JP2006122204A - 歯科用切削器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 歯科用切削器具(ファイル、リーマ等)に回動自在な環状体(サルカン)を介してホルダー端子、コードを連結しているので、ホルダー端子、コードが絡まることなく歯科用切削器具の操作が極めて容易になる。
【解決手段】 針部2と、該針部2の一端に形成された刃部3と、前記針部2の他端に形成された柄部4とからなる歯科用切削器具1において、前記柄部4の近傍に前記針部2の他端を延出して形成して第1環状体5を形成し、該第1環状体5に第2環状体6を回動自在に連結して歯科用切削器具を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、歯科用切削器具、とくに歯の根管長測定に用いられるファイル及びリーマに関する。
歯内療法において歯の根管治療で困難な点は、根尖周囲組織を損傷せずに根尖孔位置まで確実に根管の拡大、清掃を行い、根管内に充填剤(ガッターパーチャー)を充填することである。歯科治療中に根尖孔位置を越えて歯科用切削器であるファイル、リーマ、ブローチ等で根尖周囲組織を傷つけ、刺激することは好ましくない。
このため根尖歯周囲組織への刺激等による感染を恐れて、当該歯科用切削器の根管内への挿入が不十分となったり、また、根尖部根管に清掃・消毒されていない空隙を残すことになる。そこで、根管治療を正しく行うために、治療前に予め根管の正確な長さ(「根管長」:象牙質・セメント質境界部と歯冠側の基準点との間の長さ、「作業長」ともいう)を知っておく必要がある。
そこで、従来、手用切削器具(ファイル等)を用いて根管長を電気的に測定する方法が採用されていた。
すなわち、従来の根管長の測定方法では、まず、図4に示すような、例えば、手用切削器具として、歯科用根管Hファイル1aを用いる。このファイル1aは、図4に示すように、針部2aと、この針部2aに一端に形成された刃部3aと、針部2aの他端に形成された柄部4aと、針部2aの柄部4a近傍に嵌着された環状のラバーストッパー9aとからなる。例えば、JIS(T5212)によると、針部2aの全長は21mm〜31mm、刃部3aの長さは最小16mm、刃部3aの先端の直径は0.10〜1.40mm、刃部3aの垂直横断面形状は、ともえ形であって、その材料としては、硬鋼線材、ピアノ線、ステンレス鋼線、ばね用ステンレス鋼線が用いられるようになっている。
そして、図5に示すように、歯牙Tの歯根R内に、上述したファイル1aを挿入してファイル1aが根尖孔rに達した時に、ラバーストッパー9aまでの長さを計測することにより、リアルタイムで市販の根尖孔位置検出装置を用いて根管長Lを測定する。
ここで、図7に示す根尖孔位置検出装置M(例えば、株式会社モリタ製作所の“根管長測定モジュール(DENTA PORT))のファイルホルダー10の把持部10a(図6参照)で手用切削器具(ファイル、リーマ等)1aの針部2aを把持して根管長Lの測定を行う。
この検出装置Mは、図7に示すように、ルートZXモジュール12からなり、このモジュール12は、液晶ディスプレイ13、POWERスイッチ14、MODEスイッチ15、SELECTスイッチ16、SETスイッチ17とからなり、ファイルホルダー10は、プローブコード11を介してルートZXモジュール12に接続され、また、このプローブコード11には、二又状に対極、排唾管用クリップ(図示せず)を接続するコード18が接続、さらにホルダー端子、コードを介して検出装置Mに導通している。
そして、図6に示すように、このように構成された根尖孔位置検出装置Mのファイルホルダー10にファイル1aを把持させた後、ファイル2aを歯根R内に挿入する。そして、ファイル2aの先端が根尖孔位置rに達したことをラバーストッパー9aまでの長さを計測することにより、検出装置Mで電気的に検知し、モジュール12の液晶ディスプレイ13の表示により根管長Lを検出(測定)する。
しかしながら、従来の根管長位置検出装置Mにおいては、図6に示すように、ファイルホルダー10の把持部10aでファイル8aの針部2aを把持しているため、ファイル1aの柄部4aを指先で握って微妙な回転・上下移動をファイル1aに与えてファイル1aの位置の調整を行うことは、極めて困難であった。
また、ファイルホルダー10を介してホルダー端子、コードをファイル1aの針部2aに保持しているため、ファイル1aにホルダー端子が絡まり、また、歯との間隙が狭くなりホルダー端子、コード等が作業の邪魔になっていた。
特開平10−155818号公報
本発明が解決しようとする問題点は、ファイル、リーマ等の歯科用切削器具において、これらの歯科用切削器具を指先において自由に操作(回転・上下移動)して微妙な位置調整等ができない点にある。
本発明は、針部と、該針部の一端に形成された刃部と、前記針部の他端に形成された柄部とからなる歯科用切削器具において、前記柄部の近傍に前記針部の他端を延出して曲成して第1環状体を形成し、該第1環状体に第2環状体を回動自在に連結したことを特徴とする歯科用切削器具に関する。
歯科用切削器具(ファイルあるいはリーマ)に回動自在な環状体(サルカン)を介してホルダー端子、コードを連結しているので、ホルダー端子、コードが絡まることなくファイルの操作が極めて容易になる。また、ファイルホルダーが不要となる。
〔実施例〕
