JP2006126804A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像容器の外側に現像剤が漏れ出るのを効果的に防ぐことができる現像装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置を現像ローラ19の軸線方向から見た場合、複数の極大磁束密度位置点のうち現像ブレード17の支持部17bに最も近い極大磁束密度位置点と支持部17bとを結ぶ線Tが現像ローラ19の周面と交差する第一位置P1と、現像ローラ19が静電潜像を現像する第二位置P2との間で、掻き寄せ部材18が現像ローラ19に当接する。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成に用いられる、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置において、像担持体としての電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザ自身で行うことができるため、格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式は広く用いられている。
上記プロセスカートリッジの一例が、例えば特許文献1に記載されているように、感光体ドラム1と、それに作用するプロセス手段として、帯電ローラ2、現像スリーブ5、及び、クリーニング手段が一体化されている。
そして、現像スリーブ5は、磁性一成分現像剤(トナー)を、感光体ドラム1に搬送して、現像バイアスが印加されることで、感光体ドラム1に形成された静電潜像を現像する。
すなわち、現像スリーブ5はトナー容器3に回転可能に支持されている。そして、現像スリーブ5の内部には、現像スリーブ5に現像剤を担持させるための磁石であるマグネットローラ6が内側に設けられている。
そして、トナーは、マグネットローラ6の磁力により現像スリーブ5の表面に付着し、現像ブレード7により層厚が一定に規制された後、感光体ドラム10上の潜像と対向する位置に搬送され、潜像に付着して現像を行う。
このようなプロセスカートリッジにおいて、現像スリーブ5の両端部には、現像領域外へトナーが漏出するのを防止するためのシール部材13が設けてある。
このシール部材13は、現像スリーブ5と一定の間隙をもって配置された磁性体シール部材を用いている。そして、磁性体シール部材13とマグネットローラ5との間に集中磁界を形成し、シール部材13と現像スリーブ5との間の間隙にトナーを介在させ、磁気ブラシを形成する。それによって、トナーがトナー容器3から漏れ出るのを防止するように構成している。
ところが、現像スリーブ5が回転すると、現像スリーブ5の長手方向の外側に向かってトナーが移動する傾向にある。そこで、現像スリーブ5の長手方向の両端部に付着しているトナーを、再び長手方向の中央側へと戻すために、掻き寄せ部材17を配置している。掻き寄せ部材17は、現像スリーブ5の回転方向において、シール部材13の下流側に設けられている。掻き寄せ部材17は、先端17aが現像スリーブ5に対して、現像スリーブ5の回転方向に対してカウンタ方向に当接している。そして、先端17aは、現像スリーブ5が回転した際に、トナーを長手方向中央側にかき寄せるようにテーパがついている。
特開平9−218578号公報
本発明の目的は、現像容器の外側に現像剤が漏れ出るのを効果的に防ぐことができる現像装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、掻き寄せ部材によって、現像剤を現像ローラの中央側に効果的に移動させることができる現像装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第1の態様によれば、電子写真画像形成装置に用いられる現像装置であって、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、前記現像ローラを支持する現像容器と、前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、を有し、前記現像装置を前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接する現像装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジであって、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、前記現像ローラを支持する現像容器と、前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、を有し、前記プロセスカートリッジを前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する現第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接するプロセスカートリッジが提供される。
