JP2006125783A - 循環型ヒートパイプおよび車両用冷却装置 - Google Patents

循環型ヒートパイプおよび車両用冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 トップヒートモードで使用された場合でも、作動流体を良好に蒸発部に供給できる循環型ヒートパイプを提供する。
【解決手段】 外部から加熱される蒸発部3と外部に熱を放散する凝縮部5とが、蒸気管9と液戻り管8とによって環状流路を形成するように連通され、その環状流路の内部に、加熱されて蒸発しかつ放熱して凝縮する作動流体10が封入された循環型ヒートパイプであって、前記液戻り管8の内部に、前記凝縮部5で凝縮した作動流体10を前記蒸発部3に還流させる毛細管圧を生じるウイック14と、該ウイック14内の作動流体10が流動する空隙の開口面積より大きい流路断面積の液流路14Cとが設けられている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、作動流体の潜熱として熱を輸送するヒートパイプおよびそのヒートパイプを用いた車両用の冷却装置に関し、特に作動流体の蒸発が生じる蒸発部と作動流体蒸気が凝縮する凝縮部とを蒸気流路とによって環状に連結することにより、液相の作動流体と作動流体蒸気とをそれぞれ別の流路を循環流動するように構成したヒートパイプと、そのヒートパイプを用いた車両用の冷却装置に関するものである。
この種のヒートパイプは、ループヒートパイプ(LHP)や毛細管圧汲み上げ型ループ(CPL)などと称されており、これらのヒートパイプでは、液相作動流体(以下、作動液と言うことがある)と作動流体蒸気とが、それぞれ別の独立した管路を流動するので、作動液と作動流体蒸気とがいわゆる対向流となることがない。そのため、作動液が作動流体蒸気で吹き飛ばされたり、あるいは吹きちぎられたりするなどの飛散限界の制約がなく、作動流体を円滑に流動させることができるので、熱輸送能力が、いわゆる直管型のヒートパイプに比較して、向上する。
作動流体を環状に循環させる上記の各ヒートパイプのうちループ型ヒートパイプの例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたヒートパイプでは、蒸発器容器の内面に溝山を形成し、その溝山にウイックを密着させて、ウイックの外周側に蒸気流路を形成するとともに、内周側に液溜めを形成し、その蒸気流路を蒸気管によって凝縮器に連通させる一方、その凝縮器を液管によって前記蒸発器容器のウイックの内側すなわち液溜めに連通させている。
この特許文献1に記載されたループ型ヒートパイプや前述したCPL(以下、これらをまとめてループ型ヒートパイプと言う)は、通常の直管型のヒートパイプに比較して熱輸送能力が高いことにより、通常の直管型のヒートパイプでは熱輸送が困難なトップヒートモードでの熱輸送もしくは冷却に使用することが試みられている。そのトップヒートモードとは、外部から加熱されて作動流体の蒸発が生じる蒸発部を、作動流体蒸気が外部に熱を放散して凝縮する凝縮部より高い位置に配置し、いわゆる上から下に熱を輸送する熱輸送の形態である。その場合、凝縮部で生じた作動液は、重力に抗して蒸発部に還流することになる。特許文献1に記載されたヒートパイプでは、液管が単純な金属管であり、その液管を介した作動液の上昇流を、作動流体蒸気が凝縮部に対して蒸発部から連続して供給されることにより生じさせている。また、ウイックの毛細管圧をポンプ力として使用する前記CPLでは、その毛細管圧によって作動液の蒸発部に対する上昇流を生じさせている。
特開平10−246583号公報
ループ型ヒートパイプでは、前述したように、作動液と作動流体とが互いに異なる流路を流動するので、両者が互いに干渉したり、それに伴って熱輸送能力が低下したりすることはないが、上述したトップヒートモードで使用する場合には、作動液を重力に抗して蒸発部に上昇させる必要があるので、これとは反対のボトムヒートモード(下側に位置する蒸発部から上側に位置する凝縮部に向けて熱を輸送する形態)の場合に比較して、作動流体の循環流動が阻害されやすい。
