JP2006127729A - ディスクホルダ及びディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ディスクDを個別に保持する複数のホルダプレート110を備えたディスクホルダ10、ディスクDを再生するドライブユニット62、ホルダプレート110を昇降して、所望のディスクDの上下に空間を形成するディスクセレクタ41A,41B、ホルダプレート110の昇降によって形成された空間にドライブユニット62を移動させるドライブベース60を備える。ホルダプレート110にディスクDの外縁を保持する外側保持部180を形成し、ディスクDのセンターホールに接離するディスクプッシュピン170aを備えたディスクホールドリンク170を回動可能に設け、ディスクホールドリンク170を回動させるディスクホールドアーム160をスライド移動可能に設ける。
【選択図】 図98
Description
以上のような請求項1記載の発明では、ディスクホールドリンクの当接部を、ディスクのセンターホールに接触させて、ディスクの外縁を保持する外側保持部との間でディスクを保持するので、ディスクの外縁のみ保持する場合に比べて、簡素な構成且つ少ない所要スペースで、正確な位置決めが可能となる。また、ディスクの内縁と外縁を、少なくとも2点保持するため、ディスクの内縁のみ保持する場合に比べて、振動下でのディスクの暴れを確実に防止できる。
以上のような請求項2記載の発明では、単一の被押圧部を付勢することにより、ディスクホールドアームを介してディスクホールドリンクを回動させて、当接部をセンターホールから接離させることができるので、ディスク保持機構を簡素化でき、小型化が可能となる。
以上のような請求項3記載の発明では、ディスクのセンターホールに接離する部材がピンであるため、ディスクホルダに対するディスクの着脱をスムーズに行うことができるとともに、強度及び耐久性に優れている。
以上のような請求項4記載の発明では、外側保持部がホルダプレートと一体に形成されているので、さらに簡素な構成となる。
以上のような請求項5記載の発明では、当接部と内側保持部によってディスクのセンターホールを保持するので、ディスク保持の確実性と位置決めの正確性が向上する。
以上のような請求項6記載の発明では、略扇形状のホルダプレートの円弧がディスクの半円よりも短いので、ディスク装置内におけるディスクホルダの所要スペースを小さくすることができる。
以上のような請求項7記載の発明では、ディスクホルダのディスク保持機構が、ディスクのセンターホールと外縁を保持するので、ドライブユニットに対するディスクの位置決めを正確に行うことができるとともに、ディスク装置内の所要スペースが少なくて済み、装置全体を小型化できる。
以上のような請求項8記載の発明では、ディスク保持機構からの所望のディスクの解放と、ディスク把持手段による所望のディスクの把持を同期させることにより、所望のディスクを再生するためのホルダプレートの退避をスムーズに行うことができる。
以上のような請求項9記載の発明は、相反する方向に移動する内側保持部と外側保持部によって、ディスクのセンターホールと外縁を挟むように保持するので、一方のみを保持する場合に比べて、正確な位置決めが可能となり、振動下でのディスクの暴れを確実に防止できる。特に、内側保持部と外側保持部の双方が移動して保持するので、外側保持部を回避するためにディスクを移動させる等の必要がなく、ディスクの位置ずれや径の相違に対応できる。
以上のような請求項10記載の発明では、単一の被押圧部を付勢することにより、第1及び第2のディスクホールドアームを移動させて、内側保持部と外側保持部をディスクに接離させることができるので、ディスク保持機構を簡素化でき、小型化が可能となる。
以上のような請求項11記載の発明では、ディスクのセンターホールに当接する第1の当接部を設けることにより、より確実にディスクを保持できるとともに、ディスク直径の規格幅の相違にも対応できる。
以上のような請求項12記載の発明では、内側保持部と外側保持部によって保持されているディスクが引っ張られても、ホルダプレート側に設けられた第2の当接部によって、ディスクの移動や外れが防止される。
以上のような請求項13記載の発明では、ディスクのセンターホールに接離する部材がピンであるため、ディスクホルダに対するディスクの着脱をスムーズに行うことができるとともに、強度及び耐久性に優れている。
以上のような請求項14記載の発明では、可動する部材に設けられた保持部等と異なり、第2の当接部は、ホルダプレートに固定されているピンであるため、引っ張りに対してディスクの移動や外れを確実に防止できる。
以上のような請求項15記載の発明では、略扇形状のホルダプレートの円弧がディスクの半円よりも短いので、ディスク装置内におけるディスクホルダの所要スペースを小さくすることができる。
以上のような請求項16記載の発明では、ディスクホルダのディスク保持機構が、ディスクのセンターホールと外縁を保持するので、ドライブユニットに対するディスクの位置決めを正確に行うことができるとともに、ディスク装置内の所要スペースが少なくて済み、装置全体を小型化できる。
以上のような請求項17記載の発明では、ディスク保持機構からの所望のディスクの解放と、ディスク把持手段による所望のディスクの把持を同期させることにより、所望のディスクを再生するためのホルダプレートの退避をスムーズに行うことができる。
以上のような請求項19記載の発明では、保持位置にあるときに、ガイド部及び係止ガイド部によってスライド部材が係止されるので、内側保持部と外側保持部の変位が規制され、ディスクの移動や外れが防止される。
以上のような請求項20記載の発明では、単一の被押圧部を付勢することにより、第1及び第2のディスクホールドアーム、第1及び第2のディスクホールドリンクを移動させて、内側保持部と外側保持部をディスクに接離させるとともに、保持位置に係止させることができるので、ディスク保持機構を簡素化でき、小型化が可能となる。
以上のような請求項21記載の発明では、略扇形状のホルダプレートの円弧がディスクの半円よりも短いので、ディスク装置内におけるディスクホルダの所要スペースを小さくすることができる。
以上のような請求項22記載の発明では、ディスクホルダのディスク保持機構が、ディスクのセンターホールと外縁を保持するので、ドライブユニットに対するディスクの位置決めを正確に行うことができるとともに、ディスク装置内の所要スペースが少なくて済み、装置全体を小型化できる。
