JP2006127849A - 電池 - Google Patents

電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2006127849A
JP2006127849A JP2004312626A JP2004312626A JP2006127849A JP 2006127849 A JP2006127849 A JP 2006127849A JP 2004312626 A JP2004312626 A JP 2004312626A JP 2004312626 A JP2004312626 A JP 2004312626A JP 2006127849 A JP2006127849 A JP 2006127849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
negative electrode
peak
fluoro
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004312626A
Other languages
English (en)
Inventor
Karin Tsuda
果林 津田
Gentaro Kano
巌大郎 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004312626A priority Critical patent/JP2006127849A/ja
Publication of JP2006127849A publication Critical patent/JP2006127849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】 サイクル特性などの電池特性を向上させることができる電池を提供する。
【解決手段】 負極22は、波長5145nmのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、1580cm-1〜1620cm-1に第1のピーク、1350cm-1〜1370cm-1に第2のピークが得られ、第1のピークの強度をIA、第2のピークの強度をIBとすると、第1のピークと第2のピークとの強度比IB/IAが0.25〜0.6である炭素材料を含んでいる。セパレータ23には、炭酸プロピレンと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンとを含む電解液が含浸されている。これにより炭酸プロピレンの分解が抑制され、サイクル特性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負極に炭素材料を含み、かつ電解液に炭酸プロピレンを含む電池に関する。
電子機器の小型化に伴い、高エネルギー密度を有する電池の開発が要求されている。この要求に応える電池としては、負極においてリチウム(Li)の析出および溶解を利用したリチウム金属二次電池がある。しかし、リチウム金属二次電池は、充電時に負極上にリチウムがデンドライト析出し不活性化するので、サイクル寿命が短いという問題がある。
このサイクル寿命を改善したものとしては、リチウムイオン二次電池がある。リチウムイオン二次電池は、負極においてリチウムの吸蔵および放出を利用したものであり、例えば、負極に黒鉛などの炭素材料を用い、電解液に炭酸プロピレンなどの炭酸エステルを用いたものが実用化されている。ところが、炭酸プロピレンは炭素材料を用いると負極において分解されやすい。そこで、電解液に種々の添加剤を添加することによりその反応を抑制することが検討されている。例えば、そのような効果が期待できる添加剤の一つに、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−240232号公報
しかしながら、負極に天然黒鉛などの結晶性の高い炭素材料を用いると、電解液に4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを添加しても、炭酸プロピレンの分解を十分に抑制することができず、サイクル特性などの電池特性を改善することができないという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、サイクル特性などの電池特性を向上させることができる電池を提供することにある。
本発明による電池は、正極および負極と共に電解液を備えたものであって、負極は、波長5145nmのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、1580cm-1以上1620cm-1以下の範囲に第1のピーク、1350cm-1以上1370cm-1以下の範囲に第2のピークがそれぞれ得られ、第1のピークの強度をIA、第2のピークの強度をIBとすると、第1のピークと第2のピークとの強度比IB/IAが0.25以上0.6以下である炭素材料を含み、電解液は、炭酸プロピレンと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンとを含む溶媒を含有し、溶媒における炭酸プロピレンの含有量は25質量%以上70質量%未満であり、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量は0.5質量%以上10質量%以下のものである。
