JP2006127359A - 交通情報受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が交通情報を受信できる地域を走行しているときに、その交通情報を自動的に、しかも利用者が聞きやすいように最初の部分から出力する交通情報受信装置とする。
【解決手段】ナビゲーション装置11には地図上の位置と交通情報を受信可能な範囲を交通情報受信可能範囲記憶部15に記憶しており、交通情報受信可能範囲走行検出部22で現在位置検出部14で検出した現在位置がその記憶部に記憶している交通情報受信可能範囲であることを検出したとき交通情報受信部17で交通情報を受信する。受信感度状況検出部24で交通情報の受信感度が良好であることを検出したとき、交通情報無音部分検出部25で交通情報の無音部分を検出し、音声出力切換部18にその交通情報を出力し、各種オーディオ機器16の出力に替えて、一連の交通情報を最初の部分から音声出力する。その際には出力切換時音量調節部19で、切換音を除去し、且つ適切な音量で出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高速道路において特定の周波数の放送によって提供されている交通情報を、その情報の最初の部分から明瞭に聞き取れるようにした交通情報受信装置及び交通情報受信方法に関する。
高速道路では交通情報を例えばAM1620KHzで放送し、高速道路を走行する車両に対して路側から提供し、車両においてはAM放送受信器でこれを受信し、運転者等の利用者はその音声出力によって、周囲の事故情報、渋滞情報等を知ることができるようにしている。
この交通情報は24時間、5分間隔で情報を更新しつつ放送しており、利用者はその情報を必要とするときにその放送を受信することとなるが、通常の放送受信器においては、その放送局の受信を選択して交通情報を聞くこととなる。このような操作の煩わしさを解消するため、車両に搭載した放送受信器、放送受信器を内蔵したオーディオ装置、或いはこのような放送受信器やオーディオ機器を内蔵、または操作可能なヘッドユニットに設けた一つのキーを操作することにより、この放送を直ちに受信できるようにすることも提案されている。
また、上記のような交通情報は全ての地域で受信可能とはなっておらず、特定の範囲で受信することができ、高速道路の場合はこの放送を受信することができる標識を設置しており、利用者はこのような標識を見ることによって交通情報の受信範囲に入っていることがわかり、必要に応じてその交通情報を受信するようになっている。
しかしながら、交通情報の放送を受信できる範囲に入ったことを示す標識は見落とされることも多い。そのため、利用者は交通情報の放送を受信したいと思ったとき、とりあえず放送受信操作を行い、受信できないときには放送受信範囲外であることがわかる。このような交通情報の放送受信は極めて不安定であり、利用者しにくいものとなっている。
その対策として、例えば下記特許文献1に示されるように、予めナビゲーション装置の地図データに交通情報を受信できる地点を書き込んでおき、車両のナビゲーション装置で現在位置がその地点に至ったとき、自動的に交通情報を受信することが提案されている。
特開平9−161195号公報
上記のように交通情報の放送を受信するに際して、車両のナビゲーション装置で現在位置がその地点に至ったとき、自動的に交通情報を受信することができるものであるが、その受信開始時には多くの場合は一連の交通情報の途中から聞くこととなる。したがって、実際の交通情報を正確に知ろうとするときには、上記のような途中から受信した一連の交通情報を一旦最後まで聞き流し、交通情報の無音状態を確認することにより次が交通情報の最初の部分であることを確認して、その後繰り返されて放送される同じ交通情報を聞くことによって、初めて一連の交通情報を全て正確に聞くことができるようになる。
このように、利用者が交通情報を正確に聞き取るためには、途中から受信される交通情報を注意深く聞きくことによって、ようやく一連の交通情報を正確に把握することができるようになるため、この交通情報は必ずしも利用性の良いものではなかった。
したがって本発明は、放送を受信して交通情報を聞き取るに際して、利用者が特に操作することなく、交通情報を提供している地域に入ったときには、放送されている交通情報を自動的に最初の部分から出力するととができるようにし、利用者にとって聞きやすい交通情報を提供することができるようにした交通情報受信装置及び交通情報受信方法を提供することを主たる目的とする。