以上のような請求項23記載の発明では、ディスク保持機構からの所望のディスクの解放と、ディスク把持手段による所望のディスクの把持を同期させることにより、所望のディスクを再生するためのホルダプレートの退避をスムーズに行うことができる。
[A.全体構成]
本実施形態は、図1〜図4に示すように、以下のような構成部から成っている。なお、図1は、本実施形態の全体構成を示す分解斜視図、図2及び図3は透視平面図、図4は正面図である。なお、図1〜図4においては、一部の部材の図示を省略しているが、各構成部における部材の詳細はそれぞれの括弧内に示した図面に開示されている。
(1)ディスクDを個別に収容可能なホルダプレート11が複数積層されたディスクホルダ10(図5〜図20)
(2)ディスクホルダ10が装着されたロワーシャーシユニット20(図21〜図44)
(3)ディスク挿入口31を備えたアッパーシャーシユニット30(図45〜図51)
(4)ディスクホルダ10を分割するディスクセレクタ41A,41Bを備えたドライブシャーシユニット40(図52〜図66)
(5)ディスクホルダ10に対してディスクの挿排を行うローディングローラ51を備えたローディングブロック50(図67〜図74)
(6)ディスクホルダ10間に振込み可能に設けられ、ディスク再生のためのドライブユニット62を備えたドライブベースユニット60(図75〜図94)
以上のような本実施形態の各部の構成の概略を簡単に説明する。
[1.ディスクホルダ(図5〜図20)]
ディスクホルダ10は、ディスク間を仕切る6枚のホルダプレート11と1枚の上面板12が、積層状態で昇降可能に設けられることによって、所望の位置で上下に分割可能(各ホルダプレート11間の間隔を変更可能)に構成されたものである。そして、各ホルダプレート11には、ディスクDのセンターホールの縁(以下、ディスク内縁と呼ぶ)を把持することにより、個々のホルダプレート11の上部にディスクDを一枚づつ保持するディスク保持機構15が設けられている。
ロワーシャーシユニット20は、その内底面に配設されたカムギア21を回動させることによって、ディスクホルダ10の分割、ディスク内縁の把持/解放、ディスクDの外縁の把持/解放、ローディングローラ51の前後動、ディスク挿入口31の開閉、ドライブベースユニット60の回動等を行うように構成されている。このカムギア21は、カムギア駆動モータM1を駆動源とするカムギア駆動ギア機構22aを介して、回動可能に設けられている。また、ロワーシャーシユニット20には、ドライブシャーシ昇降モータM2を駆動源とするドライブシャーシ昇降ギア機構22bが設けられている。
アッパーシャーシユニット30におけるディスク挿入口31は、正面側のフロントプレート30aに設けられている。また、フロントプレート30aには、シャッタ開閉プレート33によって、ディスク挿入口31を開閉するシャッタ32が設けられている。また、アッパーシャーシユニット30のフロントプレート30a及び後外側面には、ドライブシャーシユニット40を所望の位置に昇降させるドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bが設けられている(図4及び図44参照)。
ドライブシャーシユニット40は、上記のドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bのスライド移動に従って、装置内を昇降可能に設けられている。ドライブシャーシユニット40の後内側面には、ホルダプレート11を分割昇降させるディスクセレクタ41Aが左右にスライド移動可能に設けられている。また、ドライブシャーシユニット40の右内側面には、ディスクセレクタ41Aとともに、ホルダプレート11を分割昇降させるディスクセレクタ41Bが前後にスライド移動可能に設けられている。さらに、ドライブシャーシユニット40の右前部には、ローディングローラ51を回動させるローディングモータM3及びこれを駆動源とするローディングギア機構44が設けられている。
ローディングブロック50は、ドライブシャーシユニット40の前部に、前後にスライド移動可能に設けられており、ディスク挿入口31からディスクDを挿排する手段として、ディスク挿入口31に平行に配置されたローディングローラ51を備えている。ローディングローラ51は、ローディングブロック50が後方に移動したとき、ローディングローラ51の軸端に設けられたローラギア51aが、前述のローディングギア機構44に係合することによって、ローディングモータM3を駆動源として、ディスク挿入方向(正方向)若しくは排出方向(逆方向)に回動するように構成されている。
ドライブベースユニット60は、分割されたディスクホルダ10内に振り込まれるプレートであるドライブベース61と、このドライブベース61上に設けられたドライブユニット62を備えている。ドライブユニット62は、ターンテーブル63やピックアップユニット65a等、ディスクDの再生に必要な部材を備えている。また、ドライブベース61には、ドライブユニット62をダンパー66のみによって弾性支持するフローティング状態と、ドライブベースユニット60上に固定するロック状態との切り替えを行うフローティングロック機構が設けられている。つまり、ドライブベース61が分割されたディスクホルダ10内に振り込まれると、ドライブユニット62がフローティング状態となり、所望のディスクがターンテーブル63上にセットされ、ピックアップユニット65aによる再生が行われるように構成されている。
さらに、図1〜図94を参照しながら、各ユニットの構成と機能について、より詳細に説明する。
[1.ディスクホルダ]
[1−1.ホルダプレート]
ホルダプレート11は、図5〜図8に示すように、略扇形のプレートであり、その円弧部分は、ディスク外縁に沿うとともに、半円よりもやや短く形成されている。ホルダプレート11には、ロワーシャーシユニット20の右側面及び後側面に対応する位置に、ディスクセレクタ41A,41Bが係合する突起14aが設けられている。そして、ホルダプレート11にはガイド穴14bが形成されており、このガイド穴14bには、ロワーシャーシユニット20の内底から垂直方向に立ち上げられた4本のガイドシャフト20a(図1参照)が挿通されている。さらに、ホルダプレート11の後部には、後述するディスクストッパ25Bの凸部25Baが入るための凹部14cが形成されている。なお、他の図面においては図示を省略したが、図5に示すように、最上段のホルダプレート11の上部には、上記の突起11a、ガイド穴14b及び凹部14cに対応する突起12a、ガイド穴12b及び凹部12cが設けられた上面板12が配設されている。