本発明の電池によれば、負極に強度比IB/IAが0.25以上0.6以下の炭素材料を含むと共に、電解液に炭酸プロピレンおよび4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを含むようにしたので、高い容量を得ることができると共に、炭酸プロピレンの分解を抑制することができ、サイクル特性などの電池特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る二次電池の断面構造を表すものである。この二次電池は、いわゆる円筒型といわれるものであり、ほぼ中空円柱状の電池缶11の内部に、帯状の正極21と負極22とがセパレータ23を介して巻回された巻回電極体20を有している。電池缶11は、例えばニッケル(Ni)のめっきがされた鉄(Fe)により構成されており、一端部が閉鎖され他端部が開放されている。電池缶11の内部には、巻回電極体20を挟むように巻回周面に対して垂直に一対の絶縁板12,13がそれぞれ配置されている。
電池缶11の開放端部には、電池蓋14と、この電池蓋14の内側に設けられた安全弁機構15および熱感抵抗素子(Positive Temperature Coefficient;PTC素子)16とが、ガスケット17を介してかしめられることにより取り付けられており、電池缶11の内部は密閉されている。電池蓋14は、例えば、電池缶11と同様の材料により構成されている。安全弁機構15は、熱感抵抗素子16を介して電池蓋14と電気的に接続されており、内部短絡あるいは外部からの加熱などにより電池の内圧が一定以上となった場合にディスク板15Aが反転して電池蓋14と巻回電極体20との電気的接続を切断するようになっている。熱感抵抗素子16は、温度が上昇すると抵抗値の増大により電流を制限し、大電流による異常な発熱を防止するものである。ガスケット17は、例えば、絶縁材料により構成されており、表面にはアスファルトが塗布されている。
巻回電極体20の中心には例えばセンターピン24が挿入されている。巻回電極体20の正極21にはアルミニウム(Al)などよりなる正極リード25が接続されており、負極22にはニッケルなどよりなる負極リード26が接続されている。正極リード25は安全弁機構15に溶接されることにより電池蓋14と電気的に接続されており、負極リード26は電池缶11に溶接され電気的に接続されている。
図2は図1に示した巻回電極体20の一部を拡大して表すものである。正極21は、例えば、対向する一対の面を有する正極集電体21Aの両面または片面に正極活物質層21Bが設けられた構造を有している。正極集電体21Aは、例えば、アルミニウム箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔などの金属箔により構成されている。
正極活物質層21Bは、正極活物質として、例えばリチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料のいずれか1種または2種以上を含んでおり、更に必要に応じて導電剤および結着剤を含んでいてもよい。リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料としては、例えば、硫化チタン(TiS2 ),硫化モリブデン(MoS2 ),セレン化ニオブ(NbSe2 )あるいは酸化バナジウム(V2 5 )などのリチウムを含有しない金属硫化物,金属セレン化物あるいは金属酸化物など、またはリチウムを含有するリチウム含有化合物が挙げられる。
中でも、リチウム含有化合物は、高電圧および高エネルギー密度を得ることができるものがあるので好ましい。このようなリチウム含有化合物としては、例えば、化学式Lix MIO2 あるいはLiy MIIPO4 で表されるものが挙げられる。式中、MIおよびMIIは1種類以上の遷移金属を表し、特にコバルト(Co),ニッケルおよびマンガン(Mn)のうちの少なくとも1種を含むことが好ましい。より高い電圧を得ることができるからである。なお、式中、xおよびyの値は電池の充放電状態によって異なり、通常、0.05≦x≦1.10、0.05≦y≦1.10である。化学式Lix MIO2 で表されるリチウム含有化合物の具体例としては、リチウムコバルト複合酸化物(LiCoO2 )、リチウムニッケル複合酸化物(LiNiO2 )、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(LiNiz Co1-z 2 (0<z<1))、あるいはスピネル型構造を有するリチウムマンガン複合酸化物(LiMn2 4 )などが挙げられる。
負極22は、例えば、対向する一対の面を有する負極集電体22Aの両面または片面に負極活物質層22Bが設けられた構造を有している。負極集電体22Aは、例えば、銅箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔などの金属箔により構成されている。
負極活物質層22Bは、負極活物質として、例えばリチウムを吸蔵および放出することが可能な負極材料のいずれか1種または2種以上を含んでおり、必要に応じて、例えば正極活物質層21Bと同様の結着剤を含んでいてもよい。リチウムを吸蔵および放出することが可能な負極材料としては、例えば炭素材料が挙げられ、本実施の形態では、波長5145nmのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、1580cm-1以上1620cm-1以下の範囲に第1のピークと、1350cm-1以上1370cm-1以下の範囲に第2のピークとがそれぞれ得られ、かつ、第1のピークの強度をIA、第2のピークの強度をIBとすると、第1のピークと第2のピークとの強度比IB/IAが0.25以上0.6以下の炭素材料を含んでいる。
このラマンスペクトル分析において得られる第1のピークはGバンドと呼ばれ、黒鉛構造に由来するものであり、第2のピークはDバンドと呼ばれ、乱層構造に由来するものである。つまり、この炭素材料は、黒鉛構造と乱層構造とを所定の割合で有している。これによりこの二次電池では、後述する電解液と組み合わせることにより、高い容量を得ることができると共に、優れたサイクル特性を得ることができるようになっている。
