JP2006124118A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙幣処理装置において紙幣の誤識別を防止するとともに紙幣詰まりを防止する。
【解決手段】 互いに対向する一対の搬送板57,65によって紙幣挿入口に連通する第1の紙幣搬送路19が形成され、この第1の紙幣搬送路19による紙幣の搬送方向と直交する方向に紙幣を搬送する第2の紙幣搬送路14が設けられ、紙幣搬送路14を挟んで第2の駆動ベルト28とこれと対接する第2のピンチローラ35とによって第2の紙幣搬送手段7が形成されている。第1の紙幣搬送路19と第2の紙幣搬送路14の境界には、第1の紙幣搬送路19中を搬送する紙幣4の下端を支承するレール部材60が設けられ、第2の紙幣搬送手段7によって紙幣4を搬送するときに、レール部材60が第1の紙幣搬送路19から退避し、レール部材60の先端とレバー37の係合部との係合が解除され、第2のピンチローラ35が第2の駆動ベルト28に対接する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動販売機やパチンコの遊技台用台間機等に設けられる紙幣処理装置に関するものである。
従来の紙幣処理装置は、長辺側を上下方向とした状態で紙幣を挿入する紙幣挿入口と、この紙幣挿入口から挿入された紙幣の真贋を識別する紙幣識別部と、この紙幣識別部の下方に設けられ紙幣識別部で識別された真札が搬送されこれを収納する紙幣収納部と、この紙幣収納部内に設けられ真札を収納するカセット式金庫とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、搬送ベルトとピンチローラとでカードを左右方向に搬送するとともに、これと直交する下方に搬送方向を切り換えて搬送する搬送装置がある。すなわち、カードを左右方向に搬送する第1の搬送ベルトおよびこの第1の搬送ベルトに接離自在な第1のピンチローラと、カードを下方向に搬送する第2の搬送ベルトおよびこの第2の搬送ベルトに接離自在な第2のピンチローラとを備えたものがある。この装置では、第1および第2のピンチローラは揺動自在に支持された切替ブラケットの両端部のそれぞれに枢支され、切替ブラケットが揺動することにより第1および第2のピンチローラが選択的に第1および第2の駆動ローラに対接する(例えば、特許文献2参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2004−195035号公報(段落「0018」および「0025」、図2および図3) 特許第3428467号公報(段落「0019」および「0020」、図3および図4)
上述した従来技術のうち、前者の装置には紙幣の搬送方向が開示されているだけであって、紙幣を搬送する具体的な構成は何ら開示されていない。一方、後者の装置においては、カード挿入口から挿入されたカードを左右方向に搬送するとともに下方にも搬送するため、カードを左右方向に搬送する搬送路の下側は開放され、カードの下端を支承するガイドは設けられていない。このため、カードの替わりにカードと比較して剛性が極めて小さい紙幣をこれら搬送ベルトとピンチローラとによって搬送しようとすると、搬送中に紙幣が斜行してしまい、紙幣識別機で紙幣の誤識別が発生したり、紙幣詰まりが発生するという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、紙幣処理装置において紙幣の誤識別を防止するとともに紙幣詰まりを防止する。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、紙幣を挿入する紙幣挿入口と、この紙幣挿入口から挿入された紙幣の真贋を識別する紙幣識別部と、この紙幣識別部まで前記紙幣挿入口から紙幣を搬送する第1の紙幣搬送手段と、この第1の紙幣搬送手段による搬送方向と直交する方向へ前記紙幣識別部で真札と識別された紙幣を搬送する第2の紙幣搬送手段と、この第2の紙幣搬送手段によって搬送されてきた紙幣を収納する紙幣収納部とを備えた紙幣処理装置において、前記第1の搬送手段によって搬送される紙幣の搬送方向と平行に延在し紙幣の斜行を規制するレール部材を設け、このレール部材を前記第1の搬送手段によって搬送される紙幣の紙幣搬送路に進退自在に支持させ、前記第2の紙幣搬送手段によって紙幣を搬送するとき、前記レール部材を前記紙幣搬送路から退避させる搬送路切替手段を設けたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第2の紙幣搬送手段を第2の駆動側搬送手段とこれに接離する第2の従動側搬送手段とによって構成し、第2の従動側搬送手段を前記レール部材の進退動作に連動させたものである。
