JP2006127903A - 走査型電子顕微鏡及び試料観察方法 - Google Patents

走査型電子顕微鏡及び試料観察方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006127903A
JP2006127903A JP2004314394A JP2004314394A JP2006127903A JP 2006127903 A JP2006127903 A JP 2006127903A JP 2004314394 A JP2004314394 A JP 2004314394A JP 2004314394 A JP2004314394 A JP 2004314394A JP 2006127903 A JP2006127903 A JP 2006127903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
electron
sample
scanning
irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004314394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Tsuneoka
恒岡 正年
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Priority to JP2004314394A priority Critical patent/JP2006127903A/ja
Publication of JP2006127903A publication Critical patent/JP2006127903A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 試料表面のチャージアップの影響を十分に軽減し、安定した走査画像を得ることができる走査型電子顕微鏡及び試料観察方法を提供する。
【解決手段】 走査型電子顕微鏡1は電子銃3A,3Bを備え、電子銃3Aから放出される電子ビームBは、電子銃3Bから放出される電子ビームBよりも高いエネルギーを有している。電子銃3A,3Bから放出された電子ビームB,Bは、ビーム曲げ機構8によって基板2に対する照射方向が一致するように曲げられ、更にアライメントコイル9及び対物レンズ10を通り、走査コイル11により走査されて基板2の同じ位置に照射される。このとき、基板2から放出された2次電子は検出器15で検出され、この検出器15の検出信号が画像処理部16に送られ、画像処理部16により基板2の走査画像が生成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば試料上に設けられた微細パターンの寸法測定等を行うための走査型電子顕微鏡及び試料観察方法に関するものである。
走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)は、電子銃から放出された電子ビームを試料に走査させて照射し、これによって試料から放出される2次電子を検出して試料の走査画像(SEM像)を得るものである。このような走査型電子顕微鏡では、従来から試料表面に生じるチャージアップが問題となっている。このチャージアップに起因した不具合を解決するための走査型電子顕微鏡としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。
特開平11−67139号公報
しかしながら、上記従来技術においては、例えばフローティング状態の導電膜や絶縁膜の表面が正に帯電(チャージ)するチャージアップについては、何ら考慮されていない。特に絶縁物の表面が正に帯電している場合には、様々な問題点が顕在化する。
例えばレチクルでは、基本的にガラス基板上にパターンを形成するが、ガラス基板は非常にチャージアップしやすい。このため、測長用SEM(CD−SEM)を用いてパターンの寸法測定(測長)を行う場合、パターンの密度によって画像の品質や測長値が影響を受ける可能性がある。その対策として、サンプルにガス(例えばNガス)を吹き付けてチャージを吸収する方法が提案されているが、この場合には、ガスの放電によりガスから電子が発生し、それがノイズとなったり、電子銃から放出された電子とガスとの相互作用によりSEM像の解像度が低下するといった問題がある。
また、近年では、デバイスの小型化・微細化に伴う層間絶縁膜の薄膜化のために、誘電率の低い基板(Low-k基板やUltra Low-k基板)が使われ始めている。しかし、そのような基板は、チャージが溜まりやすく、また一旦チャージすると、そのチャージが抜けにくい。その結果、チャージアップによってデバイスの静電破壊を起こすことがある。
本発明の目的は、試料表面のチャージアップの影響を十分に軽減し、安定した走査画像を得ることができる走査型電子顕微鏡及び試料観察方法を提供することである。
本発明は、試料に電子ビームを走査させて照射し、試料から放出される2次電子を取り込んで画像化する走査型電子顕微鏡であって、第1電子ビームを放出する第1ビーム発生手段と、第1電子ビームよりもエネルギーの低い第2電子ビームを放出する第2ビーム発生手段と、第1電子ビーム及び第2電子ビームを試料の同じ位置に照射させるビーム照射手段と、第1電子ビーム及び第2電子ビームが試料に照射されたときに試料から放出される2次電子に基づいて試料の走査画像を取得する処理手段とを備えることを特徴とするものである。
