JP2006123938A - 漏斗付きキャップ、注出口部材および包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】漏斗として機能する蓋の提供。
【解決手段】容器の注出口を開閉可能に封止するためのキャップであって、前記キャップが、キャップ外面に設けられた広口の受液部とキャップ内面に設けられた前記受液部より小断面の筒体とからなる漏斗を備えることを特徴とする漏斗付きキャップである。
【選択図】図1
【解決手段】容器の注出口を開閉可能に封止するためのキャップであって、前記キャップが、キャップ外面に設けられた広口の受液部とキャップ内面に設けられた前記受液部より小断面の筒体とからなる漏斗を備えることを特徴とする漏斗付きキャップである。
【選択図】図1
Description
本発明は、容器のキャップ、該キャップで封止した注出口および該注出口を備えた包装袋に関するものである。
従来、例えば、洗剤のような液状の内容物はポンプを取り付けたボトル内に収納し、少量ずつ使用し、ボトル内の内容物を使い切った後、ボトルに新たな内容物を補填してボトルを再使用することが行われているが、例えば、内容量が2リットルといった大型の容器から小型の容器に詰め替えて使用する場合、内容物が充填された状態での大型容器は重く、また、詰替用の容器の口部は小さいため周囲に内容物をこぼし汚染することがないように詰め替え作業を行うことは非常に困難であった。その為、従来このような大型の容器からの詰め替え作業を容易にするためいろいろの工夫が考えられている。例えば特許文献1および特許文献2には容器に接続して使用する漏斗が記載されている。また、特許文献2および特許文献3には、未使用時に漏斗を容器に冠着して保管できる漏斗が記載されている。
特開2002―12296号公報
特許第3494364号公報
実開平5−35701号公報
これらの漏斗は、漏斗を容器本体と別々に保管するものの場合は、漏斗を紛失してしまうことがある。また、漏斗を容器本体に覆い被せて保管するタイプの場合、漏斗は容器の外側に覆い被されるため、漏斗に詰替えに使用した際に附着した残留物により容器本体や保管場所を汚染してしまうことがあり、その汚染を防ぐためには使用後の漏斗の洗浄が必須であり、手間のかかるものであった。そこで、本発明者らは、更に使いやすいように種々検討した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は、詰替のためにより使用しやすいキャップ及びこのキャップで封止する注出口部材及びこの注出口部材を有する包装袋を提供する。
本願第一の発明の要旨は、容器の注出口を開閉可能に封止するためのキャップであって、前記キャップが、キャップ外面に設けられた広口の受液部とキャップ内面に設けられた前記受液部より小断面の筒体とからなる漏斗を備えることを特徴とする漏斗付きキャップである。
第二の発明の要旨は、そのようなキャップで開閉可能に封止されたことを特徴とする包装袋の注出口部材である。
第三の発明の要旨は、そのような注出口部材を上部に融着したことを特徴とする包装袋である。
そして、第一の発明の漏斗付きキャップにおいて、本発明では受液部は外蓋で開閉可能に封止されていることが好ましい。
第二の発明の要旨は、そのようなキャップで開閉可能に封止されたことを特徴とする包装袋の注出口部材である。
第三の発明の要旨は、そのような注出口部材を上部に融着したことを特徴とする包装袋である。
そして、第一の発明の漏斗付きキャップにおいて、本発明では受液部は外蓋で開閉可能に封止されていることが好ましい。
本願第一の発明によれば、容器の注出口に冠着するキャップに漏斗が一体となっているので、容器の注出口のキャップを外し、小分け用の小型容器の口部に挿入すると直ちに漏斗として使用することが出来る。そして、詰替用の大型容器の内容物が余った場合でも、大型容器に再び漏斗付きキャップを冠着することで、保管が可能となる。さらに、漏斗付きキャップの筒体を容器の中に挿入した形で大型容器に冠着されるので、漏斗に附着した残留物は自然に大型容器内に滴下するので漏斗を洗浄せずとも大型容器の外部や保管場所を汚染することがない。また、大型容器のキャップと漏斗が一体であるので漏斗の紛失を防げる。
第二の発明によれば、包装袋に融着される融着部と筒状の注出口とを備える注出口部材の注出口がそのようなキャップで開閉可能に封止されるので、第一の発明のキャップを包装袋へ適用することが容易となる。
第三の発明によれば、第二の発明の注出口部材が包装袋の上部に融着されているので、第一の発明の効果とあわせて、包装袋が有する省資源や易廃棄性が発現される。
第二の発明によれば、包装袋に融着される融着部と筒状の注出口とを備える注出口部材の注出口がそのようなキャップで開閉可能に封止されるので、第一の発明のキャップを包装袋へ適用することが容易となる。
第三の発明によれば、第二の発明の注出口部材が包装袋の上部に融着されているので、第一の発明の効果とあわせて、包装袋が有する省資源や易廃棄性が発現される。
本発明においてキャップ本体と漏斗とを構成する材質としては、キャップおよび漏斗の形状を維持できる材質であれば特に限定されるものではないが、加工性や取扱いの容易さからプラスチックが好ましく、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィンや、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール樹脂等を挙げることが出来る。キャップ本体と漏斗との材質は同じものであっても、或いは異なっていても良い。キャップ本体と漏斗とを一体化する手段としては射出成形などにより一体成形しても良く、両者を別途成形して、融着しても良く、あるいは接着剤によって接合しても良い。
