JP2006123575A - 乗員検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
乗員検知装置自体に故障の有無を診断させ、故障が発生した際には報知手段によって報知をおこなうことで、乗員が早期に故障を認識することができる乗員検知装置を提供する。
【解決手段】
車両のシート1に着座する乗員状態の判別をおこなうために、シート1を支持する支持部3に設けた荷重センサ4の出力値を、予め設定された閾値と比較する乗員判定部12を有する乗員検知装置10である。
そして、複数ある荷重センサ4A〜4Dのうち、1箇所の荷重センサ4Dの出力値Wを他の荷重センサ4A〜4Cの出力値W〜Wから推定する推定部13と、推定部13で算出した推定荷重値Xとその位置の荷重センサ4Dの出力値Wとを比較することによって出力値W〜Wの異常を検知する自己診断部14と、自己診断部14で異常と判断されたときに報知をおこなう故障表示用警告ランプ17とを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷重センサの出力値を用いて車両のシートに着座する乗員の状態を判定する乗員検知装置に関するものである。
従来、図7に示すように、シート1を支持する支持部3,・・・に荷重センサ4,・・・を取り付け、その出力値によって乗員が大人であるか子供であるかを判定する乗員検知装置が知られている(特許文献1参照)。
このシート1は、座面を形成するシートクッション部1aと、背凭れとなるシートバック部1bとからなり、シートクッション部1aの前後左右の4つに分割されたそれぞれの領域は、4箇所の支持部3,・・・によって下方から支持される。
また、この支持部3,・・・は、シートレール2,2にスライド自在に取り付けられると共に、荷重センサ4,・・・が取り付けられている。この荷重センサ4には、歪み式の荷重センサが使用される。
そして、図8に示すように、4箇所の荷重センサ4,・・・から出力された出力値は、乗員判定部5に送られ、その出力値の合計とEEPROM8に記憶された閾値とが比較される。
この閾値は、乗員が大人であるか子供であるかを判別するための閾値であり、この閾値よりも出力値の合計が小さければ乗員が子供であると判定し、閾値以上であれば乗員が大人であると判定する。
この判定結果は、エアバッグ制御部6に送られて、エアバッグ7の展開量の切り替えに使用される。すなわち、乗員が大人である場合は事故時に通常の設定通りにエアバッグ7を展開させ、乗員が子供である場合はエアバッグ7の展開を抑制又は停止させる。
このような乗員検知装置に使用される荷重センサ4,・・・の出力値は、個々のセンサの特性の相違、シート1の組立て時や車両に組付ける際のネジ締めトルクの大きさの違い、これによって生じる歪みなどによって、乗員がシート1に着座していないときでも出力値にばらつきがあるため、車両を出荷する前に無負荷時の出力値が「0」となるようにリセットされる。
特開2004−122927号公報(図1乃至図4)
しかしながら、エアバッグ7が展開しない程度の軽い衝突事故や、シート1に大きな外力を加えた場合などに、車体又はシート1に新たな歪みが発生し、無負荷時の荷重センサ4,・・・の出力値が「0」に戻らなくなることがある。
このような状態のまま使用を続ければ、正確な乗員状態の判定がおこなわれないおそれがあるが、従来の乗員検知装置では整備工場などで正規の検査用機器に接続しなければ故障が発生していることを認識することができなかった。
そこで、本発明は、乗員検知装置自体に故障の有無を診断させ、故障が発生した際には報知手段によって報知をおこなうことで、乗員が早期に故障を認識することができる乗員検知装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両のシートに着座する乗員状態の判別をおこなうために、前記シートを支持する支持部に設けた荷重センサの出力値を、予め設定された閾値と比較する乗員判定部を有する乗員検知装置であって、複数ある前記荷重センサのうち、1箇所の荷重センサの出力値を他の荷重センサの出力値から推定する推定部と、前記推定部で算出した推定荷重値とその位置の荷重センサの出力値とを比較することによって出力値の異常を検知する自己診断部と、該自己診断部で異常と判断されたときに報知をおこなう報知手段とを備えた乗員検知装置であることを特徴とする。