ディスク保持機構15は、上記の当接爪11bとともに、ディスクDの内縁を保持する機構である。すなわち、ディスク保持機構15は、図17及び図18に示すように、ディスクDの半径方向にスライド移動可能に設けられたディスクホールドアーム16と、このディスクホールドアーム16の移動に従って、ディスクDの内縁に係脱するディスクホールドリンク17,18によって構成されている。
[2−1.カムギア]
ロワーシャーシユニット20の内底面に回動可能に設けられた円形のカムギア21は、図21及び図22に示すように、その外縁に円弧状のギア溝21aが形成されている。このギア溝21aには、カムギア駆動モータM1を駆動源として作動するカムギア駆動ギア機構22aが係合している。また、カムギア21には、ディスクホルダ10を所望の位置で分割してドライブベースユニット60の振込みスペースを形成するために、ディスクセレクタ41A,41Bを制御するディスクセレクタ駆動制御カム21b、ドライブベースユニット60を回動させて振込みスペースへの振り込み及び振り出しを行うためのドライブユニット駆動制御カム21c、ディスクDの保持/解放を制御するためのディスクストッパ駆動制御カム21d、ローディングブロック50を前後動させるためのローディングブロック駆動制御カム21eが形成されている。
以下、ロワーシャーシユニット20に設けられ、上記のようなカムギア21によって駆動される各機構を説明する。
まず、ドライブシャーシユニット40に設けられたディスクセレクタ41A,41Bを駆動するディスクセレクタ駆動機構24を説明する。すなわち、ディスクセレクタ駆動機構24は、図21及び図23に示すように、ディスクセレクタ41A,41Bに直接接して駆動するディスクセレクトプレート24A,24Bと、カムギア21からの駆動力を、ディスクセレクトプレート24A,24Bに伝達するディスクセレクトプレート24C,24Dを備えている。
次に、ディスクホルダ10に収納されたディスクDのうち、再生するディスクDをローディングローラ51との間で把持してホルダプレート11を退避させた後、再生時に解放するディスクストッパ機構25を説明する。すなわち、図32に示すように、ディスクストッパ機構25は、ディスクDの縁に当接するディスクストッパ25A,25B、ディスクストッパ25A,25Bを移動させるディスクストッパリンク25C,25D、ディスクストッパリンク25C,25Dを駆動するディスクストッパプレート25E、カムギア21からの駆動力を、ディスクストッパプレート25Eに伝達するディスクストッパプレート25Fを備えている。
次に、ローディングブロック50を前後動させるための右ローディングブロックスライドプレート26を説明する。すなわち、右ローディングブロックスライドプレート26は、図21及び図39に示すように、ロワーシャーシユニット20の外底に沿った水平部と、右側面に沿った垂直部とを有するプレートであり、その水平部がロワーシャーシユニット20の内底に前後にスライド移動可能に設けられている。右ローディングブロックスライドプレート26の垂直部には、図42に示すように、後述するローディングブロック50右端の突出部52に係合する穴26aが設けられている。
また、ロワーシャーシユニット20には、後述するシャッタ開閉機構に駆動力を伝達するためのシャッタリンクプレート27が設けられている。このシャッタリンクプレート27は、図21、図39及び図44に示すように、ロワーシャーシユニット20の外底に沿った水平部と、前面に沿った垂直部を有するプレートであり、その水平部がロワーシャーシユニット20の外底に左右にスライド移動可能に設けられている。シャッタリンクプレート27の垂直部には、シャッタ開閉機構における回動プレート34に駆動力を伝達するための凹部27aが設けられている。また、シャッタリンクプレート27の水平部には、ローディングブロックスライドプレート26のカム穴26cに挿通されたピン27bが設けられている。
さらに、ロワーシャーシユニット20には、ドライブベースユニット60を回動させるためのドライブベース駆動プレート28が設けられている。すなわち、ドライブベース駆動プレート28は、図21、図43及び図44に示すように、ロワーシャーシユニット20の外底に沿った水平部と、後面に沿った垂直部とを有するプレートであり、その水平部がロワーシャーシユニット20の外底に左右にスライド移動可能に設けられている。ドライブベース駆動プレート28の垂直部には、図79に示すように、ドライブベースユニット60に駆動力を伝達するための穴28aが形成されている。この穴28aは、ドライブシャーシユニット40の上下動に従うドライブベースユニット60の昇降を許容するように、縦長の長方形状に形成されている。また、ドライブベース駆動プレート28の水平部には、カムギア21のドライブユニット駆動制御カム21cに挿通されたピン28bが設けられている。
[3−1.ディスク挿入口開閉機構]
アッパーシャーシユニット30のフロントプレート30aにおけるディスク挿入口31は、図45〜図47に示すように、その高さ方向の位置がディスク装置の上寄りとなり、その幅方向の位置がディスク装置のほぼ中央となるように形成されている。このディスク挿入口31を開閉するシャッタ32は、フロントプレート30aに上下にスライド移動可能に設けられている。そして、フロントプレート30aには、シャッタ開閉プレート33が、左右にスライド移動可能に設けられ、このシャッタ開閉プレート33に設けられた傾斜カム穴33aに、シャッタ32に設けられたピン32aが挿通されている。これにより、図46及び図47に示すように、シャッタ開閉プレート33の左右方向の移動に従って、傾斜カム穴33aが上方若しくは下方にピン32aを付勢するので、シャッタ32が上下動して、ディスク挿入口31が開閉するように構成されている。
左ローディングブロックスライド機構35は、図45〜図49に示すように、スライドリンク36、回動リンク37、左ローディングブロックスライドプレート38によって構成されている。スライドリンク36は、フロントプレート30aに左右にスライド移動可能に設けられ、その右端が、回動プレート34の上端に連結されている。また、スライドリンク36には、左方向へのスライド移動に応じて、シャッタ開閉プレート33の右端を付勢する押圧部36aが設けられている。回動リンク37は、アッパーシャーシユニット30の上面の左前隅に回動可能に設けられ、その一端がスライドリンク36の左端に連結されているので、スライドリンク36のスライド移動に従って回動するように構成されている。
ドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bは、図4及び図44に示すように、アッパーシャーシユニット30の前後の面に、左右にスライド移動可能に設けられている。この一対のドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bは、ロワーシャーシユニット20の外底面に回動可能に設けられたリンクプレート20bによって、互いに相反する方向にスライド移動するように連結されている。そして、ドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bには、それぞれ階段状カム34Aa(34B側は図示を省略)が形成されており、これらの階段状カム34Aaに、後述するドライブシャーシユニット40の前後に設けられたピン40aが挿通されることにより、ドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bのスライド移動に従って、ドライブシャーシユニット40が昇降するように構成されている。
さらに、アッパーシャーシユニット30には、図48、図50及び図51に示すように、ディスクホルダ分割ガイド39A,39Bが設けられている。ディスクホルダ分割ガイド39Aは、アッパーシャーシユニット30の後上面に沿った水平部と、後側面に平行な垂直部とを有しており、その水平部がアッパーシャーシユニット30の上面に左右にスライド移動可能に設けられている。ディスクホルダ分割ガイド39Aの垂直部には、ガイド部39Aaが設けられている。このガイド部39Aaは、図56に示すように、ディスクホルダ10の分割がスムーズに行われるように、ディスクセレクタ41Aによって付勢されるホルダプレート11の突起13に、その付勢方向と反対側から当接する。また、ディスクホルダ分割ガイド39Aの左端(背面側から見て右端)には、ディスクセレクタ41Aの端部が当接する当接部39Abが設けられている。さらに、ディスクホルダ分割ガイド39Aは、スプリング39Acによって右方(ディスク分割時のディスクセレクタ41Aの付勢方向と同方向)に付勢されている。
[4−1.ディスクセレクタ]
ドライブシャーシユニット40は、上記のように、ドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bによって昇降するが、これはディスクセレクタ41A,41Bを、ディスクホルダ10の所望の分割位置に位置決めする役割を果たす。このディスクセレクタ41A,41Bは、図52に示すように、ドライブシャーシユニット40の後内側面及び右内側面にスライド移動可能に設けられている。ディスクセレクタ41A,41Bに形成されたカムは、図56(A)(B)に示すように、先端がくさび形状となっており、その移動に従ってホルダプレート11の突起14aに当接する平滑な上段カム41Aa,41Ba、下段カム41Ab,41Bb及び中段カム41Ac,41Bcを有している。
ディスクガイド42は、図60に示すように、ドライブシャーシユニット40内の左部に設けられ、ディスクホルダ10内へのディスクの搬入の際に、ディスクDの左縁が当接するように構成されている。より具体的には、図61〜図66(A)〜(C)に示すように、ディスクガイド42は、正面方向から見て、一枚のディスクが通過可能な略コの字形を有する部材であり、その左内側面には、平面方向から見て右上がりとなる傾斜面42aが形成されている。これにより、図60、図62〜図65に示すように、ディスク搬入時に、ディスク挿入口31からローディングローラ51に直交する方向に挿入されたディスクは、その左縁が傾斜面42aに当接することによって進路を変え、平面方向から見て斜め右上方向に案内される。また、ディスク搬出時には、平面方向から見て斜め左下方向に引き出されたディスクは、その左縁が傾斜面42aに当接することによって、ローディングローラ51に直交する方向に進路を変えて、ディスク挿入口31から排出される。従って、図60及び図62に示すように、平面方向から見て、ディスクホルダ10の中心C1が、ディスク挿入口31におけるディスクDのセンターホールから右側にずれていても、図60、図63〜図65に示すように、ディスクDは、ディスクホルダ10に対して正確に搬入、搬出される。
ローディングローラ51を備えたローディングブロック50は、図67〜図71に示すように、上下のローディングプレート50a,50bを組み合わせた長方形状のフレームであり、その右端に設けられた突出部52が、図52に示すように、ドライブシャーシユニット40の右側面に形成された前後方向のスリット40bに、スライド移動可能に挿通されている。また、ローディングブロック50の左端に設けられたピン53は、図55に示すように、ドライブシャーシユニット40の左側面に形成された前後方向のスリット40cに、スライド移動可能に挿通されている。
[6−1.ドライブベース]
ドライブベース61は、図52に示すように、ドライブシャーシユニット40内の左側に配設されている。このように配設されたドライブベース61の前端は、平面方向から見て、ローディングローラ51の左端の下部に配設されている。そして、ドライブベース61は、図77、図83(A)〜(C)、図87〜図90に示すように、ドライブシャーシユニット40の後左隅近傍に取り付けられた軸40dを中心に、回動可能に設けられている。このドライブベース61の回動は、上述のドライブベース駆動プレート28によって駆動されるドライブシフトプレート68を介して行われる。
ドライブユニット62は、図1、図81(A)(B)、図91(A)〜(C)、図92(A)〜(C)に示すように、これに固定されたピン62aが、ドライブベース61上に3点配置されたダンパー66に弾性支持されている。このドライブユニット62には、図75、図76、図91及び図92に示すように、ディスクが載置されるターンテーブル63、ターンテーブルを回転させるスピンドルモータM5、ターンテーブル63上にディスクを押さえるクランパリング64aを備えたクランパアーム64b、ディスクの信号を読み取るピックアップユニット65a、ピックアップユニット65aを移動させるスレッドモータM4、ギア機構65c及び送りねじ65d等、ディスクの再生に必要な部材が配設されている。
