JP2006128422A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract


【課題】 降圧回路の配置や、電源間保護回路に対する均等配置の点において半導体チップの空きスペースを有効活用する。
【解決手段】 半導体チップに、複数の外部信号端子と、複数の外部電源端子と、複数のグランド端子と、前記外部電源端子から供給される外部電源電圧を降圧する複数の降圧回路(7)と、前記外部信号端子に接続され前記外部電源電圧を動作電源として用いる複数のバッファ回路(5)と、電源配線とグランド配線の間の高電圧変動に対する保護回路(6)とを有する。降圧回路は前記バッファ回路の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置し、降圧回路の一部であるクランプMOSトランジスタを分離してバッファ回路のセル領域に分散させることを行わない。半導体チップ四隅のコーナー部を活用して保護回路を配置することにより、ESD等の高圧サージに対する保護の信頼性向上に資することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路における半導体チップの空きスペースを有効活用する技術に関し、例えば外部電源電圧を降圧する降圧回路及び電源配線とグランド配線の間の高電圧変動に対する保護回路を有する半導体集積回路に適用して有効な技術に関する。
特許文献1には半導体チップの外周部分に割り当てられたバッファ回路の配置領域に内部電源を生成するシリーズレギュレータを配置した構成が示される。
特許文献2には半導体チップの中央部分に割り当てられたバッファ回路の配置領域に内部電源を生成する電圧リミッタを配置する構成が示される。
特許文献3には分割した電源供給線間に保護素子を設け、保護素子をチップコーナー部に配置する構成が示される。
特開2002−83872号公報(図4) 特開2003−243538号公報(図1) 特開平11−287939号公報(図1)
本発明者は、レギュレータの配置や電源間保護素子の配置について検討した。第1には、レギュレータの配置についてである。外部電源電圧に接続されるクランプMOSトランジスタと、クランプMOSトランジスタのコンダクタンスを制御する降圧制御部とをレギュレータが有するとき、このレギュレータのクランプMOSトランジスタと降圧制御部とを分散させるのか、一つのセル領域に配置するのかという選択である。前者の場合にクランプMOSトランジスタは幾つかのバッファ領域の空き領域に分散させればよい。そうすると、レギュレータのセル領域に大きな空き領域を生じてしまう。また、出力バッファの構成として出力の駆動能力可変の構成を採用すると、可変制御のための論理構成によって出力バッファの回路規模が大きくなり、クランプMOSトランジスタを配置する空き領域を生じない場合もあることが明らかになった。第2には電源間保護回路の配置についてである。電源間保護回路は半導体チップを周回する主幹線としての電源配線とグランド配線に接続されるが、静電気放電(Electrostatic Discharge:ESD)等の高圧サージに対する保護という観点からすると、電源保護回路は主幹線に対して均等に、しかも多く配置するのが望ましい。このとき、外部端子やバッファ回路の配置による制約で必ずしも均等に配置できるとは限らない。このとき、半導体チップ四隅のコーナー部を活用することについて着眼した。
本発明の目的は、降圧回路の配置や、電源間保護回路に対する均等配置の点において半導体チップの空きスペースを有効活用することにある。
本発明の別の目的は、降圧回路の配置の点においてチップ面積の拡大を抑制し、電源間保護回路に対する均等配置の点においてESD等による高電圧変動に対する保護の信頼性を向上させることにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕本発明に係る半導体集積回路は、半導体チップに、複数の外部信号端子と、複数の外部電源端子と、複数のグランド端子と、前記外部電源端子から供給される外部電源電圧を降圧する複数の降圧回路と、前記外部信号端子に接続され前記外部電源電圧を動作電源として用いる複数のバッファ回路と、電源配線とグランド配線の間の高電圧変動に対する保護回路とを有する。前記各々のバッファ回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、前記各々の降圧回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、外部電源電圧に接続されるクランプMOSトランジスタと、クランプMOSトランジスタのコンダクタンスを制御する降圧制御部とを有する。前記降圧回路は前記バッファ回路の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置される。前記保護回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、半導体チップのコーナー部は前記保護回路の矩形セル領域を含む。