本発明の第3の態様によれば、記録媒体に画像を形成するための画像形成装置において、(i)電子写真感光体と、(ii)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、前記現像ローラを支持する現像容器と、前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、を有し、前記現像装置を前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する現第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接する現像装置と、(iii)前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置が提供される。
本発明の第4の態様によれば、プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための画像形成装置において、(i)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、前記現像ローラを支持する現像容器と、前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、を有し、前記プロセスカートリッジを前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する現第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、(ii)前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置が提供される。
本発明によれば、現像容器の外側に現像剤が漏れ出るのを効果的に防ぐことができ、さらに、掻き寄せ部材によって、現像剤を現像ローラの中央側に効果的に移動させることができる。
以下、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。ただし、説明文中の符号は、図面を参照するためのものであって、構成を限定するものではない。
実施例1
先ず、図14を用いて、本発明が適用される現像装置Aが装着される、本実施例の画像形成装置の全体構成について説明する。図14に示すレーザービームプリンタPは、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体4(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に現像剤(トナー)による画像を形成する画像形成装置である。
即ち、レーザービームプリンタPが備える像担持体としてのドラム形状の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という。)10の表面は、帯電手段である帯電ローラ11によって一様に帯電される。この感光体ドラム10の周面に、潜像形成手段(露光手段)である光学手段1から画像情報に応じたレーザー光Lを照射して感光体ドラム10に画像情報に応じた潜像を形成する。ここで形成された感光体ドラム10上の潜像を、後述の現像手段によって現像することで、感光体ドラム10上に現像剤像(以下、「トナー像」という。)が形成される。
一方、トナー像の形成と同期して、カセット6aにセットした記録媒体4は、ピックアップローラ6b、搬送ローラ対6c、6e、搬送ガイド6d、6f、及びレジストローラ対6gで搬送される。
次いで、感光体ドラム10と一定の電圧を印加された転写手段である転写ローラ3とで形成されたニップ部を通る。このとき感光体ドラム10上に現像されたトナー像が記録媒体4に転写される。
トナー像の転写を受けた記録媒体4は、搬送ガイド6hで定着手段5へと搬送される。この定着手段5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有している。そして、定着手段5のニップ部を通過する記録媒体4に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。その後、記録媒体4は搬送ガイド6i、排出ローラ対6jで搬送され、排出トレイ7へと排出される。
そして、トナー像が転写された後の感光体ドラム10は、それと対向するブレード等のクリーニング手段14によって転写残トナーが除去され、次回の画像形成に備える。
尚、図14に示されるように、レーザービームプリンタPは、感光体ドラム10、現像装置A、帯電ローラ11、及びクリーニング手段14が一体化され、プロセスカートリッジC(以下、「カートリッジC」という。)を構成している。そして、カートリッジCは画像形成装置本体Paに対して、装着手段(不図示)によって着脱自在とされる。
次に、本実施例におけるカートリッジCについて図1を用いて説明する。