本発明による交通情報受信装置は、上記課題を解決するため、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、地図上の位置と交通情報の受信可能範囲とを対応して記憶している交通情報受信可能範囲記憶手段と、交通情報を受信し出力する交通情報受信手段と、前記交通情報以外のオーディオを出力する各種オーディオ機器と、前記現在位置検出手段で検出した現在位置が前記交通情報受信可能記憶手段に記憶している受信可能位置であるか否かを判別する交通情報受信可能範囲走行検出手段と、前記交通情報受信可能範囲走行検出手段で現在位置が交通情報の受信が可能であることを検出したとき、前記交通情報受信手段で受信した交通情報の無音部分を検出する交通情報無音部分検出手段と、前記交通情報無音部分検出手段で交通情報の無音部分を検出したとき、無音部分以降の交通情報を出力する交通情報出力制御手段と、前記交通情報出力制御手段から交通情報が出力されるとき、前記各種オーディオ機器の出力から交通情報の出力に切り換える音声出力切換手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明による他の交通情報受信装置は、前記交通情報受信装置において、前記交通情報出力制御手段を、前記無音部分以降の交通情報を前記交通情報受信手段から出力するようにしたことを特徴とする。
また、本発明による他の交通情報受信装置は、前記交通情報受信装置において、前記交通情報無音部分検出手段で交通情報の無音部分を検出したときから交通情報を記憶する交通情報記憶手段を備え、前記交通情報出力制御手段は、前記無音部分以降の交通情報を前記交通情報記憶手段から出力することを特徴とする。
また、本発明による他の交通情報受信装置は、前記交通情報受信装置において、前記交通情報受信可能範囲走行検出手段で現在位置が交通情報の受信が可能であることを検出したとき、前記交通情報受信手段で受信した受信信号の感度状況を検出する受信感度状況検出手段を備え、前記受信感度状況検出手段で受信感度が所定以上であることを検出した後に、前記交通情報無音部分検出手段で無音部分を検出することを特徴とする。
また、本発明による他の交通情報受信装置は、前記交通情報受信装置において、前記音声出力切換手段により交通情報と各種オーディオ機器との出力を切り換えるとき音量の調節を行う出力切換時音量調節手段を備えたことを特徴とする。
本発明による交通情報受信方法は、車両の現在位置が予め記憶している交通情報受信可能範囲であることを検出したときに交通情報を受信し、受信した交通情報の無音部分を検出したとき以降に交通情報を音声出力することを特徴とする。
本発明は上記のように構成したので、交通情報を受信して出力するに際して、利用者が特に操作することなく、交通情報を提供している範囲に入ったときには、放送されている交通情報を自動的に、しかもその交通情報の最初の部分から出力するととができ、利用者にとって聞きやすい交通情報を出力することができる。
本発明は車両が交通情報を受信できる地域を走行しているときに交通情報を自動的に、しかもその交通情報の最初の部分から出力するという目的を、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、地図上の位置と交通情報の受信可能範囲とを対応して記憶している交通情報受信可能範囲記憶手段と、交通情報を受信し出力する交通情報受信手段と、前記交通情報以外のオーディオを出力する各種オーディオ機器と、前記現在位置検出手段で検出した現在位置が前記交通情報受信可能記憶手段に記憶している受信可能位置であるか否かを判別する交通情報受信可能範囲走行検出手段と、前記交通情報受信可能範囲走行検出手段で現在位置が交通情報の受信が可能であることを検出したとき、前記交通情報受信手段で受信した交通情報の無音部分を検出する交通情報無音部分検出手段と、前記交通情報無音部分検出手段で交通情報の無音部分を検出したとき、無音部分以降の交通情報を出力する交通情報出力制御手段と、前記交通情報出力制御手段から交通情報が出力されるとき、前記各種オーディオ機器の出力から交通情報の出力に切り換える音声出力切換手段とを備えた交通情報受信装置によって、また、車両の現在位置が予め記憶している交通情報受信可能範囲であることを検出したときに交通情報を受信し、受信した交通情報の無音部分を検出したとき以降に交通情報を音声出力する交通情報受信方法によって実現した。