前記降圧回路は前記バッファ回路の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置し、降圧回路の一部であるクランプMOSトランジスタを分離してバッファ回路のセル領域に分散させることを行わない。このような分散によって降圧回路の矩形セル領域に大きな空き領域が生じたり、バッファ回路の矩形セル領域に余裕がないとき当該セル領域を大きくするといったイレギュラーを生じ難い。また、ESD等の高圧サージに対する保護という観点からすると、電源保護回路は主幹線に対して均等に、しかも多く配置するのが望ましく、このとき、外部端子やバッファ回路の配置による制約により必ずしも均等に配置できるとは限らないから、半導体チップ四隅のコーナー部を活用して保護回路を配置することにより、ESD等の高圧サージに対する保護の信頼性向上に資することができる。
本発明の具体的な形態として、前記コーナー部における前記保護回路の矩形セル領域は、前記半導体チップを周回する電源配線とグランド配線に対して、コーナー部を挟む隣接保護回路との間でより均等な間隔を採る位置に配置される。どの部分から高圧サージが印加されても同じように高電圧を逃がすことができるという保護の均質性を得ることができる。
本発明の更に別の具体的な形態として、バッファ回路は出力の駆動能力を可変とする論理回路を有する。バッファ回路のセル領域には降圧回路のクランプMOSトランジスタの配置を要しないから、そのような論理回路の追加によってもバッファ回路のセル領域の拡大を伴わずに対処するのが容易になる。
〔2〕本発明の別の観点による半導体集積回路は、半導体チップに、複数の外部信号端子と、複数の外部電源端子と、複数のグランド端子と、前記外部電源端子から供給される外部電源電圧を降圧する複数の降圧回路と、前記外部信号端子に接続され前記外部電源電圧を動作電源として用いる複数のバッファ回路と、電源配線とグランド配線の間の高電圧変動に対する保護回路とを有する。前記保護回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、半導体チップのコーナー部は前記保護回路の矩形セル領域を含み、前記コーナー部における前記保護回路の矩形セル領域は、前記半導体チップを周回する電源配線とグランド配線に対して、コーナー部を挟む隣接保護回路との間でより均等な間隔を採る位置に配置される。上記同様に、ESD等の高圧サージに対する保護の信頼性を向上させることができる。
本発明の更に具体的な形態として、前記各々の降圧回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、外部電源電圧に接続されるクランプMOSトランジスタと、クランプMOSトランジスタのコンダクタンスを制御する降圧制御部とを有し、前記降圧回路は前記バッファ回路の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置される。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、降圧回路の配置や、電源間保護回路に対する均等配置の点において半導体チップの空きスペースを有効活用することができる。
降圧回路の配置の点においてチップ面積の拡大を抑制でき、電源間保護回路に対する均等配置の点においてESD等による高電圧変動に対する保護の信頼性を向上させることができる。