カートリッジCを構成する現像手段である現像装置ユニットAには、現像剤収納容器(トナー容器)20と、現像ローラ19と、現像ブレード17と、を有する。トナー容器20は、現像剤である磁性一成分現像剤(トナー)を収容している。また、現像ローラ19は、感光体ドラム10の周面上に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像を形成させるための中空の円筒形状である。現像ブレード17は、トナーに摩擦帯電電荷を付与し、現像ローラ19の表面上にトナー層を形成するものである。
そして、現像ローラ19は、現像容器15に備えられている。現像容器15は、トナー容器20と連結しており、トナー容器20と現像容器15との間には封止部材であるトナーシール13が設けられている。そして、現像装置Aを使用する前は、トナー容器20にトナーが収容されており、トナーシール13によりトナー容器20からのトナーの漏出が防止されている。そして、ユーザがカートリッジCを使用する際に、先ず、トナーシール13を引き抜くようになっている。トナーシール13が引き抜かれると、トナー容器20に収容されたトナーが現像容器15内に流入する。
また、現像ローラ19と現像容器15との間の下部開口には、吹き出し防止シート21が設けられている。そして、下部開口からトナーが漏れるのを防止する。
現像動作を行う際は、トナー容器20内のトナーを攪拌手段23a、23bの回転によって現像ローラ19に送り出す。そして、現像ローラ19には、その回転に対して固定位置に設けられたマグネットローラ16が内蔵されている。マグネットローラ16の磁極配置に関しては後に詳しく説明する。
また、現像容器15には、現像ローラ19の周面に当接する弾性体(弾性部)であるブレード17aと、それを支持する磁性を有する支持部17bと、で構成される現像ブレード17が設置されている。現像ブレード17と現像ローラ19との当接部において、現像ローラ19の表面に担持されたトナーは、ブレード17aによって摩擦帯電電荷を付与されるとともに、現像ローラ19の表面におけるトナー層の厚さが規制される。
現像ローラ19はスペーサーコロ(不図示)によって感光体ドラム10に対して一定のクリアランスを保ちつつ、付勢バネ(不図示)により感光体ドラム10に押圧されている。そして、現像ローラ19は、表面に形成されたトナー層を感光体ドラム10の現像領域D(図2参照)に供給し、静電潜像を現像する。又、現像ローラ19近傍には現像容器15内のトナーを循環させる現像剤攪拌部材24が回転可能に取り付けられている。
カートリッジCを構成する感光体ユニットBは、感光体ドラム10、帯電ローラ11、クリーニングブレード14が備えている。帯電ローラ11は、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させるためのものである。そして、クリーニングブレード14は、記録媒体4に転写されずに感光体ドラム10上に付着している残留トナーを感光体ドラム10表面から掻き落とすものである。
感光体ドラム10は時計回りに回転している。帯電ローラ11は一定の電圧が印加されており、感光体ドラム10が接触すると接触した感光体ドラム10の感光層表面は一様に帯電する。ついで光学手段1からの画像情報に応じたレーザー光Lを感光体ドラム10上に照射することにより、感光体ドラム10上に静電潜像を形成する。その後、現像手段である、上記構成の現像装置Aによって感光体ドラム10上に現像剤像(トナー像)が形成される。
レーザービームプリンタ本体Pa(図14)に設けられた転写ローラ3にトナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム10に形成されたトナー像を記録媒体4に転写する。その後、クリーニングブレード14によって感光体ドラム10上の残留トナーを除去する。ここでクリーニングブレード14は感光体ドラム10に当接して感光体ドラム10に残留したトナーを掻き落として廃トナー容器12に集める。
以上に説明した構成の画像形成装置であるレーザービームプリンタP、カートリッジCにおいて、本実施例における本発明の特徴部分を、図2〜図8を用いて説明する。
図2は、現像装置Aにおける、中空の円筒である現像ローラ19端部の軸方向(長手方向)の断面説明図である。現像ローラ19の内部空間には、現像ローラ19が回転駆動されている時も所定位置に固定保持される棒状の磁石であるマグネットローラ16が内包されている。又、現像ローラ19表面には、トナーの層厚を規制するための弾性部(弾性体)であるブレード17aと、支持部(支持部材)17bと、で構成される現像ブレード17が所定圧で当接するように配置されている。尚、ここで支持部17bは、例えば冷間圧延炭素鋼等の金属材料である。
更に、現像ローラ19の軸線方向端部領域には、現像ローラ19の周面に沿って設けられた強磁性体である磁性体シール部材、即ち、磁気シール22と、現像ローラ19に端縁部18cが当接する現像剤掻き寄せ部材(スクレーパ)18と、が配置されている。
