JP2006122352A - 履き脱ぎ容易な靴 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 開口した甲前部4の第1趾側と第5趾側との間に緊締バンド8を架け渡して緊締する靴1の第5趾側には留具7を取り付ける。留具7は甲皮2に取り付けられる固定部71、ヒンジ部72を介して固定部71に連なる可動部73からなる。緊締バンド8がその基端部81で甲皮2に取り付けられており、中間部で折り返され、終端部で緊締バンド自体または甲皮に着脱自在に取り付けられる。
【選択図】 図2
Description
緊締バンドは、靴の甲前部の緊締開閉部に第1趾側から第5趾側へ架け渡され、その第1趾側部分が甲皮の第1趾側部分に固定されるとともに、その第5趾側部分が甲皮の第5趾側部分に面ファスナーを用いて着脱自在にされている。そして、靴を足にフィットさせる動作は、緊締バンドの第5趾側部分をやや引っ張りながら甲皮の第5趾側部分に取り付けることで行っている。
しかしながら、上記従来例の場合は、緊締時に緊締バンドを引っ張ってその部分を甲皮の適当な位置に取り付ける必要があるが、特に小さな子供には適当な位置に取り付けるような注意力がないために、足に靴がフィットしないことがある。また、小さな子供には取り付ける力も十分にないことから面ファスナーの係合が外れてしまうというようなことがある。
このように構成するシューズバックルでは、靴に足を通して履いた状態でベースプレート101およびフラッププレート102をホック106によって係止させ、靴紐を所望の強さで結ぶ。この状態では、使用者は良好な状態で靴を履いている。
この状態から靴を脱ぐために、一旦フラッププレート102のホック106を外すと共にフック107の係止を解き、フラッププレート102を回動させて起立させる。すると、靴紐を通してあるフラッププレートの穴もしくはリング103は靴のセンター114側へ移動されると共に靴の甲から上方へ移動されるので、靴紐は実質緩められ使用者は靴を容易に脱ぐことができる。
すると、フラッププレートの穴もしくはリング103の位置も移動され、該穴もしくはリング103に通した靴紐の位置が、最初に結んだ適宜位置となる。
このように、従来例1では、シューズバックルを開閉することで、靴紐を緩めたり張ったりすることができるので、靴の履き脱ぎが容易となる。
この発明は、最初に緊締部の締め具合を調整しておけば、それ以降はその締め具合を簡単な操作によって再現可能であって、さらに、歩行中に緊締状態が簡単に解除されない靴を提供することを課題とする。
すなわちこの発明は、足の出し入れ部と連なって開口している甲前部を有する甲皮を、開口した甲前部の第1趾側と第5趾側との間に架け渡した緊締バンドで緊締する靴であって、
甲皮の第5趾側部分に、固定部とヒンジ部を介して固定部に連なる可動部とからなる開閉自在の留具が、甲前部側へヒンジ部を向けて固定部にて取り付けられており、
前記可動部には、ヒンジ部に平行で互いが縦に並んだ進入口と戻し口とを形成することで両者間に折り返し係止部が形成されており、
緊締バンドの基端部が、甲皮の第1趾側部分に取り付けられており、
緊締バンドは、進入口から入り戻し口から出る形態で折り返し係止部にて折り返されるとともに、終端部が緊締バンド自体または甲皮の第1趾側部分に位置調整可能に取り付けられることを特徴とする履き脱ぎ容易な靴、を提供する。
さらに、例えば砂除けに設けたスリットに緊締バンドを通すようにして緊締バンドと砂除けとを緊密に連結させることで、可動部を開状態へ持ち上げると、可動部に連動して緊締バンドや砂除けが持ち上がるので、足の出し入れ部が自動的に広がることになり、足の挿入を容易にするという効果を有する。
本発明の靴では、開口した甲前部には、ここを靴の内側から塞ぐように砂除けが設けられている。砂除けの幅方向中央には、足の出し入れ部(履き口)から爪先側へかけて帯状のベルトを縫合されており、縫合の無い部分でバンド挿通部を形成している。このバンド挿通部に緊締バンドを通すことで緊締バンドと砂除けとを連結するようにしている。
図1はこの発明の靴を表す側面視説明図であり、図2はこの発明の靴を表す正面視説明図であり、図3は開状態の留具を表し(a)は斜視説明図であり(b)は側面説明図であり、図4は閉状態の留具を表し(a)は斜視説明図であり(b)は側面説明図であり、図5は緊締状態を説明する拡大説明図であり、図6は実施例2である靴の説明図である。
そして靴1は、甲皮2に取り付けられた緊締バンド8によって開口した甲前部5の巾を狭めることで足に適度にフィットさせることができる。