例えば、前述した特許文献1に記載されたループ型ヒートパイプでは、液管が単純なパイプによって構成されているので、熱輸送が生じていない状態では、作動液を蒸発部に向けて押し上げる圧力が得られず、その結果、液管の内部に空間が生じるいわゆる液切れの状態となり、外部からの入熱によって蒸発部で作動液が蒸発し、それに伴ってウイックで毛細管圧が発生するとしても、作動液を直ちにウイックに至らしめることが困難な状態が生じやすい。また、蒸発部のウイックで生じる毛細管圧によって液管内に作動液を保持するために、保持する作動液の重量を低減するべく液管を細くする必要があり、そのために定常的な熱輸送状態で液管を流れる作動液の流量が制限され、その点でも熱輸送能力が制約される可能性があった。
これに対して、液管の内部にもウイックを配置して、蒸発部のウイックと液管の内部もしくは凝縮部の内部の作動液とを、液管内のウイックで連通させるように構成した前記CPLでは、作動液が各ウイックに浸透した状態に維持されるので、上述したいわゆる液切れなどの状態が生じることは希である。しかしながら、液管の内部に設けるウイックは、メッシュや多孔質体などの微細な空隙が複雑に入り組んだ構造のものであるから、作動液の保持性は良いものの作動液の流動に対する抵抗が大きく、蒸発部に対する入熱量が多い場合には、蒸発部に対する作動液の還流が不足して熱輸送量が制約されたり、極端な場合には、蒸発部のドライアウトおよびそれに起因する熱輸送の停止状態が生じる可能性が高い。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、いわゆるトップヒートモードであっても熱輸送能力に優れた循環型ヒートパイプおよびその循環型ヒートパイプを利用した車両用冷却装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、外部から加熱される蒸発部と外部に熱を放散する凝縮部とが、蒸気管と液戻り管とによって環状流路を形成するように連通され、その環状流路の内部に、加熱されて蒸発しかつ放熱して凝縮する作動流体が封入された循環型ヒートパイプであって、前記液戻り管の内部に、前記凝縮部で凝縮した作動流体を前記蒸発部に還流させる毛細管圧を生じるウイックと、該ウイック内の作動流体が流動する空隙の開口面積より大きい流路断面積の液流路とが設けられていることを特徴とする循環型ヒートパイプである。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ウイックが前記液戻り管の内面に沿わせて配置した円筒状多孔質体によって構成され、かつその円筒状多孔質体の中心側の中空部によって前記液流路が形成されていることを特徴とする循環型ヒートパイプである。
さらに、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記ウイックに沿われて、該ウイックよりも空孔径の大きい多孔構造の第二のウイックが設けられ、前記液流路が該第二のウイックの空孔によって構成されていることを特徴とする循環型ヒートパイプである。
またさらに、請求項4の発明は、前記請求項1ないし3のいずれかに記載されている前記循環型ヒートパイプにおける前記蒸発部が、車両における内装材から熱を伝達される位置に配置されるとともに、前記凝縮部が前記車両の車室の外部もしくは前記蒸発部より低い車両下部のいずれかに配置されていることを特徴とする車両用冷却装置である。
そして、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記内装材の下面側もしくは前記内装材の内部に配置されたヒートパイプ構造体を更に備え、そのヒートパイプ構造体が前記蒸発部に熱伝達可能に連結されていることを特徴とする車両用冷却装置である。
これら、請求項4または5の発明における前記内装材は、請求項6に記載されているように、車室内の前方側もしくは後方側に配置されているインストルメントパネルもしくはパーセルシェルフボードもしくはトノカバーのいずれかであってよい。
