JP2006123763A - 車両用ワイパー - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウインドウパネルに対するワイパーブレードの圧力を一定に保持して、ブレードラバーの過度な変形を抑制した車両用ワイパーを提供する。
【解決手段】 車両用ワイパーのワイパーブレード12を構成するブレードラバー18に、このブレードラバー18の長手方向の全長に亘って芯材としてのバーティブラ19を設けてワイパーブレード本体部16を構成し、ブレードラバー18がウインドウパネルに接触して揺動する際、ブレードラバー18が所定量以上変形するのを抑制させるラバー変形規制部25をワイパーブレード本体部16の端部に設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両におけるウインドウパネルの曲率半径が短い湾曲部を払拭するのに好適な車両用ワイパーに関するものである。
従来、この種の車両用ワイパーとしては、車両のウインドウパネルに沿って回動させられるワイパーアームと、このワイパーアームに装着されているブレードレバーと、このブレードレバーによりベース部が保持され、且つ上記ウインドウパネルに押し付けられたワイパーブレードとを有している。
そして、上記ワイパーブレードは、ウインドウパネルに対する押圧力を全長に亘って略均一とするために、剛性の高い芯材としての一対のバーティブラをワイパーブレードの長手方向に亘って有している。
ワイパーアームの回動によりワイパーブレードがウインドウパネルの曲率半径が小さい湾曲部を払拭する際、この湾曲部にワイパーブレードの曲がりが追随できず拭き残し(未払拭部分)を生じることがある。
この対策として、バーティブラの先端部分に低剛性部を形成して、曲率半径の小さい湾曲部においてワイパーブレードが湾曲し易くしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平2556397号公報
このような車両用ワイパーにおいては、ウインドウパネルの曲率半径が小さいエリアの払拭については、バーティブラの反り半径をウインドウパネルの曲率に合わせて小さく設定するという構成になっていたため、ウインドウパネルの曲率半径が大きいエリア(例えば、ワイパー停止位置)においては、ワイパーブレードの両端末部に加わる圧力がワイパーブレードの中央付近に加わる圧力より大きくなる。
この結果、ワイパーブレードの端末部のリップ部が変形してしまうので、ウインドウパネルの拭き不良やジャダー(振動)が発生し易くなるという問題があった。
なお、図21は、従来の車両用ワイパーによるウインドウパネルの上述した拭き不良がの発生し易い箇所を示したものである。
図21において、符号1は図示しない車両の後部側のウインドウパネルを示している。車両用のワイパー2は、ワイパーブレード3とこのワイパーブレード3を保持するワイパーアーム4とを備えている。ワイパーアーム4が図示しない駆動装置により支軸4aを中心としてウインドウパネル1に沿って回動することにより、ワイパーブレード3は仮想線5,6で示す円弧状の払拭範囲を往復回動してウインドウパネル1を払拭するようになっている。従来のワイパー2においては、斜線7で示す部分において上述の拭き不良が生じ易かった。
本発明は、ウインドウパネルに対するワイパーブレードの圧力を一定り以下にして、ワイパーブレードに含まれるブレードラバーの過度な変形を抑制する車両用ワイパーを提供することを目的とするものである。
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、車両用ワイパーは、ウインドウパネルに沿って回動させられるワイパーアームと、このワイパーアームに装着されるワイパーブレードを備えている。このワイパーブレードは、ワイパーアームに装着されたブレードレバー及び該ブレードレバーに保持されるワイパーブレード本体部を有する。しかも、このワイパーブレードは、前記ワイパーブレード本体部が、前記ブレードレバーにベース部で保持され且つ前記ウインドウパネルに押し付けられたブレードラバー及び該ブレードラバーを長手方向の全長に亘って保持する芯材としてのバーティブラを有する。
また、車両用ワイパーは、前記ブレードラバーがウインドウパネルに接触して揺動する際、前記ブレードラバーが所定量以上変形するのを抑制させるラバー変形規制部が前記ワイパーブレード本体部の端部に設けられている。