本発明の第1実施例を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例による交通情報受信装置とその周辺機器の関連を示し、交通情報受信装置内の各種機能とその機能の相互関係を示す機能ブロック図である。なお、同図において各機能をなす機能部は、各機能をなす手段ということもできる。
図1に示す例においては、本発明による交通情報受信装置の主要な機能部である交通情報出力制御部12が、ナビゲーション装置11とオーディオ装置13と関連して作動することにより所定の機能を行うようにした例を示しており、この交通情報出力制御部12は、例えばナビゲーション装置内に、或いはオーディオ装置内に設けることができる。
ナビゲーション装置11には従来から広く用いられているナビゲーション装置と同様の機能部を備えており、特に本発明と関連する機能としては現在位置検出部14において、GPS(Global Positiong System)衛星 からの電波を受信して現在位置を検出するGPS航法と、車速信号や加速度センサ等から移動距離を算出し、角速度センサ等の方位検出センサから車両の回転角度を求め、常時移動方向と移動量を加算していく自律航法とを用い、いずれか一つによる測位方法、或いは両航法を組み合わせて現在位置を検出している。
交通情報受信可能範囲記憶部15においては、例えばAM1620KHzで放送し、高速道路を走行する車両に対して路側から提供している交通情報が受信できる地理的範囲を、予めナビゲーション装置におけるCD・DVDディスクやハードディスク等のデータ記録媒体に記録しておく交通情報受信可能範囲記憶部15を備えている。なお、この交通情報受信可能範囲記憶部15は上記のような記憶媒体に直接記録されているもの以外に、このような記憶媒体から現在地周辺で例えば10km程度以内の交通情報受信可能範囲を上記のような記憶媒体から随時読み出して、別途設けたメモリに適宜更新しながら記憶するようにしても良い。
図1に示す実施例においてはオーディオ装置13にAM放送受信器のチューナ等からなる交通情報受信部17を備え、前記のようなAM1620KHzの放送等を受信する。この交通情報受信部が上記のようなAM放送受信器である場合には、そのAM放送受信器の一部の機能として、外部から受信指示信号が入力されたとき、予め設定したこの周波数を受信できる機能であればよい。この交通情報受信部17は交通情報出力制御部12からの信号によって作動可能とし、また、受信した交通情報を交通情報出力可能判別部23の作動のために出力可能としている。
オーディオ装置13には上記のような交通情報受信部17以外のオーディオ出力機能としての各種オーディオ機器16を備えており、通常の場合はCDプレーヤ、MDプレーヤ、カセットテーププレーヤ、DVDプレーヤ、放送受信器等の種々のオーディオ機器が利用可能である。この各種オーディオ機器16としては前記交通情報受信部17以外のオーディオ出力機能を備えれば良く、したがってここで放送受信器を用いるときには、AM放送、FM放送、TV放送等の受信器において、前記交通情報を送信している局以外の局からの放送を受信するAM放送受信部も該当する。
音声出力切換部18においては、後述する交通情報出力制御部12からの信号によって、各種オーディオ機器16の出力と、交通情報受信部17からの交通情報出力とを任意に切り換えることができるようにしており、その中の出力切換時音量調節部19では、その切り換え時における切換音、及び各ソースの音声出力量の相違による音量変化を調節することができるようにしている。音声出力部20は前記音声出力切換部18で切り換えた出力音声をスピーカ21に出力する。
交通情報出力制御部12には交通情報受信可能範囲走行検出部22を備え、前記ナビゲーション装置11における現在位置検出部14からの車両の現在位置と、交通情報受信可能範囲記憶部15に記憶されている交通情報受信可能範囲とを比較し、車両の現在走行地点が交通情報を受信することができる範囲に入っているかどうかを検出し、その検出信号は交通情報出力可能判別部23に出力する。
交通情報出力可能判別部23では、前記のように交通情報受信可能範囲走行検出部22からの、車両が現在走行している地点は交通情報を受信することができる範囲である旨の検出信号を入力したとき、受信感度状況検出部24でそのときの受信信号の強度等を検出し、特に交通情報受信可能範囲に入ったばかりの地点における受信感度が低い状況を検出することができるようにし、不安定な放送信号が受信されないようにして、後の信号処理を確実に行わせることができるようにする。