フローティングロック機構67は、図83及び図84に示すように、ドライブベース61上にスライド移動可能に設けられたスライドロックプレート69と、ドライブベース61に回動可能に設けられたターンロックプレート70及びフックプレート71を備えている。スライドロックプレート69には、図91及び図92に示すように、そのスライド移動に従って、ドライブユニット62のロックピン62b及びロック溝62cに係脱してフローティングロック及びロック解除を行うロック溝69a及びロックピン69bが設けられている。また、スライドロックプレート69には、その移動に従って付勢ローラ64cに接離して、クランパアーム64を回動させる押上部69cが形成されている。
以上のようなディスク装置における各構成部材の動作は、図示しない制御回路によってカムギア駆動モータM1、ドライブシャーシ昇降モータM2、ローディングモータM3、スレッドモータM4、スピンドルモータM5の作動を制御することによって行われる。そして、これらの制御回路による制御は、装置内の各部に配置されたスイッチやセンサ等の検出手段による検出結果に基づいて行われるが、これらの検出手段については、以下の動作に必要な場合に限り説明し、図示は省略する。
上述したような本実施形態の動作について、まず、動作の概要を説明し、次に、ディスクローディング(ディスク挿入及び収納)動作、ディスク再生動作、ディスクアンローディング(ディスクの排出)動作の詳細を順次説明する。
[1−1.ディスクローディング時の動作の流れ]
まず、ディスクローディング時の動作の流れの概要を、図95に従って説明する。なお、図95において、M1〜M5は、上述の各モータを示す符号であり、動作内容に対応して作動させるモータには、○印が付されている。すなわち、ドライブシャーシ昇降モータM2を作動させて、ディスクDを収納するホルダプレート11を選択できる位置に、ドライブシャーシユニット40を移動させる。そして、カムギア駆動モータM1を作動させてディスクセレクタ41A,41Bをスライド移動させ、選択されたホルダプレート11上に、ローディングローラ51を入れてディスクDを挿入できるように、ディスクホルダ10を開く(ホルダ開き位置(1))。さらに、ドライブシャーシ昇降モータM2を作動させて、ドライブシャーシユニット40を、ディスクローディング可能な位置、つまりディスク挿入口31にローディングローラ51が合う位置まで上昇させる。
次に、ディスク再生時の動作の流れの概要を、図96を参照して説明する。すなわち、ドライブシャーシ昇降モータM2を作動させて、再生するディスクDが収納されたホルダプレート11を選択できる位置まで、ドライブシャーシユニット40を移動させる。
以上のような動作の流れにおける各部の動作の詳細を説明する。なお、以下の説明では、各部の動作の前提となる各モータM1〜M5及びこれに対応するギア機構の作動については、説明を省略する。また、図97は、カムギア21の動作位置と、ディスクDに対する各部の保持(ホールド)及び解放(リリース)との関係、ディスクホルダ10の開き位置との関係を示す図である。
まず、ディスクをディスクホルダ10内に収納する際の動作を説明する。なお、以下の説明では、下から3段目の空きホルダプレート11にディスクを収納する例で説明する。すなわち、3段目のホルダプレート11が空きの場合に、図56(A)(B)に示すように、ディスクセレクタ41A,41Bにおける中段カム41Ac,41Bcの先端が、3段目の空きホルダプレート11の突起14aに合う高さとなるように、ドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bを移動させることによって、ドライブシャーシユニット40を昇降させる。このとき、カムギア21は、図23に示すように、初期位置にある。
次に、ディスク再生時における各部の動作を説明する。なお、以下の説明では、下から3段目のホルダプレート11に保持されたディスクDを再生する例で説明する。すなわち、図56(A)(B)に示すように、ディスクセレクタ41A,41Bにおける中段カム41Ac,41Bcの先端が、3段目の空きホルダプレート11の突起14aに合う高さとなるように、ドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bを移動させることによって、ドライブシャーシユニット40を移動させる。
次に、ディスク再生終了時において、ディスクDをディスクホルダ10内に戻す際の各部の動作を説明する。なお、以下の説明では、下から3段目のホルダプレート11にディスクDを戻す例で説明する。
さらに、ディスクDを装置から排出する際の各部の動作を説明する。なお、以下の説明では、下から3段目の空きホルダプレート11からディスクDを排出する例で説明する。すなわち、3段目のホルダプレート11にディスクDが収納されている場合に、ディスクDの排出指示が入力されると、図23に示すように、ディスクセレクタ41A,41Bにおける中段カム41Ac,41Bcの先端が、3段目の空きホルダプレート11の突起14aに合う高さとなるように、ドライブシャーシ昇降プレート34A,34Bを移動させることによって、ドライブシャーシユニット40を昇降させる。このとき、カムギア21は、図56に示すように、初期位置にある。
以上のような本実施形態によれば、ディスクホールドリンク17,18の係合爪17a,18aをディスクDのセンターホールに係脱させることにより、ディスクDをホルダプレート11に保持するので、ディスクDの外縁を保持する場合に比べて、各ディスクDの中心を一致させ易く、正確な位置決めができる。従って、ディスクDの上下に振り込ませたクランパリング64aとターンテーブル63によって、確実にチャッキングすることができる。
[構成]
上記の実施形態においては、ディスクホルダ10におけるディスク保持機構15は、ディスクDの内縁にディスクホールドリンク17,18の係合爪17a,18aが係合することによりディスクDを保持しているが、より簡素な構成で、ディスクDを確実に保持することができる実施形態を、図98〜102を参照して以下に説明する。なお、上記の実施形態と同様の構成部に関しては説明を省略する。
以上のような構成を有する本実施形態の作用は、以下の通りである。なお、以下に説明する動作は、ディスクDをホルダプレート110に着脱する際のものであり、その他の動作は、上記の実施形態と同様である。すなわち、ディスクDのローディングが開始すると、図99に示すように、上記の実施形態と同様の手順でディスクストッパ250A,250Bが前方に移動することにより、ディスクストッパ250Bの凸部250Baが、ディスクホールドアーム160の被押圧部160aを押圧するので、ディスクホールドアーム160がトーションスプリング160cの付勢力に抗してスライド移動する。これにより、ディスクホールドリンク170が回動し、ディスクプッシュピン170aがディスク内縁を解放する位置に移動する。そして、搬送されてきたディスクDの後縁は、ディスクストッパ250A,250Bの把持部250Ab,250Bbによって把持される。