請求項1の発明によれば、蒸発部と凝縮部と、これらを連通させる蒸気管および液戻り管とによって循環流路が形成され、その循環流路の内部に凝縮性の流体が作動流体として封入されている。したがって、蒸発部に対して外部から熱を与えると、その熱によって作動流体が蒸発し、その蒸気が蒸気管を通って凝縮部に流れ、ここで放熱して凝縮する。凝縮して生じた作動液は、ウイックに浸透する。またそのウイックは蒸発部側に延びているから、蒸発部での作動流体の蒸発によって毛細管圧力を生じ、その結果、ウイックに浸透した作動液が蒸発部側に吸い上げられ、またウイックが作動液を吸い上げている状態が維持される。一方、凝縮部に対しては蒸気管を介して作動流体蒸気が連続して流れ込んでいるので、凝縮部で生じた作動液が液戻り管を介して蒸発部側に押される。その場合、液戻り管には、ウイックの他に、ウイックよりも流路断面積の大きい液流路が形成されているので、作動液はその液流路をも介して蒸発部に還流する。そして、その液流路における流動抵抗が小さいので、作動液を効率よく、あるいは円滑に蒸発部に向けて還流させることができ、その結果、熱輸送能力を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、円筒状の多孔質体を、液戻り管内のウイックとして用いることにより、前記液流路を同時に形成することができるとともに、作動液を蒸発部に対して確実に還流させ、また凝縮部から蒸発部に到る液戻り管の内部に作動液を保持しておくことができる。
さらに、請求項3の発明によれば、作動液が各ウイックに浸透することになるが、第二のウイックは空孔径の大きいものであって作動液の流動に対する抵抗が相対的に小さいので、第二のウイックの空孔が液流路として機能する場合でも、凝縮部から蒸発部に向けた作動液の還流を円滑化して、熱輸送能力を向上させることができる。
一方、請求項4の発明によれば、車両の内装材の熱を車室の外部もしくは車両下部に輸送して放出できるので、車室の温度を下げてその冷却をおこなうことができ、その場合、重力方向で下向きに熱を輸送することになるが、使用される請求項1ないし3のいずれかの循環型ヒートパイプは液戻り管を介した作動液の還流を促進できるものであるから、車室の冷却を効率よくおこなうことができる。
また、請求項5の発明によれば、循環型ヒートパイプの蒸発部に対して、ヒートパイプ構造体によって内装材の熱を運ぶことになり、したがって蒸発部を大きくすることなく、広い面積の内装材から熱を奪って車室の外部もしくは車両下部に放出できるので、車室の冷却能力を増大させることができる。
そして、請求項6の発明によれば、太陽熱を受けやすいインストルメントパネルもしくはパーセルシェルフボードもしくはトノカバーから熱を奪って車室の外部もしくは車両下部に放出することになるので、これらの内装材の温度の上昇を抑制もしくは防止でき、ひいては車室を効率よく冷却することができる。
以下、本発明を実施した最良の形態について説明する。先ず、この発明に係る循環型ヒートパイプ(以下、単にヒートパイプと記す)1について説明すると、図1はその一例を模式的に示しており、蒸発部3と凝縮部5とが、液戻り管8とこれより大径の蒸気管9とによって、全体として循環流路を形成するように連通されている。このヒートパイプ1の内部は、ほぼ完全に脱気された後に、水やアルコールなどの凝縮性の流体が作動流体10として封入されている。
蒸発部3の容器(コンテナ)は円筒形に構成されており、その内部に複数のウイック11とウイック12とが収納されている。ウイック11は、作動流体10を蒸発部3側に還流させるための毛細管圧力を生じるものであり、例えばセラミックやニッケル、銅、銅酸化物等を原料とした多孔質材、あるいはポリエチレン樹脂(例えばUltra High Molecular Weightポリエチレン)などの高分子材料を原料とした多孔質材であって、ウイック12よりも実効毛細管半径が小さく毛細管圧力が大きい構成となっている。なお、ウイック11がニッケルによって形成された場合には、前記ニッケルの粒径を1〜20μm、気孔率50〜80%とすることが好ましく、特に、ウイック全体としての密度が1.98g/cm3、ニッケルのみの密度が8.85g/cm3、気孔率78%のウイック、あるいは、ウイック全体としての密度が2.23g/cm3、ニッケルのみの密度が8.85g/cm3、気孔率75%のウイック等が例示される。また、ウイック11がポリエチレン樹脂によって形成された場合は、前記ポリエチレン樹脂の粒径を20μm、気孔率50〜60%とすることが好ましい。