本発明によれば、ブレードラバーが所定量以上変形するのを防止させるラバー変形規制部をワイパーブレード本体部の端部に設け、ブレードラバーがウインドウパネルに接触して揺動する際、ラバー変形規制部がブレードラバーの所定量以上の変形を規制するようにしたので、ブレードラバーの過度な変形による永久変形をより確実に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の実施例1に係わる車両用ワイパーを示す図である。図1及び図2において、符号10で示す車両用ワイパーは、ワイパーアーム11とこのワイパーアーム11の先端に保持されているワイパーブレード12とを有している。
前記ワイパーアーム11は、図示しない駆動源により正逆回転される支軸13を中心として矢印14a,14bで示す方向に揺動するようになっている。
このワイパーアーム11が揺動されることにより、このワイパーアーム11からの力を受けてワイパーブレード12が車両(図示せず)のウインドウパネル15の表面15aに所定の押圧力で押し付けられた状態でウインドウパネル15を払拭するようになっている。
前記ワイパーブレード12は、ワイパーブレード本体部16とこのワイパーブレード本体部16を前記ワイパーアーム11に保持させる複数のブレードレバー17とを有している。
前記ワイパーブレード本体部16は、図3に示すようにブレードラバー18と1対の芯材としての板状のバーティブラ19,19とを有している。このバーティブラ19,19は、ブレードラバー18の両側部の全長に亘って形成された嵌合溝18bに嵌合されている。
このバーティブラ19,19の端部19a,19aは図3に示すようにブレードラバー18の端部18aから長さL1だけ突出している。
前記ブレードラバー18は、ウインドウパネル15(図1,図2参照)を払拭するリップ部20と、前記ブレードレバー17により保持されるベース部21と、リップ部20及びベース部21間に形成されている首部22とを有している。そして、リップ部20は、首部22を介して傾動可能にベース部21に支持されている。
一方、図1及び図2中のワイパーブレード本体部16を保持する複数のブレードレバー17は、ワイパーアーム11に固定された大レバー17aと、中レバー17b及び小レバー17cとを有している。
そして、ブレードラバー18のベース部21に、小レバー17c及び中レバー17bの計8個の保持部17dが、前記ベース部21を挟持するようにして取り付けられ、さらに中レバー17bに大レバー17aが装着されている。
図3及び図4において、符号25はラバー変形規制部としてのストッパを示しており、このストッパ25は前記ブレードラバー18のリップ部20が所定量以上変形するのを抑制するものである。そして、ストッパ25はワイパーブレード本体部16とは別体に設けられていて、ワイパーブレード本体部16に対して後述するように着脱自在に構成されている。
また、ストッパ25は、図8に示すようにワイパーブレード12がウインドウパネル15に対して垂直に当接している状態では、ウインドウパネル15に対して長さL2の間隙をもつように形成されている。そして、このようなストッパ25は、図1及び図2に示すようにワイパーブレード12の両端部にそれぞれ配設されている。
さらに、ストッパ25は、図5(a)に示すように先端部Aが鋭角(尖状形)に形成されているラバーリップ部25aを有しており、このラバーリップ部25aはウインドウパネル15側(図1、図2参照)を向くように形成されている。このストッパ25は、図3中のリップ部20が所定量以上変形したときにウインドウパネル15に接触して、リップ部20の変形量を規制するようになっている。
また、ストッパ25のラバーリップ部25aを上記のように尖状形に形成することにより、ストッパ25のウインドウパネル15に対する接触面積を小さくして、ストッパ25とウインドウパネル15との摩擦抵抗を減らし、且つ、異音及び振動の発生を低減することができる。
しかも、ストッパ25の材質は、ブレードラバー18と同様にラバー又はラバーと同等の性質を有するものからなっている。
このため、ストッパ25がウインドウパネル15の表面15aに接触する際にストッパ25が損傷したり、異音が発生したりするのを抑制することができると共に、耐久性もブレードラバー18と同等に確保することができる。
また、ストッパ25には1対の嵌合穴26,26がそれぞれ形成されている。このストッパ25は、ストッパ25の嵌合穴26,26を図3中の1対のバーティブラ19,19の端部19a,19aにそれぞれ嵌合させることでワイパーブレード12の端部に着脱可能に配設されている。