以上のような本実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、次のようなより一層優れた効果を奏する。すなわち、ディスクホールドリンク170に設けられたディスクプッシュピン170aを、ディスクDのセンターホールに接触させ、ディスクDの外縁に形成された外側保持部180との間でディスクDを保持するので、ディスクDの外縁のみを保持する場合に比べて、簡素な構成且つ少ない所要スペースで、正確な位置決めが可能となる。また、ディスクDの内縁と外縁を保持するため、ディスクDの内縁のみを保持する場合に比べて、振動下でのディスクの暴れを確実に防止できる。さらに、ディスクDの内縁は、内側保持部110cによっても保持されるので、ディスク保持の確実性と位置決めの正確性が向上する。
[構成]
上記の第2の実施形態においては、移動するディスクプッシュピン170aと固定された外側保持部180との間でディスクDを保持しているが、ディスクDの径の相違に応じてより確実に保持することができる実施形態を、図103〜109を参照して以下に説明する。なお、上記の実施形態と同様の構成部に関しては説明を省略する。
以上のような構成を有する本実施形態の作用は、以下の通りである。なお、以下に説明する動作は、ディスクDをホルダプレート310に着脱する際のものであり、その他の動作は、上記の実施形態と同様である。すなわち、ディスクDのローディングが開始すると、図104に示すように、上記の実施形態と同様の手順でディスクストッパ250A,250Bが前方に移動することにより、ディスクストッパ250Bの凸部250Baが、ディスクホールドアームA360の被押圧部360aを押圧するので、ディスクホールドアームA360がトーションスプリング361の付勢力に抗してスライド移動する。すると、内側保持部360cがディスク内縁を解放する位置に移動する。
以上のような本実施形態によれば、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られるとともに、次のようなより一層優れた効果を奏する。すなわち、内側保持部360cばかりでなく、外側保持部380aも移動してディスクDを保持するので、ディスクDにおいて、外側保持部380aを回避させるための動作や位置決めが不要となり、ディスクDの位置ずれや径の相違があっても、確実に保持できる。例えば、図103〜105において、ディスクDの直径の規格幅に標準M、大径L、小径Sという相違があっても、解放時の外側保持部380aをディスクDの外縁から退避するように設計しておけばよいので、かかる相違にもかかわらず、正確に保持できる。
[構成]
さらに、ディスクDに引っ張り等の外力が加わっても、これを保持する部材が変位しない実施形態を、図110〜116を参照して以下に説明する。なお、上記の実施形態と同様の構成部に関しては説明を省略する。
以上のような構成を有する本実施形態の作用は、以下の通りである。なお、以下に説明する動作は、ディスクDをホルダプレート410に着脱する際のものであり、その他の動作は、上記の実施形態と同様である。すなわち、ディスクDのローディングが開始すると、図111に示すように、上記の実施形態と同様の手順でディスクストッパ250A,250Bが前方に移動することにより、ディスクストッパ250Bの凸部250Baが、ディスクホールドアームA460の被押圧部460aを押圧するので、ディスクホールドアームA460がトーションスプリング461の付勢力に抗してスライド移動する。
以上のような本実施形態によれば、上記の第1〜3の実施形態と同様の効果が得られるとともに、次のようなより一層優れた効果を奏する。すなわち、内側保持部460a及び外側保持部480aによって、ディスクDを保持するので、構成を簡素化できる。特に、ピン460bが挿通された穴(係止ガイド穴470b、ガイド穴410a)によって、ディスクDが引っ張られても脱落しないようにロックできるので、ロックのための特別な部材を必要とせずに、ディスク保持の確実性が向上する。
[構成]
本実施形態は、上記の第1の実施形態におけるローディングローラ51によってディスクDを挟持する際に、ディスクDを検知するための光学式透過センサの配置に改良を施したものである。すなわち、本実施形態は、ディスクDの位置検出と異物の混入防止等のために、4つのセンサを使用している。まず、図117,118に示すように、ドライブシャーシユニット40には、ディスクDの外周近傍に沿って、3つのセンサS1〜S3が固定されている。こまた、ローディングブロック50のローディングプレート50bには、付勢ガイド55の近傍に、一つのセンサS4が設けられている。
以上のような本実施形態の作用は、以下の通りである。なお、以下に説明する動作は、ローディングブロック50の移動に従って、ディスクDをローディングローラ51とローラガイドとの間で挟持する時のディスクDの検出動作であり、ローディングブロック50の移動原理等については、上記の実施形態と同様である。すなわち、図117に示す状態から、図118に示すように、ローディングブロック50が後方に移動してディスクDに接近していくと、センサS1の検出状態は、ローディングプレート50aによって遮られていない状態(明)から、遮られる状態(暗)、検出穴50cによって遮られていない状態(明)へと変化する。これにより、ローディングブロック50の移動が検知される。
以上のような本実施形態によれば、ディスクDをホルダプレート11から離す際に、外部から振動が加わることによりディスクDの外周部が上下方向に振動し、ローディングローラ51による把持ができなくなった場合であっても、ローディングブロック50が戻って再度ディスクDを試みるので、ディスクDがローディングブロック50の上に乗り上げることがない。従って、ディスクDがフリーな状態になってメカニズムが動作できなくなる等の故障の発生を防止できる。
本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。例えば、ディスクホールドアームを付勢する機構は、上記の実施形態で例示したものには限定されず、ディスク把持手段と同期させて付勢できるものであれば、どのような機構であってもよい。また、ディスクホールドリンク、ディスクホールドアーム、ホルダプレートの大きさ、数、形状は上記の実施形態で示したものには限定されない。
