JPH0428453A - 鋳型造型方法および加圧圧縮装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は砂鋳型を圧縮作用によってのみ造型する方法お
よび加圧圧装置に関する。

（従来技術と問題点） 従来騒音および振動の発生がない状態で砂鋳捏を造型す
るには、鋳枠内の鋳物砂をスクイズ板により圧縮する方
法が知られている。

しかしスクイズ板による圧縮のみで鋳型を造型する場合
には模型と枠壁の間の狭い砂付部、あるいは模型に設け
られた細長いポケット部等が砂詰まりが悪く、簡単な形
状のものしか造型できながった。

そこで従来はスクイズ板に代えてセグメントスクイズフ
ットにより鋳物砂を圧縮する方法により砂詰まりを向上
させているが、セグメントフットによるスクイズの場合
、鋳枠開ロー杯に対応させてスクイズフットを配置して
スクイズするため砂詰まりの悪い箇所の周囲もある程度
砂が締まってしまい、その締まった砂により砂詰まりの
悪い部分に対応して配置されているスクイズフットの動
きが妨害され、その部分を十分に締めることができない
問題があった。また模型に対してスクイズフットの位置
が固定されているため各種の模型に対してそれぞれ最適
な位置を加圧できない問題もあった。

（目　的） 本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので従来砂詰り
か悪かった部分を確実に砂詰めして鋳型を造型する方法
および加圧圧縮する装置を提供するこを目的とする。

（問題解決のための手段） 上記の目的を達成するために本発明の鋳型造型方法は、
模型板上に鋳枠を載置して画成した空間に鋳物砂を定量
供給し、該供給された鋳物砂に対し加圧棒により予めプ
ログラムされた複数の位置を予めプログラムされた押圧
力でもって順次押圧して局所的に加圧圧縮した後、スク
イズ部材により鋳物砂全体をスクイズ圧縮することを特
徴とするものであり、本発明の加圧圧縮装置においては
、中央部に鋳枠の開口よりも大きな開口を穿った平板状
のフレームを、鋳枠を載置した模型板の上方に相対的に
入出可能にして配設し、該フレームの上部に移動テーブ
ルを水平面内でＸＹ方向の任意の位置に移動停止制御可
能にして支持し、該移動テーブル上にその加圧力および
下降位置を制御可能にした加圧シリンダを設け、該加圧
シリンダのピストンロッド先端に加圧棒を連結しもって
該加圧棒を前記フレームの開口上方から貫通して鋳枠内
に入出可能にしたことを特徴とするものである。

（作　用） 上記のような鋳型造型方法および装置を採用することに
より鋳枠内の砂詰まりの悪い箇所の鋳物砂は加圧棒によ
り予め局所的に加圧されて十分な砂詰まりにされ、その
後にスクイズ部材により鋳物砂全体のスクイズが行われ
るため全域にわたって砂詰まりの良好な鋳型が造型され
る。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

模型板（１）の上部には鋳枠（２）および盛枠（３）が
図示されないガイドピンにより位置ずれしないようにし
て載置されている。

該鋳枠（２）、盛枠（３）の上方には図示されないシリ
ンダ等により昇降可能にされたスクイズ板（４）が配置
されていて、該鋳枠（２）、盛枠（３）とスクイズ板（
４）との開位置には加圧圧縮装置（Ｐ）が配置されてい
る。今、加圧圧縮装置（Ｐ）について説明すると鋳枠（
２）盛枠（３）の若干上方位置には中央部を前記鋳枠（
２）盛枠（３）の開口よりも若干大きな開口（５）を穿
った平板状のフレーム（６）が図示されないシリンダに
連結されて、鋳枠（２）、盛枠（３）の上方へ出入可能
にして設けられている。該フレーム（６）の前後寄り上
部には第３図において左右端を軸受け（７）（７）を介
して２本の横ガイドロッド（８）（８）が平行にして設
けられており、該横ガイドロッド（８）（８）には横ス
ライダ（９）（９）が摺動自在にして嵌合されていると
ともに該横スライダ（９）（９）間には２本の一前後ガ
イドロッド（１０）　　（１０）が左右に適当な間隔を
おいて平行に固言友されて横スライダ（９）（９）を一
体的に連結している。

なお該横スライダ（９）（９）は図示されないサーボシ
リンダ等に連結されて左右方向（第３図Ｘ方向）の任意
の位置へ移動して停止されるように構成されている。

前記２本の前後ガイドロッド（１０）（１０）には前後
スライダ（１１）　　（１１）が摺動自在にして嵌合さ
れているとともに該前後スライダ（１１）（１１）の上
部間には移動テーブル（１２）が固着されていて前後ス
ライダ（１１）　　（１１）を−体的に連結している。