図3における嵌合穴26,26は、ストレートの形状になっていて、バーティブラ19,19の端部19a,19aよりも小さい大きさに形成されている。嵌合穴26,26の穴形状をこのように形成することによって、ストッパ25を構成しているラバーの撓み力によりバーティブラ19,19の端部19a,19aに対するストッパ25の保持力が向上して、ストッパ25の外れ防止を図ることができる。
次に、上記のように構成されている車両用ワイパーの作用について説明する。
図8において、ワイパーブレード12のリップ部20がウインドウパネル15に対して直立している状態では、ストッパ25のラバーリップ部25aはウインドウパネル15の表面15aから長さL2の間隙をもって接触しないようになっている。
ワイパーブレード12が図9中の矢印29方向へ滑動してウインドウパネル15の表面15aを払拭するとき、このワイパーブレード12の滑動作用によりリップ部20及び首部22が変形してリップ部20は図9に示すように左側に傾斜する。
このリップ部20及び首部22の変形により、ストッパ25のラバーリップ部25aは図9に示すようにウインドウパネル15の表面15aに近づいて接触し、リップ部20が一定量以上変形するのが防止される。
ところで、車両用ワイパー10の不使用時には、図10に示すように車両用ワイパー10はウインドウパネル15の所定の停止位置31において長時間停止している。このとき、ブレードラバー18のリップ部20の端末部20aには圧力が加わったままとなり、リップ部20の端末部20aは、次第に変形促進させられる。
図10におけるリップ部20の端末部20aがさらに変形促進させられると、ストッパ25のラバーリップ部25aが次第にウインドウパネル15の表面15aに近づいて遂には表面15aに当接する(図11参照)。
このウインドウパネル15に対するストッパ25のラバーリップ部25aの当接後には、ブレードラバー18のリップ部20の変形促進が規制されて、リップ部20の過度な変形が規制される。これにより、図21の斜線7の部分のような従来の車両用ワイパーにおいて生じていたウインドウパネル15の曲率の小さい部分の拭き不良の発生を抑制することができる。
なお、図8において矢印28a,28bで示したように、ストッパ25を図中の左右方向(ブレードラバー18の幅方向)から押圧して圧縮することで、ストッパ25の図中における左右方向の寸法X1をブレードレバー17に設けた左右1対の保持部17d,17dの左右の寸法X2より小さくすることができる。
このように、ストッパ25の寸法X1を左右1対の保持部17d,17dの左右の間隔X2より小さくすることにより、ストッパ25が左右1対の保持部17d,17d間を移動できるので、ストッパ25の寸法X1を左右1対の保持部17d,17dの左右の間隔間隔X2より小さくした状態で、ストッパ25をブレードラバー18の長手方向に押圧することにより、ストッパ25がバーティブラ19に取り付けられた状態でも、ブレードラバー18を保持部17d,17dから取り外すことができる。
以上説明したように、実施例1によれば次のような効果を得ることができる。
(1)図3中のワイパーブレード12は、バーティブラ19,19の反り半径が小さい程ワイパーブレード12の両端末部に加わる圧力がワイパーブレード12の中央付近に加わる圧力より大きくなるが、このワイパーブレード12の外端部にはストッパ25を設けているので、図9中のストッパ25がウインドウパネル15の表面15aに接触することで、ブレードラバー18のリップ部20がウインドウパネル15に一定量以上接近するのが規制でき、リップ部20の過度な変形をより確実に抑制することができる。
(2)ワイパーブレード12のリップ部20の変形を抑制するための専用部品は、ワイパーブレード12の端末部に使用されるストッパ25だけであるので、ブレードラバー18のリップ部20の変形を抑制するための機構のコスト上昇を最小限に留めることができて経済的である。
(3)通常、図2中のウインドウパネル15の表面15aはその端末部に沿って曲率が大きくなってなっている。ワイパーブレード12のストッパ25はワイパーブレード12の外側の端末部に設けられているので、ウインドウパネル15の曲率の大きい端末部エリアにおいては、ストッパ25のラバーリップ部25aの端末部とリップ部20の端末部20aとは相対的に遠ざかることになって、図1中のブレードレバー17からブレードラバー18に加わる圧力は十分確保され、車両用ワイパー10の払拭性能を確実に発揮させることができる。