このような走査型電子顕微鏡において、第1ビーム発生手段は、試料の走査画像を取得すべく、2次電子の放出効率が1よりも大きい高エネルギーの第1電子ビームを放出する。ただし、試料が絶縁材料の場合や導電性材料でもフローティング(接地されていない)状態の場合には、上記の第1電子ビームだけを試料に照射すると、通常の測長用走査型電子顕微鏡の測長範囲で使われるエネルギーのビームでは、試料表面に存在する電子が足りなくなるため、試料表面が正に帯電するチャージアップが発生する。そこで、高エネルギーの第1電子ビームを放出する第1ビーム発生手段に加えて、2次電子の放出効率が1よりも小さい低エネルギーの第2電子ビームを放出する第2ビーム発生手段を設ける。第2電子ビームは走査画像の取得に寄与しないビームであり、低エネルギーであっても全く構わない。そして、ビーム照射手段によって、その第2電子ビームを試料における第1電子ビームの照射位置と同じ位置に照射させる。これにより、第1電子ビームの照射による試料表面の電子の不足分が第2電子ビームの電子で補われることになるため、試料表面のチャージアップが低減される。従って、処理手段によって得られる走査画像は、チャージアップの影響を殆ど受けない安定した画像となる。
好ましくは、ビーム照射手段は、試料に対する第1電子ビーム及び第2電子ビームの照射方向が一致するように、第1電子ビーム及び第2電子ビームの方向を変化させるビーム曲げ部と、ビーム曲げ部で曲げられた第1電子ビーム及び第2電子ビームを試料に対して走査させるビーム走査部とを有する。第1電子ビーム及び第2電子ビームを試料の同じ位置に照射するためには、第1電子ビーム及び第2電子ビームを走査させる前に、第1電子ビームの照射経路と第2電子ビームの照射経路とを揃えておくのが好適である。そこで、第1電子ビーム及び第2電子ビームの方向を変化させるビーム曲げ部を設け、第1電子ビーム及び第2電子ビームの照射方向を合わせることにより、第1電子ビーム及び第2電子ビームを容易に試料の同じ位置に走査させて照射することができる。
また、好ましくは、ビーム照射手段は、第1電子ビームのビーム径が第2電子ビームのビーム径よりも小さくなるように、少なくとも第1電子ビームを絞る手段を有する。上述したように第1電子ビームは走査画像を取得するためのビームであるため、第1電子ビームのビーム径は可能な限り小さいことが好ましいが、第2電子ビームは走査画像の取得には寄与しないため、第2電子ビームのビーム径には特にそのような制約は無い。従って、第1電子ビームのみを十分に絞れば良いので、電子ビームを絞るための構成を簡単化することができる。
さらに、好ましくは、第1電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第1動作切換手段と、第2電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第2動作切換手段と、第1電子ビーム及び第2電子ビームが試料の同じ位置に同時に照射されるように第1動作切換手段及び第2動作切換手段を制御する制御手段とを更に備える。これにより、第1電子ビームの照射による試料表面の電子の不足分が効率的に第2電子ビームの電子で補われるため、試料表面のチャージアップを確実に低減することができる。
このとき、好ましくは、制御手段は、第1電子ビーム及び第2電子ビームが試料の同じ位置に同時に照射される第1期間と、第2電子ビームのみが試料の対応する位置に照射される第2期間とを含むように、第1動作切換手段及び第2動作切換手段を制御し、処理手段は、第1期間において取得した走査画像の波形と第2期間において取得した走査画像の波形との差を抽出する手段を有する。例えば第2電子ビームのエネルギーが若干高い場合には、第1電子ビーム及び第2電子ビームが試料の同じ位置に同時に照射されたときに、処理手段により取得した走査画像に、第2電子ビームの照射に起因したノイズが加わることがある。そこで、第1電子ビーム及び第2電子ビームの同時照射により得られた走査画像の波形と、第2電子ビームのみの照射により得られた走査画像の波形との差を抽出することにより、第2電子ビームの照射によって生じるノイズが除去された高精度な走査画像を得ることができる。
また、第1電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第1動作切換手段と、第2電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第2動作切換手段と、第1電子ビーム及び第2電子ビームが試料の同じ位置に交互に照射されるように第1動作切換手段及び第2動作切換手段を制御する制御手段とを更に備えていても良い。この場合にも、第1電子ビームの照射による試料表面の電子の不足分が効率的に第2電子ビームの電子で補われるため、試料表面のチャージアップを確実に低減することができる。
また、本発明の試料観察方法は、上記の走査型電子顕微鏡を用いて、試料の走査画像を観察することを特徴とするものである。なお、ここでいう観察とは、試料の寸法測定(測長)や欠陥検査等も含んだ概念である。これにより、上述したように試料表面のチャージアップが低減されるため、安定した走査画像を得ることができる。
本発明によれば、エネルギーの異なる第1電子ビーム及び第2電子ビームを試料の同じ位置に走査させて照射するようにしたので、試料が絶縁物等の場合であっても、試料表面のチャージアップの影響を十分に軽減し、安定した走査画像を得ることができる。これにより、例えば絶縁膜上に形成されたパターンの観察や寸法測定等を良好に行うことが可能となる。