この炭素材料において、乱層構造は表面の少なくとも一部に存在していることが好ましい。例えば、強度比IB/IAが0.25未満の高結晶部の少なくとも一部を被覆するように強度比IB/IAが0.25以上の低結晶部が存在し、炭素材料全体における強度比IB/IAの平均値が0.25以上となっていることが好ましい。このように黒鉛構造の表面を乱層構造で覆うことにより、後述する電解液に含まれる4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを効果的に作用させることができるからである。
このような炭素材料としては、例えば、高結晶部となる天然黒鉛粒子の表面を炭素前駆体で被覆したのち、不活性ガス雰囲気下において黒鉛化が進行しない温度、例えば、700℃〜2800℃の温度範囲で焼成して低結晶部を形成したものが挙げられる。
炭素前駆体としては、例えば、軟ピッチから硬ピッチまでのコールタールピッチ、石炭液化油などの炭素系重質油、アスファルテンなどの直流系重質油、原油あるいはナフサなどの熱分解時に副生するナフサタールなどの分解系重質油等の石油系重質油、分解系重質油を熱処理することで得られる、エチレンタールピッチ,流動接触分解(FCC;fluid catalytic cracking)デカントオイルあるいはアシュランドピッチなどの熱処理ピッチ等を用いることができる。また、ポリ塩化ビニル,ポリビニルアセテート,ポリビニルブチラールあるいはポリビニルアルコールなどのビニル系高分子、3−メチルフェノールフォルムアルデヒド樹脂あるいは3,5−ジメチルフェノールフォルムアルデヒド樹脂などの置換フェノール樹脂、アセナフチレン,デカシクレンあるいはアントラセンなどの芳香族炭化水素、フェナジンあるいはアクリジンなどの窒素環化合物、チオフェン等の硫黄環化合物などを用いることもできる。更に、セルロースなどの天然高分子、ポリ塩化ビニリデンやポリアクリロニトリルなどの鎖状ビニル樹脂、ポリフェニレンなどの芳香族系高分子、フルフリルアルコール樹脂、フェノールフォルムアルデヒド樹脂、イミド樹脂などの熱硬化性樹脂やフルフリルアルコールのような熱硬化性樹脂原料などを用いることもできる。
また、表面の少なくとも一部に乱層構造を有する炭素材料としては、この他にも、メソカーボンマイクロビーズなどの人造黒鉛が挙げられる。
セパレータ23は、正極21と負極22とを隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止しつつ、リチウムイオンを通過させるものである。セパレータ23は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレンあるいはポリエチレンなどよりなる合成樹脂製の多孔質膜、またはセラミック製の不織布などの無機材料よりなる多孔質膜により構成されており、これらの2種以上の多孔質膜を積層した構造とされていてもよい。
セパレータ23には、液状の電解質である電解液が含浸されている。電解液は、電解質塩と、この電解質塩を溶解する溶媒とを含んでいる。
電解質塩としては、LiPF6 ,LiAsF6 ,LiBF4 ,LiClO4 ,LiB(C6 5 4 ,LiCH3 SO3 ,LiCF3 SO3 ,LiN(CF3 SO2 2 ,LiN(C2 5 SO2 2 ,LiN(C4 9 SO2 )(CF3 SO2 ),LiC(CF3 SO2 3 ,LiC4 9 SO3 ,LiAlCl4 、LiSiF6 、LiClあるいはLiBrなどのリチウム塩が挙げられる。電解質塩には、1種を単独で用いてもよいが、2種以上を混合して用いてもよい。中でも、LiPF6 は、高い導電率を得ることができるので好ましい。
電解質塩の電解液における含有量(濃度)は、0.1mol/l〜2.0mol/lの範囲内、または0.1mol/kg〜2.0mol/kgの範囲内であることが好ましい。これらの範囲内において良好なイオン伝導度を得ることができるからである。
溶媒は、炭酸プロピレンを含んでいる。炭酸プロピレンは高い誘電率を有しているので、高いイオン伝導率を得ることができるからである。高い誘電率を有する溶媒としては他にも炭酸エチレンがあるが、炭酸エチレンは低温特性に劣るので、用いる場合は炭酸プロピレンと混合することが好ましい。
溶媒は、更に、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを含んでいる。上述した炭素材料と組み合わせて用いることにより、負極22に安定な被膜を形成することができると考えられ、負極22における炭酸プロピレンの分解反応を抑制することができるからである。
溶媒は、炭酸プロピレンと4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンとにより構成してもよいが、他の1種または2種以上の溶媒と混合してもよい。他の溶媒としては、上述した炭酸エチレンや、他にも、炭酸ビニレン、炭酸ジエチル、炭酸ジメチル、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、アニソール、酢酸エステル、酪酸エステル、プロピオン酸エステルあるいはフルオロベンゼンなどが挙げられる。
溶媒における炭酸プロピレンの含有量は、25質量%以上70質量%未満とすることが好ましい。25質量%未満では特に低温において高いイオン伝導率を得ることが難しく、70質量%以上では炭酸プロピレンの含有量が多く4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを添加しても分解反応を抑制することが難しくなるからである。また、溶媒における4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量は、0.5質量%以上10質量%以下の範囲内とすることが好ましい。この範囲内において負極22の界面抵抗の増大を抑制しつつ、炭酸プロピレンの分解反応を効果的に抑制することがきるからである。