図1にはマイクロコンピュータが例示される。マイクロコンピュータ(MCU)1は例えばCMOS集積回路製造技術によって単結晶シリコンなどの1個の半導体基板(半導体チップ)に形成される。半導体チップの最外周縁に沿って複数の外部信号端子2、外部電源端子3及び外部グランド端子4が配置される。外部電源端子3には外部電源電圧VCCが供給され、外部グランド端子4には回路接地電圧VSSが供給される。その内側には、外部電源電圧を動作電源に用いる入出力バッファ回路5、電源配線とグランド配線の間の高電圧変動に対する保護回路6、及び外部電源電圧を降圧する降圧回路7が配置される。更にそれらの内側には、降圧回路で生成された内部電源電圧を動作電源に用いる回路として、中央処理装置(CPU)10、CPU10のワーク領域などに用いられる揮発性メモリとしてのランダムアクセスメモリ(RAM)11、前記CPU10のプログラム領域とされるマスクROM12、書き換え可能なフラッシュメモリ(FLASH)13、前記CPU10及びRAM11等が共有する内部バス(図示せず)に接続されるバスコントローラ(BSC)14、バスコントローラ14に接続されたバスインタフェース回路(BIF)15及びシリアルインタフェースコントローラ(SCI)16などの周辺回路、そして基準電圧発生回路(VFG)17などを有する。前記バスインタフェース回路(BIF)15及びシリアルインタフェースコントローラ(SCI)16などの周辺回路は前記入出力バッファ5に接続され、外部との間でのデータや信号の入出力が可能にされる。前記CPU10は命令フェッチを制御すると共にフェッチした命令を解読して命令の実行を制御する命令制御部と、命令制御部による制御を受けてアドレスやデータ演算を行って命令を実行する実行部とを有する。前記フラッシュメモリ13はCPU10が実行するプログラムの格納領域(プログラム領域)及びCPU10がプログラムを実行するとき利用するデータの格納領域(データ領域)を有する。
前記各々の入出力バッファ回路5は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成されている。図1に示される入出力バッファ回路5の一つの矩形がその矩形セル領域を意味する。前記各々の降圧回路7は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成される。同様に図1に示される降圧回路7の一つの矩形がその矩形セル領域を意味する。図1より明らかなように前記降圧回路7は前記入出力バッファ回路5の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置される。前記保護回路6は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成されている。図1に示される保護回路6の一つの矩形がその矩形セル領域を意味する。半導体チップのコーナー部は前記保護回路6の矩形セル領域を含んでいる。
図2には降圧回路7の詳細な一例が示される。降圧回路7は、外部電源電圧VCCに接続されるpチャンネル型のクランプMOSトランジスタ7Aと、クランプMOSトランジスタ7Aのコンダクタンスを制御する降圧制御部7Bとを有する。クランプMOSトランジスタ7Aのドレイン電圧は降圧制御部7Bの非反転入力端子(+)に帰還され、降圧制御部7Bの反転入力端子(−)には基準電圧発生回路から出力される基準電圧Vrefは供給される。降圧制御部7BはクランプMOSトランジスタ7Aのオープンドレイン出力が基準電圧Vrefに等しくなるようにクランプMOSトランジスタ7Aのコンダクタンスを制御する。例えば電源電圧VCCが5Vのとき、基準電圧Vrefは1.5Vとされる。降圧制御部7Bはパワーダウンモジュールストップ信号pdmsがイネーブルにされることによりクランプMOSトランジスタ7Aをカットオフする。
図3には降圧回路7のクランプMOSトランジスタ7Aを入出力バッファ回路5の矩形領域に配置した比較例の説明図である。図2に対して降圧回路7の矩形領域には空き領域7Cが生ずる。出力バッファ回路5の矩形領域は図2よりも大きくなければならない。例えば図2の場合入出力バッファ回路5の矩形領域幅のサイズHが大凡274μmのとき、図3の場合入出力バッファ回路5の矩形領域幅のサイズHは大凡287μmになる。
図4には図3で説明した降圧回路の配置を採用したときマイクロコンピュータ全体のレイアウトが例示される。図1と比較すれば明らかなように、降圧制御部7Bの部分の空き領域が点在して無駄を生じ、また、入出力バッファ回路5の部分ではクランプMOSトランジスタ7Aの分だけ矩形領域が飛び出すことになって、他の回路部分若しくは配線領域のレイアウトに制約を与えかねない。
以上より明らかのように図2に示される降圧回路7は、前記バッファ回路5の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置され、図3のように降圧回路7の一部であるクランプMOSトランジスタ7Aを分離してバッファ回路5のセル領域に分散させることが行われていない。従って、図3のような分散によって降圧回路7の矩形セル領域に大きな空き領域7Cが生じたり、クランプMOSトランジスタ7Aの配置を担うにはバッファ回路5の矩形セル領域に余裕がなく当該セル領域を大きくせざるを得ない、といったイレギュラーを生じ難い。