これに対して、ウイック12は蒸発部3のコンテナの内周面に作動液を分散させて供給するためのものであって、例えば金網やファイバーウイックが用いられている。そして、ウイック12は、上記のウイック11よりも実効毛細管半径が大きく、流路の開口面積(流路断面積)が前記ウイック11よりも相対的に大きい構成となっている。したがって、ウイック11の外周側にウイック12が配置されている。
なお、各ウイック11,12は、前記蒸気管9が接続されている端部側が閉じた円筒形状、例えば有底円筒形状をなしている。したがって、この蒸発部3のコンテナの内部は、液戻り管8が開口する中空部分13Aと蒸気管9が開口する中空部分13Bとに、ウイック11もしくはウイック12によって区画されている。また、ウイック11の内周側には中空部分13が形成されている。
さらに、凝縮部5は、中空の容器からなるものであって、その放熱面積を拡大するために、外面に多数のフィンを設けることが好ましい。
この発明に係るヒートパイプ1は、液戻り管8の構造に特徴があり、その例を図2および図3に示してある。図2において、液戻り管8の内部には、その管壁面に沿わせてウイック14が配置されている。このウイック14は、ファイバーウイック、セラミックあるいは金属粉末などを用いた多孔質焼結体などによって円筒状に形成されたものであって、凝縮部5から蒸発部3に到るように配置されている。したがって、ウイック14の中心部には、凝縮部5から蒸発部3に到る中空部が形成されており、この中空部がこの発明における液流路14Cとされている。
また、図3に示す例では、ウイック14が、空孔径すなわち前記作動流体10の流通する流路の断面積が相対的に大きいウイック14Aと、そのウイック14Aよりも空孔径が相対的に小さく、したがって作動流体10が浸透した場合の実効毛細管半径が相対的に小さいウイック14Bとによって構成されている。これらのウイック14A,14Bは、共に、円筒状のものであってよく、図3に示す例では、空孔径の大きいウイック14Aを内周側に配置して、これらのウイック14A,14Bを半径方向に積層した構成となっている。したがって、空孔径の大きいウイック14Aの中心側の中空部が液流路14Cとなるとともに、内周側のウイック14Aの空孔が液流路となっている。なおここで、液流路とは、主として、作動液が作動流体蒸気に押されて蒸発部3側に流動する際の流路であり、主として毛細管圧力で流動するための流路以外の部分である。
したがって、ウイック14Aは、流路の断面積が大きいので流動抵抗がウイック14Bよりも相対的に小さい構成となっている。また、ウイック14Bは、ウイック14Aよりも実効毛細管半径が小さいので相対的に毛細管圧力が大きい構成となっている。
つぎに上記のヒートパイプ1をいわゆるトップヒートモードで使用する場合の作用について説明する。トップヒートモードは、外部から加熱される蒸発部3を、外部に対して放熱する凝縮部5より高い位置に配置し、熱の輸送を下向きに生じさせる熱の輸送形態である。このような熱輸送の形態で、ヒートパイプ1が動作していない状態すなわち蒸発部3に対して入熱がない状態では、作動流体10が蒸発しないから、作動流体10は液相の状態で凝縮部5側に滞留している。この凝縮部5側に、前記液戻り管8の内部に設けたウイック14が延びているので、液相の作動流体(以下、作動液と記す)10がそのウイック14に浸透する。ウイック14は、多孔構造もしくは空隙の開口幅の小さい部材であるから、浸透した作動液10の液面(メニスカス)で毛細管圧が生じ、これによって作動液10がウイック14内で上方に吸引される。このような状況は、ウイック14を図3に示す積層構造とした場合であっても同様である。このようにして、作動液10が液戻り管8の内部に保持される。また、液戻り管8の内部のウイック14と蒸発部3の各ウイック11,12とを連通させておくことにより、これらのウイック11,12,14の全体を作動液10で湿潤した状態とすることができる。