(4)図3及び図8中のストッパ25は、ワイパーブレード12のバーティブラ19,19に着脱可能に装着してされているので、ブレードラバー18を図1中のワイパーアーム11に対して着脱して交換する際、ストッパ25をバーティブラ19,19から取り外しておくことができる。
このように、ストッパ25をバーティブラ19,19から予め取り外しておくことにより、ストッパ25がブレードラバー18の交換作業時に殆ど障害にならずにブレードラバー18の交換作業を容易に行うことができる。
また、ストッパ25は、リップ部20の過度な変形を抑制する機能を有すると共に、ブレードラバー18の抜け止め防止機能をも兼用できる。これにより、バーティブラ19,19への突起(端部19a,19a)の別途の配設や小レバー17cの端末部の折り曲げ等の加工を不要とすることができる。
(5)異なる車種において、図1中の車両用ワイパー10に対して同じ断面形状のブレードラバー18を使用すれば、ストッパ25は車種が異なっていても共用することができて経済的になる。
〈変形例1〉
図5(a),(b)は、ストッパ25の嵌合穴26の変形例としてのストッパ25Aの嵌合穴26Aを示している。この嵌合穴26Aの形状は、図5(b)に示すようにバーティブラ19,19の端部19a,19aが挿入される側の開口26a,26aが反対側の開口26b,26bよりも大きくなるようにテーパをもって形成されている。
このように、嵌合穴26A,26Aの形状を端部19a,19aの挿入側が反対側よりも大きくなるように形成することによって、嵌合穴26Aに対するバーティブラ19,19の端部19a,19aの挿入が容易となる(図3参照)。
〈変形例2〉
図6(a),(b)は、図3のストッパ25の変形例としてのストッパ25Bを示したものである。図6(a)及び(b)において、対向面25bは、ストッパ25Bのワイパーブレード12(図3参照)に対向する対向面である。このストッパ25Bには、バーティブラ19,19の端部19a,19aを挿入するために、対向面25bに開口させた有底形状の嵌合穴27が設けられている。
バーティブラ19,19の端部端部19a,19aが、上記の対向面25bの反対側の外面25cには露出しないようになっていて、このストッパ25Bの嵌合穴27を図7に示すようにバーティブラ19,19の端部19a,19aにそれぞれ挿入させることで、ワイパーブレード12の外観性を向上させることができる。
上記のようなストッパ25Bをバーティブラ19,19の端部19a,19aに装着する場合には、接着剤を使用すればストッパ25Bを端部19a,19aに対してより確実に装着することができる。
次に、本発明の実施例2を図12〜図14に基づいて説明する。
図12において、符号33はワイパーブレード12(図3参照)のブレードラバー18に嵌合して装着されるバーティブラを示している。このバーティブラ33は、1対の(左右の)バーティブラ本体部34,34を有している。
このバーティブラ本体部34,34は、ブレードラバー18の長手方向両端まで延びている。さらに、バーティブラ本体部34,34の端部間は、図1中のウインドウパネル15側(図12においては下方側)に折曲された係合部35により連設されている。
この係合部35は、バーティブラ本体部34,34の端部間の連接部35aと、この連接部35aの下側に一体に設けられた矢印状の係止突起35bを有する。この係止突起35bの局部が抜け止め用の係止部35c,35cとなっている。
バーティブラ33は、バーティブラ本体部34,34を互い違いに上下方向へ撓ましてブレードラバー18の各嵌合溝18bにそれぞれ嵌合させることで、ブレードラバー18に容易に装着させることができる。
図13において、符号36はラバー変形規制部としてのストッパを示しており、このストッパ36には前記係合部35が嵌合可能な矢印状の嵌合穴37が形成されている。ストッパ36は、図3中のワイパーブレード12のブレードラバー18と同様のラバー又はこのラバーと同等の性質を有するものからなっている。
図14(b)はストッパ36に形成された嵌合穴37の内部の形状を示している。嵌合穴37には、前記係合部35の係止部35c,35cと係止可能な1対の係止部37a,37aがそれぞれ形成されている。
そして、バーティブラ33の係止突起35bをストッパ36の嵌合穴37に嵌合させて、係止突起35bの係止部35c,35cとストッパ36の係止部37a,37aをそれぞれ係止させることで、ストッパ36は係合部35に抜け止めされて装着される(図14(a)参照)。
このような構成の車両用ワイパーでは、ストッパ36の端末部36aは、図9に示したようにリップ部20の端末部20aが所定量を変形したときにウインドウパネル15の表面15aに当接してリップ部20がウインドウパネル15に所定量以上変形するのを規制し、リップ部20の過度な変形を抑制できるようになっている。