11,110,310,410…ホルダプレート
11a,26a,28a…穴
11b…当接爪
12…上面板
12a,13,14a…突起
12b,14b,72a,110b,310b,410a,410b…ガイド穴
12c,14c,24Aa,24b,24Ba,24Bb,24Da,27a…凹部
12d,14d…係留突起
14e,33b,39Ac,39Bc…スプリング
15,150,350,450…ディスク保持機構
16,160…ディスクホールドアーム
360,460…ディスクホールドアームA
380,480…ディスクホールドアームB
16a,160a,360a,460a…被押圧部
16b,24Ca,24Cb,24Cc,24Db,25Cb,25Fa,25Fb,26b,27b,28b,32a,34a,40a,41d,41e,53,62a,68a,70b,71b,160b,320d,360b,380c,460b,480b…ピン
16c,160c,361,461…トーションスプリング
17,18,170,370…ディスクホールドリンク
17a,18a…係合爪
17b,18b,25Ea,25Ec,26c,40c,61a,68b,69d,69e…カム穴
19,40d,190,390,500…軸
20…ロワーシャーシユニット
20a…ガイドシャフト
20b…リンクプレート
21…カムギア
21a…ギア溝
21b…ディスクセレクタ駆動制御カム
21c…ドライブユニット駆動制御カム
21d…ディスクストッパ駆動制御カム
21e…ローディングブロック駆動制御カム
22a…カムギア駆動ギア機構
22b…ドライブシャーシ昇降ギア機構
24…ディスクセレクタ駆動機構
24A,24B,24C,24D…ディスクセレクトプレート
25…ディスクストッパ機構
25A,25B,250A,250B…ディスクストッパ
25Aa,250Ba…凸部
25Ab,25Bb,250Ab,250Bb…把持部
25C,25D…ディスクストッパリンク
25Ca,25Da…シャフト
25E,25F…ディスクストッパプレート
26…右ローディングブロックスライドプレート
27…シャッタリンクプレート
28…ドライブベース駆動プレート
30…アッパーシャーシユニット
30a…フロントプレート
31…ディスク挿入口
32…シャッタ
33…シャッタ開閉プレート
33a…傾斜カム穴
34…回動プレート
34Ab,34Ba…階段状カム
34A,34B…ドライブシャーシ昇降プレート
34Ab…ラック
34Ac,38a…溝
35…左ローディングブロックスライド機構
36…スライドリンク
36a…押圧部
37…回動リンク
38…左ローディングブロックスライドプレート
39A…ディスクホルダ分割ガイド
39Aa,39Ba…ガイド部
39Ab,39Bb…当接部
39B…ディスクホルダ分割ガイド
40…ドライブシャーシユニット
40b,40c…スリット
41c…中段カム
41A,41B…ディスクセレクタ
41Aa,41Ba…上段カム
41Ab,41Bb…下段カム
41Ac,41Bc…中段カム
42…ディスクガイド
42a…傾斜面
44…ローディングギア機構
44a…ギア
44b…ストッパプレート
50…ローディングブロック
50a,50b…ローディングプレート
51…ローディングローラ
51a…ローラギア
51b…ローラスリーブ
52…突出部
54…ローラガイド
55…付勢ガイド
60…ドライブベースユニット
61…ドライブベース
61b…ガイドピン
62…ドライブユニット
62b,69b,70a…ロックピン
62c,69a…ロック溝
63…ターンテーブル
64…クランパアーム
64a…クランパリング
64b…クランパアーム
64c…付勢ローラ
65a…ピックアップユニット
65c…ギア機構
66…ダンパー
67…フローティングロック機構
67a…リンクシャフト
67b…押上部
68…ドライブシフトプレート
69…スライドロックプレート
69c…押上部
70…ターンロックプレート
71…フックプレート
71a…フック
72…ドライブサポートプレート
110c,360c,470a…内側保持部
170a,380b…ディスクプッシュピン
180,380a,480a…外側保持部
110a,310a,310c…スライド穴
470…ディスクホールドリンクA
470b…係止ガイド穴
471…ディスクホールドリンクB
471a…リンク溝
471b…リンク穴
S1〜S4…センサ
M1…カムギア駆動モータ
M2…ドライブシャーシ昇降モータ
M3…ローディングモータ
M4…スレッドモータ
M5…スピンドルモータ
Claims (23)
- 複数のディスクを個別に保持する複数のホルダプレートと、前記ホルダプレートに設けられたディスク保持機構とを備えたディスクホルダにおいて、
前記ディスク保持機構は、当接部を備えたディスクホールドリンクと、ディスクの外縁を保持する外側保持部とを有し、
前記ディスクホールドリンクは、前記当接部が、ディスクのセンターホールに接することにより前記外側保持部との間でディスクを保持する保持位置と、ディスクのセンターホールから離れることによりディスクを解放する解放位置との間で変位可能に設けられていることを特徴とするディスクホルダ。 - 前記ディスクホールドリンクは、前記当接部がディスクのセンターホールに接離する方向に回動可能に設けられ、
前記ディスク保持機構は、ディスクの径方向にスライド移動することにより、前記ディスクホールドリンクを回動させるディスクホールドアームを有し、
前記ディスクホールドアームにおけるディスクの外縁近傍には、外力により付勢される被押圧部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスクホルダ。 - 前記当接部は、ピンであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のディスクホルダ。
- 前記外側保持部は、前記ホルダプレートと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスクホルダ。
- 前記ホルダプレートには、前記当接部とともにディスクのセンターホールを保持する内側保持部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のディスクホルダ。
- 前記ホルダプレートは略扇形状であり、