なお該前後スライダ（１１）　　（１１）も図示されな
いサーボシリンダ等に連結されて前後方向（第３図Ｙ方
向）の任意の位置へ移動して停止されるように構成され
ている。

前記移動テーブル（１２）にはその加圧力および下降位
置を制御可能にした加圧シリンダ（１３）が下向きに取
付けられていて、該加圧シリンダ（１３）のピストンロ
ッド（１４）先端には加圧棒（１５）が一体的に固着さ
れている。

なお該加圧棒（１５）は最上位置でフレーム（６）の上
部に位置し、最下位置で前記開口（５）を貫通して第４
図の如く鋳枠（２）内に挿入されるように設けられてい
る。

さらに該移動テーブル（１２）における加圧シリンダ（
１３）の外側にはその下降位置を制御可能にした昇降シ
リンダ（１６）が下向きに取りつけられていて、該昇降
シリンダ（１６）のピストンロッド（１７）先端には砂
かき部材（１８）が固着されている。

なお該砂かき部材（１８）は最上位置でフレーム（６）
の上部に位置し、最下位置で前記開口（５）を貫通して
第５図の如く盛枠（３）内に挿入されるように設けられ
ている。

このように構成されたものは第１図〜第３図の状態で図
示されないシリンダを作動させて加圧圧縮装置（Ｐ）を
盛枠（３）の上方から側方へ移動させる。

次ぎに図示されない砂供給装置を盛枠（３）の上方に移
動させた後、模型板（１）、鋳枠（２）、盛枠（３）で
画成された空間に、該砂供給装置により鋳物砂（Ｓ）を
定量供給する。このとき鋳物砂（Ｓ）の供給量は盛枠（
３）の上面よりも下方になる量とされていて盛枠（３）
の上部からあふれ出て外部にこぼれるようなことはない
。

次ぎに図示されない砂供給装置を鋳枠（２）、盛枠（３
）の側方に移動させるとともに加圧圧縮装置（Ｐ）を鋳
枠（２）盛枠（３）の上方に移動して第１図〜第３図の
状態になる。

つぎに横スライダ（９）（９）の図示されないサーボシ
リンダおよび前後スライダ（１１）（１１）の図示され
ないサーボシリンダが予めプログラムされた距離だけ作
動して移動テーブル（１２）を砂詰まりの悪いポケット
部または砂付き部等に対応する位置に移動させた後加圧
シリンダ（１３）が作動して予めプログラムされた加圧
力および／あるいは予めプログラムされた下降位置まで
加圧棒（１５）を加圧下降させて砂詰まりの悪い部分の
鋳物砂（Ｓ）を加圧圧縮し、第４図の状態になる。

次ぎに加圧シリンダ（１３）が逆作動して加圧棒（１５
）を元の位置に上昇復帰させた後、前記の作動と同様に
、２台の図示されないサーボシリンダおよび加圧シリン
ダ（１３）が予めプログラムされた値に従って作動され
砂詰まりの悪い位置の鋳物砂（Ｓ）を順次加圧棒（１５
）により加圧圧縮してゆく。

このようにして砂詰まりの悪い位置の鋳物砂（Ｓ）を全
て加圧圧縮し終ると２台の図示されないサーボシリンダ
の作動により移動テーブル（１２）を開口（５）の中央
部位置に移動させた後、昇降シリンダ（１６）を作動さ
せて砂かき部材（Ｉ８）を予めプログラムされた下降位
置（鋳物砂（Ｓ）の中に砂かき部材（１８）の下端が若
干挿入される位置）まで下降される。

つぎに前記図示されない２台のサーボシリンダが予めプ
ログラムされた順序に従って砂かき部材（１８）を第３
図ＸＹ方向に移動させて砂詰まりの悪い鋳枠（２）盛枠
（３）の枠壁周囲に鋳物砂（Ｓ）を移動させ第５図のよ
うに砂上面を凹状にして、枠壁周囲のスクイズ板（４）
によるスクイズ圧縮が効果的に行われるようにする。

このようにして鋳物砂（Ｓ）のかきならしが終ると昇降
シリンダ（１６）が逆作動して砂かき部材（１８）を上
昇復帰させた後移動テーブル（２）を第１図〜第３図の
位置に移動させる。