また、請求項2に記載のものは、前記荷重センサは、前記シートの平面視前後左右の4つの領域にそれぞれ設けられた前記支持部に取り付けられた請求項1に記載の乗員検知装置であることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載のものは、前記推定部における前記推定荷重値の算出と、前記自己診断部における前記推定荷重値とその位置の荷重センサの出力値との比較を、複数の荷重センサに対して順次あるいは同時におこなう請求項1又は請求項2に記載の乗員検知装置であることを特徴とする。
このように構成された請求項1に記載の発明は、複数ある荷重センサのうち、1箇所の荷重センサの出力値を他の荷重センサの出力値から推定し、自己診断部においてその推定荷重値と実際の出力値とを比較することで出力値に異常がないかを診断する。
そして、車体又はシートに発生した歪み等が原因でいずれかの荷重センサの出力値が正常な値になっていなければ、出力値と推定荷重値とが一致せず、その差が大きければ乗員検知装置が故障していると判断することができる。
このようにして前記自己診断部による診断によって異常が検知されると、前記報知手段によって故障があることが報知されるので、乗員は故障の発生を早期に認識することができ、整備工場に修理を依頼するなどの処置をおこなうことができる。
また、請求項2に記載のものは、前記荷重センサは、平面視前後左右の4つの領域にそれぞれに分散されて配置されており、そのうちの1箇所の荷重センサの位置の推定荷重値を残りの出力値から推定するため、推定誤差を小さくすることができる。
さらに、請求項3に記載のものは、前記推定部における前記推定荷重値の算出と、前記自己診断部における前記推定荷重値とその位置の荷重センサの出力値との比較を、複数の荷重センサに対して順次あるいは同時におこなう。
このように、複数の荷重センサに対して二重、三重に診断をおこなうことで、偶発的に異常が検知されなくなる検知漏れが発生する可能性を低減することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態による乗員検知装置10の構成を示している。
まず、構成から説明すると、このような本実施の形態の乗員検知装置10は、4箇所の支持部3,・・・(図2参照)に取り付けた荷重センサ4A〜4Dと、その出力値から乗員の状態を判定する乗員判定部12とを備えている。
このシート1は、図2乃至図4に示すように、シートクッション部1aとシートバック部1bとから形成される。そして、このシート1は、図3及び図4に示すように車室内フロアに平行に固定されたシートレール2,2上に、支持部3,・・・を介して取り付けられている。
この支持部3,・・・は、シートクッション部1a下面のシートフレーム(図示省略)に取り付けられ、図2に示すように、平面視前後左右の4つの領域にそれぞれ配置される。
また、支持部3,・・・には荷重センサ4A〜4Dが取り付けられており、シートクッション部1aの前部右側を荷重センサ4A、後部右側を荷重センサ4B、後部左側を荷重センサ4C、前部左側を荷重センサ4Dとする。
さらに、支持部3,・・・は、シートレール2,2に沿ってスライド移動できるように構成されており、シート1から支持部3,・・・に伝達される乗員及びシート1の荷重は、支持部3,・・・を介してシートレール2,2に伝達される。
そして、この荷重センサ4A〜4Dには、歪み式の荷重センサが用いられ、支持部3,・・・に作用した荷重によって生じた歪みに比例した出力値が出力される。
また、本実施の形態の乗員判定部12は、前記荷重センサ4A〜4Dのうち1箇所の荷重センサ(例えば4D)の荷重値を推定する推定部13と、推定部13で推定された推定荷重値と荷重センサ4Dの出力値とを比較して異常の有無を診断する自己診断部14とを備えている。