以下、本発明に係わる走査型電子顕微鏡及び試料観察方法の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる走査型電子顕微鏡の一実施形態を示す概略構成図である。同図において、本実施形態の走査型電子顕微鏡(以下、SEMという)1は、ウェハ等の基板2に電子ビーム(1次電子)を走査させて照射し、その時に基板2から放出される2次電子を取り込んで基板2の走査画像を取得することにより、基板2上に形成されたパターン等の測長を行うための測長用SEMである。
SEM1は、基板2に照射する電子ビームを発生させる2つの電子銃3A,3Bを備えている。電子銃3A,3Bから放出される電子ビームB,Bの加速エネルギーは、電圧源4A,4Bにより供給される電圧(加速電圧)によってそれぞれ個別に設定される。
電子銃3Aから放出される電子ビームBは、基板2に対するランディングエネルギーが例えば200eV〜1keVといった高い加速エネルギーを有している。この電子ビームBの加速エネルギーは、基板2の走査画像を取得するのに必要なエネルギーである。電子銃3Bから放出される電子ビームBは、基板2に対するランディングエネルギーが例えば0〜100eVといった低い加速エネルギーを有している。この電子ビームBは、基板2の走査画像の取得には殆ど関与しないものである。なお、基板2に対するランディングエネルギー(図3参照)とは、電子ビームB,Bが基板2に当たった時のエネルギーをいう。
また、SEM1は、動作切換機構5A,5Bと、アライメントコイル6A,6Bと、収束レンズ7A,7Bと、ビーム曲げ機構8と、アライメントコイル9と、対物レンズ10と、走査コイル11とを備えている。
動作切換機構5A,5Bは、電子銃3A,3Bから放出された電子ビームB,Bの基板2に対する照射及び照射停止をそれぞれ切り換えるものである。動作切換機構5Aは、例えば2枚の電極プレートからなり、電圧源12Aにより各電極プレートを同電位としたときは、電子ビームBをまっすぐに通過させ、電圧源12Aにより一方の電極プレートをアースに落としたときは、電子ビームBを当該電極プレートに逃がして基板2に向かわないようにする。動作切換機構5Bは、動作切換機構5Aと同じ構成及び機能を有し、電圧源12Aにより動作する。
アライメントコイル6A,6Bは、動作切換機構5A,5Bを通過した電子ビームB,Bの軸調整をそれぞれ行うものであり、図示しない電圧源により動作する。収束レンズ7A,7Bは、アライメントコイル6A,6Bを通過した電子ビームB,Bをそれぞれ収束させるものである。
ビーム曲げ機構8は、収束レンズ7A,7Bを通過した電子ビームB,Bの基板2に対する照射方向が一致するように、電子ビームB,Bの方向を変化させるものである。ビーム曲げ機構8は、例えば2枚の電極プレートからなり、電圧源13により各電極プレートに異なる電圧を供給することで、電子ビームB,Bを強制的に曲げることができる。このとき、電子ビームBの加速エネルギーは電子ビームBの加速エネルギーよりも低いため、電子ビームBは電子ビームBよりも長く各電極プレート間に存在することになる。このため、電子ビームBは、電子ビームBに比べて曲がりやすくなる。従って、電圧源13の供給電圧を調整することにより、電子ビームB,Bの経路(方向)がほぼ一致するように電子ビームB,Bを曲げることが可能である。
なお、電子ビームB,Bの経路をより正確に揃えるためには、図示はしないが、例えばビーム曲げ機構8の後段側に発散レンズ及び集束レンズを並べて配置するのが望ましい。この場合には、ビーム曲げ機構8を通過した電子ビームB,Bが一旦発散レンズで発散され、更に発散した電子ビームB,Bが集束レンズで集束されることになるため、電子ビームB,B中の電子のうち方向の揃った電子のみを取り出すことができる。
また、電子ビームB,Bを強制的に曲げる手段としては、特に上記のような2枚の電極プレートからなるものには限られず、偏向コイル等を用いても良い。
アライメントコイル9は、基板2に対する照射経路が揃った電子ビームB,Bの軸調整を行うものであり、図示しない電圧源により動作する。対物レンズ10は、アライメントコイル9を通過した電子ビームB,Bのビーム径を絞るものであり、図示しない電圧源により動作する。上述したように加速エネルギーの高い電子ビームBは、基板2の走査画像を取得するための電子ビームであるため、できる限り絞る必要がある。このため、対物レンズ10は、電子ビームBのビーム径を10nm以下、好ましくは3nm以下に絞るように設定されている。このように高エネルギーの電子ビームBを基準にしてビーム径を調整すると、低エネルギーの電子ビームBのビーム径については数μm程度までしか絞れないが、電子ビームBは基板2の走査画像の取得には殆ど寄与しないため、特に支障は無い。
走査コイル11は、電圧源14により供給される電圧によって駆動し、対物レンズ10を通過した電子ビームB,Bを偏向させて基板2上に2次元的に走査させる。
また、アライメントコイル9と対物レンズ10との間には、電子ビームB,Bが基板2の表面に照射されたときに基板2の表面から放出される2次電子を検出する検出器15が配置されている。なお、検出器15では、電子ビームB,Bの照射によって基板2の表面で反射した電子も検出される。