請求項1に係る発明によれば、レール部材によって紙幣の斜行が防止されるため紙幣の誤識別を防止することができるとともに紙幣詰まりを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、レール部材の紙幣搬送路からの退避と第2の紙幣搬送手段による搬送を連動させることができるため、第1の紙幣搬送手段から第2の紙幣搬送手段による紙幣の搬送の切替が円滑に行われるため紙幣詰まりを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る紙幣処理装置の概略の構成を示す正面図、図2は図1におけるII-II 線断面図、図3および図4は図1におけるIII-III 線断面図であって、図3は第1の搬送手段によって紙幣を搬送している状態を示し、図4は第2の搬送手段によって紙幣を搬送している状態を示し、図5および図6は本発明に係る紙幣処理装置における紙幣識別装置のベース板の正面図であって、図5はソレノイドが非作動状態であることを示し、図6はソレノイドが作動状態であることを示す。図7(A)は図5におけるVII(A)-VII(A) 線断面図、同図(B)は図6におけるVII(B)-VII(B) 線断面図、図8(A)は図5におけるVIII(A)線矢視図、同図(B)は図6におけるVIII(B)線矢視図である。
図1に全体を符号1で示す紙幣処理装置は、紙幣の真贋を識別する紙幣識別装置2と、この紙幣識別装置2の下方(図中矢印C方向)に設けられた紙幣収納装置3とによって概略構成されている。紙幣識別装置2は、紙幣4を立てた状態で挿入する紙幣挿入口5と、この紙幣挿入口5から挿入された紙幣4の真贋を識別する紙幣識別部(図示せず)と、この紙幣識別部まで紙幣挿入口5から紙幣4を搬送する第1の紙幣搬送手段6と、この第1の紙幣搬送手段による搬送方向(矢印ーB方向)と直交する方向(矢印C方向)へ紙幣識別部で真札と識別された紙幣4を紙幣収納部3へ搬送する第2の紙幣搬送手段7とを備えている。
紙幣収納部3においては、紙幣4を押圧板8と挟持部材9とによって挟持することにより紙幣4を厚み方向に堆積した状態で収納し、押圧板8を矢印B方向へ引き出すことにより、紙幣4を取り出すことができる。なお、この紙幣収納部3については、本出願人が既に出願した特願2004−245162号に詳細に説明されているため、ここでは概略のみを説明する。
紙幣識別装置2には、後述する第1の紙幣搬送路19を挟むようにして互いに対向し矢印A−B方向に延在する第1のケース11および第2のケース12と、これら第1および第2のケース11,12間に掛け渡されるように設けられた第3のケース13と、第2のケース12に対向し第2の紙幣搬送路16を形成する第4のケース14とによって形成された筺体15が備えられている。
第1の紙幣搬送手段6は、第1の駆動側搬送手段としての一対の第1の駆動ベルト17,17と、これら第1の駆動ベルト17,17に対接する第1の従動側搬送手段としての複数の第1のピンチローラ18とを備えている。これら第1の駆動ベルト17,17と第1のピンチローラ18とは、紙幣挿入口5に連通し矢印A−B方向に延在する第1の紙幣搬送路19を挟むように設けられており、第1の駆動ベルト17は矢印A−B方向に延在し第1のモータ20を駆動源として走行する。
すなわち、第1のモータ20の駆動は、ギアを介して、第1のケース11に回動自在に支持された駆動軸21に伝達され、この駆動軸21の回転は、駆動軸21に軸着された駆動ローラ22,22に伝達される。第1の駆動ベルト17は、この駆動ローラ22と第1および第2のケース11,12間に横架された軸24に回転自在に支持された従動ローラ23,23との間に張架されており、第1のモータ20の正、逆方向への駆動によって、矢印A方向およびB方向に走行する。この第1の駆動ベルト17に対接するピンチローラ18は、後述する一方の搬送板57に軸25を介して回転自在に支持されており、後述する搬送路切替手段44によって第1の駆動ベルト17に接離自在となるように切り替えられる。