磁気シール22は、現像ローラ19との隙間において、トナーが現像容器15から外へ漏出するのを防止するためのものである。また、スクレーパ18は、現像ローラ19の軸線方向において、磁気シール22の外側端部22aよりも外側に、現像ローラ19との当接点端部18gを有して現像ローラ19表面に付着している。そして、現像ローラ19の回転により、磁気シール22と現像ローラ19との間隙部から漏出してきたトナーを再び現像領域D側(長手方向中央側)へと戻すためのものである。ここでは、スクレーパ18は、現像ブレード17の支持部材17bの、現像容器15に対して外側面に取り付けられている。スクレーパ18は、摺動性を有するポリアセタール(POM)やポリカーボネイト等で形成されている。
図2に示す現像ローラ19軸線方向(長手方向)端部領域を、断面図として示したのが、図3である。図3において、磁気シール22は、現像ローラ19の軸線方向両端部で現像容器15内部側に、現像ローラ19の外周面と所定間隔gをもって配置されている。そして、磁気シール22と現像ローラ19の内側に設けられたマグネットローラ16との間に集中磁界を形成する。そして、磁気シール22と現像ローラ19との間隙部にトナーを介在させ、磁気ブラシを形成することで、現像容器15内のトナーがこの間隙部を通って現像容器15から外に漏出するのを防止している。
本実施例では、磁気シール22は、磁界を発生する磁石から形成されたもので、現像ローラ19の両端部に周面に沿って設けられると共に、この状態で現像ローラ19と共に現像容器15に取り付けられている。
磁気シール22は、例えば、図4(a)に示すように、その内面がN極とS極とが交互になるような磁極パターンに着磁されている。そして、各々の磁力線22bに沿って形成されるトナーの穂立ちによる磁気ブラシによって現像ローラ19の外周面と、磁気シール22の表面との間隙gを埋め、トナーが現像領域D外へ流出するのを防止している。磁気シール22の構成は、特にこれに限定されるものではない。
又、図4(b)、(c)に示すように、両側面がそれぞれN極とS極の磁極パターンに着磁された磁気シール22、或いは表面と裏面とがそれぞれN極とS極の磁極パターンに着磁された磁気シール部材22を用いて磁気ブラシを形成する構成もある。
このような磁気シール22を用いることで、現像ローラ19と磁気シール22とを非接触にでき、現像ローラ19の回転トルクは著しく小さくなる。従って、現像ローラ19の駆動モータも小型で低価格なもので良く、又、回転トルクの変動も小さく、現像ローラ19や感光体ドラム10の回転ムラが生じにくくなる。又、磁気シール部材22の摩耗等もなくなるので、半永久的に良好なシール性を発揮でき、リサイクルにも対応可能である。
ここで、スクレーパ18は、従来と同様にスクレーパ支持体18bに先端18aが取り付けられた以下の(1)〜(3)の構成になっている。
(1)図3で、現像ローラ19は反時計方向に回転するが、その現像ローラ19の回転方向に対して磁気シール22よりも下流側にある。
(2)スクレーパ18の先端18aを現像ローラ19表面に現像ローラ19の回転方向に対してカウンタ方向に当接させた状態である。
(3)図5に示すように、現像ローラ19が回転したときに現像ローラ19表面に付着したトナーを現像領域D側(長手方向中央側)に掻き寄せるように、スクレーパ18の先端18aの端縁部18cにテーパがついている。
上記(1)、(2)、(3)の構成により、スクレーパ18は、トナーを、現像ローラ19と感光体ドラム10との間の現像部P2(図3参照)に到達する前に、現像ローラ19長手方向における現像領域D側に掻き寄せる。前記トナーは、現像ローラ19表面に付着して、現像ローラ19の回転により現像容器15出口において磁気シール22と現像ローラ19との間隙部から出てきたトナーである。
更に、本実施例では、図6に示すように、端縁18cは、現像領域D側(現像ローラ19長手方向中央側)に向かうに従って、現像ローラ19の回転方向に対して徐々に下流側で当接するようなテーパ形状とされる。そのため、掻き取ったトナーを現像ローラ19の回転によって現像領域D側(長手方向中央側)に寄せている。スクレーパ18は、前記構成によって、その掻き寄せ能力を向上させている。
更に、本実施例では、マグネットローラ16の磁力と現像ブレード17の支持部17bとの間で磁気回路が発生する。その磁気回路の磁力によって、掻き寄せたトナーが、スクレーパ18と現像ローラ19の当接位置に溜り易くなるのを回避するため、スクレーパ18は以下の構成になっている。
図7に示すように、スクレーパ18は、先端18aの端縁部18cが、磁気回路Tよりも現像ローラ19の回転方向に対して下流側の現像ローラ19表面に当接していることが特徴として挙げられる。磁気回路Tは、現像ブレード17の支持部17bの現像ローラ19周面との最も近い点17cと、マグネットローラ16のN1極16aとの間で形成される磁気回路である。
ここで、この磁気回路Tについて説明する。