このように実施例2においては、ストッパ36に対するバーティブラ33の挿入箇所は一カ所であるので、係合部35に対してストッパ36を容易に取り付けることができて、ストッパ36の装着時における作業性を良くすることができる。
また、バーティブラ本体部34,34をその長手方向に沿って互い違いに撓ますことで、ブレードラバー18に対するバーティブラ33の嵌合を容易に行うことができる。
さらに、ブレードラバー18にバーティブラ33を嵌合させてしまえば、バーティブラ33を作業者が保持しなくてもブレードラバー18からバーティブラ33が外れることはない。このため、ブレードラバー18を図1中のワイパーアーム11から脱着交換する際の作業性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例3を図15〜図17に基づいて説明する。
図15において、バーティブラ40は、実施例2のバーティブラ33(図12参照)と同様の1対のバーティブラ本体部34,34と、このバーティブラ本体部34,34間を連設している係合部35Aとを有している。
この係合部35Aは、バーティブラ40の端部を図1中のウインドウパネル15側(図15においては下方側)に向けて折曲することにより形成されている。
本実施例では、この係合部35Aは図1中のウインドウパネル15と反対側に位置させた凹部状の第1係止部41を有する。また、係合部35Aのウインドウパネル15側には尖状形の突部からなる第2係止部42が形成されている。図16は、バーティブラ40の係合部35Aと、この係合部35Aに装着されるストッパ43を示している。
図17(b)は上記ストッパ43の正面図、図17(c)は図17(b)におけるC−C線断面図を示している。
ストッパ43は、図16中の係合部35Aに当接する壁部44(図17参照)を有している。なお、このストッパ43はラバー又はラバーと同様な性質を有するものからなっている。また、この壁部44のウインドウパネル15(図1参照)と反対側(図16及び図17(c)では上部側)には、前記第1係止部41と係合可能な係止溝45が形成されている。
また、壁部44のウインドウパネル15側(図16及び図17(c)では下側)には、前記第2係止部42と係合可能な係止凹部46が形成されている。また、ストッパ43のウインドウパネル15側には、尖状形のラバーリップ部47が形成されている。
そして、図16及び図17(c)に示すストッパ43の係止溝45に係合部35Aの第1係止部41を係止させると共に、ストッパ43の係止凹部46に係合部35Aの第2係止部42を係止させることで、ストッパ43は図17(a)に示すようにバーティブラ40の係合部35Aに装着される。
なお、図17中のストッパ43のラバーリップ部47は、ブレードラバー18が直立状態のときには、図1中のウインドウパネル15との間に間隙を持つように離隔している。そして、ラバーリップ部47は、ブレードラバー18のリップ部20が所定量変形したときに端末部47aが図1中のウインドウパネル15の表面15aに当接してリップ部20の過度な変形を規制するようになっている。
この実施例3の構成によれば、ストッパ43をバーティブラ40に装着する際に、ストッパ43の係止溝45をバーティブラ40の係合部35Aの第1係止部41に係止したのち、ストッパ43のラバーリップ部47側を撓ませて係止凹部46を係合部35Aの第2係止部42に係止させることで、ストッパ43をバーティブラ40に容易に装着することができる。
次に、本発明の実施例4を図18〜図20に基づいて説明する。
図18及び図19において、ワイパーブレード12のブレードレバー17は、ワイパーブレード本体部16の端部側に小レバー17cを有する。この小レバー17cの端部にはワイパーブレード本体部16がブレードレバー17に対して長手方向に移動してブレードレバー17の保持部17dからの抜け外れを防止する抜け止めストッパ50が形成されている。
符号51はラバー変形規制部としてのストッパ51を示している。このストッパ51には、開口52を有していて抜け止めストッパ50に嵌合可能な嵌合溝53が形成されている。ストッパ51は、前記抜け止めストッパ50の外面50aに当接する壁部54を有していると共に、ウインドウパネル15(図1参照)側には尖状形のラバーリップ部55を有する。