本発明にかかるキャップを詰替用の大容器の注出口に冠着する方法としては、特に限定されず、キャップに螺着や嵌着することができる。そして、漏斗の受液部は外蓋を螺着や嵌着あるいはヒンジなどにより冠着させ、これによって受液部を封止してキャップを冠着すると容器は密封される。
本発明にかかるキャップで封止できる容器としては、ペットボトルのような成形容器や軟包装材で構成される包装袋等の何れでも良いが、包装袋が有する省資源や易廃棄性が発現されることから包装袋であることが好ましい。
包装袋を形成するフィルムの材質としては、通常の包装袋を形成するフィルムと異ならず、例えば、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルムなどの樹脂フィルムや紙等の基材に低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレンなどのオレフィン系の熱接着性樹脂をシーラント層として積層した積層フィルムが使用される。この場合、さらに内容物の保護性を高めるために他の層を積層してもよく、例えば、ガスバリヤー性を付与するためにアルミニウム箔、シリカ蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルムなどが用いられる。もちろん、単層フィルムや共押し出し多層フィルムであってもよい。
包装袋の形態は任意であるが、流動性を有する内容物が収納されるので、底部に開拡可能な底面フィルムが折り込まれた自立袋が好ましい。
本発明にかかるキャップを詰替用の大容器の注出口に冠着する方法としては、特に限定されず、キャップに螺着や嵌着することができる。そして、漏斗の受液部は外蓋を螺着や嵌着あるいはヒンジなどにより冠着させ、これによって受液部を封止してキャップを冠着すると容器は密封される。
本発明にかかるキャップで封止できる容器としては、ペットボトルのような成形容器や軟包装材で構成される包装袋等の何れでも良いが、包装袋が有する省資源や易廃棄性が発現されることから包装袋であることが好ましい。
包装袋を形成するフィルムの材質としては、通常の包装袋を形成するフィルムと異ならず、例えば、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルムなどの樹脂フィルムや紙等の基材に低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレンなどのオレフィン系の熱接着性樹脂をシーラント層として積層した積層フィルムが使用される。この場合、さらに内容物の保護性を高めるために他の層を積層してもよく、例えば、ガスバリヤー性を付与するためにアルミニウム箔、シリカ蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルムなどが用いられる。もちろん、単層フィルムや共押し出し多層フィルムであってもよい。
包装袋の形態は任意であるが、流動性を有する内容物が収納されるので、底部に開拡可能な底面フィルムが折り込まれた自立袋が好ましい。
本発明の漏斗付きキャップ、注出口部材および包装袋について、図をもって具体的に説明する。
図1は本発明にかかる漏斗付きキャップの斜視図である。図1において、本発明にかかるキャップはキャップ本体1の上面に受液部2と筒体5とからなる漏斗を連結させて一体としたものであり、漏斗の受液部2に外蓋3を冠着させ開閉可能に封止することが好ましい。
図2は本発明にかかる注出口部材の斜視図である。上記キャップ本体1に一体化した漏斗の受液部2に外蓋3を冠着させ、このキャップで包装袋の注出口部材4を封止した状態を示し、符号6は注出口部材4を包装袋に取り付けるための融着部を示す。融着部6は包装袋を形成する二枚のフィルム間に挟持されて融着されるものであり、融着を容易、確実とするために左右方向に融着代が延設されている。この融着代は平面視、舟形形状となっていることが好ましく、融着代の表面に複数の凸条が設けられていることが好ましい。また、融着部6は包装袋を形成するフィルムと熱融着可能な樹脂で構成されることが好ましい。
図3は図2の一部断面正面図である。このキャップはキャップ本体1を注出口部材4に螺着し、漏斗の受液部2に外蓋3を冠着させて包装袋を封止可能とする。使用に際しては、キャップ本体1を包装袋の注出口部材4より外し、小分け用の小型容器の口に漏斗の筒体5を挿入し、漏斗の受液部2に冠着されている外蓋3を取り外せば漏斗として機能する。
図4は本発明にかかる包装袋の正面図である。この包装袋は本発明にかかる注出口部材が二枚のフィルムに挟持されて融着されている。融着は熱板シールや超音波シールなど公知のシール手段が採用可能である。
本発明にかかる注出口部材は、例えば、バッグインボックスの内袋に見られるように包装袋を形成するフィルムの主面上に設けられていてもよい。この場合は融着部の形状をフランジ状とすることが好ましい(図6参照)。
図5は本発明にかかる漏斗付きキャップの別の例の斜視図である。外蓋3は漏斗2またはキャップ本体1とヒンジ8で接続されている。このように構成されていると外蓋3の開閉が容易であり、外蓋3を紛失することもない。接続はヒンジでなくても紐など他の手段であってもよい。
図1は本発明にかかる漏斗付きキャップの斜視図である。図1において、本発明にかかるキャップはキャップ本体1の上面に受液部2と筒体5とからなる漏斗を連結させて一体としたものであり、漏斗の受液部2に外蓋3を冠着させ開閉可能に封止することが好ましい。