図8はマグネットローラ16によって形成される磁束密度を示す。マグネットローラ16は断面において外周部に4つの磁極(N極N1、S極S1、N極N2、S極S2)を有する。それらの極大磁束密度方向を図8では、それぞれ矢印16a、16b、16c、16dにて示している。
図8に示した4つの磁極の極大密度方向を図3の現像装置Aの現像ローラ19配置部分の部分断面図に示すと、磁極N1の極大磁束密度方向16aは現像ブレード17方向を指向している。即ち、N1極16aは、現像ローラ16の軸線方向から現像ローラ16を見た場合、4つの極大である磁極のうち現像ブレード17の支持部17bに最も近い磁極である。そして、磁極S1の極大磁束密度方向16bは感光体ドラム10と現像ローラ19との最近接部の近傍領域を指向している。又、磁極N2の極大磁束密度方向16cは現像容器15の開口側縁部を指向している。そして、磁極S2の極大磁束密度方向16dは現像容器15内部を指向している。
又、図8において実線で示した曲線は、マグネットローラ16の磁極により発生する現像ローラ19径方向の磁束密度分布であり、この磁束密度分布を磁束密度分布Brで表す。ここでは、感光体ドラム10の中心と現像ローラ19の中心とを結ぶ領域を横軸として、感光体ドラム10対向部を0°としている。
図8に示す磁束密度分布Brの測定は、ホール素子を用いたプローブ(F.W.BELL製SAF71−1802−15)をマグネットローラ16の近傍に固定して測定する。すなわち、マグネットローラ16を回転させながら、前記プローブに接続したガウスメータ(F.W.BELL製7030型)で測定することにより得られる。尚、S極とN極は逆でもよく、本実施例では永久磁石であるが、電磁石を用いてもよい。
図7に示すように、磁気回路Tは、マグネットローラ16の現像ブレード17による現像剤規制磁極N1の極大磁束密度位置点と、支持部17bとを結ぶ領域、現像ローラ19を軸線方向から見た場合の断面においては直線となる。そして、前記断面において、スクレーパ18の先端18aの端縁部18cは、磁気回路Tに対して現像ローラ19の回転方向下流側において、現像ローラ19周面に当接している。すなわち、磁気回路Tが現像ローラ19の周面と交差する第一位置であるP1と、現像ローラ19が静電潜像を現像する第二位置P2(図3参照)との間で、スクレーパ18が現像ローラ19に当接する。
現像ローラ19の回転により、磁気シール22と現像ローラ19との間隙部から漏出したトナーは、磁気回路Tを通過してスクレーパ先端18aと現像ローラ19の当接位置に到達する。そして、スクレーパ先端18aの端縁部18cによって、現像ローラ19表面から現像領域D側(長手方向中央側)に完全に掻き寄せられる。
この時、スクレーパ先端18aは磁気回路Tよりも現像ローラ19の回転方向に対して下流側に位置している。そのため、スクレーパ先端18aの端縁部18cの現像ローラ19への当接位置と磁気回路Tとは離れている。よって、スクレーパ先端18aに到達したトナーの磁気回路Tの磁力による拘束力は小さくなっている。したがって、スクレーパ先端18aのテーパ形状により現像ローラ19の回転に伴ってトナーを現像領域D側(長手方向中央側)に効率良く掻き寄せることができる。
つまり、磁気回路Tが現像ローラ19の周面と交差する第一位置であるP1と、現像ローラ19が感光体ドラム10の周面上の静電潜像を現像する第二位置P2(図3参照)との間で、スクレーパ18が現像ローラ19に当接する。これにより、磁気回路Tから離れた位置で現像剤をスクレーパ18によって掻き寄せているため、漏出した現像剤を効率良く掻き寄せることができ、現像剤を効率的に現像領域D内に戻すことができる。さらに、現像装置Aからの現像剤漏れを防止することができる。なぜならば、スクレーパ18によって掻き寄せ領域は磁気回路Tの磁力による拘束力が小さく、現像剤が溜ることがないからである。
尚、ここで磁気回路Tよりも現像ローラ19の回転方向下流側とは、通常現像ローラ19の回転方向に沿って、前記位置P1から、前記位置P2の範囲である。また、更に図8のマグネットローラ16によって形成される磁束密度分布における現像剤規制磁極N1極の磁束密度が極小となる点16eの現像ローラ19円周上の位置までの範囲であっても良い。即ち、図8及び図9に示すように、現像ローラ19の中心と極小磁束密度位置点16eとを結ぶ線16fが前記現像ローラ19の周面と交差する第三位置P3と、第一位置P1との間で、スクレーパ18が現像ローラ19に当接する構成である。第三位置P3は、第一位置P1と第二位置P2との間に位置する。第三位置P3は、マグネットローラ16の磁力の影響を受けることが少ない位置である。したがって、第三位置P3と、第一位置P1との間で、スクレーパ18が現像ローラ19に当接することによって、更に効率よくトナーを現像領域D側(長手方向中央側)に効率良く掻き寄せることができる。また、磁気シール22と現像ローラ19との間隙部から漏出したトナーを早い段階で、現像領域D側(長手方向中央側)に効率良く掻き寄せることができるので、第一位置P1において静電潜像の現像を安定しておこなうことができる。