さらに、SEM1は、画像処理部16と、制御・演算処理部17とを備えている。画像処理部16は、検出器15の検出信号に基づいて基板2の走査画像を生成する。制御・演算処理部17は、電圧源4A,4B、電圧源12,12B、電圧源13及び電圧源14を含む各種電圧源を制御すると共に、画像処理部16で生成された走査画像のデータに基づいて所定の演算処理を行う。
図2は、制御・演算処理部17の処理手順の詳細を示すフローチャートである。このフローチャートを用いて、SEM1により基板2を観察する方法について説明する。図2では、処理の簡略化のために、1枚の基板2に対して1つの走査画像を生成し、その1フレームの走査画像を基にして所定の演算処理を行うものとしている。なお、1フレームの走査画像は、電子ビームにより基板2を複数の走査ラインに沿って走査することにより得られる。
ここで、電子銃3Aから放出される高エネルギーの電子ビームBは、ランディングエネルギーが例えば500eVになるように設定され、電子銃3Bから放出される低エネルギーの電子ビームBは、ランディングエネルギーが例えば50eVとなるように設定されている(図3参照)。なお、これらの電子ビームB,Bを基板2の同じ位置に確実に照射可能となるように、基板2には例えば−3000Vのバイアスがかけられていると共に、電子銃3Aには例えば−3500Vの加速電圧が供給され、電子銃3Bには例えば−3050Vの加速電圧が供給されている。
制御・演算処理部17は、まず電子銃3A,3Bから放出された電子ビームB,Bが基板2に向けて同時に照射されるように、電圧源4A,4Bを制御する(手順51)。これにより、電子銃3A,3Bから放出された電子ビームB,Bは、動作切換機構5A,5B、アライメントコイル6A,6B、収束レンズ7A,7Bを通り、更にビーム曲げ機構8によって曲げられて合流する。そして、その合流した電子ビームB,Bは、アライメントコイル9及び対物レンズ10を通り、走査コイル11により偏向(走査)されて、走査ラインに沿って基板2の同じ位置に同時に照射される。このとき、基板2から放出された2次電子が検出器15で検出され、この検出器15の検出信号が画像処理部16に送られ、画像処理部16により1走査ライン分の基板2の走査画像が生成される。そして、制御・演算処理部17は、画像処理部16で作成された基板2の走査画像データを入力してメモリに記憶する(手順52)。
続いて、制御・演算処理部17は、電圧源4A,4Bを制御して、基板2に対する電子ビームB,Bの照射を一旦停止し、次の走査ラインの走査の準備を行う。そして、再び電子ビームB,Bが基板2に向けて照射されるように、電圧源4A,4Bを制御する(手順53→手順51)。すると、上記と同様に、電子ビームB,Bは、合流した状態で次の走査ラインに沿って基板2の同じ位置に同時に照射され、画像処理部16により当該走査ラインにおける基板2の走査画像が生成される。そして、制御・演算処理部17は、その基板2の走査画像データをメモリに記憶する(手順52)。
このような動作は、1フレームにおける全ての走査ラインの走査が終了し、1フレーム分の基板2の走査画像データが制御・演算処理部17に取り込まれるまで繰り返し行われる(手順53)。そして、制御・演算処理部17は、1フレーム分の基板2の走査画像データを入力すると、その走査画像データに基づいて、基板2上のパターンの寸法測定(測長)を行う(手順54)。
なお、ノイズの影響が軽減された基板2の走査画像を得るためには、1つの基板2に対して複数フレームの走査画像を生成し、これらの走査画像を用いて手順54の処理を行うのが望ましい。この場合には、上記の手順51〜53をフレーム数だけ繰り返し実行することになる。
以上において、電子銃3A及び電圧源4Aは、第1電子ビームBを放出する第1ビーム発生手段を構成する。電子銃3B及び電圧源4Bは、第1電子ビームBよりもエネルギーの低い第2電子ビームBを放出する第2ビーム発生手段を構成する。動作切換機構5A及び電圧源12Aは、第1電子ビームBの照射及び照射停止を切り換える第1動作切換手段を構成する。動作切換機構5B及び電圧源12Bは、第2電子ビームBの照射及び照射停止を切り換える第2動作切換手段を構成する。ビーム曲げ機構8、アライメントコイル9、対物レンズ10及び走査コイル11は、第1電子ビームB及び第2電子ビームBを試料2の同じ位置に照射させるビーム照射手段を構成する。制御・演算処理部17の手順51は、第1電子ビームB及び第2電子ビームBが試料2の同じ位置に同時に照射されるように第1動作切換手段及び第2動作切換手段を制御する制御手段を構成する。画像処理部16及び制御・演算処理部17の手順52〜54は、第1電子ビームB及び第2電子ビームBが試料2に照射されたときに試料2から放出される2次電子に基づいて試料2の走査画像を取得する処理手段を構成する。
以上のようなSEM1において、電子銃3Aから放出される電子ビームBは、2次電子の放出効率(2次電子の個数/1次電子の個数)が1よりも大きく、基板2に正(+)のチャージを与えるような高いエネルギーを有している(図3参照)。一方、電子銃3Bから放出される電子ビームBは、2次電子の放出効率が1よりも小さく、基板2に負(−)のチャージを与えるような低いエネルギーを有している(図3参照)。
このようなエネルギー量の異なる2種類の電子ビームB,Bを基板2の同じ部位に同時に照射することにより、高エネルギーの電子ビームBの照射によって基板2の表面に生じる電子の過不足分が、低エネルギーの電子ビームBの照射によって充足されることになる。このため、基板2の表面自体や基板2上のパターンに生じる正のチャージアップが低減され、高エネルギーの電子ビームBが照射し続けられることによる2次電子の放出効率の低下が抑えられる。
