JP2006123844A - 自動二輪車における車体保護装置 - Google Patents

自動二輪車における車体保護装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動二輪車の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合であっても、自動二輪車の見栄えを良好に維持することが容易にできるようにし、かつ、この維持が安価にできるようにする。
【解決手段】 自動二輪車1の車体2が、この車体2の前部の外殻を構成する樹脂製のフロントカウル17を備える。フロントカウル17の外側面の上、下部に取り付けられ、この外側面からそれぞれ外側方に突出する上、下部プロテクタ33,34を設ける。プロテクタ33,34をゴムパッド製とする。上、下部プロテクタ33,34よりも後方における車体2の部分から外側方に向かって突出し、その突出端部が車体2の部分の外側面よりも外側方に位置する他のプロテクタ38,39を設ける。縦方向における上部プロテクタ33の上端から下部プロテクタ34の下端にいたる範囲41内に、他のプロテクタ38,39の少なくとも一部分を位置させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フロントカウルの外側面に取り付けられて、転倒時に、上記フロントカウルの外側面が損傷することを防止するプロテクタを備えた自動二輪車における車体保護装置に関するものである。
上記自動二輪車における車体保護装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、自動二輪車の車体は、車体フレームと、車体の前部の外殻を構成して上記車体フレームの前部を覆う樹脂製のフロントカウルと、上記車体フレームから外側方に向かって突出し、その突出端部が上記フロントカウルに形成された孔を貫通して、このフロントカウルの外側面よりも外側方に位置するプロテクタとを備えている。
上記プロテクタの突出端部は、このプロテクタの基部側とは別体に設けられて、上記孔の孔縁部に対し着脱自在に取り付けられている。この場合、上記プロテクタの突出端部は樹脂製とされ、外観上、このフロントカウルと一体感が生じることとされている。
ここで、上記自動二輪車が転倒したとする。この場合、上記プロテクタの突出端部が上記フロントカウルの外側面に先立って地面に衝突することとされている。これにより、自動二輪車の転倒時、上記フロントカウルの外側面が上記した地面に衝突して損傷するということが防止される。そして、上記衝突によりプロテクタの突出端部が損傷したときには、これは新しいものに交換することとされ、これにより、フロントカウルの見栄え、つまり、自動二輪車の見栄えが良好に維持されるようになっている。
特公平7−2476号公報
ところで、上記のように従来の技術におけるプロテクタの突出端部は樹脂製とされており、このため、上記プロテクタの突出端部は、上記転倒による衝突で容易に損傷するおそれがある。そして、この突出端部が損傷したとすると、この突出端部は、外観上、フロントカウルと一体感が生じることとされているため、上記突出端部の損傷により、上記フロントカウルの全体的な見栄えが著しく低下し、つまり、自動二輪車の見栄えが大きく低下する可能性がある。
そこで、前記のように、プロテクタの突出端部が損傷したときには、自動二輪車の見栄えを良好に保つために、その損傷の度毎に、上記プロテクタの突出端部を新しいものに交換することが考えられる。
しかし、例えば、自動二輪車の運転教習所では、自動二輪車の転倒は頻発しがちである。このため、自動二輪車が転倒し、これに伴いプロテクタの突出端部が損傷する毎に、これを新しいものに交換するという作業は極めて煩雑である。つまり、自動二輪車の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合には、自動二輪車の見栄えを良好に維持することは容易でなく、また、この維持は高価になる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、自動二輪車の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合であっても、自動二輪車の見栄えを良好に維持することが容易にできるようにし、かつ、この維持が安価にできるようにすることである。
請求項1の発明は、車体2が、この車体2の前部の外殻を構成する樹脂製のフロントカウル17を備えた自動二輪車において、
上記フロントカウル17の外側面の上、下部に取り付けられ、この外側面からそれぞれ外側方に突出する上、下部プロテクタ33,34を備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記プロテクタ33,34をゴムパッド製としたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明に加えて、上記上、下部プロテクタ33,34よりも後方における上記車体2の部分から外側方に向かって突出し、その突出端部が上記車体2の部分の外側面よりも外側方に位置する他のプロテクタ38,39を備え、縦方向における上記上部プロテクタ33の上端から下部プロテクタ34の下端にいたる範囲41内に、上記他のプロテクタ38,39の少なくとも一部分を位置させたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明に加えて、上記車体2が、この車体2の後部の外側面を形成する樹脂製のサイドカバー18を備えた自動二輪車において、