尚、本実施例において、トナーが現像ローラ19の長手方向において、前記現像容器15の外側に漏れるのを防ぐためのシール部材として、磁気シール22を用いて説明した。しかし、不織布を利用した、現像ローラ19の周面と接触してトナー漏れを防止するシール部材であっても良い。
実施例2
次に、本発明の実施例2について、図10〜図13を用いて説明する。尚、図において実施例1との共通の部材や構成については同一符号を付して説明を省略する。本実施例における、スクレーパ先端18aと現像ローラ19との当接位置は実施例1と同様の位置である。即ち、磁気回路Tが現像ローラ19の周面と交差する第一位置であるP1と、現像ローラ19が感光体ドラム10の周面上の静電潜像を現像する第二位置P2との間で、スクレーパ18が現像ローラ19に当接する。
本実施例では、実施例1と同様の現像装置A構成において、図10に示すように、クレーパ18により掻き寄せられたトナーが現像ローラ19表面から舞い上がるの(飛散)を抑えるための飛散防止部18dが設けられている。そして、飛散防止部18dは、スクレーパ18の先端18aから延長させて、スクレーパ18と一体で設けられている。
この飛散防止部18dは、飛散防止部18dの現像ローラ19側の面18eと現像ローラ19のスクレーパ18との当接位置における接線181との成す角度θが鋭角になるように設置されている。つまり、スクレーパ18の現像ローラ19との当接部18cから延長させて、角度θ分現像ローラ19表面から離れる方向に設置される。前記構成によって、スクレーパ18により掻き取られたトナーが現像ローラ19表面から離れて端縁部18c付近に舞い上がっても、スクレーパ18の飛散防止部18dが壁となって舞い上がるトナーを抑えることができる。
そして、トナーが舞い上がらなくなったことにより、マグネットローラ16のN1極16aと現像ブレード17の支持部材17bとの間の磁気回路Tの磁力によって引き寄せられるトナーは減少する。そして、マグネットローラ16のN1極16aと現像ブレード17の支持部材17bとの間の磁気回路Tの磁力によって拘束されるトナーを少なくすることができる。
よって、スクレーパ18の飛散防止部18dを設けることにより現像領域D側に寄せるべきトナーは減少し、更に効率良くトナーを現像領域D側(現像ローラ19長手方向中央側)に掻き寄せることができる。
尚、ここでは、図11に示すように、飛散防止部18dをスクレーパ18の先端18aの端縁部18cから延長させて一体とした構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、スクレーパ18の飛散防止部18dが発泡ウレタン等から構成される飛散防止部材18fで構成されていても良い。即ち、スクレーパ先端18aの現像ローラ19との当接部の裏面に重ねて一体とし、図13のように、飛散防止部材18fの現像ローラ19側の面18eと、接線181との成す角度θを鋭角にする。接線181は、現像ローラ19のスクレーパ18当接位置における、現像ローラ19に対する接線である。前記構成にすることにより、同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、マグネットローラの磁力と現像剤規制部材の支持部とで形成される磁気回路から離れた位置で現像剤を掻き寄せることができる。そのため、スクレーパの掻き寄せ部分は、現像剤規制部材とマグネットローラとの間に形成される磁気回路の磁力による拘束力が小さい。よって、現像剤を効率的に現像領域D内に掻き寄せることができ、現像装置からの現像剤漏れを防止することができる。
又、スクレーパで掻き寄せられた現像剤の現像ローラ表面からの舞い上がりを抑えるための飛散防止部を設ける。そして、スクレーパと現像ローラの当接位置における接線と飛散防止部の現像剤担持体側の面との成す角度が鋭角である。
この構成によって、現像剤がスクレーパ上に堆積する量を規制することができるため、現像用磁界発生部材(磁石)の磁力と現像剤規制部材の支持部とで形成される磁気回路の磁力によって拘束される現像剤は減少する。そして、現像剤を確実に現像領域D側に掻き寄せることができる。
以上に説明した画像形成装置の構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
例えば、画像形成装置の構成は、図14に示したような構成でなくとも良く、複数の感光体ドラムを有する構成や、中間転写方式を採用したものでも良い。そして、プロセスカートリッジの構成も、表面に静電潜像が形成される像担持体と現像装置を有するものであれば良く、クリーニングブレードや帯電ローラを備えないものでも良い。又、画像形成装置においては、必ずしもプロセスカートリッジとして一体化されたものでなくとも良い。現像剤としては、実施例1及び2にて使用した磁性粉である磁性一成分トナー以外に、磁性粉を有する二成分現像剤のような他の現像剤を用いたものに対しても本発明は適用できる。