第2の紙幣搬送手段7は、共に矢印C−D方向に延在する第2の駆動側搬送手段としての第2の駆動ベルト28および第3の駆動ベルト29を備えており、これら第2および第3の駆動ベルト28,29は、共に第2のモータ27を駆動源として走行する。すなわち、第2のモータ27の駆動は、ギアを介して第2のケース12に回転自在に支持された駆動軸30に伝達され、この駆動軸30に軸着された駆動プーリ31,32に伝達される。駆動プーリ31と第2のケース12に横架された軸33に回転自在に支持された従動プーリ34との間に第2の駆動ベルト28が張架されており、この第2の駆動ベルト28は第2のモータ27の正方向の駆動によって矢印C方向に走行する。
図3において、35は第2の従動側搬送手段としての第2のピンチローラであって、一端部が第2のケース12に軸36を介して揺動自在に支持されたレバー37の他端部に枢支されている。レバー37は第2のピンチローラ35が従動プーリ34に対接するように、図示を省略した付勢手段によって図中時計方向への回動力が付勢されている。また、レバー37には係合部37aが折曲形成されており、この係合部37aに後述するレール部材60の先端が係合し矢印F方向へ押圧されることにより、レバー37が付勢手段の付勢力に抗して反時計方向に回動し、第2のピンチローラ35が従動プーリ34から離間する。
これら第2のピンチローラ35および従動プーリ34が、図1に示すように第1の紙幣搬送路19の領域に位置付けられている。したがって、後述するように第1の駆動ベルト17から第1のピンチローラ18が離間し、第2のピンチローラ35が従動プーリ34に対接することにより、第1の紙幣搬送路19内に搬送されてきた紙幣4が第2のピンチローラ35と第2の駆動ベルト28とによって挟持され矢印C方向に搬送されて紙幣収納装置3に収納される。
駆動軸30の回転は、この駆動軸30に軸着されたプーリと軸38に軸着されたプーリ間に張架された伝達ベルト39を介して軸38に伝達されており、この軸38にはプーリ40が軸着されている。41は紙幣収納装置3に横架された回転軸42に回転自在に支持されたプーリであって、このプーリ41とプーリ40との間に第3の駆動ベルト29が張架されており、この駆動ベルト29には図示を省略したピンチローラが対接している。
次に、図5ないし図8を用いて、搬送路切替手段44について説明する。これらの図において、全体を符号44で示す搬送路切替手段は、矢印A−B方向に移動自在に支持されたスライド板47と、このスライド板47を移動させるソレノイド46と、スライド板47の矢印A−B方向の移動をこれと直交する矢印E−F方向に変換する移動変換手段54とによって概略構成されている。
45は第1のケース11と第4のケース14とが取り付けられたベース板であって、このベース板45の略中央部にソレノイド46が取り付けられている。スライド板47は長方形に形成され矢印A−B方向に延在する3個の長孔49が設けられており、これら長孔49にベース板45に植設されたピン48を係入することにより、スライド板47はベース板45に平行かつ矢印A−B方向に移動自在に支持されている。ソレノイド46のロッド50はスライド板47の切起し片51に取り付けられており、切起し片51とソレノイド46との間に圧縮コイルばね52が弾装されている。
したがって、ソレノイド46に通電しロッド50を後退させると、スライド板47は図6および図7(B)ならびに図8(B)に示すように、圧縮コイルばね52の弾発力に抗して矢印B方向に移動する。一方、ソレノイド46を非通電状態にすると、圧縮コイルばね52の弾発力によって、スライド板47は図5および図7(A)ならびに図8(A)に示すように、矢印A方向に移動する。
移動変換手段54は、図7に示すようにスライド板47の矢印A−B方向の両端部において矢印C−D方向の両端部間に横架された一対の軸55,55と、これら軸55の両端部が3個の角部のうちの一つに枢着され三角形に形成されたリンク部材56とによって構成されている。57は上述した第1の紙幣搬送路19を形成する一方の搬送板であって、矢印A−B方向の両端部において矢印C−D方向の両端部間に横架された一対の軸58,58の両端部がリンク部材56の他の角部に枢着されている。
この一方の搬送板57はスライド板47と平行かつ図示を省略したストッパによって矢印A−B方向への移動が規制されている。したがって、この一方の搬送板57は、スライド板47が矢印A方向へ移動すると、同図(A)に示すように移動変換手段54によって矢印E方向へ移動し、図4に示すようにこの一方の搬送板54に支持された第1のピンチローラ18が第1の駆動ベルト17から離間する。一方、スライド板47が矢印B方向へ移動すると、同図(B)に示すように移動変換手段54によって矢印F方向へ移動し、第1のピンチローラ18が第1の駆動ベルト17に対接する。