なお、電解液に代えて、ゲル状電解質を用いてもよい。ゲル状電解質は、例えば、高分子化合物に電解液を保持させたものである。電解液(すなわち、溶媒および電解質塩など)については、上述のとおりである。高分子化合物としては、例えば、電解液を吸収してゲル化するものであればよく、そのような高分子化合物としては、例えば、ポリフッ化ビニリデンあるいはフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体などのフッ素系高分子化合物、ポリエチレンオキサイドあるいはポリエチレンオキサイドを含む架橋体などのエーテル系高分子化合物、またはポリアクリロニトリルなどが挙げられる。特に、酸化還元安定性の点からは、フッ素系高分子化合物が望ましい。
この二次電池では、充電を行うと、例えば、正極活物質層21Bからリチウムイオンが放出され、電解液を介して負極活物質層22Bに吸蔵される。放電を行うと、例えば、負極活物質層22Bからリチウムイオンが放出され、電解液を介して正極活物質層21Bに吸蔵される。その際、負極22には、リチウムを吸蔵および離脱することが可能な負極材料として強度比IB/IAが0.25以上の炭素材料を用いているので、電解液に含まれる4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンにより、負極22に安定な被膜が形成されると考えられる。よって、負極22における炭酸プロピレンの分解反応が抑制される。
この二次電池は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、例えば、正極活物質と、導電剤と、結着剤とを混合して正極合剤を調製し、この正極合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤に分散させてペースト状の正極合剤スラリーとする。続いて、この正極合剤スラリーを正極集電体21Aに塗布し溶剤を乾燥させたのち、ロールプレス機などにより圧縮成型して正極活物質層21Bを形成し、正極21を作製する。
次いで、例えば、負極活物質と、結着剤とを混合して負極合剤を調製し、この負極合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤に分散させてペースト状の負極合剤スラリーとする。続いて、この負極合剤スラリーを負極集電体22Aに塗布し溶剤を乾燥させたのち、ロールプレス機などにより圧縮成型して負極活物質層22Bを形成し、負極22を作製する。
次いで、正極集電体21Aに正極リード25を溶接などにより取り付けると共に、負極集電体22Aに負極リード26を溶接などにより取り付ける。そののち、正極21と負極22とをセパレータ23を介して巻回し、正極リード25の先端部を安全弁機構15に溶接すると共に、負極リード26の先端部を電池缶11に溶接して、巻回した正極21および負極22を一対の絶縁板12,13で挟み電池缶11の内部に収納する。正極21および負極22を電池缶11の内部に収納したのち、電解液を電池缶11の内部に注入し、セパレータ23に含浸させる。そののち、電池缶11の開口端部に電池蓋14,安全弁機構15および熱感抵抗素子16をガスケット17を介してかしめることにより固定する。これにより、図1に示した二次電池が完成する。
このように本実施の形態では、負極22に強度比IB/IAが0.25以上0.6以下の炭素材料を含むと共に、電解液に炭酸プロピレンおよび4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを含むようにしたので、高い容量を得ることができると共に、炭酸プロピレンの分解を抑制することができ、サイクル特性などの電池特性を向上させることができる。
更に、本発明の具体的な実施例について詳細に説明する。
(実施例1−1〜1−9)
図1に示したような円筒型の二次電池を作製した。
まず、負極活物質である炭素材料粉末90質量%と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン10質量%とを混合して負極合剤を調製した。炭素材料には、平均粒径25μmの粒状人造黒鉛を用い、その強度比IB/IAを実施例1−1〜1−3は0.25、実施例1−4〜1−6は0.4、実施例1−7〜1−9は0.6と変化させた。
次いで、この負極合剤を溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散して負極合剤スラリーとし、厚み15μmの帯状の銅箔よりなる負極集電体22Aの両面に均一に塗布して乾燥させ、ロールプレス機で圧縮成型して負極活物質層22Bを形成し、負極22を作製した。
また、正極活物質としてリチウム・コバルト複合酸化物(LiCoO2 )粉末を用意し、このリチウム・コバルト複合酸化物粉末95質量%と、炭酸リチウム粉末5質量%との混合物94質量%と、導電剤であるケッチェンブラック3質量%と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン3質量%とを混合して正極合剤を調整した。次いで、この正極合剤を溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散して正極合剤スラリーとし、厚み20μmの帯状のアルミニウム箔よりなる正極集電体21Aの両面に均一に塗布して乾燥させ、ロールプレス機で圧縮成型して正極活物質層21Bを形成し、正極21を作製した。その際、正極21と負極22との対向面における容量比は正極容量:負極容量=97:100となるようにし、充電の途中で負極22にリチウム金属が析出しないようにした。