図5には保護回路6の一例が示される。同図に示される保護回路6は第1配線としての電源配線23と第2配線としてのグランド配線24の間に配置されてESDなどによる高電圧の印加に応答してそれを一方から他方へ逃がすように機能する。ここでは、電源配線23は外部電源端子3に結合される電源主幹線、グランド配線24は外部グランド端子4に結合されるグランド主幹線とされる。前記電源主幹線23及びグランド主幹線24は図2に例示されるように並列された入出力バッファ回路5及び降圧回路7に沿って敷設され、半導体チップの周縁部分に周回されている。外部電源端子3には電源電圧VCCが供給され、外部グランド端子4には回路のグランド電圧VSSが供給される。
前記保護回路6は、電源配線23とグランド配線24の間に直列接続された第1抵抗25及び容量26と、前記第1抵抗25と容量26との間に入力が接続されたCMOSインバータ27と、前記CMOSインバータ27の出力をゲート電極に受けドレイン電極とソース電極が前記電源配線23とグランド配線24に接続されたnチャンネル型のクランプMOSトランジスタ28とを有する。CMOSインバータ27はpチャンネル型MOSトランジスタ30とnチャンネル型MOSトランジスタ31から成る。また、電源配線23とグランド配線24の間にダイオード32が接続される。
前記第1抵抗25及び容量26による時定数は200ナノ秒〜400ナノ秒程度とされる。これはESDによるサージのインパルスを考慮したものである。すなわち、半導体集積回路の静電破壊耐圧評価方法として、HBM(Human Body Model)、MM(Machine Model)方式、及びCDM(Charged Device Model)方式が知られている。HBM方式は、人間にたまった静電気が半導体集積回路に放出される場合の波形をシミュレーションする方式であり、MM方式は、機械にたまった静電気が半導体集積回路に放出される場合の波形をシミュレーションする方式であり、CDM方式は、半導体集積回路のパッケージにたまった静電気が放出される状態をシミュレーションする方式である。其れによる放電モデルを考慮し、ESDによる高電圧印加に際してCMOSインバータ27の電源電位(MOSトランジスタ30のソース電位)と入力電位に電位差が生ずるように上記時定数を決定する。例えば記第1抵抗25は100キロΩ、容量26は10ピコFとされる。
前記保護回路6の動作を説明する。電源配線23及びグランド配線24に高電圧が印加されていない通常の状態では前記インバータ27の出力をゲートに受ける前記クランプMOSトランジスタ28はオフ状態にされる。ESDによる高電圧がグランド配線24に印加されると、正ダイオード32がオンして高電圧が電源配線23に逃がされる。ESDによる高電圧が電源配線23に印加されると、それに追従して前記インバータ27の動作電源ノードN2のレベルは高電圧の印加に追従して直接的に変化される。このとき、前記第1抵抗25及び容量26との接続点(ノードN3)のレベル変化はその時定数に従って遅延する。この遅延によって前記インバータ27を構成するpチャンネル型MOSトランジスタ30のゲート・ソース間に一時的に電位差を生じ、MOSトランジスタ30がオン動作する。これに応答してノードN1のレベルは一時的にローレベルからハイレベルに変化し、このノードN1のゲート電位の変化に伴ってMOSトランジスタ28がオン状態にされ、電源配線23の高電圧がグランド配線24に逃がされることになる。その後は通常状態と同じように前記MOSトランジスタ28はオフ状態にされる。
図5には前記入出力バッファ回路5の概略的な回路構成が示される。前記入出力バッファ回路5には図1及び図2では図示を省略した入力保護回路33が設けられている。すなわち、図1の例では入出力バッファ回路5の入出力端子から外部入出力端子2の間の信号経路に拡散抵抗35が配置され、ESDにより外部入出力端子2に印加された正極性高電圧をダイオード36を介して電源配線23に逃がし、外部入出力端子2に印加された負極性高電圧をダイオード37を介してグランド配線24に逃がすようになっている。入出力バッファ回路5は出力インバータ38と入力回路39を有している。