従って、画像処理部16で生成される基板2の走査画像の解像度が上がるため、走査画像の歪みや揺らぎが防止される。また、基板2上のパターンが正にチャージされていると、その電界によってパターンの側方を通る1次電子ビームが局所的に曲げられるため、パターンの測長値がずれることがあるが、上記のようにパターンのチャージアップが抑制されることで、測長値のずれを防止することができる。さらに、基板2の表面のチャージアップによってフォーカス点がずれ、これにより走査画像の倍率のずれ(レンズ効果)が生じて測長値に影響を与える場合があるが、これも防止することができる。以上により、安定した走査画像が得られるため、パターンの寸法を正確に測定することが可能となる。
また、パターンが正にチャージされていると、同じパターンを複数回連続して測定する際に、チャージアップの量が変化していくため測長値がドリフトする。しかし、上記のようにパターンのチャージアップが抑制されることで、安定した走査画像が得られ、パターンの測長値が安定化するため、測定再現性が向上する。
さらに、例えば基板2上の金属膜の表面に薄い層間絶縁膜が形成されている場合、チャージアップが原因で生じやすい基板2の静電破壊を防止することもできる。
図4は、制御・演算処理部17の処理手順の変形例を示すフローチャートである。同図に示す手順に従って基板2の観察を行う場合には、制御・演算処理部17は、まず電子銃3Bから放出された低エネルギーの電子ビームBのみが基板2に向けて照射されるように、電圧源4Bを制御する(手順61)。これにより、電子銃3Bから放出された電子ビームBは、動作切換機構5B、アライメントコイル6B、収束レンズ7B、ビーム曲げ機構8、アライメントコイル9及び対物レンズ10を通り、走査コイル11により走査ラインに沿って基板2に照射される。このとき、基板2から放出された2次電子が検出器15で検出され、この検出器15の検出信号が画像処理部16に送られ、画像処理部16により基板2の走査画像が生成される。そして、制御・演算処理部17は、その基板2の走査画像データを入力してメモリに記憶する(手順62)。その後、制御・演算処理部17は、電圧源4Bを制御して、基板2に対する電子ビームBの照射を一旦停止する。
このような動作は、1フレームにおける全ての走査ラインの走査が終了し、1フレーム分の基板2の走査画像データが制御・演算処理部17に取り込まれるまで繰り返し行われる(手順63)。
そして、制御・演算処理部17は、1フレーム分の基板2の走査画像データを入力すると、今度は電子銃3A,3Bから放出された電子ビームB,Bが基板2に向けて同時に照射されるように、電圧源4A,4Bを制御する(手順64)。これにより、電子銃3A,3Bから放出された電子ビームB,Bは、動作切換機構5A,5B、アライメントコイル6A,6B、収束レンズ7A,7B、ビーム曲げ機構8、アライメントコイル9及び対物レンズ10を通り、走査コイル11により先と同じ走査ラインに沿って基板2の同じ位置に同時に照射される。このとき、基板2から放出された2次電子が検出器15で検出され、この検出器15の検出信号が画像処理部16に送られ、画像処理部16により基板2の走査画像が生成される。そして、制御・演算処理部17は、その基板2の走査画像データを入力してメモリに記憶する(手順65)。その後、制御・演算処理部17は、電圧源4A,4Bを制御して、基板2に対する電子ビームB,Bの照射を一旦停止する。
このような動作は、1フレームにおける全ての走査ラインの走査が終了し、1フレーム分の基板2の走査画像データが制御・演算処理部17に取り込まれるまで繰り返し行われる(手順66)。そして、制御・演算処理部17は、1フレーム分の基板2の走査画像データを入力すると、先にメモリに記憶した走査画像データ(電子ビームBのみの照射により得られた走査画像データ)と、電子ビームB,Bの同時照射により得られた走査画像データとを読み出す。そして、電子ビームB,Bの同時照射により得られた走査画像の波形と電子ビームBのみの照射により得られた走査画像の波形との差をとるように、両者の画像波形を合成する(手順67)。続いて、その走査画像の合成波形に基づいて、基板2上に設けられたパターンの測長を行う(手順68)。
ここで、手順61,64は、第1電子ビームB及び第2電子ビームBが試料2の同じ位置に同時に照射される第1期間と、第2電子ビームBのみが試料2の対応する位置に照射される第2期間とを含むように、第1動作切換手段及び第2動作切換手段を制御する手段を構成する。手順67は、第1期間において取得した走査画像の波形と第2期間において取得した走査画像の波形との差を抽出する手段を構成する。
このように電子ビームB,Bの同時照射により得られた走査画像の波形と低エネルギーの電子ビームBのみの照射により得られた走査画像の波形との差を抽出することにより、電子ビームBのエネルギーが多少高い場合でも、電子ビームBの照射により得られる走査画像に生じるノイズが除去され、必要な情報(パターン)だけを取り出すことができる。これにより、一層安定した基板2の走査画像が得られるため、パターン寸法の測定精度を更に向上させることが可能となる。