蒸発部3の周囲の温度が上がり、あるいは蒸発部3のコンテナに接触させてある適宜の部材(図示せず)の温度が上がるなどのことによって、蒸発部3が加熱されると、すなわち蒸発部3に対する入熱があると、ウイック12によって蒸発部3のコンテナ内面に供給されている作動液10が加熱されて蒸発する。その蒸気は、コンテナの内部に形成されている中空部分13Bを満たすとともにここから蒸気管9に流れる。一方、凝縮部5で放熱が生じていてその内部の温度や圧力が、蒸発部3に比較して低くなっていることにより、作動流体10の蒸気は、蒸気管9を通って凝縮部5に流れ、さらにこの凝縮部5で放熱して凝縮する。
一方、蒸発部3で作動流体10の蒸発が継続して生じていることにより、各ウイック11,12でのメニスカスが低下し、それに伴う毛細管圧力によって作動液10が更に吸引される。このウイック11,12と液戻り管8の内部のウイック14とが連通していることにより、液戻り管8の内部および凝縮部5における作動液10に吸引力が作用して、その作動液10が蒸発部3に汲み上げられる。また、凝縮部5に対して蒸気管9側から作動流体10の蒸気が継続して流入しているので、凝縮部5の作動液10に対してこれを液戻り管8側に押圧する圧力が作用する。したがって凝縮部5の作動液10が、液戻り管8の中心部に形成されている液流路14Cおよび空孔径の大きいウイック14Aの空孔である液流路を通って液戻り管8の内部を蒸発部3に向けて流動する。
したがってこの発明に係るヒートパイプ1では、液戻り管8の内部に配置したウイック14を介した毛細管圧力による作動液10の還流と、その液戻り管8の内部に形成されている液流路14Cを介した作動液の還流とが生じる。前者の毛細管圧力は、ウイック14の内部で液切れなどによるメニスカスが生じると、その部分でも発生するので、ウイック14を介した作動液10の還流を確実かつ継続的に確保することができる。これに対して、液流路14Cは、その流路断面積が大きいから、作動液10の流動に対する抵抗が小さく、したがって蒸発部3に対する入熱量が多い場合であっても、必要十分な量の作動液10を蒸発部3に還流させることができ、蒸発部3でのいわゆるドライアウトを防止できるとともに、ヒートパイプ1の全体としての熱輸送能力を向上させることができる。
この発明に係る上記のヒートパイプ1は、いわゆるトップヒートモードでの熱輸送特性に優れるので、従来ではヒートパイプが使用されていない箇所の冷却に好適に使用することができる。その例を以下に説明する。図3は、車両の車室冷却装置として構成した例を模式的に示しており、ヒートパイプ1の一部を構成している蒸発部3が、車両2における内装材の一例であるインストルメントパネル4の裏面に取り付けられている。このインストルメントパネル4は、フロントウィンド4Aを通して照射する太陽光を受けて温度が上昇することがあるので、ヒートパイプ1に対していわゆる発熱部となる部分である。
また、前記凝縮部5が、車室7の外部であるボンネット6の下側あるいは上側に配置されている。すなわち、凝縮部5が、車両2における車室7の外部であって、外気に曝される箇所に配置されている。なお、蒸発部3は凝縮部5よりも相対的に上方に配置されており、したがってトップヒートモードとして使用されている。
上記の車両2において、車室7内に太陽光が差し込むなどの状態となると、そのインストルメントパネル4が加熱され、その温度が高くなる。その結果、インストルメントパネル4の裏面に接触している蒸発部3にインストルメントパネル4から熱が伝達され、その内部の作動流体10が蒸発する。これに対して凝縮部5は、外気に曝され、あるいは太陽光から遮蔽されているので、蒸発部3に対して相対的に低温となっており、したがって作動流体10の蒸気は、蒸気管9を介して凝縮部5に流動し、かつ凝縮部5で放熱して凝縮する。
一方、凝縮部5から蒸発部3に対しては、前述したように、ウイック11,12,14による毛細管圧や作動流体蒸気による作動液10の加圧などによって、作動液10が液戻り管8を通って還流している。したがって、蒸発部3が凝縮部5に対して相対的に高い位置に配置されていても、蒸発部3に対して作動液10が十分に還流し、蒸発部3から凝縮部5、すなわち車室7の内部から外部に向けた熱輸送が継続して生じる。その結果、インストルメントパネル4の熱が車室7の外部に放散されるので、車室7を冷却することができる。