上記保護回路6の動作説明から明らかなように、ESD等の高圧サージに対する保護という観点からすると、保護回路6は電源主幹線23及びグランド主幹線24に対して均等に、しかも多く配置するのが望ましいが、外部入出力端子2や外部入出力バッファ回路5の配置による制約により必ずしも均等に配置できるとは限らない。このとき、図1のように、半導体チップ四隅のコーナー部を活用して保護回路6を配置することにより、ESD等の高圧サージに対する保護の信頼性を向上させることができる。更に詳述すれば、前記コーナー部における前記保護回路6の矩形セル領域は、前記半導体チップを周回する電源主幹線23とグランド主幹線24に対して、コーナー部を挟む隣接保護回路6との間でより均等な間隔を採る位置に配置される。図6には上記均等配置の意味をわかり易く示している。図6においてRAはチップコーナー部の空き領域RAであり、その一方には矩形セル領域CA1〜CA13…のアレイが配置され、他方には矩形セル領域CB1〜CB9…のアレイが配置される。矩形セル領域には前記入出力バッファ回路5、降圧回路7及び保護回路6が形成される。図6の例では空き領域RAの一方には9個目の矩形セル領域CA9に保護回路6が形成され、空き領域RAの他方には5個目の矩形セル領域CB5に保護回路6が形成されている。電源主幹線23とグランド主幹線24はチップの外周寄りに敷設されている。このとき、矩形セル領域CB5における保護回路6の給電ポイントからコーナー部RAにおける保護回路6の給電ポイントまでの距離と、矩形セル領域CA9における保護回路6の給電ポイントからコーナー部RAにおける保護回路6の給電ポイントまでの距離とがほぼ等しくなるようにすることが、前記均等な間隔を採るように配置することの意味である。従ってチップコーナー部RAにおける保護回路6はCA1〜CA13…の配列に沿って配置されている。保護回路の配置が図7の場合にはチップコーナー部RAにおける保護回路6はCB1〜CB9…の配列に沿って配置される。
図8には入出力バッファ回路5の一例が示される。出力回路5Aは駆動能力可変の回路とされる。出力部5Aは、一対のプッシュプル回路として、出力端子が出力パッドに共通接続された一対のCMOSインバータ38A,38Bを有する。Loutは出力データ線であり、バスを介して供給されるデータの1ビットである。DRVは駆動能力選択信号である。DRVは論理値1(ハイレベル)で大きな駆動能力の選択を指示し、論理値0(ローレベル)で小さな駆動能力の選択を指示する。駆動能力選択信号DRVが論理値0のときノアゲート40の出力は論理値0固定、ナンドゲート46の出力は論理値1固定になってCMOSインバータ38Bを高出力インピーダンス状態にする。駆動能力選択信号DRVが論理値1のときは一対のCMOSインバータ38A,38Bは出力デー線Loutの論理値に応答して並列に出力動作する。入力回路39は入力イネーブル信号IE1に対応する入力データ線L1in、入力イネーブル信号IE2に対応する入力データ線L2inを有する。LSFTはレベルシフト回路であり、電圧振幅5VのVCC系信号と電圧振幅時1.5VのVDD系信号との間でレベルシフトを行う。
上記駆動能力可変の外部出力バッファ5Aを採用することにより、マイクロコンピュータ1の実装ボード上の負荷が比較的小さい場合には外部出力バッファ5A小さな駆動能力を設定して低消費電力を優先させることができる。テスタなどに接続されるテストモードでは実動作モードに比べて負荷が大きくなることが予想されるから、外部出力バッファ5Aには大きな駆動能力を設定して正常動作を保証することができる。
図9には外部出力バッファ5Aの別の例が示される。図8との相違点は、オープンドレイン出力とCMOS出力が選択可能になっている。制御信号ODがローレベルのときCMOSインバータ38A,38BのNチャンネル型MOSトランジスタによるオープンドレイン出力が選択される。制御信号OEがハイレベルのときはCMOSインバータ38A,38BによるCMOS出力が選択される。そのほかの構成は図8と同一であるからその詳細な説明は省略する。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、マイクロコンピュータが保有する回路モジュールは上記の例に限定されず適宜変更可能である。出力バッファはCMOSに限定されず、nチャンネル型MOSトランジスタを用いたバッファ回路であってもよい。降圧回路の回路形式も上記オープンドレイン・帰還型回路に限定されず適宜変更可能である。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるマイクロコンピュータに適用した場合について説明したが本発明はそれに限定されず、例えばディジタル信号処理用のアクセラレータ、画像圧縮・伸張用のアクセラレータ、その他システムのオンチップLSIなどに広く適用することができる。