続いて、正極21に正極リード25を取り付けると共に、負極22に負極リード26を取り付けたのち、正極21と負極22とを、厚さ25μmの微多孔性ポリエチレン延伸フィルムからなるセパレータ23を介して積層してから多数回巻回し、巻回電極体20を作製した。そののち、この巻回電極体20の上下に絶縁板12, 13を配設してニッケルめっきを施した鉄製の電池缶11に収納し、正極リード25を電池蓋14に、負極リード26を電池缶11にそれぞれ溶接した。
次いで、電池缶11の中に電解液を減圧注入法により注入したのち、ガスケット17を介して電池缶11をかしめることにより、安全弁機構15、熱感抵抗素子16および電池蓋14を固定し、二次電池を得た。電解液には、炭酸プロピレンと炭酸エチレンと4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンとを混合した混合溶媒に、電解質塩として1.5mol/lのLiPF6 を溶解させたものを用いた。溶媒における炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの割合は質量比で1:1とし、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量は実施例1−1,1−4,1−7が0.5質量%、実施例1−2,1−5,1−8が5質量%、実施例1−3,1−6,1−9が10質量%と変化させた。
また、実施例1−1〜1−9に対する比較例1−1〜1−15として、炭素材料の強度比IB/IAおよび4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を変化させたことを除き、他は実施例1−1〜1−9と同様にして二次電池を作製した。
比較例1−1〜1−3は強度比IB/IAが0.25の人造黒鉛を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例1−4〜1−6は強度比IB/IAが0.4の人造黒鉛を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例1−7〜1−9は強度比IB/IAが0.6の人造黒鉛を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例1−10〜1−15は強度比IB/IAが0.1、0.2または0.7の人造黒鉛を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%または10質量%と変化させたものである。
作製した実施例1−1〜1−9および比較例1−1〜1−15の二次電池について23℃の環境下にて充放電試験を行い、初回放電容量および100サイクル目の容量維持率を求めた。充電は、1200mAの定電流で電池電圧が4.2Vに達するまで行ったのち、4.2Vの定電圧で総充電時間が4時間に達するまで行い、放電は、1200mAの定電流で電池電圧が2.75Vに達するまで行った。容量維持率は、初回放電容量(1サイクル目の放電容量)に対する100サイクル目の放電容量の比率、すなわち(100サイクル目の放電容量/初回放電容量)×100として算出した。得られた結果を表1〜4および図3,4に示す。
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
表1〜4および図3,4に示したように、強度比IB/IAが0.25以上0.6以下の炭素材料を用いた場合には、電解液に4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを添加すると、その含有量の増加に応じて初回放電容量については向上する傾向が見られ、容量維持率については向上したのち低下する傾向が見られた。これに対して、強度比IB/IAが0.1または0.2と低い炭素材料を用いた場合には、電解液に4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを添加しても、初回放電容量および容量維持率について共に向上は見られなかった。また、強度比IB/IAが0.7と高い炭素材料を用いた場合には、電解液に4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを添加すると、初回放電容量および容量維持率について共に向上が見られたが、強度比IB/IAが低い場合に比べて初回放電容量の著しい低下が見られた。
すなわち、負極22に強度比IB/IAを0.25以上0.6以下の炭素材料を用いると共に、電解液に4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを0.5重量%以上10重量%以下の範囲内で含むようにすれば、高い容量を得ることができると共に、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例2−1〜2−9,3−1〜3−9)
負極活物質として、天然黒鉛粒子にコールタールピッチを被覆後、不活性ガス雰囲気下において1200℃以下で焼成した炭素材料を用いたことを除き、他は実施例1−1〜1−9と同様にして二次電池を作製した。天然黒鉛粒子には、実施例2−1〜2−9では強度比IB/IAが0.1、実施例3−1〜3−9では0.2のものをそれぞれ用い、炭素材料の強度比IB/IAは実施例2−1〜2−3,3−1〜3−3が0.25、実施例2−4〜2−6,3−4〜3−6が0.4、実施例2−7〜2−9,3−7〜3−9が0.6と変化させた。なお、電解液の溶媒における4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量は実施例2−1,2−4,2−7,3−1,3−4,3−7が0.5質量%、実施例2−2,2−5,2−8,3−2,3−5,3−8が5質量%、実施例2−3,2−6,2−9,3−3,3−6,3−9が10質量%とした。