図2は本発明にかかる注出口部材の斜視図である。上記キャップ本体1に一体化した漏斗の受液部2に外蓋3を冠着させ、このキャップで包装袋の注出口部材4を封止した状態を示し、符号6は注出口部材4を包装袋に取り付けるための融着部を示す。融着部6は包装袋を形成する二枚のフィルム間に挟持されて融着されるものであり、融着を容易、確実とするために左右方向に融着代が延設されている。この融着代は平面視、舟形形状となっていることが好ましく、融着代の表面に複数の凸条が設けられていることが好ましい。また、融着部6は包装袋を形成するフィルムと熱融着可能な樹脂で構成されることが好ましい。
図3は図2の一部断面正面図である。このキャップはキャップ本体1を注出口部材4に螺着し、漏斗の受液部2に外蓋3を冠着させて包装袋を封止可能とする。使用に際しては、キャップ本体1を包装袋の注出口部材4より外し、小分け用の小型容器の口に漏斗の筒体5を挿入し、漏斗の受液部2に冠着されている外蓋3を取り外せば漏斗として機能する。
図4は本発明にかかる包装袋の正面図である。この包装袋は本発明にかかる注出口部材が二枚のフィルムに挟持されて融着されている。融着は熱板シールや超音波シールなど公知のシール手段が採用可能である。
本発明にかかる注出口部材は、例えば、バッグインボックスの内袋に見られるように包装袋を形成するフィルムの主面上に設けられていてもよい。この場合は融着部の形状をフランジ状とすることが好ましい(図6参照)。
図5は本発明にかかる漏斗付きキャップの別の例の斜視図である。外蓋3は漏斗2またはキャップ本体1とヒンジ8で接続されている。このように構成されていると外蓋3の開閉が容易であり、外蓋3を紛失することもない。接続はヒンジでなくても紐など他の手段であってもよい。
1 キャップ本体 2 漏斗の受液部
3 外蓋 4 包装袋の注出口部材
5 漏斗の筒体 6 注出口部材の融着部
7 フランジ 8 ヒンジ
3 外蓋 4 包装袋の注出口部材
5 漏斗の筒体 6 注出口部材の融着部
7 フランジ 8 ヒンジ
Claims (4)
- 容器の注出口を開閉可能に封止するためのキャップであって、前記キャップが、キャップ外面に設けられた広口の受液部とキャップ内面に設けられた前記受液部より小断面の筒体とからなる漏斗を備えることを特徴とする漏斗付きキャップ。
- 前記受液部がさらに開閉可能に外蓋で封止された請求項1記載の漏斗付きキャップ。
- 包装袋に融着される融着部と筒状の注出口とを備える注出口部材であって、前記注出口が請求項1または2に記載のキャップで開閉可能に封止されたことを特徴とする注出口部材。
- 請求項3に記載の注出口部材を上部に融着したことを特徴とする包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004312130A JP2006123938A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 漏斗付きキャップ、注出口部材および包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004312130A JP2006123938A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 漏斗付きキャップ、注出口部材および包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006123938A true JP2006123938A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36719043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004312130A Pending JP2006123938A (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 漏斗付きキャップ、注出口部材および包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006123938A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014018314A1 (en) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | Medline Industries, Inc. | Splash-retarding fluid collection system |
US8919554B2 (en) | 2011-10-27 | 2014-12-30 | Medline Industries, Inc. | Splash-retarding fluid collection system |
-
2004
- 2004-10-27 JP JP2004312130A patent/JP2006123938A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8919554B2 (en) | 2011-10-27 | 2014-12-30 | Medline Industries, Inc. | Splash-retarding fluid collection system |
WO2014018314A1 (en) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | Medline Industries, Inc. | Splash-retarding fluid collection system |
US10111989B2 (en) | 2012-07-26 | 2018-10-30 | Medline Industries, Inc. | Splash-retarding fluid collection system |
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