交通情報出力可能判別部23における交通情報無音部分検出部25では、前記のような受信感度状況検出部24で交通情報の受信感度が所定以上であることを検出した信号を入力したとき、この交通情報信号において無音部分が入ってきたか否かを検出する。このような無音部分は、受信信号中に所定以下の信号が予め設定した時間以上継続したことによって検出することができ、このような無音部分が入ってきたことを検出したときには、その検出信号をこの実施例においてはオーディオ装置13の音声出力切換部18に出力する。このとき音声出力切換部18においては、前記のように各種オーディオ機器16の出力から交通情報受信部17の出力に切り換える。
上記図1に示すような機能ブロックからなる交通情報受信装置の実施例においては、例えば図2に示すような作動フローによって順に作動させ、本発明を実施することができる。以下、図2に示す作動フローを図1に示す機能ブロック図及び図5に示すタイムフロー図を参照しつつ説明する。図2に示す交通情報受信処理の例においては、現在位置の検出を行い(ステップS1)、交通情報は受信可能か否かの判別を行う(ステップS2)。これらの作動は図1のナビゲーション装置11の現在位置検出部14の出力を交通情報出力制御部12における交通情報受信可能範囲走行検出部22が取り込み、その現在位置が交通情報受信可能範囲記憶部15に予め記憶されている交通情報受信可能範囲に存在するか否かを判別することにより行われる。
ステップS2で交通情報受信が可能ではないと判別したときには再びステップS1に戻って上記作動を繰り返す。ステップS2で交通情報が受信可能であることを検出すると、交通情報の受信を行う(ステップS3)。これは図1の交通情報受信可能範囲走行検出部22で交通情報の受信が可能の範囲に入っていることを検出したとき、この交通情報出力制御部12がオーディオ装置13の交通情報受信部17に作動信号を出力し、予め設定された所定の周波数の放送信号を受信するように指示することによって行われる。
次いで受信感度は良好であるか否かを判別し(ステップS4)、未だ良好な状態になっていないと判別したときには、図2の実施例においては再びステップS1に戻って上記作動を繰り返す。なお、受信感度が未だ良好な状態になっていないと判別したときにはステップS3に戻って、受信感度が良好になるまで交通情報の受信を行うようにすることもできるが、例えば高速道路用の交通情報がその周辺の一般道を走行する車両にも僅かに受信されることがあり、そのような場合はその後受信感度が良好になる前に受信可能範囲を離れる場合が多いので、前記のようにステップS1に戻って処理を行う方が好ましい。
この作動は図1の交通情報出力可能判別部23における受信感度状況検出部24において、その放送の受信強度等を検出することにより行うことができ、例えば高速道路を走行中に交通情報受信可能範囲に入ったとき、その範囲に入ったばかりの時には受信強度が充分ではなく、その受信信号によってその後の処理を行うことが適切ではないので、受信感度が良好になるまで次の処理を行わないようにする。
ステップS4で受信感度が良好になったと判別したときには、受信交通情報は無音となったか否かを判別する(ステップS5)。即ち、前記ステップS4において受信感度が良好になったと判別された状態において、受信した交通情報の放送信号の中における無音部の検出を行う。この無音部を検出したときには、音声出力を音量調節を行いながら交通情報に切り換えて出力を行うこととなり(ステップS6)、その後は交通情報の最初の部分から出力されることとなるが、この作動を確実に行うためには何回か繰り返される一連の交通情報の間に存在する無音部を確実に検出する必要があり、ステップS4において受信感度が良好か否かを判別して良好なときにのみ無音部分の判別を行うので、確実に一連の交通情報の間に存在する無音部分の検出を行うことができるようになる。前記ステップS5において受信交通情報が無音となったことを検出しないとき、即ち一連の交通情報の放送の途中であるときには、ステップS3に戻ってその交通情報の受信を継続する。
これらの作動は、図1における交通情報出力可能判別部23における交通情報無音部分検出部25が交通情報受信部17の受信信号をチェックすることにより無音部分の検出を行い、そこで無音部分を検出したときにオーディオ装置13における音声出力切換部18にその信号を出力し、例えばそのときに各種オーディオ機器16としてCDプレーヤを作動し、そのCDの音楽を聞いていたときには、そのCDプレーヤの出力から交通情報受信部17の音声に切り換える。