この推定部13では、送信された3箇所の荷重センサ4A〜4Cの出力値を、演算式に当てはめて推定荷重値を算出する。この推定荷重値は荷重センサ4Dの位置の荷重値として推定される。
そして、自己診断部14において、推定荷重値と実際に検出された荷重センサ4Dの出力値とを比較して、その差が所定の値よりも大きければ、荷重センサ4A〜4Dのいずれかの出力値が異常であるために、推定荷重値が正しく算出されない、又は荷重センサ4Dの出力値が正常ではないと判断する。
このように自己診断部14で異常があると判断されると、故障信号がエアバッグ制御部6に送られて、報知手段としての故障表示用警告ランプ17が点灯する。
また、荷重センサ4A〜4Dの出力値は、自己診断部14で正常と判断された場合だけでなく、異常と判断された場合であっても、乗員状態の判別に使用される。
すなわち、乗員判定部12では、荷重センサ4A〜4Dの4つの出力値の合計と、記憶部としてのEEPROM15に記憶された閾値とを比較して、乗員が大人であるか子供であるかを判定する。
この乗員判定部12の判定結果は、エアバッグ制御部6に送られて、乗員が子供であると判定された場合は、乗員状態表示ランプ16によって子供が乗員である旨の表示をすると共に、エアバッグ7の展開を抑制又は停止する。
また、乗員が大人であると判定された場合は、通常の設定通りにエアバッグ7が展開するようにエアバッグ制御部6において制御がなされる。
次に、図5に示したフローチャートを参照しながら、上記した乗員検知装置10の作用について説明する。
乗員がシート1に着座してイグニッションキーをオンにすると、4箇所の荷重センサ4A〜4Dが荷重を検知し、検知された荷重を出力値として出力する(S1)。ここで、各荷重センサ4A〜4Dの出力値を、それぞれW〜Wとする。
さらに、この出力値W〜Wの中から3個の出力値W〜Wを推定部13に送信して、荷重センサ4Dの位置の推定荷重値Xの算出をおこなう(S2)。ここで、推定荷重値Xを算出するために、クッションシート1aの前部と後部の荷重の比率はクッションシート1aの左側と右側で同じであると仮定する。
すなわち、W:W=X:Wとする。このように仮定すれば、X=W×W/Wとして推定荷重値Xを求めることができる。
そして、推定荷重値Xと実際の荷重センサ4Dの位置の出力値Wとの比較をおこなう(S3)。この推定荷重値Xと出力値Wとの差が許容値未満であれば、荷重センサ4A〜4Dの出力値W〜Wはいずれも正常であると判断する(S4)。
このように出力値W〜Wの値が正常であると診断されれば、出力値W〜Wを基に乗員状態の判定をおこなっている乗員判定部12の判定を信用することができるので、自己診断処理を終了する。
これに対して、推定荷重値Xと出力値Wとの差が許容値未満でなければ、荷重センサ4A〜4Dの出力値W〜Wのいずれかの値に異常があると判断する(S5)。
そして、自己診断部14から故障信号をエアバッグ制御部6に送信する(S6)。このエアバッグ制御部6は、故障信号を受け取ると、その後の乗員状態の判定が正確に行なわれず、誤作動を起こす可能性を報知するために、故障表示用警告ランプ17を点灯させる(S7)。
このような乗員検知装置10が正常であるか異常であるかの自己診断は、イグニッションキーがオンになったときに一度、行なわれる。この自己診断後は、診断結果に関わらず、乗員判定部12において乗員状態の判別が行なわれる。
この乗員状態の判別は、実際に検出された荷重センサ4A〜4Dの出力値W〜Wを合計した値を乗員の重量Wとしておこなう。ここで、乗員は、通常フロアに足を着けて着座しているため、算出された重量Wは乗員の体重よりも小さな値となる。
このため、算出された重量Wの大きさと、大人の体重との相関を予めデータとして蓄えておき、大人と子供の境界となる重量の大きさを閾値ThとしてEEPROM15に記憶させておく。
このようにして記憶させた閾値Thと、算出された乗員の重量Wとを比較して、シート1上の重量Wが閾値Th以上であれば、大人が乗員であると判定する。
また、シート1上の重量Wが閾値Th未満であれば、子供が乗員であると判定する。
この判定結果は、エアバック制御部6に送られて、エアバッグ7の制御及び乗員状態表示ランプ16の切り替えに使用される。