また、実施例2−1〜2−9,3−1〜3−9に対する比較例2−1〜2−15,3−1〜3−13として、炭素材料の強度比IB/IAおよび4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を変化させたことを除き、他は実施例2−1〜2−9または実施例3−1〜3−9と同様にして二次電池を作製した。
比較例2−1〜2−3,3−1〜3−3は強度比IB/IAが0.25の炭素材料を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例2−4〜2−6,3−4〜3−6は強度比IB/IAが0.4の炭素材料を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例2−7〜2−9,3−7〜3−9は強度比IB/IAが0.6の炭素材料を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例2−10〜2−15,3−10〜3−13は強度比IB/IAが0.1、0.2または0.7の炭素材料を用い、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%または10質量%と変化させたものである。
作製した実施例2−1〜2−9,3−1〜3−9,比較例2−1〜2−15,3−1〜3−13の二次電池についても、実施例1−1〜1−9と同様にして充放電試験を行い、初回放電容量および100サイクル目の容量維持率を求めた。その結果を表5〜12および図5〜8に示す。
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
表4〜12および図5〜8に示したように、実施例1−1〜1−9と同様に、実施例2−1〜2−9,3−1〜3−9によれば、容量を高くしつつ、容量維持率を向上させることができた。すなわち、強度比IB/IAが0.25未満の高結晶部と、高結晶部を被覆する強度比IB/IAが0.25以上の低結晶部とを有し、全体の強度比IB/IAが0.25以上0.6以下の炭素材料を用いた場合にも、電解液に4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを0.5重量%以上10重量%以下の範囲内で含むようにすれば、高い容量を得ることができると共に、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例4−1〜4−9)
負極活物質として、強度比IB/IAが0.1の天然黒鉛粒子にコールタールピッチを被覆後、不活性ガス雰囲気下において1200℃以下で焼成することにより、全体の強度比IB/IAを0.25とした炭素材料を用い、電解液における炭酸プロピレンの割合を変化させたことを除き、他は実施例1−1〜1−9と同様にして二次電池を作製した。電解液の溶媒における炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの割合は、質量比で、実施例4−1〜4−3が30:70、実施例4−4〜4−6が50:50、実施例4−7〜4−9が70:30とし、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量は実施例4−1,4−4,4−7が0.5質量%、実施例4−2,4−5,4−8が5質量%、実施例4−3,4−6,4−9が10質量%とした。
また、実施例4−1〜4−9に対する比較例4−1〜4−12として、炭酸プロピレンおよび4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を変化させたことを除き、他は実施例4−1〜4−9と同様にして二次電池を作製した。
比較例4−1〜4−3は炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの質量比を30:70とし、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例4−4〜4−6は炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの質量比を50:50とし、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例4−7〜4−9は炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの質量比を70:30とし、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、0.4質量%または11質量%と変化させたものである。比較例4−10〜4−12は炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの質量比を75:25とし、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0質量%、5質量%または10質量%と変化させたものである。
作製した実施例4−1〜4−9および比較例4−1〜4−12の二次電池についても、実施例1−1〜1−9と同様にして充放電試験を行い、初回放電容量および100サイクル目の容量維持率を求めた。その結果を表13〜16および図9に示す。
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
Figure 2006127849