また、ストッパ51は、ラバー又はラバーと同等の性質を有する材質からなっている。このストッパ51の壁部54の下端部側(ウインドウパネル15側)には、ラバーリップ部55が撓みやすいように切り欠き溝56が形成されている。
また、嵌合溝53の切り欠き溝56と反対側には抜け止めストッパ50と係合する突起57が形成されている。この突起57が図19に示すようにベース部21と対向していr抜け止めストッパ50の下部に係合することで、ラバーリップ部55がウインドウパネル15(図10参照)の表面15aを滑動するときにラバーリップ部55がふらつくのを防止している。
図19に示すように、小レバー17cの抜け止めストッパ50に対するストッパ51の装着は、ストッパ51の壁部54と抜け止めストッパ50の外面50aとを接着剤により接着すると共に、ストッパ51の上部内面51aを抜け止めストッパ50の上面50bに接着剤により接着することで装着されている。
なお、前記ラバーリップ部55は、ブレードラバー18が直立状態のときには図1中のウインドウパネル15から離隔する一方、ブレードラバー18のリップ部20が所定量変形したときにウインドウパネル15に当接してブレードラバー18のリップ部20の過度な変形を規制するようになっている。
図19のようにブレードレバー17に装着されているワイパーブレード本体部16をブレードレバー17から脱着させるときには、ストッパ51における壁部54のラバーリップ部55側に、前述した切り欠き溝56が設けられているので、ラバーリップ部55の矢印58方向への回動を容易に行わせることができる。
図20に示すように、ラバーリップ部55がワイパーブレード本体部16と反対側に回動した状態でワイパーブレード本体部16の端部を鎖線16Aで示すように下方に撓ませて、ワイパーブレード本体部16を矢印59aで示すようにブレードレバー17に対して長手方向、且つ抜き取る方向に移動することにより、ワイパーブレード本体部16を保持部17dから取り外すことができる。
また、同様にワイパーブレード本体部16を撓ませて、矢印59bで示すように矢印59aとは反対方向に移動させることにより、ワイパーブレード本体部16を保持部17dに保持させることができる。
この実施例4の構成によれば、図19中のブレードラバー18のリップ部20の変形量を規制するストッパ51が抜け止めストッパ50に装着されている状態で、ストッパ51のラバーリップ部55をワイパーブレード本体部16から離隔するように回転できるので、ブレードレバー17に対するワイパーブレード本体部16の脱着を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態に係わる車両用ワイパーの斜視図である。 ウインドウパネルの曲率の大きい湾曲部に位置する車両用ワイパーの側面図である。 ワイパーブレードの端部及びストッパの斜視図である。 ワイパーブレード及びこれに取り付けられたストッパの側面図である。 (a)図はストッパ及び嵌合穴の正面図、(b)図はストッパ及び嵌合穴を示す平面図である。 (a)図はストッパの嵌合穴の変形例を示す斜視図、(b)図は(a)図の平面図である。 図6のストッパが装着されるワイパーブレードの斜視図である。 ワイパーブレードのブレードラバーが直立した状態であるときのワイパーブレード12の正面図である。 ワイパーブレードの回動によりストッパがウインドウパネルに当接した状態を示すワイパーブレードの正面図である。 ワイパーブレードが停止位置にあってブレードラバーのリップ部が変形し始めた状態を示すワイパーブレードの正面図である。 ストッパによるリップ部の変形が規制されている状態を示すワイパーブレードの正面図である。 本発明の実施例2に係わるバーティブラ及びブレードラバーの斜視図である。 バーティブラ及びこれに装着されるストッパの斜視図である。 (a)図はストッパが装着されたバーティブラの斜視図、(b)図はストッパに形成されている嵌合穴を示すストッパの断面斜視図である。 本発明の実施例3に係わるバーティブラ及びブレードラバーの斜視図である。 バーティブラ及びこれに装着されるストッパの斜視図である。 (a)図はバーティブラに装着されたストッパの斜視図、(b)図はストッパの正面図、(c)図は(b)図におけるC−C線断面矢視図である。 本発明の実施例4に係わるワイパーブレード及びこれに装着されるラバー変形規制部の斜視図である。 ワイパーブレード及びストッパの一部断面した側面図である。 図19におけるラバー変形規制部の作用図である。 従来の車両用ワイパーとウインドウパネルとの正面図である。
符号の説明
10 車両用ワイパー
11 ワイパーアーム
12 ワイパーブレード