縦方向で、上記サイドカバー18の少なくとも中途部を挟む車体2の各部分にそれぞれ上記他のプロテクタ38,39を取り付けたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車体が、この車体の前部の外殻を構成する樹脂製のフロントカウルを備えた自動二輪車において、
上記フロントカウルの外側面の上、下部に取り付けられ、この外側面からそれぞれ外側方に突出する上、下部プロテクタを備えている。
このため、自動二輪車が転倒したとすると、この転倒の当初には、まず、上記下部プロテクタが、上記フロントカウルの下部側の外側面に先立って地面に衝突する。また、上記転倒が進行すると、上記下部プロテクタが地面に接地することに加え、上記上部プロテクタが上記フロントカウルの上部側の外側面に先立って地面に衝突する。よって、上記フロントカウルの外側面が上記地面に衝突して損傷する、ということは上記上、下部プロテクタによって防止される。
上記の場合、上、下部プロテクタは、上記フロントカウルとは別体のものであって、これらフロントカウルと上、下部プロテクタとの間に一体感が生じることを予定したものではなく、これらに基づくある種の外観上の見栄えを備えるようにしたものである。このため、転倒の頻度が高くて上記上、下部プロテクタが地面に繰り返し衝突して損傷を重ねたとしても、上記上、下部プロテクタをその都度新しいものに交換することなく、上記フロントカウルの上記見栄えを良好に維持できる。つまり、自動二輪車の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合であっても、自動二輪車の見栄えを良好に維持することが容易にでき、かつ、この維持が安価にできる。
請求項2の発明は、上記プロテクタをゴムパッド製としている。
このため、自動二輪車が転倒して、上記上、下部プロテクタが地面に衝突するとき、これら各プロテクタは、衝突時の衝撃力を受けて弾性変形する。
よって、第1に、上記衝撃力は効果的に緩和される。このため、上記フロントカウルが大きく変形したり破損したりするということが防止され、このフロントカウルの見栄えが良好に維持される。また、第2に、上記したように上、下部プロテクタは衝撃力を受けて弾性変形するため、その損傷は小さく抑制される。このため、上記上、下部プロテクタを新しいものに交換するということは、より不要となる。上記の結果、上記請求項1の効果が助長される。
請求項3の発明は、上記上、下部プロテクタよりも後方における上記車体の部分から外側方に向かって突出し、その突出端部が上記車体の部分の外側面よりも外側方に位置する他のプロテクタを備え、縦方向における上記上部プロテクタの上端から下部プロテクタの下端にいたる範囲内に、上記他のプロテクタの少なくとも一部分を位置させている。
このため、上記自動二輪車が大きく転倒したときには、上記した上、下部プロテクタの作用に加えて、上記他のプロテクタも上記車体の部分の外側面に先立って地面に衝突する。そして、上記範囲に上記他のプロテクタが位置させられているため、これら各プロテクタにより、大きく転倒したときのフロントカウルの外側面は上記地面上に安定して支持されがちとなる。このため、フロントカウルの外側面が地面に衝突して損傷する、ということは、より広い範囲にわたって防止される。
請求項4の発明は、上記車体が、この車体の後部の外側面を形成する樹脂製のサイドカバーを備えた自動二輪車において、
縦方向で、上記サイドカバーの少なくとも中途部を挟む車体の各部分にそれぞれ上記他のプロテクタを取り付けている。
このため、自動二輪車の転動時には、上記各他のプロテクタが上記サイドカバーの外側面に先立って地面に衝突する。よって、上記サイドカバーの外側面が上記地面に衝突して損傷する、ということは上記各他のプロテクタによって防止される。
上記の場合、他のプロテクタは、上記サイドカバーとは別体のものであって、これらサイドカバーとこれら両他のプロテクタとの間に一体感が生じることを予定したものではなく、これらに基づくある種の外観上の見栄えを備えるようにしたものである。このため、転倒の頻度が高くて上記他のプロテクタが地面に繰り返し衝突して損傷を重ねたとしても、上記他のプロテクタをその都度新しいものに交換することなく、上記サイドカバーの上記見栄えを良好に維持できる。つまり、自動二輪車の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合であっても、自動二輪車の見栄えを良好に維持することが容易にでき、かつ、この維持が安価にできる。