前記ホルダプレートの円弧は、ディスクの半円よりも短いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のディスクホルダ。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のディスクホルダを備え、
前記ディスクホルダにおける複数の前記ホルダプレートが、個別に昇降可能となるように積層配置され、
所望のディスクを再生するドライブユニットと、
前記ディスクホルダにおけるホルダプレートを昇降させて、所望のディスクの上下に空間を形成するディスクセレクタと、
前記ホルダプレートの昇降によって形成された空間に前記ドライブユニットを移動させるドライブ移動手段とを備えたことを特徴とするディスク装置。 - 前記ディスクセレクタによる前記ホルダプレートの昇降時に、前記ディスクホールドリンクの当接部の接離と同期して、所望のディスクを把持及び解放するディスク把持手段が設けられていることを特徴とする請求項7記載のディスク装置。
- 複数のディスクを個別に保持する複数のホルダプレートと、前記ホルダプレートに設けられたディスク保持機構とを備えたディスクホルダにおいて、
前記ディスク保持機構は、ディスクの径方向に且つ相反する方向にスライド移動可能に設けられた第1のディスクホールドアーム及び第2のディスクホールドアームと、前記第1のディスクホールドアーム及び前記第2のディスクホールドアームを連動させるディスクホールドリンクとを有し、
前記第1のディスクホールドアームは、その移動に従って、ディスクのセンターホールに接する保持位置と、ディスクのセンターホールから離れる解放位置との間で変位可能な内側保持部を有し、
前記第2のディスクホールドアームは、その移動に従って、ディスクの外縁に接する保持位置と、ディスクの外縁から離れる解放位置との間で変位可能な外側保持部を有することを特徴とするディスクホルダ。 - 前記第1のディスクホールドアームにおけるディスクの外縁近傍には、外力により付勢される被押圧部が設けられていることを特徴とする請求項9記載のディスクホルダ。
- 前記第2のディスクホールドアームには、その移動に従って、ディスクのセンターホールに接する保持位置と、ディスクのセンターホールから離れる解放位置との間で変位可能な第1の当接部が設けられていることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のディスクホルダ。
- 前記ホルダプレートには、ディスクのセンターホールに接する第2の当接部が設けられていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のディスクホルダ。
- 前記第1の当接部は、ピンであることを特徴とする請求項11記載のディスクホルダ。
- 前記第2の当接部は、前記ホルダプレートに固定された固定ピンであることを特徴とする請求項12又は請求項13記載のディスクホルダ。
- 前記ホルダプレートは略扇形状であり、
前記ホルダプレートの円弧は、ディスクの半円よりも短いことを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載のディスクホルダ。 - 請求項9〜15のいずれか1項に記載のディスクホルダを備え、
前記ディスクホルダにおける複数の前記ホルダプレートが、個別に昇降可能となるように積層配置され、
所望のディスクを再生するドライブユニットと、
前記ディスクホルダにおけるホルダプレートを昇降させて、所望のディスクの上下に空間を形成するディスクセレクタと、
前記ホルダプレートの昇降によって形成された空間に前記ドライブユニットを移動させるドライブ移動手段とを備えたことを特徴とするディスク装置。 - 前記ディスクセレクタによる前記ホルダプレートの昇降時に、前記ディスクホールドリンクの当接部の接離と同期して、所望のディスクを把持及び解放するディスク把持手段が設けられていることを特徴とする請求項16記載のディスク装置。
- 複数のディスクを個別に保持する複数のホルダプレートと、前記ホルダプレートに設けられたディスク保持機構とを備えたディスクホルダにおいて、
前記ディスク保持機構は、
ディスクの径方向に且つ相反する方向にスライド移動可能に設けられた第1のディスクホールドアーム及び第2のディスクホールドアームと、
前記ホルダプレートに回動可能に設けられ、前記第1のディスクホールドアームの移動に従って、ディスクのセンターホールに接する保持位置と、ディスクのセンターホールから離れる解放位置との間で変位可能な内側保持部を有する第1のディスクホールドリンクと、
前記第1のディスクホールドアーム及び前記第2のディスクホールドアームを連動させる第2のディスクホールドリンクとを有し、
前記第2のディスクホールドアームは、その移動に従って、ディスクの外縁に接する保持位置と、ディスクの外縁から離れる解放位置との間で変位可能な外側保持部を有することを特徴とするディスクホルダ。 - 前記第1のディスクホールドアームには、スライド部材が設けられ、
前記ホルダプレートには、前記スライド部材がスライド移動可能に設けられたガイド部が形成され、
前記第1のディスクホールドアームは、前記スライド部材がスライド移動可能に設けられるとともに、前記保持位置にあるときに、前記ガイド部との角度の相違によって、前記スライド部材を係止する係止ガイド部を有することを特徴とする請求項18記載のディスクホルダ。 - 前記第1のディスクホールドアームにおけるディスクの外縁近傍には、外力により付勢される被押圧部が設けられていることを特徴とする請求項18又は請求項19記載のディスクホルダ。
- 前記ホルダプレートは略扇形状であり、
前記ホルダプレートの円弧は、ディスクの半円よりも短いことを特徴とする請求項18〜20のいずれか1項に記載のディスクホルダ。 - 請求項18〜21のいずれか1項に記載のディスクホルダを備え、
前記ディスクホルダにおける複数の前記ホルダプレートが、個別に昇降可能となるように積層配置され、
所望のディスクを再生するドライブユニットと、
前記ディスクホルダにおけるホルダプレートを昇降させて、所望のディスクの上下に空間を形成するディスクセレクタと、
前記ホルダプレートの昇降によって形成された空間に前記ドライブユニットを移動させるドライブ移動手段とを備えたことを特徴とするディスク装置。 - 前記ディスクセレクタによる前記ホルダプレートの昇降時に、前記内側当接部及び外側当接部の接離と同期して、所望のディスクを把持及び解放するディスク把持手段が設けられていることを特徴とする請求項22記載のディスク装置。
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