本発明に係るプロセスカートリッジの一例を示す図である。 本発明に係る現像装置の一例における現像剤担持体軸線方向端部を示す部分断面図である。 本発明に係る現像装置の一例における現像剤担持体軸線方向端部を示す部分断面図である。 本発明に係るシール部材の一例を示す斜視図である。 本発明に係る現像剤掻き寄せ部材の一例を示す正面図である。 本発明に係る現像剤担持体軸線方向端部付近の一例を示す部分斜視図である。 本発明に係る現像剤担持体と現像剤掻き寄せ部材との当接部付近の一例を示す拡大断面図である。 本発明に係る磁石の磁極配置の一例を示す説明図である。 本発明に係る現像剤担持体と現像剤掻き寄せ部材との当接部付近の一例を示す拡大断面図である。 本発明に係る現像剤担持体と現像剤掻き寄せ部材との当接部付近の他の例を示す拡大断面図である。 本発明に係る現像剤掻き寄せ部材の他の例を示す断面図である。 本発明に係る現像剤掻き寄せ部材の他の例を示す断面図である。 本発明に係る現像剤担持体と現像剤掻き寄せ部材との当接部付近の他の例を示す拡大断面図である。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
10 感光体ドラム(像担持体)
15 現像容器
16 マグネットローラ(磁石)
17 現像ブレード(現像剤規制部材)
17a ブレード(弾性部)
17b 支持部
18 スクレーパ(現像剤掻き寄せ部材)
18a スクレーパ先端部
18b スクレーパ支持部材
18c スクレーパ端縁部
18d 飛散防止部
19 現像ローラ(現像剤担持体)
22 磁性体シール部材(磁気シール)
A 現像装置
C プロセスカートリッジ
P レーザビームプリンタ(画像形成装置)

Claims (16)

  1. 電子写真画像形成装置に用いられる現像装置であって、
    電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、
    前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、
    前記現像ローラを支持する現像容器と、
    前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、
    前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、
    前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、
    を有し、前記現像装置を前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接することを特徴とする現像装置。
  2. 前記掻き寄せ部材は、前記支持部に取り付けられることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 前記第一位置と前記第二位置との間において前記現像ローラの中心と極小磁束密度位置点とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第三位置と、前記第一位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接し、前記極小磁束密度位置点は、前記磁石の周面において磁束密度が極小になる位置であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記シール部材は、前記現像ローラの周面と所定間隔をもって配置された、磁界を発生する磁気シール部材であって、前記磁界によって、前記現像ローラに供給された現像剤を前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記現像ローラの軸線方向において、前記掻き寄せ部材の外側端部は、前記シール部材の外側端部より外側に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記掻き寄せ部材は、前記現像ローラの周面からの現像剤が飛散するのを抑える飛散防止部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記掻き寄せ部材が前記現像ローラと当接する当接位置における接線と、前記飛散防止部との成す角度が鋭角であることを特徴とする請求項6の現像装置。
  8. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジであって、
    電子写真感光体と、
    前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、
    前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、
    前記現像ローラを支持する現像容器と、
    前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、