また、この発明に係るヒートパイプ1を使用した上記の冷却装置においては、車両2の走行中に不可避的に生じる振動等によって、液戻り管8の内部の作動流体10の流動が途切れても、ウイック11,14に発生する毛細管圧によって液相の作動流体10が吸引されるので、前記途切れた作動流体10が、再び、蒸発部3に向かって流動する。そのため、蒸発部3が乾燥状態となって熱輸送が停止するいわゆるドライアウトを防止することができる。
車両の冷却装置として構成する場合の他の例を以下に説明する。なお、上述の具体例と同一または同等の構成には、同じ符号を付けてその説明を省略する。図5ないし図8に示す冷却装置16は、車両17における前側および後ろ側の内装材から熱を奪って車室19内を冷却するように構成した例であり、複数のヒートパイプ(ヒートパイプ構造体)18の一方の端部18Aが、インストルメントパネル20の下側およびリアパネル21の下側のそれぞれに、各パネル20,21と熱伝達可能に配置されている。したがって、ヒートパイプ18はインストルメントパネル20の裏面およびリアパネル21の裏面に取り付けられてもよい。この車室19の前方側および後方側に座席(シート)22が配置され、それよりも前方側でフロントガラス23の下側にインストルメントパネル20は配置され、また座席22の後方側のリアガラス24の下側にリアパネル21が配置されている。
車両19の前方側と後方側とのそれぞれに、前述したこの発明に係る循環型ヒートパイプ1がいわゆるトップヒートモードでの熱輸送をおこなうように配置されており、各ヒートパイプ18の他端部18Bが、それぞれの循環型ヒートパイプ1における蒸発部3に接続されている。なお、各循環型ヒートパイプ1における凝縮部5は、蒸発部3より低い位置で、かつ車室19の外部に設置されている。また、この凝縮部5の外部には多数の放熱フィン26が取り付けられている。
ここで、各ヒートパイプ18を循環型ヒートパイプ1の蒸発部3に連結するための機構の例を説明すると、ヒートパイプ18および蒸発部3のコンテナは、製造性の点では、パイプ材を素材として造ることが好ましいが、そうすると両者を直接接合したのでは、熱伝達面積が狭くなる。そこで、図8に示す例では、蒸発部3のコンテナが円筒状に形成され、その外周側にジャケット27Aが密着状態に嵌合されている。そのジャケット27Aの外周面には、ヒートパイプ18の外径とほぼ等しい内径の円筒状をなすホルダー27Bが溶接などの手段によって取り付けられている。そして、そのホルダー27Bにヒートパイプ18の端部18Bが挿入され、その結果、ヒートパイプ18の端部18Bがホルダー27Bおよびジャケット27Aを介して蒸発部3に熱伝達可能に連結されている。なお、そのホルダー27Bは、軸線方向に沿うスリットを設け、内径が大小に弾性的に変化するように構成することが好ましく、このような構成であれば、ヒートパイプ18の端部18Bを挿入する作業が容易になるとともに、両者を確実に密着させることができる。
上記の冷却装置16の作用を説明する。車室19内に差し込む太陽光によって、インストルメントパネル20やリアパネル21が加熱されると、その熱がインストルメントパネル20やリアパネル21の下側の各ヒートパイプ18に伝達される。このヒートパイプ18は、例えば銅パイプなどの金属管をコンテナとするものであって、その内部に細溝や極細線などからなるウイックを収容するとともに、水などの適宜の作動流体を封入した公知のヒートパイプであり、したがって各パネル20,21から伝達された熱は、各ヒートパイプ18によって循環型ヒートパイプ1の蒸発部3に輸送される。すなわち、広い面積の各パネル20,21からヒートパイプ18によって熱を収集して蒸発部3に伝達するようになっている。