このとき、音声出力切換部18の一つの機能として設けられている出力切換時音量調節部19が作動する。これらの作動は例えば図5に示すように、t1で交通情報受信可能範囲内に入ったことを検出し、t2で受信状態が良好になったことを検出し、t3で一連の交通情報が終了して無音部分となったとき、t4でその無音部分が所定時間以上継続したことによりこれを検出し、同時に一旦音量を低下させてミュートし、その後t5で交通情報を受信しているチューナに音声出力ソースを切り換えた後、t6でチューナの音量出力が少ないのに合わせてCDプレーヤの作動時よりも音量を上げて出力を行う。
それによりt7で交通情報の無音部分が終了して実際の交通情報が出力され、音声出力部20を介してスピーカ21から前記のように受信した交通情報を聞くことができる。その際には、前記の作動によって交通情報の最初の部分から明瞭に聞くことができ、利用者は確実に交通情報の全体を把握することが可能となる。また、オーディオ装置13の出力切換時に発生するノイズが出力されることが無く、且つ各機器に応じた適切な音量で音声出力することができるようになる。
図2に示す例においては、ステップS6で交通情報の出力を行っているときに、受信交通情報は再度無音となったか否かを判別し(ステップS7)、再度無音部分になっていないと判別したときにはステップS6の作動を繰り返し、そのまま一連の交通情報の受信とその音声出力を継続する。ステップS7の判別で再度無音部分を検出したときには、図2に示す実施例においては同一交通情報を再度聞くか否かを判別し(ステップS8)、例えば利用者が交通情報受信の停止操作を行ったときのように、何らかの出力停止信号が入ったときには音量調節しながら音声出力を、交通情報を受信する前に作動していた先のオーディオ機器に切り換え出力する(ステップS9)。
このとき行われる音量調節等の作動は、例えば図5に示すように、t8で一連の交通情報が終了することにより実際の無音部分が開始し、その無音部分が所定時間以上継続したことを検出することによりt9で無音部分の検出が行われ、同時に音量を低下させてミュートし、t10で音声出力ソースの切換を行い、t11でCDの出力に合わせた音量調節を行って適切なCDの音量とした後にCDの音声出力を行う。
ステップS8で同一交通情報を再度聞くと判別したとき、即ち、例えば利用者等から交通情報の出力を停止する信号が入力されないときのような場合には、ステップS7に戻って再度交通情報が無音部となるまでその出力を継続する。なお、上記のように交通情報を繰り返し出力している途中において、利用者から別途出力停止指示があったときには、交通情報の出力を停止するようにしても良い。
ステップS9で音量調節をしながら音声出力を先のオーディオ機器に切り換え出力した後は、図2に示す例においては例えば交通情報が更新される5分等の所定時間の経過を検出し(ステップS10)、その所定時間が経過する迄この状態で待ち、経過後は再びステップS1に戻って新たな交通情報を受信できるように前記と同様の作動を繰り返すようにしている。
前記実施例においては、交通情報を入手するに際して、無音部を検出してから受信している交通情報の放送をそのまま最初から音声出力するようにした例を示したが、そのほか、例えば図3及び図4の第2実施例に示すように、無音部分を検出してから受信している交通情報をその最初から一旦メモリに記憶し、これを必要に応じて音声出力するようにしても良い。図3には第2実施例の機能ブロック図を示しており、この実施例においては前記のような交通情報を記憶する交通情報記憶部45を備え、また音声出力切換部47等をヘッドユニット32内に備える例を示している。以下、第2実施例を前記第1実施例と相違する点を中心に述べる。
図3に示す交通情報受信装置においては、第1実施例と同様にナビゲーション装置31、オーディオ装置33を備え、ナビゲーション装置31には現在位置検出部34及び交通情報受信可能範囲記憶部35を備え、またオーディオ装置33には交通情報受信部37及びこの交通情報受信部37以外のオーディオ機能として各種オーディオ機器36を備えている。
ナビゲーション装置を含め車両に搭載した機器を総合的に制御可能なヘッドユニット32には交通情報出力制御部40を備え、前記第1実施例と同様に交通情報受信可能範囲走行検出部41、及び受信感度状況検出部43と交通情報無音部分検出部44を備えた交通情報出力可能判別部42を備えている。このヘッドユニット32には交通情報記憶部45を備え、交通情報出力可能判別部42で交通情報の放送の受信感度が良好で、且つ交通情報の無音部分が検出されたとき、オーディオ装置33の交通情報受信部37で受信している交通情報を、無音部分に続く交通情報の最初からメモリに記憶するようにしている。