このように構成された乗員検知装置10では、4箇所に取り付けた荷重センサ4A〜4Dの出力値W〜Wのうち、1箇所の荷重センサ4Dの位置の推定荷重値Xを他の3箇所の出力値W〜Wから算出する。そして、この推定荷重値Xと実際の出力値Wとを比較することで出力値W〜Wに異常がないかを診断する。
この際、車体又はシート1に発生した歪み等が原因でいずれかの荷重センサ4A〜4Dの出力値W〜Wが正常な値になっていなければ、出力値Wと推定荷重値Xとが一致せず、その差が大きければ乗員検知装置10が故障していると判断することができる。
このようにして自己診断部14による診断によって異常が検知されると、故障表示用警告ランプ17によって故障があることが報知されるので、乗員は故障の発生を早期に認識することができ、整備工場に修理を依頼するなどの処置をおこなうことができる。
また、荷重センサ4A〜4Dは、平面視前後左右の4つの領域に分割された各領域にそれぞれに分散されて配置されており、そのうちの1箇所の荷重センサ4Dの位置の推定荷重値Xを残りの出力値W〜Wから推定するため、推定誤差を小さくすることができる。
以下、前記した実施の形態の実施例について説明する。なお、実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
前記実施の形態では、4箇所の荷重センサ4A〜4Dのうち、1箇所の荷重センサ4Dの位置の推定荷重値Xを算出して自己診断をおこなう場合について説明したが、この実施例では、他の荷重センサ4A〜4Cの位置の推定荷重値X〜Xも算出して自己診断をおこなう場合について説明する。
この実施例の乗員検知装置10の処理の流れを、フローチャートとして図6に示した。
まず、乗員がシート1に着座してイグニッションキーをオンにすると、4箇所の荷重センサ4A〜4Dが荷重を検知し、検知された荷重を出力値W〜Wとして出力する(S11)。
さらに、この出力値W〜Wの中から3個の出力値W〜Wを推定部13に送信して、荷重センサ4Aの位置の推定荷重値Xの算出をおこなう(S12)。この推定荷重値Xは、X=W×W/Wとして求めることができる。
そして、推定荷重値Xと実際の荷重センサ4Aの位置の出力値Wとの比較を自己診断部14でおこなう(S13)。ここで、推定荷重値Xが許容値の範囲内であると判定する下限及び上限の値を判定基準係数m,nを使用して決定する。
例えば、下限値は判定基準係数mと出力値WからW×(1-m)とし、上限値は判定基準係数nと出力値WからW×(1+n)とする。この下限値と上限値の間に推定荷重値Xが入らなければ、出力値W〜Wのいずれかに異常があると判断する(S21)。
また、推定荷重値Xが下限値と上限値の間に収まっていれば、続いて荷重センサ4Bの位置の推定荷重値Xの算出をおこなう(S14)。この推定荷重値Xについても許容値の範囲に収まっているかどうかの判定を自己診断部14でおこなう(S15)。
そして、推定荷重値Xの値が許容値の範囲外であれば、出力値W〜Wのいずれかに異常があると判断し(S21)、許容値の範囲内に収まっていれば次の荷重センサ4Cの位置の推定荷重値Xの算出をおこなう(S16)。
さらに、この推定荷重値Xも許容値の範囲内に収まっていれば(S17)、残る1箇所の荷重センサ4Dの位置の推定荷重値Xの算出をおこない(S18)、この推定荷重値Xが許容値の範囲に収まっているかどうかの判定を自己診断部14でおこなう(S19)。
このようにしてすべての荷重センサ4A〜4Dに対して、出力値W〜Wと推定荷重値X〜Xとの比較をおこない、異常が検出されなければ、荷重センサ4A〜4Dの出力値W〜Wは正常であると判断して(S20)、自己診断処理を終了する。
そして、いずれかの出力値W〜Wと推定荷重値X〜Xとの比較において、推定荷重値X〜Xが許容値の範囲外となった場合は、出力値W〜Wのいずれかに異常があると判断して(S21)、自己診断部14から故障信号をエアバッグ制御部6に送信する(S22)。
さらに、このエアバッグ制御部6は、故障信号を受け取ると、その後の乗員状態の判定が正確に行なわれず、誤作動を起こす可能性を報知するために、故障表示用警告ランプ17を点灯させる(S23)。