表13〜16および図9に示したように、炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの質量比を30:70〜70:30とした場合には、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を増加させると、容量維持率は向上したのち低下する傾向が見られた。これに対して、炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの質量比を75:25と炭酸プロピレンの割合を多くした場合には、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンを添加しても、容量維持率の向上は見られなかった。
すなわち、溶媒における炭酸プロピレンの含有量を25質量%以上70質量%未満とし、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量を0.5質量%以上10質量%以下とするようにすれば、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態および実施例では、電解質として電解液を用いる場合について説明し、更に上記実施の形態では、電解液を高分子化合物に保持させたゲル状電解質を用いる場合についても説明したが、他の電解質を用いるようにしてもよい。他の電解質としては、例えば、イオン伝導性セラミックス,イオン伝導性ガラスあるいはイオン性結晶などのイオン伝導性無機化合物と電解液とを混合したもの、または他の無機化合物と電解液とを混合したもの、またはこれらの無機化合物とゲル状電解質とを混合したものが挙げられる。
更に、上記実施の形態および実施例では、電極反応にリチウムを用いる電池について説明したが、ナトリウム(Na)あるいはカリウム(K)などの他のアルカリ金属、またはマグネシウムあるいはカルシウム(Ca)などのアルカリ土類金属、またはアルミニウムなどの他の軽金属を用いる場合についても、本発明を適用することができる。
加えて、上記実施の形態および実施例では、円筒型の二次電池を具体的に挙げて説明したが、本発明は、コイン型、ボタン型、角型あるいはラミネートフィルムなどの外装部材を用いた他の形状を有する二次電池、または積層構造などの他の構造を有する二次電池についても同様に適用することができる。また、本発明は、二次電池に限らず、一次電池などの他の電池についても同様に適用することができる。
本発明の一実施の形態に係る二次電池の構成を表す断面図である。 図1に示した二次電池における巻回電極体の一部を拡大して表す断面図である。 炭素材料の強度比IB/IAと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量と、初回放電容量との関係を表す特性図である。 炭素材料の強度比IB/IAと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量と、容量維持率との関係を表す特性図である。 炭素材料の強度比IB/IAと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量と、初回放電容量との関係を表す特性図である。 炭素材料の強度比IB/IAと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量と、容量維持率との関係を表す特性図である。 炭素材料の強度比IB/IAと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量と、初回放電容量との関係を表す特性図である。 炭素材料の強度比IB/IAと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量と、容量維持率との関係を表す特性図である。 炭酸プロピレンと炭酸エチレンとの質量比と、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量と、容量維持率との関係を表す特性図である。
符号の説明
11…電池缶、12,13…絶縁板、14…電池蓋、15…安全弁機構、15A…ディスク板、16…熱感抵抗素子、17…ガスケット、20…巻回電極体、21…正極、21A…正極集電体、21B…正極活物質層、22…負極、22A…負極集電体、22B…負極活物質層、23…セパレータ、24…センターピン、25…正極リード、26…負極リード

Claims (2)

  1. 正極および負極と共に電解液を備えた電池であって、
    前記負極は、波長5145nmのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、1580cm-1以上1620cm-1以下の範囲に第1のピーク、1350cm-1以上1370cm-1以下の範囲に第2のピークがそれぞれ得られ、前記第1のピークの強度をIA、前記第2のピークの強度をIBとすると、前記第1のピークと前記第2のピークとの強度比IB/IAが0.25以上0.6以下である炭素材料を含み、
    前記電解液は、炭酸プロピレンと、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンとを含む溶媒を含有し、
    前記溶媒における炭酸プロピレンの含有量は25質量%以上70質量%未満であり、4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オンの含有量は0.5質量%以上10質量%以下である
    ことを特徴とする電池。
  2. 前記炭素材料は、前記強度比IB/IAが0.25未満の高結晶部と、この高結晶部の少なくとも一部を被覆する前記強度比IB/IAが0.25以上の低結晶部とを有することを特徴とする請求項1記載の電池。