本発明の自動二輪車における車体保護装置に関し、自動二輪車の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合であっても、自動二輪車の見栄えを良好に維持することが容易にできるようにし、かつ、この維持が安価にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、自動二輪車の車体は、この車体の前部の外殻を構成する樹脂製のフロントカウルを備えている。上記フロントカウルの外側面の上、下部に取り付けられ、この外側面からそれぞれ外側方に突出する上、下部プロテクタが設けられている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1−4において、符号1はスクータ型の自動二輪車で、矢印Frは、この自動二輪車1の進行方向の前方を示している。
上記自動二輪車1の車体2は、この車体2の骨格を構成する車体フレーム3と、この車体フレーム3の前端部に操向可能に支持されるフロントフォーク4と、このフロントフォーク4の下端部に支持される前車輪5と、上記フロントフォーク4の上端部に支持されるハンドル6と、上記車体フレーム3の後部に上下に揺動可能に枢支されるリヤアーム7と、このリヤアーム7の揺動端部に支持される後車輪8と、上記車体フレーム3とリヤアーム7との間に架設される緩衝器9とを備えている。
また、上記車体2は、自動二輪車1の長手方向における車体フレーム3の中途部の上部に支持されるシート12と、このシート12の後方に連設されて上記車体フレーム3の後上部に支持されるタンデムシート13と、上記シート12に着座したライダーの足を載置可能とさせるフートレスト14と、上記タンデムシート13に着座したタンデムライダーの足を載置可能とさせる他のフートレスト15とを備えている。
上記車体2は、この車体2の前部の外殻を構成して上記車体フレーム3に支持される樹脂製のフロントカウル17と、このフロントカウル17の後方における車体2の各外側面を形成して上記車体フレーム3に支持される樹脂製のサイドカバー18とを備えている。
上記フロントカウル17は、上記フロントフォーク4とハンドル6とをその前方から覆う前面板21と、自動二輪車1の幅方向における上記前面板21の各端縁部からそれぞれ後方に一体的に延出して、上記車体フレーム3の前部とフロントフォーク4とを外側方から覆う側面板22とを備えている。また、上記サイドカバー18は、上記車体2の側面視(図1)で、上記シート12とタンデムシート13のそれぞれ下方における車体フレーム3の後部をその外側方から覆う後部カバー24と、上記フートレスト14の上方における車体フレーム3の中途部をその外側方から覆う前部カバー25とを備えている。
上記前車輪5と後車輪8とは、車体2の幅方向の中央を通る車体中心27上に位置し、この車体中心27を基準として、上記車体2はほぼ左右対称形とされている。上記前車輪5と後車輪8とが地面28上に接地させられて、この地面28上に車体2が支持される。
上記車体フレーム3には、走行用駆動源である不図示の内燃機関が支持され、この内燃機関からの排気を車体2の後方に向けて排出させるマフラー29が後車輪8の右側の外側方に配置されている。上記内燃機関を駆動させ、これに上記後車輪8を連動させれば、地面28上を自動二輪車1が走行可能とされる。
上記自動二輪車1が転倒したとき、上記車体2の外側面が地面28に衝突して損傷する、ということを防止するための車体保護装置32が設けられている。
上記車体保護装置32は、上記フロントカウル17の各側面板22の外側面の上、下部にそれぞれ取り付けられ、この外側面からそれぞれ外側方に突出する上、下部プロテクタ33,34を備えている。これら上、下部プロテクタ33,34は自動二輪車1の長手方向で同じところに配置されている。上記各プロテクタ33,34は、それぞれ体積の大きいゴムパッド製とされている。
上記上部プロテクタ33は、全体として三角錐形状をなしている。この上部プロテクタ33は、その底面が上記側面板22の外側面の上部に接着されてこの側面板22に取り付けられている。上記上部プロテクタ33の頂部は上記側面板22から外側方に向かって突出している。つまり、上記上部プロテクタ33は、その突出方向に向かうに従い弾性係数が漸次小さくなる(軟らかくなる)よう形成されている。また、上記上部プロテクタ33の外側方への突出寸法は、上記下部プロテクタ34のそれよりも大きくされている。なお、上記上部プロテクタ33は、円錐や四角以上の角錐形状であってもよく、また、台形状の錐形状であってもよい。
上記下部プロテクタ34は全体として縦長の平板形状をなしている。この下部プロテクタ34は、その一方の面が上記側面板22の外側面の下部に接着されてこの側面板22に取り付けられている。上記下部プロテクタ34の他方の面である表面には、縞形状となるよう多数の溝35が形成されている。これにより、上記側面板22に対する下部プロテクタ34の取り付け強度が十分に確保される一方、この下部プロテクタ34の表面の弾性係数が全体的に小さく(軟らかく)されている。