図5において、60は第1の紙幣搬送路19と第2の紙幣搬送路14との境界において矢印A−B方向に延在するように設けられたレール部材であって、第1の紙幣搬送路19中を搬送する紙幣4の下端を支承することにより紙幣4の斜行を規制し、矢印A−B方向の両端部に植設したピン61,61が、図8に示すように、リンク部材56の残りの角部に枢着されている。したがって、このレール部材60は、スライド板47が矢印A方向へ移動すると、同図(A)に示すように移動変換手段54によって矢印E方向へ移動し、先端部が第1の紙幣搬送路19から退避する。一方、レール部材60は、スライド板47が矢印B方向へ移動すると、同図(B)に示すように移動変換手段54によって矢印F方向へ移動し、先端部が第1の紙幣搬送路19に進出する。
図3において、65は上記した一方の搬送板57に対向しこの一方の搬送板57と共に第1の紙幣搬送路19を形成する他方の搬送板であって、一端部が軸66を介して第3のケース13に揺動自在に支持されており、図示を省略した付勢手段によって軸66を回動中心として図中反時計方向に付勢されている。この他方の搬送板65には、上記した第1の駆動ベルト17が臨む窓67,67が設けられており、この他方の搬送板65の揺動端部には、レール部材60の先端が係合する。
このような構成において、上記したように、レール部材60が矢印F方向へ移動して先端部が第1の紙幣搬送路19に進出することにより、他方の搬送板65は付勢手段の付勢力に抗して軸66を中心として時計方向に回動する。この状態で、一方の搬送板57と共に第1の紙幣搬送路19を形成すると共に、窓67から第1の駆動ベルト17が第1の紙幣搬送路19に進出する。一方、レール部材60が矢印E方向へ移動して先端部が第1の紙幣搬送路19から退避すると、他方の搬送板65は付勢手段の付勢力によって軸66を中心として反時計方向に回動する。この状態で、第1の駆動ベルト17が他方の搬送板65の窓67内に入り込み、この他方の搬送板65によって覆い隠される。
次に、このような構成において、紙幣識別装置2において真札と判定された紙幣を紙幣収納部3に搬送する動作を説明する。予め、ソレノイド46が通電されロッド50が、図6に示すように圧縮コイルばね52の弾発力に抗して後退している。したがって、一方の搬送板57が、図7(B)に示すように矢印F方向に移動し、この一方の搬送板57に支持されている第1のピンチローラ18が第1の駆動ベルト17に対接している。同時に、レール部材60が図8(B)に示すように矢印F方向に移動し、先端部が第1の紙幣搬送路19に進出している。
この状態で、紙幣挿入口5から紙幣4が挿入され、図示を省略したセンサによって紙幣4が検知されると、第1のモータ20が正方向に駆動する。したがって、挿入された紙幣4は第1の駆動ベルト17と第1のピンチローラ18とによって厚み方向が挟持され、紙幣挿入口5に挿入された状態の姿勢を保持されたままで矢印A方向に搬送される。このとき、第1の紙幣搬送路19と第2の紙幣搬送路14との境界において、レール部材60の先端部が第1の紙幣搬送路19内に進出しているため、このレール部材60によって紙幣4の下端が支承されるから、第1の紙幣搬送路19中を搬送される紙幣4は斜行が規制される。したがって、紙幣収納装置3の識別手段によって誤識別されることなく真贋が識別されるとともに斜行による紙詰まりを防止することができる。
識別手段によって紙幣4が真札であると識別されると、ソレノイド46が非通電状態となり、スライド板47が圧縮コイルばね52の弾発力によって図5に示すように矢印A方向に移動する。この移動によって、一方の搬送板57が移動変換手段54を介して、図7(A)に示すように矢印E方向に移動するため、この一方の搬送板57に支持されている第1のピンチローラ18が第1の駆動ベルト17から離間する。同時に、レール部材60が、図8(A)に示すように、矢印E方向に移動するためレール部材60の先端部が第1の紙幣搬送路19から退避する。
したがって、他方の搬送板65がレール部材60の先端との係合が解除され、図4に示すように、図示を省略した付勢部材によって軸66を中心として反時計方向に回動して一方の搬送板57側に移動するため、第1の駆動ベルト17が窓67に入り込み他方の搬送板65によって覆い隠される。同時に、第2のピンチローラ35のレバー37の係合部37aとレール部材60の先端との係合が解除されるため、レバー37は図示を省略した付勢部材の付勢力によって軸36を中心として時計方向に揺動するから、第2のピンチローラ35が第2の駆動ベルト28に対接する。この状態で、第2のモータ27が駆動する。したがって、第2の駆動ベルト28が矢印C方向に走行するため、紙幣4はこの第2の駆動ベルト28と第2のピンチローラ35とによって厚み方向に挟持され、下方(矢印C方向)に搬送され、さらに第3の駆動ベルト29とピンチローラとによって紙幣収納装置3へ搬送される。