交通情報出力部46は、利用者が任意に指示を行う交通情報出力指示部51から交通情報の出力要求があったとき、交通情報記憶部45に記憶されている交通情報を読み取り、音声出力切換部47に出力する。音声出力切換部47においては、交通情報出力部46から交通情報が出力されてきたときには、オーディオ装置33の各種オーディオ機器36における交通情報以外のオーディオを出力していたときでも交通情報の出力に切り換える。その際には出力切換時音量調節部48で音量調節を行うことは前記実施例と同様である。
上記のような機能ブロックからなる交通情報受信装置は、例えば図4に示す作動フローにしたがって順に作動させることができる。この図4においても、前記第1実施例の作動と重複する部分はその詳細な説明は省略する。図4に示す例における交通情報受信処理に際しては、現在位置の検出を行い(ステップS11)、その現在位置は予め記憶している交通情報受信範囲に入っているか否かを検出することにより、交通情報は受信可能か否かを判別する(ステップS12)。交通情報の受信可能範囲に入っていないときにはステップS11に戻り同様の作動を繰り返す。
ステップS12で交通情報の受信可能範囲に入っていると判別したときには、交通情報を受信し(ステップS13)、受信感動は良好か否かを判別する(ステップS14)。受信感度が良好ではないときにはステップS11に戻って上記作動を繰り返し、受信感度が良好なときには受信した交通情報は無音となったか否かを判別する(ステップS15)。未だ無音となっていないと判別したときにはステップS13に戻ってそのまま交通情報の受信と前記作動を繰り返し、無音となったと判別したときには繰り返し放送されている一連の交通情報について、無音部に続く交通情報の最初の部分からメモリに記憶する。これは図3のヘッドユニット32に備えている交通情報記憶部45に一時的に記憶することによって行われる。
次いで受信した交通情報は再度無音になったか否かを判別し(ステップS17)、再度無音にはなっていないときには未だ一連の交通情報が終了していないものとしてステップS16に戻り、引き続き交通情報の記憶を継続する。ステップS17において受信している交通情報が再度無音となったと判別したときには交通情報の記憶が停止され、利用者から交通情報出力の指示があったか否かを判別する(ステップS18)。この作動は図3の交通情報出力部46において、交通情報出力指示部51から出力指示信号が入力したか否かを検出することにより行うことができる。なお、上記のように新しい交通情報が受信され、それが記憶されたときには、別途設置したランプを点灯し、或いは音声によって新たな交通情報を受信した旨の出力を行うようにしても良い。
ステップS18で利用者からの交通情報出力の指示がないと判別したときには、利用者は特に交通情報の入手を必要としていないとみなして再度ステップS11に戻り、前記作動を繰り返し、引き続き新たな交通情報の記憶処理を行い、利用者の出力指示があったときには常に最新の交通情報を出力できるようにする。ステップS18で利用者からの交通情報出力の指示があったと判別したときには、前記のように更新して記憶している交通情報を出力する(ステップS19)。その出力時には前記実施例と同様に音量調節を行いながらオーディオの出力を交通情報に切り換える(ステップS20)。これらの作動は図3におけるヘッドユニット32内の音声出力切換部47において行われる。
次いで同一交通情報を再度聞くか否かを判別し(ステップS21)、利用者が特に交通情報の出力停止指示を行わないようなときには再びステップS19に戻り、記憶した交通情報の出力、及びその後の作動を繰り返す。ここで同一の交通情報を再度聞かないと判別したとき、即ち利用者が交通情報の出力停止指示を行った時等においては、音量を調節しながら音声出力を先のオーディオ機器に切り換える(ステップS22)。次いで前記実施例と同様に5分間等の所定時間が経過したか否かを判別し、経過したときには再度ステップS11に戻って前記の作動を繰り返す。なお、前記同一交通情報を再度聞くか否かの判別に際しては、前記作動とは逆に、利用者が再度聞く旨の指示を行ったときにのみ、同一交通情報を再度出力するようにしても良い。