また、上記車体保護装置32は、上記上、下部プロテクタ33,34よりも後方における上記車体2の部分から外側方に向かって突出し、その突出端部が上記車体2の部分の外側面よりも外側方に位置する上下一対の他のプロテクタ38,39を備えている。縦方向における上記上部プロテクタ33の上端から下部プロテクタ34の下端に至る範囲41内に、上記各他のプロテクタ38,39のそれぞれ少なくとも一部分が位置させられている。より具体的には、上記両他のプロテクタ38,39のうち、上側の他のプロテクタ38は全体的に上記範囲41内に位置させられ、下側の他のプロテクタ39は、その上部のみが上記範囲41内に位置させられている。
上記両他のプロテクタ38,39は、自動二輪車1の長手方向で、上記サイドカバー18の後部カバー24と同じところに位置し、かつ、縦方向で、上記サイドカバー18の少なくとも中途部を挟むよう配置されている。より具体的には、自動二輪車1の側面視で、上側の他のプロテクタ38は上記シート12の後方、かつ、上記後部カバー24の後部の上方に位置している。また、下側の他のプロテクタ39は上記後部カバー24の前部の下方、かつ、前部カバー25の後部と同じところに位置している。
図1−6において、上記上側の他のプロテクタ38は、自動二輪車1の平面視(図2)で、車体2の車体中心27側に向かって開くコの字形状となるよう屈曲させられた円形のパイプ部材44と、このパイプ部材44の各端部に取り付けられた支持体45とを備えている。これら各支持体45は上記車体フレーム3の後部に締結具46により締結され、これにより、上記他のプロテクタ38が上記車体2の部分に取り付けられている。
また、上記締結具46により、上記サイドカバー18の後部カバー24の一部と、上記タンデムシート13に着座したタンデムライダー用のハンドル48とが上記車体フレーム3の後部に締結されて支持されている。
図1−4,7,8において、上記下側の他のプロテクタ39は、自動二輪車1の正面視(図3,8)で、縦方向に延び、かつ、外側方に向かって凸形状となるよう円弧形状に屈曲する円形のパイプ部材50と、このパイプ部材50の上端部に取り付けられる支持片51と、この支持片51から上記車体中心27側に向かって突出する円形パイプ製の複数(三本)のカラー52とを備えている。上記各カラー52は、上記サイドカバー18の前部カバー25に形成された孔53を貫通して、上記支持片51と共に車体フレーム3の後部に締結具54により締結されている。これにより、上記他のプロテクタ39が上記車体2の部分に片持ち状に取り付けられ、上記パイプ部材50の下端部は自由端とされている。
また、上記締結具54により、上記フートレスト14のフレーム部材が上記車体フレーム3の後部に締結されて支持されている。また、上記パイプ部材50に前記フートレスト15が締結具55により締結されて支持されている。
上記構成によれば、フロントカウル17の外側面の上、下部に取り付けられ、この外側面からそれぞれ外側方に突出する上、下部プロテクタ33,34を備えている。
このため、自動二輪車1が転倒したとすると、この転倒の当初には、まず、上記下部プロテクタ34が、上記フロントカウル17の下部側の外側面に先立って地面28に衝突する(図3中一点鎖線)。また、上記転倒が進行すると、上記下部プロテクタ34が地面28に接地することに加え、上記上部プロテクタ33が上記フロントカウル17の上部側の外側面に先立って地面28に衝突する(図3中二点鎖線)。よって、上記フロントカウル17の外側面が上記地面28に衝突して損傷する、ということは上記上、下部プロテクタ33,34によって防止される。
上記の場合、上、下部プロテクタ33,34は、上記フロントカウル17とは別体のものであって、これらフロントカウル17と上、下部プロテクタ33,34との間に一体感が生じることを予定したものではなく、これらに基づくある種の外観上の見栄えを備えるようにしたものである。このため、転倒の頻度が高くて上記上、下部プロテクタ33,34が地面28に繰り返し衝突して損傷を重ねたとしても、上記上、下部プロテクタ33,34をその都度新しいものに交換することなく、上記フロントカウル17の上記見栄えを良好に維持できる。つまり、自動二輪車1の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合であっても、自動二輪車1の見栄えを良好に維持することが容易にでき、かつ、この維持が安価にできる。
また、前記したように、プロテクタ33,34をゴムパッド製としている。
このため、自動二輪車1が転倒して、上記上、下部プロテクタ33,34が地面28に衝突するとき、これら各プロテクタ33,34は、衝突時の衝撃力を受けて弾性変形する。
よって、第1に、上記衝撃力は効果的に緩和される。このため、上記フロントカウル17が大きく変形したり破損したりするということが防止され、このフロントカウル17の見栄えが良好に維持される。また、第2に、上記したように上、下部プロテクタ33,34は衝撃力を受けて弾性変形するため、その損傷は小さく抑制される。このため、上記上、下部プロテクタ33,34を新しいものに交換するということは、より不要となる。
また、前記したように、上部プロテクタ33を、その突出方向に向かうに従い弾性係数が小さくなるよう形成している。
ここで、上記自動二輪車1が転倒して、上記上、下部プロテクタ33,34が地面28に衝突するとき、上記上部プロテクタ33は下部プロテクタ34に比べて、より大きい衝撃力を地面28から与えられようとする。しかし、上記上部プロテクタ33は、上記のように形成したため、上記衝撃力を受けると、円滑にかつ大きく弾性変形する。