このように、第2の紙幣搬送手段7によって紙幣4を搬送するときに、第1の紙幣搬送路19を形成する一方の搬送板57が第1の駆動ベルト17から離間することにより、紙幣4も第1の駆動ベルト17から離間する。このため、第2の紙幣搬送手段7による紙幣4の搬送時に紙幣4が第1の駆動ベルと17に引っ掛かるようなことがないから、紙幣4の斜行や破損を防止することができる。
また、第2の紙幣搬送手段7によって紙幣4を搬送するときに、他方の搬送板65が一方の搬送板57側に移動することにより、他方の搬送板65によって第1の駆動ベルト17を覆い隠すことができる。このため、第2の紙幣搬送手段7による紙幣4の搬送時に紙幣4が第1の駆動ベルト17に引っ掛かるようなことがないから、紙幣の斜行や破損を防止することができる。
また、紙幣4の搬送方向(矢印A−B方向)と平行に移動するスライド板47によって、両搬送板57,65を移動させるようにしたことにより、搬送される紙幣4の厚み方向における装置の寸法を小さくすることができるため装置の薄型化が可能になる。また、レール部材60の第1の紙幣搬送路19からの退避と第2の紙幣搬送手段7による搬送を連動させることができるため、第1の紙幣搬送手段6から第2の紙幣搬送手段7による紙幣4の搬送の切替が円滑に行われるため、紙幣詰まりを防止することができる。
本発明に係る紙幣処理装置の概略の構成を示す正面図である。 図1におけるII-II 線断面図である。 図1におけるIII-III 線断面図であって、第1の搬送手段によって紙幣を搬送している状態を示す。 図1におけるIII-III 線断面図であって、第2の搬送手段によって紙幣を搬送している状態を示す。 本発明に係る紙幣処理装置における紙幣識別装置のベース板の正面図であって、ソレノイドが非作動状態であることを示す。 本発明に係る紙幣処理装置における紙幣識別装置のベース板の正面図であって、ソレノイドが非作動状態であることを示す。 同図(A)は図5におけるVII(A)-VII(A) 線断面図、同図(B)は図6におけるVII(B)-VII(B) 線断面図である。 同図(A)は図5におけるVIII(A)線矢視図、同図(B)は図6におけるVIII(B)線矢視図である。
符号の説明
1…紙幣処理装置、2…紙幣識別装置、3…紙幣収納装置、4…紙幣、5…紙幣挿入口、6…第1の紙幣搬送手段、7…第2の紙幣搬送手段、16…第2の紙幣搬送路、17…第1の駆動ベルト(第1の駆動側搬送手段)、18…第1のピンチローラ(第1の駆動側搬送手段)、19…第1の紙幣搬送路、28…第2の駆動ベルト、35…第2のピンチローラ、46…ソレノイド、47…スライド板、54…移動変換手段、56…リンク部材、57…一方の搬送板、60…レール部材、65…他方の搬送板。

Claims (2)

  1. 紙幣を挿入する紙幣挿入口と、この紙幣挿入口から挿入された紙幣の真贋を識別する紙幣識別部と、この紙幣識別部まで前記紙幣挿入口から紙幣を搬送する第1の紙幣搬送手段と、この第1の紙幣搬送手段による搬送方向と直交する方向へ前記紙幣識別部で真札と識別された紙幣を搬送する第2の紙幣搬送手段と、この第2の紙幣搬送手段によって搬送されてきた紙幣を収納する紙幣収納部とを備えた紙幣処理装置において、
    前記第1の搬送手段によって搬送される紙幣の搬送方向と平行に延在し紙幣の斜行を規制するレール部材を設け、このレール部材を前記第1の搬送手段によって搬送される紙幣の紙幣搬送路に進退自在に支持させ、前記第2の紙幣搬送手段によって紙幣を搬送するとき、前記レール部材を前記紙幣搬送路から退避させる搬送路切替手段を設けたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 請求項1記載の紙幣処理装置において、
    前記第2の紙幣搬送手段を第2の駆動側搬送手段とこれに接離する第2の従動側搬送手段とによって構成し、第2の従動側搬送手段を前記レール部材の進退動作に連動させたことを特徴とする紙幣処理装置。
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