JP2004312626A 2004-10-27 2004-10-27 電池 Pending JP2006127849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312626A JP2006127849A (ja) 2004-10-27 2004-10-27 電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312626A JP2006127849A (ja) 2004-10-27 2004-10-27 電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006127849A true JP2006127849A (ja) 2006-05-18

Family

ID=36722369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004312626A Pending JP2006127849A (ja) 2004-10-27 2004-10-27 電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006127849A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008071731A (ja) * 2006-08-14 2008-03-27 Sony Corp 非水電解質二次電池
US7955731B2 (en) 2006-08-14 2011-06-07 Sony Corporation Nonaqueous electrolyte secondary cell
CN102780027A (zh) * 2011-05-11 2012-11-14 索尼公司 二次电池、电子装置、电动工具和电动车辆
JP2012238459A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sony Corp 二次電池、電子機器、電動工具、電動車両および電力貯蔵システム
JP2016081816A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 大阪ガスケミカル株式会社 リチウム二次電池用負極材料及びその製造方法、並びに該負極材料を用いたリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008071731A (ja) * 2006-08-14 2008-03-27 Sony Corp 非水電解質二次電池
US7955731B2 (en) 2006-08-14 2011-06-07 Sony Corporation Nonaqueous electrolyte secondary cell
KR101432672B1 (ko) * 2006-08-14 2014-08-21 소니 가부시끼가이샤 비수 전해질 2차 전지
CN102780027A (zh) * 2011-05-11 2012-11-14 索尼公司 二次电池、电子装置、电动工具和电动车辆
JP2012238459A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sony Corp 二次電池、電子機器、電動工具、電動車両および電力貯蔵システム
US10403928B2 (en) * 2011-05-11 2019-09-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Secondary battery, electronic device, electric power tool, electrical vehicle, and electric power storage system
JP2016081816A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 大阪ガスケミカル株式会社 リチウム二次電池用負極材料及びその製造方法、並びに該負極材料を用いたリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5070753B2 (ja) 電池
JP4888411B2 (ja) 正極および非水電解質電池
JP2009048981A (ja) 非水電解液二次電池
JP2007165297A (ja) リチウム二次電池
JP5412843B2 (ja) 電池
JP4968225B2 (ja) 非水電解質電池
JP4649113B2 (ja) 非水電解質二次電池
US7482101B2 (en) Battery
JP3791797B2 (ja) 電池
JP3642487B2 (ja) 二次電池およびそれに用いる電解質
JP2012003994A (ja) 非水電解質電池および非水電解質
JP4715848B2 (ja) 電池
JP5109349B2 (ja) 二次電池
JP2001176545A (ja) 二次電池
JP2008103311A (ja) 電池
JP2007165299A (ja) リチウム二次電池
JP2010186689A (ja) 非水電解液二次電池
JP5205863B2 (ja) 非水電解液二次電池
JP2006134758A (ja) 二次電池
JP2006127849A (ja) 電池
JP2007157538A (ja) 電池
JP4465875B2 (ja) 非水電解質二次電池及びその製造方法
JP2007123156A (ja) リチウムイオン電池
JP3794283B2 (ja) 非水電解質電池
JP4080110B2 (ja) 非水電解質電池