このように構成された実施例の乗員検知装置10では、1箇所の荷重センサ4Aに対して異常が検出されなければ、順次、荷重センサ4B〜4Dの診断を繰り返すため、車体又はシート1に歪みが生じて出力値に異常が発生しているにも関わらず、出力値Wと推定荷重値Xとが偶然一致してしまったような場合であっても、他の出力値W〜Wと推定荷重値X〜Xとを比較することによって、異常が検出される可能性が高くなる。
このため、偶発的に異常が検知されなくなる検知漏れが発生する可能性を低減することができる。
また、異常が検出された時点で、処理を中断して故障表示用警告ランプ17を点灯させることで、処理を簡略化することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、推定部13及び自己診断部14を乗員判定部12の内部に設けたが、これとは別に設けることもできる。
また、前記実施の形態では、荷重センサ4A〜4Dの数を4箇所にしたが、これに限定されるものではなく、少なくとも1箇所の荷重センサの出力値を推定荷重値で診断できる数であればこれよりも多くても少なくてもよい。
さらに、前記実施例では、異常が検出されない場合に順次、推定荷重値X〜Xの算出と診断をおこなったが、これに限定されるものではなく、同時に推定荷重値X〜Xを算出して診断をおこなうこともできる。
そして、前記実施の形態では、推定荷重値Xの推定条件をシート1の左右において前後の荷重比率が等しくなるとしたが、これに限定されるものではなく、シート1の構造によって荷重分布が前記実施の形態と異なる場合は、それに合わせた別の演算式を用いて推定荷重値Xを算出することができる。
また、前記実施の形態では、荷重センサ4A〜4Dとして歪み式荷重センサを使用したが、これに限定されるものではなく、例えば油圧式の荷重センサを使用することもできる。
そして、前記実施の形態では、判別結果をエアバック7の制御に使用したが、これに限定されるものではなく、例えば乗員の有無を判別し、乗員が着座しているのにシートベルトがされていない場合にだけ警告ランプを点灯させる装置等に利用することもできる。
本発明の最良の実施の形態の乗員検知装置の構成を説明するブロック図である。 シートと荷重センサの位置関係を示した平面図である。 シートと荷重センサの位置関係を示した正面図である。 シートと荷重センサの位置関係を示した側面図である。 乗員検知装置の処理の流れを示したフローチャートである。 実施例の乗員検知装置の処理の流れを示したフローチャートである。 従来の乗員検知装置の構成を説明する斜視図である。 従来の乗員検知装置の構成を説明するブロック図である。
符号の説明
1 シート
3 支持部
4A〜4D 荷重センサ
10 乗員検知装置
12 乗員判定部
13 推定部
14 自己診断部
17 故障表示用警告ランプ(報知手段)

Claims (3)

  1. 車両のシートに着座する乗員状態の判別をおこなうために、前記シートを支持する支持部に設けた荷重センサの出力値を、予め設定された閾値と比較する乗員判定部を有する乗員検知装置であって、
    複数ある前記荷重センサのうち、1箇所の荷重センサの出力値を他の荷重センサの出力値から推定する推定部と、前記推定部で算出した推定荷重値とその位置の荷重センサの出力値とを比較することによって出力値の異常を検知する自己診断部と、該自己診断部で異常と判断されたときに報知をおこなう報知手段とを備えたことを特徴とする乗員検知装置。
  2. 前記荷重センサは、前記シートの平面視前後左右の4つの領域にそれぞれ設けられた前記支持部に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の乗員検知装置。
  3. 前記推定部における前記推定荷重値の算出と、前記自己診断部における前記推定荷重値とその位置の荷重センサの出力値との比較を、複数の荷重センサに対して順次あるいは同時におこなうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗員検知装置。

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