よって、上記上部プロテクタ33により、上記衝撃力がより効果的に緩和される。この結果、上記フロントカウル17の上部が大きく変形したり、破損したりするということは、より確実に防止され、このフロントカウル17の見栄えが良好に維持される。つまり、自動二輪車1の見栄えが良好に維持される。
また、前記したように、上、下部プロテクタ33,34よりも後方における上記車体2の部分から外側方に向かって突出し、その突出端部が上記車体2の部分の外側面よりも外側方に位置する他のプロテクタ38,39を備え、縦方向における上記上部プロテクタ33の上端から下部プロテクタ34の下端にいたる範囲41内に、上記他のプロテクタ38,39の少なくとも一部分を位置させている。
このため、上記自動二輪車1が大きく転倒したときには、上記した上、下部プロテクタ33,34の作用に加えて、上記他のプロテクタ38,39も上記車体2の部分の外側面に先立って地面28に衝突する。そして、上記範囲41に上記他のプロテクタ38,39が位置させられているため、これら各プロテクタ33,34,38,39により、大きく転倒したときのフロントカウル17の外側面は上記地面28上に安定して支持されがちとなる。このため、フロントカウル17の外側面が地面28に衝突して損傷する、ということは、より広い範囲にわたって防止される。
また、前記したように、縦方向で、上記サイドカバー18の少なくとも中途部を挟む車体2の各部分にそれぞれ上記他のプロテクタ38,39を取り付けている。
このため、自動二輪車1の転動時には、上記各他のプロテクタ38,39が上記サイドカバー18の外側面に先立って地面28に衝突する。よって、上記サイドカバー18の外側面が上記地面28に衝突して損傷する、ということは上記各他のプロテクタ38,39によって防止される。
上記の場合、他のプロテクタ38,39は、上記サイドカバー18とは別体のものであって、これらサイドカバー18とこれら両他のプロテクタ38,39との間に一体感が生じることを予定したものではなく、これらに基づくある種の外観上の見栄えを備えるようにしたものである。このため、転倒の頻度が高くて上記他のプロテクタ38,39が地面28に繰り返し衝突して損傷を重ねたとしても、上記他のプロテクタ38,39をその都度新しいものに交換することなく、上記サイドカバー18の上記見栄えを良好に維持できる。つまり、自動二輪車1の運転教習所など、転倒の頻度が高い場合であっても、自動二輪車1の見栄えを良好に維持することが容易にでき、かつ、この維持が安価にできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記他のプロテクタ38,39は単一であってもよい。また、これら他のプロテクタ38,39をゴムパッド製として、上記サイドカバー18の外側面から外側方に突出させてもよい。
自動二輪車の全体側面図である。 自動二輪車の平面図である。 自動二輪車の正面図である。 自動二輪車の背面図である。 図1の部分拡大図である。 図2の6−6線矢視断面図である。 図1の部分拡大図である。 図3の部分拡大部分断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体
3 車体フレーム
5 前車輪
8 後車輪
17 フロントカウル
18 サイドカバー
28 地面
32 車体保護装置
33 上部プロテクタ
34 下部プロテクタ
38 他のプロテクタ
39 他のプロテクタ
41 範囲

Claims (4)

  1. 車体が、この車体の前部の外殻を構成する樹脂製のフロントカウルを備えた自動二輪車において、
    上記フロントカウルの外側面の上、下部に取り付けられ、この外側面からそれぞれ外側方に突出する上、下部プロテクタを備えたことを特徴とする自動二輪車における車体保護装置。
  2. 上記プロテクタをゴムパッド製としたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車における車体保護装置。
  3. 上記上、下部プロテクタよりも後方における上記車体の部分から外側方に向かって突出し、その突出端部が上記車体の部分の外側面よりも外側方に位置する他のプロテクタを備え、縦方向における上記上部プロテクタの上端から下部プロテクタの下端にいたる範囲内に、上記他のプロテクタの少なくとも一部分を位置させたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車における車体保護装置。
  4. 上記車体が、この車体の後部の外側面を形成する樹脂製のサイドカバーを備えた自動二輪車において、
    縦方向で、上記サイドカバーの少なくとも中途部を挟む車体の各部分にそれぞれ上記他のプロテクタを取り付けたことを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車における車体保護装置。
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