したがって蒸発部3が加熱されることにより、循環型ヒートパイプ1が前述したように動作し、作動流体10の潜熱として凝縮部5に熱が輸送され、ここから外部に熱が放散される。その結果、車室19内の熱が、外部に放出され、車室19内の温度の上昇が抑制もしくは防止され、あるいは車室19内が冷却される。そして、図5ないし図8に示す例においても、この発明に係る循環型ヒートパイプ1を使用して車室19内から外部に熱を輸送するように構成しているので、放熱部が車両19の下部であっても、効率よくかつ確実に熱輸送を生じさせて車室19内を冷却することができる。特に、上記の複数のヒートパイプ18あるいはこれと同様のヒートパイプ構造体を使用するように構成すれば、循環型ヒートパイプ1の蒸発部3が円筒状などの小型のものであっても、広い面積を有する内装材から熱を奪って蒸発部3に運び、かつその蒸発部3を含む循環型ヒートパイプ1によって熱を外部に放出できるので、冷却能力に優れた車両用冷却装置を得ることができる。
なお、この発明は上述した各具体例に限定されない。例えば図1ないし図3に示す液戻り管8の内部に設けるウイックは、多孔質体やメッシュ以外に幅の狭い細溝であっもよい。また、車両用冷却装置として構成する場合、その冷却対象とする内装材は、パーセルシェルフボード、トノカバー、ドアウエスト、シートなどであってもよい。さらに、凝縮部は車両の床下、フェンダーパネル、ドアパネルに配置してもよい。また、車両のエンジンルームをこの発明の冷却装置によって冷却することもできる。
この発明に係る循環型ヒートパイプの一例を示す模式図である。 その液戻り管の一部を示す部分斜視図である。 その液戻り管の内部の他の構造を部分断面図である。 この発明の循環型ヒートパイプを使用した車両用冷却装置の一例を模式図である。 この発明の循環型ヒートパイプを使用した車両用冷却装置の他の例を示す模式的な平面図である。 図5に示す車両のフロント側の冷却装置の一例を示す斜視図である。 図5に示す車両のリア側の冷却装置の一例を示す斜視図である。 ヒートパイプ構造体を蒸発部に連結するための機構の一例を説明するための概略斜視図である。
符号の説明
1…循環型ヒートパイプ、 3…蒸発部、 4,20…インストルメントパネル、 5…凝縮部、 6…ボンネット、 7,19…車室、 8…液戻り管、 9…蒸気管、 10…作動流体、 11,12,14,14A,14B…ウイック、 14C…液流路、 16…冷却装置、 17…車両、 18…ヒートパイプ、 21…リアパネル。

Claims (6)

  1. 外部から加熱される蒸発部と外部に熱を放散する凝縮部とが、蒸気管と液戻り管とによって環状流路を形成するように連通され、その環状流路の内部に、加熱されて蒸発しかつ放熱して凝縮する作動流体が封入された循環型ヒートパイプであって、
    前記液戻り管の内部に、前記凝縮部で凝縮した作動流体を前記蒸発部に還流させる毛細管圧を生じるウイックと、該ウイック内の作動流体が流動する空隙の開口面積より大きい流路断面積の液流路とが設けられていることを特徴とする循環型ヒートパイプ。
  2. 前記ウイックが前記液戻り管の内面に沿わせて配置した円筒状多孔質体によって構成され、かつその円筒状多孔質体の中心側の中空部によって前記液流路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の循環型ヒートパイプ。
  3. 前記ウイックに沿われて、該ウイックよりも空孔径の大きい多孔構造の第二のウイックが設けられ、前記液流路が該第二のウイックの空孔によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の循環型ヒートパイプ。
  4. 前記請求項1ないし3のいずれかに記載されている前記循環型ヒートパイプにおける前記蒸発部が、車両における内装材から熱を伝達される位置に配置されるとともに、前記凝縮部が前記車両の車室の外部もしくは前記蒸発部より低い車両下部のいずれかに配置されていることを特徴とする車両用冷却装置。
  5. 前記内装材の下面側もしくは前記内装材の内部に配置されたヒートパイプ構造体を更に備え、そのヒートパイプ構造体が前記蒸発部に熱伝達可能に連結されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用冷却装置。
  6. 前記内装材は、車室内の前方側もしくは後方側に配置されているインストルメントパネルもしくはパーセルシェルフボードもしくはトノカバーのいずれかであることを特徴とする請求項4または5に記載の車両用冷却装置。
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