    前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、
    前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、
    を有し、前記プロセスカートリッジを前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する現第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 前記掻き寄せ部材は、前記支持部に取り付けられることを特徴とする請求項8のプロセスカートリッジ。
  10. 前記第一位置と前記第二位置との間において前記現像ローラの中心と極小磁束密度位置点とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第三位置と、前記第一位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接し、前記極小磁束密度位置点は、前記磁石の周面において磁束密度が極小になる位置であることを特徴とする請求項8または9に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記シール部材は、前記現像ローラの周面と所定間隔をもって配置された、磁界を発生する磁気シール部材であって、前記磁界によって、前記現像ローラに供給された現像剤を前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記現像ローラの軸線方向において、前記掻き寄せ部材の外側端部は、前記シール部材の外側端部より外側に配置されることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記掻き寄せ部材は、前記現像ローラの周面からの現像剤が飛散するのを抑える飛散防止部を有することを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  14. 前記掻き寄せ部材が前記現像ローラと当接する当接位置における接線と、前記飛散防止部との成す角度が鋭角であることを特徴とする請求項13のプロセスカートリッジ。
  15. 記録媒体に画像を形成するための画像形成装置において、
    (i)電子写真感光体と、
    (ii)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、前記現像ローラを支持する現像容器と、前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、を有し、前記現像装置を前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する現第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接する現像装置と、
    (iii)前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  16. プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための画像形成装置において、
    (i)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像ローラの内側に設けられた磁石であって、前記磁石の周面において磁束密度が極大になる極大磁束密度位置点を複数有する磁石と、前記現像ローラを支持する現像容器と、前記現像ローラに供給された現像剤が、前記現像ローラの軸線方向において、前記現像容器の外側に漏れるのを防ぐ、前記現像ローラの軸線方向の端部に設けられたシール部材と、前記現像ローラの周面上において前記現像剤の量を規制するため現像剤規制部材であって、前記現像ローラと当接する弾性部と、前記弾性部を支持する金属材料からなる支持部と、を有する現像剤規制部材と、前記現像ローラの軸線方向の端部において、前記現像ローラに当接して、前記現像ローラの周面上の前記現像剤を、前記軸線方向において前記現像容器の内側に寄せる掻き寄せ部材と、を有し、前記プロセスカートリッジを前記現像ローラの軸線方向から見た場合、前記複数の極大磁束密度位置点のうち前記支持部に最も近い極大磁束密度位置点と前記支持部とを結ぶ線が前記現像ローラの周面と交差する第一位置と、前記現像ローラが前記静電潜像を現像する現第二位置との間で、前記掻き寄せ部材が前記現像ローラに当接するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
    (ii)前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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