なお、上記の処理手順では、低エネルギーの電子ビームBのみを照射させてから、電子ビームB,Bを同時に照射させるようにしたが、これとは逆に、先ず電子ビームB,Bを同時に照射させ、その後で電子ビームBのみを照射させても良い。また、上記の処理手順では、電子ビームBのみの照射と電子ビームB,Bの同時照射とを1フレーム単位で切り換えるようにしたが、両者の切換タイミングとしては、1スキャン単位または複数スキャン単位であっても良い。
図5は、制御・演算処理部17の処理手順の他の変形例を示すフローチャートである。同図に示す手順に従って基板2の観察を行う場合には、制御・演算処理部17は、まず電子銃3Aから放出された高エネルギーの電子ビームBのみが基板2に向けて照射されるように、電圧源4Aを制御する(手順71)。これにより、電子銃3Aから放出された電子ビームBは、動作切換機構5A、アライメントコイル6A、収束レンズ7A、ビーム曲げ機構8、アライメントコイル9及び対物レンズ10を通り、走査コイル11により走査ラインに沿って基板2に照射される。このとき、基板2から放出された2次電子が検出器15で検出され、この検出器15の検出信号が画像処理部16に送られ、画像処理部16により基板2の走査画像が生成される。その後、制御・演算処理部17は、電圧源4Aを制御して、基板2に対する電子ビームBの照射を一旦停止する。
続いて、制御・演算処理部17は、今度は電子銃3Bから放出された低エネルギーの電子ビームBのみが基板2の同じ位置に照射されるように、電圧源4Bを制御する(手順72)。これにより、電子銃3Bから放出された電子ビームBは、動作切換機構5B、アライメントコイル6B、収束レンズ7B、ビーム曲げ機構8、アライメントコイル9及び対物レンズ10を通り、走査コイル11により上記と同じ走査ラインに沿って基板2に照射される。このとき、上記と同様にして、画像処理部16により基板2の走査画像が生成される。その後、制御・演算処理部17は、電圧源4Bを制御して、基板2に対する電子ビームBの照射を一旦停止する。
続いて、制御・演算処理部17は、画像処理部16により生成した基板2の走査画像データを入力してメモリに記憶する(手順73)。このとき、実質的に基板2の走査画像を作るための電子ビームは電子ビームBだけであるので、当該電子ビームBのみの照射により得られた走査画像データだけを取り込んでも良いし、或いは電子ビームBのみの照射により得られた走査画像データと電子ビームBのみの照射により得られた走査画像データとの両方を取り込んでも良い。
このような動作は、1フレームにおける全ての走査ラインの走査が終了し、1フレーム分の基板2の走査画像データが制御・演算処理部17に取り込まれるまで繰り返し行われる(手順74)。そして、制御・演算処理部17は、1フレーム分の基板2の走査画像データを入力すると、その走査画像データに基づいて、基板2上のパターンの測長を行う(手順75)。
ここで、手順71,72は、第1電子ビームB及び第2電子ビームBが試料2の同じ位置に交互に照射されるように第1動作切換手段及び第2動作切換手段を制御する制御手段を構成する。
このようにエネルギーの異なる電子ビームB,Bを基板2の同じ位置に交互に照射する場合であっても、高エネルギーの電子ビームBの照射による基板2表面の電子の不足分を、低エネルギーの電子ビームBの照射によって補うことができる。従って、この場合にも、基板2の表面に生じる正のチャージアップが低減されるため、当該チャージアップの影響を軽減し、安定した走査画像を得ることが可能となる。
このとき、1枚の基板2に対して複数フレームの走査画像を取得する場合には、電子ビームB,Bを基板2の同じ位置に、上記と同様に1走査(スキャン)単位で交互に照射しても良いし、複数スキャン単位または1フレーム単位で交互に又は時間差をもって照射しても良い。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、電子銃3A,3Bから放出される電子ビームB,Bのエネルギー量やビーム径等については、観察すべき試料の種類、寸法、特性等に応じて適宜設定すれば良い。
また、上記実施形態では、エネルギーの異なる2種類の電子ビームB,Bを途中で強制的に曲げることにより、電子ビームB,Bの照射経路を揃えた状態で、電子ビームB,Bを走査させて基板2の同じ位置に照射するようにしたが、他の構成を採用しても良い。例えばアライメントコイル9、対物レンズ10及び走査コイル11を電子銃3A,3Bに対応して2組設けることにより、電子ビームB,Bの照射経路を特に揃えることなく、電子ビームB,Bを走査させて基板2の同じ位置に照射しても良い。
さらに、上記実施形態の走査型電子顕微鏡1は測長用SEMであるが、本発明は、欠陥検査用SEM(DR−SEM)等にも適用できることは言うまでもない。
本発明に係わる走査型電子顕微鏡の一実施形態を示す概略構成図である。 図1に示した制御・演算処理部の処理手順の詳細を示すフローチャートである。 電子ビームのランディングエネルギーと2次電子の放出効率との関係の一例を示すグラフである。 図1に示した制御・演算処理部の処理手順の変形例を示すフローチャートである。 図1に示した制御・演算処理部の処理手順の他の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…走査型電子顕微鏡、2…基板(試料)、3A…電子銃(第1電子ビーム発生手段)、3B…電子銃(第2電子ビーム発生手段)、4A…電圧源(第1電子ビーム発生手段)、4B…電圧源(第2電子ビーム発生手段)、5A…動作切換機構(第1動作切換手段)、5B…動作切換機構(第2動作切換手段)、8…ビーム曲げ機構(ビーム曲げ部、ビーム照射手段)、9…アライメントコイル(ビーム照射手段)、10…対物レンズ(ビーム照射手段)、11…走査コイル(ビーム走査部、ビーム照射手段)、12A…電圧源(第1動作切換手段)、12B…電圧源(第2動作切換手段)、16…画像処理部(処理手段)、17…制御・演算処理部(制御手段、処理手段)。