6は砂除けである。砂除け6は、爪先側において靴1に縫合することで甲皮2に取り付けられ、履き口側において履き口3を臨むように設けられている。なお、砂除け6は、第1趾側あるいは第5趾側のいずれか一方を甲皮と縫合してもよい。砂除け6には、緊締バンド8と砂除け6とを連結するためにバンド挿通部61が設けられている。この実施例では、バンド挿通部61は、砂除け6の幅方向中央の履き口3から爪先部4にかけて帯状のベルト62を設けて形成している。すなわち、帯状のベルト62は、履き口3側と爪先部4側の位置で砂除け6と縫合されて、砂除け6とベルト62との間に緊締バンド8を挿通するようにしている。
固定部71は板状体であり、その中央あたりに係止受部74が設けられており、係止受け部74がヒンジ部72を回動中心(回動軸)として回動する可動部73の係止片77に掛止することで、留具を閉じの状態に保持するようになっている。
ところで、この実施例では、基端部81と終端部82との取付け手段として、一対の面ファスナー83を用いたが、両者の位置関係を微調整できるようなものであれば特に限定されない。
留具7が開状態となると、留具7の折り返し係止部76が上方へ移動することになり、これにともない、緊締バンド8は緩んだ状態となる。
さらに、この緊締バンド8が緩んだ状態としたとき、緊締バンド8に連結した砂除け6が上方に持ち上がるので靴1の履き脱ぎが行いやすい状態となる。
実施例2における靴1は、留具7以外の構成は、実施例1と同様である。したがって実施例2に表す留具7は実施例1のいずれへも実施可能である。よってここでは、実施例2の説明として留具7のみ説明する。
留具7は樹脂素材からなる可撓性を有する板状体、例えば塩ビレザーを用いて作製することができる。図6(a)に表すように留具7はヒンジ部72で折曲させて固定部71および可動部73を形成して作製することができる。ヒンジ部72は、断面V字型の押し型などで筋を設けることで形成することができる。そして、留具7の固定部71は実施例1に実施する場合には甲皮2に縫合あるいは接着などされて取り付けられる。可動部73は、実施例1同様に、固定部71に対してヒンジ部72を回動中心として回動自在であり、他端が回動端75を形成している。さらに可動部73は、その中央あたりにヒンジ部72に平行な貫通した孔が2本設けられて進入口と戻し口が形成されており、2本の孔の間が竿状の折り返し係止部76となっている。固定部71および可動部73のそれぞれ対向する面には係止手段79が設けられている。係止手段79は一対の面ファスナーであってよく、固定部71あるいは可動部73のいずれかの一方には雄型を、他方には雌型を設け、面ファスナーの雄と雌とが相互に係合することで留具7が閉状態となるようにしている。
尚、係止手段79は面ファスナーによって形成したが、例えばボタンでもよく特に限定されない。
また、留具7における折り返し係止部76は、図6(b)に表すように、別体として作製したものを可動部73に一体化させてもよい。このときの重要な点は、緊締バンド8の折り返し部位で摩擦抵抗が働くように、実質的に貫通孔が形成されたような状態にすることである。
また、特に幼少児、お年寄り、或は、身障者用でなくとも、一般の運動靴或は通常の靴、踵部を有するサンダル等にも利用可能である。
2 甲皮
3 足の出し入れ部(履き口)
4 爪先部
5 開口した甲前部
6 砂除け
61 バンド挿通部
62 ベルト
7 留具
71 固定部
72 ヒンジ部
73 可動部
74 係止受部
75 回動端
76 折り返し係止部
77 係止片
78 突起
79 係止手段
8 緊締バンド
81 基端部
82 終端部
83 面ファスナー
84 進入口、戻し口
Claims (3)
- 足の出し入れ部と連なって開口している甲前部を有する甲皮を、開口した甲前部の第1趾側と第5趾側との間に架け渡した緊締バンドで緊締する靴であって、
甲皮の第5趾側部分に、固定部とヒンジ部を介して固定部に連なる可動部とからなる開閉自在の留具が、甲前部側へヒンジ部を向けて固定部にて取り付けられており、
前記可動部には、ヒンジ部に平行で互いが縦に並んだ進入口と戻し口とを形成することで両者間に折り返し係止部が形成されており、
緊締バンドの基端部が、甲皮の第1趾側部分に取り付けられており、
緊締バンドは、進入口から入り、戻し口から出る形態で折り返し係止部にて折り返されるとともに、終端部が緊締バンド自体または甲皮の第1趾側部分に位置調整可能に取り付けられることを特徴とする履き脱ぎ容易な靴。 - 前記靴において、開口した甲前部を塞ぐように配された砂除けを緊締バンドと連結したことを特徴とする請求項1に記載の履き脱ぎ容易な靴。
- 前記靴において、砂除けと緊締バンドとが緊密に連結されることで、留具の可動部が開状態となると砂除けも連動されて持ち上がることを特徴とする請求項2に記載の履き脱ぎ容易な靴。
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