外部入出力バッファ回路、降圧回路及び保護回路の平面的な配置に主眼を置いて例示したマイクロコンピュータの平面図である。 降圧回路クランプMOSトランジスタとクランプ制御回路と一緒に配置したレイアウトを例示する説明図である。 降圧回路のクランプMOSトランジスタを入出力バッファ回路の矩形領域に配置した比較例に係るレイアウトを例示する説明図である。 図3で説明した降圧回路の配置を採用したときマイクロコンピュータ全体のレイアウトを比較例として示す平面図である。 保護回路の一例を示す回路図である。 チップコーナー部に保護回路を配置するとき考慮すべき均等性についての具体例を示す説明図である。 チップコーナー部に保護回路を配置するとき考慮すべき均等性について別の具体例を示す説明図である。 出力駆動能力可変の入出力バッファ回路を例示する回路図である。 出力駆動能力可変の入出力バッファ回路の別の例を示す回路図である。
符号の説明
1 マイクロコンピュータ
2 外部信号端子
3 外部電源端子
4 外部グランド端子
5 外部入出力バッファ回路
6 保護回路
7 降圧回路
7A クランプMOSトランジスタ
7B 降圧制御部
7C 空き領域
10 中央処理装置
23 電源配線
24 グランド配線
CA1〜CA13、CB1〜CB9 矩形セル領域
RA チップコーナー部の空き領域

Claims (5)

  1. 半導体チップに、複数の外部信号端子と、複数の外部電源端子と、複数のグランド端子と、前記外部電源端子から供給される外部電源電圧を降圧する複数の降圧回路と、前記外部信号端子に接続され前記外部電源電圧を動作電源として用いる複数のバッファ回路と、電源配線とグランド配線の間の高電圧変動に対する保護回路とを有し、
    前記各々のバッファ回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、
    前記各々の降圧回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、外部電源電圧に接続されるクランプMOSトランジスタと、クランプMOSトランジスタのコンダクタンスを制御する降圧制御部とを有し、前記降圧回路は前記バッファ回路の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置され、
    前記保護回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、
    半導体チップのコーナー部は前記保護回路の矩形セル領域を含む半導体集積回路。
  2. 前記コーナー部における前記保護回路の矩形セル領域は、前記半導体チップを周回する電源配線とグランド配線に対して、コーナー部を挟む隣接保護回路との間でより均等な間隔を採る位置に配置される請求項1記載の半導体集積回路。
  3. バッファ回路は出力の駆動能力を可変とする論理回路を有する請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 半導体チップに、複数の外部信号端子と、複数の外部電源端子と、複数のグランド端子と、前記外部電源端子から供給される外部電源電圧を降圧する複数の降圧回路と、前記外部信号端子に接続され前記外部電源電圧を動作電源として用いる複数のバッファ回路と、電源配線とグランド配線の間の高電圧変動に対する保護回路とを有し、
    前記保護回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、
    半導体チップのコーナー部は前記保護回路の矩形セル領域を含み、
    前記コーナー部における前記保護回路の矩形セル領域は、前記半導体チップを周回する電源配線とグランド配線に対して、コーナー部を挟む隣接保護回路との間でより均等な間隔を採る位置に配置される半導体集積回路。
  5. 前記各々の降圧回路は半導体チップ上に分散された所定の矩形セル領域に形成され、外部電源電圧に接続されるクランプMOSトランジスタと、クランプMOSトランジスタのコンダクタンスを制御する降圧制御部とを有し、前記降圧回路は前記バッファ回路の矩形セル領域とは異なる矩形セル領域に配置される請求項4記載の半導体集積回路。
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