Claims (7)

  1. 試料に電子ビームを走査させて照射し、前記試料から放出される2次電子を取り込んで画像化する走査型電子顕微鏡であって、
    第1電子ビームを放出する第1ビーム発生手段と、
    前記第1電子ビームよりもエネルギーの低い第2電子ビームを放出する第2ビーム発生手段と、
    前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームを前記試料の同じ位置に照射させるビーム照射手段と、
    前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームが前記試料に照射されたときに前記試料から放出される2次電子に基づいて前記試料の走査画像を取得する処理手段とを備える走査型電子顕微鏡。
  2. 前記ビーム照射手段は、前記試料に対する前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームの照射方向が一致するように、前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームの方向を変化させるビーム曲げ部と、前記ビーム曲げ部で曲げられた前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームを前記試料に対して走査させるビーム走査部とを有する請求項1記載の走査型電子顕微鏡。
  3. 前記ビーム照射手段は、前記第1電子ビームのビーム径が前記第2電子ビームのビーム径よりも小さくなるように、少なくとも前記第1電子ビームを絞る手段を有する請求項1または2記載の走査型電子顕微鏡。
  4. 前記第1電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第1動作切換手段と、
    前記第2電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第2動作切換手段と、
    前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームが前記試料の同じ位置に同時に照射されるように前記第1動作切換手段及び前記第2動作切換手段を制御する制御手段とを更に備える請求項1〜3のいずれか一項記載の走査型電子顕微鏡。
  5. 前記制御手段は、前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームが前記試料の同じ位置に同時に照射される第1期間と、前記第2電子ビームのみが前記試料の対応する位置に照射される第2期間とを含むように、前記第1動作切換手段及び前記第2動作切換手段を制御し、
    前記処理手段は、前記第1期間において取得した走査画像の波形と前記第2期間において取得した走査画像の波形との差を抽出する手段を有する請求項4記載の走査型電子顕微鏡。
  6. 前記第1電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第1動作切換手段と、
    前記第2電子ビームの照射及び照射停止を切り換える第2動作切換手段と、
    前記第1電子ビーム及び前記第2電子ビームが前記試料の同じ位置に交互に照射されるように前記第1動作切換手段及び前記第2動作切換手段を制御する制御手段とを更に備える請求項1〜3のいずれか一項記載の走査型電子顕微鏡。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項記載の走査型電子顕微鏡を用いて、前記試料の走査画像を観察する試料観察方法。


JP2004314394A 2004-10-28 2004-10-28 走査型電子顕微鏡及び試料観察方法 Pending JP2006127903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004314394A JP2006127903A (ja) 2004-10-28 2004-10-28 走査型電子顕微鏡及び試料観察方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004314394A JP2006127903A (ja) 2004-10-28 2004-10-28 走査型電子顕微鏡及び試料観察方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006127903A true JP2006127903A (ja) 2006-05-18

Family

ID=36722413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004314394A Pending JP2006127903A (ja) 2004-10-28 2004-10-28 走査型電子顕微鏡及び試料観察方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006127903A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109490A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Jeol Ltd 荷電粒子線装置