次ぎに図示されないシリンダが作動してスクズ板（４）
を下降させて開口（５）を貫通して枠（３）内の鋳物砂
（Ｓ）を鋳枠（２）と盛枠（３との合わせ面近辺までス
クイズ圧縮し、スクイ板（４）を上昇、復帰させた後盛
枠（３）の除および鋳枠（２）と模型板（１）との型抜
き等行い鋳型を完成させる。

以上の作動を繰り返し行って鋳型を造型してゆものであ
る。

前記実施例においてはフレーム（６）を、開（５）を有
する平板状のものとしたが、２本の打検ガイドロッド（
８）（８）の両端を連結板より連結した構成とし、この
横ガイドロッド（８（８）に横スライダ（９）（９）（
以下実施例同構成）を嵌合するようにしてもよい。

なお前記実施例においては移動テーブル（１２：に砂か
き部材（１８）を昇降可能に設けて、スイス板（４）に
よりスクイズ圧縮する前に砂の；きならしを行うように
しているが、加圧棒（１５）による加圧圧縮の前に行う
ようにしてもよいし、また加圧棒（１５）により砂のが
きならしく砂かき部材（１８）と同様の作動により）を
行わせるようにしてもよ（、さらに鋳型によっては砂か
きならしを全く行わないようにしてもよい。

前記実施例におけるスクイズ板（４）は、セグメントス
クイズフット、段付スクイズ板、ダイヤフラム部材等測
のスクイズ部材であってもよい。

さらに実施例における鋳物砂（Ｓ）の供給は加圧圧縮装
置を側方に移動させて盛枠（３）上方を開放して行って
いるが、第１図〜第３図の状態のまま開口（５）から鋳
物砂（Ｓ）を供給するようにしてもよい。

また実施例では盛枠（３）を使用しているが、深い鋳枠
のみを使用するようにしてもよい。この場合鋳型は造型
後鋳枠から抜枠されて使用される。

（効　果） 本発明は上記の説明から明らかなように砂詰まりの悪い
位置にある鋳物砂を加圧棒により予め局部的に加圧圧縮
し、その後に鋳物砂全体のスクイズ圧縮を行うようにし
た方法および加圧圧縮装置であるから砂詰まりの悪い部
分を有する各種の模型に対して鋳物砂を確実に均一にし
て砂つめして鋳型を造型でき、この業界に寄与する効果
は著大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施装置を示すものにして、第１図は縦
断正面図、第２図は縦断側面図、第３図は第１図におけ
るＡ−Ａ矢視図、第４図は加圧棒を下降させた状態を示
す縦断側面図、第５図は砂ならし部材を下降させた状態
を示す縦断側面図である。 （１）：　模型板　　　（２）：　鋳枠（３）：　盛枠
　　　　（４）：　スクイズ板（６）：　フレーム　（
１２）：　　移動テーブル（１５）　　、　　加圧棒　
　（１８）：　　砂ならし部材讐 図 蜂 図 序 図 棒４ 囚 賽 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）模型板上に鋳枠を載置して画成した空間に鋳物砂を
   定量供給し、該供給された鋳物砂に対し、加圧棒により
   、予めプログラムされた複数の位置を予めプログラムさ
   れた押圧力でもって順次押圧して局所的に加圧圧縮した
   後、スクイズ部材により鋳物砂全体をスクイズ圧縮する
   ことを特徴とする鋳型造型方法。 ２）前記スクイズ部材により鋳物砂全体をスクイズ圧縮
   する前工程として、前記加圧棒または別に設けられた砂
   ならし部材をもって該鋳枠内の鋳物砂上面を予めプログ
   ラムされた順序に従ってかきならして鋳物砂を移動させ
   ることを特徴とする請求項１記載の鋳型造型方法。 ３）中央部に鋳枠の開口よりも大きな開口を有するフレ
   ームを、鋳枠を載置した模型板の上方に相対的に入出可
   能または固定して配設し、該フレームの上部に移動テー
   ブルを水平面内で、任意の位置に移動停止制御可能にし
   て支持し、該移動テーブル上にその加圧力および／ある
   いは下降位置を制御可能にした加圧シリンダを設け、該
   加圧シリンダのピストンロッド先端に加圧棒を連結し、
   もって該加圧棒を鋳枠内に入出可能にしたことを特徴と
   する加圧圧縮装置 ４）前記移動テーブル上にその下降位置を制御可能にし
   た昇降シリンダを前記加圧シリンダと並列にして設け、
   該昇降シリンダのピストンロッドの先端に砂かき部材を
   連結し、もって該砂かき部材を鋳枠内に入出可能にした
   ことを特徴とする請求項３記載の加圧圧縮装置。