15 ウインドウパネル
16 ワイパーブレード本体部
17 ブレードレバー
18 ブレードラバー
18b 嵌合溝
19 バーティブラ
19a バーティブラの端部
20 ブレードラバーのリップ部
21 ベース部
25,25A,25B ストッパ(ラバー変形規制部)
33 バーティブラ
34 バーティブラ本体部
35,35A バーティブラの係合部
35c 係合部の係止部
36 ストッパ(ラバー変形規制部)
37 ストッパの嵌合穴
37a 嵌合穴の係止部
40 バーティブラ
41 第1係止部
42 第2係止部
43 ストッパ(ラバー変形規制部)
44 壁部
45 係止溝
46 係止凹部
47 ラバーリップ部
50 抜け止めストッパ(抜け止め規制部)
51 ストッパ(ラバー変形規制部)
55 ラバーリップ部

Claims (8)

  1. ウインドウパネルに沿って回動させられるワイパーアームと、
    該ワイパーアームに装着されたブレードレバー及び該ブレードレバーに保持されるワイパーブレード本体部を有するワイパーブレードであって、前記ワイパーブレード本体部が、前記ブレードレバーにベース部で保持され且つ前記ウインドウパネルに押し付けられたブレードラバー及び該ブレードラバーを長手方向の全長に亘って保持する芯材としてのバーティブラを有するワイパーブレードと、
    前記ワイパーブレード本体部の端部に設けられて前記ブレードラバーがウインドウパネルに接触して揺動する際、前記ブレードラバーが所定量以上変形するのを抑制させるラバー変形規制部と、
    を備えることを特徴とする車両用ワイパー。
  2. 前記ラバー変形規制部は、前記ウインドウパネルに当接して滑動する尖状形のラバーリップ部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパー。
  3. 前記ラバー変形規制部は、前記ワイパーブレード本体部とは別体に設けられ、且つ前記ワイパーブレード本体部の前記バーティブラの端部に着脱可能に取り付けられているストッパであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ワイパー。
  4. 前記ラバー変形規制部は前記ワイパーブレード本体部とは別体のストッパで構成され、且つ該ストッパは、前記ワイパーブレードの端部に対向する嵌合穴を有すると共に、該嵌合穴を前記ブレードラバーから延出している前記バーティブラの延出部に嵌合させることで、前記ワイパーブレードに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ワイパー。
  5. 前記ブレードラバーは該ブレードラバーのベース部の左右の部分に長手方向両端まで延びる左右1対の嵌合溝を有し、
    前記バーティブラは、前記嵌合溝にそれぞれ嵌合された板状のバーティブラ本体及び該バーティブラ本体の端部間を連設して前記ウインドウパネル側に折曲された係合部を備え、該係合部には前記ワイパーブレードと別体に設けられた前記ラバー変形規制部としてのストッパが設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ワイパー。
  6. 前記ストッパには前記係合部が嵌合可能な係合穴が形成されていると共に、前記係合部と前記係合穴には互いに係合して抜け止めする係止部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両用ワイパー。
  7. 前記バーティブラの前記係合部は前記ウインドウパネルと反対側の第1係止部とウインドウパネル側の第2係止部とを有し、
    前記ラバー変形規制部は前記ワイパーブレード本体部とは別体に設けられたストッパで構成され、該ストッパは前記係合部に当接する壁部の前記ウインドウパネルと反対側及びウインドウパネル側に、前記第1,第2係止部に係止可能な係止溝と係止凹部とをそれぞれ有し、
    該係止溝と係止凹部とを前記第1,第2係止部にそれぞれ係止させることで前記ストッパは前記ワイパーブレード本体部に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両用ワイパー。
  8. 前記ブレードレバーの前記ワイパーブレード本体部端部側に位置する抜け止め規制部に、前記ラバー変形規制部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ワイパー。
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