US11562883B2 (en) 2019-06-26 2023-01-24 Kioxia Corporation Electron microscope and beam irradiation method

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61294749A (ja) * 1985-06-24 1986-12-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パタン寸法測定方法
JPH06243814A (ja) * 1993-02-16 1994-09-02 Jeol Ltd 走査電子顕微鏡
JP2002118158A (ja) * 1996-03-05 2002-04-19 Hitachi Ltd 回路パターンの検査方法及び検査装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61294749A (ja) * 1985-06-24 1986-12-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パタン寸法測定方法
JPH06243814A (ja) * 1993-02-16 1994-09-02 Jeol Ltd 走査電子顕微鏡
JP2002118158A (ja) * 1996-03-05 2002-04-19 Hitachi Ltd 回路パターンの検査方法及び検査装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109490A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Jeol Ltd 荷電粒子線装置
US11562883B2 (en) 2019-06-26 2023-01-24 Kioxia Corporation Electron microscope and beam irradiation method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6265719B1 (en) Inspection method and apparatus using electron beam
US7022986B2 (en) Apparatus and method for wafer pattern inspection
JP4914604B2 (ja) 電子線検査装置を用いたパターン欠陥検査方法及びそのシステム、並びに写像投影型又はマルチビーム型電子線検査装置
KR101564047B1 (ko) 하전입자선장치, 그 장치를 이용한 비점수차 조정방법 및 그 장치를 이용한 디바이스제조방법
JP5241168B2 (ja) 電子顕微鏡
WO1999009582A1 (fr) Dispositif et procede servant a observer un objet
JP2001273861A (ja) 荷電ビーム装置およびパターン傾斜観察方法
JP2008215969A (ja) 荷電粒子線応用装置
JP2007265931A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2006032107A (ja) 反射結像型電子顕微鏡及びそれを用いたパターン欠陥検査装置
JP6666627B2 (ja) 荷電粒子線装置、及び荷電粒子線装置の調整方法
WO2015050201A1 (ja) 荷電粒子線の傾斜補正方法および荷電粒子線装置
JP2005292157A (ja) ウェハ欠陥検査方法及びウェハ欠陥検査装置
JP2010055756A (ja) 荷電粒子線の照射方法及び荷電粒子線装置
JP2004342341A (ja) ミラー電子顕微鏡及びそれを用いたパターン欠陥検査装置
US10566170B2 (en) X-ray imaging device and driving method thereof
JP3984870B2 (ja) ウェハ欠陥検査方法及びウェハ欠陥検査装置
JP2005181246A (ja) パターン欠陥検査方法及び検査装置
TW557469B (en) Method of observing secondary ion image by focused ion beam
JP3711244B2 (ja) ウエハの欠陥検査装置
JP2008262882A (ja) 荷電粒子線装置および荷電粒子線像生成方法
JP2006127903A (ja) 走査型電子顕微鏡及び試料観察方法
TWI737146B (zh) 用於操作具有多個細束的帶電粒子裝置的裝置和方法
JP4484860B2 (ja) パターン欠陥検査方法
JP2007212398A (ja) 基板検査装置および基板検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110224

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110728