この実施例においては、交通情報記憶部45に、一連の交通情報について最初の部分から記憶しており、利用者の交通情報出力要求があったときにはその最初の部分から明瞭に音声出力することができ、利用者にとってわかりやすい交通情報を提供することができるようになる。特にこの記憶部には常に新しい交通情報を記憶しているので、実施例1のように交通情報の受信可能範囲に入ったときにおいて常に交通情報を出力することが無く、利用者が交通情報の出力を要求したときのみ、最新の交通情報を最初の部分から提供することができる。
前記各実施例においては、ナビゲーション装置及びオーディオ装置、更には車内各機器を総合制御するヘッドユニット等を備えた例を示したが、近年の車内搭載機器の融合化により、全てが一体となった機器の開発が行われつつあり、そのような機器においてもその中の制御部分に本発明の各機能部を備えることにより、同様に適用することができる。
本発明は車両に予め備え付けた機器に適用する以外に、車両内に持ち込んで利用可能なナビゲーション機能等を有する各種機器においても同様に適用することができる。
本発明の第1実施例の機能ブロック図である。 同第1実施例の作動フロー図である。 本発明の第2実施例の機能ブロック図である。 同第2実施例の作動フロー図である。 本発明の実施例のタイムフロー図である。
符号の説明
11 ナビゲーション装置
12 交通情報出力制御部
13 オーディオ装置
14 現在位置検出部
15 交通情報受信可能範囲記憶部
16 各種オーディオ機器
17 交通情報受信部
18 音声出力切換部
19 出力切換時音量調節部
20 音声出力部
21 スピーカ
22 交通情報受信可能範囲走行検出部
23 交通情報出力可能判別部
24 受信感度状況検出部
25 交通情報無音部分検出部

Claims (6)

  1. 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    地図上の位置と交通情報の受信可能範囲とを対応して記憶している交通情報受信可能範囲記憶手段と、
    交通情報を受信し出力する交通情報受信手段と、
    前記交通情報以外のオーディオを出力する各種オーディオ機器と、
    前記現在位置検出手段で検出した現在位置が前記交通情報受信可能記憶手段に記憶している受信可能範囲であるか否かを判別する交通情報受信可能範囲走行検出手段と、
    前記交通情報受信可能範囲走行検出手段で現在位置が交通情報の受信が可能であることを検出したとき、前記交通情報受信手段で受信した交通情報の無音部分を検出する交通情報無音部分検出手段と、
    前記交通情報無音部分検出手段で交通情報の無音部分を検出したとき、無音部分以降の交通情報を出力する交通情報出力制御手段と、
    前記交通情報出力制御手段から交通情報が出力されるとき、前記各種オーディオ機器の出力から交通情報の出力に切り換える音声出力切換手段とを備えたことを特徴とする交通情報受信装置。
  2. 前記交通情報出力制御手段は、前記無音部分以降の交通情報を前記交通情報受信手段から出力することを特徴とする請求項1記載の交通情報受信装置。
  3. 前記交通情報無音部分検出手段で交通情報の無音部分を検出したときから交通情報を記憶する交通情報記憶手段を備え、
    前記交通情報出力制御手段は、前記無音部分以降の交通情報を前記交通情報記憶手段から出力することを特徴とする請求項1記載の交通情報受信装置。
  4. 前記交通情報受信可能範囲走行検出手段で現在位置が交通情報の受信が可能であることを検出したとき、前記交通情報受信手段で受信した受信信号の感度状況を検出する受信感度状況検出手段を備え、
    前記受信感度状況検出手段で受信感度が所定以上であることを検出した後に、前記交通情報無音部分検出手段で無音部分を検出することを特徴とする請求項1記載の交通情報受信装置。
  5. 前記音声出力切換手段により交通情報と各種オーディオ機器との出力を切り換えるとき音量の調節を行う出力切換時音量調節手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の交通情報受信装置。
  6. 車両の現在位置が予め記憶している交通情報受信可能範囲であることを検出したときに交通情報を受信し、受信した交通情報の無音部分を検出したとき以降に交通情報を音声出力することを特徴とする交通情報受信方法。
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