図1は、本発明の歯科用切削器具1、例えば根管ファイル、の正面図であって、この根管ファイルは、根尖孔位置検出装置(図6参照)による歯の根管長(図4に示すL)の測定に用いられる。
この根管ファイル1は、図1に示すように、硬鋼線材、ピアノ線、ステンレス鋼線、ばね用ステンレス鋼線等からなる直径0.42mm〜1.72mm、長さ21mm〜31mm程度の針部2と、この針部2の一端に形成され、垂直横断面がともえ形の刃部3と、針部2の他端に装着した直径が約3mm、長さが約10mm程度のプラスチック製の柄部4(必要に応じてこの柄部4の直径を、例えば10mm程度の大径としてもよい)と、この柄部4の先端から延出し曲成した金属製の針部2と一体のサルカン装着リング5(第1環状体)と、針部2の柄部4近傍に嵌着された環状のラバーストッパー9と、から構成されている。サルカン装着リング5を除く部分は、例えば、JIS(T5212)として規格品として市販されているので、容易かつ原価で入手できる。そこで市販品の根管ファイルあるいはリーマを入手して、針部2の他端を曲成してサルカン装着リング5を形成し、サルカン装着リング5の近傍に柄部4を、例えば、射出成形等により一体に装着して、本発明の歯科用切削器具(例えば、根管ファイルあるいはリーマ)を構成する。
そして、本発明の歯科用切削器具1を根管長の測定に用いる場合には、その柄部4の近傍に形成したサルカン装着用リング5に市販の回動自在な第2環状体〔通称サルカン(猿環:自在に回転する金物の環:パワースイベルの商品名で市販されている)〕6の一方のリング6aを回動自在に引掛け、他方のリング6bにホルダー端子7、コード8を連結して、図7に示すような根尖孔位置検出装置Mに電気的に接続する。ここで、サルカン6は、ファイルの刃部3と一体のサルカン装着リング5を介して電気的に導通している。
本発明の歯科用切削器具1を用いて根管長Lを測定する場合には、例えば根管ファイル1を、図4に示すように、歯牙Tの根管R内に挿入して根管Rの切削を行いながら、柄部4を指先で直接把持して1/3〜1/4回転させるとともに上下方向に微細な移動をさせる。
ファイル1の先端が図4に示す根尖孔rに達すると、患者の口角部に掛けた対極(図示なし)を介して生体内を電流が導通し、この位置が電気的に検知されて、根尖孔位置検出装置Mの液晶ディスプレイ13に表示され、この表示は象牙質・セメント質境にファイルが到達していることを示すものであり、歯冠側にマークしたラバーストッパー9までの長さを計測することにより作業長の決定がなされる。とくに、この根管長Lは、根管内に挿入したファイルの先が歯根膜腔(根尖孔)に達すると、先の、歯の種類に関係なく「ファイルと口腔粘膜との間の電気抵抗値は、ほぼ一定の値を示す」という原理を応用して測定されるようになっている。
そして、このようにして正確に測定された根管長Lに基づいて、根管拡大を行い根管が清掃された後、根管充填材(剤)により根管充填が行われる。
歯科用の手用切削器具(ファイル、リーマ等)の先端に第1環状体を形成し、この第1環状体に第2環状体を連結してあるので、根管長測定等広く歯科治療に適用できる。
本発明の歯科用切削器具の一実施例である歯科用根管Hファイルの正面図である。 図1に示した歯科用根管Hファイルのサルカン装着リング(第1環状体)にサルカン(第2環状体)を取付け、さらにホルダー端とコードを連結した正面図である。 本発明の歯科用根管Hファイルのサルカン装着リングに装着するサルカンの正面図である。 従来の歯科用根管Hファイルの正面図である。 図3に示したファイルを用いて根管長を測定する要領を示す概略図である。 図3に示したファイルを根尖孔位置検出装置のファイルホルダーに把持した状態を示す正面図である。 市販の根尖孔位置検出装置(例えば、根管長測定モジュール)の構成図である。
符号の説明
1 歯科用切削器具(歯科用根管ファイル)
2 針部
3 刃部
4 柄部
5 第1環状体(サルカン装着リング)
6 第2環状体(サルカン)
7 ホルダー端子
8 コード
9 ラバーストッパー

Claims (7)

  1. 針部と、該針部の一端に形成された刃部と、前記針部の他端に形成された柄部とからなる歯科用切削器具において、前記柄部の近傍に前記針部の他端を延出して曲成して第1環状体を形成し、該第1環状体に第2環状体を回動自在に連結したことを特徴とする歯科用切削器具。
  2. 前記第2環状体にホルダー端子を連結し、さらに該ホルダー端子にコードを連結した請求項1に記載の歯科用切削器具。
  3. 前記針部に、ストッパーを嵌着した請求項1に記載の歯科用切削器具。
  4. 前記歯科用切削器具が、根管ファイルである請求項1に記載の歯科用切削器具。
  5. 前記歯科用切削器具が、根管リーマである請求項1に記載の歯科用切削器具。
  6. 前記歯科用切削器具が、根管長の測定に用いられる請求項1に記載の歯科用切削器具。
  7. 前記回動自在な第2環状体が、サルカンである請求項1に記載の歯科用切削器具。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013063171A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Shohei Yui 歯科用針状治療器具
CN104259572A (zh) * 2014-08-18 2015-01-07 吴小江 具有挂环的锉刀

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