264コーデック部41でエラーが発生した場合、TS信号生成部42によるTS信号の出力が禁止された後、TS信号の出力か開始されるタイミングは、H.264コーデック部41でコーデック処理されてくるデータの次のフィールドの先頭に必ずなる。この結果、伝送先の復号化装置では、フィールドの先頭から切れ目よくデータを受け取ることができる。
ここで、前述の通り、H.264コーデックブロック部40では、入力されたHD−SDI信号を、H.264コーデック部41により、H.264/AVC方式により符号化されるが、このときに発生する符号量はレート制御部5によって予測され、H.264コーデック部41の出力段に設けられているメモリブロックにバッファリングされることにより、一定の割合でTS信号生成部42に送出されるように制御されている。
しかしながら、入力されたHD−SDI信号が、レート制御部5による予測とは異なる情報量の画像による信号であり、しかもこのことが連続したとすると、H.264コーデック部41により符号化されたデータ量がメモリ容量をオーバーし、当該H.264コーデック部41の出力段にあるメモリブロックを破綻させ、データが破壊されてしまう虞がある。そして、このことは、希ではあるが、確率的には無視できない。
そこで、このような事態に備え、発生した場合はコーデック処理がリセットできるようにしておく必要があるが、このとき、入力信号に対する同期処理も含めてコーデック処理部の全体をリセットされてしまうと、リセット後、再同期が掛かってTS信号が出力されるまでにかなりの時間が要してしまう。例えば、図1の実施形態の場合、H.264コーデックブロック部4がリセットされると、TS信号が出力されるのは約3フィールド時間(50ms)後になってしまう。この約3フィールド時間とは、SAV信号の検出に要する時間とエンコード信号の生成に掛かる時間の和の時間のことである。
一方、図7の実施形態の場合、リセットされるのはH.264コーデック部41とTS信号生成部42だけであり、従って、リセットされた場合、H.264コーデック部41でのコーデック処理には入力信号との再同期が不要なので、その後、コーデック処理は短時間で開始され、TS信号生成部42でのTS信号の出力タイミングは、リセット後の次のフィールドの先頭にされるので、最大でも1フィールド時間(約16ms)後にはTS信号生成部42からTS信号が出力される。
従って、この図7の実施形態によれば、エンコードエラーによりデコード処理がリセットされた場合でも、1フィールド時間後にはエンコードデータの出力を再開させることができるので、データの途切れによる影響を少なく抑えることができる。
しかも、このとき、H.264コーデック部41でコーデック処理され、H.264コーデックブロック部40から出力されてくるデータは、必ずフィールドの先頭からのデータになるので、伝送先の復号化装置では、フィールドの先頭から切れ目よくデータを受け取ることができ、この点でもデータの途切れによる影響を少なく抑えることができる。
また、この図7の実施形態によれば、デコードエラーに際しては、H.264コーデックブロック部40からのデータ出力が止められ、リセット後、再開され、デコードエラーが発生したままの誤ったデータが伝送されてしまう虞がない。
そして、この結果、伝送先では、データの伝送が中断されたことにより、デコードエラーが発生したことが判断できるので、デコード装置側から伝送先のエンコード装置側にエラー発生を通知する必要がなく、従って、別途、エラー発生通知用の回線が確保できない場合でも、エンコード装置側から誤った画像データが出力されてしまう虞がない。
本発明による画像符号化装置の一実施形態を示すブロック構成図である。 従来技術による画像符号化装置の一例を示すブロック構成図である。 HD−SDI規格による映像信号を示す模式図である。 HD−SDI規格による映像信号のデータ系列の説明図である。 HD−SDI規格による映像信号のビット割り当てを示す説明図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための状態遷移図である。 本発明による画像符号化装置の他の一実施形態を示すブロック構成図である。
符号の説明
1:セレクタ部
2:SAV信号検出部(従来技術の場合)
3:メモリ部
4:H.264コーデックブロック部
5:レート制御部
6:PLL回路
7:論理和演算部
20:SAV信号検出部(実施形態の場合)
40:H.264コーデックブロック部(実施形態の場合)

Claims (2)

  1. ブランキング期間と有効映像期間の間に識別情報が挿入されている映像信号を少なくとも2系統入力する切替部と、当該切替部から出力される1系統の映像信号をフレーム内符号化により画像圧縮する画像圧縮部とを備えた画像符号化装置において、
    前記切替部から出力される映像信号を入力し、当該映像信号に含まれている識別情報の検出周期を監視し、当該検出周期が変化したときリセット信号を発生するリセット生成手段を設け、
    前記リセット信号により、少なくとも前記画像圧縮部がリセットされることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 請求項1に記載の画像符号化装置において、
    ローカルリセット制御部を設け、
    前記ローカルリセット制御部は、前記画像圧縮部による符号化処理にエラーが発生したとき、前記画像圧縮部のコーデック部をリセットさせ、前記画像圧縮部のトランスポート・ストリーム信号生成部の動作を一定の時間停止させるように構成されていることを特徴とする画像符号化装置。
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